スーパーGT第7戦「もてぎGT300kmレース」の決勝前フリー走行が9月14日朝に行われたが、ここでも#3YellowHat
YMS TOMICA GT-R(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝組)がトップタイムを記録、決勝に向けて準備は万全のようだ。
タイムは1分46秒236と2番手の#1ARTA NSXにコンマ4秒の差をつけた。
GT300クラスは無念の車検落ちで最後尾グリッドとなった#19ウェッズスポーツIS350(織戸学/阿部翼組)が1分56秒043と2番手をコンマ8秒引き離し、
決勝での巻き返しが大いに期待される。
決勝日を迎えたツインリンクもてぎは早朝から小雨が降り始めたが長くは続かず、 フリー走行の始まる午前9時45分には綺麗に晴れ上がった。午後の降水確率は50%と決勝への影響が心配されるが、 フリー走行は完全なドライコンディションの下、全車スリックでの走行となった。
最初にタイムを出してきたのは前回優勝の#12カルソニックGT-Rの松田次生。
しかしすぐに他のドライバーが相次いで松田のタイムを上回り、12号車はあっという間に8番手に。
トップに立ったのはポールシッターのイエローハットGT-R。
結局ここでクインタレッリの出した1分46秒236がこのセッションのトップタイムとなった。
2番手には最初#36ペトロナスSCがつけていたが、開始10分過ぎにラルフ・ファーマンが1分47秒177を記録、ARTA
NSXが2番手に浮上した。
予選ではセッション3に駒を進められなかった#100レイブリックNSXも開始15分で井出有治が1分47秒211を記録して4番手につけた。
レクサスSC430の最上位は#6エネオスの3番手だ。
GT300クラスはウェッズスポーツISがここでも奮闘。織戸が1分56秒043とダントツのタイムをセッション半ばに出してきた。
決勝は最後尾グリッドとなる19号車だが、ここからどこまで追い上げることが出来るか大いに注目だ。
予選トップの#26ユンケルポルシェは2番手。1分56秒871と19号車に大差をつけられてはいるが、
決勝で最後まで逃げ切ることができれば、昨年に続いてのもてぎ2連勝が待っている。
第7戦決勝は午後2時より、63周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro
TAKESHITA