2004全日本GT選手権 第3戦 「ジャパンGTチャンピオンシップ マレーシア 」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■開催月日:2004年6月18-19日 ■開催場所:セパンサーキット ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇ クスコスバルADVANインプレッサ 一時3位を走るもアクシデントに見舞われ18位に JGTC第3戦は6月18~19日マレーシアのセパン・サーキットで開催され、小林且雄/ 谷川達也組の#77クスコスバルADVANインプレッサは、終盤8位走行中他車に接触さ れコースアウトを喫し、18位でチェッカーとなった。 18日の予選、11時45分からの予選1回目はウェットコンディションとなった。クス コスバルADVANインプレッサは、今回2ランクの性能引き上げが行われたために、上 位のポジションが狙えるものと期待がかかっていた。しかしエンジンの補器類のト ラブルもあり思うようにタイムが上がらず、24台中18位で予選1回目を終えた。 17時から始まった予選2回目、谷川は駆動系のトラブルが発生したために、何とか 基準タイムをマーク(17位)した直後にピットイン。 そのまま車両はピットガレージに入れられた。このセッションで小林は走行するこ とができず、基準タイムをクリアできなかった。決勝レースに出走できるかどうか は、翌日のフリー走行でのタイムで判断されることになったが、このセッションで もミッションなどにマイナートラブルが発生。しかし2分15秒台のタイムをマーク したこともあり、決勝への出走が認められることになった。 19日はこのレースウィークで最も暑さを感じる日となった。暑さを避けるために決 勝のスタート時間は17時に予定されていたが、気温は32℃、路面温度も44℃。それ でも地元の2万5000人近い熱心なファンがサーキットに集まった。 決勝レースはやや遅れて17時20分にスタート。#77インプレッサのスタートドライ バーは谷川で、22番目のグリッドからいきなり11台をかわし11位で1周目のメイン ストレートに戻ってきた。なおも5周目に10位、16周目に9位、17周目に8位、さら に早めにピットインする車両が出てくるとポジションが上がり、28周目にピットイ ンする際には3位にまでポジションアップしてスタンドを沸かせた。 小林は9位でコースに復帰。そして安定した走りを見せ今季初入賞を目前にした45 周目の7ターン(高速S字の次の通称“デグナー”と呼ばれる右コーナー)で、他 車両に接触されサンドトラップにコースアウトを喫してしまった。小林はオフィシャ ルの助けを借りて何とかコースへ復帰したが、既にポジションを大きく落としてお りクラストップから3周遅れの18位でチェッカーを受けた。 ポイント獲得こそ次回以降となったが、これで3戦連続の完走。しかも決勝中に車 両のトラブルは起きなかった。第4戦十勝(7月17~18日)での活躍を期待したい。 ■決勝結果:GT300クラス Pos.No.Driver Car Name Time/Diff 1 #7 山路慎一/井入宏之 雨宮アスパラドリンクRX7 1:55'33.427 2 #16 山野哲也/八木宏之 M-TEC NSX 1Lap 3 #5 玉中哲二/三船 剛 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R 1Lap 4 #30 佐々木孝太/後藤 聡 RECKLESS MR-S 1Lap 5 #10 田中哲也/余郷 敦 JIM Gainer アドバンF360 1Lap 6 #81 柳田真孝/尾本直史 シーウエストダイシンアドバンZ 1Lap 7 #80 木下みつひろ/星野一樹 エンドレスダイシンアドバンZ 1Lap 8 #52 竹内浩典/西澤誠剛 プロジェクトμ太陽石油セリカ 1Lap 9 #11 松田秀士/菅 一乗 JIM RodeoDriveアドバンF360 1Lap 10 #26 山岸 大/浅井亮博 エンドレスタイサンADVAN GT3R 1Lap 18 #77 小林且雄/谷川達也 クスコスバルADVANインプレッサ 3Laps ◆スバルモータースポーツの詳細は、[スバルモータースポーツマガジン]をご覧下さい。