岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われている2025オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」の公式練習。GT300クラスは61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がトップタイム。ここをホームコースとする6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メルヒ・ムンタン)も2番手と好調な滑り出しを見せた。
公式テストとは正反対のコンディションで行われた今回の公式練習。序盤のトップは新田守男(K-tunes RC F GT3)で1分26秒348を6周目に記録したが、開始から12分が経過したところで菅波冬悟(LEON PYRAMID AMG)が上回ってきた。タイム1分26秒131(7周目)だ。
さらにケイ・コッツォリーノ(PONOS FERRARI 296)が1分26秒102を6周目に記録する。45号車は今週になって第2ドライバーをリル・ワドゥから篠原拓朗に変更するとの発表を行っている。
続いて山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分25秒208を自身の6周目に叩き出し、一気にトップに躍り出た。この時点で残り時間はようやく90分を切ったところだったが、結局専有走行終了までこのタイムを更新するチームは61号車を含めて1台もなく、これが公式練習のトップタイムとなる。
2番手はこの岡山をホームコースとする6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メルヒ・ムンタン)。片山が混走の7周目に1分25秒259を記録している。
混走の7周目に1分25秒427を記録した26号車ANEST IWATA RC F GT3(イゴール・オオムラ・フラガ/安田裕信)が3番手に続いた。
公式練習は混走、専有走行ともに大きなクラッシュや赤旗中断もなく順調に進行し、予定時刻通りに終了した。
公式予選はこのあと午後2時よりノックアウト方式で行われる。こちらもGT500と同様に Q2の出走枠が緩和され、上位18台がQ2に進出できることになった。またGT300クラスにおいてはポイントシステムも今シーズンから上位15台に付与されるほか、年間ポイントの合計は上位7戦分の有効ポイント制に変更されている。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum