スーパー耐久

S耐:第2戦SUGO 大野尊久/チャールズ・カキン/梅本淳一組は惜しくも2位 (J‘S RACING)

 開幕戦をポール・トゥ・ウィンの完全勝利で終え、連勝を目指すべく第2戦のSUGOに挑みました。

 今回はBドライバーにチャールズ・カキン選手を起用。世界最高のツーリングカーレースWTCCに参戦していたドライバーです。チャールズ・カキン選手を迎え、2連勝を目指すべく第2戦のSUGOに挑みました。

 以下、Aドライバー大野選手のレポートとなります。

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 今回も木曜日午前セッションからのスタートです。足回りの基本セッティングはもてぎとほぼ同じ仕様ですが、さらに良い方向を探すべくセットを煮詰めていきます。

 週末は天気も良く夏のような暑さになり、レース本番でもタイヤには厳しい戦いになることが予想されました。しっかりとブレーキングで止めてから加速するコーナーが多いもてぎと比べ、旋廻させるブレーキを必要とする高速寄りサーキットSUGO。サスペンションを中心にセッティングを煮詰めていきました。

 また、昨年はトラブルで4位と言う結果に終わっているだけに、今回はマシンチェックも入念に行われました。

 今回はWTCC(世界ツーリングカー選手権)にフル参戦経験のあるチャールズ選手を迎えての参戦となりました。 世界のトップカテゴリーを戦ってきた彼は、初めてのSUGOにも臆する事無く素晴らしいタイムを刻み、LAPタイムも安定しています。セッティングの方向もとても良く、「コーナーリングが安定していてとても楽しい車だ!」と太鼓判を押してくれました。

 予選日の土曜日は、Aドライバー予選からのスタート。私からのタイムアタックです。大幅に気温も上がり、路面温度は58℃とすでに真夏と同じ路面温度です。1分39秒679をマークしてクラストップ。Bドライバー予選はチャールズ選手のアタック1分39秒673をマークし、クラス2番手。合算タイムでポールポジションを奪取する事が出着ました!

 続いてCドライバー予選。梅本選手の出番です。予選中に4速ギアが無くなってしまいましたが、1分40秒976を記録。4速ギアが無い状態で素晴らしいタイムを刻みました。

 日曜日の決勝は3時間耐久レース。前日にミッションを積み替え、万全を期して望みます。

 いよいよ決勝スタート。スタートドライバーは梅本選手が担当しました。スタートして1分40秒台のペースでトップを快走します。一時#2号車にTOPを譲りますが、タイヤライフを考えて無理せずにターゲットタイムを刻んでいきます。

 約50分のドライブを終えチャールズ選手にバトンタッチ。約15秒差で#2号車を追いかけます。セーフティーカーが入り、25周目には#2との差は無くなり、テール・トゥ・ノーズへ。30周目に私へドライバーチェンジとなりました。

 レースもいよいよ後半。ドライバーチェンジのタイミングで30秒のマージンを保ちながらトップを走ります。

 そして車両回収の為再びセーフティーカーが入りました。その時点では最後まで走れる燃料がギリギリになるため、燃料補給とタイヤ交換でピットイン。しかし予想よりも事故処理に時間が掛かってしまい、前を行く#2号車、#19号車はノーピットで走りきる作戦のようで、ピットアウト後には3位に転落していました。

 セーフティーカーラン終了後にペースを上げて必死で追い掛け、#19号車は何とかパスする事ができましたが、トップの#2号車には追いつくことができず、約10秒差で2位となりました。

 今回のレースはもちろん優勝を狙っていましたが、今年から全戦有効ポイント制になりましたので、確実にポイントをとるという意味ではしっかりとしたレースができたと思います。

 これからもドライバー、メカニック、マネージャーも含め、もっと密な打ち合わせを常に行い、より速い車に仕上げるよう、努力していきたいと思います。より一丸となって前に進み、次戦富士8時間レースでは勝利を掴みたいと思います!

 梅本会長、奥村代表をはじめ、チームの皆さん、各スポンサー様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。皆様のおかげで今回も戦う事が出来ました事を大変感謝致します。

 更にチーム貢献出来る様、精進致します。どうぞ宜しくお願い致します。

 次の第3戦は富士スピードウェイにて7/4・5に開催。シリーズ最長の8時間耐久レースとなり、これまで以上の激戦は必至です! 引き続きご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。

大野尊久(J‘S RACING)


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