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2017年7月

Japanese F3

JF3:第14,15,16戦もてぎ 坪井翔が3連続ポール・トゥ・ウィンで完全制覇! (TOYOTA)

 全日本F3の第14戦、第15戦、第16戦がツインリンクもてぎで行われ、3レース全てポールポジションからスタートした坪井 翔(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)が、一度も首位を譲ること無く完全勝利を飾り、前戦から4連勝。今季6勝目を挙げた。宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)は第14戦と第16戦で4位入賞。第15戦は8位に終わった。

第14戦、第15戦、第16戦全てポール・トゥ・ウィンで制し今季6勝目を挙げた坪井 翔(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)

第14戦、第15戦、第16戦全てポール・トゥ・ウィンで制し今季6勝目を挙げた坪井 翔(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)

 全日本F3選手権の第7大会(第14戦、第15戦、第16戦)が7月29日(土)と30日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。

 今季は全9大会20戦で戦われている全日本F3も、今大会含め残り3大会となった。今大会は3レース行われることもあり、タイトル争いにおいて重要な1戦となる。

 トヨタは今季、トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)ドライバーとして参戦2シーズン目の22歳、坪井 翔(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)と、今季よりF3へとステップアップした17歳の宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)の2名を支援。

 今季現時点で、坪井は初優勝を含む3勝でランキング3位、宮田は表彰台7回、うち2位3回でランキング4位につけている。残り7戦、逆転でのタイトルを目指し、今大会に臨んだ。

 29日(土)、曇り空の下、午前10時10分から30分間の予選セッションがスタート。ベストタイムが第14戦、セカンドベストタイムが第15戦のスターティンググリッドとなる。第16戦のグリッドは第14戦の決勝結果で決定される。

 各車まず新品タイヤで一旦タイムを出してピットインし、2セット目の新品タイヤに交換して待機。残り10分を切ったところで一斉にアタックを開始した。1セット目のアタックでもトップにつけた坪井は更にタイムを伸ばし、ベスト、セカンドベスト共にトップタイム。第14戦、第15戦共にポールポジションを獲得し、連続ポール記録を6へと伸ばすこととなった。宮田はNクラスの車両に阻まれる形でタイムを伸ばせず、第14戦、第15戦共に5番手からスタートを切ることとなった。

 予選に続き午後3時50分、直前には細かい雨が落ちる場面もあったがすぐに止み、ドライコンディションで第14戦の決勝レース(14周)がスタート。

 ポールポジションの坪井は首位をキープし序盤戦へ。3番手スタートの車両がエンジンストールを喫したため、宮田は4位へとポジションを上げた。

 その後、坪井は2位との差をコントロールしたままトップでチェッカー。ポール・トゥ・ウィンで今季4勝目を挙げた。宮田は再三にわたって前の車両を攻め続けたが、追い抜きの難しいもてぎでのポジションアップは果たせず4位でフィニッシュした。

 30日(日)は前夜雨が降ったものの、朝までには止み、ほぼドライコンディションで午前10時25分より第15戦決勝(14周)がスタート。ポールポジションの坪井は危なげないスタートで首位をキープしたが、5番手スタートの宮田はエンジンストール。最後尾まで順位を落としてしまった。

 坪井はライバルの追撃を受け、2台が後続を引き離してのマッチレースとなったが、坪井はファステストラップをマークする速さを見せて逃げ切り、第14戦に続き連続ポール・トゥ・ウィンを果たした。

 宮田は最後尾からじりじりと順位を取り戻し、8位でレースを終えた。

 午後3時55分に第16戦の決勝レース(20周)がスタート。ポールポジションの坪井は若干出遅れたため、2番手の車両に並びかけられ、2台はサイド・バイ・サイドのまま2コーナーまで通過。しかし、その立ち上がりで前に出た坪井が何とか首位を維持した。

 序盤は上位2台がファステストタイムを塗りかえ合いながらの首位争いとなったが、坪井は後続との差を保って周回。最後までこれを守り切ってこの週末3連勝、前戦から数えると4戦連続でのポール・トゥ・ウィンを飾った。これで今季6勝となった坪井は、ランキング2位へと復帰。首位とはまだ差があるが、この4連勝の勢いで、残り4レースでの逆転タイトルを目指す。

 4番手グリッドの宮田は1周目で6位へ後退。その後2台をかわして4位へとポジションを上げた後は、前を行く車両を攻め、表彰台を目指したが逆転は叶わず、4位フィニッシュとなった。

この週末の3戦全てポール・トゥ・ウィンで制した坪井 翔(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S #1)

この週末の3戦全てポール・トゥ・ウィンで制した坪井 翔(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S #1)

第14戦と第16戦で4位フィニッシュした宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S #36)

第14戦と第16戦で4位フィニッシュした宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S #36)

トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

Japanese F3

JF3:第16戦もてぎ決勝記者会見 Nクラスチャンピオン・DRAGON「年をとっていてもあきらめなければ達成できる」

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優勝 坪井翔(カローラ中京Kuo TEAM TOM'S)
f3-rd16-r-pc-tsuboi  「午前中のレースは調子が良かったし、このレースはニュータイヤだったのでマージンがあると思ったんですが、グリッド付く前のスタート練習でストールして不安を抱えながらで、結果、失敗して、1コーナーで並ばれて入っていたんですが、アウトからかぶせてトップはキープできました。そのあとのペースはぜんぜん速くなくて、ニュータイヤなのに高星選手に追い詰められて、もし抜かれていたら引き離されていたと思います。優勝しましたが内容はいいレースでは無かったです」
2位 高星明誠(B-MAX Racing Team with NDDP)
f3-rd16-r-pc-takaboshi  「スタートはすごく良かったです。いままで、あの出だしだったら抜けてたと思うんですが、そのあとの加速で負けてしまいました。しょうがないです。1コーナーでかぶせられましたがクリーンでぶつかることはありませんでした。そのあとはペースがいいことが分かったのでファステストを狙いました。抜くことはできないのでプレッシャーをかけ続けて、ミスしてくれないかなと思いましたが、大きなミスはなく展開していきました。このまま2位でもチャンピオンなんですが、ぼくもチームも望んでないので、オートポリスは勝ってチャンピオンを決めたいと思います」
3位 大津弘樹(TODA RACING)
f3-rd16-r-pc-otsu  「スタートはこの大会でいちばん良かったんですが、抜く場所がなくてずっと3位のままでした。宮田選手が追い詰めてきたので、ミスしないことを意識したんですが、トップとは離されてしまったのでまだまだ課題があると思います。オートポリスはFIA-F4では唯一ポールを取ってるサーキットですし、コース自体も好きなので優勝に近づけるようにしたいと思います」
Nクラス優勝 平優弥(シーエムエスモータースポーツプロジェクト)
f3-rd16-r-pc-taira  「第15戦同様いいスタートを決めて1コーナーまでにトップに立ちました。後にDRAGON選手がいましたがミラーを見るとペースを乱すので、後とのギャップはチームから逐一報告してもらって、Cクラスを追いかけるようにしていました。今週末はじめてF3に乗って自分としても勉強になり、今後どういうレースに参戦するか分かりませんが大きな経験になったと思います」
Nクラス2位&シリーズチャンピオン DRAGON(B-MAX RACING TEAM)
f3-rd16-r-pc-dragon  「平選手はニュータイヤで自分はユーズとタイヤだったので、前に出ても長いレースなので抑え切るのは厳しいと思っていました。スタートで1コーナーにトップに入れるよう集中していましたが、ストール気味で昨日に続いて失敗してしまいました。もてぎはサーキット自体は余り好きじゃ無く得意でもありませんが、うちのチーム(B-MAX)で走っていた関口選手も昨年スーパーフォーミュラで初優勝して、ぼくもチャンピオンになったので験のいいサーキットです。この年齢までF3-Nクラスに参戦でき、最終的にタイトルを取れたことに対して、厳しいこともたくさんありましたが、年をとっていてもあきらめなければ達成できたので満足しています。先ほどトロフィーを持ちましたが書いてある名前にたくさんB-MAXの卒業生がいるので、感慨深いものがありました。まだ今年の大会は残っているので、しっかり戦ってそのあと何をするのかを考えたいと思います」
Nクラス3位 藤井敬士(HANASHIMA RACING)
f3-rd16-r-pc-fujii  「第14戦、15戦と失敗して、プレッシャーのかかるしんどいレースでしたが、スタートしてからは気持ちを切り替えて予選のように走りました。乗るたびに新しい発見があって最終的に乗り慣れるということに集中して、なんとかまとめることで精いっぱいでした。今後の予定は決まっていませんが、表彰台に立てたことで、他のカテゴリーでもやっていける自信がついたと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第16戦もてぎ決勝 総合で坪井翔が4連勝。Nクラスは平優弥が2連勝、2位に入ったDRAGONが今シーズンのドライバーズチャンピオンを決める

 全日本F3選手権第16戦は30日、ツインリンクもてぎで20周の決勝を行い、総合で坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が、Nクラスで平優弥(GreenBrave with TSC)が優勝した。

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 もてぎチャンピオンカップレースの最終プログラムとなるF3第16戦・20周のレースは3時55分にフォーメーションラップが始まった。

 好スタートを切ったのは予選2位の高星明誠(B-MAX NDDP F3)。1コーナーでインからポールスタートの坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)に並びかけるが、アウトからかぶせた坪井がトップを死守。3位には大津弘樹(TODA FIGHTEX)が付け、4位に予選5位の片山義章(OIRC F315)、5位に予選7位の阪口晴南(HFDP RACING F316)と続く。予選4位の宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F314)はスタートをミス、6位に落ちた。

 トップに立った坪井と高星は接近戦。坪井が4周目にこれまでのファステストラップを更新すると負けじと高星が6周目にこのタイムを上回り坪井の背後に迫る。

 坪井と高星のトップ争いは1秒以下の差で推移するが、終盤15周目あたりからは0秒6差まで追い詰める。だが、ここもてぎでは抜きどころが無く20周を走って坪井がもてぎシリーズ3連勝を飾ることとなった。高星は2位。

 3位には、4周目に6位から4位まで上がってきた宮田の追撃をしのぎぎった大津がはいった。宮田は4位。

 中盤あたりからは片山と阪口、最後尾から追い上げてきたアレックス・パロウ(THREEBOND)の5位争いが激しくなるがこの3人も決め手が無く、5位片山、6位阪口、7位パロウの順でゴールを迎えた。

 Nクラスは予選2位の平優弥(GreenBrave with TSC)がスタートでトップに立ち、ポールスタートのDRAGON(B-Max Racing F306)は2位でレースを始めることとなった。3位には予選3位の藤井敬士(Planexスマカメ・F308)が付ける。

 トップの平はDRAGONとの差を徐々に開き20周を走って10秒差で優勝。2位に入ったDRAGONは参戦5年目で悲願のNクラスシリーズチャンピオンを決めることとなった。

 3位にはアレックス・ヤン(HuaJiangHU F3)の追撃を振り切ったスポット参戦の藤井が入りうれしい初表彰台をものにした。

 第17,18戦決勝は大分県のオートポリスに舞台を移し、9月9,10日に行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝記者会見 山下健太「最終戦はスタートを決めれば大丈夫」

優勝 山下健太(TEAM TOM'S)
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2位 ヤン・マーデンボロー(B-Max Racing team with NDDP)
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3位 坪井翔(TEAM TOM'S)
f3-rd16-r-pc-tsuboi  「イン側がぬれていたのでなんとか順位をキープをしたかったんですが、スタートが全てでした。1台は抜いて、その後のペースも良く前に付いて行けたんですが、追いついても抜けないのはわかっていました。Nクラスの周回遅れが出てきて何かあると思ったんですが、何も無かったですね。いままで勝利もファステストも無かったので最終周でファステストラップを取れたのは良かったです」
Nクラス優勝 DRAGON(B-Max Racing team)
f3-rd16-r-pc-dragon  「スタートはイン側がぬれていたので心配していたんですが、前に出られたのが大きかったと思います。序盤はS字がぬれていたりで廣田選手が速く押さえるのが大変だったんですが、中盤から後半を狙ってのセットアップだったのでギャップを広げることができました」
Nクラス2位 片山義章(Petit Lemans Racing)
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Nクラス3位 廣田築(アルビレックス・レーシングチーム)
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Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝 優勝した山下健太が1ポイント差で逆転しポイントリーダーに。NクラスはDRAGONが今季2勝目

 全日本F3選手権第16戦は25日、宮城県のスポーツランドSUGOで18周の決勝を行い、総合で山下健太(ZENT TOM'S F312)が、NクラスでDRAGON(B-Max Racing F306)が優勝した。

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 第16戦決勝は午前8時30分から。未明に降った雨も上がり、雲間から太陽が顔を覗かせるようになったが路面は乾ききらずハーフウェット。Cクラス11人、Nクラス6人が参加してフォーメーションラップが始まった。

 スタートは「意外にグリップした」というポールポジションの山下健太(ZENT TOM'S F312)がトップで1コーナーへ。ぬれていたイン側からスタートした予選2位の坪井翔(ZENT TOM'S F314)は、予選3位のヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)、予選5位の石川京侍(TODA FIGHTEX)の先行を許し4位に落ちてしまった。

 トップに立った山下は序盤からスパート。2位に上がり山下を追いたいマーデンボローだったが、付いていけない。逆に2周目の1コーナーでアウトから石川をパスした坪井が背後に迫ってきた。

 トップ山下は12周目には2位マーデンボローとの差を3秒弱まで広げたが、終盤、Nクラスの周回遅れの処理に手こずりマーデンボローに1秒差まで詰められる。

 しかし、マーデンボローも背後の坪井の対応で山下を追い切れず、山下が18周を走って昨日につづきポールトゥウインを飾った。マーデンボローは2位。3位には坪井が入った。

 今季最高位タイの4位で石川が続き、5位・阪口晴南(HFDP RACING F312)、6位イェ・ホンリー(KRC with B-MAX F315)の順でゴールした。

 Nクラスはポールシッターの片山義章(Petit LM Racing)がスタートをミス。トップに立ったのは予選2位の植田正幸(Rn-sports F308)。2位に予選3位のDRAGON(B-Max Racing F306)、3位に予選4位の廣田築(アルビレックスF306TLM)と続き、片山は4位に落ちた。

 DRAGONは2周目に植田をパスしてトップに立つ。4位の片山は6周目に廣田をかわされて3位に落ちていた植田を、10周目には2位に上がっていた廣田をパスして2位までポジションアップ。

 片山は終盤、トップDRAGONに迫るも追撃もここまで。片山を振り切ったDRAGONが今季2勝目を飾った。2位に片山、3位に廣田が入り、植田は4位でレースを終えた。

 優勝した山下は選手権ポイントを103と伸ばし、2位に入り102点にとどまったマーデンボローをついに逆転。1ポイント差のポイントリーダーとして最終戦を迎える。

 最終第17戦は本日25日、午後1時30分より18周で行われる。グリッドはこのレースの成績順。ポールポジションの位置からスタートする山下、2位グリッドからのマーデンボローとも前でゴールした方がチャンピオン。しびれる最終戦となりそうだ。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGOフリー走行2回目結果

スーパーフォーミュラ第6戦 -RIJ- (2016/09/25) Free Practice 2 Weather:Cloudy Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCarEngine TimeBehindGapkm/h
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'06.690--199.960
211伊沢 拓也REAL SF14Honda HR-414E1'07.569 0.879 0.879197.359
320関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'07.681 0.991 0.112197.032
437中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'07.944 1.254 0.263196.269
52国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'07.963 1.273 0.019196.214
641ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF14Honda HR-414E1'08.003 1.313 0.040196.099
736アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'08.015 1.325 0.012196.064
88小林 可夢偉SUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1'08.075 1.385 0.060195.892
934小暮 卓史DRAGO CORSE SF14Honda HR-414E1'08.171 1.481 0.096195.616
1065ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'08.216 1.526 0.045195.487
111石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'08.217 1.527 0.001195.484
123ジェームス・ロシターフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A1'08.237 1.547 0.020195.427
137ナレイン・カーティケヤンSUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1'08.253 1.563 0.016195.381
1440野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF14Honda HR-414E1'08.259 1.569 0.006195.364
1518中山 雄一KCMG Elyse SF14TOYOTA RI4A1'08.297 1.607 0.038195.255
1610塚越 広大REAL SF14Honda HR-414E1'08.321 1.631 0.024195.186
1764中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'08.336 1.646 0.015195.143
1816山本 尚貴TEAM無限SF14Honda HR-414E1'08.950 2.260 0.614193.406
194ウィリアム・ブラーフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A1'08.957 2.267 0.007193.386

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝結果

SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2016/09/25) Final Race Weather:Fine Course:Semi-Wet
2016 Japanese Fomura3 Championship Round 16 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
1361山下 健太ZENT TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311822'34.066
2222ヤン・マーデンボローB-MAX NDDP F3
Dallara F314
Volkswagen A41181.019
3373坪井 翔ZENT TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31182.281
424石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F3011811.470
575阪口 晴南HFDP RACING F312
Dallara F312
Honda MF204D1816.182
6216イェ・ホンリーKRC with B-MAX F315
Dallara F315
Volkswagen A411817.432
7237千代 勝正B-MAX NDDP F3
Dallara F312
Volkswagen A411819.975
888大津 弘樹HFDP RACING F312
Dallara F312
Honda MF204D1821.900
9129牧野 任祐TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F3011823.236
10310三浦 愛EXEDY B-Max F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311845.065
112811山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F316
Volkswagen A411853.474
1230N1DRAGONB-Max Racing F306
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE181'16.080
1378N2片山 義章Petit LM Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE181'16.606
149N3廣田 築アルビレックスF306TLM
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE171Lap
1511N4植田 正幸Rn-sports F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE171Lap
165N5アレックス・ヤンALEX YANG Hanashima F3
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE171Lap
17*46N6久保田 克昭Planex Hanashima F3
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE162Laps
---- 以上規定周回数(16Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.37 坪井翔(ZENT TOM'S F314) 1'14.374 (18/18) 179.301km/h
  • CarNo.46は、2016年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第31条5.および6.(スタート手順)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO公式予選 山下健太が連続PPでチャンピオンに向け好発進。Nクラスも片山義章が連続PP

 全日本F3選手権第16戦は24日、スポーツランドSUGOで公式予選を行い総合で山下健太(ZENT TOM'S F312)が、Nクラスで片山義章(Petit LM Racing)がポールポジションを獲得した。

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 第15戦の公式予選終了から10分間のインターバルで第16戦公式予選が10分間で行われた。

 ここでは4周目に坪井翔(ZENT TOM'S F314)が1分13秒491でトップに立つ。

 しかし5周目にこのタイムを上回ってきたのがやはり坪井のチームメートの山下健太(ZENT TOM'S F312)で1分13秒417。坪井は2位に落ち、3位には第15戦と同じヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)が付けた。

 山下は第15,16戦のポールポジション(PP)ポイント計2点を加点し、82ポイント。マーデンボローの88ポイントにその差6点と迫り、まずは予選から逆転チャンピオンに向けて好スタートを切った。

 Nクラスはすでにチャンピオンを決めた片山義章(Petit LM Racing)が連続PP。2位には植田正幸(Rn-sports F308)、3位にDRAGON(B-Max Racing F306)と前戦と同じ結果となった。

 明日25日は第16戦決勝が午前8時30分より、第17戦決勝が午後1時30分より、それぞれ18周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO公式予選結果

SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2016/09/24) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2016 Japanese Fomura3 Championship Round 16 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/h
136山下 健太ZENT TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'13.417--181.638
237坪井 翔ZENT TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'13.491 0.074 0.074181.455
322ヤン・マーデンボローB-MAX NDDP F3
Dallara F314
Volkswagen A411'13.621 0.204 0.130181.135
423千代 勝正B-MAX NDDP F3
Dallara F312
Volkswagen A411'13.651 0.234 0.030181.061
52石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F3011'13.697 0.280 0.046180.948
612牧野 任祐TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F3011'13.811 0.394 0.114180.668
77阪口 晴南HFDP RACING F312
Dallara F312
Honda MF204D1'14.251 0.834 0.440179.598
821イェ・ホンリーKRC with B-MAX F315
Dallara F315
Volkswagen A411'14.278 0.861 0.027179.533
98大津 弘樹HFDP RACING F312
Dallara F312
Honda MF204D1'14.304 0.887 0.026179.470
103三浦 愛EXEDY B-Max F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'14.512 1.095 0.208178.969
1128山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F316
Volkswagen A411'14.716 1.299 0.204178.480
1278N片山 義章Petit LM Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'16.990 3.573 2.274173.208
1311N植田 正幸Rn-sports F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'17.150 3.733 0.160172.849
1430NDRAGONB-Max Racing F306
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'17.250 3.833 0.100172.626
159N廣田 築アルビレックスF306TLM
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'18.040 4.623 0.790170.878
165Nアレックス・ヤンALEX YANG Hanashima F3
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'19.017 5.600 0.977168.765
1746N久保田 克昭Planex Hanashima F3
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'19.181 5.764 0.164168.416
---- 以上基準タイム予選通過 ----

Japanese F3

JF3:第16,17戦SUGO ニック・キャシディが2戦共に圧勝しチャンピオン獲得。山下健太は4位/3位でシリーズランキング2位。トムスは全日本F3ランキング1-2位で11月のF3マカオGPへ (TOYOTA)

  • コース:スポーツランドSUGO (3.704km)
  • 予選:10月17日(土)晴:ドライ
  • 第16戦決勝:10月17日(土)晴:ドライ
  • 第17戦決勝:10月18日(日)晴:ドライ
最終大会の2戦を共にポール・トゥ・ウィンで飾り、参戦初年度にしてシリーズタイトルを獲得したニック・キャシディ(PETRONAS TEAM TOM'S)

最終大会の2戦を共にポール・トゥ・ウィンで飾り、参戦初年度にしてシリーズタイトルを獲得したニック・キャシディ(PETRONAS TEAM TOM'S)

 全日本F3の今季最終大会(第16戦、第17戦)が行われ、両レースをポール・トゥ・ウィンで制したニック・キャシディ(PETRONAS TEAM TOM'S)が参戦初年度にしてシリーズチャンピオンを獲得。キャシディと同ポイントで今大会に臨んだ山下 健太(PETRONAS TEAM TOM'S)は両レース4位となり、シリーズランキング2位でシーズンを終え、キャシディと共に11月に行われるF3マカオGPへと挑む。

 全日本F3選手権の第8大会(第16戦、第17戦)が10月17日(土)と18日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。

 全17戦で戦われる今季の全日本F3シリーズも最終大会を迎えた。注目のタイトル争いは、シリーズ2年目の山下 健太(PETRONAS TEAM TOM'S)と、昨年のマカオF3で3位、今季より日本でF3フル参戦を開始したニュージーランド出身のニック・キャシディ(PETRONAS TEAM TOM'S)が全く同ポイント(105点)、勝利数も同じ5勝、2位の回数も同じという、近年にない混戦で最後の2戦を迎えることとなった。

 17日(土)、好天の下、午前10時15分より10分間ずつ、第16戦、第17戦の予選が行われた。第16戦予選では、セッション開始と共に全車コースイン。まずキャシディがトップタイム。山下はアタック1周目でこれに続くタイムをマークするも、翌周縁石に乗ってコースアウト。フロントウィングとリアサスペンションを破損し、1輪が浮いたまま何とかピットへ。この時点で第16戦の予選セッションを終えることとなってしまった。

 キャシディを含むライバル勢は翌周以降もタイムアップを続け、キャシディがポールポジション。山下は1周のみのタイムながら3番手となった。

 10分のインターバルを経て実施された第17戦予選でもキャシディが連続ポールポジション。山下はメカニックの懸命な作業により、完璧ではない状況ながら何とか出走を果たし、首位キャシディから0.15秒差のタイムをマークしたが、2列目4番手となった。この両予選でポールポジションを獲得したキャシディは、ドライバーズポイントで2点を加え、山下に優位な状況で決勝に臨むこととなった。

 F3の予選の後に行われた、併催のスーパーフォーミュラ予選での赤旗順延もあり、F3第16戦の決勝レースは、予定よりも10分遅れた、午後3時35分にフォーメーションラップが開始。18周のスタートが切られた。

 ポールポジションのキャシディは好スタート。山下も前走車に並びかけるも届かず、3位をキープ。その後は、キャシディが周回毎に後続との差を広げていき、独走態勢に。

 山下は3位で周回を重ねていたが、1周の短いSUGOで、レース終盤には周回遅れが現れ始め、これに苦戦。13周目の最終コーナーで周回遅れに阻まれた隙を突かれ、4位へ後退。

 首位のキャシディは2位に8秒以上の大差をつけてポール・トゥ・ウィンで今季6勝目。その後は最後まで逆転を目指し追い上げた山下は、ファイナルラップ、最終コーナーからの立ち上がりで並びかけ、サイド・バイ・サイドでフィニッシュラインを越えたが、僅か100分の6秒及ばず表彰台を逃す4位フィニッシュとなった。

 キャシディはレース中のファステストラップもマーク。この結果、タイトル争いは次戦のポールポジションポイントを加え、首位キャシディと2位山下が10ポイント差まで広がった状態で臨むこととなった。

 18日(日)も抜けるような晴天、日差しの下ではやや暑さも感じるほどの陽気の下、午後0時半に第17戦(25周)の決勝レースがスタート。ポールポジションのキャシディが好スタートで抜け出し首位をキープ。

 その後方では、2番手、3番手の車両が並んだまま1コーナーへ進入し、アウト側の車両がコースオフ。4番手スタートの山下はこれをかわして3位に浮上した。

 山下は2周目の1コーナーで並びかけるなど、再三にわたって2位の車両を攻めたがパスには到らず。首位キャシディが1周目を終えて2.5秒、2周目には4秒もの大差で独走する一方、2位以下は山下を真ん中に挟んだ3台のバトルに。

 若干速さに勝る山下は離されることなくついて行き、1秒以内の差のまま3台による2位争いが続いた。15周目にも山下は最終コーナー立ち上がりから前走車に追いつき、ストレートでブロックする前走車をかわすべくイン側の壁ぎりぎりで並びかけたが、惜しくも逆転は叶わず。

 23周目には、S字コーナー付近でNクラス車両がコースアウトし、黄旗が振られている区間で周回遅れに引っかかったところで山下は後続にかわされ、4位に後退。

 キャシディは最終的に、2位に20秒近い大差をつけて圧勝。2戦連続のポール・トゥ・ウィンで今季7勝目を挙げ、F3フル参戦初年度にしてシリーズチャンピオンを獲得した。

 山下は4位でチェッカーを受けたが、レース後、黄旗区間での追い越しがあったとしてひとつ順位が繰り上がり3位フィニッシュ。シリーズランキングは2年連続での2位でシーズンを終えることとなった。

 F3-Nクラスは既にタイトルを決めている小河 諒(TOM'S)が両レースをポール・トゥ・ウィンで制し、今季14勝目を挙げて圧勝のシーズンを終えた。

 キャシディと山下は、11月19日(木)から22日(日)にかけて中国・マカオ特別行政区の市街地特設コースで開催される、F3世界一決定戦とも言えるマカオGPへトムスチームから参戦する。昨年キャシディは同大会3位、山下も9位とシングルフィニッシュを果たしており、全日本F3のランキング1位、2位としての参戦となる今年の更なる活躍に期待がかかる。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

第16戦、第17戦共にポール・トゥ・ウィンで圧勝したニック・キャシディ(PETRONAS TEAM TOM'S #37)

第16戦、第17戦共にポール・トゥ・ウィンで圧勝したニック・キャシディ(PETRONAS TEAM TOM'S #37)

第16戦4位、第17戦3位と苦戦しシリーズランキング2位となった山下健太(PETRONAS TEAM TOM'S #36)

第16戦4位、第17戦3位と苦戦しシリーズランキング2位となった山下健太(PETRONAS TEAM TOM'S #36)

トヨタモータースポーツニュース

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝記者会見 Nクラス優勝小河諒「来年はCクラスで走りたい」

優勝 ニック・キャシディ(PETRONAS TEAM TOM'S)
f3-rd16-r-pc-cassidy  「今回クルマの調子が良く初めて乗ったときからここち良かったです。予選はちょっと問題があったんですが、レースに入ったらいい感じでした。クルマのペースの安定して楽しんで走れました。Nクラスに引っかかりましたが、ギャップもあり慎重に処理できたと思います」
決勝2位 ルーカス・オルドネス(B-MAX Racing Team with NDDP)
f3-rd16-r-pc-ordones  「今週は木曜日からどんどんタイムが上がってクルマの調子も良かったです。予選を走っていても日本のF3のレベルはすごく高いと思いました。ニックからもヨーロッパよりレベルが高いと聞いていました。ぼくとニックのタイムが千分の数秒差だったのを考えてもすごい競争の中にいるんだと思います。予選もいいタイムが出せ、レースもクルマのバランスが良かったです。スタートからニックが先に行ってしまったので、攻めすぎないようにあしたのセットアップを出すことを考えて走っていました。結婚したばかりでハネムーンのお土産ですね」
決勝3位 福住仁嶺(HFDP RACING)
f3-rd16-r-pc-fukuzumi  「F3でSUGOを初めて走って木曜日から詰めていこうと思ってました。クルマは良かったですが、自分の記述が足りなくて予選までに詰められませんでした。スタートは4番のままでプッシュしてたんですが、ラッキーがあって3番になりましたが、ペース的にニック選手より遅い部分があります。その中で3番になれたのは大きかったと思います」
Nクラス優勝 小河諒(PETRONAS TEAM TOM'S)
f3-rd16-r-pc-ogawa  「今シーズン初のSUGOで木曜日から走れましたが、昨日午前中にクラッシュしてしまったのに午後には間に合わせてもらえ感謝しています。予選にもレースに向けてもいいセットアップが見つかったので何も心配せずに走ることができました。目の前にCクラスのクルマがいたのでダウンフォースが抜けて全開でいけず、アクセルを抜いて走っていたんですが、それが良くてタイヤがたれずに最終ラップでベストラップを更新できました。早くこのコースをダウンフォースのあるパワーのあるCクラスのマシンで走ってみたいと思います」
Nクラス決勝2位 三浦愛(EXEDY RACING TEAM)
f3-rd16-r-pc-ai  「今回は小河選手とのタイム差が縮まっていたので、スタートを決めようと思っていました。出だしは良かったんですが、1コーナーから2コーナーで横に並んだんですが3コーナーでは引くしかありませんでした。ここで前に出られなかったのが今日の敗因です。いつものパターンで終わってしまいました。悔しいですがタイムも悪くなかったのであしたに向けてはいいレースになったと思います」
Nクラス決勝3位 ドラゴン(B-MAX Racing Team)
f3-rd16-r-pc-kumita  「ただただ疲れました。F3というレースに参加している以上最後までちゃんと走らないといけないんですが、スタミナや体力で今年のSUGOは厳しかったです。例年よりも涼しくラップタイムも速くなっていて木曜日から走行していることもあり疲労の蓄積で、10ラップ目あたりから一気に自分のバッテリーが無くなった感じでした」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝 ニック・キャシディが今季6勝目、Nクラスは小河諒が13勝目

 全日本F3選手権第16戦は17日、宮城県のスポーツランドSUGO(1周・3.704km)で18周の決勝を行い、総合でニック・キャシディ(PETRONAS TOM'S F314)が、Nクラスで小河諒(KeePer TOM'S F306)が優勝した。

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 前プログラムのスーパーフォーミュラ予選で2度の赤旗が出たため10分遅れの午後3時35分よりフォーメーションラップが始まった。

 レースはポールポジションのニック・キャシディ(PETRONAS TOM'S F314)が好スタート、1コーナーでトップに立つ。予選2位のルーカス・オルドネス(B-MAX NDDP F3)に同3位の山下健太(PETRONAS TOM'S F312)がアウトから並び掛けるが抜けず、レースは1位から5位が予選順位通りに始まった。

 今日のキャシディは絶好調。1周目に2位以下を1秒5離して戻ってくると、5周目にはこのレースのファステストラップをたたき出しその差を4秒5と広げる。その後もぐんぐんと後続を引き離し、18周を回って8秒7差とぶっちぎりで今季6勝目を飾った。

 2位のオルドネスは山下を1秒前後離してレースは推移。その3位・山下の後ろからは4位の福住仁嶺(HFDP RACING F312)が背後に迫る。

 そして12周目の最終コーナーでNクラスの車両に山下がひっかかったのを見逃さず、福住がストレートで並びかけ、13周目の1コーナーで山下をパス。3位の奪取に成功した。以後も福住は山下を押さえきり3位でゴール。山下は4位でフィニッシュすることとなった。

 これでキャシディは優勝とファステストラップの1ポイントを追加し選手権ポイントを118ポイントと伸ばす。4位に終わった山下は3ポイントしか追加できず108ポイント。その差は10ポイントと開いた。

 5位に終わった高星明誠(B-MAX NDDP F3)のチャンピオンの可能性は消えた。最終第17戦を予選4位からスタートする山下は優勝がチャンピオンへの絶対条件。厳しい立場に追い込まれた。

 Nクラスはスタートでポールポジションの小河諒(KeePer TOM'S F306)に予選クラス2位の三浦愛(EXEDY RACING F307)が並びかけるが抜けず。このままの順位でレースは推移し、小河が今季13勝目を飾った。2位は三浦、3位には周回遅れとなったドラゴン(B-MAX RACING F308)が入った。

 最終第18戦は明日18日、午後12時時30分より25周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝結果

SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2015/10/17) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 Japanese Fomura3 Championship Round 16 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
1371ニック・キャシディPETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311822'22.233
2222ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP F3
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31188.751
373福住 仁嶺HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1811.365
4364山下 健太PETRONAS TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311811.423
5235高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F315
TOYOTA TOM'S TAZ311814.071
626石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F3011815.948
7507関口 雄飛B-Max Racing F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311818.905
888高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1820.952
9199ストゥルアン・ムーアKCMG F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311822.375
102810山口 大陸タイロク・ハナシマ28号
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311849.980
1138N1小河 諒KeePer TOM'S F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1851.482
123N2三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GE1859.975
1330N3ドラゴンB-MAX RACING F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE171Lap
1477N4三浦 勝アルボルアルデアCMS 306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE171Lap
1518N5ギョオム・クニントンFSC MOTORSPORT
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GE171Lap
---- 以上規定周回数(90% - 16Laps)完走 ----
-5N6アレックス・ヤンKRC Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE117Laps
  • Fastest Lap: CarNo.37 ニック・キャシディ(PETRONAS TOM'S F314) 1'13.797 (5/18) 180.703km/h

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO公式予選 総合でニック・キャシディが、Nクラスで小河諒がポールポジション

 全日本F3選手権第16戦は17日、宮城県のスポーツランドSUGO(1周・3.704km)で公式予選を行い、総合でニック・キャシディ(PETRONAS TOM'S F314)が、Nクラスで小河諒(KeePer TOM'S F306)がポールポジションを獲得した。

f3-rd16-q-37 f3-rd16-q-22 f3-rd16-q-36 f3-rd16-q-38 f3-rd16-q-3 f3-rd16-q-30

 鈴鹿で開幕した全日本F3選手権もついに最終大会。この16、17戦でチャンピオンが決定する。ここまでトムス勢の2人、ニック・キャシディ(PETRONAS TOM'S F314)と山下健太(PETRONAS TOM'S F312)が105ポイント・5勝で並び、3位に高星明誠(B-MAX NDDP F3)が90ポイントで続くが実質的にはトムス2人のチャンピオン争いとなりそうだ。抜きどころが少ないここSUGOでは予選順位が重要。午前10時15分より10分間の公式予選が始まった。

 まずトップに立ったのは計測3周目に1分13秒888でキャシディ。これに山下が1分14秒072で続く。

 その後、キャシディは計測5周目にタイムを1分13秒711まで伸ばしたのに対し、山下はタイムを更新できず。その間にルーカス・オルドネス(B-MAX NDDP F3)が1分13秒714でキャシディと山下の間に割って入った。

 結局、ポールポジションはキャシディ、2位にオルドネス、3位に山下、4位に福住仁嶺(HFDP RACING F312)が、5位に高星明誠(B-MAX NDDP F3)、6位にスポット参戦の関口雄飛(B-Max Racing F312)が入った。

 Nクラスはすでにチャンピオンを決めている小河諒(KeePer TOM'S F306)がポールポジション。2位に三浦愛(EXEDY RACING F307)、3位にドラゴン(B-MAX RACING F308)といつもの順位で続いた。

 第16戦決勝レースは本日17日、午後3時25分より18周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO公式予選結果

SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2015/10/17) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2015 Japanese Fomura3 Championship Round 16 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/h
1371ニック・キャシディPETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'13.711--180.914
2222ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP F3
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'13.714 0.003 0.003180.906
3363山下 健太PETRONAS TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'14.072 0.361 0.358180.032
474福住 仁嶺HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'14.199 0.488 0.127179.724
5235高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F315
TOYOTA TOM'S TAZ311'14.264 0.553 0.065179.566
6*506関口 雄飛B-Max Racing F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'14.280 0.569 0.016179.528
727石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F3011'14.315 0.604 0.035179.443
888高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'14.374 0.663 0.059179.301
9199ストゥルアン・ムーアKCMG F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'14.899 1.188 0.525178.044
102810山口 大陸タイロク・ハナシマ28号
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'16.631 2.920 1.732174.020
1138N1小河 諒KeePer TOM'S F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'16.656 2.945 0.025173.963
123N2三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'17.221 3.510 0.565172.690
1330N3ドラゴンB-MAX RACING F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'17.427 3.716 0.206172.231
1477N4三浦 勝アルボルアルデアCMS 306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'19.088 5.377 1.661168.614
1518N5ギョオム・クニントンFSC MOTORSPORT
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'19.492 5.781 0.404167.757
165N6アレックス・ヤンKRC Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'20.498 6.787 1.006165.660
---- 以上基準タイム(110% - 1'21.164)予選通過 ----
  • CarNo.50は、全日本フォーミュラ3選手権統一規則書第27条6により、黄旗区間中を走行した該当周回のタイムは採用しない。

Japanese F3

JF3:第14,15,16戦SUGO Rd14で"capeta"カラーの山内英輝優勝! 今季は3勝を挙げ、ランキング3位で終了 (Hanashima)

f3_r14-16_phr.jpg  9月24日、25日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催された全日本F3選手権に、PLANEX ハナシマ・レーシングの山内英輝選手(ダラーラF308/1AZ-FE)は、月刊少年マガジン(講談社 刊)で連載中の曽田正人氏のレース漫画『capeta』を再現したスペシャルカラーで出場。24日に行われた第14戦では、ポールポジションから独走劇を演じ、見事優勝を飾りました。

 また25日に開催された第15戦では4位、第16戦では3位入賞を果たし、2011年の年間ランキング3位でシーズン終了。残念ながら逆転タイトルには届きませんでしたが、開幕戦鈴鹿、第11戦岡山、第14戦菅生と3勝を挙げる活躍をみせました。

 皆様、応援ありがとうございました。

山内英輝選手のコメント
 第14戦はスタートを上手く決めて、優勝することができました。ただ、このレースでのファステストラップが第16戦のグリッドを決める重要な要素だったにも関わらず、関口選手に獲られてしまったのは失敗でした。
 また25日の第15戦では、スタート直後の混乱でペナルティを受け順位を落としたうえに、第16戦でもスタートで蒲生選手に抜かれ、3位でフィニッシュすることとなりました。ただ、自分としては蒲生選手を押さえて2位を"守る"よりも、関口選手からトップを奪う"攻め"のレースをしたいと思っていました。実際、関口選手に並びかけるところまで行けただけに残念です。
 今シーズンは開幕で優勝し、チャンピオン獲得を目指して頑張ってきましたが、シーズン途中で苦戦したこともあって結果的に3位でシーズンを終える事になりました。
 しかしながら、レーシングドライバーとして沢山の経験をこの1年で積む事ができたのも事実です。これもスポンサーであるプラネックスホールディングの久保田社長、ハナシマ・レーシングのスタッフの皆さん、そして応援してくださったファンの皆さんのお陰だと感謝しています。また、震災後にも関わらず、菅生に多くの皆さんが応援に駆けつけてくださったことも嬉しかったです。
 皆さん、応援本当にありがとうございました。
PLANEX ハナシマ レーシング プレスリリース

Japanese F3

JF3:第14,15,16戦SUGO 関口雄飛が最終戦で大逆転シリーズタイトル獲得! (TOYOTA)

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最終戦の大逆転で念願のタイトルを獲得した関口雄飛とチームクルー

 全日本F3選手権の今季最終大会となる第7大会(第14戦、第15戦、第16戦)が9月24日(土)と25日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。

 前大会が悪天候により中止となったため、全日本F3は今大会の3レースをもってタイトルが決定されることとなった。とはいえ、Cクラス、Nクラス共にタイトル争いは混沌としており、最後の最後まで全く気の抜けないレースが繰り広げられた。

 23日(金)の占有走行を経て、24日(土)の午前11時45分より10分間の予選が開始。

 第14戦の予選では、最初のアタックに入ったTDPドライバーの蒲生尚弥(PETRONAS TEAM TOM'S)がS時でコースオフを喫してストップしたため、セッションは赤旗中断。残り3分でセッションが再開されると、逆転でのタイトル獲得を狙う山内英輝(HANASHIMA RACING)がトップタイムをマークしポールポジションを獲得。リチャード・ブラッドレー(PETRONAS TEAM TOM'S)が3番手。1周しかタイム計測のできなかった蒲生は総合12番手。やはり逆転タイトルを狙う関口雄飛(B-MAX ENGINEERING)も、赤旗中断によりアタックのタイミングを逃し、総合11番手に沈んだ。

 赤旗中断の影響もあり、予定よりも若干遅れて開始された第15戦の予選では、関口と山内によるトップ争いとなったが、関口がポールポジションを獲得。山内も最前列2番手を確保した。第14戦の予選でコースオフを喫した蒲生は出走できず、最後列スタート。

 Nクラスでは、第14戦が千代勝正(NDDP RACING)、第15戦は野尻智紀(HFDP RACING)がそれぞれポールポジションを獲得。ランキング首位の野尻と5ポイント差でこの最終大会に臨み、逆転でのタイトル獲得を狙うTDPドライバーの中山雄一(TOM'S SPIRIT)は、第14戦は千代、野尻に続く3番手、第15戦は千代を後ろに従えた2番手スタートとなった。

 なお、第16戦のスターティンググリッドは第14戦決勝でのベストラップによって決定される。

 午後3時37分、好天の下で第14戦の決勝レース(18周)がスタート。ポールポジションの山内はスタートを決めると、3番手スタートのブラッドレーがランキング首位で2番手スタートの安田裕信(ThreeBond Racing)をかわし、2位に浮上。山内は後続との差を広げていき、独走態勢となった。

 一方、後方スタートの蒲生は、第16戦のグリッドを決定するベストラップを狙って序盤ピットインしタイヤを交換したが、タイムアップは果たせず。

 2位につけていたブラッドレーは、14周目にコースアウト。これで安田が2位に浮上し、後方スタートから追い上げた関口が3位に浮上。そのままの順位でフィニッシュとなり、今大会人気モータースポーツ漫画のスペシャルカラーリングをまとった車両で出場した山内が、ポール・トゥ・フィニッシュ。安田、関口の順でのチェッカーを受けた。今季2勝目を挙げた山内だったが、安田が2位に入ったため、残り2戦でのタイトル争いは関口と安田の2台に絞られることとなった。

 Nクラスでは千代がポール・トゥ・ウィン。中山が2位で続き、ランキング首位の野尻が4位に終わったため、野尻と中山の差がわずか1点、千代が8点差と更にポイント差は小さくなった。

 第15戦の決勝レース(25周)は明けて25日(日)の午前8時半にスタート。ポールポジションの関口が好スタートを切る一方で、スタートで3位に落ちた山内が、2コーナーで前を行く安田と接触、安田はスピンを喫し、最後尾へと後退。

 山内はこの接触でドライブスルーペナルティを受けることとなりポジションダウン。後続に大差をつけた関口が逃げ切り、ポール・トゥ・ウィン。2位にブラッドレー、3位に蒲生が続いた。安田はクラス5位に終わり、タイトル争いは、その差を大きく縮めて最終戦で決されることとなった。

 Nクラスでは、好スタートでクラストップに立った中山が、直前で発生したCクラスの混乱を避けきれず接触。フロントウィングを破損した中山はピットイン。野尻もこの混乱に巻き込まれるという大波乱となった。

 この混乱を上手くかわした佐々木大樹(NDDP RACING)が首位に立つと、そのまま逃げ切り、F3での初優勝。2位に千代が入り、野尻は3位。中山はピットでの修復後コースに戻ったが、コースアウトを喫し、無念のリタイア。最終戦はランキング首位の野尻を、中山と千代が8点差で追うという状況で迎えることとなった。

 第15戦に続き、午後0時35分から第16戦(25周)がスタート。ポールポジションの関口は若干出遅れたものの首位をキープ。その後方には、3番手スタートの蒲生が1コーナーで山内をアウトからかわして2位浮上。

 その後は逃げる関口を蒲生が追う展開。ファステストラップをマークし、離されずについて行った蒲生は、最後にはテール・トゥ・ノーズまで迫ったが、逆転には至らず、2位でフィニッシュ。関口は今季6勝目を挙げ、安田が4位に終わったため、見事最終戦での逆転チャンピオン獲得を果たした。

 Nクラスではクラス4番手グリッドの千代が、1周目に首位を奪うと、そのまま逃げ切って今季5勝目。第15戦で初勝利を挙げた佐々木が2位、中山は3位。野尻が4位で続き、シリーズタイトルは野尻と千代が同点で並ぶこととなったが、年間勝利数で勝った千代が逆転でのタイトルを獲得した。

Text & Photo: TOYOTA

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝記者会見 両クラス上位3名のコメント

■Cクラス
優勝 関口雄飛(B-MAX)【2011年度ドライバーズチャンピオン】
f3_r16_r_pc_sekiguchi  「ポールからスタートして、1レース目に比べたら加速は悪かったんですが、なんとか凌ぎきれました。ファステストは取れなかったので、安田選手が3位になると1ポイント足りなかったので、なんとか4位でゴールしてくれと祈るように走っていました。事前に、自分が勝ってファステストを取った場合は、何位以下だったらいいという計算はあったので、4位だったら大丈夫というのは分かっていました。タイヤの状態は分からないんですが、そんなに悪くなくて、中盤、蒲生選手が追いついてきたんですけど、ここは抜けないコースなので、ペースは向こうの方が良かったんですけど、ダウンフォースが抜ける位置の圏内に入ってもらって、タイヤ使ってもらって、最後プッシュする計画でした。途中で16秒後半でちょっと離せたので、あとはNクラスが絡んで、タイムロスがあったんですけど、蒲生選手もロスしてたみたいでした。チェッカーのときはチャンピオンだと思っていましたが、安田選手が3位か4位か分からないので無線で聞くんですが、盛り上がってて全然分からなくて、何回も聞いてたんです。ピットに帰ってきたらピット前でみんなが『うぉー』とやってて、『取ったの?』と聞いても返答はなくて、でも、テンションを見れば何があったんだか分かるじゃないですか。その時に確信に変わりました。昨日の予選の11位は自分のミスじゃなくてタイミングが合わなかっただけで、クルマも良かったですし、15ポイント差を覆せたのはドライバーの精神力とか、気持ちで負けないところです。自分は今回、1回目の予選だけ不運がありましたが、あとはパーフェクトでできる限りのことをやったので、当然の結果かなと思っています。B-MAXさんがチャンスをくれなかったらこの場にいることはないし、本当に感謝しています」
決勝2位 蒲生尚弥(トムス)
f3_r16_r_pc_gamo  「スタートがすごく良くて1コーナーで2番手に上がることができて、その後は抜くことだけ考えて必死に走ったんですけど、このコース抜くのが難しくて。金曜日から走って、積み重ねで最後のレースでクルマも良くなって、自分のドライビングも多少は良くなったと思うので、最後にいいレースができて良かったです」
決勝3位 山内英輝(ハナシマ)
f3_r16_r_pc_yamauchi  「スタートで関口選手になんとか並びかけようと思ってがんばったんですが、届かなくて、いきなり蒲生選手が来たのが見えてたんですけど、トップに上がりたいという気持ちで、あそこで引いて左側にアウトサイドに寄ってたら多分2位は守れたんだと思うんですけど、1位に上がりたいという気持ちが強かったのでイン側にずっといたんですが、届きませんでした。あとは、前の2人に付いて行くこともできなくて苦しい展開になりましたけど、毎周毎周プッシュできたのでクルマは良かったと思います。安田選手に迫られてたときは、ペースが上げられなかったんですが、抜けないコースというのは分かっていたので自信を持って走っていました」
■Nクラス
優勝 千代勝正(NDDP)【2011年度ドライバーズチャンピオン】
f3_r16_r_pc_chiyo  「今日は4位スタートで、ギャリー選手がピットスタートになって、3位に上がりました。抜けないコースなので、スタートに集中してたんですけど、そのとおりに決まって野尻選手のアウトから1コーナーに並んでいきました。佐々木選手とマシュー選手が2台併走してたんですが、アウト側の方が車速が乗ったので、佐々木選手のアウトから2コーナーで並んでいって、加速が良かったので3コーナーでインを取れて、トップに立てました。トップに立ってからは自分が1位で、相手(野尻智紀選手)が4位に入ってしまうと1点差で負けてしまうというのを知っていたので、ファステストを取らないとタイトルがないというのは分かっていました。マシュー選手に近づきすぎてペースが上げられなかったので、これはやばいなと思って後ろが離れたときに、マシュー選手と距離をわざと取って、ファステスト狙いでアタックしたんですけどそれもうまくいって、本当にベストなレースができました。いまだに信じられないというか、16点差があったので、自分が全部勝っても相手が2位とかに入られると自力では無理だったんです。でも、自分のベストを尽くすしか方法はないので、とにかく自分の走りに集中していました。いままでもいろんなレースでプレッシャーは常にあるので、追う立場としてはプレッシャーを感じずに、自分のレースに集中できたかなと思います。金曜日にミスで飛び出してクルマを壊してしまって、全然走れなかったんですが、ぼく自身もこのコースを好きですし、チームとしても3年間の集大成のクルマを作ってきてくれたので、走る前から自信がありました。金曜日の午後も、スターターのトラブルで最後20分くらいアタックできませんでした。それでも予選はプッシュして、グリッドも予選1回目は良かったんです。2、3レース目のグリッドは良くなかったので、自分がこのレース勝てるとはあまり思っていませんでした。何か起きれば自分にチャンスがあるなと思ってたんでが、今でも信じられないです」
決勝2位 佐々木大樹(NDDP)
f3_r16_r_pc_sasaki  「トップスタートで、ギャリー選手もいなくなかったこともあって、普通にちゃんとスタート決めればいけるなと思っていました。スタートは比較的いいスタートが切れたんですけど、19号車が最初のペースが遅くて、午前中のレースも見てるのでアウトから行きたくないなというのもあって、後ろもそこまで来ていなかったので、そこをべたべたでくっついていったら、車速が乗らなくて、その間に千代選手にアウトから行かれてしまい、そこでレースが決まってしまったみたいな感じです。最初の方はプッシュして、なんとか抜こうと思ったんですけど、ダウンフォースが抜けてしまって。離れてからは後半、同じくらいのペースでいられたんですけど、やっぱりスタート直後の位置でいられなかったのが、今回勝てなかった原因だと思います。千代さんがチャンピオンを取るとか考えずに、ぼくが勝つことを考えていたので、最低でもファステストは取りたいなというのもあったし、プッシュし続けました。今年で一番のレースができたと思うんですが、最後は2連勝で終わりたかったです」
決勝3位 中山雄一(トムス)
f3_r16_r_pc_nakayama  「6番スタートで、1台いないことで5番スタートになったんですが、昨日のレースから流れは良くなくて、昨日タイムを出せなかったことが今日のグリッドです。午前中は勝てるレースだったんですが、前のクラッシュがあって、まぁ、しょうがないことです。そこで勝てれば第2レースの流れも変わったと思うんですけど、流れが良くない週でした。1周目、2周目でホンダの2台をかわすことができましたが、マシンのペースは良くなかったです。午前中のレースをしっかり走れていれば、修正もできたんじゃないかと思います。それ以上順位を上げることができず、3番手でレースを終えました。クルマはチームの方が一生懸命直してくださって、レースに間に合って走れたことだけでもうれしかったんですけど、流れは良くなかったです。練習中からセッティングを変えていくとしっかりタイムにも現れて、練習はいままでで一番いいフリー走行ができたんじゃないかと思います。予選もマシンはかなり良かったですし、そこで赤旗だったりで、予選から流れがよくない週末でした」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝 Cクラスは関口雄飛が、Nクラスは千代勝正が優勝! 両ドライバーが劇的な逆転クラスチャンピンを獲得!

 全日本F3選手権第16戦(最終戦)は25日、スポーツランドSUGOで25周の決勝レースを行いCクラスは関口雄飛(B-MAX)がNクラスは千代勝正(NDDP)が優勝した。この結果、Cクラスの2011年度ドライバーズチャンピンは関口が、Nクラスは千代が獲得することとなった。

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 第16戦決勝は12時35分にフォーメーションラップがスタート。雲間から太陽も顔を出すようになり気温も上昇気味。

 スタートは3位グリッドから蒲生尚弥(トムス)が好スタート。1位グリッドの関口雄飛(B-MAX)と2位グリッドの山内英輝(ハナシマ)の間に割って入り、2位にポジションアップ。関口がトップ、2位蒲生、3位山内と続く。4位は安田裕信(スリーボンド)がグリッド順のままレースが始まった。

 トップ関口と2位蒲生は接近戦。1秒を切る攻防をレースを通して繰り広げる。蒲生は5周目にこのレースのファステストラップとなる1分16秒048を出して追いすがるものの、決めてはなくこの順位でレースを終えた。

 3位山内の背後には4位安田が迫る。ポイントリーダーの安田は山内を捉えて3位に上がらないとチャンピオンを関口に明け渡すことになり、必死に追いすがる。10周目にはその差は0秒5、12周目には0秒3まで迫るが、その後はペースが上がらず徐々に山内に離される展開になり、山内が3位、安田は4位でレースを終えることとなった。

 Nクラスはクラスグリッド4位の千代勝正(NDDP)が好スタート、クラストップに立つ。2位にはクラスグリッド1位の佐々木大樹(NDDP)が付け、3位にはポイントリーダーの野尻智紀(HFDP)が付ける。4位は中山雄一(トムス)。

 中山は2周目の1コーナーでクラス3位を走る野尻を捉え3位に上がる。

 これで野尻が4位に落ちたため、トップを走る千代は優勝とファステストラップがチャンピオンの条件となった。千代はファステストを取るため前を走るマシュー・ハウソン(KCMG)との間合いを計り、見事6周目に1分17秒527とこのレースのファステストラップを取って見せた。

 Cクラス、Nクラスともレースはこのままの順位で終了。両クラスともドライバーズチャンピオンは優勝した関口と千代が劇的な逆転でものにすることとなった。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2011/9/25) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 16 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE2532'14.033
21C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE250.183
35C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE252.931
412C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE254.854
536Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE2517.802
619Cマシュー・ハウソンSGC by KCMGDALLARA F3063S-GE2523.614
723N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2525.786
822N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2530.358
937N中山 雄一TDP SPIRIT F306DALLARA F3063S-GE2532.129
108N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2537.742
117N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2539.400
1220Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE2540.655
136N小泉 洋史ハッピーチョコレートF306DALLARA F3063S-GE241 Lap 
1477N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE241 Lap 
---- 以上規定周回数 ( 22 Laps ) 完走 ----
  • Fastest Lap(C): CarNo.1 蒲生尚弥(トムス) 1'16.048 (5/25) 175.354km/h
  • Fastest Lap(N): CarNo.23 千代勝正(NDDP) 1'17.527 (6/25)

Japanese F3

JF3:第14戦SUGO決勝ベストラップ(第16戦スタート順)

全日本F3 -RIJ- (2011/9/24) Best Lap Order Weather:Fine Course:Dry
2011 All Japan F3 Championship Round 16 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE1'15.225--177.27
25C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE1'15.2880.0630.063177.12
31C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE1'15.3570.1320.069176.96
412C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE1'15.6610.4360.304176.25
536Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'15.9880.7630.327175.49
622N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'16.6991.4740.711173.87
719Cマシュー・ハウソンSGC by KCMGDALLARA F3063S-GE1'16.7671.5420.068173.71
88N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'16.8701.6450.103173.48
920Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1'16.8911.6660.021173.43
1023N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'17.0811.8560.190173.00
117N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'17.4242.1990.343172.24
1237N中山 雄一TDP SPIRIT F306DALLARA F3063S-GE1'17.5002.2750.076172.07
136N小泉 洋史ハッピーチョコレートF306DALLARA F3063S-GE1'18.3323.1070.832170.24
1477N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE1'19.3324.1071.000168.10

Japanese F3

JF3:第14-16戦SUGO 山内英輝がcapetaカラーで走行! (PLANEX Hanashima Racing)

全日本F3 Rd14 & Rd15 & Rd.16菅生ラウンドで山内英輝が"capeta(カペタ)"カラーで走行!

 プラネックスコミュニケーションズ株式会社では、月刊少年マガジン(講談社 刊)で連載中の曽田正人氏のレース漫画『capeta』で、主人公カペタがドライブするダラーラF308の1/43スケールミニチュアカーを2011年12月末に発売いたします。それを記念して9月24日から25日にかけてスポーツランドSUGOで開催される全日本F3選手権Rd14 & Rd15 & Rd.16でPLANEXハナシマ・レーシング山内英輝選手のマシーンを『capeta』カラーにスペシャルペイントして出場する事になりました。応援よろしくお願いします。

山内英輝選手のコメント
 今回、曽田先生の『capeta』の熱烈なファンとして、最終戦を『capeta』カラーで走る事ができて嬉しく思います。これをきっかけに全日本F3選手権が盛り上がり、多くの子供たちがレースに興味を持ってくれれば良いと思っています。菅生では、逆転タイトル奪取に向けチーム一丸となって頑張ります。どうぞ応援よろしくお願いします!

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©2011/曽田正人・講談社

PLANEX ハナシマ レーシング プレスリリース

Japanese F3

JF3:第15,16戦オートポリス 嵯峨宏紀が第15戦で悲願のF3初優勝! 嵯峨は最終第16戦も制し2連勝でシーズンを締め括る (TOYOTA)

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第15戦で悲願のF3初優勝を飾った嵯峨宏紀(中央)。
2位には山内英輝(左)が入った

 全日本F3選手権の2010年最終大会となる第8大会(第15戦、第16 戦)が10月16日(土)と17日(日)の両日、大分県のオートポリスで開催された。

 Cクラスでは既にタイトルは決定しているが、Nクラスでのタイトルは最終大会で決されることとなり、また、11月18日(木)から21日(日)にかけて中国・マカオの市街地特設コースで行われる、F3世界一決定戦とも言えるマカオGPへ向けて勢いをつけるべく、各ドライバーはオートポリスでの最終大会へと臨んだ。

 今大会は、Cクラスランキング2位につけるラファエル・スズキ(PETRONAS TEAM TOM'S)が欠場となったため、CクラスにTOM'S TOYOTA 1AZ-FEエンジン搭載車両が3台出場、Nクラスは参戦車両9台全てがTOM'S TOYOTA 3S-GEエンジンを使用している。

 16日(土)午前8時50分より予選が行われ、Cクラスは全車がコースレコードを更新するハイペースな予選アタックが繰り広げられた。

 前戦初優勝を飾った山内英輝(ハナシマレーシング)が第15戦、第16戦共にポールポジションを獲得。TDPドライバーの国本雄資(PETRONAS TEAM TOM'S)が第15戦3番手、第16戦2番手。嵯峨宏紀(DENSO Team Le Beausset)が第15戦2番手、第16戦3番手と分け合う形となった。

 Nクラスでは、第15戦は千代勝正(DENSO Team Le Beausset)がポールポジション。第16戦は、5ポイント差の2位で逆転タイトル獲得を狙うTDPドライバーの蒲生尚弥(TOM'S SPIRIT)がポールポジションを獲得した。

 秋晴れの空の下、午後3時23分に第15戦決勝レース(14周)がスタート。ポールポジションの山内を嵯峨が1コーナーでパス。2コーナーでは国本も山内をかわし、2位へ浮上した。後方では、Nクラスの蒲生に後続車が接触し、ウォールにクラッシュ。2コーナーでも接触があり、3周目にセーフティカーが導入された。

 8周目に再スタートが切られると、2番手の国本が首位を行く嵯峨を1コーナーでかわそうとアウトからしかけるも、コースアウト。国本は5位へと後退してしまった。

 その後は嵯峨に追いついた山内がプッシュを続けるが、嵯峨はこれを押さえきり、ファステストラップもマークする速さを見せて見事トップチェッカー。F3参戦6年目にして、悲願の初優勝を飾った。

 山内が2位。国本は5位に終わった。Nクラスではポールポジションの千代がトップでチェッカーを受けたが、レース後、再スタート時のペースコントロールでペナルティを受けることとなり、2位チェッカーの小林崇志(HFDP RACING)が繰り上がって優勝。タイトルを争っていた蒲生がリタイア、ノーポイントに終わったため、最終戦を待たずして、小林のNクラスタイトルが確定した。

 17日(日)10月としては暖かい天候の下、午前10時38分に第16戦の決勝レース(20周)のスタートが切られた。

 最前列2番手グリッドの国本が好スタートを決め、ポールポジションの山内よりも若干前で2台並んだまま1コーナーへと進入したが、接触の末に共にコースアウトし、リタイアとなってしまった。

 これで3番手スタートの嵯峨が首位に立つと、今度は後続を引き離し、第15戦に続き2連勝。最高の形でシーズンを締め括ることとなった。

 Nクラスでは、前日のクラッシュから、メカニックの懸命の作業で車両を修復した蒲生がポールポジションから好スタート。後続がクラッシュやスピンで脱落していく展開ながら、ファステストラップもマークし、今季のNクラス最多となる8勝目を挙げ、ランキングでは僅か3ポイント差の2位でシーズンを終えることとなった。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Japanese F3

JF3:第16戦オートポリス決勝 嵯峨宏紀がF3引退戦で2連勝を飾り有終の美、Nクラスは蒲生尚弥が優勝!

 全日本F3選手権第16戦(最終戦)は17日、大分県のオートポリスで20周の決勝を行い、嵯峨宏紀(ルボーセ)が昨日に続き2連勝を飾った。Nクラスは蒲生尚弥(トムス)が優勝した。

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 第16戦は10時35分よりフォーメーションラップが始まった。スタートは大波乱。ポールスタートの山内英輝(ハナシマ)に予選2位の国本雄資(トムス)が1コーナーで並びかけるが両者接触。コースアウトして早くも戦列を去った。後方ではNクラスポールの蒲生尚弥(トムス)と予選クラス2位の小林崇志(HFDP)も接触。蒲生はそのまま走り続けたが、小林はコースアウトしてマシンを止めた。

 そのためトップには予選3位の嵯峨宏紀(ルボーセ)が上がり、2位には関口雄飛(スリーボンド)、3位にはアレキサンドラ・インペラトーリ(アチーブメント)と続いた。

 嵯峨はファステストラップを出し、2位の関口を引き離しにかかる。3位のインペラトーリも上位2台を追いかけることができずに単独走行。レース中盤には2位関口との差を5秒以上まで広げたが、終盤にはペースをコントロールする余裕で、嵯峨が昨日に続き2連勝。今シーズン限りでF3を引退する嵯峨が有終の美を飾ることとなった。

 Nクラスは蒲生がクラス2位の千代勝正(ルボーセ)と1秒前後の差で競っていたが、レース終盤に千代がスピンして4位に後退。レース序盤から僅差の争いを演じていた佐藤公哉(ノバ)と佐々木大樹(同)がそれぞれクラス2位、3位に上がった。

 しかし、18周目にクラス2位争いを演じていた、佐藤と佐々木のチームメイト同士があろうことか第2ヘアピンで接触。両者リタイアしたため、千代が2位に返り咲き、3位には三浦和樹(HFDP)が上がると、このままの順位でレースは終了した。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:Nクラスチャンピオン記者会見

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Nクラスチャンピオン 小林崇志(HFDP)
 「今は複雑な気持ちです。後半戦は自分のミスがありました。昨日の予選も、車のポテンシャルとしてはポールポジションが取れたと思うのですが、うまくまとめられませんでした。結果的には昨日、優勝でチャンピオンを決めることができてよかったです。しかし、今日も自分のミスでチームには申し訳ないと思っています。その中でもチームは支えてくれたので感謝しています。チャンピオンはチャンピオンなので、チームに恩返しができたかなと思います。後半戦はしっかり走れませんでした。タイトルは取れましたが、ダメな部分や不完全燃焼の部分があります。来年はどのカテゴリーで走るかわかりませんが、そのカテゴリーでしっかりと走ることが、チームへの恩返しにもなると思うので、がんばります」
Text: Motorsports Forum / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第16戦オートポリス決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2010/10/17) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 16 オートポリス 4.674 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
162C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE2034'14.683
212C関口 雄飛ThreeBondDALLARA F308SR20VE201.735
32Cアレキサンドラ・インベラトーリTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204C2019.801
437N蒲生 尚弥TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE2031.827
563N千代 勝正BPダイシン ルボーセF305DALLARA F3053S-GE2045.642
67N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2053.277
720Nギャリー・トンプソンACHIEVMENT by KCMGDALLARA F3053S-GE2053.780
86N吉田 広樹Planex Cars ハナシマレーシング DALLARA F3063S-GE201'00.880
919N黒田 吉隆ACHIEVMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE182 Laps
---- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 ----
-23N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE173 Laps
-22N佐々木 大樹NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE173 Laps
-5C山内 英輝MJハナシマレーシングF308DALLARA F3081AZ-FE020 Laps
-1C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE020 Laps
-8N小林 崇志HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE020 Laps
  • Fastest Lap(C): CarNo.62 嵯峨宏紀(ルボーセ) 1'41.603 (5/20) 165.609km/h
  • Fastest Lap(N): CarNo.37 蒲生尚弥(トムス) 1'43.080 (5/20) 163.236km/h
  • CarNo.22は、2010年フォーミュラ3選手権統一規則第28条(一般安全規定)12.違反により、競技結果に対し40秒加算、およびペナルティポイント1点を科す。

Japanese F3

JF3:第16戦オートポリス決勝記者会見

■Cクラス
優勝 嵯峨宏紀(ルボーセ)
f3_r16_r_pc_saga  「スタートで山内選手と国本選手がからんで、トップになれたので、セーフティーマージンを築いた後にレースをコントロールすることができました。そういう意味では完全勝利ができたと思います。関口選手に追いつかれたのは想定内でした。タイヤに厳しい走り方をしていたのですが、走り方を変えてタイヤをいたわって走りました。昨日は自分のプライドのために走りましたが、今日はチームのために走ったので、今日の方が嬉しいです」
2位 関口雄飛(スリーボンド)
f3_r16_r_pc_sekiguchi  「今日も単独走行で内容のないレースでした。後半は3周くらいがんばって追いつこうとしましたが、できませんでした。タイヤが厳しくなって、インぺラトーリ選手に抜かれることがないように、抑えて走っていました。嵯峨選手も緩めていたのか追いついたようには見えていました。1年間振り返ると、ランキング2位になれましたが、ペースは遅かったです。全力を出して走っていました。予選の結果をレースで挽回したり、自分から接触をしてリタイアすることが減ったりと1年間で成長できたと思います」
3位 アレキサンドレ・インペラトーリ(トダ)
  f3_r16_r_pc_imperatori  「表彰台に立てたことは満足しています。もっと上にいけたらよかったのですが、表彰台で締めくくれてよかったです。レースは全体的に孤独でした。スタートはみんな似たようなスタートだったと思います。1周目にいこうと思いましたが、うまくいけませんでした。前の2人は速くて、差を詰めることはできませんでした。後半、タイヤがきつくてタイムアップはできませんでした。1年を振り返ると、最初のころは良かったのですが、他の人もがんばっていてペースを掴むことが難しかったです。自分もがんばりましたが、周りも頑張っていて、後半はタフなレースになりました」
■Nクラス
優勝 蒲生尚弥(トムス)
f3_r16_r_pc_gamou  「スタートが良くて、1コーナーまでに後ろを離せました。ただ、(Cクラスの)クラッシュがあって、千代選手に並ばれました。しかし、そのあとは、ペースをつかんで走ることができました。昨日のクラッシュは忘れて気持ちを切り替え、いいレースをするために走りました。車は壊れてしまって、夜中までチームが直してくれていました。そのことを考えるととてもうれしい優勝です」
2位 千代勝正(ルボーセ)
f3_r16_r_pc_chiyo  「スタートはうまくいきました。1コーナーはスリーワイドになりましたが、自分が一番イン側で、蒲生選手がラインを残してくれていたので無理せずに入れました。小林選手と蒲生選手は接触があったようです。蒲生選手を追いかけましたが、ほぼ同じタイム差でした。僕の方が、セクター3が速かったので攻めていたらスピンをしてしまいました。ノバの2人がクラッシュしたのでポジションアップができてラッキーでした。(昨日のレースのペナルティについて)昨日は完璧なレースができたのに、ルールはルールですので、反省して今後に繋げたいです」
3位 三浦和樹(HFDP)
f3_r16_r_pc_miura  「6番手スタートでした。スタートをしっかり決めて1~2周で勝負しようと思いました。しかし、スタートは並みのスタートでした。1周目はアクシデントがあって1つポジションを上げることができました。タイヤを酷使してしまう課題があるのですが直せなくて、後半タイヤを厳しくさせてしまいました。それが心残りです。ただ、最終戦でポディウムに乗れてよかったです。F3ルーキーで、たくさん車も壊してしまったし、たくさん不甲斐ないレースをしてしまったし、チームには迷惑をかけてしまいました。それでもサポートしてくれたチームにとても感謝しています。この経験を繋げることがこれからの課題だと思います」
Text: Motorsports Forum / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第16戦公式予選 山内英輝が4連続ポールポジション。Nクラスは蒲生尚弥がポール!

 全日本F3選手権は16日、第16戦の公式予選を行い、山内英輝(ハナシマ)が1分39秒013で4戦連続のポールポジションを獲得。Nクラスは蒲生尚弥(トムス)ポールポジションを獲得した。

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 第15戦の公式予選から10分間のインターバルをおいて。9時15分より第16最終戦の公式予選が15分間にわたって行われた。

 このセッションでは全車、予選中盤からアタックのためにコースイン。まずは、国本雄資(トムス)が1分39秒127と第15戦での山内英輝(ハナシマ)のポールタイムを上回りトップに立つ。しかし、ここでも山内が1分39秒013を叩き出すと、予選終了までこのタイムを上回るドライバーは現れず、山内がポールポジションの座についた。山内は4戦連続、参戦6戦中5回目のポールポジションと素晴らしい成績で最終戦の予選を終えることとなった。

 2位には国本が入り、3位には嵯峨宏紀(ルボーセ)が続いた。

 Nクラスは、ドライバーズチャンピオンシップで小林崇志(HFDP)を5点差で追う、蒲生尚弥(トムス)が1分40秒350と第15戦のポールシッター千代勝正(ルボーセ)を上回るタイムでポールポジションを決めた。その小林は2位に続き、3位には千代が入った。

 小林は15,16戦とも予選で蒲生の後じんを拝することとなり、ドライバーズチャンピンに向けて厳しい戦いを強いられそうだ。

 第16戦決勝は明日17日、10時35分より20周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第16戦オートポリス公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2010/10/16) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2010 All Japan F3 Championship Round 16 オートポリス 4.674 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
15C山内 英輝MJハナシマレーシングF308DALLARA F3081AZ-FER1'39.013--169.94
21C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FER1'39.1270.1140.114169.75
362C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FER1'39.2400.2270.113169.55
412C関口 雄飛ThreeBondDALLARA F308SR20VE1'39.5370.5240.297169.05
52Cアレキサンドラ・インベラトーリTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204C1'39.9680.9550.431168.32
637N蒲生 尚弥TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE1'40.3501.3370.382167.68
78N小林 崇志HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'40.4441.4310.094167.52
863N千代 勝正BPダイシン ルボーセF305DALLARA F3053S-GE1'40.5401.5270.096167.36
923N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'40.6741.6610.134167.14
1022N佐々木 大樹NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'41.0592.0460.385166.50
117N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'41.5402.5270.481165.71
1219N黒田 吉隆ACHIEVMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1'42.2103.1970.670164.63
1320Nギャリー・トンプソンACHIEVMENT by KCMGDALLARA F3053S-GE1'42.4903.4770.280164.18
146N吉田 広樹Planex Cars ハナシマレーシング DALLARA F3063S-GE1'43.0274.0140.537163.32
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'49.03910.0266.012154.32

Japanese F3

JF3:第16戦決勝記者会見

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優勝 マーカス・エリクソン(トムス)
 「いいスタートが切れなくてポジションを落としてしまいました。レース序盤からオーバーテイクしようとプッシュして何度かトライしていたんですが、リスクがあって安全に抜けるような状況ではありませんでした。このレースはチャンピオンになるために勝たなければいけなったので、できることは全部やろうと思って、あきらめずにプッシュしていったら1コーナーイン側にスペースを見つけることができ、オーバーテイクしました。井口選手と接触はなかったし、いいオーバーテイクができたと思います。でも井口選手がスピンしてしまってレースを終えたのは残念に思います。こういう素晴らしいレースでチャンピオンを決めることができて非常に満足しています。ファンや関係者の皆様にも1年を通していいレースを見せることができたと思います」
2位 安田裕信(スリーボンド)
 「オートポリスからクルマの調子は良かったんですが、金曜日の午後自分のミスでクラッシュして、昨日の予選・レースとクルマの回復もできなくて苦しかったです。今日は、チームががんばってクルマを直してくれて、最後はラッキーもあって2位に上がれました。最後のレースでトムス勢の間に入れて良かったです」
3位 国本雄資(トムス)
 「今日はスタートが勝負になると思って集中していました。いいスタートが切れたんですが、前の2台もすごくいいスタートで、抜くまでには至りませんでした。その後もプッシュして前に付いて行こうとしたんですが、クルマのオーバーステアが強くバランスが悪くて着いて行けませんでした。SC後は前にNクラスのクルマがいて、再スタートミスもしてしまったので安田選手に抜かれてしまいました」
まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝 マーカス・エリクソンが優勝し、シリーズチャンピンも手中に!

 全日本フォーミュラ3選手権第16戦は27日、スポーツランドSUGOで25周の決勝を行い、ポールポジションからスタートしたマーカス・エリクソン(トムス)が優勝し、シリーズチャンピオンの座に着いた。

 午後になってもSUGOは相変わらず曇り。12時40分肌寒い中、スターティンググリッドへ向けての今シーズン最後のフォーメーションラップが始まった。現在選手権トップは103ポイントで井口卓人(トムス)、2位のマーカス・エリクソン(同)が101ポイントで2ポイント差。ポールポジションのエリクソンがそのまま優勝すれば逆転チャンピオンとなる。

 スタートは井口が好スタート。1コーナーでポールシッターのエリクソンのインに飛び込みトップに躍り出た。エリクソン2位。3位には国本雄資(トムス)が付けた。

 井口は逃げ切って優勝すればチャンピオン。2位エリクソンも必死に井口を追いかける。スピードはエリクソンの方が速い。3周目あたりからは、エリクソンがストレートで井口の背後に迫る。1コーナーで再三、井口のインを伺うがオーバーテイクするには至らず。

 10周目まで続いた井口とエリクソンの攻防も11周目にエリクソンがSPコーナー出口でダートに足を落として万事休す。井口との差が2秒近くに開いてしまった。

 しかし、エリクソンはあきらめない。16周目に井口の背後に迫ると再びアタックを開始。そして、21周目の1コーナーでついに井口のインに飛び込んだ。押さえる井口。井口は1コーナーのアウト側でエリクソンに押し出されるようにコースアウト。スピンして縁石上にストップしてしまった。これでエリクソンがトップに立つ。

 井口のマシンを撤去するために22周目にSCがコースに入る。SCは23周を終わってピットロードへ。残り2周で再スタート。エリクソンはトップで1コーナーへ。2位には周回遅れのNクラスに前を押さえられた国本をかわした安田裕信(スリーボンド)が上がってきた。国本は3位。そしてこのまま25周を走ってレースは終了。この瞬間エリクソンの全日本F3選手権ドライバーズチャンピオンが確定した。

 Nクラスはすでにクラスチャンピオンを決めている山本尚貴(HFDP)がトップでチェッカーを受け、今季8勝目を飾った。

Text: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2009/09/27) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 16 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
11Cマーカス・エリクソンPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE2534'07.125
212C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE252.733
337C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE253.584
42Cケイ・コッツォリーノTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204C256.651
57N山本 尚貴HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE2510.910
622N千代 勝正NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE2511.910
78N小林 崇志HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE2512.494
823N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE2512.704
918N山本 龍司EBBRO AIM F307 DALLARA F305/3073S-GE2513.825
1019N黒田 吉隆ACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE2515.329
1133C岩崎 祐貴イワサキインダストリーF308DALLARA F3081AZ-FE251'27.720
1262C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE241 Lap 
1320Nアレキサンドラ・インベラトーリACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE241 Lap 
1477N野呂 立CMSワコーズF306DALLARA F3063S-GE241 Lap 
-------- 以上規定周回数 ( 22 Laps ) 完走 --------
-36C井口 卓人PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE205 Laps
-5N久保田 克昭ハナシマレーシングF306DALLARA F3063S-GE169 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 マーカス・エリクソン(トムス) 1'15.264 (14/25) 177.181km/h
  • CarNo.20は、2009年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第44条6.2)①(スタート違反)により、ドライビングスルーペナルティを課した。

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO公式予選 マーカス・エリクソンがポールポジション!

  全日本フォーミュラ3選手権第15戦公式予選はCクラスがマーカス・エリクソン(トムス)、Nクラスは山本尚貴(HFDP)がポールポジションを獲得した。

 全日本F3第15戦の公式予選に続いて第16戦の公式予選が行われた。第15戦の公式予選でクラッシュしたケイ・コッツォリーノ(戸田)を除く15台のマシンが出走。

f3_r16_q_1  このセッションではマーカス・エリクソン(トムス)が好調。トムス勢のなかでは1分15秒856で最初にトップに立つと、1分14秒774、1分14秒245とタイムアップ。そのままポールポジションを確定した。2位には1分14秒388で井口卓人(同)が着け、前戦ポールポジションの国本雄資(同)は1分14秒921から1分14秒701とタイムを伸ばしたが届かず3位となった。

 Nクラスはすでにクラスチャンピオンを決めている山本尚貴(HFDP)が1分16秒485でポールポジションを獲得した。

 第16戦決勝は明日27日、12時40分より25周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2009/09/26) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2009 All Japan F3 Championship Round 16 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
11Cマーカス・エリクソンPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'14.245--179.61
236C井口 卓人PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'14.3380.0930.093179.39
337C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'14.7010.4560.363178.52
412C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE1'14.7490.5040.048178.40
562C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE1'15.4901.2450.741176.65
633C岩崎 祐貴イワサキインダストリーF308DALLARA F3081AZ-FE1'15.4971.2520.007176.63
77N山本 尚貴HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE1'16.4852.2400.988174.35
88N小林 崇志HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE1'16.5912.3460.106174.11
920Nアレキサンドラ・インベラトーリACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1'16.7712.5260.180173.70
1022N千代 勝正NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'16.8142.5690.043173.61
1123N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'16.8372.5920.023173.55
1219N黒田 吉隆ACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1'17.3773.1320.540172.34
1318N山本 龍司EBBRO AIM F307 DALLARA F305/3073S-GE1'17.4513.2060.074172.18
145N久保田 克昭ハナシマレーシングF306DALLARA F3063S-GE1'18.7154.4701.264169.41
1577N野呂 立CMSワコーズF306DALLARA F3063S-GE1'19.9375.6921.222166.82
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'21.8717.6261.934162.89
-2Cケイ・コッツォリーノTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204CAbsence---

Japanese F3

JF3:第16戦富士決勝記者会見

全日本選手権クラス
優勝 国本京佑(TDP TOM'S)
f3_r16_r_pc_kunimoto  「スタートには自信があります。昨日も2位からのスタートで反応は良かったんですけど、イン側のラインが濡れててアウト側のラインが乾いたので、結果的に順位を落としてしまいました。今日のレースも、失敗しなければ必ずトップに立てると思っていました。スタートで前に行くことができ、1周1周プッシュして、トップで最後までゴールすることができました」
決勝2位 カルロ・ヴァン・ダム(PETRONAS TOM'S)
f3_r16_r_pc_van-dam 「昨日は全てがうまく行って今シーズンベストな日だったんですが、昨日祝勝会があって今日はなかなか起きられず、その辺から始まってしまったのかなと思いますが、今日は最悪の日でした。スタートもホイールスピンしてしまって失敗しましたし、表彰台に上がってもシャンパンファイトがなかったですしね。国本選手はすごく頑張っていいレースをしたと思います。2位は負けの1番手なのできらいですし、次のレース(SOGO)はプレッシャーもないので勝ちに行きたいと思います」
決勝3位 井口卓人(TDP TOM'S)
f3_r16_r_pc_iguchi  「スタートは普通で3位でレースを始めました。序盤はカルロ選手を追えてて、タイムもトップと変わらず、状態も良かったですね。中盤になってヘアピンでミスをしてしまって、それが原因で大きく差が開いてしまいました。最後までタイム的には変わらなかったのでそれがなければ、2位になれたかも知れません」
ナショナルクラス
優勝 山内英輝(SPILIT TOM'S)
f3_r16_r_pc_yamauchi  「スタートで出遅れてしまって後ろからの追い上げになったんですが、1台1台抜いていって結果的に後ろを離して勝てたので良かったと思います。ニュータイヤのスタートでグリップに負けてしまってストール気味になってしまいました。最後の1周まで全力で走りました」
決勝2位 アレキサンドラ・インペラトーリ(PTRS)
f3_r16_r_pc_imperatori  「4位スタートでしたが、チームメイト(ザヒール・アリ)もオーバーテイクすることができ、レースをリードすることができました。引き離そうと思ったんですが、集団に巻き込まれてしまい、山内選手はすごくいいレースをして速かったのでストレートで抜かれてしまいました。その後は我慢するしかなかったですね」
決勝3位 松下昌揮(AIM SPORTS)
f3_r16_r_pc_matsushita  「1コーナーをトップで入ったと思うんですが、誰かに当てられてしまいました。インを空けたぼくが甘かったのだと思いますが、ザヒール(・アリ)とアレックス(インペラトーリ)に入られてしまって、もう無抵抗でしたね。すごく残念なレースでした」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第16戦富士決勝 国本京佑が今季3勝目を飾る

f3_r16_r_kunimoto  全日本F3選手権第16戦は31日、富士スピードウェイで21周の決勝を行い、国本京佑(トムス)が予選2位からスタートでトップに立つとそのまま逃げ切り今季3勝目を飾った。

 富士スピードウェイ上空は、雲の量は増えてきたものの雨が落ちることはなく、フォーミュラ・ニッポンフリー走行、FCJ第14戦決勝を経て路面はほぼ乾き、ドライコンディションでのF3第16戦を迎えた。

 10時20分定刻、全16台がフォーメーションラップに入り、1周を回ってグリッドに着いた。

 レースは国本京佑(トムス)の好スタートで始まった。イン側から昨日チャンピョンを決めたカルロ・ヴァン・ダム(同)の横をすり抜けトップで1コーナーに。2位にバン・ダムが、3位には予選順位のまま井口卓人(同)がつけた。

 トップに立った国本は好調だ。徐々に2位以下との差を離し、誰にもその座を脅かされることなく、そのまま21周を走りきり今季2勝目を飾った。

 2位でレースをスタートしたヴァン・ダムは、トップを追うどころではなく、3位の井口の追撃を振り切るのに防戦一方。何度か1コーナーで背後に迫られるが、これを凌ぎきり2位のままチェッカーを迎えた。井口はヴァン・ダムをオーバーテイク寸前まで攻めたがペースが安定せず、レース終盤にはその差も徐々に開き、3位に甘んじる結果となった。

 ナショナルクラスはアレキサンドラ・インペラトーリ(PTRS)が、スタートで山内英輝(トムス)をかわしクラストップに立ったが、5周目の1コーナーでインから山内にかわされ同2位に落ちた。同トップに立った山内は、徐々に差を開き始め、最終的には独走でクラス優勝を飾った。2位にはインペラトーリが入り。3位には安岡秀徒(ルボーセ)をパスした松下昌輝(AIM)が入った。また、山内はこの優勝で、初代ナショナルクラスのドライバーズチャンピオンに輝くこととなった。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第16戦富士決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2008/08/31) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 16 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
136C国本 京佑TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE2134'39.870
21Cカルロ・ヴァン・ダムPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE212.246
337C井口 卓人TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE214.158
433Cケイ・コッツォリーノ広島トヨタ・ダラーラF308DALLARA F3081AZ-FE2110.424
512C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20V2113.688
67C山本 尚貴Honda Team RealDALLARA F308MF204C2116.066
72C中嶋 大祐Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F308MF-204C2122.644
88C中山 友貴Honda Team RealDALLARA F308MF204C2124.421
962C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE2133.360
1038N山内 英輝TDP SPILIT F307DALLARA F3063S-GE2152.471
1120Nアレキサンドラ・インベラトーリPTRS F307DALLARA F3073S-GE211'00.484
1218N松下 昌揮EBBRO AIM 307DALLARA F305/3073S-GE211'00.800
1319Nザヒール・アリPTRS F307DALLARA F3073S-GE211'05.569
1463N安岡 秀徒ピンクリボン・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE211'16.340
155N久保田 克昭プラネックスF306DALLARA F3063S-GE211'35.618
1674N桜井 基樹エクシード F306DALLARA F3063S-GE201 Lap 
-------- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 --------
  • Fastest Lap: CarNo.37 国本京佑(TDP TOM'S) 1'38.537 (3/21) 166.707km/h

Japanese F3

JF3:第15戦,第16戦富士 カルロ・ヴァン・ダムが両戦とも連続ポールポジション!

 全日本F3選手権第15戦、第16戦は30日、富士スピードウェイで公式予選を行い、両戦ともトムスのカルロ・ヴァン・ダムがポールポジションを獲得した。ナショナルクラスも両戦とも同チームの山内英輝がクラスポールポジションを獲得した。

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 F3公式予選はフォーミュラ・ニッポンフリー走行終了後の10時45分よりスタート。一時薄日が差した上空も徐々に雲量が増し、薄暗くなってきた。

 各ドライバー、降雨を予想してか予選開始早々からタイムアタックが始まる。まずは、カルロ・ヴァン・ダム(トムス)が、1分38秒993を出しトップに立つと、国本京佑(トムス)が1分39秒081でこれを逆転。

 さらに、井口卓人(トムス)が1分38秒824でトップに立つも、今度は国本が1分30秒299で再びトップに返り咲く。しかし、ヴァン・ダムも1分38秒028でこれを逆転、指定席に収まったと思われたが、今度は国本が1分37秒923で再度トップに立った。

 セカンドベストタイムも睨み各ドライバーが精力的にアタックを行いトップが目まぐるしく変わるなか、ついにヴァン・ダムが1分37秒763で国本を突き放し、三度トップに躍り出た。

 そして、予選開始15分過ぎ、ついに上空から小雨が落ちてきた。タイムアタックもここまで。予選終了10分以上を残して事実上ヴァン・ダムのポールポジションがこの時点で決定した。

 雨は止むことなく予選は終了。結局、第15戦、第16戦ともトップはヴァン・ダム、2位国本、3位井口といつもの見慣れた結果となった。

 ナショナルクラスは山内英輝(トムス)が開始直後から予選をリード。1分39秒222とクラス2位以下を1秒近く離し、第16戦のクラスポールポジションを獲得。セカンドベストで決まる第15戦に至っては、全日本選手権クラス最下位の嵯峨宏紀(ルボーセ)を上回るタイムでのクラスポールポジションとなった。

 第15戦は本日16時より15周で、第16戦は明日31日10時20分より21周での決勝が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第16戦富士公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2008/08/30) Qualifying-Session: Weather:Cloudy-Rainy Course:Dry-SemiWet
2008 All Japan F3 Championship Round 16 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
11Cカルロ・ヴァン・ダムPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'37.763--168.03
236C国本 京佑TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'37.9230.1600.160167.75
337C井口 卓人TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'38.1200.3570.197167.42
433Cケイ・コッツォリーノ広島トヨタ・ダラーラF308DALLARA F3081AZ-FE1'38.1950.4320.075167.29
58C中山 友貴Honda Team RealDALLARA F308MF204C1'38.4270.6640.232166.89
612C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20V1'38.6890.9260.262166.45
72C中嶋 大祐Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F308MF-204C1'38.7861.0230.097166.29
87C山本 尚貴Honda Team RealDALLARA F308MF204C1'38.9801.2170.194165.96
962C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE1'39.1211.3580.141165.72
1038N山内 英輝TDP SPILIT F307DALLARA F3063S-GE1'39.2221.4590.101165.56
1118N松下 昌揮EBBRO AIM 307DALLARA F305/3073S-GE1'40.2162.4530.994163.91
1219Nザヒール・アリPTRS F307DALLARA F3073S-GE1'40.3942.6310.178163.62
1320Nアレキサンドラ・インベラトーリPTRS F307DALLARA F3073S-GE1'40.4652.7020.071163.51
1463N安岡 秀徒ピンクリボン・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE1'40.9323.1690.467162.75
155N久保田 克昭プラネックスF306DALLARA F3063S-GE1'42.8815.1181.949159.67
1674N桜井 基樹エクシード F306DALLARA F3063S-GE1'43.1595.3960.278159.24
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'47.7289.9654.569152.48

Japanese F3

JF3:第16戦仙台決勝結果

Kosuke Honda Memorial HI-LAND F3 CHAMPIONSHIP RACE -RIJ- (2007/10/06) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 16 仙台ハイランドレースウェイ 4.063 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
13ロベルト・ストレイトINGING F306DALLARA F3063S-GE1728'05.460
237石浦 宏明TDP TOM'S F307DALLARA F3073S-GE171.744
31オリバー・ジャービスDHG TOM'S F307DALLARA F3061AZ-FE174.378
414安田 裕信ThreeBondDALLARA F306SR20VE1722.072
52中山 友貴Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F307MF204C1726.619
6*10塚越 広大Honda Real F307DALLARA F307MF204C1730.072
762嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F3063S-GE1746.188
816石川 資章Mainte・ShiOnFmuDALLARA F3063S-GE161 Lap 
-------- 以上規定周回数 ( 15 Laps ) 完走 --------
-36大嶋 和也TDP TOM'S F307DALLARA F3061AZ-FE017 Laps
-33関口 雄飛広島トヨタ・ダラーラF305DALLARA F3053S-GE017 Laps
-11伊沢 拓也Honda Real F307DALLARA F307MF204C017 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.3 ロベルト・ストレイト (INGING F306) 1'38.544 (5/17) 148.429km/h
  • CarNo.10は、2007年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第44条5.2)1(反則スタート)によりドライビングスルーペナルティが科された。

Japanese F3

JF3:第16戦仙台公式予選結果

Kosuke Honda Memorial HI-LAND F3 CHAMPIONSHIP RACE -RIJ- (2007/10/06) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2007 All Japan F3 Championship Round 16 仙台ハイランドレースウェイ 4.063 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
13ロベルト・ストレイトINGING F306DALLARA F3063S-GE1'37.466--150.07
237石浦 宏明TDP TOM'S F307DALLARA F3073S-GE1'37.6740.2080.208149.58
310塚越 広大Honda Real F307DALLARA F307MF204C1'37.7860.3200.000149.58
436大嶋 和也TDP TOM'S F307DALLARA F3061AZ-FE1'37.8620.3960.076149.46
5*1オリバー・ジャービスDHG TOM'S F307DALLARA F3061AZ-FE1'37.8750.4090.013149.44
633関口 雄飛広島トヨタ・ダラーラF305DALLARA F3053S-GE1'38.1210.6550.246149.07
711伊沢 拓也Honda Real F307DALLARA F307MF204C1'38.3680.9020.247148.69
814安田 裕信ThreeBondDALLARA F306SR20VE1'38.7391.2730.371148.14
92中山 友貴Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F307MF204C1'39.1651.6990.426147.50
1062嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F3063S-GE1'39.2841.8180.119147.32
1116石川 資章Mainte・ShiOnFmuDALLARA F3063S-GE1'43.6846.2184.400141.07
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'47.4069.9403.722136.18
  • CarNo.1は、ハイランドF3チャンピオンシップレース特別規則書第8条20.(ピットレーン通過制限速度)違反により罰金5万円のペナルティを課す。

Japanese F3

全日本F3第16戦SUGO決勝記者会見

0917_f3_conf.jpg

優勝 ファビオ・カルボーン(ThreeBond)

 「木曜日からウェットタイヤで走っていたので心配はしていませんでした。セーフティーカーでのスタートで、ギャップを築けたのもラッキーでした。」

2位 エイドリアン・スーティル(TOM'S)

 「フリープラクティスで5分山のタイヤを試しましたが、コース上の水が多いので決勝では深溝のタイヤを選びました。フリー走行も行ったのに、なぜセーフティーカースタートになったのか理解できません。通常のスタートなら上位に行けるチャンスもあったので残念でした。でも予選4位から2位に上がれたので良かったのかも知れません」

3位 ロベルト・ストレイト(INGING)

 「ベストな結果ではありませんが、これまでのウェットコンディションでの我々の能力を考えれば良かったかも。タイヤはニューとユーズドしかなく、中間のものがなかったので、ニュータイヤを使わざるを得ませんでした。スタートもセーフティカーランで、スタートでファビオを抜くプランも実行できずにがっかりです。でもチャンピオンシップのことを考えると、表彰台には立てたので満足しています」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

全日本F3第16戦SUGO決勝 ファビオ・カルボーンが連勝

 全日本F3選手権第16戦は17日、スポーツランドSUGOで決勝を行い、25周を走って、ファビオ・カルボーン(ThreeBond)が優勝した。

 フォーミュラ・ニッポンフリー走行時から乾き始めていたトラックだが、フォーミュラ・トヨタレース開始頃から再びぱらぱらと降り始めた雨が、レース終了時には本降りとなったため完全なウェットコンディションに戻ってしまった。このためF3のフォーメーションラップ開始も1時から1時10分に変更され、それに先立って12時35分から45分まで10分間のフリー走行が設けられた。

 昨日の予選に参加できなかったものの最後尾グリッドを条件に決勝への出走を許可されたジョニー・リード(INGING)だがこのフリー走行中、最終コーナー手前でコースアウト。このマシンの処理のためフリー走行が一時中断され、フォーメーションラップ開始も1時20分とさらに10分間延長された。

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 午後1時20分、コースアウトしたリードもグリッドに着き13台でのレースとなったが、セーフティーカーによる先導でレースがスタートすることとなった。

 セーフティカーは4周を回ってピットに入った。レーススタート。トップで1コーナーに入ったのはポールポジションのファビオ・カルボーン(ThreeBond)。2位に予選2位のロベルト・ストレイト(INGING)が続くが、予選3位の大嶋和也(TOM'S)はチームメートのエイドリアン・スーティル(TOM'S)にかわされ4位に落ちた。3位にスーティルが上がる

 トップのカルボーンは徐々に2位との差を開き始める。10周を終わってその差は3秒あまり。2位のストレイトと3位のスーティルの差は2秒、4位の大嶋は遅れて背後には5位の塚越広大(無限)が迫ってきた。6位の石浦宏明(広島トヨタ)は単独走行。7位伊沢拓也(戸田)と8位マルコ・アスマー(ThreeBond)は接近戦だがついに11週目の1コーナーでアスマーが伊沢をパスして7位に上がった。

 14周目、トップカルボーンは2位との差を7秒近くまで開いたが、3位スーティルがここまでのファステストラップとなる1分27秒台後半を出し、2位のストレイトの背後に迫ってきた。その差は0.7秒。だがパスするまでには至らない。

 しかし、19周目のSPアウトコーナーでストレイトの直後につけたスーティルは、最終コーナーからストレートで完全にストレイトを射程に捉え1コーナーのアウトからストレイトに並びかける。両者は2コーナーから3コーナーにかけて併走し、そしてついに3コーナー出口でスーティルがストレイトの前に出た。スーティルは2位に浮上、ストレイトは3位に落ちた。

 21周目の最終コーナーで6位を走っていた石浦がコースアウトしてレースを終えた。

 レースはこのまま終了。優勝は昨日につづきカルボーン、2位にスーティル、3位がストレイトとなった。4位が塚越の追撃を振り切った大嶋、5位塚越、6位アスマーとなっている。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: FMOTOR

Japanese F3

全日本F3第16戦SUGO決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2006/09/17) Race Results Weather:Rainy Course:Wet
All Japan F3 Championship Round 16 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/Behind
112ファビオ・カルボーンThreeBondDALLARA F305SR20VE25
21エイドリアン・スーティルDHG TOM'S F305DALLARA F3053S-GE254.894
34ロベルト・ストレイトINGING F306DALLARA F3063S-GE2512.044
436大嶋 和也TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GE2514.563
510塚越 広大Honda 無限 F107DOME F107MF204C2516.255
614マルコ・アスマーThreeBondDALLARA F305SR20VE2522.240
72伊沢 拓也Honda・戸田FIGHTEXDOME F107MF204C2546.929
862嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F3063S-GE2547.363
975池田 大祐EMS F306DALLARA F3063S-GE2550.680
1037松村 浩之TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GE2550.856
1174岡田 暁EMS F306DALLARA F3063S-GE2554.720
123ジョニー・リードINGING F306DALLARA F3063S-GE251'01.389
-------- 以上規定周回数 ( 22 Laps ) 完走 --------
-33石浦 宏明広島トヨタDALLARA F305DALLARA F3053S-GE196 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 エイドリアン・スーティル(TOM'S) 1'26.971

Japanese F3

全日本F3第15戦、16戦SUGO予選 ファイビオ・カルボーンが連続ポール!

 全日本F3選手権は16日、スポーツランドSUGOで第8大会(第15戦、第16戦)の予選を行い、第15戦、第16戦ともファビオ・カルボーン(ThreeBond)がポールポジションを獲得した。

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 いよいよ全日本F3選手権も第8大会、このイベントを含めて残すところ2大会(4戦)となってきた。菅生は、朝から曇り空だが時折太陽が雲間から顔を覗かせる。午前10時10分より15分にわたって第15戦の予選が13台の参加で始まった。

 予選序盤でトップに立ったのは1'16.812でファビオ・カルボーン(ThreeBond)。ロベルト・ストレイト(INGING)、大島和也(TOM'S)が後に続く。その後、カルボーンが16.687とさらにタイムを縮め、大嶋が16.920を出し2位に上がってきた。ストレイトは3位に落ちる。ポイントリーダーのエイドリアン・スーティル(TOM'S)は5位あたりにつけている。ジョニー・リード(INGING)はコースアウトした模様でタイムが出ていない。

 予選上位はこのままの順位で終了、結局カルボーンが第15戦のポールシッターとなった。2位には大嶋が、3位にはストレイトが入った。

 20分のインターバルの後、10時40分より第16戦の予選が15分にわたり引き続き行われた。リードが不参加で12台での争いだ。

 ここでもカルボーンが1'16.392と第15戦予選での自身のタイムを縮めて16戦の予選もリード。2位にはストレイト、3位には塚越広大(無限)が上がってきた。その後、スーティル、大嶋がタイムアップして3位が次々と変わり、塚越は5位に落ちた。トップ、カルボーンと2位ストレイトは変わらず。

 結局、トップ、カルボーンは1'16.257とさらにタイムを縮め2戦連続でのポールポジションを確定。2位にはストレイト、3位には大嶋和也が入った。

 第15戦は本日午後2時より18周で、第16戦は明日17日午後12時55分より25周で決勝が争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: FMOTOR

Japanese F3

全日本F3第16戦SUGO予選結果

全日本F3 -RIJ- (2006/09/16) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2006 All Japan F3 Championship Round 16 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
112ファビオ・カルボーンThreeBondDALLARA F305SR20VER1'16.257--174.87
24ロベルト・ストレイトINGING F306DALLARA F3063S-GER1'16.5500.2930.293174.20
336大嶋 和也TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GER1'16.7890.5320.239173.66
41エイドリアン・スーティルDHG TOM'S F305DALLARA F3053S-GER1'16.8600.6030.071173.50
510塚越 広大Honda 無限 F107DOME F107MF204CR1'16.9970.7400.137173.19
633石浦 宏明広島トヨタDALLARA F305DALLARA F3053S-GE1'17.2140.9570.217172.71
72伊沢 拓也Honda・戸田FIGHTEXDOME F107MF204C1'17.2881.0310.074172.54
837松村 浩之TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GE1'17.4551.1980.167172.17
962嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F3063S-GE1'17.5511.2940.096171.96
1075池田 大祐EMS F306DALLARA F3063S-GE1'17.6561.3990.105171.72
1114マルコ・アスマーThreeBondDALLARA F305SR20VE1'18.1221.8650.466170.70
1274岡田 暁EMS F306DALLARA F3063S-GE1'18.5752.3180.453169.71
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'24.1857.9285.610158.41

Japanese F3

F3第16戦富士 決勝上位3人のコメント

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ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(優勝)
またいつもの場所に戻ってこられて嬉しいよ。これまではいつもポールが獲れたり、勝てたりしていたのに、今週は予選でポールが獲れなかったので、ハードな週末になりそうだと覚悟していたんだ。カズキが凄く速いので驚いたけど、最終的にこういう結果が出せて嬉しいよ。
最終ラップのシケインでこのレースで最大のミスをしてしまって、カズキに抜かれるんじゃないかと冷や冷やしたよ。あの時点ではそれがファイナルラップだって判ってなかったんだ。

中嶋一貴(2位)
昨日と違ってスタートがうまくいって、JPの前に出られたんですけど、1コーナーで少し行き過ぎてしまってJPやパオロに並びかけられてしまいました。そのとき、後ろから誰かに当てられて、少しクルマが浮き上がる感じになって、それでコカコーラの進入でJPに前に行かれてしまいました。その後、何度か抜き返すべくJPの隙をうかがっていたんですが、僕のほうが重要なポイントで何度かミスをしてしまって、それがレース結果に響いてしまいました。
悔しいですけど、自分としては100%以上の力を出せたと思うので満足もしています。
残り4戦では、自分の力を全て出し切れればいいかなと思っています。そうすることで結果がついてくることもあるでしょうからね。

パオロ・モンティン(3位)
コカコーラコーナーでミスをしなければオリベイラと同じペースで走れたと思う。それだけの状態にクルマは仕上がっていたので、この週末の結果は単なるラッキーなんかじゃないよ。オープニングラップでは、1コーナーの立ち上がりでナカジマとJPにサンドイッチにされる状態になって、軽くナカジマと接触してしまったんだ。そのせいでコカコーラコーナーでコースアウトしてしまったんだよ。
今後は3位争いが目標になるね。トムスの2台は飛びぬけているから、今最大のライバルはナオキだよ。

Japanese F3

F3第16戦富士 決勝リポート オリベイラが今季6勝目を挙げる!

050828_04 全日本F3選手権第16戦の決勝が8月28日、富士スピードウェイで行われ、#36ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(トムス)が接戦を制して今季6勝目を挙げた。2位はチームメイトの#37中嶋一貴、3位は#14パオロ・モンティン(スリーボンド)だった。

 午後1時、21周の決勝がスタートした。
 ポールシッターの中嶋がトップで1コーナーを制したものの、少し行き過ぎてしまい、立ち上がりで失速、そこへモンティンとオリベイラが並びかけ、3ワイドの状態でAコーナーへ。
ここでオリベイラがトップに立ち、二人に挟まれた格好のモンティンは曲がりきれずコースオフ、大きく順位を落としてしまった。
 オリベイラは一気に中嶋を引き離しに掛かるが、中嶋もファステストラップをも記録する必死の追い上げでトップとの差をじりじりと詰めていく。両者は一時はテール・トゥ・ノーズの状態にまで持ち込むが、18周目のヘアピン立ち上がりで中嶋が痛恨のコースオフ。一気に差が1秒以上に開いてしまった。
 一方のオリベイラもファイナルラップのシケインでミスを犯したものの、既に中嶋にこれを攻略する術は残されていなかった。
 一方、オープニングラップでコースオフから順位を落としたモンティンも着実に順位を上げ、見事3位表彰台を獲得した。
 なお、4位でフィニッシュした#12横溝直輝(スリーボンド)は、再車検でインテークシステムの違反が発覚し、失格となった。

 次戦は9月10、11日。MINEサーキットでの単独開催だ。

Japanese F3

F3第16戦富士 決勝結果

天候:曇り コース;ドライ

Pos. No. Driver Team Car Engine Lap Total/Delay Gap
1 36 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 21 34.37.339 -
2 37 中嶋 一貴 トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 21 0.306 0.306
3 14 パオロ・モンティン スリーボンドレーシング DALLARA
F305
N SR20VE 21 6.968 6.662
4 33 番場 琢 ナウモータースポーツ DALLARA
F305
T 3S-GE 21 18.666 11.698
5 1 ロベルト・ストレイト INGINGモータースポーツ DOME
F107
T 3S-GE 21 18.914 0.248
6 10 武藤 英紀 M-TEC DOME
F107
H MF204C 21 19.401 41.561
7 16 塚越広大 M-TEC LOLA DOME
F106
H MF204C 21 23.643 6.638
8 3 安岡 秀徒 INGINGモータースポーツ DOME
F107
T 3S-GE 21 32.925 9.282
9 62 嵯峨 宏紀 ルボーセモータースポーツ DALLARA
F305
T 3S-GE 21 34.389 1.464
10 2 高崎 保浩 戸田レーシング DOME
F107
H MF204C 21 34.517 0.128
11 38 池田 大祐 トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 21 35.775 1.258
12 50 磯崎 元彦 ザップスピード DALLARA
F305
T 3S-GE 21 49.758 13.983
13 19 折目 遼 DTM DALLARA
F304
T 3S-GE 21 51.069 1.311
14 11 河内浩成 ドリームファクトリー LOLA DOME
F106
H MF204C 21 1'11.723 -51.069
- - 以上完走 - - - - - -
- 5 ジョニー・レイド INGINGモータースポーツ DALLARA
F303/4
T 3S-GE 0 0.000 0.000
- 12 横溝 直輝 スリーボンドレーシング DALLARA
F305
N SR20VE “ ” 失格 0.000

レース中のベストタイムは

ファステストラップ:#37中嶋一貴 1'38.478(7/21Lap)
* No.12は、国際モータースポーツ競技規則付則J項 第275条フォーミュラ3技術規定5.5)
(インテークシステム制御)違反により、失格とする。

Japanese F3

F3第15戦&16戦富士 予選リポート 中嶋一貴が連続ポール!

050827_5 全日本F3選手権第15戦&16戦の公式予選が8月27日、富士スピードウェイで行われ、前回のMINEラウンドで連勝を飾った#37中嶋一貴が15戦、16戦ともポールポジションを獲得した。

 午前11時15分、第15戦の15分間の公式予選が開始された。
 前回の富士ラウンドでも好調だった中嶋と#36ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラのトムス勢は今回も他を圧倒する速さを見せつけた。特に中嶋はセッション序盤からトップタイムをたたき出すと、その後も順調にタイムを更新、最終的には1分38秒373まで短縮してみせ、チームメイトのオリベイラをコンマ5秒突き放し、見事ポールポジションを獲得した。
 2番手にはオリベイラ、3番手には#12横溝直輝、4番手には#14パオロ・モンティンらのスリーボンド勢が入ったが、トムスの2台には大きく水を開けられた格好だ。

 10分のインターバルの後、第16戦の予選が行われた。

 殆どのドライバーがタイムアップに成功し、第15戦では二人だけだった38秒台を7人が記録するが、それでも中嶋とオリベイラの速さは飛びぬけており、この予選に関しては完全にこの二人の一騎打ちの様相を呈した。
 前のセッションで中嶋にポールポジションを奪われたオリベイラは懸命のタイムアタックを繰り返し、一時はトップに躍り出るが、中嶋も一歩も引かず、最後には1分37秒070までタイムを縮めてオリベイラを上回り、連続ポールポジションを決めて見せた。
 また、ここでも3位、4位はスリーボンド勢が占め、3位モンティン、4位横溝で予選を終えた。

 なお、今回から急遽参戦が決まった#16塚越広大は第15戦10番手、16戦は9番手とまずまずの出来。走るたびにタイムを縮める飲み込みの良さで、同じFD出身の#10武藤英紀や#2高崎保浩と互角に渡り合って見せた。

 F3第15戦の決勝は今日午後4時30分から15周で、第16戦は明日午後1時より21周で戦われる。

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