2000年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン 第3戦セントラルパークMINEサーキット 5月21日(日曜日) 決勝レース 昨日のトラブルから気分を切り替えて迎えたレースデーの朝、フリー走行は順 調に周回をこなすことができた。セッティングの糸口も見つかりチームのムー ドは明るい。順位はゼッケンと同じ14位だがトップ差1.2秒は大きな前進であ る。 1時40分にレーススタート前のパレードを他のドライバーと共にこなしたシゲ カズ選手はいよいよ本番に備える。 タイムスケジュール通り2時30分に始まったフォーメーションラップは数台の 車輛がストールしたため、10分後に再度開始され、2時44分決勝のスタートが きられた。 オープニングラップでアクシデントもあり、1周目を10位で戻ったシゲカズ選 手は、5周目からタイムアップを1分18秒台に上げて、ポジションを9位とする。 6周目から9周目までを8位で走行するシゲカズ選手は徐々にトップから離され この時点でトップ差16.2秒。10周目には再度9位となり、トップからもじりじ りと引き離されて19周目で32.6秒の差となった。このころからタイヤ交換をす るクルマが多くなり、23周目には6位を走行。シゲカズ選手本人も25周目に9.4 秒の停車でタイヤ交換をして11位でコース復帰。26周目にはこの日ベストとな る1分18秒3を記録した。その後はトップ差が広がる中、18秒台で順調に走行を 続ける。タイヤ交換が落ち着いたところで順位は8位。トラブル続きだったこの MINE戦を考えるとなかなか調子が良い、と思った矢先の41周目、ミッショ ンにトラブルが発生した14号車はピット出口の先で停止をして止めてしまった。 非常に残念ではあるが次の課題が見えた第3戦であった。 由良監督:昨日までの流れの悪さを払拭できる1日になるかと思えましたが最 後にまた病気が出てしまいました。レースはスタートからの流れも良く運が良 ければ入賞も、と思っていたぐらいです。山西とのアウトラップでの攻防はな かなか楽しめました。 次はきちっとレースが組み立てられるようマシンの分析からやり直します。 シゲカズ選手:今日の朝30分しかセッティングの時間が無く、煮詰めきれな かった。チームはウォームアップの時間を含めて仕上げてくれたが、クラッチ の状態が良くなかったが、1周目1~2コーナーで数台抜くことができ、混乱も 避けることができた。山西選手が前に居たため、タイヤ交換後のアウトラップ で飛ばして結果的に彼の前に出ることが出来た。トラブルの原因究明はこれか らチームがやってくれると思います。 情報提供:ムーンクラフト株式会社 ** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **