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SF:第3戦富士決勝 可夢偉「最後はもう技とかじゃなくて、意地でした」チームルマン ドライバーのコメント

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小林可夢偉のコメント

ースタート時の状況は?

かなり内側から飛び込んで行ったんで、ギリギリ止まれたって感じでした。タイヤスモークは上がっていましたが、接触はありませんでした。前との間隔もギリギリでした。

ー最初から内側を狙ったのか?

狙っていたわけじゃなくて、一貴が外に行っちゃったので行き場がなかったんです。あそこしかなくて、みんな右側に来たけど、もう行き切るしかなかったんで。

ーレース後半順位を落とした理由は?

1セット目のタイヤはよかったんですけど2セット目に変えたらタイムが落ちちゃって。
本来タイムが上がるはずが落ちてしまったんですけど、理由がなんなのかはわかりません。特に何かやったわけじゃないんですけど、タイムが確実に落ちていって勝負できなくなりました。それまでは勝負できる可能性があったんじゃないかと思います。あれで完全にリズムが狂って、守りのレースをやってる間にタイヤも壊して、あとはもうずるずると。今でも気持ち悪いんです。フラットスポットができてしまって(振動で)前が見えない状態でした。すごい気持ち悪いです。
2セット目のパフォーマンスが悪くて、雄資に抜かれる羽目になった時に守ろうとしてフラットスポットを作ってしまい、あとはもう「行ってらっしゃい」って。

ージュール・ビアンキについて

よくここまで頑張ったな、という気持ちでいっぱいです。彼も才能あるドライバーだったんで、モータースポーツにとって大きな財産をなくしたな、という感じです。
これからもモータースポーツの安全性を向上するようにしっかり努めていかないといけないな、ということを認識したのと、今までの期間関係者は本当に辛い日々を過ごしただろうし、たくさんのファンも心配してたのに、こういう結果になってすごく残念です。
昔からいえば、こういう事故はすごく減ったと思うんですけど、それでも、これからももっと安全性については考えていかないといけないなということを実感できました。

ーもてぎへの展望は

12年ぶりなので全然覚えていないんで。全然コースも覚えていないんで、天候も今回よりは安定していると思うので、その中でしっかり対策をしようと思います。今回もこんなバタバタの状況でしたが、最初の方はちゃんとレースできていたので、それを自信に変えて挑みたいなと思います。

ーいまのレイアウトになってからの富士の印象は

イベントとかでは走っているんですよ、消防車とか、ゴミ収集車とか(笑)
だから知らないわけではないです。今日のドライはゴミ収集車がすごい役に立ちました。

ー以前のコースを走った時との違いは

全然覚えていません。12年前ですよ?
覚えてるのは3回くらい飛び出して、関谷さんにすごい怒られたことぐらいです。それが印象深すぎて、レース何してたとか、どうやって走ってたとか、覚えてないです。
そもそもアスファルトも違うし、全然別物ですよ。

ー終盤のバトルについて。持ってる技を出し尽くして戦った感じだったのか?

あれはもう意地です。
直線通る度にビジョンにぼくが映っているので「これは頑張らなヤバイな」と。中途半端に前に行かしたら後で絶対何か言われるわ、と。あれ映される度に「いかなあかん」という意識しかありませんでした。できればああいう時はあんまり映してほしくないんですよ(笑)
あんだけバイブレーションあって、前も見えないし気持ち悪い時に「あと30周」とか見せられたら、「これもう死ぬかな」と思いましたよ。直線でもどっち飛んでくかわからん状況でしたから。
ですからあれは技とかじゃなくて、意地です。

平川亮のコメント

ースタート時の状況は?

スタートはまあ普通でした。

ー平川選手も2セット目のペースが良くなかったようだが?

前のクルマに詰まったので自分のペースで走れなかったんです。単独になれば速くて、追いつくとペースが上がらなくなる。

ーロッテラーとのバトルについて

向こうの方がダウンフォースが多くて、セクター3とかは速かったです。ぼくらの方はストレートが速いし、ペースもぼくの方が速いんですけど、インフィールドで離された分、抜ききれない感じでした。アンドレもタイヤマネジメントがうまくて、すごかったなと思います。

ーもてぎへの展望は

この富士もちょっと近いような部分があるので、悪いところを洗い出して。いまはインパルとセルモが速い雰囲気があるので、何が負けてるのかとか、あっちのチームは何をしているのかだとか、そういう情報を仕入れながら、なんとしてでも2台揃って表彰台に上がれるように、チームを挙げて頑張ります。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI


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