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もてぎ・菅生S-FJ選手権

S-FJ:第6戦SUGO 新潟国際自動車大学校モータースポーツ科の挑戦

磐上隼斗(新潟国際自動車ワコーズED KKS) 小林雄太(新潟国際自動車ワコーズED KKS)

 10月10日(日)にスポーツランド菅生で開催された2021年もてぎ・菅生スーパーFJ選手権シリーズ選手権最終第6戦に、学生によるチームが参戦した。

 新潟市にある自動車関連の専門学校である「新潟国際自動車大学校」のモータースポーツ科は、自動車整備に加えてカートやツーリングカー、入門フォーミュラでのドライビングやメンテンンスの授業を行っており、後期授業の一環として、生徒によるスーパーFJレースへの出場を今回行った。

 レースチームは、生徒のみで構成され、教師は現場での直接サポートは行わず、学生たちがメカニック、ドライバー、チームの運営までを行うとの事。

 これまで校内のコースや近所のミニサーキットなどで実習を行いドライビングやメンテナンスの習熟を図ってきたという。

 今回のエントリーは2台。34号車と38号車、マシンは同じMYSTのKKSである。レース前日の練習走行の前にチームを代表してメカニックの2年生、酒井君に話を聞いた。

 --全員学生によるチームだと聞いたが?

 酒井「チームはメカニックもドライバーも全て生徒で構成されていて、先生は基本現地には来なくて、何かあったら連絡を取って指示を仰ぎます。あとは隣のピットの『アルビレックスレーシングチーム』の方がサポートをしてくれます」

 --昨日までの練習走行での感触は?

 「ドライバーがクルマもコースも初めてなので、慣れの問題もあって、1分35秒とか34秒というタイムで走っています。今日の午後の走行はこの天気(雨)なのでタイムは期待できませんので、晴れてくれればいいと思います。ウエット路面の経験はないです。このまま雨ならウエットでの走行をクルマもドライバーも初めて経験することになります。前日までの練習では、34号車は調子がよいが、38号車は挙動が掴みづらいようです」

 --ドライバーは交代で参戦?

 「ひとり1台ずつ割り当てています(34号車・磐上選手、38号車・小林選手)。上期にクルマを学んで、あとは学校の近くのミニサーキットで走らせてシフトなどを練習し、後期にレースを実践します。レースへの参加は今回と11月の富士スピードウェイの大会を予定していて、ドライバーやメカニックはどちらも同じ体制になります」

 --マシンセッティングはどうしている?

 「学校にいる間に先生に指導を受けてセットアップして持ち込んでいるので、現地に来てからセッティングの変更は基本行わない。慣れる方が先決という感じです」

 午後2時20分から開始された練習走行は残念ながら雨となり、レインコンデションの習熟を行うこととなった。しかしながら早々に34号車の磐上選手がスピンしてしまい赤旗の原因に。38号車の小林選手は順調に周回を重ねるがその後も他のマシンのコースアウトで赤旗となり、7周程度しか走ることはできなかった。これもまたレースである。

 回収されて来た34号車はフロントウイングがかなり破損しており、チームはさっそく修理に取りかかる。ドライバーの磐上選手によるとコースアウトから復帰する際に縁石に当ててしまって破損したとのこと。

 フロントウイング本体は損傷が大きくてそっくり交換。翼端のプレートは無事なのでそのまま利用するとの事。また、グラベルに出てしまったマシンは砂利を抱え込んでいるのでその清掃も必要になる。フロントウイングの修理を行う者と清掃やその他の箇所のメンテナンスを行う者に手分けしての作業は。筆者がサーキットを後にした5時半過ぎになってもまだ続けられていた。

新潟国際自動車 #1 新潟国際自動車 #2 新潟国際自動車 #3 新潟国際自動車 #4

■レース当日

・予選

 レース当日は酒井君が期待していた好天気。朝9時に筆者がサーキットに来た時にには、34号車はきれいに修復され、38号車共々カウルを磨かれ準備万端になっていた。

 10時35分に15分間の予選開始。19台のマシンが出場する。路面はところどころウエットパッチがあるが、レコードラインはほぼ乾いておりスリックタイヤで行けるコンデション。34号車、38号車もスリックタイヤでコースイン。

 ウオームアップを終えて各車徐々にタイムを上げ始める。5分経過時点でトップは早くも1分31秒台。34号車38号車はまだ40秒が切れないが、そこから次第にタイムを上げて行く。順位も最下位を脱し、16位前後に上がってきている。

 その後も2台は順調に周回を重ねて、セッション終盤に38号車・小林選手が1分33秒809で16位、34号車・磐上選手が1分33秒817で17位のタイムをマークした。その差僅かに0.008秒。マシンの性能とドライバーの技量が拮抗している事を証明した。

ドライバーのコメント

34号車・磐上選手 17位
 「初めての予選だったので、後ろから速いマシンがバンバン来るかなと思って、速い人が来たら後ろから追いついて行こうと思っていたのですが、中々捕まえられなかった。あと前でスピンしているクルマがいたりで、クリアラップが全然取れなかった。その中でも(きちんと)走れたのでよかったです」
38号車・小林選手 16位
 「32秒台を目標に走っていたのですが・・。1本目の走行にしてはいい感じで走れたので、自分としては満足しています。初めてのレースなのでクルマはいじらず、自分がクルマに合わせる方向で走ります」

・決勝

磐上隼斗(新潟国際自動車ワコーズED KKS) 小林雄太(新潟国際自動車ワコーズED KKS)

 12周で行われる決勝は午後3時35分開始予定。本日の最終レースで5時間近いインターバルがあるが、メカニックはマシンの整備に余念がなく、ドライバーは予選での走りを見直すなど時間はあっという間に過ぎて行く。

 予定より5分遅れて3時40分にコースイン。他のマシンに混じって34号車、38号車もグリッドに向かう。

 ダミーグリッドに着いたマシンをメカニックやメンバーが取り囲み最後の点検、ドライバーの激励を行い3分前になるとグリッドから退去。ドライバーが孤独と向き合う時間が流れる。

 フォーメーションラップを終えてグリッドに戻りレーススタート。38号車小林選手はポジションキープでスタートしたが34号車磐上選手はベテラン2台に抜かれて順位を落とし19位で第1セクターを通過。そのままの順位で1周目を終えた。小林選手は前のマシンを1秒程度の差で追い上げている。

 2台は順調に走行を重ねて行ったが、7周目の第2コーナーで小林選手がスピン、アウト側のグラベルに入ってしまい脱出不可能に。ここで小林選手のレースは終了、レースはセーフティカーランになりその間に38号車はオフィシャルの手で撤去され、レースは10周目から再開。残りは3周。

 34号車磐上選手は初体験のリスタートをソツなくこなし、前を行く9号車を1秒未満の差で追い、ファイナルラップは1分34秒616の自己ベストタイムをマークして、前と僅か0.225秒の差でフィニッシュした。

小林雄太と磐上隼斗 コースアウトした小林雄太

ドライバーのコメント

34号車・磐上選手 18位
 「(初レースの感想は?)結果がスタボロで、自分の中では(100点満点で)10点とか0点のレベルです。それでも最後まで走ってレースの流れや、スタート、セーフティカーランまで体験できて、収穫は多かったと感じています。自分の走りや結果(最下位)は納得できなかったです。前を抜くチャンスも山ほどあったのにそれを活かせなかったのが悔しいです」
38号車・小林選手 リタイヤ
 「第2コーナーでスピンしてしまいました。自分の前のマシンがだいぶペースを乱していて、これはイケると気持ちが先走って、ちょっと(コーナー進入で)突っ込み過ぎました。第1コーナー第2コーナーと向うが姿勢を乱しているのを見てしまって、それにつられてアウトにはらんで縁石に乗ってしまいスピンしました。そこまでは順調で、今まで一番クルマの動きが分かり、(姿勢の)曲げ方とかが分かったので前の集団について行けましたが、それもあって先走ってしまったかも。マシンのダメージはないですが、メンタルはかなりやられました(笑)。完走できなかっただけに、メカの人には申し訳ないです」

磐上隼斗(新潟国際自動車大学校) 小林雄太(新潟国際自動車大学校)

 学生ドライバー、メカニックのレース挑戦は いささかほろ苦い部分もあったようだが貴重な経験を積めたことで、皆充実した表情で撤収作業を行っていた。

 次のレース出場は11月20日の富士スピードウェイとの事で、菅生とはまた違った高速サーキットを楽しんでもらいたいものである。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA


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