Japanese F3

JF3:第16戦富士決勝 国本京佑が今季3勝目を飾る

f3_r16_r_kunimoto  全日本F3選手権第16戦は31日、富士スピードウェイで21周の決勝を行い、国本京佑(トムス)が予選2位からスタートでトップに立つとそのまま逃げ切り今季3勝目を飾った。

 富士スピードウェイ上空は、雲の量は増えてきたものの雨が落ちることはなく、フォーミュラ・ニッポンフリー走行、FCJ第14戦決勝を経て路面はほぼ乾き、ドライコンディションでのF3第16戦を迎えた。

 10時20分定刻、全16台がフォーメーションラップに入り、1周を回ってグリッドに着いた。

 レースは国本京佑(トムス)の好スタートで始まった。イン側から昨日チャンピョンを決めたカルロ・ヴァン・ダム(同)の横をすり抜けトップで1コーナーに。2位にバン・ダムが、3位には予選順位のまま井口卓人(同)がつけた。

 トップに立った国本は好調だ。徐々に2位以下との差を離し、誰にもその座を脅かされることなく、そのまま21周を走りきり今季2勝目を飾った。

 2位でレースをスタートしたヴァン・ダムは、トップを追うどころではなく、3位の井口の追撃を振り切るのに防戦一方。何度か1コーナーで背後に迫られるが、これを凌ぎきり2位のままチェッカーを迎えた。井口はヴァン・ダムをオーバーテイク寸前まで攻めたがペースが安定せず、レース終盤にはその差も徐々に開き、3位に甘んじる結果となった。

 ナショナルクラスはアレキサンドラ・インペラトーリ(PTRS)が、スタートで山内英輝(トムス)をかわしクラストップに立ったが、5周目の1コーナーでインから山内にかわされ同2位に落ちた。同トップに立った山内は、徐々に差を開き始め、最終的には独走でクラス優勝を飾った。2位にはインペラトーリが入り。3位には安岡秀徒(ルボーセ)をパスした松下昌輝(AIM)が入った。また、山内はこの優勝で、初代ナショナルクラスのドライバーズチャンピオンに輝くこととなった。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum



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