

VITAもてぎSUGOシリーズ第6戦決勝が11月29日(土)にモビリティリゾートもてぎで行われ、ポールポジションからスタートの柿沼一峰(G/P@恵比寿NUTEC制動屋アラゴスタVITA)がカワモトミツル(シンエイジャパン&オートルックVITA)の追撃を振り切って優勝。注目のチャンピオン争いは3位表彰台獲得の窪田俊浩(A-PEX☆TOKAIDENSO☆VITA)が柿沼を1ポイント差で上回り王者となった。

決勝は12時10分フォーメーションラップ開始。晴れ間が広がるもてぎは気温12度、路面温度14度まで上昇し、絶好のレースコンディション。レッドライトが消灯し10周のレースがスタート。ポールポジションの柿沼はスムーズに発進しホールショットを奪って第1コーナーへと飛び込む。蹴り出しがよかったのが3番手スタートのカワモトで、2番手の窪田のテールに張り付いてターンイン。逆に出足が悪かったのが5番グリッドから出た平川圭介(ELEVレーシングドリームVITA)で、第1コーナーまでの加速でややもたつくと、6番手の志賀卓弥(シードソリューション・マーズ01)の後塵を拝する形になり、6位にポジションを落としてしまう。志賀はチームメイトの小松寛子(XCEL-LITEマーズ01)にアウトから並びかけてターンインするが、小松が5位を守る。
カワモトは窪田のテールでコーナーごとにスキを伺い、V字コーナーではインを狙うそぶりを見せてプレッシャーをかけると、テール・ツー・ノーズ状態でダウンヒルストレートを駆け降りる。90度コーナーへのブレーキングでインを差すと、窪田をオーバーテイク、2位のポジションを奪い取る。
オープニングラップを終えてトップ柿沼は2位カワモトに1.222秒の差。カワモトと窪田0.265秒差、0.514秒差で小松4位、0.488秒差の志賀5位、6位平川0.419秒差と2位集団がほぼ等間隔で連なった状態でコントロールラインを通過。
2周目に入ってカワモトはトップ追撃を開始。2分14秒679と約0.3秒速いペースで柿沼のリードを0.936秒に削り取る。後方では3位窪田に小松が接近。ダウンヒルストレートでは1車長差まで詰めて0.458秒差で3周目へ。ここまでランキングトップの窪田だが、小松を前に出してしまうと柿沼に逆転チャンピオンの目が出てきてしまうので、3位のポジションを死守しなければならない。状況を知ってか窪田がペースを上げたようで、じわりと小松を引き離し、カワモトへと接近する。
カワモトは4周目、5周目と0.5秒差で柿沼に迫る。窪田も2分13秒387とここまでの最速ラップを刻んで小松を1.367秒差と振り切りながらカワモトに0.349秒とテール・ツー・ノーズ状態でコントロールラインを通過。後方ではスタートで6位に落ちた平川が前を行く志賀に接近、テール・ツー・ノーズ状態でダウンヒルストレートを降りると、90度コーナーへのブレーキングでイン~アウトへ位置を入れ替えながら勝負を挑むが、ここは志賀が5位を守る。
7周目、今度は小松が2分13秒286とこの日のファステストラップを出して窪田との差を0.879秒と再び詰める。トップ柿沼と2位カワモトも0.479秒差、3位窪田はダウンヒルストレートからビクトリーコーナーにかけてカワモトに接近するが、メインストレートでの加速でカワモトが引き離す展開で0.408秒差。トップ3台はと一触即発の状況でレースは終盤戦。しかしここから波乱は起きず、10周を走り切り、柿沼がトップでフィニッシュラインを通過。ポール・ツー・ウインを飾った。2位カワモト、3位窪田というトップ3となった。ファステストラップを叩き出した小松4位、志賀5位、平川6位。そこからやや離れたが山口浩昭(RSかなやエンドレスVITA)7位、山川敏宏(RSかなやエンドレスVITA)8位と無事に全車チェカードフラッグを受けた。
パルクフェルメに戻った窪田は自分は3位だとチャンピオンの目がないと思っていたそうで、周囲の祝福で初めて戴冠を知り、とまどいながらも笑顔になり、ポディウムへと上がった。







これにて2025年VITAもてぎ・菅生シリーズは終了。すでに来年に向けて決意を語る選手もおり、盛り上がりが期待される。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
ポールポジション 柿沼一峰(G/P@恵比寿NUTEC制動屋アラゴスタVITA)2分12秒821

「練習通りだったのかな。タイムはもうちょい行けるかなと思ったですが、ちょっとミスしたりあったから、こんなものかと。路面温度の低さはそこまで感じなかったです。滑るという感じは先週筑波で走ったときほどではなかったです。ここまで来たら頑張ってチャンピオン取りたいですが、自分だけじゃなく、自力だけではだめなので、窪田さんがもうちょっと下がってくれたら(笑)」
2位 窪田俊浩(A-PEX☆TOKAIDENSO☆VITA)2分14秒13(+0.377秒)

「ちょっと気負いすぎてしまったです(苦笑)。でも優勝を狙える位置なので、いいですね。ポール取って1点稼ぎだかったのですが、そうは世の中甘くなかったということです。チャンピオンをあまり意識はしていませんが、とりあえず今回のレースウィークは各セクショントップタイムで、予選も1位で決勝も1位という感じできたのですが、それはもう、ことごとく崩れていますから(笑)。でも楽しいですね」
3位 カワモトミツル(シンエイジャパン&オートルックVITA)2分13秒343(+0.522秒)

「納得ですね。自分なりに精いっぱい走って、限界までやってみてこの結果なので、状況的に納得です。足りなかった部分は、自分の弱さだったり、まだ自分を向き合わないといけないことがたくさんあるなというのを痛感したので、今後につなげていきたいな、と思います。チャンピオンについては、まだまだ勝負はあきらめていないので、淡々と、集中して、自分とも向き合って決勝を走りたいと思います」
4位 小松寛子(XCEL-LITEマーズ01)2分13秒595(+0.774秒)

「まだまだですが、決勝もがんばります。予選の走りはV字とヘパピンはうまくいったのですが、他の所がまだもうちょっと行けるな、だったのでもうちょっと頑張れたような、という反省点があります。(『セクター3全体ベスト』」の掛け声)そうですね(笑)」
5位 平川圭介(ELEVレーシングドリームVITA)2分13秒946(+1.125秒)
「最初は路面温度の低さに戸惑ったのですが、意外と今回のタイヤの熱入れがよくて、セットも今までよりリヤが出やすい状態になっていて、温度にはあまり苦しめられなかったと思います。でも結果的にうまくまとめきれず、もうちょっと順位を上げたかったところだな、というのが正直な気持ちです。あとグリル閉めすぎて水温が爆上がりしてしまって(苦笑)、そこも影響あるのかというところです。決勝は 意外と前とタイム差が絶望的なところまででもないので、できれば上がっていきたいなと思います」
6位 志賀卓弥(シードソリューション・マーズ01)2分14秒123(+1.302秒)

「ちょっと今週思うようにクルマを操れていなくて、思ったほどは伸びないなという。自分でもわかっているようなタイムというか、自分を超えられていないな、という感じはあります。今週は仕方ないかなと思います。体重の方は前回とくらべて4キロくらいは落としてきたのですが、あまり体感はないです(苦笑)」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

VITAもてぎSUGOシリーズ第6戦予選が11月29日(土)にモビリティリゾートもてぎで行われ、シリーズランキング3位の柿沼一峰(G/P@恵比寿NUTEC制動屋アラゴスタVITA)がポールポジションを獲得した。
今年のシリーズ最終戦となる本大会。ポイントランキング上位4名にチャンピオンの可能性がある。ここまでのランキングはトップ窪田俊浩(A-PEX☆TOKAIDENSO☆VITA)63ポイント、2番手カワモトミツル(シンエイジャパン&オートルックVITA)56ポイント、3番手柿沼一峰(G/P@恵比寿NUTEC制動屋アラゴスタVITA)53ポイント、4番手志賀卓弥(シードソリューション・マーズ01)52.5ポイントと続いている。
15分間の予選は午前8時ちょうどにコースオープン。朝は0度近くにまで冷え込んだもてぎは今も気温2.5度。路面温度もかなり低い。すっきりと晴れた空の下でランキング首位の窪田を先頭に全車コースイン。
各車タイヤに熱をいれつつ残り時間8分、計測3周目からタイムアタックが本格化。まずカワモトが2分14秒095のトップタイム。2番手に小松寛子(XCEL-LITEマーズ01)が15秒050で通くが、直後に柿沼が14秒596でこれを上回り2番手。4番手平川圭介(ELEVレーシングドリームVITA)、5番手志賀と続き窪田は6番手だ。
残り時間5分40秒、カワモトがタイムを2分13秒608まで短縮するが、柿沼が0.002秒差で上回り、さらに窪田が13秒777で3番手へ上がってくる。4番手志賀、5番手平川で小松は6番手までダウン。
残り3分30秒、カワモトが13秒361を出して再度トップへ。柿沼13秒399で0.038秒差、窪田3番手にドロップ。周回ごとにトップが入れ替わるの激しい予選だ。
残り1分20秒、首位のカワモトは2分13秒343までタイムを更新するが、柿沼が12秒821を叩き出して逆転。トップの座を奪い取る。さらに窪田もチェッカー周に13秒196をマークし2番手浮上、これでカワモト3番手にダウン。以下4番手小松13秒595、5番手平川13秒946、6番手志賀14秒123、7番手山口浩昭(RSかなやエンドレスVITA)16秒054、8番手#山川敏宏(RSかなやエンドレスVITA)17秒054という順位になった。
柿沼はポールポジションの1ポイントを加算、シリーズランキング上位3台が順番を入れ替えてスタートを迎えることになる。
決勝は本日12時10分スタート予定だ。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
優勝 YOSHIDA KODAI(T's TECHNO RF KKS II)

「S-FJでは初優勝、初表彰台です。もっとバトルになるかもしれないと思っていたのですが。ミスすることなく最後まで走り切って、最終戦でやっと優勝できて、本当に良かったと思います。後ろからのプレッシャーはけっこう感じましたね。離れたり自分のミスで追いつかれたりしたのですが、それでもなんとか差を保って、冷静にできたので、そこはよかったなと思います」
2位 酒井翔太(ファーストガレージ゙kks2)

「チャンピオン取ることが最終的な目標だったので、優勝できなかったことはすごく悔しいですが、何とか吉田選手の前でゴールできて、そこはチャンピオンしっかり決めることができたので、よかったと思います。(吉田に抜かれた状況は?)ちょっと僕の焦りがでてしまって、第3コーナーで進入スピードがすごく速く入ってしまってアンダー出してそとに膨れてアクセル踏み遅れるというのがあって『ミスした』と思ったらそこに吉田選手が合わせてきたので。でもその後吉田選手もミスが出て、運よくまた前に出られたので、その後のペースはよく、自分のペースで走れたので逃げ切れたのかなと思います。(終盤に合わせたタイヤだった?)序盤のタイヤの暖めが足りなかったのか、逆にペースがなくて、後半タイヤが来てから自分のペースも、タイヤの暖まりも大きかったので、それもよかったのかなと思います。来週の鈴鹿も吉田選手との一騎打ちなので、そこも前に出た方がチャンピオンなので、しっかり決めて頑張ります」
3位 吉田馨(TAKE FAST KKS-2)

「自分のミスでポジション落としてしまったので、取り返そうと思っていたのですが。酒井選手のペース速くて、追いつかないで差が縮まらないままでレース終わってしまったので、悔しいレースではありました。悔しいのは今日で切り替えて、来週の鈴鹿のタイトルも残っているので、あと日本一も。それに向けて切り替えてやっていけたらなと思います」
4位 松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)

「一度前と離れて、今までは一度離れるとどうしても詰められなかったのですが、そこをなんとか詰め切れたところはよかったです。あとは単独での走り方というより、相手がいての走り方。どこで抜くというのもそうですし、そういうバトルのところをもっと学ばないといけないなと思います」
5位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋SⅡ)

「上位4人に比べたらペースがなくて、それでついて行けずに、ブンちゃんとのバトルになって。バトルはけっこうよくて、最終的には離してよかったのですが、もうちょっとやるべきことはあっただろうなと思います。今シーズンは中盤のSUGO以外は全然ダメで、鈴鹿行って、富士はボチボチ行って、去年は表彰台乗れていたのですが、今年は乗れなくて、得意なはずの夏のシーズンの不調の原因が見つけられなくて、上昇できなかったのは悔しいです。あとは日本一決定戦なので、優勝の一点目指して頑張ります」
6位 小田部憲幸((株)フォースリンク ZAP ED)

「何もしていないのですが、運がよかったです(笑)。小林選手がヘアピンで中村選手を抜きにかかって、差し切れなかった感じで絡んでしまってグラベルへ行って。こちらはちょっと距離を取って減速していたので、脇をすっと抜けました。なにか起こりそうな予感がしたので、ちょっとマージン持って自分もボトムスピードを下げて入ったら当たらなくてよかったです。うまく見極めができたと思います。タナボタでした(苦笑)。一応入賞ですからうれしいです。でもやはり予選が課題ですね。もうちょっと前に行かないと、10周というレースでは予選で前に行かないと。これが20周ぐらいあればまた話は別ですが。予選がうまく行かなかったです」
す」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Junichi SEKINE


2025年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第7戦決勝が11月30日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催され、YOSHIDA KODAI(T's TECHNO RF KKS II)がポールポジションから飛び出すと一度もトップを譲らず10周を走り切り優勝した。チャンピオンを賭けた激しい2位争いは酒井翔太(ファーストガレージ゙kks2)が吉田馨(TAKE FAST KKS-2)に競り勝ち王座についた。
決勝は定刻12時25分フォーメーションラップ開始。小春日和のもてぎは気温15度と10月下旬並みの暖かさ。路面温度も23度と絶好のレースコンディションとなった。17台がグリッドに整列してレーススタート。

ポールシッターのYOSHIDAが好ダッシュを決めたのに対して2番グリッドの酒井はやや蹴り出しが弱く、3番グリッドの松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)が並びかけて加速。しかし第1コーナーに向けてイン側を抑えた酒井がポジションを守る。後方で出足がよかったのが5番グリッドの吉田で、逆転チャンピオンの為には酒井の前でフィニッシュが必須な状況で、まずスタートからの加速で4番手の石井大雅(ファーストガレージ制動屋SⅡ)に並びかけるとのアウトから第1コーナーに入り立ち上がりで先行、さらに第3コーナーへのアプローチで松原のインを突いてオーバーテイク。あっという間に酒井の後ろ、3位にポジションを上げる。松原はラインがワイドになり第4コーナーでは石井に4位を明け渡す。6番手スタートだった中村ブンスーム(ファーストガレージ゙KKSⅡ)に対して7番手小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)が襲い掛かるが、ここは小林のラインがワイドになり、逆に8番手スタートの小田部憲幸((株)フォースリンク ZAP ED)が接近し3台がワンパックで加速する。
3位に上がった吉田はさっそく酒井攻略を開始、ヘアピンではテール・ツー・ノーズ状態で旋回するとダウンヒルストレートへ。そしていったん5位に落ちた松原も石井のテールを捕らえるとダウンヒルストレートで左サイドに並びかけると90度コーナーへのブレーキングでオーバーテイク。大外刈りで4位のポジションを取り返す。中村を挟んで、小林と小田部もサイド・バイ・サイドで90度コーナー勝負へ。こちらはイン側を取った小田部が小林を差して7位に浮上する。
トップYOSHIDAは2位酒井を僅かに引き離すが、その差はコントロールライン上で0.230秒、酒井と吉田の差も0.469秒と僅差だ。バトルがあった4位松原はそこから1.333秒差となっている。5位石井、6位中村。いったん7位に上がった小田部だが続く2周目の第1コーナーでは小林がアウトから逆襲。順位を取り戻す。
2周目に入り吉田は酒井への攻勢を強め、第5コーナーへのブレーキングで酒井のインにノーズをねじ込むが、ここは酒井が抑える。酒井はポジションを守りつつもYOSHIDAを追うペースを緩めず、3台はそれぞれ1車長の間隔でダウンヒルストレートを駆け降りると、そのままの順位で90度コーナーを通過。今はまだ互いの有利不利を見きわめている状態か。3周目もトップ3台の膠着状態は変わらず、第1セクターのストップ アンド ゴーのセクションで吉田が詰めると、ダウンヒルストレートから最終コーナーにかけて酒井が突き放すという展開で、その間にYOSHIDAが2台を振り切るまでには至らず、それぞれ0.3~0.4秒の間合いで連なっている。緊張が増してきたのが5位石井と6位中村のファーストガレージ勢同士の争いで、0.228秒差のテール・ツー・ノーズ状態で4周目に入る。
4周目を終えて今度は酒井がYOSHIDAをロックオン。0.175秒差でコントロールラインを通過する。吉田も0.375秒の間合いで続いて3台によるトップ争いへと状況が変化、さらに4位の松原が5周目に2分4秒226の最速ラップで吉田の背後にじわじわと迫っている。松原は6周目も3秒958と最速ラップを更新。これでトップ4台が1.119秒以内のワンパック状態となる。
酒井の後ろではチャンピオンの目がない吉田が満を侍して攻勢に転じたのが7周目。まず第5コーナーに向けての加速で酒井の背後から抜けだすとアウトから仕掛けるが、ここは酒井が守る。続く130Rで今度はイン側から差しに行ってS字の2つ目でオーバーテイクに成功。2位のポジションンを奪取する。しかし酒井もここで引き下がるわけがなく、ダウンヒルストレートで吉田のスリップストリームから出てアウトから90度コーナーへのブレーキング勝負。吉田はアウト側ぎりぎりで踏みとどまり前に出てビクトリーコーナーへ。0.161秒差で8周目にはいると、第1コーナーで酒井はアウトから大外刈りを仕掛けるが吉田が守り、そこを松原が突くという三つ巴に。第4コーナーからの加速で吉田が一瞬失速すると3ワイド、インに酒井、アウトに松原、真ん中に吉田という並びで第5コーナーへと殺到する。抜け出したのは酒井で2位に躍り出てファーストアンダーブリッジへ。3位松原で吉田は4位にドロップするが、V字コーナーで松原のアウトから仕掛けてオーバーテイク、3位のポジションを取り戻す。しかし松原は吉田のリヤに張り付いた状態でダウンヒルストレートを通過、90度コーナーでの攻防を見せるが、この間に酒井は吉田とのギャップを0.742秒までひろげてしまう。トップYOSHIDAは後続のバトルに助けられてリードを1.688秒まで拡大。2位酒井、3位吉田、4位松原で、5位石井と6位中村が依然0.093秒差でやりあっている。そこにこの2台より1秒以上速いペースで追い上げてきているのが7位小林と8位小田部だ。
9周目、酒井を追いたい吉田だが松原の攻勢は続きディフェンシブにならざるを得ない状況。このすきに酒井は本日のファステストラップ、2分3秒231を刻んで吉田を1.113秒差まで突き放す。吉田と4位松原は0.265秒差だ。そして石井を先頭とした5位グループが6位中村、7位小林、8位小田部まで1.1秒の間に4台の集団になってファイナルラップに突入する。
ファイナルラップ、酒井は最後まで優勝を目指してプッシュ、ギャップを0.907秒まで削り取るがYOSHIDAが逃げ切りに成功。うれしい初優勝を遂げた。酒井は2位でシリーズチャンピオンを確定。吉田は3位。2位に上がった時点ではチャンピオンの目があったが松原のハイペースが流れを暗転させた。台風の目となった松原は4位、5位石井とここまでは前の周と同じだったが、波乱があったのが中村~小林~小田部による6位争いで、ヘアピンへのアプローチで仕掛けた小林が中村と接触。2台は絡み合うようにグラベルへと飛び出してストップ。一瞬小林のマシンが中村の上に乗り上げヒヤリとさせられるアクシデントだった、小林は足を、中村は腰を痛めたとのことだったが、大きな怪我にはつながらなかった。これで漁夫の利を得たのが小田部で、6位の座を射止めて喜びのウィービングでチェッカードフラッグの下を通過した。唯一出場のジェントルマンクラスは総合7位フィニッシュの畠山退三(Hobbybase&zap-ED)が優勝した。また、今回レースデビューを飾った佐久間俊(CMSC ZAP 10VED)も無事14位でゴール、目標だった完走を果たした。
優勝のYOSHIAはパルクフェルメにマシンを戻すとガッツポーズ。シーズンを支えてくれたスタッフと抱擁を交わすと表彰台の真ん中へ上った。そして今回チャンピオン獲得が必須課題だった酒井も結果を出した満足げな顔で表彰台へ。一方掴みかけた王座が手から零れ落ちた吉田は気持ちの整理がつかない表情、と三者三様の表彰式となった。
2025年もてぎ・菅生スーパーFJ地方選手権はこれにて終了。残るは鈴鹿岡山シリーズの最終戦と富士での日本一決定戦だ。今回悔しい結果となった吉田には、まだ鈴鹿で酒井を倒すチャンスがある。









Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
もてぎチャンピオンカップレース第5戦 -RIJ- (2025/11/30) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 7 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 2 | | | YOSHIDA KODAI | T's TECHNO RF KKSII MYST KK-S2 | 10 | 20'50.683 | - | - |
| 2 | 22 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージKK-S2 MYST KK-S2 | 10 | 20'51.590 | 0.907 | 0.907 |
| 3 | 6 | | | 吉田 馨 | TAKE FIRST KKS-2 MYST KK-S2 | 10 | 20'53.117 | 2.434 | 1.527 |
| 4 | 14 | | | 松原 将也 | ZAP MARUTOKU 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 20'53.187 | 2.504 | 0.070 |
| 5 | 53 | | | 石井 大雅 | ファーストガレージ制動屋SII MYST KK-S2 | 10 | 21'03.375 | 12.692 | 10.188 |
| 6 | 78 | | | 小田部 憲幸 | (株)フォースリンクZAP ED MYST KK-S2 | 10 | 21'05.344 | 14.661 | 1.969 |
| 7 | 38 | G | 1 | 畠山 泰三 | Hobbybase&zap-ED MYST KK-S2 | 10 | 21'08.558 | 17.875 | 3.214 |
| 8 | 15 | | | 松下 彰臣 | Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 21'15.234 | 24.551 | 6.676 |
| 9 | 81 | | | 小野 大地 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 10 | 21'15.541 | 24.858 | 0.307 |
| 10 | 31 | | | 木曽川 一輝 | 新潟国際自動車ワコーズED RD TOKYO R&D RD10V | 10 | 21'17.852 | 27.169 | 2.311 |
| 11 | 82 | | | 三ツ井 光輝 | 群馬トヨペットTeam RiNoA KYB ED MYST KK-S2 | 10 | 21'18.211 | 27.528 | 0.359 |
| 12 | 18 | | | 鈴木 大翔 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 21'29.737 | 39.054 | 11.526 |
| 13 | 59 | | | 村上 太晟 | ファーストガレージKK-S2/Blau MYST KK-S2 | 10 | 21'30.105 | 39.422 | 0.368 |
| 14 | 8 | | | 佐久間 俊 | CMSC ZAP 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 21'43.263 | 52.580 | 13.158 |
| 15 | 30 | | | 菅原 遙希 | 新潟国際自動車大学校ワコーズED KKS MYST KK-S | 10 | 21'57.823 | 1'07.140 | 14.560 |
| 16 | 57 | | | 中村 ブンスーム | ファーストガレージKKSII MYST KK-S2 | 9 | 18'58.787 | 1Lap | 1Lap |
| 17 | 33 | | | 小林 留魁 | アルビ新潟第一ホテルGIA ED TOKYO R&D RD10V | 9 | 18'59.146 | 1Lap | 0.359 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 22 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2) 2'03.871 (9/10) 139.529 km/h
ポールポジション YOSHIDA KODAI(T's TECHNO RF KKS II)2分4秒697

「赤旗が出てタイムを出しにくい状況だったのでが、それでもうまく前を空けてスリップストリームを使って、いいタイムを出せたというのはよかったと思います。1周目で決まりましたね、というか1周しかなかったです。寒いですが路面はグリップしますし、一番タイムが出やすい路面だったと思います」
2位 酒井翔太(ファーストガレージ゙kks2)2分5秒113(+0.416秒)

「赤旗出なかったら、そのまま(アタックに)行けたかなと思いますが、結局赤旗が出てしまって、再開で出て行ったときに場所取りが悪くて、自分のペースで走れなかったのが結果に響いてしまったと思います。でもシリーズ考えれば吉田選手の前にいれば僕がチャンピオンなので、そこはしっかり決勝は無理なく、淡々と走れればなと思います。絶対にリタイヤとは避けたいので、しっかり走ってチャンピオン取りたいと思います」
3位 松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)2分5秒197(+0.500秒)

「昨日の練習から調子はよくて、今日も赤旗前まではよかったのですが。赤旗が出て、再開後にちょっと前と距離が詰まってしまったのもありますし、タイヤも暖まっていなくて路面温度も低いので、グリップがぜんぜんない状態でした。ベストラップが出た周もクルマを完全には動かし切れてはいなくて、攻めた感じはしなかったです。タイムを早めに出しておいたのはよかったです。(予選の)立ち上がりを意識して走ってはいたので、そこが速かったのはよかったです」
4位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋SⅡ)2分6秒179(+1.482秒)

「まあ及第点かなと思います。早めにタイム出しておいてよかったですが、タイヤも温められなくて、コーナーのクリップを2,3か所外してしまったので、」そこがなければ2分5秒には入っていたのかな。なので勝負県はあると思います。そこを目指して、そろそろダルマの目もいれないとまずいので(苦笑)がんばります」
5位 吉田馨(TAKE FAST KKS-2)2分6秒293(+1.596秒)

「赤旗明けはスピンしてしまって、アタックできなかったです。マシンの調子も昨日までに比べていまひとつな感じで、決勝までに見直していきます。チャンスはあると思うので、チャンピオン目指してがんばります」
6位 中村ブンスーム(ファーストガレージ゙KKSⅡ)2分6秒546(+1.849秒)

「赤旗が出る前はこの路面に対応しきれていなくて、クルマも安定せずで、最後のアタックでぎりぎりこの結果です。S字から後半のセクターでクルマをまったく曲げることができなくて、タイヤも温めきれずでした。レースの時間帯には気温も上がってくると思うので、路面温度が高くなった時に自分の得意なセクターで勝負できると思って挽回したいです」
Text & Photo: Junichi SEKINE

2025年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第7戦公式予選が11月30日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催され、YOSHIDA KODAI(T's TECHNO RF KKS II)が2番手酒井翔太(ファーストガレージ゙kks2)に0.416秒の差をつけてポールポジションを獲得した。
長かったシーズンもいよいよ最終戦。ここまで6戦を終えてシリーズランキングのトップは酒井翔太(ファーストガレージ゙kks2)の98ポイント、2位で追う吉田馨(TAKE FAST KKS-2)は88ポイント。しかしJAF選手権は有効ポイント制があり、ここまで全戦で表彰台を獲得している酒井に対して吉田は1戦欠場しており今回もフルに加点できる点が有利だ。一方酒井にすれば、今年はこのもてぎSUGOの他筑波富士、鈴鹿岡山、オートポリスとすべてのS-FJに参戦、現在鈴鹿岡山では1戦を残してランキング首位、オートポリスのチャンピオンを取り、筑波富士は惜しくもシリーズ2位に終わったが、S-FJジャパンリーグのタイトルも獲得しており、もてぎSUGOでもタイトルを取ればまず3冠ということになる。
15分間の予選は午前8時15分コースオープン。明け方には氷点下まで気温が下がったモビリティリゾートもてぎだが、日差しがコースを温めており、気温4.4度、路面温度6.4度まで上昇している。逆転チャンピンを狙う吉田を先頭に全車がコースイン。
計測2周目のトップタイムは酒井の2分7秒560と、まだタイヤの発熱を待っている状態。続いて残り時間8分にYOSHIDAが6秒162でトップ、2番手には松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)が6秒606で続く。3番手吉田6秒704、4番手酒井6秒765、5番手石井大雅(ファーストガレージ制動屋SⅡ)、6番手小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)。
残り時間6分、S字で村上太晟(ファーストガレージKK-S2/Blau)がスピン、グラベルストップして赤旗が提示して予選はいったん中断。中団時点での上位は、酒井2分5秒419、YOSHIDA6秒142、吉田6秒293、松原6秒493、石井6秒619、小林8秒190という順。ジェントルマンクラスは唯一参戦の畠山退三(Hobbybase&zap-ED)が総合9番手につけている。
村上の車両がレスキューされ、午前8時31分から残り時間6分10秒で予選再開。各車は冷えてしまったタイヤのウォームアップから仕切り直しとなり、残り時間3分40秒ごろからペースアップする。残り時間1分40秒に松原が2分5秒420で2番手へ浮上。
チェカードフラッグが振られる中各車は最後のタイムアタック。まずYOSHIDAが2分4秒697でトップに立つ。石井が6秒179の4番手タイム、続いて中村ブンスーム(ファーストガレージ゙KKSⅡ)が6秒546の6番手にそれぞれ順位を上げる。酒井は5秒113まで自己ベストを短縮するが2番手、松原5秒197で3番手にダウン。そしてチャンピンを争う吉田はタイムが伸びず終了間際にピットインして5番手で予選を終えた。ジェントルマンクラスの畠山は総合11番手となった。
決勝は12時25分スタート予定。シリーズ最終戦を迎えて酒井が3つ目のタイトル獲得なるか注目だ。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
もてぎチャンピオンカップレース第5戦 -RIJ- (2025/11/30) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 7 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 2 | | | YOSHIDA KODAI | T's TECHNO RF KKSII MYST KK-S2 | 2'04.697 | - | - | 138.605 |
| 2 | 22 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージKK-S2 MYST KK-S2 | 2'05.113 | 0.416 | 0.416 | 138.144 |
| 3 | 14 | | | 松原 将也 | ZAP MARUTOKU 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'05.197 | 0.500 | 0.084 | 138.051 |
| 4 | 53 | | | 石井 大雅 | ファーストガレージ制動屋SII MYST KK-S2 | 2'06.179 | 1.482 | 0.982 | 136.977 |
| 5 | 6 | | | 吉田 馨 | TAKE FIRST KKS-2 MYST KK-S2 | 2'06.293 | 1.596 | 0.114 | 136.853 |
| 6 | 57 | | | 中村 ブンスーム | ファーストガレージKKSII MYST KK-S2 | 2'06.546 | 1.849 | 0.253 | 136.580 |
| 7 | 33 | | | 小林 留魁 | アルビ新潟第一ホテルGIA ED TOKYO R&D RD10V | 2'06.666 | 1.969 | 0.120 | 136.450 |
| 8 | 78 | | | 小田部 憲幸 | (株)フォースリンクZAP ED MYST KK-S2 | 2'07.368 | 2.671 | 0.702 | 135.698 |
| 9 | 15 | | | 松下 彰臣 | Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'07.427 | 2.730 | 0.059 | 135.635 |
| 10 | 81 | | | 小野 大地 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 2'07.963 | 3.266 | 0.536 | 135.067 |
| 11 | 38 | G | 1 | 畠山 泰三 | Hobbybase&zap-ED MYST KK-S2 | 2'08.217 | 3.520 | 0.254 | 134.800 |
| 12 | 82 | | | 三ツ井 光輝 | 群馬トヨペットTeam RiNoA KYB ED MYST KK-S2 | 2'08.915 | 4.218 | 0.698 | 134.071 |
| 13 | 31 | | | 木曽川 一輝 | 新潟国際自動車ワコーズED RD TOKYO R&D RD10V | 2'09.078 | 4.381 | 0.163 | 133.900 |
| 14 | 59 | | | 村上 太晟 | ファーストガレージKK-S2/Blau MYST KK-S2 | 2'09.469 | 4.772 | 0.391 | 133.496 |
| 15 | 18 | | | 鈴木 大翔 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'10.080 | 5.383 | 0.611 | 132.869 |
| 16 | 8 | | | 佐久間 俊 | CMSC ZAP 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'11.681 | 6.984 | 1.601 | 131.254 |
| 17 | 30 | | | 菅原 遙希 | 新潟国際自動車大学校ワコーズED KKS MYST KK-S | 2'14.034 | 9.337 | 2.353 | 128.949 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'42.503)予選通過 ---- |

2025年JAF地方選手権、スーパーFJ筑波・富士シリーズ第7戦は11月30日にモビリティリゾートもてぎで開催された。17台のエントリーの中には今回初のJAF公認レースを迎えた選手がいた。
8号車「CMSC ZAP 10VED」をドライブする佐久間俊は28歳の社会人、前日の練習走行前に話を聞いた。
――今までのモータースポーツ歴は?
「普段は草レース出ていまして、ハコ車の方で、福島県のエビスサーキットの12時間耐久レースとかをやっていました。ミラージュとかシビックとか1.6リッタークラスの車両です。あとは先日行われたS耐チャレンジにもロードスターの33号車で参加させて頂きました。フォーミュラカーは初めてです」
――練習はどのくらい積んだ?
「今年で2年目になります、練習はもてぎと筑波で練習していました」
――クルマへの習熟度合いは?
「だいぶ習熟しましたが、今回ドライブするのは違うクルマ(RD10V)なので、普段乗っていたクルマはウエスト07Jの一世代前のタイプとかZAPさんの109に乗っていたので、ちょっと感覚が違う部分があって、10Vに乗り慣れていない部分があります。そこは今日の練習走行で慣れたいと思っています」
――10Vの走行は何回め?
「実は今日でまだ3回目で、まずはクルマとコースに慣れることからです」
――今大会の目標は?
「まずクリーンなレースを心掛けること。あとはシングル順位を狙いたいと思っています」
――念願かなってのレース参戦?
「幼いころからレーシングドライバーをやってみたいな、と思っていたので、その夢がようやく叶ったのかなと思っています。明日にむけて頑張りたいと思います」
社会人らしく、はきはきした話しぶりに落ち着いて現場の空気に呑まれない振る舞いで、レースでの活躍に期待したい。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Kazuhiro NOINE

コンストラクターの(株)イケヤフォーミュラ、およびZAP SPEEDは新たなフォーミュラマシン「IFZ-02」を開発。モビリティリゾートもてぎで開催のもてぎチャンピオンカップレース第5戦において純白のマシンがデモ走行を行った。
「IFZ-02」は入門フォーミュラカテゴリーとして4年をかけて企画、設計、開発された純国産マシンで、オリジナルのアルミ製ツインチューブモノコックにオリジナルカウルを装着。
- 全長4410ミリ
- 全幅1685ミリ
- 全高990ミリ
- ホイールベース2695ミリ
- 車両重量500~515㎏
と、現行のスーパーFJよりやや長く、車重は50キロほど重い。ホンダのバイク「ホーネット」用をベースとした「SC89」リッターエンジンを搭載、現在の出力は112KW(152PS)/11,000rpm、トルク104Nm(10.8kg)/9,000rpm 程度ということで、P/Wレシオ的には0.32kg/PSと現行S-FJをわずかに上回る。最大の特徴は4気筒エンジンを横置きにして、チェーンで駆動力をデフに伝達している点だ。タイヤは市販のラジアルタイヤを装着している。
純国産のものづくり、そして廃棄が難しいカーボン素材を使わないことで環境負荷を減らすといった点にも配慮されている。
車両を製作した(株)イケヤフォーミュラの池谷代表に、開発の経緯等を伺った。
――どのような経緯で開発されたマシンなのか?
「もてぎさんと、ZAP SPEEDの笹川さんと3者で入門用のクルマを立ち上げようということで、できるだけ低価格でフォーミュラカーを、と。上に乗せるための手段というのもあるのですが、それだけではない、ホビーで楽しめるというところも視野にいれて、ある程度体の大きい人が乗車したりとか、チャンスを与えられないかな、ということでもてぎさんと一緒に動いたものです。いろいろなテストをして、当初パイプフレームとかも検討したのですが、やはり安全性ということになると、モノコックという方向になりました。これはツインチューブのモノコックで作ってあります」
――すべて独自開発で?
「独自でやりました。FIA-F4と同等のクラッシュテストも行って、十分な強度と持っていることを確認してあります。まず安全というところを最初に考えて、ちょっと時間はかかったのですが、何とか完成できたというところです」
――レースのグレードでいうと、FIA-F4相当を想定している?
「もっと下のクラスですね。当初はS-FJよりちょっと下を狙っていたので、このタイヤもラジアルです」
――テストでえらく速かったという噂もあるが?
「ちょっとそこは性能調整しないとならないかもしれません。ラジアルタイヤで「そこそこ」のタイムが今出ているので、そこはちょっと調整します」
「ラジアルタイヤはライフも長いですし、こういうタイヤでコストもあまりかからないように、車両もできるだけ安くできるように。ホンダさんのエンジンをつかわせてもらったりしています」
――バイクのエンジンと聞いているが?
「音はすばらしい、いい音で回ります。デザインも何種類も作って、ある程度形になったので、見てくれもかなりいいと思います。ラジアルタイヤということで細いタイヤを履くと、どうしても(バランスが)おかしくなってしまったので、それを車体のカーブのラインを変えることによって、けっこう見た目もいいと思います(笑)」 「当初は来年の頭からという計画だったのですが、最初エンジンがCBRというのを選んで、それで一度クルマを立ち上げてみたのですが、ものすごく速くて(苦笑)。これだと危険が伴い入門用ではなくなってしまうので、今はホーネットというバイクの、割と低価格で買えるエンジンを選択して、それで作り直しました。だから3種類作りましたね。モノコックもこれが3機種目で、完成形です。超高張力鋼板を使っていて、1ミリの鉄板なのですが、すごい強い素材です。こういう新しい素材が生まれてきたので、このぐらいの形状であればカーボン同等の強度を持つというところまでいきました」
――レースの開催については?
「来シーズン半ばくらいからは順次始めたいと思っています」
――ちなみに価格はどのくらい?
「今は500万円という数字を目標にしています。S-FJの方がもうちょっと高いですね。バイクのエンジンにしたので、その分がコストを下げることができたと思うので」
「乗っていただくと分かるのですが、すごくコントロールしやすいです」
――エンジンさえ替えれば上のカテゴリーも行ける?
「(笑)CBRを一度やったので、どのぐらいの速さまでいけるかはだいたい見えたのですが、とてつもなく速くて、FIA-F4よりも速かったです」
本日のデモランのドライバーは伊藤駿。昨年のS-FJ筑波・富士シリーズチャンピオンであり、先日来、次期F-FJと言われる「FJ1500」のテストも経験している(https://www.fmotor.jp/2025-new-super-fj-myst-kk-f-shake-down)。前日にもスポーツ走行で「IFZ-02」を走らせていたとのことで、走行後のインプレッションを聞いた。
――ドライブしての感想を
「とてもできがよくて、エントリーカテゴリーにありがちな安っぽい感じとか、どこかシャキっとしていない感じとかが一切なくて、ひとつふたつ上のカテゴリーのクルマぐらいの質感があっていいですね。あと車高(地上高)とかエントリーカテゴリーのクルマだと車高がけっこう高かったりして、そのせいで動きがぎこちなかったりするのですが、これはそういうことがなくて、ブレーキングの時も、コーナリングの時も、ピタっとしていて、ピュアなレーシングカーです。乗っていても楽しくて」
――現行のS-FJとFJ1500と比較しては?
「比べ物にならないですね。MEFの方が上級カテゴリーのクルマと言われても違和感ないくらいで。FJ1500もS-FJよりも車高の制限がなくなって、だいぶよくなりましたが、それよりもさらに純粋なレーシングカーという感じで、FJ1500よりも、どういう運転が速いのかというのがわかりやすく教えてくれるクルマだと感じました」
――タイム的にはどの程度?
「この前のテストでは2分4秒フラットくらいまで行けたので、今日は時間が足りないのでともかくですが、3秒台は入れるかなと思います(今回のS-FJ予選ポールタイムは4秒697)」
――エンジン横置きでチェーン駆動というのは違いを感じる?
「特に違和感もないですし、言われなければ気が付かない程度の差しかありませんね」
当日のデモ走行では時間の都合もありアウトラップ~計測1周後にコントロールライン上で停止、と本格的な走行ではなかったが、10,000回転越えという最近のフォーミュラカーでは聞けないレーシングサウンドをアピールしていた。来年からのレース開催に期待したい。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Junichi SEKINE
Asako SHIMA

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第18戦の決勝が、11月30日、モビリティリゾートもてぎで行われ、ポールスタートの野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が、前レースに続いて小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)の追走を抑えて、ポール・トゥ・ウィンで今大会3連勝、今シーズン12勝目を飾った。
マスタークラスも、クラスポールの清水康弘(GNSY RACING 324)が逃げ切って、今大会2勝目を挙げ、両チャンピオンが有終の美を飾って、2025シーズンを締めくくった。
午前中のアクシデントにより、ザック・デビッド(B-MAX RACING 324)はマシンの修復が間に合わずに出走を取り消した。松井啓人(B-MAX RACING 324)は、ぎりぎりまで作業を続け、何とかグリッドにクルマを並べることができた。
スタートは、この週末、三度(みたび)野村が制し、第16、17戦と同じく小林が続く。小林はスタートで少しホイールスピンをして、2位を守ることに専念せざるを得ず、その間に野村がリードを広げる。
3位には三井優介(DELiGHTWORKS)が上がるが、佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)との競り合いでやや失速してしまい、山越陽悠(DELiGHTWORKS)にも先行を許して、三井は5位に後退してしまう。
1周目は、野村、小林、佐野、山越、三井、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)、卜部和久(B-MAX RACING 324)の順。ここからトップ2台はハイペースで3位以下とのギャップを広げていく。
空力マシンであるSFライツは、もてぎのコースでは順位を入れ替えることは難しく、隊列は徐々に縦に長くなっていく。
レース折り返しとなる10周目。野村と小林の差は1.1秒。2.8秒遅れて3位佐野、さらに6.8秒遅れて、4位山越と5位三井が4位争いを繰り広げるという展開となった。
レース後半も、各車の間隔は広がることはあっても、順位が変わることはなく、野村が19周を走りきって、この週末3連勝となるチェッカーを受けた。
2位小林、3位佐野と、この週末3戦の表彰台は、すべて同じ顔ぶれ、同じ順位となった。
マスタークラスは、クラスポールの清水が、DRAGON(TEAM DRAGON 324)とKEN ALEX(BUZZ RACING)が競り合う間に差を広げ、最終的に6秒近い差をつけて、今大会2勝目を飾った。
2025年シーズンは、最終戦で野村と清水のチャンピオン二人が有終の美を飾って幕を閉じた。チームタイトルは2023年以来1年ぶりにB-Maxが獲得した。









Text: Shigeru KITAMICHI
もてぎチャンピオンカップレース第5戦 -RIJ- (2025/11/30) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 18 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 50 | | | 野村 勇斗 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 19 | 33'19.957 | - | - |
| 2 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 19 | 33'20.952 | 0.995 | 0.995 |
| 3 | 35 | | | 佐野 雄城 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 19 | 33'23.645 | 3.688 | 2.693 |
| 4 | 2 | | | 山越 陽悠 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 19 | 33'31.822 | 11.865 | 8.177 |
| 5 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 19 | 33'32.615 | 12.658 | 0.793 |
| 6 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S SFL TOM'S | 19 | 33'44.265 | 24.308 | 11.650 |
| 7 | 1 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 19 | 33'46.864 | 26.907 | 2.599 |
| 8 | 36 | | | エステバン・マッソン | PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 19 | 33'47.647 | 27.690 | 0.783 |
| 9 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 19 | 33'48.760 | 28.803 | 1.113 |
| 10 | 8 | M | 1 | 清水 康弘 | GNSY RACING 324 GNSY RACING | 19 | 34'16.656 | 56.699 | 27.896 |
| 11 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON 324 B-MAX RACING TEAM | 19 | 34'22.412 | 1'02.455 | 5.756 |
| 12 | 6 | M | 3 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 19 | 34'22.973 | 1'03.016 | 0.561 |
| 13 | 4 | M | 4 | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 19 | 34'32.645 | 1'12.688 | 9.672 |
| 14 | 58 | | | 松井 啓人 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 17 | 33'59.984 | 2Laps | 2Laps |
| ---- 以上規定周回数(90% - 17 Laps)完走 ---- |
| - | 51 | | | ザック・デビッド | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | - | d.n.s | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 38 小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL ) 1'44.424 (3/19) 166.514 km/h


全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第17戦の決勝が、11月30日、モビリティリゾートもてぎで行われ、ポールスタートの野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)の追走を抑えきって、昨日の第16戦に続くポール・トゥ・ウィンで11勝目を挙げた。
マスタークラスは、KEN ALEX(BUZZ RACING)がスタートで遅れたものの、アクシデントをくぐり抜け、参戦2レース目で初優勝を飾った。。
午前9時5分、朝の涼しさはあるものの、快晴のなかスタートを迎えた。
ポールの野村はトップを守り、2位には好スタートを決めた小林がつけ、佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、ポジションを上げた三井優介(DELiGHTWORKS)、山越陽悠(DELiGHTWORKS)が続いて、レースが始まった。
しかし、その後方でアクシデントが続き、オープニングラップで6台がリタイアしてしまう。
まず、5コーナーで、先行した古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)に、松井啓人(B-MAX RACING 324)が接触。2台はもつれるようにコースアウトしてストップ。
さらに、S字カーブで8位を争っていたザック・デビッド(B-MAX RACING 324)と卜部和久(B-MAX RACING 324)も並走状態で接触。卜部はスピオンしてコース上でストップしたため、マスタークラスのDRAGON(TEAM DRAGON 324)がフルブレーキ。これを避けきれずに清水康弘(GNSY RACING 324)が追突してしまった。
古谷、DRAGON、清水はピットには戻ったものの、修復はならずにリタイア。コース上に残った3台とあわせて、実に6台が1周目で姿を消すことになってしまった。
このアクシデントでセーフティカーが入るが、影響のなかった上位グループは、タイヤを温めつつ再開を待ち、5周目に入るところでリスタート。
トップ野村は、昨日に続く再スタートも冷静に決めて、小林を従えてラップを重ねていく。小林は、昨日とは異なり、野村に引き離されることなく、ピタリと背後につける。
ほとんど同じラップタイムを刻む二人の差は、周回によって多少変化はあるが、ほぼ0.5秒のまま緊迫した状態が続いた。
トップ野村は、「プレッシャーはあった」と言いながらも、最後までミスなく14周を走りきり、またひとつ勝ち星を増やし、今季11勝目を飾った。
2位小林、3位佐野、4位三井、5位山越までは、昨日の第16戦と同じ顔ぶれとなった。
マスタークラスは、ポールのALEXが、スタートでクラス4位まで落ちてしまったものの、1周目のアクシデントをくぐり抜けたところでトップに立ち、今田信宏(JMS RACING TEAM)との差を開いて逃げ切った。
スタートにはまだ課題はあるものの、レースペースは、今田、清水、DRAGONの常連三人を確実に上回っており、若手にも迫る勢いを見せるALEX。来季も参戦の予定のようだが、マスタークラスに新たな風を起こしそうだ。
第18戦の決勝は、本日午後1時30分から、今大会で最も長い19周で行われる。










Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
もてぎチャンピオンカップレース第5戦 -RIJ- (2025/11/30) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 17 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 50 | | | 野村 勇斗 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 14 | 29'51.197 | - | - |
| 2 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 14 | 29'51.955 | 0.758 | 0.758 |
| 3 | 35 | | | 佐野 雄城 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 14 | 29'54.055 | 2.858 | 2.100 |
| 4 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 14 | 29'56.497 | 5.300 | 2.442 |
| 5 | 2 | | | 山越 陽悠 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 14 | 29'57.603 | 6.406 | 1.106 |
| 6 | 36 | | | エステバン・マッソン | PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 14 | 30'01.226 | 10.029 | 3.623 |
| 7 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 14 | 30'03.478 | 12.281 | 2.252 |
| 8 | 6 | M | 1 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 14 | 30'16.000 | 24.803 | 12.522 |
| 9 | 4 | M | 2 | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 14 | 30'20.941 | 29.744 | 4.941 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ---- |
| - | *58 | | | 松井 啓人 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 0 | - | 14Laps | 14Laps |
| - | 51 | | | ザック・デビッド | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 0 | - | 14Laps | - |
| - | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S SFL TOM'S | 0 | - | 14Laps | - |
| - | 1 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 0 | - | 14Laps | - |
| - | 30 | M | - | DRAGON | TEAM DRAGON 324 B-MAX RACING TEAM | 0 | - | 14Laps | - |
| - | 8 | M | - | 清水 康弘 | GNSY RACING 324 GNSY RACING | 0 | - | 14Laps | - |
- Fastst Lap: CarNo. 50 野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING) 1'44.110 (11/14) 166.013 km/h
- CarNo. 58は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第15条1(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科したがリタイアのため未消化。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16戦の決勝が、11月29日、モビリティリゾートもてぎで行われ、ポールスタートの野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が、スタートでトップを守ると、そのまま逃げ切ってポール・トゥ・ウィンで10勝目を挙げた。
マスタークラスは、ポールのKEN ALEX(BUZZ RACING)がスタートで遅れ、清水康弘(GNSY RACING 324)が今シーズンのチャンピオンを決める優勝を飾った。。
午後2時10分、日差しが強くなるなかスタートを迎えた。
勝負はスタートで決まった。好スタートの野村はトップを守って1コーナーへ。一方、2番グリッドの佐野は、スタートに賭ける気持ちが空回りしてしまい、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、三井優介(DELiGHTWORKS)に次ぐ4位にまで順位を落としてしまう。
佐野はすぐに三井をかわして1つ順位を回復したものの、その間にトップ2台に差を開かれてしまった。
逃げる野村、追う小林。レースは、今シーズン活躍した若手を代表する二人の一騎打ちとなった。しかし、このカテゴリーでの野村の強さは秀でており、ギャップは5周目に1.5秒にまで広がった。
3位以下は、佐野、三井、山越陽悠(DELiGHTWORKS)、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)、卜部和久(B-MAX RACING 324)と続いた。
トップ二人の差が、2秒に広がった9周目。マスタークラスの今田信宏(JMS RACING TEAM)がヘアピンでコースオフ。グラベルに止まってしまい、セーフティカーが入った。これで各車の間隔は詰まり、隊列を整えて再スタートを待つことになった。
残り2周でリスタートを迎えるが、トップ野村に死角はなく、小林につけ入る隙を与えず、小林を従えてチェッカーを受けた。
「ポールを取れたことが大きかった」と語る野村は、これで16戦10勝。その勝利すべてがポール・トゥ・ウィンという記録は、野村の言葉どおり、SFライツにおいてはいかに予選が重要で、かつ野村がいかにスタートでミスをしていないかの証左である。
マスタークラスは、クラスポールスタートのALEXがスタートで大きく遅れ、好スタートの清水がトップに立つと、2位DRAGON(TEAM DRAGON 324)との差を開いていく。3位走行の今田は今回なぜか歯車が噛み合っておらず、9周目のヘアピンでコースオフしてレースを終えた。
セーフティカーランで、清水、DRAGON、ALEXが連なり、リスタート後はALEXがDRAGONを攻めたが、順位は変わらずゴールを迎えた。清水は8勝目。フル参戦2年目でマスタークラスチャンピオンを手中に収めた。
第17戦の決勝は、明日の午前9時5分から14周で、第18戦は午後1時30分から19周で行われる。











Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
もてぎチャンピオンカップレース第5戦 -RIJ- (2025/11/29) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 16 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 50 | | | 野村 勇斗 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 14 | 26'24.636 | - | - |
| 2 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 14 | 26'25.432 | 0.796 | 0.796 |
| 3 | 35 | | | 佐野 雄城 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 14 | 26'26.331 | 1.695 | 0.899 |
| 4 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 14 | 26'27.580 | 2.944 | 1.249 |
| 5 | 2 | | | 山越 陽悠 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 14 | 26'28.191 | 3.555 | 0.611 |
| 6 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S SFL TOM'S | 14 | 26'28.919 | 4.283 | 0.728 |
| 7 | 1 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 14 | 26'30.453 | 5.817 | 1.534 |
| 8 | 36 | | | エステバン・マッソン | PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 14 | 26'31.063 | 6.427 | 0.610 |
| 9 | 51 | | | ザック・デビッド | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 14 | 26'31.541 | 6.905 | 0.478 |
| 10 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 14 | 26'32.534 | 7.898 | 0.993 |
| 11 | 58 | | | 松井 啓人 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 14 | 26'33.339 | 8.703 | 0.805 |
| 12 | 8 | M | 1 | 清水 康弘 | GNSY RACING 324 GNSY RACING | 14 | 26'36.027 | 11.391 | 2.688 |
| 13 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON 324 B-MAX RACING TEAM | 14 | 26'38.683 | 14.047 | 2.656 |
| 14 | 6 | M | 3 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 14 | 26'38.821 | 14.185 | 0.138 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ---- |
| - | 4 | M | - | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 11 | 27'10.488 | 3Laps | 3Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 50 野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING) (3/14) 1'43.537 km/h


全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16、17戦の公式予選が、11月29日、モビリティリゾートもてぎで行われ、すでに前大会でチャンピオンを決めている野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が、頭ひとつ抜けた速さを見せ、第16戦、第17戦ともにはポールポジションを獲得した。
マスタークラスは、初参戦のKEN ALEX(BUZZ RACING)が、他の三人を圧倒し、ダブルクラスポールを奪った。
前回の富士大会から2か月以上のインターバルで最終大会を迎えた。すでに、ドライバーズタイトルは野村が手にしているが、チームタイトル、マスターズクラスのタイトルは、この週末で決定する。
ドライバーも若干変更があった。DELiGHTWORKSは、海外のF4で活躍し来季はFIA-F3への参戦が決定している山越陽悠を追加エントリー。B-Maxは、ケイレン・フレデリックに代わって、今季FIA-F4に参戦していた松井啓人がスポットで参戦。また、マスターズには同じくFIA-F4に参戦したKEN ALEXが新たに加わった。
第16戦公式予選
午前8時50分から行われた予選は、雲ひとつない快晴のもと行われた。
3周のウォームアップで、徐々にタイムアップした各車がアタックに入ると、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が4周目1分43秒570、5周目1分43秒292と、続けてトップタイム
をマーク。
対する野村は、1分43秒950、1分43秒414と、小林に遅れを取っていたが、6周目に集中して攻め、1分43秒135で逆転。ランキング2位の佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)も1分43秒147で野村に迫り、小林を3位に押し下げた。
4番手以下は、三井優介(DELiGHTWORKS)、ザック・デビッド(B-MAX RACING 324)、山越陽悠(DELiGHTWORKS)と続き、トップ6はB-Max、トムス、DELiGHTWORKSが2台ずつとなった。
マスタークラスは、練習走行から速さを見せていたKEN ALEXが、2位の清水康弘(GNSY RACING 324)に1.1秒という大差をつけて、クラスポールを獲得した。
第17戦公式予選
10分間のインターバルを挟んで行われた第17戦予選も、野村、佐野、小林によるポール争いが繰り広げられた。
4周目は、佐野が1分43秒091でトップ。5周目は小林が1分42秒965で逆転するという僅差の争いを見せたが、これらのタイムを6周目に大幅に更新したのは、やはり野村。コース前半の区間タイムを軒並み更新し、1分42秒597という新コースレコードとなる驚速タイムを叩き出した。(従来のレコードは昨年の最終大会で小出峻が記録した1分42秒613)
佐野も何とか野村に迫ろうとしたが、1分42秒904と、このカテゴリーでは大差といえる0.3秒もの差をつけられてしまった。
4番手以下は、山越、三井、そして、1回目から大きく順位を上げた松井 啓人(B-MAX RACING 324)が入った。
マスタークラスは、KEN ALEXがまたしても0.9秒の大差で連続クラスポール。DRAGON(TEAM DRAGON 324)が2番手に食い込んだ。
第16戦の決勝は、本日、午後2時10分から14周で、第17戦の決勝は、明日の午前9時5分から14周で、第18戦は午後1時30分から19周で行われる。




Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
もてぎチャンピオンカップレース第5戦 -RIJ- (2025/11/29) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 17 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 50 | | | 野村 勇斗 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | R1'42.597 | - | - | 168.461 |
| 2 | 35 | | | 佐野 雄城 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'42.904 | 0.307 | 0.307 | 167.958 |
| 3 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'42.915 | 0.318 | 0.011 | 167.941 |
| 4 | 2 | | | 山越 陽悠 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'43.186 | 0.589 | 0.271 | 167.499 |
| 5 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'43.250 | 0.653 | 0.064 | 167.396 |
| 6 | 58 | | | 松井 啓人 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 1'43.806 | 1.209 | 0.556 | 166.499 |
| 7 | 51 | | | ザック・デビッド | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 1'43.816 | 1.219 | 0.010 | 166.483 |
| 8 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S SFL TOM'S | 1'43.835 | 1.238 | 0.019 | 166.453 |
| 9 | 36 | | | エステバン・マッソン | PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'43.906 | 1.309 | 0.071 | 166.339 |
| 10 | 1 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 1'43.993 | 1.396 | 0.087 | 166.200 |
| 11 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 1'44.358 | 1.761 | 0.365 | 165.618 |
| 12 | 6 | M | 1 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 1'45.144 | 2.547 | 0.786 | 164.380 |
| 13 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON 324 B-MAX RACING TEAM | 1'46.068 | 3.471 | 0.924 | 162.948 |
| 14 | 8 | M | 3 | 清水 康弘 | GNSY RACING 324 GNSY RACING | 1'46.171 | 3.574 | 0.103 | 162.790 |
| 15 | 4 | M | 4 | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 1'46.390 | 3.793 | 0.219 | 162.455 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'53.085)予選通過 ---- |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'43.613)を更新した。
もてぎチャンピオンカップレース第5戦 -RIJ- (2025/11/29) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 16 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 50 | | | 野村 勇斗 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 1'43.135 | - | - | 167.582 |
| 2 | 35 | | | 佐野 雄城 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'43.147 | 0.012 | 0.012 | 167.563 |
| 3 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'43.292 | 0.157 | 0.145 | 167.328 |
| 4 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'43.494 | 0.359 | 0.202 | 167.001 |
| 5 | 51 | | | ザック・デビッド | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 1'43.701 | 0.566 | 0.207 | 166.668 |
| 6 | 2 | | | 山越 陽悠 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'43.748 | 0.613 | 0.047 | 166.592 |
| 7 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S SFL TOM'S | 1'43.883 | 0.748 | 0.135 | 166.376 |
| 8 | 36 | | | エステバン・マッソン | PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'43.956 | 0.821 | 0.073 | 166.259 |
| 9 | 1 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 1'44.238 | 1.103 | 0.282 | 165.809 |
| 10 | 58 | | | 松井 啓人 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 1'44.412 | 1.277 | 0.174 | 165.533 |
| 11 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 1'44.587 | 1.452 | 0.175 | 165.256 |
| 12 | 6 | M | 1 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 1'45.147 | 2.012 | 0.560 | 164.376 |
| 13 | 8 | M | 2 | 清水 康弘 | GNSY RACING 324 GNSY RACING | 1'46.291 | 3.156 | 1.144 | 162.606 |
| 14 | 30 | M | 3 | DRAGON | TEAM DRAGON 324 B-MAX RACING TEAM | 1'46.532 | 3.397 | 0.241 | 162.239 |
| 15 | 4 | M | 4 | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 1'46.590 | 3.455 | 0.058 | 162.150 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'53.510)予選通過 ---- |
優勝 川福健太(東京IRCvovoニルズVITA)

「自分でもいい走りができたなと思います。自分が目指していたアベレージタイムを刻みながら、それをちょっとずつ更新しながらで、走りには満足しています。クルマはイシカワさんが走ったままで、何もいじっていなくて、シートとかもそのままでドライブできました。このクルマはMECで走っているのとは別の新しい個体で、僕はサーキットで走ったのは今回が初めてでした。フレームが新しい分の違いを感じますね。シャキっとしているというか動きが筑波のタイトコーナーとかでも最初の反応からよくて、クルマが曲がっている時の動きがいいな、足をすごく活かせているなというのがわかります。新車やっぱりいいな、と(笑)。筑波でレースキャリアをスタートさせて、志半ばで成績も残せずすぐに筑波を離れて、そこからはカートを10年ぐらいやって4輪をずっとやっていなかったので、いつかは筑波で勝ちたいなと思っていて、それが今日やっと達成できました。そういう意味では自分の中でも区切りがついて嬉しいですね。イシカワさんにいい報告ができます」
2位 柿沼一峰(G/P@ 恵比寿NUTEC制動屋アラゴスタVITA)

「2位が続いていますね。まあしょうがないです。もうちょっとちゃんと練習します。初めての筑波でも速かったのはクルマがいいのかな(笑)。とりあえずは何事もなく。来週ももてぎでレースがあるので、クルマをちょっといたわりたいとおもって、7周目くらいまでもう追いつかないと思って、ちょっとペースを落として、後ろだけ見ながら走っていました」
3位 西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

「いむらさんのペースが中々上がってこなかったので、後ろについているうちに(前の2台に)行かれてしまいました。いむらさんからのプレッシャーは、まぁよく知っている人なので、クリーンなバトルしてくれるだろうなと思っていたら、思っていた以上にクリーンで、とても楽しかったです。いいレースができました。これでシーズン2位を取れて、もうちょっと上の方がよかったですが(第2戦以降)表彰台をキープして2位だったので、来シーズンにつながるいいレースができたのではないかと思います」
4位 いむらせいじ(オートルックVITA-01)

「西濱さん速かったですね。こちらも速かったけれど、無理してまで抜き返しに行く必要もないので、あのままの感じでやりました。淡々と、大した見せ場もなく(苦笑)。西濱さんぜんぜんミスしなかったので、縮まるポイントがなかったです。お互い『縦』では勝負できない状況でした」
5位 山本龍(お先にどうぞ☆VITA)

「いまいちマシンが、というのは言い訳になってしまいますが、前に近づいて走れたのでよかったのかなとは思います。ここ3戦くらいストレートが遅いな、と思っていましたが、今年はこのまま行こうと思っていたので、しょうがなかったですね。もうちょっと前に出られればよかったですね」
6位 佐藤考洋(tipo ETA VITA)

「8周目のオーバーテイクは 前を行く大沢さんと並木選手が第1コーナーで絡んで。当たってはいないと思うのですが、その隙に僕が前に出て。うまい具合に前に出られたので、そのまま逃げ切りたかったのですが、僕のクルマ直線がちょっと遅いので(苦笑)、直線でちょっとブロックラインを取りながら。あとコーナーはなんとかなるので、バックストレートだけどうにか並ばれないように、それだけ気にしながら走っていたら、前からは置いて行かれちゃったのですが、最後までどうにか大沢さんを抑えきったので、僕としては楽しくバトルができたなと思っています」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA

VITA筑波シリーズ第6戦決勝は11月23日(日)に行われ、欠場のイシカワヨシオに代わって急遽参戦が決まった川福健太(東京IRCvovoニルズVITA)が、ホールショットを奪うとそのまま2位以下を突き放して後半から独走すると15周のレースを走り切って、16年前に果たせなかった筑波での優勝を遂げた。
つくばVITAシリーズ最終戦決勝は予定よりやや遅れて12時13分にフォーメーションラップ開始。気温14度で朝よりは上がったものの曇り空のせいか肌寒い。路面温度18.5度とあがってきてレースにはいいコンディションだ。ポールポジションの川福はストレートの戻ったところでタイヤをバーンアウト、タイヤに熱を入れてスタートダッシュに賭けている様子が見てとれる。16台がグリッドに整列するとレッドライトが消灯してレーススタート。
トップ川福が蹴り出しよく加速、2番手の柿沼一峰(G/P@ 恵比寿NUTEC制動屋アラゴスタVITA)は僅かに反応が遅れたか、セカンドロウのいむらせいじ(オートルックVITA-01)が3番手から並びかけて第1コーナーでインを伺う。しかし柿沼がアウトから被せるように前に出てターンイン。2位のポジションを守る。いむら3位、4位西濱康行(ETA白波ワークスVITA)、5位山本龍(お先にどうぞ⭐︎VITA)、6位大沢良明(ビーンズスポーツVITA)とグリッド順に第1コーナーを通過する。
好スタートの川福は2位以下をぐんぐん引き離し、第2ヘアピン進入までに後続と10メートル程度の差をつける。2位柿沼も3位いむらとの差を広げてオープニングラップを終了。トップ川福と2位柿沼は1.163秒の差、そこから0.905秒差でいむら、0.459秒差で4位西濱、0.221秒差で5位7山本、0.336秒の6位#27大沢、0.394秒差の7位並木海和(ViVa ETA VITA)まで連なった状態で3位グループが形成されている。
2周目に入り柿沼がペースを上げて川福を上回るラップタイムで周回し1.070秒差と間合いを詰める。しかし川福はここで2段目ロケットに点火したか1分2秒990とペースアップ、ギャップを1.588秒までひろげると4周目には1.653秒差。しかし#83柿沼も負けじと5周目に1分2秒951の最速ラップで追う。
後続も順位変動こそないものの、いむらを先頭とした3位グループは西濱0.187秒差、山本0.208秒差、大沢0.244秒差とトレイン状態で神経戦が続いている。さらに7位並木と8位チームメイトの佐藤考洋(tipo ETA VITA)が0.336秒差、9位#渡邊晴也(ELEVレーシングVITA)と10位土屋伊津季(ディープレーシングVITA)0.232秒差。14位倉田道夫(RSロゴスVITA)と15位内田美保乃(Raise UP miiisuke VITA)0.382秒差と随所で接近戦が広げらている。
後続のバトルをよそにトップ川福は2位柿沼に対して7周目には1分2秒746と最速タイムを更新して2.037秒差とリードをひろげていく。いむらと西濱による3位争いは0.122秒差で7周目に入ると、第1セクターで西濱がいむらを捕らえてオーバーテイク、3位に浮上する。ここで7位を走っていた並木がコースサイドにマシンを止める。レース後の聞いたところでは急にエンジンが止まってしまったとのことだ。これで佐藤7位、以下各車ひとつずつ順位が上がる。この中で勢いのあるのが佐藤で、8周目には大沢を攻略して6位へと進出する。
トップ川福は9周目1分2秒735と最速ラップを更新。10周目も1分2秒台で走ると、ここで勝負あったと判断したのかややペースを緩めた柿沼に4.201秒差と独走態勢を築き始めると、12周目に本日のファステストラップ、1分2秒712を叩き出して柿沼との差を6.764秒にすると、もはや彼を脅かすものはなく、ようやく手綱を緩めたか14周目に1分4秒台までペースダウンしてファイナルラップへと入る。この間にそれまで9位で頑張っていた渡邊が中島正之(ビーンズスポーツ3年目VITA)のオーバーテイク許して10位にダウン、中島9位。おきねぇ(ORCシライワ設備ワコーズVITA)もジェネリック内田(RaiseUP コミネVITA)を仕留めて11位に上げる。
チェカードフラッグが振られる中、川福は余裕のゴールイン。療養中のイシカワヨシオから託されたマシンをフィニッシュまで運びポール・ツー・ウインの完勝を飾った。以下2位柿沼、3位西濱が表彰台を獲得、西濱は5位フィニッシュの山本とのシリーズ2位争いを制した。4位いむら、6位佐藤というトップ6となった。
これにて2025年VITA筑波シリーズは終了。来シーズンに向けた決意表明を語った選手もおり、早くも来シーズンが待ち遠しい。








Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA
ポールポジション 川福健太(東京IRCvovoニルズVITA)1分2秒570(コースレコード)

「筑波は16年くらい前にFJ1600で1年間だけレースに出ていた時期があって、それ以来です。その時にあまりいい成績残せなかったので、いつかは、という気持ちがあったので、それが今日かなって思います。決勝に向けて速さは確認できたので、このままスタートを無難に決めて、ポール・ツー・ウインをめざして、頑張りたいと思います」
2位 柿沼一峰(G/P@ 恵比寿NUTEC制動屋アラゴスタVITA)1分2秒715(+0.145秒)

「残念ながら1番にはなれなかったですね。まぁ悪くはないです。決勝は抜くところが少ないらしいですが、頑張って前について行くようにします」
3位 いむらせいじ(オートルックVITA-01)1分2秒802(+0.232秒)

「前を走っている方たちは今年レギュラーでVITAに出ている方なので。僕は今年耐久を主にやっていて、スプリントはもてぎのv.Granzしかやっていなかったので。最後スケジュールが空いたので、ここは地元で慣れているからトップの方と遊べるかな、と思って昨日の練習走行だけで出場したのですが。思っていたよりもコンディション悪くなくて、1位の方はもうちょっとタイム出るかな、と思ったのがそこまででもなかったから、決勝もこれならちょっと遊べるかな、という感触です」
4位 西濱康行(ETA白波ワークスVITA)1分2秒953(+0.383秒)

「負けました(笑)。激しい予選で、感触はよかったのですが、タイムにはつながらなかったので。他の人たちはもっと行っていたのだと思います。タイムはもう少し行けたのじゃないかな、という気はしていますので、これで満足しているわけじゃないです」
5位 山本龍(お先にどうぞ☆VITA)1分3秒213(+0.643秒)

「もうちょっと上に行きたかったですね。コンディションはけっこう滑る感じはありますけれど、そこそこでしたね。タイムはもっと出したかったです、ちょっとなにかいまいちでした」
6位 大沢良明(ビーンズスポーツVITA)1分3秒445(+0.875秒)

「昨日は1分2秒台が出ていたので、そこは惜しかったのですが、感触は悪くないですね。路面が冷たいせいか、昨日よりは(グリップが)食い込まなかった気がします。トップとは1秒弱ありますが、決勝頑張ります」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

VITA筑波シリーズ第6戦予選は11月23日(日)に行われ、イシカワヨシオに代わって急遽参戦が決まった川福健太(東京IRCvovoニルズVITA)が、開幕戦で兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)がマークした1分2秒909を上回る2秒570のコースレコードを叩き出してポールポジションを取った。
今年のシリーズ最終戦となる本大会。チャンピオンの座は第5戦まで全勝の兒島ですでに確定しているが、シリーズ2位については西濱康行(ETA白波ワークスVITA)64ポイント、3位山本龍(お先にどうぞ☆VITA)50ポイントで、まだ決着がついていない。
エントリーは16台。チャンピオンを決めている兒島は今回鈴鹿のスーパーフォーミュラでチーム無限のデータエンジニアを務めており欠場だ。
15分間の予選は午前8時20分コースオープン。晩秋の筑波は朝から曇り空が広がって予選開始直前には小雨がぱらついていたが、路面を濡らすほどではなくドライコンディション。気温10度、路面温度13.5度というコンディションだ。西濱を先頭に全車コースインする。
路面温度が低い為各車慎重にウオームアップを行い、計測3周目あたりからタイムアタックが始まり、まずは残り時間11分に、いむらせいじ(オートルックVITA-01)が1分5秒886のトップタイム、2番手佐藤考洋(tipo ETA VITA)の6秒086、3番手中島正之(ビーンズスポーツ3年目VITA)6秒126と続く。そしてそれに続いてコントロールラインを通過した川福が4秒273をマークしてトップへ。川福が駆るのは今回体調不良で欠場となったイシカワヨシオのマシン。急遽代役出場が決まって16年ぶりという筑波だが、VITAのドライブはMEC120分レースにはイシカワと組んで第2戦鈴鹿、第3戦岡山で共にクラス優勝を飾っている。いむらも4秒608とタイムを詰めるが2番手にドロップ、3番手並木海和(ViVa ETA VITA)の4秒659につづいて山本が5秒098で4番手、西濱5秒313で5番手、土屋伊津季(ディープレーシングVITA)5秒608で6番手。
予選残り時間10分を切って大きく順位を上げているのがおぎねぇ(ORCシライワ設備ワコーズVITA)で1分7秒416と13番手から9番手にアップ。さらに渡邊晴也(ELEVレーシングVITA)が5秒088を出して4番手へ。しかし直後に大沢良明(ビーンズスポーツVITA)が4秒613の3番手タイムをマーク、渡邊5番手にダウン。
ここで佐藤が1分4秒150でトップに立ち、2番手西濱1分4秒199、3番手並木1分4秒249と3台が川福を上回るが、その上を行ったのが山本で1分3秒988とトップタイムをマーク、さらに1分3秒691とハードルを引き上げる。
ここからポールポジションを競うトップ争いが激しくなり、まず西濱が残り時間8分に1分3秒222を出して首位を奪い取る。川福3秒691で2番手、3番手にはいむらが3秒781でつけて山本4番手と続く。さらに柿沼一峰(G/P@恵比寿NUTEC制動屋アラゴスタVITA)が3秒107をマークしてトップ。初めての筑波でのVITAレースとのことで1分5秒台で10番手前後を走っていたが、ここで一気にギアをあげたようだ。さらに4番手に3秒737で大沢が上がってくる。
残り時間7分で川福が1分3秒084でトップに返り咲き。1分2秒台が見えてきた。後方では55ジェネリック内田(RaiseUP コミネVITA)が4秒199で13番手から10番手へアップ。川福はさらにペースを上げて残り5分、ついに2秒763をマーク、コースレコードだ。2番手には西濱が3秒076とこちらも1分2秒台に迫る。並木3秒789で6番手浮上。
残り時間5分を切って#8川福はセクター1、2と全体ベストを出すと、コントロールラインを通過し1分2秒570までレコードタイムを短縮した。
残り時間3分を切って終盤戦。柿沼が2秒766とこちらも兒島のレコードタイムを上回り、続いて残り1分30秒にはいむらも2秒844とレコードブレイク。シーズン最終戦にふさわしいハイペースな予選となってきた。4番手西濱、5番手山本、6番手大沢。
15分間が経過しチェカードフラッグが振られ、トップ3台がコースレコードを上回った予選が終了。ポールポジション川福、2番手柿沼と初筑波VITAレースの両名がフロントロウに並び、3番手いむら、4番手西濱とこちらは筑波ベテラン組がセカンドロウ、5番手山本、6番手大沢が3列目スタートということになった。
決勝は12時01分コースイン予定。チャンピオン不在の最終戦だがハイペースの戦いになりそうな予感がする。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
- 2025年ドライバーズチャンピオン 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
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「全9戦の時ならだいたい3勝したドライバーがチャンピオンみたいな感じだったんで、今年は4勝ぐらいはしないときついよねみたいな話を開幕前の段階でしてたんですよね。なんですけど、前半戦はなかなか勝てなくて、やっとSUGOで勝てましたけど、結果的に今シーズン2勝でチャンピオンっていうのを考えると、自分たちがこうすべきだった、やるべきだった戦い方とはちょっと違った形だったかなと正直思っています」
「レースをフィニッシュした時にしっかりと表彰台にいたっていうところは、まずすごく大きかったと思いますけれども、逆を返せば、リタイアで落としたレースっていうのが4戦以上はあると思うんですよね。そう考えると、そういったところはチャンピオンを取りに行く行き方ではないかなと正直思うんですね。昨日の自分のクラッシュも、まあ正直なところ全くいけなかったと思います。ただレベルが高くて、僅差でバチバチやってた中で本当に僅差で勝てたっていうところなんで、自分の中ではまだまだうまくやらなければいけなかったなと思います」
「エンジニア、メカニック、そしてチーム全員が去年から同じ方向を向いて全力尽くしてくれてましたし、それがどんどんどんどん形になっていっているところに関しては、自信を持てましたし、すごく大きな支えになりました。もちろんチームだけじゃなく、その他の応援してくださっている方々、皆さんが本当にいたからこそ、こういった結果を取れたのは間違いないので、本当に皆さんに感謝したいと思います」
「これからこのチャンピオンの価値を活かすかどうかはまた自分次第になってくると思うので、しっかりとこのチャンピオンという肩書き、日本一という肩書きをしっかりと活かせるような、この先の進み方をしていきたいと思います」
- 2025年チームチャンピオン DOCOMO TEAM DANDELION RACING チームプリンシパル村岡潔
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「この今年をとるっていうのは、去年の喜びよりも、2年連続でとるっていうことが、やっぱりこのチームをやってきて、一つの区切りというか、一つ成長できる別の視界がやっと見えたなっていうことですよね。当然ドライバーのタイトルを取って、チームのタイトルを取るっていうのも重要なんですけど、我々のチームの力で用意できたクルマはドライバータイトルが取れるようなクルマではなかったとはいえ、チームで5勝もできたので、一番たくさん勝ったからチームタイトルが取れたという理屈にはちゃんと繋がってくるので、今年はやっぱり本当に力でもぎ取ったかなっていうところです。特に昨日、今日はドライバー2人が思い通りに走れなくても、きちっとポイントを取って、チームタイトルできちっとポイント差を取ってチームタイトルを取ったっていうところがやっぱり非常にありがたいなと。そういう意味ではドライバーには感謝しています」
「かたやこうやって岩佐君がドライバーズタイトルを取ったし、去年は坪井君が取って、その時も言ったんですけど、やっぱりタイトルを取るっていうことに一番執着できたドライバーがドライバーズタイトルを取るんだなあと。そういう状況をうちのチームが作ってあげれなかった点でドライバーには申し訳なかった。でも、ドライバータイトルが取れなくてもチームタイトルを取らせていただいたのは、やっぱり、本当にファンのおかげとか、協賛企業だとか、HRCさんだとか、そしてドライバー2人の頑張り。本当にうちのチームは少ない人数なので、他のチームに対して取れるタイトルの重みが違うんです。プライベートチームが2年連続でメーカーのチームさんからこのタイトルを取ったっていうことはやっぱり大きなことになるし、そこはもう今日1日、これは自慢したいなと思います」
「(来年のチームづくりについて)ドライバーのことは全く私は分かりません。私のところはホンダさんの育成を担っているので、若いドライバーを育ててくださいと言われれば、そのドライバーで走りますし、この2人でまた来年もと言われれば、来年もこれで走ります。そこはホンダさん次第だと思います。今年の我々の動きを活動を見て、このチームにはこういうドライバーだっていうことを決めていただけると思います。応援していただいている企業さんとは当然次のステップを目指して頑張ろうっていう話はしていきますけれども、それはもうこのカテゴリーをずっとやり続けるんですから、勝つことしかないので、来年もチームタイトルを取りたいねということだけです」
- 2025年ドライバー・オブ・ザ・イヤー イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)
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「SFの開幕戦の時点では正直、勝てるか表彰台に登れるか分からなかっんですが、とりあえず1日ずつ、自分のベストを出し切るっていうことだけ集中してきました。シーズン真ん中ぐらいに来て自分のレベルがどういう立場にいるのか分かった上で、そこからチームとみんなで高いパフォーマンスを組み立ててきて、最後にここまで来れたのは本当に良かったです」
「今までは経験が薄い部分、多分スピードはところどころあったんですけど、慣れてないことだったりとか、新しいことに対して対応がうまくできなかったことがたくさんあって、そこを一つずつ潰して、でもまた何か新しいことがまだやってきて、ようやくここの最後の2戦で、慣れた環境でパフォーマンスを引き出してっていうところができてきたので、そこら辺はしっかり成長できてすごい良かったです」
「このシーズンの自分の目標は自分の存在感を示すっていうのがすごく重要だったと思います。過去一緒にカートとかでやり合った選手がスーパーフォーミュラとかスーパーGT500とか海外で活躍する中、そして自分がジュニアフォーミュラでやりあった選手がF1に行ったりしてて、なんで自分は2年前レースできてないんだっていうすごい悔しい思いを持った中、2023年の開幕式みたいなところに参加したんですけど、みんなのかっこいいプロモーションビデオが流れたりして、めちゃくちゃ本当に悔しかったんです。で、今年乗れることができて、メーカーの育成に関係してない分、このチャンスは絶対無駄にできないなっていうところで、本当に自分の意地で、やるしかないなって思った中で、本当に最後にこれを獲得できたのが本当に嬉しいです。そしてこのチームと一緒に頑張ってやってきた、この最後のパフォーマンスっていう部分はすごく大きく思ってますし、やっとそのトップと遜色ないパフォーマンスを得たんじゃないかなと思っているので、来年どうなるかはまだわからないですけど、自分の立場、そしてチームとも一緒にいい仕事ができたらいいんじゃないかなと思っています」
「自分の家族は特に裕福ではないので、カートのときから、親が週5、週6とかで働いている中、石川県から毎週末琵琶湖とか関西まで、深夜でもカートを積んで連れて行ってくれました。レースができなかったときにも、どうにかまだチャンスを与えたいというところで、諦めないで支えてくれました。資金面でも大変苦労して、本当になんかもう全部できることもできないこともほぼやってくれました。アメリカに行ったときも、コストを下げるために自分と父でクルマのメンテナンスをして、シーズン全部の支払いができなくて、シーズンの途中から自分が乗っていたクルマに別のドライバーを乗せて、もう朝4時ぐらいまでそのクルマのメンテに付き合って、トランポに積んで、運んだこともあるし、それを全部乗り越えての今の結果なので、家族には本当に感謝しきれないです」



Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
- 第12戦優勝 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
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「もちろん率直に嬉しかったっていうのはありましたけど、単純に今回のこの最終戦のレースがなかなか苦しかったというか、後ろから佐藤選手から迫られるような形でしたけど、それをなんとか退けていって、プッシュプッシュしてっていう状況でずっと残り周回も情報で入ってたんですけど、全く減らないなっていうようなぐらいすごく長くて、その感覚の方が強くて、その苦しい中でも勝てたっていうところがすごくまずホッとしました」
「最初チャンピオンを取ったのかどうかわからなかったんで、その情報が入った時に、ほっとする気持ちもありながら、ここまですごく取りこぼしが多い中で、ただ常にスピードがあってっていう状況で、正直今週末入って、昨日のレースがあのような形で終わっていて、正直苦しい状況だったと思うんですよね。まあでもしっかりとこう、みんなで力を合わせて、あのスタートも昨日ちょっと問題があったところからしっかりスタートできましたし、今日の2レースもペースも良くていいクルマがあって、ピットストップも本当に完璧で、もう本当に全てがうまくいったからこそ、取れた結果だったと思うので、それに対しての喜びっていうのが一番大きかったです」
「基本的にピットタイミングに関しては、僕よりもエンジニア側の方が状況が見えているので、状況をしっかりと見てもらって、判断してもらったという形です。もちろん結果としてすごくいい判断だったと思いますし、ペースがあるっていうのも自分的には感じていて、ダントツっていうペースじゃなかったですけど、基本的にクリーンエアーがあればある程度いけるっていう感覚があったので、それをエンジニアに伝えて、あとの判断はチームに任せたという状態だったので、本当にいい判断だったと思いますし、リアクションも良かったですし、その辺も含めてすごく良かったと思います」
- 第12戦決勝2位 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)
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「最終レースは優勝しか見てなかったので、悔しいですね。SCが出てしまって思っていた戦略を取れず、一度後ろに下がる形となって、タイヤの差があまりない中で抜いていかなきゃいけなかったので、クルマはすごく調子は良かったものの、展開に恵まれなかった部分と、自分が攻めきれなかった部分があるので、自分の部分は反省したいなと」
「開幕戦鈴鹿と最終戦鈴鹿では非常に高いポテンシャルがあったんですが、夏場の我々NAKAJIMAレーシングが少し不得意としているところで結果を出せてないので、そこをしっかり見直さないとシリーズランキング争い、チャンピオン争いには絡めないと思うので。そこはまあ、毎年行ってますから。ただ、ここ数年の中では一番いい状況でもあると思うので、頑張ります」
- 第12戦決勝3位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
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「悔しいっていう気持ちだけなんですけど。チャンピオンを取るために今シーズンやってきて、やれることをやったと思いますし、3勝したし、多分一番優勝回数としては多くて、本当にやれることをやった中で、でも一年間、本当にチャンピオンのためだけにやってきたので、そういう心情でした」
「ラスト数周はバイブレーションもすごくて、クルマの何かが壊れてるんじゃないかなっていうような症状がありましたね。それがあってもなくても順位が変わったことはないと思うんで、あれなんですけど、ストレートで(佐藤)蓮とちょっと当たって、それで右側のダメージというか、右側のタイヤのトーが変わっちゃったのかなと思うんですけど、そういうのもあって、バイブレーションがすごかったので、タイヤ取れないかなと心配してたんですけど。それでもペースは良かったのは良かったんで、最後離されたのは、結構その症状がひどくなってっていう感じで、後ろのイゴール選手はOTがないのは分かっていたので、少しだけマネージするけど、でも頑張ってもついていけないような状態に最後になったので、完走できただけでもラッキーって思った方がいいのかなっていうふうな思っています」
「ご存知の通り、僕も牧野選手も本当に我が強くて、この2人を自由にやらせてくれるダンデライアンのチームは、ある意味寛大だなっていう思ってはいます。この僕たちがチームタイトルを取れてるっていうのは、お互い協力もしつつ、でも本当に高め合うというか、一番のライバルとして戦って、でも二人でちゃんと情報共有してみたいなところで、お互いに刺激を与えながらレースができているっていうのはチームとしても素晴らしいと思います。そこでチームの雰囲気だとか、いろいろ変なフリクションが生まれることもなく、一年間やってこれてるし。今年で3年一緒にやっていますが、非常にお互いのドライビングスタイルだとか、まあいろんなところを、2人でこう、チーム自体もそうだし、ドライビングだとか、まあいろんな部分のレベルを上げていけてるっていうようなふうに感じています。でも一年間通すとチームタイトルは取りましたけど、ここぞっていう時の底力みたいなのはやっぱり今回の無限さんはやっぱすごいなと思うし、NAKJIMAレーシングもここ最近本当に強敵ですし、ウカウカしていられないなと思ってます」
- 第11戦優勝チーム監督 田中洋克(TEAM MUGEN)
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「はい、もう率直にもうれしいの一言になります」
「今週を振り返ると、昨日のレースでもうかなり厳しいなというふうな状況だと思ってはいたんですけども、スタッフやドライバーが本当に諦めずに最後まで走った結果が、こういう優勝をして、特にチャンピオンっていうので、あの、本当に嬉しく思いますし、なんかまだ信じられない気持ちでいるんですけども、もうなんかこうじゃないと勝てない、チャンピオンを取れないっていうような状況の中で、本当にきっちりみんな仕事をしてくれて、こういう結果があの取れたことを本当に嬉しく思ってます。」
Photo&Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

2025年全日本スーパーフォーミュラ選手権第12戦の決勝が11月23日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が第8戦SUGO以来の勝利を挙げ、2025年のドライバーズチャンピオンを獲得した。
(天候:晴れ 路面:ドライ 観客動員数:金曜日5,200人/土曜日28,000人、36,000人/大会総入場者数69,200人)
第12戦決勝は午後2時30分より31周で行われた。スタート時の気温は17℃、路面温度は28℃だ。

スタートで一旦はポールポジションの岩佐と予選2位の野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)が並ぶ形となるが、ここは野尻が自重して岩佐がトップで1コーナーへ。この隙に予選3位の佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が2番手に上がり、野尻は3番手に。
その後方では予選7位の坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)が2コーナー立ち上がりでアウトに膨らみ、9番手に後退してしまう。
1周目の順位は岩佐、佐藤、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)とつづき、坪井は8番手でコントロールラインに戻ってきた。
このレースでは特別規則により1周目からタイヤ交換が認められており、早速1周目に野尻とザック・オサリバン(REALIZE Corporation KONDO SF23)そして小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)がピットイン。早くもタイヤ交換を行った。
2周目には坪井、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、三宅淳詞(ThreeBond SF23)がタイヤ交換。坪井は野尻の前でコースに戻る。逆バンクで、デグナーで猛然と襲い掛かる野尻をタイヤの冷えた坪井は懸命に押さえ込み、シケインへ。ここで野尻は一旦先行するが、坪井はOTSを使ってホームストレートで並びかけ、3周目にタイヤ交換を行ってピットアウトしてきたサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)のアシストも受けてポジションを奪い返した。
一方、トップの岩佐は4周を終えて1秒076のリード。佐藤、牧野、太田、フラガと続く。タイヤ交換を終えたドライバーの中では坪井が先頭で野尻、大湯、オサリバン、小林そしてフェネストラズの順で5周を完了した。
6周目に太田がピットイン。タイヤ交換を終えて坪井の前でコースに戻る。懸命に追う坪井。しかしアウトラップから太田はハイペースで飛ばし、坪井の接近を許さない。
7周目にはトップの岩佐と3番手のフラガがタイヤ交換を実施。坪井の前でコースに復帰したフラガに坪井は引っかかってしまい、ポジションを上げられず。
これで8周終了時点の順位はトップが佐藤、2番手に牧野、3番手に福住が上がり、タイヤ交換組では岩佐の11番手を筆頭に太田、フラガ、坪井、野尻と続く。
10周を終えて佐藤は2番手の牧野に2秒761の差をつける。11番手の岩佐との差は33秒183。佐藤はこのまま終盤までタイヤ交換を引き伸ばす作戦だったという。
ところがこの周のシケインで大湯と野中誠太(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)が接触するアクシデントが発生。の中はピットに戻ったが、その場に大湯のクルマが残ったため、12周目からセーフティーカーが導入された。
ここでタイヤ交換を終えていないドライバーが一斉にピットイン。これにより岩佐がトップに返り咲き、太田が2番手。佐藤は3番手で戻ることに成功、牧野4番手、フラガ5番手、福住6番手と続いて坪井は7番手、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)8番手と続いて野尻は9番手となった。
セーフティーカーは14周終わりでピットへ。15周目から追い越しが可能となる。すかさずフラガが1コーナーで大外から牧野を抜いて4番手に浮上した。
続いて佐藤が16周目のシケインで太田に並びかける。ここではポジションを譲らなかった太田だったが、この影響からか最終コーナーの立ち上がりで佐藤にインから並ばれて2番手を明け渡すことに。
佐藤はその後も岩佐を追い上げにかかり、20周終了時点でその差を0秒528とする。二人は2020年にフランスF4を共に戦い、岩佐がシリーズチャンピオン、佐藤はランキング2位となった間柄だ。
そして22周目の1コーナーでなんと坪井が阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)に抜かれて8番手に後退してしまう。これでシリーズタイトルの行方は岩佐が俄然有利となった。
岩佐は23周目を終えた時点で佐藤との差を0秒838とするが、佐藤も24周目には0秒743差にまで詰めてきた。25周を終えたところでその差は0秒707となる。
その後も26周目には0秒658差、27周目には0秒845差と一進一退の攻防が続き、0秒731差で30周を完了。ファイナルラップを迎えた。
OTSを駆使しで岩佐を追う佐藤。しかし最後まで岩佐歩夢は付け入る隙を与えず、第8戦SUGOに続く今季2勝目をものにするとともに、シリーズポイントを224に伸ばし、8位に終わった坪井翔を4.5ポイント上回り、見事2025年のドライバーズタイトルを獲得した。
2位は佐藤蓮、3位には終盤クルマの挙動に不安を抱えながらもフラガの追撃を振り切った太田格之進が入った。
これにて全日本スーパーフォーミュラ選手権は2025年の全日程を終了。2026シーズンは4月3〜5日に栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで開幕、4日に第1戦、5日に第2戦を行う。













Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 12 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 15 | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 31 | 57'05.362 | - | - |
| 2 | 64 | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 31 | 57'06.093 | 0.731 | 0.731 |
| 3 | 6 | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 31 | 57'11.159 | 5.797 | 5.066 |
| 4 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 31 | 57'11.977 | 6.615 | 0.818 |
| 5 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 31 | 57'14.609 | 9.247 | 2.632 |
| 6 | 8 | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 31 | 57'18.355 | 12.993 | 3.746 |
| 7 | 38 | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 31 | 57'19.398 | 14.036 | 1.043 |
| 8 | 1 | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 31 | 57'22.568 | 17.206 | 3.170 |
| 9 | 50 | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 31 | 57'23.894 | 18.532 | 1.326 |
| 10 | 16 | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 31 | 57'28.268 | 22.906 | 4.374 |
| 11 | 28 | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 31 | 57'28.928 | 23.566 | 0.660 |
| 12 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 31 | 57'32.969 | 27.607 | 4.041 |
| 13 | 20 | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 31 | 57'34.014 | 28.652 | 1.045 |
| 14 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 31 | 57'34.743 | 29.381 | 0.729 |
| 15 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 31 | 57'36.230 | 30.868 | 1.487 |
| 16 | 12 | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 31 | 57'38.581 | 33.219 | 2.351 |
| 17 | 4 | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 31 | 57'43.466 | 38.104 | 4.885 |
| 18 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 31 | 57'44.644 | 39.282 | 1.178 |
| 19 | 19 | オリバー・ラスムッセン | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 31 | 57'44.863 | 39.501 | 0.219 |
| 20 | 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing Honda M-TEC HR-417E | 31 | 57'47.056 | 41.694 | 2.193 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 27 Laps)完走 ---- |
| - | 29 | 野中 誠太 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 10 | 18'16.331 | 21Laps | 21Laps |
| - | 39 | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 9 | 16'03.508 | 22Laps | 1Lap |
- Fastest Lap: CarNo. 65 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23) 1'40.205 (10/31) 208.624 km/h
- レース15優勝 卜部和久(B-MAX RACING TEAM)
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「前だけ向いて常にフルプッシュで、コーナリングしっかり攻めました。セットアップも決まってたんで、自信持って攻められたし、スリップに入りきられなかったのが、勝因なんじゃないかなと思ってます」
「リヤが滑る問題は直ってないです。でもそんな完璧なクルマなんてそうそうなくて、ドライバーがカバーして乗ったり、我慢して乗る場面がほとんどなんで、そういう部分でもよく曲がってくれましたし、良かったんじゃないかなとクルマもすごい良かったです」
- レース15決勝2位 小松響(Rn-sports F111/3)
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「ペースはあったので、スタートさえ普通に上手く決めれば勝てたレースなのかなっていう意味で、嬉しいですけど、悔しい方が強いですね」
「なかなかやっぱ抜けないです。最初の2、3周はちょっとチャンスがあったので、1回仕掛けることができましたけど、それ以降はなかなか。近づいてしまうとダウンフォースが抜けちゃって。もう本当チャンスがなくて。なんかミスってくれたらなあと思いながら必死についていたのが、まあ彼も慣れてるんで、ミスはなくて、最後まで抜けなかったって感じですね」
「フォーミュラレースは1年半ぶりぐらいです。昨年はFIA-F4の開幕戦だけだったので、それ以来まあちょこちょこ乗ったりはしてたんですけど、リージョーナルに乗ったのは今週初めてですし、まあそういう意味では結果だけで見たらいいんでしょうけど、勝てたレースだがらちょっと悔しいですね。1年間ルーニースポーツに帯同してて、その流れで乗せてもらえました。植田社長には感謝しかないです」
- レース15決勝3位 鈴木斗輝哉(TOM'S FORMULA)
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「レース自体は本当に何もできずに終わってしまいました。結局こうなることはわかってたんで、朝一のレースのトライは全然悪くなかったんですね。本当にあのまま2位で終わって、今回3位でしょっぱい感じになるんだったら、自分のチャンスをなるべく活かした自分の走りを周りの人に見せられたかなっていう、いい意味で捉えているんです。今年3カテゴリーに出てF4でチャンピオンで、リージョナルとS耐は2位だから、全然悪くないと思うんで。別に悔いはないですし、その代わり来年のステージで必ずチャンピオン取れるようになりたいなと思います」
「(レース15について)みんなどんなタイヤを使ってるかわからなくて、Q1、Q2と新品をどこで使ってるかわからない状況でした。僕はQ1のタイヤを第3レースに使ったんですけど、ちょっとグリップがレベルが低かったかなっていう。タイヤの違いが差になったかなという。クラッシュの影響はありませんでした。チームの方々が迅速に直してくれたんで、あのすごいいい高いパフォーマンスです。」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ第6戦レース15の決勝が11月23日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われ、予選2位からスタートした卜部和久(B-MAX RACING F111)がレース14に続いて2連勝、今季通算3勝目を挙げた。
レース15決勝は午前11時25分より13周で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。
スタートでトップに立ったのは予選2位の卜部。ポールポジションの小松は2番手に後退し、予選3位の鈴木が3番手。4番手には予選5位の大宮が浮上したが、オープニングラップを終えてホームストレートに戻ってきたところでストップしてしまう。これにより梅垣が4番手に浮上した。
2周目を終えた時点で卜部のリードは0秒282。2番手の小松が猛然と追い上げてきて、3周目のシケインでアウトから仕掛けるが、ここは卜部が押さえた。続いて4周目の1コーナーでもアウトから挑みかけた小松だったが、ここでも卜部はポジションを守り切る。
4周を終えた時点で卜部のリードは0秒502。小松の背後には鈴木が0秒742差で迫ってきた。
5周終了時点で卜部のリードは0秒520。6周目には0秒446と再び縮まってきた。小松と鈴木の差は0秒992、1秒064と僅かに広がってきた。
7周目には0秒586と卜部のリードが広がる。鈴木も1分58秒378と卜部と同タイムで自己ベストを更新してきた。
更に8周目に卜部は1分58秒241とファステストラップを更新。そのリードを0秒623に広げると、小松も9周目に1分58秒172を叩き出し、0秒427差に迫る。10周を終えてもその差は0秒447。11周目には0秒371と差は縮まってきた。
それでも卜部は12周目に1分58秒207と自己ベストを更新、2台は0秒539差でファイナルラップへ。小松は最後まで卜部攻略の糸口を見出せず、卜部和久がレース14に続き2連勝。今季3勝目を挙げてシーズンを締め括った。
2位は小松響。鈴木斗輝哉が3位で表彰台を獲得している。













Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
- 第10戦優勝 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)
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「最初からスタートがすごい肝心になるのかなとは、昨日の展開とかでも見てわかっていたので、とりあえずスタートをなるべく決めるように、序盤で結構速いマシンにアジャストしたつもりで挑みました。スタートの出だしで牧野選手に並べなかったかなと思ったんですけど、1コーナーに飛び込むまでは何があるかわからないので、諦めずとりあえず行ける場所から飛び込んでみたんですけど、それが意外とうまくいって、前に出ることができました」
「そこからはタイヤも大きくタレることなく、すごい安定したペースで、最後まで結構速いペースでレース運びができたので、そこらへんは何も文句ないです。本当に良かったです。昨日みたいに、勝負仕掛けるのは、序盤がメインポイントになるのかなと思ってたんで、そこら辺はすごく注意して後ろを見てて、そこで1回収まったら、まあ多分大丈夫かなと。昨日のレースペースを見てもそういう想定だったので、それがちゃんと思い通りに、全部うまく運べました」
「(ゴールの瞬間は)もう嬉しかったです。本当になんか、感謝だったり、嬉しさだったり、いろんな感情が上がってきましたけど、めちゃくちゃ嬉しかったです。めっちゃ泣きました。なんかもうゆっくりしか走れないぐらい、めっちゃなんか 大泣きしましたね。クルマの中では」
- 第10戦決勝2位 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-

「悔しいレースでした。絶対取らないといけないレースだったと思うんで。ランキングは詰まったのは詰まったと思うんですけど、それ以上に取れなかったっていうのがあります。午後はレースフォーマットも違うし、まあどうなるかわかんないんですけど、とにかくやりきってシーズン終われたらと思います」
「(スタートについて)昨日と比べたら、昨日の方が良かったかなと思うんですけど、可もなく不可もないスタートでした。抑えれると思って、僕はOT使わない判断をしたんですけど、後ろ(フラガ選手)は多分使ってたと思います。逆にあそこで残しといたら、あそこさえ守れればね、その先が絶対楽になるっていうのも分かってたんで、残したんですけど。まあ、そればっかりはタラレバなんで。OT使ってたら守れてたかなとか思ってたりもしますけど、何を言ってもたらればなんで終わったことは仕方ないんで。ちゃんと切り替えて、午後を頑張りたいと思ってます」
「セクター1、2が遅くて、どちらかというとセクター3、4は僕の方が速いのかなと思ってます。イゴールの方が確かウィングが一個ついてるはずなんで、まあそこは関連してるのかなと思ってますが、ウイングだけの問題ではなく、なんかちょっと普段の鈴鹿とは今回違うなって印象があるので、なんとか午後に向けて。昨日6号車(太田選手)がかなりペース速かったんで、それも参考にして今日は行ったんですけど、今朝は6号車も結構苦戦してたんで、ちょっと考えないといけないなと思いました。朝のレースって、まあ基本的に普段やらないから、多少その違いとかもあるのかなと思うんですけど。午後はレース距離も伸びるし、1周目からウィンドウは開くけど、実際じゃあ入れるかって言われると結構厳しいと思うんで。そこはうまく対応できたらなと思います」
- 第11戦決勝3位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-

「スタートは昨日悪かったんですけど、今日は別に悪くなくて。まあ普通のスタートを切れたと思います。マシンのバランスで結構苦労してたんで、終始前に挑戦するっていうのは難しかったかなっていうところでしたね」
「昨日とはクルマのセットアップが多少違うっていうところで、それが影響したと思います」
「昨日は良かったんで その良いところをしっかりと見極めて、午後のレースはもう一回そのような形でやっていきたいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ選手権第10戦(富士大会の延期レース)の決勝が、11月23日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、オープニングラップの1コーナーでトップに立ったイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が、ルーキーイヤーで初優勝を飾った。
混戦のチャンピオ争いは、7位フィニッシュの坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)が、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)を抑えて、依然リードを保っており、午後の最終戦で決着することになった。
ピットイン義務のない19周のスプリントレースの勝負はスタートで決した。フラガは、フロントローイン側の2番グリッドから、太田を牽制しつつ牧野のアウト側から一気にトップに躍り出る。
フラガ、牧野、太田、岩佐、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、そしてポイントリーダーの坪井と続いて、オープニングラップを終えると、上位は膠着状態となった。
序盤、1分39秒台のハイペースを維持するフラガに対し、2位牧野も必死に食らいつくが、周回を重ねる度に僅かずつフラガが引き離しにかかり、レース折り返しの10周目でその差は1.7秒となった。
3位以下の上位グループも、太田、岩佐、野尻、佐藤と、約2秒の等間隔となって、縦に長い展開に。
6位の佐藤から6秒遅れた坪井は、終始、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)に攻められる形となるが、タイトル争いを考えるとポジションを落とすことは許されず、OTS(オーバーテイクシステム)を駆使しながら、上手く防戦し続けた。
レース後半になっても、上位陣の状況は変わることなく、フラガがスーパーフォーミュラ参戦1年目ながら初優勝を飾り、ナカジマレーシングにとっても、3年ぶりの勝利をもたらした。
この結果、シリーズポイントは、坪井が116.5p、太田と牧野が107p、岩佐104pとなり、最終第12戦は、実質この4人によるチャンピオン争い決定戦となった。
注目の最終戦、第12戦決勝は、午後2時30分から31周で行われる。









Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 15 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 50 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 13 | 25'41.282 | - | - |
| 2 | 10 | | | 小松 響 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 13 | 25'41.956 | 0.674 | 0.674 |
| 3 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 13 | 25'45.662 | 4.380 | 3.706 |
| 4 | 37 | | | 梅垣 清 | PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 13 | 25'47.308 | 6.026 | 1.646 |
| 5 | 11 | | | 小田 優 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 13 | 25'58.992 | 17.710 | 11.684 |
| 6 | 48 | | | リン チェンファ | BALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3 RAGNO MOTOR SPORT | 13 | 25'59.643 | 18.361 | 0.651 |
| 7 | 13 | M | 1 | 鳥羽 豊 | AIWIN AIWIN | 13 | 26'09.997 | 28.715 | 10.354 |
| 8 | 21 | | | 猪爪 杏奈 | ユピテル羽衣6 F111/3 Hitotsuyama Racing | 13 | 26'12.213 | 30.931 | 2.216 |
| 9 | 51 | | | ジャ ジャンビン | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 13 | 26'15.828 | 34.546 | 3.615 |
| 10 | 44 | M | 2 | AKITA | ACR FRegional ABBEY RACING | 13 | 26'17.144 | 35.862 | 1.316 |
| 11 | 46 | | | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局ベローナ フジタ薬局レーシング | 13 | 26'20.401 | 39.119 | 3.257 |
| 12 | 40 | M | 3 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride-Eagle イーグルスポーツ | 13 | 27'00.153 | 1'18.871 | 39.752 |
| 13 | 23 | M | 4 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 13 | 27'32.565 | 1'51.283 | 32.412 |
| 14 | 18 | M | 5 | YUKI | NILZZ Racing NILZZ Racing | 10 | 26'46.658 | 3Laps | 3Laps |
| ---- 以上規定周回数(75% - 9 Laps)完走 ---- |
| - | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 1 | 2'00.779 | 12Laps | 9Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 10 小松響(Rn-sports F111/3) 1'58.172 (9/13) 176.905 km/h
- レース14優勝 卜部和久(B-MAX RACING TEAM)
-

「スタートはすごく良くて、うまく決めることができたんで、全くブロックせずに1コーナーに入れました。1秒弱のギャップを築けたので、このまま引き離していきたいなと思ったんですけど、鈴木選手のペースが良くて、思ったよりあっという間に後ろに付かれちゃった感じですね」
「(鈴木選手とのバトルについて)バックストレートですごくスリップが効いて、相手のストレートスピードが速くて追いつかれたんですけど、シケインでのブレーキングも自信持ってそこまで行けてなくて。結構リアのロックが激しかったんで、簡単にバトルに持ち込まれちゃった感じですね。(4周目の1コーナーは)切り込めませんでした。ブレーキを踏んで、ちゃんと止めてから2コーナーに対して入っていこうとしたんですけど、それを読んで、ちょっと思ったより鈴木選手が早く切り込んだように僕は感じました。その後もペナルティ出るかなと思って、ちょっとヒヤヒヤしましたが、接触のことは忘れて走ろうと思って、運転に集中できたんで、そこも良かったポイントだったんじゃないかなと思います。(SC後は)スプーンが梅垣選手に比べて速かったんでスリップも入られづらいし、レースでは有利になるポイントでした」
「最終戦は2番手グリッドからなんですけど、次もしっかりスタートを決めて、優勝して今年のリージョナルのシーズンを締めくくりたいなと思います」
- レース14決勝2位 梅垣清(TOM'S FORMULA)
-

「スタートでクラッチが切れなくて、なんか滑る感じがあって、全然発進できなかったんです。その後もなんか自分自身あまりペースがなくて、思うように走れず、ちょっと苦しかったなってイメージありますね。中高速あたりのコーナーで若干リアがきつかったので、なかなかアクセルを踏み切れませんでした」
「(鈴木選手のアクシデントで2番手に上がったが)ペースが欠けてたので、卜部選手は追えませんでしたね。卜部選手、鈴木選手の方がペースが良くて、僕はちょっと我慢っていうか、なかなかプッシュしていけなかった」
「(2位だけどちょっと悔しい感じ?)なんか複雑ですね、正直チャンピオンが決まったのは嬉しいんですけど。トヨタさんはじめ、チームの皆さんに全力でサポートしていただいたので、学ぶことも多かったですし、チャンピオンを取れたこともでかかったので、その経験をしっかり今後の人生に活かせればなと思います」
- レース14決勝3位 大宮賢人(PONOS RACING F111/3)
-

「スタート自体は自分自身すごい自信があって、良かったんですけど、その後の1コーナーの時に、多分、前のドライバー(梅垣選手)がちょっと失敗して、その内側から抜いていったんですけど、鈴木選手が見えてなくて結構寄ってきちゃって、その時に自分が行く場所なくなって引くしかなくて、スタートで抜いた分また戻っちゃったんですけど、そこはしょうがないと思ってます。スタートは良かったんで、そこはもう自信持って次も行けたらなと思ってます」
「(その後の展開は)ギリギリついていけるなって感じのペースだったんで、あれ以上ペースを上げるのもなかなか厳しくて、近づきすぎたらすぐダウンフォースも抜けちゃうし。あともうちょっとあればって感じですね。僅差だと本当に抜けない状況なので、やっぱり次のレースもスタートが大事、スタートして1周目が大事になってくるんじゃないかなと思ってます」
「次は5番手スタートで3列目になっちゃうんですけど、しっかりスタートを今みたいに決めて、1周目にちゃんといい場所に行けるように頑張りたいなと思います。その後もあとちょっとをつかめるように、毎周食らいついて行って頑張りたいですね。最低表彰台でもちろん優勝狙いますけど、自分のできることをちゃんとしたいなと思います」
Txet: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 10 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 19 | 31'45.406 | - | - |
| 2 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 19 | 31'47.260 | 1.854 | 1.854 |
| 3 | 6 | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 19 | 31'50.584 | 5.178 | 3.324 |
| 4 | 15 | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 19 | 31'51.081 | 5.675 | 0.497 |
| 5 | 16 | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 19 | 31'54.611 | 9.205 | 3.530 |
| 6 | 64 | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 19 | 31'55.094 | 9.688 | 0.483 |
| 7 | 1 | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 19 | 32'05.940 | 20.534 | 10.846 |
| 8 | 39 | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 19 | 32'06.467 | 21.061 | 0.527 |
| 9 | 8 | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 19 | 32'13.120 | 27.714 | 6.653 |
| 10 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 19 | 32'17.380 | 31.974 | 4.260 |
| 11 | 38 | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 19 | 32'18.384 | 32.978 | 1.004 |
| 12 | 12 | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 19 | 32'18.963 | 33.557 | 0.579 |
| 13 | 50 | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 19 | 32'20.075 | 34.669 | 1.112 |
| 14 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 19 | 32'22.042 | 36.636 | 1.967 |
| 15 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 19 | 32'22.670 | 37.264 | 0.628 |
| 16 | 28 | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 19 | 32'24.543 | 39.137 | 1.873 |
| 17 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 19 | 32'25.138 | 39.732 | 0.595 |
| 18 | 29 | 野中 誠太 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 19 | 32'26.432 | 41.026 | 1.294 |
| 19 | 20 | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 19 | 32'30.004 | 44.598 | 3.572 |
| 20 | 4 | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 19 | 32'30.911 | 45.505 | 0.907 |
| 21 | 19 | オリバー・ラスムッセン | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 19 | 32'33.499 | 48.093 | 2.588 |
| 22 | 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing Honda M-TEC HR-417E | 19 | 32'36.565 | 51.159 | 3.066 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 17 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 5 牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23) 1'38.600 (2/19) 212.020 km/h

フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ第6戦レース14の決勝が11月23日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした卜部和久(B-MAX RACING F111)が今季2勝目を挙げた。
レース14決勝は午前8時15分より13周で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。
スタートでトップに立ったのはポールの卜部。
予選2位の梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)はやや出遅れた格好となり、ここに予選3位の鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)と、抜群のスタートを決めた予選4位の大宮賢人(PONOS RACING F111/3)が並びかけてきて3ワイドの状態で1コーナーに向かっていった。
ここで鈴木が2番手に浮上し、梅垣は3番手、そのすぐ後ろに大宮がつけてコントロールラインに戻ってきた。
卜部と鈴木の差は0秒422、梅垣と大宮も0秒315の僅差だ。
鈴木は自力でシリーズチャンピオンを獲得するにはここで優勝するしかないと考えていた。そのためにもタイヤに熱の入り切らない最初の数周にかけていたという。
その言葉通り3周目の1コーナーで、そして同じ周のシケインで仕掛けていく鈴木だったが、卜部は悉くこれを退ける。
そして4周目の1コーナー。
ここしかないと判断した鈴木はアウトから卜部に並びかけていったが、惜しくも接触。そのままグラベルに飛び出してしまい、タイヤバリアへ突っ込んでレースを終えてしまった。
このアクシデントにより5周目からセーフティーカーが導入され、この周でピットイン。レースは6周目から追い越し可能となった。
トップの卜部はここから10周目までに2番手の梅垣に1秒263の差をつける。3番手の大宮、4番手の小松も離されずに梅垣を追うが、いずれもオーバーテイクには至らない。
結局卜部は梅垣に1秒573差をつけてチェッカーを受け、第3戦鈴鹿レース6に次ぐ今季2勝目を挙げた。
2位にはポイントリーダーの梅垣清が入り、18ポイントを獲得。これによりノーポイントに終わった鈴木斗輝哉に31.5ポイント差をつけ、最終戦を待たずしてチャンピオンを獲得することとなった。
そして最後まで梅垣を僅差で追った大宮賢人が3位で表彰台を獲得している。
2025シーズン最後の戦い、レース15決勝はこのあと午前11時25分より13周または30分で行われる。










Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 14 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 50 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 13 | 27'22.925 | - | - |
| 2 | 37 | | | 梅垣 清 | PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 13 | 27'24.498 | 1.573 | 1.573 |
| 3 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 13 | 27'25.117 | 2.192 | 0.619 |
| 4 | 10 | | | 小松 響 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 13 | 27'25.522 | 2.597 | 0.405 |
| 5 | 11 | | | 小田 優 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 13 | 27'40.278 | 17.353 | 14.756 |
| 6 | 21 | | | 猪爪 杏奈 | ユピテル羽衣6 F111/3 Hitotsuyama Racing | 13 | 27'44.948 | 22.023 | 4.670 |
| 7 | 51 | | | ジャ ジャンビン | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 13 | 27'49.657 | 26.732 | 4.709 |
| 8 | 13 | M | 1 | 鳥羽 豊 | AIWIN AIWIN | 13 | 27'50.935 | 28.010 | 1.278 |
| 9 | 46 | | | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局ベローナ フジタ薬局レーシング | 13 | 27'51.870 | 28.945 | 0.935 |
| 10 | 23 | M | 2 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 13 | 28'41.226 | 1'18.301 | 49.356 |
| 11 | 40 | M | 3 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride-Eagle イーグルスポーツ | 12 | 25'50.257 | 1Lap | 1Lap |
| 12 | 44 | M | 4 | AKITA | ACR FRegional ABBEY RACING | 10 | 22'14.556 | 3Laps | 2Laps |
| ---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ---- |
| - | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 3 | 5'54.049 | 10Laps | 7Laps |
| - | 48 | | | リン チェンファ | BALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3 RAGNO MOTOR SPORT | - | d.n.s | - | - |
| - | 18 | M | - | YUKI | NILZZ Racing NILZZ Racing | - | d.n.s | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 10 小松響(Rn-sports F111/3) 1'57.282 (11/13) 178.247 km/h
- 第11戦優勝 野尻智紀(TEAM MUGEN)
-

「いつも鈴鹿の予選ですと、僕はいつもセクター1が周りの選手に比べてちょっとアドバンテージがあってっていう状況だったんですけど、今週は何かいつもと違うのかなっていうところで、あんまりこうセクター1のアドバンテージがなくて、っていうところに個人的に違和感を感じていました。そのあたり含めていろいろとアジャストして、2回の予選を臨んでいったんですけども、やはりそこは変わらずというところでした。ただ前回の富士のFP2からロングも悪くないなって手応えもあって、今回も同様に、それなりにはいけるかなっていう印象はありましたので、そのあたりをミスなく、チームとしても僕としてもしっかり走れたのかなというところですかね」
「スタートに関しては、僕はチャンピオンシップがほぼかかっていないっていう状況の中で、岩佐選手はポールで、すごく出遅れたようなところがあって、本音で言えば、スタートで前に出てそのままレースを引っ張るっていう形にしたかったんですけど、そんなに彼の邪魔もできないなっていうところで、僕の立場的にもすごく悩ましい位置関係の中、1コーナーに入っていくような形になっちゃってて。なんかそこが僕もあの感じで良かったのかなっていうのは正直思うところはあるんですけど、事前にこういうシチュエーションになったら、僕はこう行くみたいな話も彼とはしていた中で、若干僕の方が前に出ちゃっていたので、まあそうなると今度僕が行き切らないとっていう、絶妙な感じの位置関係になってしまったんです。非常にチームとしてもそうですし、チームメイトとしても非常に難しい位置関係の1コーナーだったかなというふうには思います。これが開幕戦とかだったら何も気にせず行けるんですけど、また今はまた状況が状況で、特にチャンピオンシップの渦中の一人であることは間違いないので、そのあたり含めて微妙な、瞬間瞬間で判断しなきゃいけなかったので、難しかったなという印象があります。その後に関しては、残念ながら岩佐選手がレースを離れてしまったので、イゴール選手に抜かれないようにっていうところで必死に走ってました。何よりもピットインで混乱しているような状況の中で、過去一早かったぐらいのピットストップだったんじゃないかなって,ここでしっかり決めてくれたチームにすごく感謝したいなという感じですね」
「終盤に関してはある程度コントロールしていたところは当然ながらありますね。特にこの時期のこの時間っていうのは、すごく西日もきつかったりもしますし、コーナーによってはすごくミスを誘ってくるような日差しがあったりなかったり、そういった時の難しさみたいなものすごくあるこの時期の鈴鹿なので、若干抑えて、とにかく縁石に引っ掛けて飛び出したり、そういった大きなミスがないようにっていうことだけを最後の数周は考えてマネージしてました」
「(これで坪井選手と25ポイント差に縮まったが)あ、そんな縮まったんですか?(87.5ですよ)あ、わかんないですけど。あ、そんなもんなんですね。あ、じゃあちょっと頑張ります。ありがとうございます」
- 第11戦決勝2位 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)
-

「なんか嬉しい部分もありますし、シーズン通して、僕もチームも含めてすごくレベルアップできたシーズンだと思います。そういったところで、ちゃんとこの後半戦にかけて、最後の富士大会、鈴鹿大会はすごいいいパフォーマンスを見せれているんですけど、やっぱり優勝は目指したい、そこが最後の目的地なので、なんか手が届きそうで届かないみたいなところの悔しさはありますね」
「特に終盤は多分、野尻さんが結構コントロールしてた部分はあると思うので、もしもっと接近してたら、多分ペースを上げてくるだろうし、本当にチャンスがあるとするんだったら、多分あのセーフティーカー明けのタイミングでしたね。そこで自分もOTSも積極的に使って、なるべくプレッシャーかけて、どこかでいけないかなって感じだったんですけど、隙もなく、仕掛けるチャンスがギリギリなかったですね」
「(岩佐選手との接触インシデントについて)自分もレース人生かかってこの最終戦に挑んでるんで、もちろんタイトルかかってレースしてる人たちもいますけど、僕もこのレースすごく大事に見てるので、自分もちゃんと出し切って、結果的にはレーシングイシデントっていうところで、自分のミスではなかったのかなとは思うので、それはレース中もあんまり思い返さず、とりあえず野尻さんのリアエンドを見て、抜けるようにひたすらプッシュしてました」
「明日のスタートもすごく重要になると思いますし、レースペースも多分もっと速いクルマはいるんですけど、決して悪くないところにいると思うので、そこら辺をうまくやれたらいいなと思っています」
- 第11戦決勝3位 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-

「7番手スタートだったので、ここを3番で終えられたっていうのは、スタート順位を考えればいい結果だったとは思うんですけど、ただセーフティーカー明け3位の位置でリスタートして、正直そこからのペースはなかったので、明日に向けてはちょっといろいろ考えないといけないなと思うんですけど。ただもう予選のことを考えなくていいというか、完全に決勝にフォーカスしできるので、本当にあと1日、しっかり詰めるとこ詰めてやれるだけのことをやって残り2戦、明日の午前中はボールからスタートできるので、もう本当にそこをまず取れるようにしっかり準備したいなと思っています」
「前半の短いスティントでしたけど、ピット入るまでの方が正直フィーリングが良くて、そこからタイヤ替えてからが、正直自分の思ってる感じでは全然なかったので、後ろが坪井選手になったり大嶋選手になったりっていう状況でしたけど、もちろんチャンピオン考えても、何があっても坪井君には行かれることだけはダメっていうのは分かってたんで、なんとかそこは抑えられたんでよかったです。ただ日曜日の午後のレースに関しては距離ももうちょっと長いですし、まあ言っても明日も19周、短いですけど19周ある中で、ちょっと改善はしていかないといけないかなと正直思っています。ただ6号車のペースがかなり良さそうだったっていうのは分かっているので、そこと違うところも見ながら、なんとか自分にとってもいいところをつまめたらなと思っています」
「もうやるだけなので。僕はシンプルに完全に追いかける立場なので、まずは明日の朝のレースを取れるようにしっかり準備して、その後午後に臨みたいなと思うので、とにかくやり切りたいなと思っています」
- 第11戦優勝チーム監督 田中洋克(TEAM MUGEN)
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「光栄です。チームとしても僕としても本当に嬉しいですし、今年のレース、ライバル勢も速くなってきたという理由も当然あるんですけども、予選は本当に速くて、1周走るのであれば本当にもうトップクラス。ただやっぱり決勝でペースをうまく上げられるクルマを作れなくて。それはもうチームの責任でもあるんですけども、ライバル勢も速くなってくる中で、なかなか勝てなかったんですね。でまあ、いろいろと、当然チームも野尻選手もすごく悩んで、いろいろトライをして、その中でようやくここで今年、本当に野尻選手らしいレースをして優勝できたっていうのは本当に嬉しいですし、明日はちょっと午前中のレースは5位からのレースですけども、明日午後のレースはグリッド2位からですし、期待しています」
「もちろん野尻選手が今日優勝してポイントがつきましたし、岩佐選手はちょっと残念な結果ではあるんですけども、チャンピオンシップに向けてドライバー、チームともに、一丸となって戦いますので、はい、頑張ります。今日も相当ね、こういうケースの時はこうしようなんて考えてはいたんですけど、まあなかなかなかなかそううまくはいかないので、明日またあの、レーススタートして展開を見ていろいろ決めたいなと思います。ただ、2人とも全力で戦って走ってもらえれば、それで結果がついてくればいいかなと思っています」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ選手権第11戦の決勝が、11月22日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、スタートでトップに立った野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)が、逃げ切って今シーズン初優勝を飾った。
2位は、最後まで野尻を追い続けたイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、3位には牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が入った。
波乱の前兆はフォーメーションラップからあった。10番グリッドの小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)が、スロットルトラブルでストップ。これでスタートはやり直し。レースは1周減算され26周で行われることとなった。

そして、1周目には予想もつかなかった大波乱が起きる。
予選まで完全に今大会の主役だった岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が、スタートで出遅れ、野尻に先行を許すと、逆バンクで後方横に並んだフラガと接触。バリアにクラッシュしてしまい、早々に姿を消してしまったのだ。
これで、野尻、フラガ、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、大きく順位を上げた牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が続いた。
逆転チャンピオンを狙う岩佐にとっては悪夢のような出来事だったが、チームメイトの野尻がトップに立っており、タイトルを争う牧野が4位、坪井は6位、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)がスタートで大きく遅れていたことはまだ救いだったかもしれない。
波乱はまだ終わらず、今度は9周目の1コーナーで、14位を走行していたザック・オサリバン(REALIZE Corporation KONDO SF23)がクラッシュ。これでセーフティカー(SC)が入ったが、タイヤ交換が許される10周終了時までSCランが続いたことで、全車がピットに滑り込みピットロードは大混乱となった。
この状況で、あおりを食ってしまったのが3位を走行していた佐藤。チームは上位のフラガを優先して作業をするため、佐藤は14位まで大きく順位を下げることになってしまった。
このピット作業を終えての順位は、野尻、フラガ、牧野、坪井、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)、太田……。
ここからレース後半を盛り上げたのは太田。タイトル奪取に向け1つでもポジションを上げたい太田は、14周目に山下を、16周目に福住を、さらに18周目に大嶋を抜くという、鬼神の追い上げを見せた。そして、終盤には4位の坪井の背後まで迫り、シケインで仕掛けるなど、観客を大いに沸かせた。
また、太田の影には隠れてしまったが、佐藤も14位から9位まで挽回する走りを見せた。
レースは、26周を盤石の走りで逃げ切った野尻の横綱レースで幕を閉じ、野尻は最終大会でようやく今季初優勝を飾った。2位のフラガは自己最高位。3位の牧野は悲願のタイトル獲得に向け、踏みとどまった。
第11戦が思わぬ波乱となり、シリーズポイントは、4位に入った坪井が112.5pまで伸ばして、現時点ではやや優位になった。ただ、太田と岩佐が96p、牧野92p、野尻87.5pで続いており、明日のレースは坪井のグリッドがライバルに比べ下位であることを考えると、まだまだ読めない状況が続いている。
第10戦決勝は明日午前9時50分から19周で、第12戦決勝は午後2時30分から31周で行われる。









Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
- レース13優勝 鈴木斗輝哉(TOM'S FORMULA)
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「スタートきっちり決られたのは、今までのレースを振り返ってみても、ちゃんと克服できたレースだったんじゃないかなというふうには思います。そこからはQ2で卜部選手が速かったので、レースペースではどちらかといえば追われる展開なのかなっていうふうに思ったんですけど、それが結果的にこういうこう引き離すぐらいいいペースで走れたのは、明日のレースペースに対してはすごいポジティブな気持ちで考えられますし、内容としても非常によかったんじゃないかなというふうに思ってます」
「(レース14、レース15に向けて)今日とはスタート順位が違えど、自分のやるべきことは変わらないですし、今シーズン最後のレースですから結果はどうであろうと、ちゃんと自分の力を出し切って、いいレースができればいいなというふうに思いますし、いい形で終わりたいですよね。それが最終的にチャンピオンに結びつければ、もっといいかなというふうには思っていますし、頑張りたいなと思います」
「(F4同様に追い上げる展開となったが)F4もどちらかといえば、第1レースもいいレースができましたし、ちゃんと力を出し切ったんで、それが結果的に第2レースああいう形になったんで、まあ神のみぞ知るって感じじゃないですか」
「(梅垣選手は)スタート順位が2レースとも違うんで、それによってってもありますし、自分じゃどうにもできないマシントラブルだったりとか、そういうのも最終戦は起きるもんなんで、それも含めてどっちが運持ってんのっていう話なんで、明日のレースに対しては自分のやるべきことに100%集中できればいいかなというふうに思っています」
- レース13決勝2位 卜部和久(B-MAX RACING TEAM)
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「スタートを決められたっていうのはすごくいいことでしたし、この後ちょっとペースがうまく上がらなかったんですけど、なんとか(後続を)抑えきれました。タイヤがきつい中で、後ろの方がペースはありそうだったんですけど、攻め切れたのは良かったなと思いますね」
「後ろを見ながらなんですけど、途中ダンロップの出口ですごくリアが滑っちゃいました。終始リアがきつい展開だったんですけど、その中でもめちゃくちゃ滑るぐらいギリギリでずっと攻められてたんで良かったなと思います」
「今日は思ったよりレースペースはなかったんですけど、チームとしっかり話し合って、明日に向けて何をするか、作戦をしっかり考えて、自信持っていこうと思うと思います」
- レース13決勝3位 梅垣清(TOM'S FORMULA)
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「スタートで(卜部選手に)前に行かれたしまったのがまず誤算でした。自分も反応は良かったんですけれども、ホールスピンして、そこから伸びなくて、もうインに入られたんでもう引くしかなかったです。そこからは多少行き過ぎたりとかもあって抜けなかったので、多分ペースあっても抜けなかったなっていうイメージはあります。ちょっと厳しかったです」
「今気持ちがダウンしてるんで、明日に向けて切り替えるしかないですね。今は悔しすぎてやばいです。明日は頑張ります。」
Txet: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/22) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 11 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 16 | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 26 | 52'03.951 | - | - |
| 2 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 26 | 52'05.110 | 1.159 | 1.159 |
| 3 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 26 | 52'09.685 | 5.734 | 4.575 |
| 4 | 1 | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 26 | 52'11.635 | 7.684 | 1.950 |
| 5 | 6 | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 26 | 52'12.590 | 8.639 | 0.955 |
| 6 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 26 | 52'22.278 | 18.327 | 9.688 |
| 7 | 8 | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 26 | 52'24.866 | 20.915 | 2.588 |
| 8 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 26 | 52'25.087 | 21.136 | 0.221 |
| 9 | 64 | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 26 | 52'27.410 | 23.459 | 2.323 |
| 10 | 12 | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 26 | 52'29.756 | 25.805 | 2.346 |
| 11 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 26 | 52'30.240 | 26.289 | 0.484 |
| 12 | 39 | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 26 | 52'32.409 | 28.458 | 2.169 |
| 13 | 50 | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 26 | 52'33.542 | 29.591 | 1.133 |
| 14 | 38 | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 26 | 52'38.989 | 35.038 | 5.447 |
| 15 | *7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 26 | 52'40.123 | 36.172 | 1.134 |
| 16 | 29 | 野中 誠太 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 26 | 52'40.491 | 36.540 | 0.368 |
| 17 | 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing Honda M-TEC HR-417E | 26 | 52'42.831 | 38.880 | 2.340 |
| 18 | 20 | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 26 | 52'45.367 | 41.416 | 2.536 |
| 19 | *19 | オリバー・ラスムッセン | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 26 | 52'49.851 | 45.900 | 4.484 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 23 Laps)完走 ---- |
| - | 4 | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 8 | 19'30.347 | 18Laps | 18Laps |
| - | 15 | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 0 | - | 26Laps | 8Laps |
| - | 28 | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | - | d.n.s | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 65 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23) 1'38.902 (13/26) 211.373 km/h
- CarNo. 7は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.11(SC中のオーバーラン)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 19は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則31.10(スタート)違反により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。

フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ第6戦のレース13決勝が11月22日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)が今季5勝目を挙げた。
レース13決勝は午後0時40分より13周で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。
ホールショットはポールシッターの鈴木。予選3位の卜部和久(B-MAX RACING F111)がスタートを決めて2番手で1コーナーに飛び込み、梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)は3番手。4番手に大宮賢人(PONOS RACING F111/3)が続く。
2周終わって鈴木のリードは1秒466。後方では卜部、梅垣、大宮が接近戦を展開し、そのさらに後方でスターとで小田優(Rn-sports F111/3)の先行を許した小松響(Rn-sports F111/3)が3周目の1コーナーで5番手を奪い返した。
その後も鈴木は後続との差を僅かずつ広げていく。5周目を終わってそのリードは2秒063に。2番手争いは依然として梅垣が卜部をコンマ5〜6秒差で追っているが、今ひとつ決め手を欠いている状況だ。
鈴木のリードは10周を終わって4秒461に。卜部、梅垣、大宮の接近戦はまだ続いている。
結局鈴木は後続に4秒088差をつけて13周を走り切り、今季5勝目。2位に卜部、梅垣は3位でフィニッシュ。
この結果ポイントリーダーの梅垣は250pt、優勝した鈴木は236.5ptとなり、その差は13.5ptに縮まった。
第6戦レース14は明日の朝8時15分より、同じく13周または30分間で行われる。予選2位からスタートする梅垣と予選3位からスタートする鈴木。ここでポイント差は広がるのか縮まるのか。チームメイト同士によるチャンピオン争いは続く。







Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI


- 第11戦、第12戦ポールポジション 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
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「外から見てどうなのかわかんないんですけど、まあ自分たちとしてはまず一つ、自分たちの力を示せたセッションだったと思うので、すごくポジティブでした。昨日があまりっていうようなフィーリングの状態、パフォーマンスの状態からここまで持ってこれたというのが、まず一つ、本当に大きなポイントかなと思ってます。朝の一発目の予選から2回目の予選で大幅な違いはなかったんで、そこに対して細かいアジャストをドライビング含やっていきました」
「決勝では今までやってる通り、自分たちの出せる力、持てる力を最低限出し切るっていうことが一番大事だと思います。それ以上のことは基本はできないんで。今までそういったチャレンジをして落としてきてるレースもいますが、だからといって抑えに入るわけじゃなくて。そこら辺がこのレースの難しさであり、面白さだと思います。ただいい位置からスタートできるっていうのはすごくポジティブなんで、まずスタートと、その後ぺースと、本当に一つ一つ、目の前のやるべきことを、チームと一緒にやっていきたいと思います」
「持ち込みは良くなかったですけど、僕が訴えてたネガティブだったり、データで見れたネガティブ改善点っていうのを、今日に向けてエンジニア陣が本当にいい形で修正してくれたというだけです。今のところいい形で進んでるんで、予選と同じように自分たちの力を発揮できれば、自ずと結果がついてくるかなと思ってます」
- 第11戦、第12戦予選2位 野尻智紀(TEAM MUGEN)
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「いつも鈴鹿は我々調子いいですし、それをしっかりまとめられたかなっていうところですね」
「昨日は思いのほかオーバーステアだったので、それが過去良かったデータと比較してどうかっていう部分で答えを見つけられたのでよかったです。ただ、まだまだ合わせきれなかった部分もあったりもしたんで、もうちょっとかなっていうのはありましたけど、いい予選だった感じです」
「決勝はしっかりと前を見て走りたいなと思いますね。僕がすごくなんか重要なポジションにいる気がするので、それも含めてですけど、変なことが起きないように」
- 第11戦予選3位 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)
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「僕たちは、トップに立てることもあれば、そうでない時もありました。特に前回の富士以来、かなり上位に立てています。Q2で少しミスをしたとはいえ、トップ3に入るだけのパフォーマンスはあったと思います」
「シーズンを通して順調に進歩していると思います。レースペースなどについてはあまりテストをしていないので、今のマシンの状態はまだ少し未知数です。でも、レースがとても楽しみです。最初の2レース、そして富士スピードウェイから延期になったレースも良いポジションからスタートできそうです。ですから、できる限りチャンスを活かして、できるだけ多くのポイントを獲得できるように頑張ります」
「スプーンまではトップ2と互角の展開だったと思いますが、少しオーバーステア気味で、風向きも一定ではなかったと思います。吹いたり止まったり、色々なことが起こりました。少し運が悪かったのかもしれませんが、マシンを少しプッシュしすぎてしまったのだと思います。マシンのフィーリングがかなり違っていました。だから、全てをまとめることはできませんでしたが、パフォーマンスは十分にあると確信しています。風向きが変わっても、日が変わっても、今は、何というか、そういう意味では大きく後退しているわけではありません。だから、その点についてはかなり前向きで、全力で挑むつもりです」
- 第12戦予選3位 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)
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「昨日から好調というところもあって、ポールを狙ってはいったものの、セクター1での遅れが大きく、無限勢の後ろにつく形となってしまいました。ラウンド12に向けてのアジャストは非常にいいステップだったんですけど、まだ一歩足りず、タイム差は縮まったものの、ちょっと足りない予選だったなっていう反省はあります」
「クルマの特性的なものでずっとセクター1で苦しんでる部分があったので、そこはなんともっていう感じですね」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
- レース13ポールポジション、レース14、レース15予選3位 鈴木斗輝哉(TOM'S FORMULA)
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「昨日のFPの調子がすごく良くて、いい形で終われてたので、正直予選は3レースもポールを取れるかなって感触があり、Q1のベストラップはポールが取れたんですけど、セカンドベストはうまく自分の中でまとめることができませんでした。他のドライバーの中には2周まとめられた選手もいたので、なんかマシンのセットアップがちょっとうまくはまってなかったのかなという感じがします」
「Q2に関しては自分の中でうまくうまくなることができたんですが、ライバルの方がちょっと前に行ったかなって。コースレコードを取りたかったんですが、届きませんでした」
「今日のレースはしっかりいろんなところをやり切ればいいと思います。明日はやっぱり別の風が吹くと思ってます。まあ何があるか分からないし、自分で今できることを全力でやろうかなと思います」
- レース13、レース14予選2位、レース15予選4位 梅垣清(TOM'S FORMULA)
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「Q2に関しては1周しかなくて、Q1はまあ2周ぐらいだったんですけど、冬のグリップするっていうコンディションで考えたら、夏の方がすぐ垂れるとは思うんですけど、冬ですぐ垂れてしまって、一発しか美味しいところだった印象です。フロントもリアもどっちも減っててっていうイメージです」
「僕はQ2に関してはゆっくり暖めていたつもりだったんですけど、1周目行ってまあまあのタイムで、もう1周行こうとしたら単純に垂れちゃったっていう。僕の想定では2周目に出そうと思ってたんです。本当はQ1の方がウォームアップの時は飛ばしてはいたんですけど、最後の方にタイムが出てって感じで、うまく噛み合ってなかったんです。路面変わったっていうのはあんま感じなくて、Q1Q2で燃料が減ってタイムアップしちゃったのがでかいと思います」
「(チャンピオン争いについて)ポイントはちょっと離れてはいるんですけど、3レースもあるので結構厳しいな、この予選順位で言ったらちょっと厳しいなっていうイメージです。うまく抑えれるかっていうイメージだと思うんで、鈴木選手とのバトルなんですけど、自分自身がミスなく焦らず勝ちたいです」
「(マカオグランプリについて)結果はあんまり良くなかったんですけど、本当刺激的でした。メインレースは軽く前と接触して、前がスピンして行き場なくなってしまってたら、後ろからどんどん来てしまいました。独特の雰囲気に飲まれるというより、むしろ楽しいってイメージしかなかったです。1本目は様子見で行ってたんで初日はちょっと怖かったですけど、特に山側は。Q2以降は飛ばして行きました。来年はもし乗れたらリベンジしたいです」
- レース13予選3位、レース14ポールポジション、レース15予選2位 卜部和久(B-MAX RACING TEAM)
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「タイヤの美味しい周もちょっと終わりかけてましたし、僕は鈴木君とちょっと離れた距離で、スリップ効くかなぐらいの距離でアタックしていたんですが、アタック2周目はその鈴木君がいなくなったんですよ。その分のタイムロスと、タイヤの分のタイムロスと両方で、予選終盤はタイムが上がりませんでした。タイヤはQ1、Q2ともニュータイヤでしたが、使えるのはいずれも1周だけでした。位置取りも悪くて、すごいトラフィックに捕まったり、ドライビングとクルマと両方を合わせきれなかったり、ちょっと課題の残るQ1でした」
「Q2はベストタイムを出した後も燃料が減ることでタイムが出るかなと信じて行ったんですけど、アタック2周して1周目にベスト出て、2周目は垂れて、フィーリング的にもこれ以上出なさそうだなと思ったけど、まあ一応いった感じでした」
「状態としては悪くないと思います。決勝は特にセット変更とかせずに、そのまま自信持って行こうと思ってます」
- レース13、レース14予選5位、レース15ポールポジョション 小松響(Rn-sports F111/3)
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「昨日までの練習では、ちょっと遅めでアタックしてうまくいってたんで、予選でもその流れでアタックしたんですけど、ベストタイムが出なかったので、逆にちょっと遅らせすぎちゃったのかなっていうのが感想ですね。昨日もSFの後に走っているんですけど、今回はSFが全車ニュータイヤで予選を戦った後なので、思ったよりも路面のグリップが上がったていて、セッティングもちょっと外しちゃったかなという感じでした。リアが重くなると思ってセットアップしたんですけど、それが逆に軽くなっちゃって、それでリアが結構フラフラしてて、怖かったですね」
「今回リージョナルには初めて出てるし、SFと走ったこともないので、どうなるか分かりませんでした。フォーミュラのレースもちゃんとしたのは久しぶりなんで、まあちょっと未知数な部分があって、そこはうまくはまらなかったなと。今までのカテゴリーだとF4が一番早くて2分ちょっと。それに比べて10秒ぐらい速いんで、全然世界が変わって見えるので、なかなか余裕はないですね」
「最初のレースは五番手からですけど。初めてのレースですし、スタートもどうなるかわかんないんで、しっかり完走して、3レース目のゴールでちゃんと勝てるように、頑張って追い上げたいと思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/22) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 13 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 13 | 25'27.655 | - | - |
| 2 | 50 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 13 | 25'31.743 | 4.088 | 4.088 |
| 3 | 37 | | | 梅垣 清 | PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 13 | 25'32.489 | 4.834 | 0.746 |
| 4 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 13 | 25'34.758 | 7.103 | 2.269 |
| 5 | 10 | | | 小松 響 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 13 | 25'35.109 | 7.454 | 0.351 |
| 6 | 11 | | | 小田 優 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 13 | 25'50.633 | 22.978 | 15.524 |
| 7 | 21 | | | 猪爪 杏奈 | ユピテル羽衣6 F111/3 Hitotsuyama Racing | 13 | 25'57.743 | 30.088 | 7.110 |
| 8 | *44 | M | 1 | AKITA | ACR FRegional ABBEY RACING | 13 | 26'08.192 | 40.537 | 10.449 |
| 9 | 46 | | | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局ベローナ フジタ薬局レーシング | 13 | 26'11.693 | 44.038 | 3.501 |
| 10 | 40 | M | 2 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride-Eagle イーグルスポーツ | 13 | 26'14.454 | 46.799 | 2.761 |
| 11 | 51 | | | ジャ ジャンビン | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 13 | 26'27.435 | 59.780 | 12.981 |
| 12 | 13 | M | 3 | 鳥羽 豊 | AIWIN AIWIN | 13 | 26'27.799 | 1'00.144 | 0.364 |
| 13 | 18 | M | 4 | YUKI | NILZZ Racing NILZZ Racing | 13 | 27'04.362 | 1'36.707 | 36.563 |
| 14 | 23 | M | 5 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 12 | 25'53.542 | 1Lap | 1Lap |
| 15 | 48 | | | リン チェンファ | BALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3 RAGNO MOTOR SPORT | 10 | 20'18.860 | 3Laps | 2Laps |
| ---- 以上規定周回数(75% - 9 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 38 鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR) 1'56.949 (2/13) 178.755 km/h
- CarNo. 44は、FRJ選手権統一規則第31条2(スタート手順)違反により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。

11月22日に三重県の鈴鹿サーキットで行われたフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ第第6戦の公式予選Q2は、卜部和久(B-MAX RACING F111)がポールポジションを獲得した。
予選Q2は午前9時30分にコースオープン。ここでは各車ウォームアップ1周でアタックに着手した。
まずは鈴木が計測2周目でいきなりQ1でのポールタイムを上回る1分55秒441を叩き出す。この時点で2番手の小田優は1分57秒071と大きく差がついている。
しかしその後は卜部が同じ計測2周目に1分55秒160までタイムを縮めてトップに。梅垣清も1分55秒325で2番手に続き、鈴木は3番手に。4番手には大宮がつける。
その後も周回を重ねる各車だったが、タイム更新することなくセッションは終了。結局卜部和久がそのままポールポジションを獲得。予選2位に梅垣清、3位に鈴木時也という結果となった。
レース14は明日の午前8時15分スタート。13周または30分で行われる。




Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO

全日本スーパーフォーミュラ選手権第11戦のの公式予選が、11月22日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が、第11戦に続く連続ポールを奪い、逆転チャンピオンに向けて、また一歩前進した。
■Q1グループA
第11戦でポールを奪い、3ポイントを獲得した岩佐は、Q1から段違いの速さを見せた。
福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)1分36秒999、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)1分36秒483と、タイムを刻むなか、次にアタックした岩佐は1分36秒027と、ライバルを引き離すタイムをマーク。
ルーキーとは思えない速さを見せるイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)も1分36秒584と、岩佐のタイムに迫ることはできずにQ1を終えた。
大健闘だったのは、最後にアタックした野中誠太(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)。並みいる先輩ドライバーを押しのけ5番手に食い込んだ。野中の好走により、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)が弾き出されQ1敗退となった。
順位:岩佐-牧野-フラガ-フェネストラズ-野中-福住/大湯-大嶋-オサリバン-ラスムッセン-三宅
■Q1 Bグループ
Jujuを除く全車がアウトインのウォームアップを行い、Jujuはコースがクリアななかでアタックをするべく、他車がピットに入ってくるタイミングでコースに出た。しかし、タイムは伸び悩み1分38秒台と、第11戦に続きQ1最下位からの脱出はならなかった。
最初に好タイムをマークしたのは太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)。1分36秒291とグループAの岩佐に迫るタイムを出した。続いて、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)も太田を僅かに上回る1分36秒244で、この組トップで余裕でQ2に進んだ。
野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)はやや伸び悩んだ感はあったが3番手。そして、4番手には、第11戦予選ではトラブルに泣いた小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)が、最後にタイムを出して食い込んだ。
苦しい予選となっているトヨタエンジン勢は、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)が5、6番手に入った。
順位:佐藤-太田-野尻-小出-坪井-阪口/小高-山下-小林-高星-Juju
■Q2
Q2進出の内訳は、チーム無限2台、ナカジマ2台、ダンデライアン2台、トムス2台、KCMG1台、TGM1台、セルモ1台、B-Max1台。
最初に阪口が1分36秒674をマークすると、そのすぐ後にアタックした野尻は1分35秒973と、阪口のタイムを大きく上回った。
続く福住は1分36秒400、太田、牧野のダンデコンビも36秒前半のタイムに留まるなか、岩佐が野尻のタイムを100分の6秒上回る1分35秒910をマーク。連続のポールポジションを決めるとともに、チーム無限は、第11戦に続いてフロントローを独占した。
変則スケジュールのため、連続して予選が行われたが、明らかに、ホンダエンジン勢が優位に立っており、そのなかでも無限2台の速さが際立っている。
2つの予選を終え、逆転チャンピオンを目論む岩佐は、ポールポジションポイントを加えて96ポイント。坪井との差を8.5ポイントとしし、この勢いが続けば逆転は確実な状況だ。窮地に立たされた坪井と名門トムスの逆襲はなるのか、まずは今日行われる第11戦の決勝に注目したい。
順位:岩佐-野尻-佐藤-太田-牧野-フラガ-坪井-福住-フェネストラズ-阪口-野中-小出
第12戦の決勝は、明日23日午後2時30分から31周で行われる。






Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO

全日本スーパーフォーミュラ選手権第11戦のの公式予選が、11月22日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が、チームメイトの野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)を抑えてポールポジションを獲得した。
■Q1グループA
いつもとは異なる早朝8時から始まった予選。グループAの注目は、逆転チャンピオンを狙う岩佐と牧野。予選のポイントを得るためにも、Q1から速さを示したいところだ。
その岩佐は、2周のウォームアップ後に最初にアタックに入り、1分36秒693を叩き出した。3番目にアタックに入った牧野は1分36秒916で2位につける。
その後、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)が二人の間に割って入り、牧野は4位にドロップするが、Q1は余裕をもって通過。
サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)が5番手、今季限りで引退を表明した大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)が6番手でQ2に駒を進めた。
順位:岩佐-佐藤-福住-牧野-フェネストラズ-大嶋/オサリバン-野中-阪口-高星-Juju
■Q1 Bグループ
他のチームがユーズドタイヤで1周のアウトインのウォームアップを行うなか、独自のスタイルを貫く野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)は、アウトインを行わずに、クリアな位置でコースイン。最初にアタックに入る。
その野尻は1分36秒614をマークするが、これをイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、タイトルを狙う太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が逆転。ポイントリーダーの坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)は4番手タイムでQ2に進んだ。
作戦ミスを犯してしまったのは、三宅淳詞(ThreeBond SF23)。アタックに入ろうとした周にチェッカーが出てしまい、アタックができず最下位に沈んだ。
また、セクター1をトップタイムで通過した小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)は、途中からエンジンがばらついてしまい加速せず。フリー走行から好調だっただけに悔しい結果となった。
順位:太田-フラガ-野尻-坪井-小高-山下/大湯-小林-ラスムッセン-小出-三宅
■Q2
Q2進出の内訳は、チーム無限2台、ナカジマ2台、ダンデライアン2台、トムス2台、KCMG1台、TGM1台、コンドー1台、ルーキー1台。
このなかで、他チームと異なる作戦を取ったのがチーム無限。他車が続々とコースインするなか、ピットでステイ。残り4分30秒となったところで、コースに入った。
1周少ないウォームアップで最初にアタックに入った野尻と岩佐は、その作戦が功を奏し、岩佐が1分35秒736、野尻が1分35秒945と、揃って35秒台に入れワンツー。二人がフロントローに並ぶという最高の予選となった。
フリー走行から速さを見せていたフラガも、35秒台をマークして無限の二人に続き、チームメイトの佐藤が4番手。ナカジマレーシングが2列目に並んだ。
以下、太田、フェネストラズ、牧野、福住と続き、ポイントリーダーの坪井は、トップ岩佐から1秒遅れの9番手と苦しい位置からのスタートとなった。
予選の結果、岩佐がPPポイントの3ポイントを加えて、逆転チャンピオンに向けて、まずは第一関門をクリアした。
順位:岩佐-野尻-フラガ-佐藤-太田-フェネストラズ-牧野-福住-坪井-小高-山下-大嶋
決勝は、本日、午後2時30分から27周で争われる。






Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/22) Weather: Sunny Course: Dry
2025 SUPER FORMULA Round 12 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Gr. | Driver | Car Team Engine | Q1 | Q2
|
| 1 | 15 | A | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'36.027 | 1'35.910 |
| 2 | 16 | B | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'36.438 | 1'35.973 |
| 3 | 64 | B | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.244 | 1'36.192 |
| 4 | 6 | B | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.291 | 1'36.206 |
| 5 | 5 | A | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.483 | 1'36.246 |
| 6 | 65 | A | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.584 | 1'36.302 |
| 7 | 1 | B | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 1'36.664 | 1'36.345 |
| 8 | 8 | A | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'36.999 | 1'36.400 |
| 9 | 37 | A | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'36.589 | 1'36.499 |
| 10 | 38 | B | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'36.984 | 1'36.674 |
| 11 | 29 | A | 野中 誠太 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'36.884 | 1'36.745 |
| 12 | 50 | B | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 1'36.461 | 1'37.036 |
| ---- 以上Q2で決定 ---- |
| 13 | 39 | A | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'37.014 | |
| 14 | 28 | B | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'37.026 | |
| 15 | 14 | A | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'37.018 | |
| 16 | 3 | B | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'37.063 | |
| 17 | 4 | A | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'37.202 | |
| 18 | 7 | B | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'37.313 | |
| 19 | 19 | A | オリバー・ラスムッセン | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'37.869 | |
| 20 | 20 | B | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'37.365 | |
| 21 | 12 | A | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'38.215 | |
| 22 | 10 | B | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'38.618 | |
| ---- 以上予選通過 ---- |
第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/22) Knock Out Q2 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 12 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Gr | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 15 | A | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'35.910 | - | - | 217.967 |
| 2 | 16 | B | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'35.973 | 0.063 | 0.063 | 217.824 |
| 3 | 64 | B | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.192 | 0.282 | 0.219 | 217.328 |
| 4 | 6 | B | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.206 | 0.296 | 0.014 | 217.296 |
| 5 | 5 | A | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.246 | 0.336 | 0.040 | 217.206 |
| 6 | 65 | A | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.302 | 0.392 | 0.056 | 217.080 |
| 7 | 1 | B | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 1'36.345 | 0.435 | 0.043 | 216.983 |
| 8 | 8 | A | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'36.400 | 0.490 | 0.055 | 216.859 |
| 9 | 37 | A | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'36.499 | 0.589 | 0.099 | 216.636 |
| 10 | 38 | B | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'36.674 | 0.764 | 0.175 | 216.244 |
| 11 | 29 | A | 野中 誠太 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'36.745 | 0.835 | 0.071 | 216.086 |
| 12 | 50 | B | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 1'37.036 | 1.126 | 0.291 | 215.438 |