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2025年11月

SUPER FORMULA LIGHTS

第16戦もてぎ決勝 野村勇斗がポールtoウィンで10勝目、Mクラスは清水康弘が優勝で王者に

マスタークラスで優勝して同クラスのチャンピオンを決めた清水康弘(GNSY RACING)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16戦の決勝が、11月29日、モビリティリゾートもてぎで行われ、ポールスタートの野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が、スタートでトップを守ると、そのまま逃げ切ってポール・トゥ・ウィンで10勝目を挙げた。

 マスタークラスは、ポールのKEN ALEX(BUZZ RACING)がスタートで遅れ、清水康弘(GNSY RACING 324)が今シーズンのチャンピオンを決める優勝を飾った。。

 午後2時10分、日差しが強くなるなかスタートを迎えた。

 勝負はスタートで決まった。好スタートの野村はトップを守って1コーナーへ。一方、2番グリッドの佐野は、スタートに賭ける気持ちが空回りしてしまい、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、三井優介(DELiGHTWORKS)に次ぐ4位にまで順位を落としてしまう。

 佐野はすぐに三井をかわして1つ順位を回復したものの、その間にトップ2台に差を開かれてしまった。

 逃げる野村、追う小林。レースは、今シーズン活躍した若手を代表する二人の一騎打ちとなった。しかし、このカテゴリーでの野村の強さは秀でており、ギャップは5周目に1.5秒にまで広がった。

 3位以下は、佐野、三井、山越陽悠(DELiGHTWORKS)、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)、卜部和久(B-MAX RACING 324)と続いた。

 トップ二人の差が、2秒に広がった9周目。マスタークラスの今田信宏(JMS RACING TEAM)がヘアピンでコースオフ。グラベルに止まってしまい、セーフティカーが入った。これで各車の間隔は詰まり、隊列を整えて再スタートを待つことになった。

 残り2周でリスタートを迎えるが、トップ野村に死角はなく、小林につけ入る隙を与えず、小林を従えてチェッカーを受けた。

 「ポールを取れたことが大きかった」と語る野村は、これで16戦10勝。その勝利すべてがポール・トゥ・ウィンという記録は、野村の言葉どおり、SFライツにおいてはいかに予選が重要で、かつ野村がいかにスタートでミスをしていないかの証左である。

 マスタークラスは、クラスポールスタートのALEXがスタートで大きく遅れ、好スタートの清水がトップに立つと、2位DRAGON(TEAM DRAGON 324)との差を開いていく。3位走行の今田は今回なぜか歯車が噛み合っておらず、9周目のヘアピンでコースオフしてレースを終えた。

 セーフティカーランで、清水、DRAGON、ALEXが連なり、リスタート後はALEXがDRAGONを攻めたが、順位は変わらずゴールを迎えた。清水は8勝目。フル参戦2年目でマスタークラスチャンピオンを手中に収めた。

 第17戦の決勝は、明日の午前9時5分から14周で、第18戦は午後1時30分から19周で行われる。

スタート直後のバックストレート

レースは終盤、セーフティーカーが導入された

優勝は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝2位は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL )

決勝3位は佐野雄城(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

マスタークラス優勝は清水康弘(GNSY RACING 324)

マスタークラス決勝2位はDRAGON(TEAM DRAGON 324)

マスタークラス決勝3位はケン・アレックス(BUZZ RACING )

トップでゴールする野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

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第16戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第5戦 -RIJ- (2025/11/29) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 16 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
150野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1426'24.636--
238小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1426'25.432 0.796 0.796
335佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1426'26.331 1.695 0.899
43三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1426'27.580 2.944 1.249
52山越 陽悠DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1426'28.191 3.555 0.611
637古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1426'28.919 4.283 0.728
71卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1426'30.453 5.817 1.534
836エステバン・マッソンPONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1426'31.063 6.427 0.610
951ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1426'31.541 6.905 0.478
1060伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1426'32.534 7.898 0.993
1158松井 啓人B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1426'33.339 8.703 0.805
128M1清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1426'36.02711.391 2.688
1330M2DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
1426'38.68314.047 2.656
146M3ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1426'38.82114.185 0.138
---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ----
-4M-今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1127'10.4883Laps3Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 50 野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING) (3/14) 1'43.537 km/h

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第16、17戦もてぎ公式予選 チャンピオンの野村勇斗がWポール獲得

第16戦、第17戦ともポールポジションは野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

第16戦、第17戦ともマスタークラスポールポジションはケン・アレックス(BUZZ RACING )

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16、17戦の公式予選が、11月29日、モビリティリゾートもてぎで行われ、すでに前大会でチャンピオンを決めている野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が、頭ひとつ抜けた速さを見せ、第16戦、第17戦ともにはポールポジションを獲得した。

 マスタークラスは、初参戦のKEN ALEX(BUZZ RACING)が、他の三人を圧倒し、ダブルクラスポールを奪った。

 前回の富士大会から2か月以上のインターバルで最終大会を迎えた。すでに、ドライバーズタイトルは野村が手にしているが、チームタイトル、マスターズクラスのタイトルは、この週末で決定する。

 ドライバーも若干変更があった。DELiGHTWORKSは、海外のF4で活躍し来季はFIA-F3への参戦が決定している山越陽悠を追加エントリー。B-Maxは、ケイレン・フレデリックに代わって、今季FIA-F4に参戦していた松井啓人がスポットで参戦。また、マスターズには同じくFIA-F4に参戦したKEN ALEXが新たに加わった。

第16戦公式予選

 午前8時50分から行われた予選は、雲ひとつない快晴のもと行われた。

 3周のウォームアップで、徐々にタイムアップした各車がアタックに入ると、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が4周目1分43秒570、5周目1分43秒292と、続けてトップタイム をマーク。

 対する野村は、1分43秒950、1分43秒414と、小林に遅れを取っていたが、6周目に集中して攻め、1分43秒135で逆転。ランキング2位の佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)も1分43秒147で野村に迫り、小林を3位に押し下げた。

 4番手以下は、三井優介(DELiGHTWORKS)、ザック・デビッド(B-MAX RACING 324)、山越陽悠(DELiGHTWORKS)と続き、トップ6はB-Max、トムス、DELiGHTWORKSが2台ずつとなった。

 マスタークラスは、練習走行から速さを見せていたKEN ALEXが、2位の清水康弘(GNSY RACING 324)に1.1秒という大差をつけて、クラスポールを獲得した。

第17戦公式予選

 10分間のインターバルを挟んで行われた第17戦予選も、野村、佐野、小林によるポール争いが繰り広げられた。

 4周目は、佐野が1分43秒091でトップ。5周目は小林が1分42秒965で逆転するという僅差の争いを見せたが、これらのタイムを6周目に大幅に更新したのは、やはり野村。コース前半の区間タイムを軒並み更新し、1分42秒597という新コースレコードとなる驚速タイムを叩き出した。(従来のレコードは昨年の最終大会で小出峻が記録した1分42秒613)

 佐野も何とか野村に迫ろうとしたが、1分42秒904と、このカテゴリーでは大差といえる0.3秒もの差をつけられてしまった。

 4番手以下は、山越、三井、そして、1回目から大きく順位を上げた松井 啓人(B-MAX RACING 324)が入った。

 マスタークラスは、KEN ALEXがまたしても0.9秒の大差で連続クラスポール。DRAGON(TEAM DRAGON 324)が2番手に食い込んだ。

 第16戦の決勝は、本日、午後2時10分から14周で、第17戦の決勝は、明日の午前9時5分から14周で、第18戦は午後1時30分から19周で行われる。

第16戦、第17戦とも予選2位は佐野雄城(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

第16戦、第17戦とも予選3位は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL )

第16戦予選2位、第17戦予選3位は清水康弘(GNSY RACING 324)

第16戦予選3位、第17戦予選2位はDRAGON(TEAM DRAGON 324)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

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第16戦もてぎ公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第5戦 -RIJ- (2025/11/29) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 16 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
150野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1'43.135--167.582
235佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'43.147 0.012 0.012167.563
338小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'43.292 0.157 0.145167.328
43三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1'43.494 0.359 0.202167.001
551ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'43.701 0.566 0.207166.668
62山越 陽悠DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1'43.748 0.613 0.047166.592
737古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1'43.883 0.748 0.135166.376
836エステバン・マッソンPONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'43.956 0.821 0.073166.259
91卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'44.238 1.103 0.282165.809
1058松井 啓人B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'44.412 1.277 0.174165.533
1160伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1'44.587 1.452 0.175165.256
126M1ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1'45.147 2.012 0.560164.376
138M2清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1'46.291 3.156 1.144162.606
1430M3DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
1'46.532 3.397 0.241162.239
154M4今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1'46.590 3.455 0.058162.150
---- 以上基準タイム(110% - 1'53.510)予選通過 ----

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第16戦鈴鹿決勝 野中誠太がポールtoウィンで逆転チャンプの可能性を広げる

決勝がスタートした

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16戦の決勝が、11月9日、鈴鹿サーキットで行われ、、ポールポジションスタートの野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)が、優勝を飾った。2位には終盤、野中に迫った荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)が入った。

 マスタークラスは、スタートで2位に下がったものの、すぐにトップを奪い返したクラスポールの清水康弘(GNSY 324)が、嬉しい初優勝を飾った。

 好天に恵まれた鈴鹿。この第16戦の結果で、明日の第18戦のグリッドが決まるだけに、大詰めを迎えているタイトル争いを考えても、重要なレースとなる。

 午後0時35分、17周のレースがスタート。

 ポールスタートの野中が好スタートでトップを守り、荒尾、そして、5番グリッドから上った小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が続いた。

 野中がトップに出たことで、ランキングトップの小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)は、1つでも順位を上げたいところだったが、逆に、ポジションを落としてしまい、ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)の後ろ、6位でオープニングラップを終えた。

 レース前半は、野中がハイペースで逃げ、荒尾が少し離れて、さらにその後方で小林と中村が競り合い、さらにその後方でフレデリックを小出が追うという展開になった。

 トップ野中と荒尾の差は、周を重ねるごとに開き、6周を終えた時点で3.9秒となって、この段階では完全に野中の独走になると思われた。

 しかし、ここから荒尾がペースを上げ、逆に、タイヤの摩耗に苦しむ野中のペースは鈍り始める。両者の差は、8周目2.5秒、10周目2.1秒、13周目には1秒と、みるみる縮まっていった。

 荒尾も自身のタイヤが限界を迎えるなか、必死に野中を追い、最終ラップでは背後に迫ったが、経験に勝る野中がなんとか荒尾を抑え、今季4勝目のチェッカーを受けた。

 後続の順位は、オープニングから変わらず、3位小林、4位中村、5位フレデリック、6位小出となった。この結果、野中は小出とのシリーズ争いで、29ポイントあった差を19ポイントまで縮め、逆転チャンピオンの可能性を広げた。

 マスタークラスは、スタートでDRAGON(TEAM DRAGON 324)がトップに出たものの、2周目に、クラスポールスタートの清水康弘(GNSY 324)が逆転。 以降は、清水がラップを重ねるたびに、差を開いていった。

 3周目からは、清水、DRAGON、今田信宏(JMS RACING TEAM)、藤原誠(TEAM DRAGON 324)のオーダーで、縦に長い展開となり、周を追うたびに各車の間隔は開いていった。

 ラップタイムでDRAGONを約1秒上回る清水は、最終的に11秒という大差でチェッカーを受け、記念すべきSFライツ初優勝を飾った。

 ランキングでは、2位に入ったDRAGONが110pと、依然、今田(79p)を大きくリードしている。

 第17、18戦の決勝は、明日10日の午前8時20分、午後0時25分からそれぞれ12周で行われる。

小林利徠斗と中村仁の3位争い

優勝は野中誠太(PONOS Racing TOM\'S 320 TGR-DC)

決勝2位は荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)

決勝3位は小林利徠斗(モビリティ中京TOM\'S 320 TGR-DC)

決勝4位は中村仁(モビリティ中京TOM\'S 320 TGR-DC)

決勝5位はケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)

決勝6位は小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)

マスタークラス優勝は清水康弘(GNSY 324)

優勝した野中誠太(TOM\'S)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA LIGHTS

第16戦鈴鹿決勝会見 野中誠太「残り3周でエンジニアから『気合いだ』と声をかけてもらって、気持ちでがんばった感じ」

第16戦優勝 野中誠太(TOM'S)

決勝記者会見:優勝した野中誠太(TOM\'S)

 「今週トムス勢は非常に良くて、その中でも僕は調子が良かったので、自信を持って挑むことができました。スタートが良く、そこからギャップを作ることができましたが、路温が上がり、SFも走った後だったので、タイヤの落ちは激しかったのが予想以上でした。荒尾選手が追いついてくる中で、落ち着いて大きなミスのないように走ることが重要でした。なんとか守り切れて良かったです」

 「残り10周くらいの早い段階からたれる雰囲気がわかったので、ドライビングを工夫しながら走りました。とにかくベストを尽くせるようにと集中して走りました。チャンピオンシップのことを考える余裕もありませんでした。残り3周くらいからエンジニアさんに『気合いだ』と声をかけてもらっていて、気持ちでがんばった感じです」

 「個人的にはポールポジションをとれたのがライツでは初めてだったので、そこは素直に嬉しかったですし、落ち着いてレースして勝てたことは自信にもつながりました。明日の最初のレースは小出選手が前にいますが、あまりチャンピオンシップのことは気にせずに、今日みたいにやるべきことをしっかりやれば結果はついてくることがわかったので、明日も普通にやるべきことをやって終えられればと思います」

第16戦決勝2位 荒尾創大(TODA RACING)

決勝記者会見:2位の荒尾創大(TODA RACING)

 「スタートでホイールスピンさせてしまい、順位を落とすかなと思いましたが、後続車もみんな同じ状況でした。その中で野中選手のスタートが抜群に良くて、1コーナー行くまでに離れてしまいました。レース前半も野中選手が速くて、プッシュしても追いつかない状況でしたが、後半は僕のペースが上回ってきました。タイヤは辛かったんですが、なんとかクルマをねじ伏せて食らいつきました。抜けなかったのは残念ですが、明日に向けては良かったなと思います」

 「タイヤが辛い状況はみんな一緒だったので、その中でどのくらいクルマをコントロールできるかというところでペースは変わってくると思います。タイヤが辛い中で良いペースを維持できました」

 「明日の午前中のレースはコンマ1くらいの差で5番手からのスタートになってしまいましたが、表彰台を目指して頑張りたいと思っていますし、午後のレースはまたフロントローからスタートできるので、1コーナーで前に出られるようにスタートを改善していきたいです」

第16戦決勝3位 小林利徠斗(TOM'S)

決勝記者会見:3位の小林利徠斗(TOM\'S)

 「5位スタートでしたので、トップを追うには遠いな、というところでした。とりあえず自分のできることをやって、一つでも順位を上げられるように頑張ろうという思いでした」

 「特別何かしようということはなく、スタート以外ではほぼ抜きづらいので、スタートに気持ちを入れて挑みました。実際、前方のクルマがみんなホイールスピンをして白煙をあげていましたし、その中で僕はスタートが決まったので、順位を上げられたのは良かったです。そのあとは、集団の後ろに入っていく想定のセットだったんですが、前が離れていって自分が集団の先頭という、一番僕らのクルマに合っていない状況になったので、苦しいレースが続きましたが、なんとか抑え切ることができました」

 「中村選手もものすごい気迫で迫ってきましたが、互いを尊重していたからこそできるバトルだったので、ああいうバトルができたのは良かったです」

 「次のレースは4位スタートになりますが、やることは一緒ですし、一つ一つやれることに集中できればなと思います」

決勝フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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第16戦鈴鹿決勝結果

第23回JAFグランプリ鈴鹿 -RIJ- (2024/11/09) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 16 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
136野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1732'23.702--
22荒尾 創大HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
1732'24.113 0.411 0.411
338小林 利徠斗モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1732'35.68911.98711.576
435中村 仁モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1732'40.71317.011 5.024
51ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1732'48.28724.585 7.574
650小出 峻HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1732'49.56925.867 1.282
737古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
1732'51.84728.145 2.278
85入山 翔IRISアルビレックス-RT
ALBIREX RACING TEAM
1733'14.05350.35122.206
98M1清水 康弘GNSY 324
GNSY RACING
1733'31.9161'08.21417.863
1030M2DRAGONTEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1733'43.1591'19.45711.243
114M3今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1733'45.4511'21.749 2.292
1213M4藤原 誠TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1733'48.3641'24.662 2.913
---- 以上規定周回数(90% - 15 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 36 野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC) 1'53.103 (2/17) 184.833 km/h

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第16戦、第17戦鈴鹿公式予選上位3人のコメント 野中誠太「ライツで初めてのポールなので素直に嬉しい」

第16戦ポールポジション、第17戦予選3位 野中誠太(TOM'S)

第16戦ポールポジション、第17戦予選3位の野中誠太(TOM\'S)

 「僕としては今週通してすごく調子がいいので、(予選は)どちらかというとミスなくまとめる、という感じでアタックしていきました。余裕がありながらのポールという感じでした。Q2に向けては伸び代が少なかったですが、タイム差を見れば優勝が見えてないわけでもありません。決勝も落ち着いてこのままいければと思います」

 「僕としてはライツでは初のポールなので、そこは素直に嬉しいです」

 「チャンピオンのことはあまり考えても、というところです。今週いい流れでチームとやってこれているところを決勝でもしっかりやり切るだけだと思うので、自分のやるべきこと、スタートやロングランの走り方にフォーカスしてやっていけば、いい結果が得られると思います」

第16戦予選2位 荒尾創大(TODA RACING)

第16戦予選2位の荒尾創大(TODA RACING)

 「今週走り始めてから、クルマのセッティングを今までとは違う方向に変えていきました。それがいい方向に行って、1回目の走行で2番手、2回目の走行ではぶっちぎりの状態で終えることができました」

 「1回目の予選では自分のミスでポールを逃してしまいましたが、自分の技術を磨けばポールは必ず取れるという感触で、クルマには満足しています。2回目の予選に関しても、自分としてはベストを尽くせましたが、コンマ1秒足りませんでした。5番手という順位ですが、諦めずに、1戦目は優勝、2戦目は表彰台を目指します」

 「1レース目は強気でいきます。ただ野中選手はチャンピオン争いをしているので、接触はなるべく避けたいです」

第16戦予選3位、第17戦ポールポジション 中村仁(TOM'S)

第16戦予選3位、第17戦ポールポジションの中村仁(TOM\'S)

 「1回目の予選はコンディションの違いもありましたが、そこはアジャストするしかないので。クルマは結構良くて、そこそこいけそうな感触がありましたが、コンマ3の差があり、ちょっと悩むとこはありました。タイヤのいいところを使えた上でのタイム差だったので、何か変えなきゃいけないなと。そこでちょっとだけセットチェンジしたことがうまくQ2でハマって、ポールが取れました。ミスなくまとめられたのが良かったです」

 「決勝はスタートが大事なので、ミスなく普通に決めて、攻めのレースをしすれば、3レース目につながると思います。明日は2レースともポールからスタートする予定です」

 「(小出選手の背中は)もうバッチリ見えてます。テール・トゥ・ノーズなんで(笑) ポイント的にはアレですけど、簡単には取らせません。なんとか巻き返したいです」

第17戦予選2位 小出峻(B-MAX RACING TEAM)

第17戦予選2位の小出峻(B-MAX RACING TEAM)

 「今週ちょっと調子いいとは言えない雰囲気が続いていて、厳しい週末になるかなという感じでした。まずは自分達のパフォーマンスを最大限出せるようにとやった結果、Q1は残念でしたがQ2で2番手を取れたことは最大限のパフォーマンスは出せたかなと思います」

 「そんなに大きくクルマを触ったわけではありませんが、ライツはほんの少しのことでスピードが大きく変わるので、そこでQ2にしっかりアジャストできた感じです」

 「(チャンピオン争いについて)こればっかりは相手の順位にもよるので、あまり考えてないというか。自分達の最大限をやれば結果はついてくると思いますので」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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第16、17戦鈴鹿公式予選 トムスの野中誠太、中村仁がポールポジションを獲得、Mクラスは清水康弘がWポール

第16戦ポールポジション、第17戦予選3位の野中誠太(PONOS Racing TOM\'S 320 TGR-DC)

第16戦予選3位、第17戦ポールポジションの中村仁(モビリティ中京TOM\'S 320 TGR-DC)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16戦、第17戦の公式予選が、11月9日、鈴鹿サーキットで行われ、第16戦は野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)、第17戦は中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)と、両レースともトムス勢がポールポジションを獲得した。

 マスタークラスは、清水康弘(GNSY 324)が、両レースともクラスポールを奪った。

 木、金曜日に行われた練習走行では、第11戦以来、優勝から遠のいているトムス勢が好調。木曜の走行では中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、金曜日1回目の走行は野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)がトップタイムをマーク。また、まだ未勝利の荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)が金曜日2回目でトップを奪った。

 ポイントで大きくリードし、今大会でチャンピオン決定が濃厚の小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)は、やや出遅れた感じだ。

第16戦公式予選

 快晴のもと始まった第16戦の予選は、午前9時5分から10分間で行われ、真っ先にコースインした小出に、野中、ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が続いた。

 3周のウォームアップの後、各車アタックに入るが、練習走行で好調のトムス勢がやはり速く、野中1分51秒305、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)1分51秒309、中村1分51秒613がタイミングボードの上位に名を連ねる。小出は渾身のアタックをするも4番手。

 終了間際に、荒尾が51秒367で2位に食い込み、古谷はコース外走行でベストタイム抹消になってしまう。

 結果、ランキング2位の野中がポールを奪い、荒尾がフロントローに並んだ。2列目には中村と小出。トヨタとホンダの育成ドライバーが二人ずつ並ぶことになった。

 マスタークラスは、練習走行から好調の清水が1分54秒011と抜き出たタイムで、クラスポールポジションを獲得。チャンピオン最右翼のDRAGON(TEAM DRAGON 324)は2位につけるも1分55秒824と、タイムでは大きく水を開けられることになった。

第17戦公式予選

 10分間のインターバルを経て始まった第17戦予選では、小出が巻き返し1分51秒029と、最初に1分51秒054をマークしていた野中を100分の3秒上回り、トップに立った。

 この後、小林1分51秒094、荒尾1分51秒129とトップに迫るが届かず、これで決まりかと思われた終了間際。最後にアタックをかけていた中村が1分51秒009と、小出を100分の2秒上回り、最後の最後でポールを決めた。

 中村、小出、野中、小林と2列目まで並んだトップ4のタイム差は、0.1秒以内の超僅差だった。

 マスタークラスは、清水が1分53秒663と第16戦のタイムを上回り、2位の藤原誠(TEAM DRAGON 324)を1.4秒引き離す好タイムで連続ポールを奪った。

 第16戦決勝は、本日午後0時25分から17周で、第17、18戦の決勝は、明日10日の午前8時20分、午後0時25分からそれぞれ12周で行われる。

第16戦予選2位、第17戦予選5位の荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)

第16戦予選4位、第17戦予選3位の小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)

第16戦、第17戦ともマスタークラスポールポジションの清水康弘(GNSY 324)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO

SUPER FORMULA LIGHTS

第16戦鈴鹿公式予選結果

第23回JAFグランプリ鈴鹿 -RIJ- (2024/11/09) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 16 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
136野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'51.305--187.819
22荒尾 創大HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
1'51.367 0.062 0.062187.714
335中村 仁モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'51.613 0.308 0.246187.301
450小出 峻HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1'51.641 0.336 0.028187.254
538小林 利徠斗モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'51.642 0.337 0.001187.252
61ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'52.112 0.807 0.470186.467
75入山 翔IRISアルビレックス-RT
ALBIREX RACING TEAM
1'53.840 2.535 1.728183.637
88M1清水 康弘GNSY 324
GNSY RACING
1'54.011 2.706 0.171183.361
930M2DRAGONTEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1'55.824 4.519 1.813180.491
1013M3藤原 誠TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1'56.202 4.897 0.378179.904
114M4今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1'56.722 5.417 0.520179.102
1237古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
1'58.552 7.247 1.830176.338
---- 以上基準タイム(110% - 2'02.571)予選通過 ----

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦SUGOレース16決勝結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2023/11/26) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 16 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
197ミハエル・サウターBionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
2026'45.819--
23奥住 慈英Sutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
2027'00.49414.67514.675
345大木 一輝PONOS RACING
PONOS RACING
2027'01.54615.727 1.052
498小川 颯太Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
2027'03.88818.069 2.342
527リアム・シーツSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
2027'08.60522.786 4.717
6*62廣田 築F111/3
廣田築/KIZUKU HIROTA
2027'19.37733.55810.772
---- 以上規定周回数(75% - 15 Laps)完走 ----
-14エンツォ・トゥルーリTOM'S FORMULA
TOM'S FORMULA
57'19.04715Laps15Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 97 ミハエル・サウター(Bionic Jack Racing F111/3) 1'19.272 (17/20) 162.875 km/h
  • CarNo. 62は、 FRJ SpR 31-7(反則スタート)により、決勝結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦SUGOレース16公式予選結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2023/11/25) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 16 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
197ミハエル・サウターBionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1'18.799--163.852
23奥住 慈英Sutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'18.942 0.143 0.143163.556
314エンツォ・トゥルーリTOM'S FORMULA
TOM'S FORMULA
1'19.119 0.320 0.177163.190
498小川 颯太Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1'19.826 1.027 0.707161.744
545大木 一輝PONOS RACING
PONOS RACING
1'19.934 1.135 0.108161.526
627リアム・シーツSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'20.256 1.457 0.322160.878
762廣田 築F111/3
廣田築/KIZUKU HIROTA
1'21.920 3.121 1.664157.610
---- 以上基準タイム(110% - 1'26.6794)予選通過 ----
-99M-近藤 善嗣KUJIRA Rn-sports
Rn-sports
1'27.934 9.135 6.014146.831
-36M-スカイ・チェンSKY MOTOR SPORTS F111/3
SKY MOTOR SPORTS
1'44.44425.64516.510123.620

SUPER FORMULA LIGHTS

第16~18戦もてぎ 木村選手が逆転でチャンピオンに輝く チーム、マスタークラスも制しトリプルタイトルを獲得(B-Max)

 B-Max Racing Team(チーム総代表・SFLチーム代表 組田龍司)は、11月18~19日、モビリティリゾートもてぎで行われた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16~18戦に参戦し、木村偉織選手が逆転でチャンピオンに輝きました。マスタークラスの今田信宏選手も3年連続チャンピオンとなり、チームタイトルと合わせ、4年ぶりのトリプルタイトル獲得という、最高の結果で2023年シーズンを締めくくりました。

■第16, 17戦予選(11月18日(土)午前9時25分~9時55分)

前日の雨も上がり、晴れ渡った予選日。逆転でドライバーズタイトルを狙う木村選手はミスが許されないだけに、いつも以上に集中して予選に臨みました。

第16戦の予選は、木村選手が2度目のアタックで全区間ベストタイムという完璧なラップを見せ、ポールポジションを獲得。スポット参戦の菅波選手が3位、フラガ選手が4位とチームとしても好結果で終えました。

第17戦の予選でも、木村選手は勢いそのままに最初のアタックで1分43秒386をマークしてトップに立つと、2回目には更にタイムを縮めてライバル勢を突き放しました。フラガ選手は2位、菅波選手は4位と、揃って上位グリッドを確保しました。

ダブルポールポジションを獲得し2pを加えたことで、木村選手は10pあった平良選手との差を8pにし、逆転チャンピオンに向け反撃の狼煙を上げました。

なお、ヴィダーレス選手は、電気系のトラブルで出走できませんでした。

ドライバー Rd16予選タイム(順位) Rd17予選タイム(順位) Point(累計)
50号車 木村偉織 1分43秒285( 1) 1分43秒277( 1) 1+1(84)
51号車 D.ヴィダーレス —————– —————– 0(19)
52号車 I.O.フラガ 1分43秒917( 4) 1分43秒457( 2) 0(47)
53号車 菅波冬悟 1分43秒916( 3) 1分43秒568( 4) 0(21)
  • 天候:晴れ、コース:ハーフウェット(Rd16)/ドライ(Rd17)、気温:13度、路面温度:16度

■第16戦決勝(11月18日(土)午後1時45分~14周)

 ポールポジションの木村選手は、トップを守ったまま1コーナーへ。菅波選手が小出選手をかわして2位、フラガ選手も1周目に3位に上がり、早くもチームでワン・ツー・スリー態勢を築きました。

 トップを快走する木村選手は、序盤からハイペースを維持し、6周目にはレースのファステストラップとなる1分44秒823をマーク。2位菅波選手との差を4秒まで広げると、以降はタイヤを温存するためにペースを若干落として周回を重ねました。

 縦に長い展開となったレースは、結局そのままの順位でフィニッシュ。チームとしては初の表彰台独占という最高の結果に加え、木村選手は優勝10pとファステストラップの1pを加え、ポイントリーダーの平良選手に並びました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
50号車 木村偉織 1位 1分44秒823( 1/11) 10+1(95)
51号車 D.ヴィダーレス DNS —————– 0(19)
52号車 I.O.フラガ 3位 1分45秒354( 2/11) 5(52)
53号車 菅波冬悟 2位 1分45秒376( 3/11) 7(28)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:16度、路面温度:20度

■第17戦決勝(11月19日(日)午前8時55分~20周)

 シーズン最後となる日曜日も絶好のレース日和となりました。

 木村選手は、ポールポジションから好スタートを切り、フラガ選手、小出選手、そしてタイトルを争う平良選手を従えて1周目を終えました。菅波選手はスタート後の競り合いのなかでコースオフを喫し、順位を大きく落としてしまいました。

 トップを快走する木村選手は、1分44秒台のハイペースを安定して刻み、折返しの10周目までに2位フラガ選手との差を4秒にまで開きますが、その後も手を緩めることなくプッシュし続け、20周を走り切って第16戦に続く連勝を飾りました。

 レースでは上位陣に順位変動はありませんでしたが、4位フィニッシュの平良選手に走路外走行のペナルティ(+5秒)が課されて5位となりました。この結果、シリーズポイントは木村選手が逆転し106p、平良選手97pとなり、最終戦で決着することとなりました。

 この勝利で、現シリーズの前身である、2019年全日本F3選手権以来のB-Max Racing Teamのチーム部門タイトル獲得が決まりました。

 ヴィダーレス選手は、車両のパーツが調達できずに、この日の出走を取り消しました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
50号車 木村偉織 1位 1分44秒609( 1/11) 10+1(106)
52号車 I.O.フラガ 2位 1分45秒030( 4/11) 7( 59)
53号車 菅波冬悟 11位 1分46秒555( 7/11) 0( 28)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:12度、路面温度:14度

■第18戦決勝(11月19日(日)午後1時00分~14周)

 午後になり気温が上がるなか、今シーズン最後のスタートを迎えました。

 見事なスタートダッシュを見せたのは2番グリッドの菅波選手。このレースのために状態の良いタイヤを残していた菅波選手は、1コーナーで木村選手をかわしトップに躍り出ました。チャンピオンを視野に入れている木村選手も、あえてリスクを冒すことはせずに、菅波選手の背後につけました。

 トップを快走する菅波選手は、1分45秒台を連発しながら木村選手を少しずつ引き離し、レース折返しの7周目には2秒以上のマージンを築きました。木村選手の1秒後方に平良選手、4秒離れてフラガ選手を古谷選手が追うという展開になりました。

 レースは膠着状態のまま後半に入りますが、菅波選手は10周目にファステストを記録する快走を続け、狙いどおりの展開で今季2勝目を飾りました。そして、菅波選手の2秒後に、木村選手がチャンピオン決定という歓喜のチェッカーを受けました。

 この結果、チームとして、最終大会の3レースはすべてワンツーフィニッシュ。特に1レース目は表彰台独占、そして、ドライバー、チーム、マスターのタイトルをすべて獲得するという最高の結果でシーズンを締めくくりました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
50号車 木村偉織 2位 1分44秒835( 2/11) 7(113)
52号車 I.O.フラガ 4位 1分46秒317( 5/11) 3( 62)
53号車 菅波冬悟 1位 1分45秒757( 1/11) 10+1( 39)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:18度、路面温度:27度
SFLチーム代表 組田龍司コメント

 ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)の育成ドライバーを預かるようになって2年目ですが、今シーズンは是が非でも結果を残さなければならないという使命感を持って臨みました。ドライバーの木村選手も背水の陣で臨んだシーズンでしたので、チームとしてできることはすべてやろうという思いでした。

 ドライバー部門、チーム部門、マスタークラスのタイトルを獲得する“トリプルクラウン”は、2019年の全日本F3選手権以来4年ぶり、スーパーフォーミュラ・ライツ選手権になってからは初めてのことです。エンジンチュナー部門はうちのチームの力だけではありませんが、これもスピースが制し、本当にこれ以上ない結果ですので、感無量です。

50, 51号車チーム監督 高木真一コメント

 専有走行は金曜日が雨予報でしたので、木曜にテストメニューを詰め込む形になりましたが、走り始めからポテンシャルの高さを感じることができました。偉織選手にとって、専有走行が実質1日になったことは有利に働いたように思います。

 でも、それを抜きにしても今週末の偉織選手の速さは際立っていたように思います。完全勝利を飾った開幕大会に近い雰囲気がありました。課題となっていた予選での速さもしっかり示すことができましたし、タイトルのかかるプレッシャーのなかでスタートもうまく決めることができました。パーフェクトな最終大会だったと思います。

 タイトルは1人にしか与えられないものですし、チャンピオンの称号を持つか持たないかは、この先大きな違いとなりますから、来シーズンは心置きなくステップアップしてくれることを願っています。偉織選手にとって人生を変えた最終大会だったと思いますし、監督を務めた身としても、2年間の成長を目の当たりにでき幸せでした。

52号車チーム監督 松浦孝亮コメント

 木曜日の専有走行が非常に良かったので、この勢いでいけると思っていましたが、金曜日の雨で路面の状況が変わってしまったことがマイナスに働いてしまったようです。

 ただ、そのなかでもイゴール選手は持てる力を発揮し、岡山大会に続いて速さを示すことができたと思います。シリーズ終盤の速さを、もっと早い段階で発揮することができていたら、面白いシーズンになったと思います。でも、イゴール選手の可能性を十分に感じることができた1年でした。

50号車ドライバー 木村偉織選手コメント

 6歳で始めたカート時代から数多くのレースに出て優勝はしてきましたが、実はチャンピオンは獲ったことがなく、それが自分としてはコンプレックスでした。最高の形で殻を突き破ることができて本当に嬉しいです。

 この週末、チャンピオンのことはできるだけ意識しないようにしていました。自分自身でやれることはすべてやり切って臨んだ最終大会でしたので、緊張するというより集中することができていたと思います。とにかくシンプルにポールを2つ獲って3連勝しようと、それだけを考えていました。

 2年目の今年はチャンピオン獲得が使命でしたので、ファクトリーの近くに住まいを移すなど環境を変え、私生活でも日々のトレーニングや食事などで自分を律してきました。それだけに、最後のチェッカーを受け、チャンピオンが決まった瞬間は、サポートしていただいた人の顔が浮かんで涙が出てきました。年末までは自分に課した制限を少しだけ解放して、また来年に向け精進しようと思います。

52号車ドライバー イゴール・オオムラ・フラガ選手コメント

 今シーズンは、参戦が決まったのが開幕直前で慌ただしかったのに加えて、事前のテスト走行も雨に見舞われるなど走り込みが十分にできないまま開幕を迎えました。序盤の数戦はほとんどぶっつけ本番でしたが、逆にそれが他の選手との差を生まずに、自分にとっては有利に働いて予選でも好位置につけることができました。

 シリーズ中盤、各車のセットアップが進むと徐々に遅れを取るようになってしまったので、前大会の岡山から体制を強化しました。専有走行も天候に恵まれ十分走り込みができたので、岡山では3レースともに表彰台、今回も2レースで表彰台を得ることができました。できれば優勝がほしかったですが、終盤2大会は大きな進歩を遂げることができたと思います。

53号車ドライバー 菅波冬悟選手コメント

 最終戦で優勝することができて、本当に嬉しいです。

 SFライツへの参戦は、昨年1シーズンだけのチャレンジのつもりでしたが、結果が振るわずに終わってしまいました。今年も何とか参戦したいと組田代表に相談をして、今田選手にも快諾をいただき鈴鹿で参戦することができました。天候による運もありましたが、そこで優勝と2位を獲得して、次の富士大会での参戦に繋がりました。富士ではトムス勢にやられてしまいましたが、最終大会でまたチャンスをいただけることになりました。

 今回は、関口雄飛選手にアドバイザーとしてついてもらい、内間エンジニアとのコミュニケーションも良く、すべてが上手くハマったという感じです。

 昨シーズンは結果が出せなくて、自信を失いかけていたことも含めて、上手く噛み合っていない状態でした。それが、今年は巡ってきたチャンスのなかで、実力どおりの結果しか出ないのだからと、気負わずにいけたことが良かったと思います。自分の実力をいかに底上げするかを考えて、小さなことを積み上げる努力をしましたし、他のカテゴリーで自分の速さを再認識することができ自信も取り戻すことができました。

 組田代表をはじめ、多くの方の協力で結果を残すことができ、感謝しています。

マスタークラス

■第16, 17戦予選

 最終大会前のシリーズポイントは、今田選手が116p、DRAGON選手が105pと11点差。エントリー台数の少ないマスタークラスではこの差を逆転するのは至難の業という状況のなか、2人は予選に臨みました。

 第16戦予選では、今田選手がウォームアップを1周、DRAGON選手は2周の後にアタックをするという異なる作戦を取った二人でしたが、3周連続のアタックで1分46秒017までタイムアップした今田選手に軍配が上がりました。

 第17戦予選も、両者は同様のアタック方法を取りましたが、セッティングを変えて1分45秒台にタイムアップした今田選手が、DRAGON選手を抑えてクラスポールポジションを獲得しました。

ドライバー Rd16予選タイム(順位) Rd17予選タイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 1分46秒017(M1) 1分45秒356(M1) 1+1(118)
30号車 DRAGON 1分46秒476(M2) 1分46秒300(M2) 0(105)

■第16戦決勝

 スタートを決めた今田選手が、1分47秒台のラップタイムを刻んでDRAGON選手を引き離そうと試みますが、DRAGON選手も食い下がり、その差は5周目で約2秒。ところが、6〜7周目に、スタートで遅れ最後尾から追い上げてきた若手の小川選手を挟んだことで、両者の差は開くことになり、終盤は今田選手がマージンを築いてゴールしました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 M1位(総合10位) 1分47秒268(M1) 10+1(129)
30号車 DRAGON M2位(総合11位) 1分47秒887(M2) 7(112)

■第17戦決勝

 タイトル争いでは、今田選手にリードを広げられたDRAGON選手ですが、スタートから7周目までは今田選手から1秒以内につけ、プレッシャーをかけ続けます。

 しかし、8周目以降はタイヤが厳しくなり、1分46秒から47秒台のラップタイムを刻む今田選手に対し、DRAGON選手は47秒から48秒台へと徐々にタイムが落ち込み、15周目にはその差は5秒にまで広がりました。

 安定した走りを見せる今田選手は、そのまま逃げ切ってクラス優勝。シリーズポイントを140pに伸ばし、この時点でDRAGON 選手が逆転する可能性は消え、今田選手の3年連続チャンピオンが決定しました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 M1位(総合9位) 1分46秒915(M1) 10+1(140)
30号車 DRAGON M2位(総合10位) 1分47秒086(M2) 7(119)

■第18戦決勝

 三タテは食らうまいと、スタートから先行する今田選手に食い下がるDRAGON選手でしたが、今田選手もチャンピオンらしくミスのない走りで、つけ入る隙を与えることなくレースは進みました。

 1分48秒台前半のラップタイムで安定して走る今田選手は、終盤になってもペースを落とすことなく、フルプッシュしたままチェッカーを受け、最終大会を3連勝という最高の形で終えました。

 前に出るチャンスを見いだせなかったDRAGON選手は、最後は根負けしたようにやや引き離されてフィニッシュ。一矢報いることはできませんでしたが、ファステストラップを僅差で奪い、意地を見せました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 M1位(総合10位) 1分47秒983(M2) 10(150)
30号車 DRAGON M2位(総合11位) 1分47秒915(M1) 7+1(127)
4号車ドライバー 今田信宏選手コメント

 今シーズン序盤は、体力的にもかなりしんどかったです。特に暑いときのレースは倒れるかと思うほどでした。コースにもよりますが、SFライツはオジサンにはかなり厳しいカテゴリーであることは間違いないと思います。

 タイトル争いは、最終大会までDRAGON 選手と2勝1敗のペースだったにもかかわらず、ファステストラップのポイントを奪われたりして、ポイント差はあまりついていなかったですね。シーズン前はもっと楽勝かなと思っていましたが、蓋を開けてみると最後までもつれてしまい、その意味でもしんどかったですね。

 来年は、ジェントルマンの参戦台数が増えるなら、引き続きやりたいと思っています。そのために、シーズンオフの間に身体のケアをしっかりして備えたいと思います。

30号車ドライバー DRAGON選手コメント

 今シーズンも、畑選手のスポット参戦はありましたが、ほとんどが今田選手との2台によるレースで、お互いに勝ったり負けたりがあって楽しむことができました。最終大会は自分なりに精一杯やりましたし、仕掛けるチャンスはあったとは思いますが、そこを巧みに今田選手に抑えられてしまいました。勝った今田選手が速かった、それに尽きると思います。素直に完敗です。

B-Max Racing Team Press Release

SUPER FORMULA LIGHTS

第16戦もてぎ決勝記者会見 優勝・木村偉織「あしたは深く考えずに両方勝って終わりたい」

優勝 木村偉織(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見:優勝した木村偉織(B-MAX RACING TEAM)

 「このもてぎは、ポールとファステストを取って3連勝するしかチャンピオンに向けてのチャンスはないとシンプルに思って来てるので、まずは1勝できてよかったです」

 「クルマの状態は木曜日からすごく手応えがあったので、その状態を崩さないように昨日のウェットは走りませんでした。予選はチームとグリップが低いのを予想していたので、どんなコンディションでも適応できる自信はありました」

 「今回は予選に絞ってショートランしかやってなかったので、長い距離は分からなくて、タイムだけ出して後は地に足のついたレースをしました」

 「ポイントで並びましたが、あしたの2レースは余り深く考えずに両方勝って終わりたいと思います。それだけです」

2位 菅波冬悟(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見:2位の菅波冬悟(B-MAX RACING TEAM)

 「チャンスをいただいたB-MAXチームと組田代表に感謝しています。スポット参戦で2位表彰台に上がれたのはすごくうれしいです。鈴鹿で優勝と2位はありましたが、今回の2位は納得して取れた2位でした」

 「2年目の参戦で、スポットで出た富士でスタートのコツをつかみ、自信があったので狙っていました。その後の攻防も無理せず、しっかり組み立てることができました」

 「あしたのレースも4番手、3番手からのスタートなので、表彰台、優勝をめざして全力で走り、自分もチームも納得できる結果で終れたらと思います」

3位 イゴール・オオムラ・フラガ(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見:3位のイゴール・オオムラ・フラガ(B-MAX RACING TEAM)

 「木曜日からクルマはいい感じで仕上がってきましたが、年明けからリアのトラクションとかスタビリティーが欠点でそこの克服がもうちょっと欲しいです。予選はラバーが少ないなか、やっぱりトラクションが厳しくてうまくまとめられませんでした」

 「スタートはまずまずでした。前のクルマがバトルしてたので、うまく使って前に出ることができました。1ポジション上げて表彰台に乗れたのでよかったです」

 「後半ペースはよかったですが、ダーティーエアの影響で詰めづらい状況でした。あしたはユーズドタイヤを1回入れないといけないので、そこをうまく回せたらワンチャンあるのかなと思います」

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER FORMULA LIGHTS

第16戦もてぎ決勝 木村偉織がポールトゥウインで完勝 平良響と同ポイントで並ぶ

優勝は木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16戦は18日、モビリティーリゾートもてぎで決勝を行いポールポジションからスタートした木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が優勝した。木村は選手権ポイントを95と伸ばし、4位に終わった平良響と得点で並んだ。

 午前に行われた公式予選では、木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が第16戦、第17戦と連続でポールポジション(PP)を獲得しPPポイント2を追加、選手権ポイントを84と伸ばした。これにより、トップ平良響(モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC)の92ポイントとの差を8と縮めた。

 決勝は午後1時45分にフォーメーションラップが始まった。電気系トラブルで予選を走れなかったデビッド・ビダーレス(B-MAX RACING 320)はマシンの修復が間に合わず決勝も不出走、11台での争いとなった。

 ポールポジションの木村は無難なスタートを切り、インを抑えつつ1コーナーへ向かう。予選3位の菅波冬悟(B-MAX ENGINEERING 320)はアウトから木村に並びかけ、予選2位の 小出峻(HFDP WITH TODA RACING)は木村の直後につけた。

 2コーナーの立ち上がりでは小出が伸びず、イゴール・オオムラ・フラガ(FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX)に先行を許し4位まで落ちてしまう。5位には予選7位から2台をパスしてきた平良響(モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC)が、6位には野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)が、7位には古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が続く。

 オープニングラップ、トップに立った木村は2位以下を1秒3離して戻ってきた。2位には菅波、3位にはフラガ。4位の小出の直後には平良がつける。2周目の4コーナーでは小出と平良が並走。このバトルで失速したか小出は4コーナー立ち上がりで平良に、5コーナーインから野中に、5コーナー立ち上がりで古谷にかわされ7位まで順位を落とす。

 トップに立った木村は盤石。5周目にはここまでのファステストラップとなる1分44秒904をたたき出すと2位菅波との差を3秒2と広げる。さらに6周目にもこのレースのファステストとなるラップを44秒823まで縮め、さらにその差を3秒9と広げた。

 菅波以下は1~2秒の差で推移し互いに仕掛けられない間隔でのレースとなる。唯一、7位を走る小出がポイントを獲得すべく古谷とバトルを繰り広げるが、はやりここもてぎでは決め手を見いだせないでいる。

 トップを走る木村は中盤からは2位以下との差を見ながらペースダウン。若干、菅波とのタイム差が縮まるが、14周を走ってこのレースを完勝した。2位にはスポット参戦の菅波が入り3度目の表彰台。3位にはフラガが入った。

 4位には平良が、5位には野中が、6位には古谷が、7位には小出が入った。

 この結果、優勝した木村はこのレースフルマークで12ポイント、明日第17戦のPPポイント1を加えて選手権ポイントを95まで伸ばした。4位に終わった平良は3ポイントを追加して95ポイントとついに木村と平良がポイントで並ぶこととなった。7位の小出は加点できず76ポイントのまま、チャンピオンには絶望的な差となった。

 マスタークラスはポールポジションの今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がスタートでトップに立つとそのまま逃げ切り優勝。2位にはDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)が入った。

 第17戦決勝は明日19日午前8時55分より20周で、第18戦決勝は午後1時より14周で行われる。選手権ポイントで並んだ木村は両戦ともポールポジションからスタートするため逆転チャンピオンへの視界が大きく広がった。窮地に立った平良の逆襲なるか、注目だ。

14周の決勝がスタートした

優勝は木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝2位は菅波冬悟(B-MAX ENGINEERING 320)

決勝3位はイゴール・オオムラ・フラガ(FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX)

マスタークラス優勝は

トップでゴールする木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)

優勝した木村偉織(B-MAX RACING TEAM)

表彰式

優勝した木村偉織(B-MAX RACING TEAM)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER FORMULA LIGHTS

第16戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2023/11/18) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 16 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
150木村 偉織HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1424'43.242--
253菅波 冬悟B-MAX ENGINEERING 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1424'45.996 2.754 2.754
352イゴール・オオムラ・フラガFANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1424'46.778 3.536 0.782
41平良 響モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
TOM'S TAZ31
1424'50.004 6.762 3.226
535野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
TOM'S TAZ31
1424'54.64011.398 4.636
636古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
TOM'S TAZ31
1424'57.71514.473 3.075
72小出 峻HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
SPIESS A41
1424'57.97714.735 0.262
837エンツォ・トゥルーリモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOM'S TAZ31
1424'59.88416.642 1.907
910小川 颯太Rn-sports F320
Rn-sports
SPIESS A41
1425'09.95226.71010.068
104M1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1425'18.40335.161 8.451
1130M2DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
ThreeBond TOMEI TB14F3
1425'27.77544.533 9.372
---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ----
-51デビッド・ビダーレスB-MAX RACING 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 50 木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING) 1'44.823 (6/14) 164.884 km/h

SUPER FORMULA LIGHTS

第16,17戦もてぎ公式予選 木村偉織が逆転チャンピオンに向けダブルPPを獲得

第16戦、第17戦ともポールポジションの木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16、17戦の予選が、11月18日モビリティリゾートもてぎで行われ、逆転でタイトル奪取を狙う木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)がダブルポールポジションを獲得。現ポイントリーダーの平良響(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)は7位、3位と苦しい位置からのスタートとなった。

 6大会18レースのシリーズもいよいよ最終大会。ドライバー、マスタークラス、そしてチームと3つのタイトルが持ち越され、今大会でそれぞれのチャンピオンが決定する。

 ドライバーズタイトルは、平良響(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)92p、木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)82p、小出峻(HFDP WITH TODA RACING)76pの3人がチャンピオンの可能性を残している。

 マスタークラスは、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)116p、DRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)105pの一騎討ち、チームタイトルもB-MAX RACING TEAM(116p)とトムス(106p)が競り合っている。

 前日の雨も上がり、予選開始時刻の午前9時25分には路面も乾き、完全ドライコンディションで、第16戦と第17戦の予選が10分間ずつ、10分のインターバルをおいて行われた。

■第16戦予選

 ほとんどのドライバーは、2周の連続アタックを敢行。

 最初のアタックでは、前大会で3連勝を遂げチャンピオン候補に名乗りを上げた小出が1分43秒805でトップタイムだったが、2度目のアタックでは木村が4つの全区間タイムでトップという完璧なアタックを見せて1分43秒285をマーク。小出のタイムを大きく上回りポールポジションを獲得した。

 木村、小出に続いたのはスポット参戦ながら今年1勝している菅波冬悟(B-Max Engineering 320)とイゴール・オオムラ・フラガ(FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX)。トムス勢は野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)の5位が最上位と厳しい予選となってしまった。

 マスタークラスは、今田がクラスPPを獲得。3年連続チャンピオンに向け上々の予選となった。

第16戦予選2位、第17戦予選5位の小出峻(HFDP WITH TODA RACING)

第16戦予選3位、第17戦予選4位の菅波冬悟(B-MAX ENGINEERING 320)

マスタークラスポールポジションは今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

■第17戦予選

 第16戦予選の勢いそのままに、木村が1回目のアタックで1分43秒386とトップに立つ。挽回を期す平良も2回目のアタックで1分43秒472と木村に次ぐ好タイムで気を吐くが、木村は43秒277と更にタイムを詰め平良を引き離した。

 この二人にフラガが1分43秒457をマークして割って入り、フロントローを確保。好調の菅波が4位に入った。

 なお、デビッド・ビダーレス(B-MAX RACING 320)は電気系トラブルにより両予選ともに出走が叶わなかった。

 マスタークラスは、今田が第16戦の予選タイムを大きく上回る1分45秒356をマークして連続クラスPPを獲得した。

ポールポジションは木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)

予選2位はイゴール・オオムラ・フラガ(FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX)

予選3位は平良響(モビリティ中京TOM\'S 320 TGR-DC)

マスタークラスポールポジションは今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

 ポールシッターには1ポイントが与えられるため、予選の結果、平良と木村のポイント差は8ポイントに縮まり、第16戦の決勝を迎えることとなった。

 第16戦決勝(14周)は、本日午後1時40分から、第17戦(20周),18戦(14周)の決勝は明日11月19日の午前8時55分、午後1時から行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER FORMULA LIGHTS

第16戦もてぎ公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2023/11/18) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 16 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
150木村 偉織HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'43.285--167.339
22小出 峻HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
SPIESS A41
1'43.805 0.520 0.520166.501
353菅波 冬悟B-MAX ENGINEERING 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'43.916 0.631 0.111166.323
452イゴール・オオムラ・フラガFANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'43.917 0.632 0.001166.321
535野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
TOM'S TAZ31
1'44.000 0.715 0.083166.188
636古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
TOM'S TAZ31
1'44.266 0.981 0.266165.764
71平良 響モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
TOM'S TAZ31
1'44.325 1.040 0.059165.671
837エンツォ・トゥルーリモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOM'S TAZ31
1'44.471 1.186 0.146165.439
910小川 颯太Rn-sports F320
Rn-sports
SPIESS A41
1'45.110 1.825 0.639164.433
104M1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'46.017 2.732 0.907163.027
1130M2DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
ThreeBond TOMEI TB14F3
1'46.476 3.191 0.459162.324
---- 以上基準タイム(110% - 1'54.035)予選通過 ----
-51デビッド・ビダーレスB-MAX RACING 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
d.n.s---

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース16決勝ドライバーコメント 優勝・小川颯太「抜かれないのは分かっていた」

優勝 小川颯太(Bionic Jack Racing)

優勝した小川颯太と髙木真一監督(Bionic Jack Racing)

 「予選で出たトラブルが直ってるかどうかわからないので、攻めるところは攻めるんですが、予選みたいに無理はしませんでした。予選では、縁石に乗せて振動でシャットダウンしたので、縁石に乗らずに走っていました。抜かれないのは分かっていたし、ゴールまでクルマを持っていくのが大事なので余裕を持って走りました」

2位 小山美姫(Super License)

2位の小山美姫(Super License)

 「スタートは富士から良くなくて、畑さんが迫ってきたのでどきっとしました。予選でのインタークーラーのトラブルも発見でき、クルマはぜんぜん速くなりました。1秒速くなって、マシンのバランスも変わって最初はアジャストできなかったんですが、だんだん良くなりました。あしたは最後なので勝って終わりたいです」

3位・マスタークラス優勝 畑亨志(Super License)

3位・マスタークラス優勝の畑亨志と松浦孝亮監督(Super License)

 「大木選手が飛んでいったのでラッキーでした。前の若手には付いていける可能性はありましたが、トレーニングも練習もしてなくて3ヶ月ぶりに乗ったので、途中から体力が尽きました。大木選手がいればなんとかしようと思ったかも知れませんが、オーバーオール3位だったので安全に走りました」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース16決勝 小川颯太が今季3勝目、マスタークラスは畑亨志がポールトゥウィン

優勝は小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)

 フォーミュラリージョナルジャパニーズ選手権第6戦レース16は10日、鈴鹿サーキットで決勝を行い小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)が優勝した。マスタークラスは畑亨志(A-NeKT F111/3)が優勝した。

 決勝レースは午後2時5分にフォーメーションラップが始まった。天候は快晴だが、冬の低い太陽のため、ピットビルの影がストレートをほとんど覆った。

13周の決勝がスタートした

 レースは、ポールシッターの大木一輝(PONOS Racing)がストール気味で出遅れる展開で始まった。トップに立ったのは予選2位の小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)、2位に予選3位の小山美姫(TGR-DC F111/3)が、3位に予選4位でマスタークラスポールポジションの畑亨志(A-NeKT F111/3)が続く。

 大木は4位に落ちたが、オープニングラップのS字では前を走る畑をかわして3位に上がる。2周目には2位を走る小山に狙いを定めるが、ダンロップコーナーで痛恨のコースオフをしてグラベルにストップ。このマシンの排除のため開始早々にセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。

 SCは4周を回ってピットイン。レースは5周目から再開される。

 トップに立った小川は、2位の小山を突き放しにかかる。5周目に1秒8あった差を徐々に広げ、9周目には2秒7と独走に持ち込む。3位には畑だが、前の2人について行くことができない。

 しかし2位の小山も練習から続いてターボトラブルも解消。ここからペースアップしてトップの小川とのタイム差を詰め始める。小川も電気系に不安を抱えていたため、無理はできない。

決勝2位は小山美姫(TGR-DC F111/3)

 トップ小川と2位小山の差は、10周目には2秒3、12勝目には1秒5、最終ラップの13周目には1秒を切ったが、ここでゴール。優勝は小川で今季3勝目を飾ることとなった。2位は小山。

 畑は、大木のリタイアで3位に上がると、ニュータイヤを履いていたため、4位の今田信宏(JMS RACING with B-MAX)よりペースは良く、単独走行でこのままの順位でゴールした。

決勝3位、マスタークラス優勝は畑亨志(A-NeKT F111/3)

 マスタークラスはオーバーオールでも3位に入ったこの畑が優勝。クラス2位には今田が入った。

 三浦勝(F111/3)はクラス3位を走っていたが、その背後には田中輝揮(アスクレイ☆イーグルスポーツ)が迫る。しかし田中がミスして後退したため3位でゴールした。

 最終レース17決勝は明日11日、午後0時45分より13周で行われる。

表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース16決勝結果

鈴鹿クラブマンレースFinal Round -RIJ- (2022/12/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 16 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
197小川 颯太Bionic Jack Racing Scholarship FRJ
Bionic Jack Racing
1329'32.839--
28小山 美姫TGR-DC F111/3
Super License
1329'33.645 0.806 0.806
37M1畑 亨志A-NeKT F111/3
Super License
1329'39.361 6.522 5.716
44M2今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX ENGINEERING
1329'54.21121.37214.850
534M3三浦 勝F111/3
CMS MOTOR SPORTS PROJECT
1330'02.62129.782 8.410
611M4植田 正幸Rn-sports F111/3
Rn-sports
1330'05.16532.326 2.544
714M5田中 輝揮アスクレイ☆イーグルスポーツ
イーグルスポーツ
1330'06.33333.494 1.168
878M6MOTOKI TAKAMI47trading with Rn-s
Rn-sports
1330'10.84438.005 4.511
---- 以上規定周回数(75% - 9Laps)完走 ----
-45大木 一輝PONOS Racing
TOM'S FORMULA
12'04.81512Laps12Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 97 小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ) 2'00.282 (9.13) 173.802 km/h

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース16、17公式予選マスタークラスPPコメント 畑亨志「波乱を起こす」

レース16ポールポジション 畑亨志(Super License)
 「昨日の練習からちょっとミスってもポールだと思っていました。第1レースは、ニュータイヤでレースをしたいので、2回目の予選はそのまま中古タイヤで行きました。最後なので若者を追ってみようと思っていたら、2回目は今田選手に負けてしまいました。若手とおっさんのタイムが開いても面白くないので、波乱を起こそうかなと思っています」
レース17ポールポジション 今田信宏(B-MAX ENGINEERING)
 「出場は富士戦以来です。練習では、走りが悪いのか、セットが悪いのか、タイヤの使い方が悪いのか分からなくてさえませんでした。今日にかけてセットを変えました。Q1(レース16)では届かなかったので、Q2(レース17)にかけてもセットを変え、それが当たった感じです。走りもアグレッシブにしました」
Text: Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース16、17公式予選トップ3ドライバーコメント 大木一輝「いいアタックができた」

レース16ポールポジション、レース17予選2位 大木一輝(TOM'S FORMULA)
 「1回目は昨日からの課題を克服でき、いいアタックができたと思います。2回目はベストは更新できましたが、いいアタックができませんでした。決勝はスタートは心配していなくて、無難なスタートを決めて、そつなくこなしたいです」
レース16予選2位、レース17ポールポジション 小川颯太(Bionic Jack Racing)
 「昨日から電気系のトラブルがありましたが、1回目は悪い方向に悪化してエンジンが止まってしまいました。なんとかエンジンはかかりましたが、全力でアタックというより、落ち着いてトラブルが起きても、大丈夫なブレーキングとかを意識して走りました。2回目もトラブルは出ていて、本気でアタックしたかったので複雑な感じです。クルマのバランスはいいのでもったいない感じでした」
レース16、レース17予選3位 小山美姫(Super License)
 「思ったようにタイムを上げられなくて悔しいです。問題は自分が8割というところです。本来ならぶっちぎりで勝ちたいところです。決勝は毎ラップ攻めていきたいと思いますし、クルマ的にもグリップ感が得られるように変えていきたいです。一発は出ないですが、レースラップは悪くないかも知れないので、抜かしにくいサーキットですが諦めずに、攻めていきます」

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース16公式予選 オーバーオールで大木一輝が、マスタークラスで畑亨志がポールポジション

ポールポジションは大木一輝(PONOS Racing)

 フォーミュラリージョナルジャパニーズ選手権第6戦レース16は10日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い大木一輝(PONOS Racing)がポールポジションを獲得した。マスタークラスは畑亨志(A-NeKT F111/3)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前9時50分より15分間で行われた。鈴鹿は雲一つ無い好天に恵まれ、絶好のレース日和となった。この時期にしては暖かい。

 出走台数は9台。うち6台が40歳以上のドライバーが対象となるマスタークラスだ。

 各車ウオームアップに数周を費やし、残り6分を切ったあたりからアタックに入る。まずは小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)が1分50秒072でトップに立ったが、次周のデグナー立ち上がりで小川のマシンがストップ。なんとか走り出すことはできたが、この後、タイム更新はならず。

予選2位は小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)

予選3位は小山美姫(TGR-DC F111/3)

 その後、大木一輝(PONOS Racing)が1分58秒977を出し、小川を上回りトップに踊りでる。大木は終了間際にタイムを58秒888まで縮め、ポールポジションを確定した。大木のポールポジションはSUGO大会に続き2度目となった。

 3位には、終了間際に1分59秒766を出した小山美姫(TGR-DC F111/3)が入った。

マスタークラスポールポジションは畑亨志(A-NeKT F111/3)

 マスタークラスは総合4位の畑亨志(A-NeKT F111/3)がポールポジションを獲得した。

 レース16の決勝レースは午後2時15分より13周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース16公式予選結果

鈴鹿クラブマンレースFinal Round -RIJ- (2022/12/10) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 16 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
145大木 一輝PONOS Racing
TOM'S FORMULA
1'58.888--175.839
297小川 颯太Bionic Jack Racing Scholarship FRJ
Bionic Jack Racing
1'59.072 0.184 0.184175.568
38小山 美姫TGR-DC F111/3
Super License
1'59.766 0.878 0.694174.550
47M1畑 亨志A-NeKT F111/3
Super License
1'59.998 1.110 0.232174.213
54M2今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX ENGINEERING
2'00.406 1.518 0.408173.623
611M3植田 正幸Rn-sports F111/3
Rn-sports
2'00.657 1.769 0.251173.261
778M4MOTOKI TAKAMI47trading with Rn-s
Rn-sports
2'01.969 3.081 1.312171.398
834M5三浦 勝F111/3
CMS MOTOR SPORTS PROJECT
2'02.106 3.218 0.137171.205
914M6田中 輝揮アスクレイ☆イーグルスポーツ
イーグルスポーツ
2'02.438 3.550 0.332170.741
---- 以上基準タイム(110% - 2'10.776)予選通過 ----

SUPER FORMULA LIGHTS

第16戦岡山決勝記者会見 優勝・太田格之進「スタートだけに集中しました」

優勝 太田格之進(TODA RACING)

決勝記者会見: 優勝した太田格之進(TODA RACING)

 「久しぶりに優勝できて嬉しいです。ここ何戦かはスタートで順位を失うことが多かったので、今日はスタートだけに集中してポジション守ることを意識しました。自分としては決まったスタートでした。1周目トップで帰ってきてからは後ろとのギャップを見ながら、無理をしない範囲でペースを保つことに気をつけました」

 「(このコースは)抜くのが難しいので、明日は良いスタートを切って、後半もし前にクルマがいた場合は、前半でタイヤマネージメントをして後半で抜きに行くというという姿勢で戦いたいと思います」

2位 木村偉織(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見: 2位の木村偉織(B-MAX RACING TEAM)

 「2番手ゴールという悔しい結果になりましたが、スタートは前回のもてぎから自信をつけています。今回もベストなスタートができて、並ぶところまではいけたのですが、太田選手のブロックが上手く、抜き切るところまではいけませんでした」

 「チャンスがあればと、プレッシャーをかけ続けたのですが、チャンスは巡ってくることはなくレースが終わってしまったという感じです。でも、最後まで諦めずに走り切れたことは良かったと思います」

3位 小高一斗(TOM'S)

決勝記者会見: 3位の小高一斗(TOM\'S)

 「スタート自体は悪くなかったと思いますが、抜くことはできませんでした。前半ファステストを狙って(セッティングを)柔らかくしましたが、後半はペースが上がらずに前の二人とは離れてしまいました」

 「明日の2戦もポールからのスタートではありませんが、明日の1レース目は(チャンピオンを争う)太田選手の前からのスタートですし、しっかりスタートを決めて優勝、そしてチャンピオン目指して頑張りたいと思います」

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA LIGHTS

第16戦岡山決勝 太田格之進が今季3勝目 チャンピオン獲得の可能性が大きく広がる

優勝は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16戦は24日、岡山国際サーキットで25周の決勝を行い、ポールポジションからスタートした太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が優勝した。

 決勝は午後1時20分に11台が参加してフォーメーションラップが始まった。天候は晴れ、気温は上昇気味だ。全車グリッドに着き、シグナルブラックアウトを待つ。

25周の決勝がスタートした

 スタートでは予選2位の木村偉織(B-MAX RACING TEAM)が好スタート。1コーナーでインからポールポジションの太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)に並びかけるが、太田が木村が抑えここは太田が前。予選3位の小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)はアウトからこの2台に並びかけようとするが、順位は変わらず3位のまま。以下、4位に野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)、5位に菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)、6位に平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が続く。

 トップに立った太田は1周目に2位木村を0秒6離すと、ここから2位以下を突き放しにかかる。4周目から6周目にかけてはここまでのファステストラップを更新しながらラップを重ねると、7周目には2位の木村を1秒7離し、ゆうゆうとトップを快走。3位の小高は前の2人について行くことができず、やがて単独走行となった。

 2位木村もトップ太田に離されまいと必死の追走。9周目にはその差を1秒7とすると、徐々に太田に接近。17周目にはその差はついに1秒を切った。

 しかし木村の追撃もここまで。終盤逃げ切りを図る太田は逆に差を広げ22周目には1秒4差。最後は木村との差をコントロールし1秒0差で逃げ切り今季3勝目を飾った。

優勝した太田格之進(TODA RACING)

決勝2位は木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝3位は小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM\'S 320)

決勝4位は野中誠太(PONOS Racing TOM\'S 320)

決勝5位は菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)

決勝6位は平良響(Kuoモビリティ中京TOM\'S 320)

 2位には木村が、3位には小高が入った。これで太田は有効ポイントを98まで伸ばし、同ポイントが103にとどまった小高との差を5ポイントとした。また最終第18戦をポールポジションからスタートすることとなり、チャンピン獲得に向けての可能性が大きく広がった。

 4位は単独走行となった野中が、5位には序盤背後に迫られてた平良を突き放した菅波が、6位には平良が入った。

ロベルト・メルヒ・ムンタン(B-MAX Racing 320)は9位でレースを終える

 予選7位からスタートした注目のロベルト・メルヒ・ムンタン(B-MAX Racing 320)はオープニングラップで古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)と元嶋成弥(KデンタルオフィスRn)の先行を許し、9位でレースを始めたが、終始、前を走る元嶋を攻略することができずこのままの順位でゴールを迎えた。

マスタークラス優勝は今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

 マスタークラスは、序盤からクラスポールポジションで、すでにチャンピンを獲得している今田信宏(JMS RACING with B-MAX)と同2位のDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)が接近戦。しかし終盤は今田がDRAGONを突き放し、今季10勝目を飾った。

 第17戦決勝は明日25日午前9時20分より、最終の第18戦決勝は午後2時5分より、ともに18周で行われる。

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

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第16戦岡山決勝結果

全日本スーパーフォーミュラライツ選手権第16/17/18戦 -RIJ- (2022/09/24) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 16 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
12太田 格之進HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
SPIESS A41
2535'04.459--
21木村 偉織HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
2535'05.495 1.036 1.036
337小高 一斗Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
2535'10.375 5.916 4.880
435野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
2535'12.010 7.551 1.635
550菅波 冬悟Byoubugaura B-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
2535'16.43911.980 4.429
638平良 響Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
2535'19.67415.215 3.235
736古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
2535'21.87117.412 2.197
810元嶋 成弥KデンタルオフィスRn
ルーニースポーツ
SPIESS A41
2535'30.03125.572 8.160
998ロベルト・メルヒ・ムンタンB-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
2535'30.66726.208 0.636
104M1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
2535'56.71452.25526.047
1130M2DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
2535'57.58453.125 0.870
---- 以上規定周回数(90% - 22Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 2 太田格之進(HFDP WITH TODA RACING) 1'23.588 (6/25) 159.482 km/h

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第16戦、第17戦岡山公式予選 ポイントリーダー・小高一斗「気負わず、普通のレースを」

ポイントリーダーで最終大会を迎えた小高一斗(TOM\'S)

 小高一斗(TOM'S)は、13ポイント差でシリーズをリードし、最終大会を迎えた。予選は第16戦3位、第17戦3位といまいち振わなかったが、チャンピオン争いでは好位置に付け、数字上は圧倒的に有利だ。予選後に話しを聞いた。

小高一斗(TOM'S)

 「昨日の練習は調子よくなくて不安だったんですが、それに比べたら良くはなっています。ポールは取れたと思うので悔しいです。レースは切り替えてぶつからず、ポイントを取ってチャンピオンを取れるようにします。スタートに関しては3年間失敗したことがなくて得意なので、しっかり決めて気負わず、普通にレースをします」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

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第16戦岡山公式予選 ポールポジション・太田格之進「楽しく、気持ちよくがモットー」

第16戦でポールポジションを獲得した太田格之進(TODA RACING)

 チャンピオン争いで13ポイント差の2位に付けている太田格之進(TODA RACING)は、第16戦は1000分の1秒という超僅差でポールポジションを獲得。第17戦は予選で3位に付けた。数字上は、3連勝してもポイントリーダーの小高一斗(TOM'S)が2位に入れば駆ればチャンピン獲得となるのでかなり厳しい。予選終了後に話しを聞いた。

太田格之進(TODA RACING)

 「チャンピンはあまり意識していなくて、最後でチームの地元で、普段来ない人たちも来てるので、その前で楽しく、気持ちよくレースをするのが今回のモットーです。1000分の1秒差ってカートを含めてもいままでなかったので、ぼくを含めてチームのみんながかみ合ったので、最後の絞り出しでそれが出たんだと思います。みんなも喜んでくれています」

 「決勝はスタートさえ決めればなんとかなると思います。今年は12回中6回ポールを取っているので速さは示せていると思います。苦手なスタートを決めて勝てればと思います。第17戦は3位ですが、何か起こるだろうと思って気にしていないです。1年の集大成なのでこれまで培ってきたものを出すだけです」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

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第16戦、第17戦岡山公式予選 第16戦は太田格之進が薄氷のPP、第17戦は木村偉織がPP

第16戦ポールポジション、第17戦予選3位の太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)

第16戦予選2位、第17戦ポールポジションの木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16戦、第17戦は24日、岡山国際サーキットで公式予選を行い、第16戦は1000分の1秒差で太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が、第17戦は木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前9時5分より30分間で行われた。ベストタイムで第16戦の、セカンドベストタイムで第17戦のグリッドが決定する。サーキット上空には雲は多いものの一部には晴れ間ものぞく。

 まず開始7分過ぎにリーダーに立ったのはロベルト・メルヒ・ムンタン(B-MAX Racing 320)で1分23秒099。これを元嶋成弥(KデンタルオフィスRn)が22秒636で上回る。

 ここからは遅くピットアウトを行った有力ドライバーが次々と上位に進出。古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が1分22秒049でトップに立つと、木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が21秒823で逆転。さらに、太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が、21秒710でトップに立つも、菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が21秒688でこれを上回り1セット目のタイヤでの争いに決着を付けた。

 ここで各車ピットインを行い、ニュータイヤに履き替えると、残り9分を切ったあたりで各車続々とコースイン。最後のアタック合戦が始まる。

 ここでまずはトップに立ったのはチャンピオン争い最右翼の小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)で、1セット目のタイムを大きく上回る1分21秒243をたたき出した。

 ここで小高のタイムを更新したのは1分21秒379を出した古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、さらにこれを上回ったのが21秒138を出した木村。

 しかしまだ終わらない。なんと太田が木村のタイムを1000分の1秒上回る1分21秒137をたたき出し、このポール争いに決着を付けた。

 第16戦のポールポジションは太田。2位は木村で、小高はタイムを更新したものの3位に終わった。4位には古谷が、5位には菅波が、6位には野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)が続き、注目のメルヒは8位と振わなかった。

 セカンドベストタイムでグリッドが決まる第17戦のポールポジションは速いタイムを並べた木村、2位には小高が、3位には太田が付けた。4位には菅波が、5位には古谷が、6位には野中が続いている。

第16戦予選3位、第17戦予選2位の小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM\'S 320)

初めての予選に臨んだロベルト・メルヒ・ムンタン(B-MAX Racing 320)は、第16戦8位、第17戦9位

 マスタークラスは第16戦が今田信宏(JMS RACING with B-MAX)、第17戦がDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)がポールポジションを獲得した。

マスタークラス第16戦ポールポジション、第17戦予選2位の今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

マスタークラス第16戦予選2位、第17戦ポールポジションのDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)

 第16戦決勝は本日24日午後1時20分より25周で、第17戦決勝は明日25日午前9時20分より18周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

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第16戦岡山公式予選結果

全日本スーパーフォーミュラライツ選手権第16/17/18戦 -RIJ- (2022/09/24) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 16 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
12太田 格之進HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
SPIESS A41
R1'21.137--164.300
21木村 偉織HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
R1'21.138 0.001 0.001164.298
337小高 一斗Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
R1'21.156 0.019 0.018164.261
4*36古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'21.379 0.242 0.223163.811
550菅波 冬悟Byoubugaura B-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'21.401 0.264 0.022163.767
635野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'21.477 0.340 0.076163.614
738平良 響Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'21.739 0.602 0.262163.090
898ロベルト・メルヒ・ムンタンB-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'22.079 0.942 0.340162.414
910元嶋 成弥KデンタルオフィスRn
ルーニースポーツ
SPIESS A41
1'22.145 1.008 0.066162.284
104M1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'23.430 2.293 1.285159.784
1130M2DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'23.468 2.331 0.038159.712
---- 以上基準タイム(110% - 1'29.259)予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'21.349)を更新した。
  • CarNo. 36は、全日本レース選手権ブルテンNo. 001-2022(エンジン主要部品の交換)により、第16戦を5グリッド降格とする。

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ロベルト・メリ選手インタビュー「きっと明日は良くなるはず」

スーパーフォーミュラ・ライツ初参戦のロベルト・メリ(B-MAX Racing)

 急きょ参戦が決まったロベルト・メリ(登録名:ロベルト・メルヒ・ムンタン)選手は、今回の参戦を足がかりに来シーズン、スーパーフォーミュラのシートを得たいと思っている。その点でメリ選手にとって今回の結果は重要だ。

 フリー走行の順位は、セッション1(ドライ)7位、2(ウェット)4位、3(ドライ)8位、4(ドライ)8位と、ウェットでは速いところを見せているが、ドライコンディションでは僅差ではあるものの決して思い描いていた結果ではない。

 2日間、4セッションのフリー走行を終えたメリ選手に聞いた。

 「今日はウェット、セミウェット、ドライと、すべてのコンディションで練習することができました。それぞれのコンディションでベストは尽くしましたが、僕にとっては初めてのクルマなので、理解するのに時間を費やしました」

 「トラブルも出てしまい、必ずしも思ったような結果は出ていませんが、今はあまり考え込まないようにしています」

 「スーパーフォーミュラ・ライツは、パワーはあまりありませんが、エアロダイナミクスは効いていてコーナリングスピードは速いですし、ドライブしていてとても楽しいクルマです」

 「タイヤはグリップも良いですし、寿命の面でも非常に優れているように感じます。これは重要で、何周かアタックを続けることができます」

 「明日の予選、そして決勝レースはどうなるか分かりませんが、できるだけ上位に食い込むつもりですし、きっと明日は今日より良くなるはずです」

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

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SFL:第16戦決勝&チャンピオン記者会見 優勝・佐藤蓮「懸念してたのは雨のスタート」

表彰式

優勝 佐藤蓮(TODA RACING)

優勝した佐藤蓮(TODA RACING)

 「懸念してたのは雨のスタートでした。雨のスタートは一度も成功してなかったのでミーティングを重ねてどうしたらうまくいくか考え、練習も2回しました。蹴り出しが良く、トップに立てて、後ろで混乱があったので、単独で無事1位でゴールできました。次戦ですが、雨量が増えたときにマシンバランスが厳しかったので、そこを改善できるようにチームと相談します。2番手スタートですがスタートをうまく決めて優勝で終わりたいと思います」

2位 小高一斗(TOM'S)

決勝2位の小高一斗(TOM\'S)

 「フォーミュラカーでウェットでスタートスのはあまりなくて、どうするか覚えてなくてすごい不安でした。佐藤選手がいいスタートを切って、ぼくは失敗して一瞬三宅選手に抜かれて順位を落としましたが、1周目の混乱はうまく抜けられて3位に上がれました。前に出てからのペースは悪くなかったと思います。マシンが調子のいいウェットは経験がなかったけど、いままででクルマは一番良かったと思います。すごく乗りやすかったです。最終戦は昨日のレースでしくじってしまって、4位からスタートするんですが、ウェットになると思うので、スタートを決めればチャンスはあると思うので優勝めざしてがんばります」

3位 河野駿佑(RS FINE)

決勝3位の河野駿佑(RS FINE)

 「スタートは6番手で、タイヤをあたたたときにクラッチミートのポイントが変って、いいスタートではなかったですが、最初のコーナで抜かれることはなかったです。前でごちゃごちゃがあって、あたらにようにいたら、5位に上がれました。三宅選手がペースが苦しそうだったので、ダウンフォースが抜けないように距離をとりながら4コーナーの立ち上がりが良かったので、5コーナーで抜けました。名取選手のペースが上がらなかったので小高選手に追いつけましたが、名取選手がいなくなってからは小高選手のペースが上がって、付いていくほどのペースがなかったのは課題です」

シリーズチャンピオン 名取鉄平(B-MAX RACING TEAM)

シリーズチャンピオンの名取鉄平(B-MAX RACING TEAM)

 「今日はチャンピオンより、勝つつもりでスタートしましたが、3コーナーで当たってしまって、アレジとトムスのみなさんに申し訳なかったです」

 「練習からもてぎでは、前回も今回もトップタイムで、仕上がりは悪くなく、勝てる力があったんですが、第15戦では、エンジン交換で6位からのスタートになりました。それでも4位に上がれて最低限のレースはできたと思います」

 「優勝から遠のいているので、前半戦の流れをもって来たかったです。開幕から勝てたのは良かったですが、去年も出ているので、全勝するつもりでした。鈴鹿では3連勝でき、各大会の中で、1勝はできていたのですが、もてぎででは勝てていません。得意なサーキットなのでもっと頑張らないといけないです」

 「最終戦は、チャンピオンとして臨むレースですが、ファステストを狙えるタイムを出せているので、アジャストして、しっかり勝って締めくくりたいと思います」

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

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SFL:第16戦もてぎ決勝 佐藤蓮が今季5勝目 名取鉄平が戴冠

決勝がスタートした

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16戦は17日、雨の中ツインリンクもてぎで決勝を行い、予選3位からスタートした佐藤蓮(TODA FIGHTEX)が優勝した。また、このレースで名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が今シーズンのドライバーズチャンピオンを決めた。

 フォーメーションラップは午前8時55分より始まった。夜半から降り続いてる雨のため路面はフルウェット。12台(うちマスタークラス3台)がウエットタイヤを履き、1周を回りグリッドに着いた。

 好スタートを切ったのは予選3位の佐藤蓮(TODA FIGHTEX)。ポールポジションのジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM'S 320)と予選3位の名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)の横をすり抜け、1コーナーまでにトップに立った。2位のアレジには3位の名取が1コーナーで並びかける。このままこの2台は併走するが、3コーナーでパスしようとした名取とアレジが接触。アレジと名取はマシンにダメージを負い、アレジは修復のためピットインした。

 トップに立った佐藤は1周目に、手負いの2位名取を3秒1離して戻ってきた。3位には小高一斗(Kuoカローラ中京TOM'S 320)が、4位には三宅淳詞(MAX RACING 320)が、5位には河野駿佑(RS FINE K&N 320)が、6位には神晴也(B-MAX RACING TEAM)、7位には平良響(Kuoカローラ中京TOM'S 320)が続く。

 6周目にはペースの上がらない2位名取を佐藤が12秒離したところで、名取にオープニングラップの接触によるドライビングスルーペナルティーが科された。名取は7周目にペナルティーを消化するが、フロントウィングが脱落しかけているためオレンジディスクも提示された。これで次周に名取は、再びウィング交換のためピットイン、大きく遅れ勝負権を失った。

 8周目にはトップ佐藤は、2位に上がった小高を15秒離し独走状態。このまま14周を走り、今季5勝目を飾った。2位には小高が入った。

 5位でレースを始めた河野は、3周目の5コーナーで三宅を攻略し4位。名取の脱落で繰り上がり、3位でレースを終えた。

 4位には6周目に三宅を攻略した平良が、5位には神が、6位には三宅が入った。

 ダメージのためピットで修復を行ったアレジは、2周遅れでレースに復帰したが、7周目にファステストラップをたたき出し1ポイントを獲得する意地を見せた。

 10位でレースを終えた名取だったが、アレジが12位でファステストラップの1点しか獲得できなかったため、最終第17戦を残して、このレースで今シーズンのチャンピオンを獲得した。

 マスタークラスは、ポールシッター今田信宏(JMS RACING with B-MAX)と、2位の植田正幸(MAX RACING RN 320)が接近戦を演じていたが、11周目に今田をパスした植田が優勝した。

 第17戦決勝は本日17日、午後0時55分より20周で行われる。有終の美を飾るドライバーは誰になるか注目したい。

優勝は佐藤蓮(TODA FIGHTEX)

決勝2位は小高一斗(Kuoカローラ中京TOM\'S 320)

決勝3位は河野駿佑(RS FINE K&N 320)

マスタークラス優勝は植田正幸(MAX RACING RN 320)

優勝した佐藤蓮(TODA RACING)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

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SFL:第16戦もてぎ決勝結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦 -RIJ- (2021/10/17) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2021 Buzz presents全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 16 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
12佐藤 蓮TODA FIGHTEX
TODA RACING
SPIESS A41
1427'43.473--
21小高 一斗Kuoカローラ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1427'57.13213.65913.659
335河野 駿佑RS FINE K&N 320
RS FINE
TOYOTA TOM'S TAZ31
1428'03.40619.933 6.274
437平良 響Kuoカローラ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1428'09.77826.305 6.372
552神 晴也Byoubugaura B-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1428'20.25236.77910.474
610三宅 淳詞MAX RACING 320
Rn-sports
SPIESS A41
1428'27.14843.675 6.896
730DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX ENGINEERING
SPIESS A41
1429'08.3681'24.89541.220
811M1植田 正幸MAX RACING RN 320
Rn-sports
SPIESS A41
1429'09.0821'25.609 0.714
94M2今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX ENGINEERING
SPIESS A41
1429'09.7631'26.290 0.681
10*50名取 鉄平Byoubugaura B-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1429'32.2161'48.74322.453
1151M3SYUJIB-MAX ENGINEERING 320
B-MAX ENGINEERING
SPIESS A41
1328'14.0141Lap 1Lap
1236ジュリアーノ・アレジDeloitte. TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1227'50.4612Laps1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.36 ジュリアーノ・アレジ() 1'57.164 (7/12) 147.5162km/h
  • CarNo.50は、2021年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第15条1.(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

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SFL:第15,16戦もてぎ公式予選 両戦ともジュリアーノ・アレジがポール位置からスタート

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)は16日、ツインリンクもてぎで第15戦、第16戦の公式予選を行い、第15戦は名取鉄平(B-MAX RACING TEAM)が、第16戦はジュリアーノ・アレジ(TOM'S)がポールポジションを獲得した。しかし名取は第15戦で5グリッド降格のペナルティーを受け、両戦ともポール位置からアレジがスタートする。

 公式予選は午前10時55分より30分間で行われた。ベストタイムで第15戦の、セカンドベストタイムで第16戦のグリッドが決定する。

 スーパーフォーミュラフリー走行の終盤から降り始めた雨は徐々に強さを増し、SFL予選の始まる頃には路面をぬらした。しかし雨はやみ、路面が乾きつつある中で予選は進行した。

 そのため各ドライバーのタイムは周回を重ねるごとに大幅にアップする。中盤過ぎには、河野駿佑(RS FINE)が1分44秒995をマークしトップに立ったあたりで、各車ピットインしてニュータイヤに履き替え、ここから本格的なアタックに入る。

 まずは、ジュリアーノ・アレジ(TOM'S)が1分43秒116とコースレコードを更新するタイムでトップに立つ。2位には佐藤蓮(TODA RACING)が、3位には名取鉄平(B-MAX RACING TEAM)が付ける。

 終了直前には名取が1分42秒884までタイムを縮めポールポジションをを確定。アレジは42秒929までタイムを縮めるもわずかに及ばず2位。3位には佐藤が、4位には小高一斗(TOM'S)が、5位には神晴也(B-MAX RACING TEAM)が、6位には入山翔(ALBIREX RACING TEAM)が入った。

 しかし、名取は昨日の練習走行でのトラブルでエンジンを交換したため、第15戦は5グリッド降格のペナルティーが科され、ポールポジションポイント1を獲得したものの6位からのスタートとなる。そのためポールポジション位置にはアレジが、以下1グリッドづづ繰り上がることとなる。

 セカンドベストタイムで決まる第16戦は、速いタイムをそろえたアレジがポールポジション。2位に名取が、3位に佐藤が、4位に小高が、5位に三宅が、6位に河野が入った。

 マスタークラスは両戦ともすでにチャンピオンを決めている今田信宏(B-MAX ENGINEERING)がポールポジションを獲得した。

第15戦ポールポジション、第16戦予選2位の名取鉄平(B-MAX RACING TEAM)

第15戦予選2位、第16戦ポールポジションのジュリアーノ・アレジ(TOM\'S)

第15戦、第16戦とも予選3位の佐藤蓮(TODA RACING)

初登場の小高一斗(TOM\'S)は第15戦第16戦とも予選4位

マスタークラスは第15戦、第16戦とも今田信宏(B-MAX ENGINEERING)がポールポジション

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

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SFL:第16戦もてぎ公式予選結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦 -RIJ- (2021/10/16) Qualifying Weather:Rain/Cloudy Course:Wet/Dry
2021 Buzz presents全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 16 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
136ジュリアーノ・アレジDeloitte. TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
R1'42.933--167.924
250名取 鉄平Byoubugaura B-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
R1'43.132 0.199 0.199167.600
32佐藤 蓮TODA FIGHTEX
TODA RACING
SPIESS A41
R1'43.329 0.396 0.197167.281
41小高 一斗Kuoカローラ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
R1'43.452 0.519 0.123167.082
510三宅 淳詞MAX RACING 320
Rn-sports
SPIESS A41
R1'43.711 0.778 0.259166.665
635河野 駿佑RS FINE K&N 320
RS FINE
TOYOTA TOM'S TAZ31
R1'43.837 0.904 0.126166.462
752神 晴也Byoubugaura B-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
R1'44.045 1.112 0.208166.130
837平良 響Kuoカローラ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
R1'44.185 1.252 0.140165.906
94M1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX ENGINEERING
SPIESS A41
1'45.427 2.494 1.242163.952
1030DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX ENGINEERING
SPIESS A41
1'46.566 3.633 1.139162.200
1111M2植田 正幸MAX RACING RN 320
Rn-sports
SPIESS A41
1'47.688 4.755 1.122160.510
1251M3SYUJIB-MAX ENGINEERING 320
B-MAX ENGINEERING
SPIESS A41
1'50.812 7.879 3.124155.985
---- 以上基準タイム(110% - 1'53.444)予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'44.514)を更新した。

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SFL:第16戦富士決勝記者会見 優勝・小高一斗「苦しくてレースも好きじゃなくなっていました」

優勝 小高一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)
決勝記者会見: 優勝した小高一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM\'S)  「(涙声で)2年間F3をやらせてもらって悩んだりして苦しかったです。レースも好きじゃ無くなっていました。みなさんとチームの支えがあって……。本当にうれしいです。オイルが出ていて1コーナーでトップに立てたり急にいろんなことがうまくいって……。スタートもしっかり決めることができて、1コーナーでまさか2人の前に出られると思ってなかったんですが、結果的に前に出られて良かったです。トップに立ってからはここで勝てなかったら終わってしまうと思って、死ぬ気で走りました。これが最後のレースなら良かったですが、最後のレースもしっかりがんばります」
2位 阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)
決勝記者会見: 2位の阪口晴南(B-MAX RACING TEAM)  「ポールからだったので優勝を狙っていました。スタートは悪くなかったんですが、この3台だと攻めたスタートを切らないといいスタートとはいえないんだと感じました。反省しています。1コーナーを2番手で回れたのは不幸中の幸いでした。その後は、小高選手のペースも良かったので素直に負けを認めたいと思います。次のレースはニュータイヤを残しているので2番手からですが勝てるようにがんばります」
3位 宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM'S)
決勝記者会見: 3位の宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM\'S)  「タイヤも暖まってなくて、昨日のレースからストレートスピードも遅かったので、みんなに相談してクルマを仕上げたんですが、それが裏目に出て、ぼくも合わせきれなかったです。攻めきって負けてしまったので、勉強になり自分のためになったレースでした。最後はいいレースをしてベストな結果で終わりたいです」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

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SFL:第16戦富士決勝 小高一斗、涙の初優勝

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16戦は20日、富士スピードウェイで決勝を行い、予選3位からスタートした小高一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)が初優勝を飾った。

13周の決勝がスタートした 優勝した小高一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TOM\'S 320) 決勝2位の阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX) 決勝3位の宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM\'S 320) マスタークラスで優勝した今田信宏(JMS RACING with B-MAX ) 優勝した小高一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM\'S) マスタークラスで優勝した今田信宏(EAGLE SPORT) マスタークラスで優勝した今田信宏とDRAGON 表彰式

 決勝レースは早朝午前8時10分からフォーメーションラップが始まった。上空は晴れ渡り朝日が場内に差し込む。

 フォーメーションラップは2周行われたが、その1周目にルッカ・アレン(Albirex-RT)がダンロップコーナーでスピン。アレンが通常のグリッドに戻ったため、スタートディレイとなった。改めてフォーメーションラップ2周が行われ周回数は13周に減算された。

 好スタートを切ったのは予選2位の宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)。しかし宮田は1コーナーでブレーキをロックさせ、オーバーラン。ポールポジションの阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)もオーバーランして、そのインから予選3位の小高一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)が2コーナー立ち上がりでトップに立った。2位には阪口が、3位には宮田が続く。

 トップに立った小高は、1周目に2位の阪口を1秒1引き離してストレートに戻ってくると、2周目にはその差を2秒5、3周目には2秒6まで広げた。

 ここから阪口はこの時点でのファステストラップを記録して、小高との差を徐々に縮め始める。7周目には1秒5まで迫るが、ここから小高も粘る。この差は最終ラップまで縮まらず、小高は13周を回ってうれしい初優勝を飾った。2位には阪口が、3位には宮田が入った。

 河野駿佑(RS FINE K&N 320)と名取鉄平(TODA FIGHTEX)は4位争いを繰り広げてきたが、7周目に河野をパスした名取が4位、河野は5位でレースを終えた。6位には入山翔(Albirex-RT)が入った。

 マスタークラスは終始トップを譲らなかった今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が初優勝を飾った。

 注目の本山哲(REBELLION Buzz 320)と山本左近(REBELLION Buzz 320)はオープニングラップで接触。本山はリタイア、山本は8位でレースを終えた。

 最終第17戦決勝は本日午後12時35分より15周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroyuki MINAMI
Yoshinori OHNISHI

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SFL:第16戦富士決勝結果

レべリオン全日本SFL選手権第15・16・17戦 -RIJ- (2020/12/20) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2020 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 16 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine LapTimeBehindGap
137小高 一斗COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320
COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM'S
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1320'08.071--
250阪口 晴南Buzz Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS
A41
1320'09.784 1.713 1.713
336宮田 莉朋COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320
COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM'S
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1320'10.368 2.297 0.584
42名取 鉄平TODA FIGHTEX
TODA RACING
TODA
TR-F301
1320'24.62516.55414.257
535河野 駿佑RS FINE K&N 320
RS FINE
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1320'25.38417.313 0.759
65入山 翔Albirex-RT
ALBIREX RACING TEAM
TOMEI
TB14F3 2020
1320'29.68921.618 4.305
73ルッカ・アレンAlbirex-RT
ALBIREX RACING TEAM
TOMEI
TB14F3 2020
1320'36.55928.488 6.870
852山本 左近REBELLION Buzz 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS
A41
1320'48.33240.26111.773
951M1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS
A41
1320'54.28646.215 5.954
1010M2植田 正幸Rnsports320
Rn-sports
SPIESS
A41
1321'10.4551'02.38416.169
1130M3DRAGONTEAM DRAGON SFL
B-MAX ENGINEERING
SPIESS
A41
1321'10.8331'02.762 0.378
---- 以上規定周回数(90% - 11Laps)完走 ----
-13本山 哲REBELLION Buzz 320
B-MAX ENGINEERING
SPIESS
A41
0 0.00013Laps13Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320) 1'32.223 (6/13) 178.120km/h

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SFL:第15,16戦戦富士公式予選結果 第15戦は宮田莉朋が、第16戦は阪口晴南がポールポジション

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第15戦、第16戦は19日、富士スピードウェイで公式予選を行い、第15戦は宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)が、第16戦は阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)と2人がそれぞれポールポジションを分け合った。

 第15戦および第16戦公式予選は曇り空の冷え込む気温の下、午前9時20分より30分間で行われた。ベストタイムで第15戦の、セカンドベストタイムで第16戦のグリッドが決定する。

 路面温度が低いため各車、数周をまわってタイムアタックを開始。まずは宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)が5周目に、全日本F3時代でのコースレコード1分33秒309を上回る、32秒185でトップに立つ。宮田はこのタイムを31秒912まで縮め1セット目のタイヤでのアタックをトップで終えた。2位には阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)が、3位には小高一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)が付けた。

 各車ピットイン後、ニュータイヤに履き替えた2セット目のアタックでは、宮田がさらにタイムを1分31秒564と伸ばしトップを維持。しかし、阪口がこのタイムを上回る31秒543と僅差で逆転トップ。宮田も負けじと31秒370までタイムを縮めこのセッションを逆転トップで切りあげた。

 阪口はタイムを1分31秒542と千分の1秒縮めるが及ばず2位。3位には小高が入った。しかし、阪口は練習で壊れたエンジンを乗せ替えているため5グリッド降下のペナルティーを科されることが決まっている。

 セカンドタイムで決まる第16戦は速いタイムを並べた阪口がポールポジション、2位には宮田が、3位には小高が付けている。

 スポット参戦で注目された山本左近(REBELLION Buzz 320)と本山哲(同)は、第15戦は9位、10位、第16戦は8位、9位の結果となっている。

 第15戦決勝は本日19日午後1時25分より21周で、第16戦決勝は明日20日午前8時10分より15周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI

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SFL:第16戦富士公式予選結果

レべリオン全日本SFL選手権第15・16・17戦 -RIJ- (2020/12/19) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2020 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 16 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
150阪口 晴南Buzz Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS
A41
1'31.543--179.444
236宮田 莉朋COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320
COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM'S
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'31.564 0.021 0.021179.402
337小高 一斗COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320
COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM'S
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'32.294 0.751 0.730177.983
435河野 駿佑RS FINE K&N 320
RS FINE
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'32.638 1.095 0.344177.322
52名取 鉄平TODA FIGHTEX
TODA RACING
TODA
TR-F301
1'32.926 1.383 0.288176.773
63ルッカ・アレンAlbirex-RT
ALBIREX RACING TEAM
TOMEI
TB14F3 2020
1'33.200 1.657 0.274176.253
75入山 翔Albirex-RT
ALBIREX RACING TEAM
TOMEI
TB14F3 2020
1'33.221 1.678 0.021176.214
851M1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS
A41
1'33.636 2.093 0.415175.433
952山本 左近REBELLION Buzz 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS
A41
1'33.801 2.258 0.165175.124
1013本山 哲REBELLION Buzz 320
B-MAX ENGINEERING
SPIESS
A41
1'33.992 2.449 0.191174.768
1110M2植田 正幸Rnsports320
Rn-sports
SPIESS
A41
1'34.268 2.725 0.276174.256
1230M3DRAGONTEAM DRAGON SFL
B-MAX ENGINEERING
SPIESS
A41
1'34.479 2.936 0.211173.867
---- 以上基準タイム予選通過 ----

Japanese F3

JF3:第16戦もてぎ決勝記者会見 優勝・フェネストラズ「久しぶりのポールトゥウイン。チームに感謝」

決勝フォトセッション: トップ3のドライバーたち

優勝 サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark)
決勝記者会見: 優勝したサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark) 「久しぶりのポールトゥウィンなので本当にうれいしです。むつかしいレースでしたが、チームが素晴らしい仕事でいいクルマを仕上げてくれたので感謝しています。明日は2位からのスタートですがベストを尽くして楽しみたいです。チャンピオンは意識してますが、自分は改善しないといけないところもあるのでそちらに集中します」
2位 宮田莉朋(カローラ中京Kuo TEAM TOM'S)
決勝記者会見: 2位の宮田莉朋(カローラ中京Kuo TEAM TOM\'S) 「スタートから1周しかチャンスがないと思っていました。5コーナーからS字まではサイドバイサイドで、並ぶまではいけましたが、抜くことはできませんでした。抜いていれば勝てました。ダウンフォースが抜ける分のタイム差はありましたが、序盤のペースは悪くありませんでした。すべては予選で決まってしまいました」
3位 大湯都史樹(TODA RACING)
決勝記者会見: 3位の大湯都史樹(TODA RACING) 「スタートは良くありませんでしたが、戦えるペースだったので予選7位から3位まで来られました。こういうレースを見せることができたのは良かったと思います。周回を重ねる中でその先を作戦を考え、抜けるところで抜きました。このレースが勝負だと思ってたし、攻めに攻めた結果、3位になれてうれしいです。18戦では3位からのスタートなので優勝を狙います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第16戦もてぎ決勝 今季7勝目のサッシャ・フェネストラズがチャンピオンに王手

 全日本F3選手権第16戦は17日、ツインリンクもてぎで決勝を行い、サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)がポールトゥウィンで今季7勝目を飾った。

14周の決勝がスタートした

優勝はサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)

決勝2位は宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM\'S F317)

決勝3位は宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM\'S F317)

マスタークラス優勝はDRAGON(TEAM DRAGON F3)

優勝したサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark)

表彰式

 ツインリンクもてぎ上空には雲が広がってきたが、相変わらず蒸し暑いなか午後4時15分、13台が参加してフォーメーションラップが始まった。

 ポールポジションのサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)は好スタートを切って1コーナーへ。これに予選2位の宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が続く。その後方では同3位の小高一斗(カローラ中京Kuo TOM'S F317)をかわした同4位のエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)がポジションを上げるが、この2人は2コーナーで接触。小高のフロント翼端板が飛び、アーメドはピットインしてリタイア。この混乱に乗じて4位には予選6位の大津弘樹(ThreeBond F318)が、5位には予選7位の大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が上がってきた。

 オープニングラップでは2位・宮田がトップのフェネストラズとドッグファイトを演じるが、パスするには至らず。この順位のままレースは推移する。

 翼端板を失った3位の小高のペースが上がらない。小高の背後には大津、大湯、シャルル・ミレッシ(YTB by Carlin)、笹原右京(B-Max Racing with motopark F3)らが僅差で迫る。

 4周目には再三大津を狙ってた5位の大湯がヘアピンで大津のインをこじ開け4位に上がる。さらに6周目の3コーナーでは3位の小高をインからパスして表彰台圏内の3位まで上がってきた。

 小高はさらに大津にもパスされ5位に落ちると、8周目には並びかけてきたミレッシと接触してマシンを止め、リタイアすることとなった。

 レースは14周を走ってフェネストラズが今季7勝目。ファステストラップも取りフルマークを達成した。2位は宮田、3位には大湯が、4位には大津が、5位には笹原が、6位には片山義章(YTB by Carlin)が入った。

 マスタークラスは、すでにチャンピオンを決めているDRAGON(TEAM DRAGON F3)がポールトゥウィンで今季7勝目を上げた。

 第17戦は明日18日午前8時25分より14周で、第18戦は午後4時20分より20周で行われる。チャンピオンに王手をかけているフェネストラズの戴冠がなるかどうかにも注目だ。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第16戦もてぎ決勝結果

2 & 4 RACE -RIJ- (2019/08/17) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2019 Japanese Fomura3 Championship Round 16 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
111サッシャ・フェネストラズB-Max Racing with motopark F3
Dallara F314
Volkswagen
Spiess A41
1424'49.366
236宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
142.104
32大湯 都史樹TODA FIGHTEX
Dallara F319
TODA
TR-F301
1415.431
412大津 弘樹ThreeBond F318
Dallara F318
ThreeBond
TOMEI TB14F3
1418.970
550笹原 右京B-Max Racing with motopark F3
Dallara F316
Volkswagen
Spiess A41
1419.626
68片山 義章YTB by Carlin
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1426.414
735河野 駿佑RS FINE K&N F318
Dallara F318
Mercedes-Benz
HWA 414
1428.295
851アメヤ・ベイディアナサンB-Max Racing with motopark F3
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1430.274
930MDRAGONTEAM DRAGON F3
Dallara F314
Volkswagen
Spiess A41
1444.222
105M久保田 克昭Planex・スマカメF3
Dallara F315
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1450.982
11*7シャルル・ミレッシYTB by Carlin
Dallara F317
Volkswagen
Spiess A41
1459.368
---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ----
-37小高 一斗カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
77Laps
-65エナム・アーメドB-Max Racing with motopark F3
Dallara F312
Volkswagen
Spiess A41
014Laps
  • Fastest Lap: CarNo.11 サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)1'45.574 (4/14) 163.72km/h
  • CarNo.7は、2019全日本F3選手権統一規則第15条1-2)違反により、競技結果に30秒を加算した。

Japanese F3

JF3:第16,17戦もてぎ公式予選 サッシャ・フェネストラズと宮田莉朋がPPを分け合う

 全日本F3選手権第16戦・17戦は17日、ツインリンクもてぎで公式予選を行い、第16戦はサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)が、第17戦は宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)がポールポジションを獲得した。

第16戦ポールポジション、第17戦予選2位のサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)

第16戦予選2位、第17戦ポールポジションの宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM\'S F317)

第16戦、第17戦とも予選3位の小高一斗(カローラ中京Kuo TOM\'S F317)

第16戦予選8位、第17戦予選7位の笹原右京(B-Max Racing with motopark F3)

第16戦、第17戦ともマスタークラスポールポジションのDRAGON(TEAM DRAGON F3)

 ツインリンクもてぎは早朝から快晴。ぐんぐんと気温が上昇するなか午前8時20分、公式予選が始まった。ベストタイムで第16戦の、セカンドベストタイムで第17戦のグリッドが決定する。

 各ドライバー1セット目のタイヤでアタック中の開始10分過ぎ、計時システムのトラブルのためセッションは赤旗中断となった。

 この時点でのトップは1分44秒696で宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)。2位にはサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)が、3位には小高一斗(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が付ける。

 計時トラブルの解消は長引き、予選は午前9時10分より残り20分間で再開された。

 ここでトップタイムを刻んできたのはフェネストラズ。1分44秒391で第16戦のポールポジションを獲得。宮田はタイムを44秒500まで伸ばしたものの2位。3位には小高が付けた。

 第17戦はセカンドタイムで宮田がポールポジション、2位にはフェネストラズが、3位には小高が付けている。

 今シーズン初参戦の笹原右京(B-Max Racing with motopark F3)は、第16戦8位、第17戦7位と振るわなかった。

 マスタークラスは第16戦、17戦ともDRAGON(TEAM DRAGON F3)がポールポジションを獲得した。

 第16戦は本日午後4時15分より14周で、第17戦が明日18日午前8時25分より14周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第16戦もてぎ公式予選結果

2 & 4 RACE -RIJ- (2019/08/17) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2019 Japanese Fomura3 Championship Round 16 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/h
111サッシャ・フェネストラズB-Max Racing with motopark F3
Dallara F314
Volkswagen
Spiess A41
1'44.391--165.579
236宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'44.500 0.109 0.109165.406
337小高 一斗カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'44.995 0.604 0.495164.627
465エナム・アーメドB-Max Racing with motopark F3
Dallara F312
Volkswagen
Spiess A41
1'45.026 0.635 0.031164.578
57シャルル・ミレッシYTB by Carlin
Dallara F317
Volkswagen
Spiess A41
1'45.081 0.690 0.055164.492
612大津 弘樹ThreeBond F318
Dallara F318
ThreeBond
TOMEI TB14F3
1'45.323 0.932 0.242164.114
72大湯 都史樹TODA FIGHTEX
Dallara F319
TODA
TR-F301
1'45.325 0.934 0.002164.111
850笹原 右京B-Max Racing with motopark F3
Dallara F316
Volkswagen
Spiess A41
1'45.366 0.975 0.041164.047
935河野 駿佑RS FINE K&N F318
Dallara F318
Mercedes-Benz
HWA 414
1'45.585 1.194 0.219163.707
108片山 義章YTB by Carlin
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1'45.754 1.363 0.169163.445
1151アメヤ・ベイディアナサンB-Max Racing with motopark F3
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1'45.796 1.405 0.042163.380
1230MDRAGONTEAM DRAGON F3
Dallara F314
Volkswagen
Spiess A41
1'46.620 2.229 0.824162.117
135M久保田 克昭Planex・スマカメF3
Dallara F315
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'47.680 3.289 1.060160.522
----- 以上基準タイム予選通過 ----

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝結果

Japanese F3 Rd.15,16,17,9 -RIJ- (2018/09/29) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2018 Japanese Fomura3 Championship Round 16 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
136坪井 翔カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1822'25.405
237宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
180.588
312笹原 右京THREEBOND
Dallara F318
ThreeBond
TOMEI TB14F3
183.156
493大湯 都史樹TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA
TR-F301
1810.301
52阪口 晴南TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA
TR-F301
1810.955
68片山 義章 YTB F318
Dallara F318
Mercedes-Benz
414
1812.629
71金丸 悠 B-MAX RACING F3
Dallara F312
Volkswagen
A41(0XY)
1813.277
8*5小高 一斗Planexスマカメ・F3
Dallara F312
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1824.671
935河野 駿佑HubAuto F318
Dallara F318
Mercedes-Benz
414
1824.776
1014根本 悠生Albirex-RT
Dallara F315
Mercedes-Benz
414
1836.826
1130DRAGONTEAM DRAGON F3
Dallara F314
Volkswagen
A41(0XY)
1841.773
1228山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F316
Volkswagen
A41(0XY)
1842.333
133三浦 愛EXEDY B-Max F317
Dallara F312
Volkswagen
A41(0XY)
1843.211
14*21藤波 清斗B-MAX RACING F3
Dallara F312
Volkswagen
A41(0XY)
1845.491
1510Nジェイク・パーソンズNODAレーシング
Dallara F312
Volkswagen
A18
181'08.302
1613吉田 基良B-MAX ENGINEERING F3
Dallara F312
Volkswagen
A41(0XY)
171Lap
---- 以上規定周回数(90% - 16Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.37 宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317) 1'13.437 (9/18) 181.589km/h
  • CarNo.21は、2018全日本フォーミュラ3選手権統一規則 第31条7.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.5は、2018全日本フォーミュラ3選手権統一規則 第31条4.4(フォーメーション中のスタート練習)違反により、訓戒のペナルティを科した。

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO公式予選結果

Japanese F3 Rd.15,16,17,9 -RIJ- (2018/09/29) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2018 Japanese Fomura3 Championship Round 16 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/h
136坪井 翔カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
R1'12.040--185.110
237宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
R1'12.121 0.081 0.081184.902
312笹原 右京THREEBOND
Dallara F318
ThreeBond
TOMEI TB14F3
R1'12.495 0.455 0.374183.948
42阪口 晴南TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA
TR-F301
R1'12.557 0.517 0.062183.791
593大湯 都史樹TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA
TR-F301
1'12.665 0.625 0.108183.518
61金丸 悠 B-MAX RACING F3
Dallara F312
Volkswagen
A41(0XY)
1'12.682 0.642 0.017183.475
75小高 一斗Planexスマカメ・F3
Dallara F312
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'12.848 0.808 0.166183.057
88片山 義章 YTB F318
Dallara F318
Mercedes-Benz
414
1'12.881 0.841 0.033182.974
921藤波 清斗B-MAX RACING F3
Dallara F312
Volkswagen
A41(0XY)
1'13.411 1.371 0.530181.653
1014根本 悠生Albirex-RT
Dallara F315
Mercedes-Benz
414
1'13.702 1.662 0.291180.936
1130DRAGONTEAM DRAGON F3
Dallara F314
Volkswagen
A41(0XY)
1'14.396 2.356 0.694179.248
1228山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F316
Volkswagen
A41(0XY)
1'14.488 2.448 0.092179.026
133三浦 愛EXEDY B-Max F317
Dallara F312
Volkswagen
A41(0XY)
1'14.507 2.467 0.019178.981
1410Nジェイク・パーソンズNODAレーシング
Dallara F312
Volkswagen
A18
1'15.829 3.789 1.322175.860
1513吉田 基良B-MAX ENGINEERING F3
Dallara F312
Volkswagen
A41(0XY)
1'17.122 5.082 1.293172.912
---- 以上基準タイム(110% - 1'19.441)予選通過 ----
-35河野 駿佑HubAuto F318
Dallara F318
Mercedes-Benz
414
1'27.51115.47110.389152.385
  • 'R'マークは従来のコースレーコード(1'12.588)を更新しました。

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