スーパー耐久

第4戦オートポリス決勝 ST-Xクラス優勝・平木湧也「みんなで力を合わせればできる」

 予選総合5位からスタートしたHELM MOTORSPORTS GTR GT3(鳥羽豊/平木湧也/平木玲次)は、スタートドライバーの鳥羽が6位をキープ。30周目に湧也に交代すると2位まで浮上する。88周目交代した玲次がペナルティーを受けるもののポジションをキープすると、103周目にST-Xクラスの先陣を切って、最終ドライバーの湧也に交代。湧也は雨の中、近藤翼(D'station Vantage GT3)との抜きつ抜かれつの激しい優勝争いを演じるも、惜しくも2位でゴール。しかし、近藤にペナルティーが科され、HELM MOTORSPORTSが繰り上がり今季2勝目を飾った。

 レース後、チームを代表して平木湧也に話を聞いた。

 ――ピット入り口のホワイトラインカットペナルティー

 「1回目のFCYがすごく得で、2回目もFCYが出そうだったので、ぼくが走ってたときに『ピット! ピット! ピット!』って言われて、無理矢理入ったらちょっと白線をさわっちゃったみたいです。FCYも出ないし、損しかしなかったです。その中でもベストは尽くせました」

 ――ウエット(レイン)タイヤへの交換

 「すぐにレインに替えたかったんですが、チームがまだまだというので、結局、抜かれたタイミングで替えました。後ろとの距離を考えたら、そのままスリックで走ってゴールでも良かったんですが、ここで優勝するためにチャレンジしようということでレインにしました」

 ――近藤翼とのバトル

 「雨は得意じゃないんですが、その中でも、もうちょっと押さえられたかなと思います。レインに交換後、1周目にかなりプッシュしてしまって、左のリアタイヤにブリスターができ、ペースが上がらなくなって余裕だと思ってたんですが、つらかったです」

 ――相手の黄旗追い越しペナルティー

 「FCYが出る前にクラッシュしていて、ぼくは詰まっていましたが、近藤くんがびゅーっと抜かしていったので、あれ、これいいのかなあみたいな感じでした。ペナルティーは多分出るだろうと思っていてました」

 ――終了直前に一時トップに立った

 「バトル中にFCYが入って、FCYのボタンを押して解除するのを待つとラグが1.5秒くらいあるので、解除しておいてタイミングを見て足で合わせて、狙っていたという感じです。でもペースが上がらないので、その1周でゴールだったら良かったんですが、もう1周行ったので難しかったです。最後ちょっと当たりました」

 ――4戦中2勝

 「ST-Xクラスに上がって4大会目で2勝目です。チームはまだミスは出るんですが、いい方向に来ているので、後半戦はチャンピオンシップも見えてくると思います」

 ――次戦のもてぎ大会に向けて

 「次はもてぎで地元なので、重くなりますが、がんばりたいと思います。始めたばかりですが、みんなで力を合わせればできるという実感はあります」

Text: Yoshinori OHNISHI


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