Japanese F3

JF3:第1,2戦鈴鹿 TDPドライバー 国本雄資が開幕2連勝で鈴鹿を制覇 (TOYOTA)

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第2戦はトヨタ勢が表彰台を独占した

 全日本F3選手権の第1大会(第1戦、第2戦)が4月17日(土)と18日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。

 今季の同シリーズには、CクラスにTOM'S TOYOTA 1AZ-FEエンジン搭載車両が4台出場、Nクラスは参戦車両11台全てがTOM'S TOYOTA 3S-GEエンジンを使用している。

 17日(土)午前9時45分より、10分間のインターバルを挟んで15分ずつ、第1戦、第2戦の予選が行われた。第1戦は、TDPドライバーの国本雄資(PETRONAS TEAM TOM'S)と嵯峨宏紀(DENSO Team Le Beausset)の2台がコースレコードを更新する1分53秒台でのタイム合戦を展開。

 終盤、国本が僅か0.04秒差で嵯峨のタイムを上回り、ポールポジションを獲得。2番手に嵯峨となった。昨年までドイツF3を戦い、今季より全日本F3に参戦するブラジル人ドライバー、ラファエル・スズキ(PETRONAS TEAM TOM'S)は4番手につけた。

 第2戦の予選も、更にコースレコードを更新するペースで戦われ、嵯峨が自身初となるポールポジションを獲得。国本が2番手。スズキが4番手となった。

 Nクラスでは第1戦、第2戦共に小林崇志(HFDP RACING)がポールポジションを獲得。今季よりFCJからNクラスにステップアップを果たしたTDPドライバーの蒲生尚弥(TOM'S SPIRIT)は、第1戦クラス4番手、第2戦はクラス7番手となった。

 午後3時50分に第1戦の決勝レース(12周)がスタート。上位勢はグリッド通り順当なスタートを切り、ポールポジションの国本は首位の座をキープ。2位の嵯峨との差を序盤から広げると、独走状態となった。

 嵯峨は国本を追い、終盤にはその差を若干縮めたが、追いつくまでには至らず。国本が開幕戦をポール・トゥ・ウィンで飾った。嵯峨は自己最高位となる2位表彰台を獲得。スズキは全日本F3初レースを4位で終えた。

 Nクラスでは小林がポール・トゥ・ウィンで初優勝。4番手スタートの蒲生は1周目にコースオフしてスピン。9位まで順位を落としたがその後追い上げ、クラス6位でフィニッシュした。

 18日(日)午前9時50分から第2戦決勝レース(17周)が開始された。スタートではポールポジションの嵯峨が順位をキープし、国本が追随。4番手スタートのスズキがスタートで一つポジションを上げ、3位に浮上した。

 1周目はトップを守って戻ってきた嵯峨だったが、国本が猛追を見せ、2周目の130Rで嵯峨をパス。首位に立った国本は圧倒的な速さで後続との差を広げていった。

 その後は順位の変動はなく、大差を付けて国本がトップチェッカー。開幕から2戦連続勝利を挙げた。嵯峨も2戦連続の2位。3位にはスズキが入り、初の表彰台獲得。第2戦はトヨタ勢が表彰台を独占する結果となった。

 Nクラスでは再び小林がポールポジションから首位を逃げ、2戦連続のポール・トゥ・ウィン。7番手からスタートを切った蒲生は、激しいバトルの中で着実にポジションを上げ、3位でフィニッシュ。初表彰台を獲得した。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社


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