全日本F3選手権は開幕前のテストを5日、6日の両日にわたって鈴鹿サーキットで行った。3セッションを行い、宮田莉朋(カローラ中京Kuo TEAM TOM'S)がトップタイムを記録した。
テストは5日がスーパーフォーミュラのセッションの間に1回。2回目と3回目は6日の午前と午後に行われた。参加ドライバーは11人と少なかったが、昨年暮れのテストにも参加したサッシャ・フェネストラズがB-Max Racing with motoparkから、新たにシャルル・ミレッシがOIRC team YTBから、エナム・アーメドがTHREEBOND RACINGからと有力外国人ドライバーも加わった。
3回行われたセッションで全ドライバーとも6日の午前の2回目にベストタイムを記録した。トップタイムを記録したのはコースレコードの1分50秒999を上回る1分50秒773をマークした宮田莉朋(カローラ中京Kuo TEAM TOM'S)。宮田は全セッショントップでテストを終えており、今シーズンは彼を中心にシリーズが展開しそうだ。
2位にはやはりコースレコードを上回るタイムでサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark)が、3位にはシャルル・ミレッシ(OIRC team YTB)が付け、この2人が今年のF3を盛り上げてくれそうだ。
4位には初参戦の昨年途中から力を付けてきた河野駿佑(RS FINE)が、5位にはルーキーの小高一斗(カローラ中京Kuo TEAM TOM'S)が、6位には着実に力を付けつつある片山義章(OIRC team YTB)が続いた。
全日本F3選手権は4月20日にここ鈴鹿サーキットで開幕戦が行われる。日本人選手対外国人選手の覇権争いに注目したい。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum