
B-Max Racing Team(チーム総代表・SFLチーム代表 組田龍司)は、9月14〜15日、岡山国際サーキットで行われた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第13~15戦に参戦し、小出選手が2勝、フレデリック選手が1勝と、3レースすべてで優勝を飾るとともに、ワンツーフィニッシュも成し遂げました。
ドライバーズランキングでも小出選手が2位との差を29ポイントに広げ、チームランキングでも逆転でトップに立ちました。
マスタークラスは、DRAGON選手が3連勝を飾り、今田選手とのチャンピオン争いで優位に立ちました。
■第13、14戦予選(9月14日(土)午前10時10分~10時40分)
9月半ばとは思えない猛暑に見舞われた予選日。前日の練習走行からの好調を維持した小出選手は、予選開始早々、他の選手に先んじてコースに出ると、好タイムを連発して、2位のフレデリック選手に第13戦では0.680秒、第14戦も0.261秒の差をつけ、ダブルポールポジションを獲得しました。
フレデリック選手は小出選手に後れはとったものの、前大会の不調を払拭する走りを見せて、両レースとも2位。荒川選手は、セッティングが決まらず苦戦し、自身のワーストグリッドとなる7位と6位でした。

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ドライバー |
Rd13予選タイム(順位) |
Rd14予選タイム(順位) |
Point(累計) |
| 1号車 |
K.フレデリック |
1分22秒351( 2) |
1分22秒383( 2) |
0(16) |
| 50号車 |
小出 峻 |
1分21秒671( 1) |
1分22秒122( 1) |
1+1(54) |
| 51号車 |
荒川 麟 |
1分22秒847( 7) |
1分22秒769( 6) |
7(35) |
- 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:32度、路面温度:38度
■第13戦決勝(9月14日(土)午後2時30分~25周)
小出選手はややホイールスピンをしてしまい、フレデリック選手に並びかけられますが、トップを守って1コーナーをクリア。その後は1分24秒台の安定した速さでフレデリック選手との差を、5周目に3秒、10周目には6秒と確実に開いていきました。
11周目に6位走行中の荒川選手がアトウッドカーブでコースオフ。これによりセーフティカーが入り、小出選手のリードはリセットされてしまいますが、リスタート後も小出選手の速さは衰えず、完璧なレース運びで25周を走りきって今季5勝目を飾りました。
フレデリック選手は、終盤3位の選手に追い上げられる場面もありましたが、スタートから2位のポジションを守り、5月の開幕大会以来の表彰台に上りました。

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ドライバー |
決勝順位 |
ベストタイム(順位) |
Point(累計) |
| 1号車 |
K.フレデリック |
2位 |
1分24秒519( 2/13) |
7(23) |
| 50号車 |
小出 峻 |
1位 |
1分24秒035( 1/13) |
10(64) |
| 51号車 |
荒川 麟 |
DNF |
1分24秒866( 4/13) |
0(35) |
- 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:33度、路面温度:48度
■第14戦決勝(9月15日(日)午前9時00分~17周)
朝からの雨でコースはハーフウェットとなりましたが、スタート時には薄日が差し、全車スリックタイヤを履いてグリッドに並びました。
スタートは、PPスタートの小出選手が制しますが、濡れた路面でペースが上がらず、加えてアトウッドカーブの立ち上がりでアクセルが全開にならないトラブルが発生。若干失速してしまい、この間にフレデリック選手がトップに立ちました。
レースは、1周目と5周目に起きたアクシデントで、二度セーフティカーが入り、その間に路面は徐々に乾いていきました。トラブルが解消した小出選手は、路面がドライになるに連れて本来のペースを取り戻し、10周目には1.8秒あったフレデリック選手との差を、15周目には0.6秒まで縮めて背後に迫りました。
しかし、逆転するまでには至らず、フレデリック選手が逃げ切って、参戦11戦目にして嬉しい初優勝を飾りました。
荒川選手はスタートで順位を落としてしまい、7位フィニッシュでした。

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ドライバー |
決勝順位 |
ベストタイム(順位) |
Point(累計) |
| 1号車 |
K.フレデリック |
1位 |
1分23秒774( 3/13) |
10(33) |
| 50号車 |
小出 峻 |
2位 |
1分23秒725( 2/13) |
7(71) |
| 51号車 |
荒川 麟 |
7位 |
1分24秒607( 7/13) |
0(35) |
- 天候:曇り、コース:ウェット、気温:27度、路面温度:29度
■第15戦決勝(9月15日(日)午後1時55分~18周)
予報に反して天候は崩れず、曇り空のもとドライコンディションでスタートを迎えました。今大会三度目のフロントローに並んだ小出選手とフレデリック選手は、スタートを決めると、ワンツー態勢で周回を重ねました。
この週末、完璧ともいえる仕上がりを見せる小出選手は、5周目には早くも2位フレデリック選手に対し3秒のマージンを築くと、その後もペースを緩めることなく、独走に持ち込み、今大会2勝目、今シーズン6勝目のチェッカーを受けました。
2位以下は、フレデリック選手の後方に、小林選手、野中選手、荒尾選手が1秒弱の等間隔で続くという展開になりましたが、最後まで順位が変動することはなく、B-Maxチームが、この週末三度目のワンツーフィニッシュを飾り、岡山大会を締めくくりました。
今大会の結果、小出選手はドライバーズランキングで2位野中選手に29ポイントと大きく水を開けることになりました。また、チームランキングでも僅差ながらB-Maxがトップに立ちました。

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ドライバー |
決勝順位 |
ベストタイム(順位) |
Point(累計) |
| 1号車 |
K.フレデリック |
2位 |
1分25秒249( 5/12) |
7(40) |
| 50号車 |
小出 峻 |
1位 |
1分24秒658( 1/12) |
10(81) |
| 51号車 |
荒川 麟 |
8位 |
1分25秒414( 8/12) |
0(35) |
- 天候:曇り、コース:ドライ、気温:32度、路面温度:39度
- 1号車ドライバー ケイレン・フレデリック選手コメント
-
2位が2回、優勝が1回、しかも初優勝を飾ることができ、チームにとっても自分にとっても素晴らしい週末でした。これまでの積み重ねが、結果として表れたことは、本当に良かったと思います。ただ、まだ改善しなければいけない点もあるので、差を縮めるために努力を続けたいと思います。
次の鈴鹿は、自分にとって新しいサーキットでもあるし、世界中の多くのドライバーが「ドライバーズサーキット」と言って讃えているトラックなので、とても楽しみにしています。きっと鈴鹿でも良いパフォーマンスが発揮できると思います。
- 50号車ドライバー 小出 峻選手コメント
-
ドライバーの力、チームの力、そして運の3つが揃わないと、レースで勝つことはできませんが、今週末はすべてが揃っていたと思います。クルマも最高に良かったですし、自分もそこにアジャストすることができ、運も味方してくれました。これまで積み上げてきた準備や想いが実を結びんだという気がします。
岡山は昨年も3連勝したコースですし、シミュレーターでも走り込んでいますので、他に比べて特段得意というわけではありませんが、相性は良いのかもしれません。
ランキングでもかなり優位に立ちましたが、あまり先のことを考えて目先のことが疎かになってもいけませんので、ここからも一つひとつのレースを、やり切ったと言えるものにして、その結果がチャンピオンという形になれば良いと思います。
- 51号車ドライバー 荒川 麟選手コメント
-
今週末、初めてライツで岡山を走りましたが、初日からどうもフィーリングが良くなくて、さまざまなことを施しましたが、日を追うごとにそれが改善ではなく、逆に悪くなっていってしまったという感じです。その原因が何だったのかは、3レースを終えても見えてこないというのが正直なところです。
今シーズンはスポット参戦で、次の参戦は分かりませんが、このまま終わるのは悔いが残るので、ぜひリベンジをしたいと思います。
■マスタークラス■
■第13、14戦予選
前大会から4選手の速さが拮抗しつつあるマスタークラス。金曜日に行われた練習走行では、4選手のベストタイムが0.1秒以内に収まるという超僅差となり、これまでの今田選手対DRAGON選手という構図から四つ巴の戦いに移りつつあります。
今大会の予選では、DRAGON選手と清水選手がやや抜き出る形になり、第13戦は唯一1分24秒台に入れたDRAGON選手が、清水選手を抑えて今季初のクラスポールポジションを奪取しました。
第14戦では、藤原、今田選手も巻き返して4選手のタイムが接近しましたが、終盤に1分24秒905をマークした清水選手が、DRAGON選手を抑えて今季二度目のクラスポールを獲得しました。

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ドライバー |
Rd13予選タイム(順位) |
Rd14予選タイム(順位) |
Point(累計) |
| 4号車 |
今田信宏 |
1分25秒705(M3) |
1分25秒230(M4) |
0(74) |
| 8号車 |
清水康弘 |
1分25秒169(M2) |
1分24秒905(M1) |
1(36) |
| 13号車 |
藤原 誠 |
1分25秒716(M4) |
1分25秒095(M3) |
0(36) |
| 30号車 |
DRAGON |
1分24秒975(M1) |
1分24秒925(M2) |
1(73) |
■第13戦決勝(25周)
11周目のセーフティカーランまでは、トップを快走するDRAGON選手が2秒のマージンを築いていましたが、リスタートで今田選手が急接近。ランキングでも競り合う両者の意地のぶつかり合いは、21周目に今田選手がDRAGON選手に接触するという形になってしまい、今田選手はグラベルでストップ。
この混乱に乗じて、藤原選手が、接触でペースの落ちたDRAGON選手に接触しながらやや強引に抜き、清水選手とのバトルも制してトップでチェッカーを受けました。
しかし、レース後、今田選手と藤原選手には、「危険なドライブ行為により接触を引き起こした」として、プラス10秒のペナルティが課され、DRAGON選手が今季4勝目を飾るとともに、ランキングでも今田選手を逆転してトップに立ちました。

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ドライバー |
決勝順位 |
ベストタイム(順位) |
Point(累計) |
| 4号車 |
今田信宏 |
DNF |
1分26秒853(M2) |
0(74) |
| 8号車 |
清水康弘 |
M3位(総合11位) |
1分26秒973(M3) |
5(41) |
| 13号車 |
藤原 誠 |
M2位(総合10位) |
1分27秒092(M4) |
7(43) |
| 30号車 |
DRAGON |
M1位(総合09位) |
1分26秒795(M1) |
10(83) |
■第14戦決勝(17周)
スタートでジャンプアップした今田選手が、クラスポールスタートの清水選手をかわしますが、勢い余ってウィリアムズコーナーでスピン。直後にいた清水選手を巻き込んでクラッシュしてしまい、2台ともにフロント部にダメージを負って、その場でリタイアとなってしまいました。
これで、DRAGON選手と藤原選手の一騎討ちになりましたが、濡れた路面でのペースは経験に勝るDRAGON選手が藤原選手を圧倒。二度目のセーフティカーランが明けた10周目には早くも5秒の差をつけ、その後も毎ラップ2秒から3秒速いペースで走り、最終的に20秒という大差をつけて、第13戦に続く連勝を飾りました。

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ドライバー |
決勝順位 |
ベストタイム(順位) |
Point(累計) |
| 4号車 |
今田信宏 |
DNF |
– |
0(74) |
| 8号車 |
清水康弘 |
DNF |
– |
0(41) |
| 13号車 |
藤原 誠 |
M2位(総合 9位) |
1分29秒387(M2) |
7(50) |
| 30号車 |
DRAGON |
M1位(総合 8位) |
1分27秒453(M1) |
10(93) |
■第15戦決勝(18周)
第14戦の接触により車両にダメージを負った今田選手が出走を取り消し、レースは3選手による戦いとなりました。
ホイールスピンをしてしまったDRAGON選手を尻目に、スタートを決めた藤原選手がトップに立ち、序盤をリードしますが、ペースの上回るDRAGON選手が迫り、背後にぴたりとつけプレッシャーをかけ続けました。
8周目にDRAGON選手が仕掛けると、藤原選手も無理に抑えることはせず、ここでトップが交代。以降は、DRAGON選手、藤原選手、清水選手が1秒から2秒の間隔で連なり、その状態のままフィニッシュを迎えました。
この週末3連勝を果たしたDRAGON選手は、今田選手がノーポイントに終わったことで、今田選手に29ポイント差をつけてシリーズをリードすることになり、チャンピオン争いで俄然優位に立ちました。

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ドライバー |
決勝順位 |
ベストタイム(順位) |
Point(累計) |
| 4号車 |
今田信宏 |
DNS |
– |
0( 74) |
| 8号車 |
清水康弘 |
M3位(総合12位) |
1分27秒401(M2) |
5( 46) |
| 13号車 |
藤原 誠 |
M2位(総合11位) |
1分27秒524(M3) |
7( 57) |
| 30号車 |
DRAGON |
M1位(総合10位) |
1分27秒053(M1) |
10(103) |
- 4号車ドライバー 今田信宏選手コメント
-
すべてが噛み合わない週末でした。予選でも速さを見せることができず、レースは2回とも接触で終えてしまいました。決して速さがなかったわけではありませんが、予選で下位に沈んだことで、オーバーテイクしなければという思いから、結果として無理をすることになり、ミスが生じてしまいました。とはいえ、4選手の速さが拮抗するなかでは、ある程度無理をしないと前には出られませんからね。
チャンピオン争いはかなり厳しくなりましたが、ディフェンディングチャンピオンの速さを見せるためにも、まずは鈴鹿で3連勝、できれば残る6戦すべてをポール・トゥ・ウィンで締め括りたいと思います。
- 8号車ドライバー 清水康弘選手コメント
-
今週末は、走り出しから比較的いい手応えを感じていて、予選も僅差でしたが1つPPを獲得できました。ただ、決勝は終盤トップを狙える位置ながら、接触でマシンにダメージを与えてしまったり、PPスタートながら他車に巻き込まれる形でクラッシュしてしまったりと、残念な結果になりました。それでもメカニックたちに懸命にマシンを修復していただき、最後の決勝は完走することができました。
このレースウィークでは、本当に様々な状況を経験出来たので、これをプラスに捉えて自分の今後の速さに繋げていきたいです。次の鈴鹿も久しぶりに走るサーキットになりますが、とにかく勝ちたいです。頑張ります。
- 13号車ドライバー 藤原 誠選手コメント
-
岡山はSUGOと同様に、飛び出したらクラッシュするリスクの高いコースですので、どこまで攻められるのかを探りながら詰めていきました。でも、最後までウィリアムズコーナーが攻めきれなかったことで、アトウッドからバックストレートで近づかれ、ヘアピンで前に出られるというパターンが二度ありました。そこがこの週末の大きな課題でした。
前回の富士は、スリップストリームを使って前に出るチャンスの多いコースでしたので、気持ちに余裕を持って臨むことができましたが、岡山のようなコースでは、なんとか付いていっているという状態で、まだまだ力不足を感じています。
- 30号車ドライバー DRAGON選手コメント
-
4人の実力がかなり近づいていて、決勝でぶっちぎって勝つのはかなり難しい状況になっています。そのなかでの3連勝ですから、素直に嬉しいですね。
特に3レース目は、この週末で唯一スタートをミスして出遅れましたが、後ろから抜くポイントをじっくり見極めて、プランどおりの展開に持ち込むことができました。
チャンピオンシップポイントは、今田選手のノーポイントでかなりリードすることになりましたが、まだ残り6戦ありますし、今回と逆のことが起きる可能性もあるわけですので、気を抜かずにいきたいと思います。

B-Max Racing Team Release
- 優勝 山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)
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「後ろがけっこうバトルしてくれたので、ラッキーでした。どれぐらいのペースで走ったらいいのか、自分が先頭で走ってそのまま勝ったことが無かったので、ミスしないようにと、ドキドキしていました(笑)。VITAのレースでは耐久で相方のおかげで勝ったのはありましたけれど、スプリントでポール・ツー・ウインは初めてなので、嬉しいです」
- 2位 ニシハマヤスユキ(ETA白波ワークス VITA)
-
「スタートが決まっていむらさんの前に出られたので、88番の後ろにつけて、向うがシフトミスしたのか最終コーナーで失速したので、そこで前に行かせてもらいました。後は前について行くレースでしたね。山本さん速かったので、間合いは詰まっていきましたけれど、追いつくところまでは行けませんでした。クルマの調子はしっかり整備してもらって、よかったです」
- 3位 鈴木智之(メッカ・Verity・VITA)
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「最終コーナーでシフトミスして、2台前にいかれて。元のポジション(2位)まで戻したかったのですが、ちょっとペースが足らず、3位まで戻して終わりでした。ちょっと悔しいです。クルマの調子はよかったですけれど、ワンミスですぐ順位が落ちちゃうので、そこがね。ミスしないように調子よくってのが今後の課題ですね」
- 4位 いむらせいじ(オートルックVITA-01)
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「クルマは調整して速くなったのですが、まわりは速くてミスもしないので追いつくペースは無かったですね。とにかく暑くて疲れました(苦笑)」
- 5位 石原貴博(ティーエムオート・VITA-01)
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「ついて行くのがいっぱいいっぱいというか、ついて行けなくて機会がなかったレースでしたね(苦笑)。なかなか思うようには行かなかったです。速く走れていないのだからミスのオンパレードなのかな、とも思いますけど(笑)。いまのやれる限りのことをやってクルマをゴールまで運んだ感じです。山本さんからこのマシンを譲っていただいて去年の9月にここで走って、1年ぶりでした。もっと涼しくなって走るはずだったのが、ちょっと暑い時期になってしまいました」
- 6位 I.KUMURA(VTIA)
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「この順位はラッキーばっかりでした。今日はラッキーづくめで(笑)。あまり練習もできていなかったので、どうかな? と思っていたのですが、皆さん大変な中でたまたまラッキーが続きました。次はもっと頑張って、前を目指して頑張ります」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

VITA Trophyシリーズ第4戦公式決勝が9月15日(日)に筑波サーキットで行われ、ポールポジションからスタートの山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)が一度もトップを譲らぬ完勝で、優勝とシリーズチャンピオンを獲得した。
決勝は午後3時16分にフォーメーションラップ開始。筑波サーキットの気温は35.7度、時折強めの風が吹くコース上だが路面温度49.5度とうだるような熱さでドライコンディションだ。
全12台がグリッドに整列しレッドライト消灯でレーススタート。ポールシッターの山本の加速がよくホールショットを奪って第1コーナーへターンイン。フロントロウ2番手から発進の鈴木智之(メッカ・Verity・VITA)がそれに続く。後方ではセカンドロウ発進のいむらせいじ(オートルックVITA-01)とニシハマヤスユキ(ETA白波ワークス VITA)が競い合い加速がよかったニシハマがいむらのアウト側から被せるように第1コーナーに入りサイド・バイ・サイドで第2コーナーを抜け、S字の手前でオーバーテイク、3位の座を奪い取る。
スタートがよかった山本選手だがバックストレートでは鈴木が背後に迫りテール・ツー・ノーズでオープニングラップを終了、その差は0.289秒。3位ニシハマはいむらとのバトルで少し遅れて0.822秒差。さらにいむら、石原貴博(ティーエムオート・VITA-01)がそれぞれ0.325秒差、0.345秒差とトレイン状態になっている。
2周目の第1コーナー進入でも鈴木は山本のスキを伺う動きを見せるが山本は落ちついてコーナーへ入る。鈴木は逆にニシハマの接近を許し、3周目にはテール・ツー・ノーズ状態に持ち込まれるとコントロールライン上で真横に並ばれて、第1コーナーでニシハマがオーバーテイク完了、2位に浮上する。
3位に落ちた鈴木に今度はいむらが襲いかかり、4周目にオーバーテイク成功。これでいむら3位、鈴木4位だ。
後方でのバトルをよそに山本はリードを1.846秒まで拡大するが、ここから2位ニシハマが挽回を開始。6周目にここまでのファステストラップ、1分4秒811を出して1.498秒差。7周目、8周目とその差を削り取り1.405秒差とする。3位争いも再び激化。コントロールラインを同タイムで通過したいむらと鈴木が並んで第1コーナーへ飛び込むと、サイド・バイ・サイドで第2コーナーまで抜けるてS字の入り口でイン側の鈴木がオーバーテイクに成功、3位のポジションを奪回する。
この間7位を走行していた平川が第2ヘアピンからの立ち上がりでストップ。チームによると燃料系の問題でエンジンが止まってしまったとのこと。
ニシハマはじわじわとギャプを削り取り、10周目にトップ山本と1.372秒差、さらに11周目1.237秒差と迫る。しかしここから山本がギアを1段上げたか再加速。13周目1.577秒差、14周目1.663秒差とニシハマを突き放しにかかりファイナルラップに突入。最後はややペースを落としながらトップチェッカー。優勝を飾った。2位ニシハマ、3位の鈴木は11周目に1分4秒508と本日のファステストラップを記録。以下4位いむら、5位石原、6位I.KUMURA(VTIA)というトップ6となった。
この結果今年のVITA Trophyシリーズの順位は 山本が25ポイントでシリーズチャンピオンを獲得、2位いむら21ポイント、3位西濱(ニシハマ)18ポイントということになった。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
- ポールポジション 山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)1分4秒229
-
「メカニックがいいマシンをつくってくれて、いい感じだったのでよかったです。位置取り的にいまいちかと思って、単独で走る感じになったのですが、それはそれで邪魔されないで走れてよかったかも。昨日の練習では(最終コーナーで)飛び込み過ぎて、刺さっちゃったのですが、今日は抑え目に行ったので大丈夫です(笑)」
- 2位 鈴木智之(メッカ・Verity・VITA)1分4秒530(+0.301秒)
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「ちょっと予選アタック失敗してタイム出なかったですけど、まぁまぁ調子はいいので、決勝は巻き返せるかな。山本さんとは大きく放れちゃったけれど、ミスが無ければ追いつけるかな、と思います」
- 3位 いむらせいじ(オートルックVITA-01)1分4秒558(+0.429秒)
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「ニシハマさんと当たって、アライメントが狂っちゃったので、そこで終わりでした。頑張ってもタイムが出なくて。そこまで調子よくて1分3秒台に入れるつもりだったのですけど、もうダメでしたね。ストレートで(車速が)伸びなくなってしまったので。決勝ではそこを直していきます」
Text: Junichi SEKINE

VITA Trophyシリーズ第4戦公式予選が9月15日(日)に筑波サーキットで行われ、シリーズランキグ2位の山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)が2位に0.301秒の大差をつけてポールポジションを獲得した。
9月も中旬だが筑波サーキットは相変わらずの猛暑で午前10時10分の予選開始時点で早くも気温は32.8度。風はあるものの太陽に焼かれた路面温度は40.9度とマシンにも選手にも厳しいコンデションだ。
エントリーは12台、袖ケ浦での第2戦/第3戦で連勝しシリーズランキング首位のいむらせいじ(オートルックVITA-01)をはじめランキング2位の山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)、さらに開幕戦2位のニシハマヤスユキ(ETA白波ワークス VITA)、同3位の平川圭介(ELIVレーシングVITA)などが出場する。
平川を先頭に12台全車がコースイン。15分間の予選が開始。
まずは残り13分、平川が1分5秒407のトップタイムを出し、2番手に中島正之(ビーンズスポーツ2年目VITA)、3番手鈴木智之(メッカ・Verity・VITA)と続く。平川は続く周回で4秒973までタイムを削るが、直後に鈴木が4秒627のトップタイム、続いていむらが4秒696、山本が4秒666と立て続けに平川を上回るタイムを出す。さらには1年ぶり参戦の石原貴博(ティーエムオート・VITA-01)が4秒786をマークして4番手へ上がる。これで平川5番手。
予選が後半に入った残り7分、山本が1分4秒229をマークしてトップに立つ。2番手鈴木に対して0.398秒という大差だ。山本は早々に予選を終えてピットに戻る。さらにニシハマが4秒770をマーク、4番手に浮上するとこちらもピットイン。このあたりは決勝に向けたタイヤの温存か。
残り5分を切って各車タイムが更新されない中、ランキング4位の岸本直也(Raise UP VITA01)1分5秒825で10番手にポジションアップ。
さらに残り2分、2番手鈴木が1分4秒530、3番手いむらが4秒658と終盤に来て自己ベストを更新するもトップ山本選手とは0.3秒以上の差で順位が確定した。以下4番手#17ニシハマ、5番手石原、6番手平川トップ6になった。
決勝は午後3時10分スタート予定だ。




Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
- 優勝 伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)
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「(厳しい展開だった?)ちょっと焦りましたけれど。酒井君との接触は俺がイン側に入っていて、それを閉められちゃったという感じで。(ダメージは?)アライメントが狂ったみたいなのとウイングがちょっとだけなので、こっちは軽症でした。これで正式結果が確定ならチャンピオンにも近づくので。次でちゃんと勝ちきって終わりたいですね」
- 2位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)
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「(伊藤とのバトルは?)ちょっとインを開け過ぎましたね。そういった意味では立ち回りの重要性というのが、もう後半戦ですけれどまだわかっていなかった。ちょっともったいない抜かれ方だったな、と思います。リスタート直後まではいいレースだったので、こういう結果になったのは残念です。トップに立って負けたのは富士と2回目だし。最終戦、筑波富士シリーズは1ポント差なので、そこを考えないっていうのは無理なので、頭の片隅には置いといて、次も優勝めざしてがんばります」
- 3位 津田充輝(ファーストガレージKK-SII)
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「自分の予選の走りを思い出しながら、という感じで。途中まではペース的に悪くなかったので、なるべく攻めでいこうって考えていました。その通りにはできましたが、1位2位とはまだダイムの差があるので、そこは走りを直していきます。最終戦もがんばります」
- 4位 角間光起(ELIVレーシング10VED)
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「ペース的に、決勝の間上げていきたいところだったのですが、上がらなかったです。中断明けにバトルになって、伊藤選手と石井君の2台の争いについていければ、って思っていたのが、そこに気を取られすぎて、津田選手に第2ヘアピンで仕掛けられてしまうことになったので、そこは自分の甘さが出たレースだったなと思います。ポイントランキング的には次勝てば目があるので、今回の反省もいかして次頑張っていきたいなと思います」
- 5位 小田部憲幸(フォースリンクZAP ED)
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(6位フィニッシュ直後の談話)「最低限の結果ですかね。前がいなくなって、クリーンにスタートできるかな、と思って。その通り(スタートは)よかったのですが、鈴木選手の脇に並ぶまでにはいかず、ノーズが入ったかな、くらいで。リスタートも同じくらいだったので、もうちょっと並びたかったかなって思います。ちょっといまいちでした。次は鈴鹿に修行しに行きます。こてんぱんにやられてもいいので」
- 6位 中村ブンスーム(ファーストガレージ10V)
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(繰り上げ確定後の談話)「嬉しいところもありますが、ラッキーな6位という感じです(苦笑)。レースは(前に)ついて行くしかない感じで、速さも全然なくて、やれるだけは飛ばそう、みたいにずっと走っていました。順位あがって嬉しいという気持ちは受け止めて、もっと速くなって、次こそは実力で上にいけるようにと思ってがんばります」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA

2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第7戦決勝は9月15日(日)に筑波サーキットで開催され、フロントロウからスタートの酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)と伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)がスタート直後からトップ争いを展開するも接触、生き残った伊藤が赤旗明けの石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)とのバトルも制して2020年以来の優勝を飾った。
どこへ行っても「暑いね」が挨拶となる9月の筑波、午前中の予選から既にうだるような暑さだったが、決勝開始時点でさらに温度は上昇、気温35.9度、路面温度50.7度。ドライバーはぎりぎりまでスポットクーラーや扇風機の前で身体を冷やし、出走間際に慌ただしくレーシングスーツやヘルメットを着用してマシンに乗り込む。午後1時54分コースイン開始。コースでは時折風が吹き抜けていくが路面の熱を冷ますほどではない。
午後2時2分フォーメーションラップ開始、ポールシッターの酒井を先頭にコースを1周するが、隊列の中から7番手の秋山健也(スーパーウインズKKS2)が離脱、ピットロードを力なく走るとピットエントリー手前で止まってしまう。秋山によるとドライブシャフトが折れたとのことで、KKS-2を投入以来マスタークラスのみならず総合で上位を争っている秋山の今日のレースはここで終わった。
秋山を除く16台がグリッドに戻り、レッドライトが消灯して18周の決勝レースがスタート。ポールポジションからスタートの酒井がホールショットを奪ってトップで第1コーナーへ。フロントロウから発進の伊藤が続き、3位石井、4位角間光起(ELEVレーシング10VED)とグリッド順に第1コーナーへ。後方で蹴り出しがよかったのが8番手スタートの落合蓮音(ファーストガレージKKS-2)で、第1コーナーで6番手スタートの鈴木悠太(ZAP SPEED KKS2)のインを突いてポジションアップ。6位につける。同じくスタートがよかったのが10番手スタートの小田部憲幸(フォースリンクZAP ED)で8位にジャンプアップ、同じく11番手スタートの内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)も9位にアップしている。
オープニングラップを終えてトップ酒井と2位伊藤のギャップは0.482秒。ストレートエンドでは3車身程度の差。3位石井はそこから0.38秒、4位角間も0.476秒とほぼ等間隔だが角間の背後には津田充輝(ファーストガレージKK-S2)が迫っている。
酒井と伊藤の距離は2周目、3周目、4周目もほぼ変わらず0.4秒前後の間合い。3位石井も0.6秒差で続き、4位角間は0.3秒差の津田との防戦に追われているのか、じわじわと離されて4周目で1.5秒以上の差がついた。
5周目に入って伊藤がペースを上げたか酒井に接近、テール・ツー・ノーズ状態でダンロップコーナーを抜けて第2ヘアピンで勝負に出て、インに伊藤、アウトに酒井という並びでターンイン。ここで酒井の右サイドポンツーンと伊藤の左フロントタイヤが絡む形になり、酒井が姿勢を乱してハーフスピン、そのままアウト側にストップしてしまう。伊藤はコースに踏みとどまりこれでトップ。しかしこのアクシデントで2位石井との間合いが0.176秒まで縮んで6周目に入ると、ここで赤旗が提示されてレースはいったん中断。コースアウトした酒井のマシンの撤去作業が行われる間全車メインストレートで待機となる。この直前に6位を走っていた落合がピットイン。トラブルのようでこのままリタイヤとなった。
レース再開は午後2時24分。SCの先導で再開、残り10周の計15周で戦われることになった。
SCがピットロードに入り伊藤の先導でレース再開。この時点でのトップ6は、
- トップ 伊藤
- 2位 石井
- 3位 角間
- 4位 津田
- 5位 鈴木
- 6位 小田部
という順。秋山が不在となったマスタークラスは 総合9位の畠山退三(Hobby Base & zap speed)がクラストップ、総合11位の竹沢茂(スーパーウィンズ10V)が2番手だ。
健闘が目立つのが12位の紀平啓佑(ELIVレーシング制動屋S2)で、昨年のスポット参戦以来1年ぶりのレース。予選ではタイムで最下位だったが決勝ではここまで順位を上げてきた。レース前の練習では昨年のシリーズ王者、小村選手をコーチに起用、大きな学びがあったと語っていたが、その成果が出ているようだ。
全車きれいにリスタートを切ると、2位の石井の加速が伸びて第1コーナーではアウトからトップの伊藤に並びかけると、サイド・バイ・サイドで第2コーナーからS字を通過。第1ヘアピンでは石井がイン側、伊藤がアウト側でホィールが絡まんばかりの位置取りで旋回すると石井がトップを奪う。3位争いも熾烈で、角間を追い詰めた津田が第2ヘアピン進入でインから差してオーバーテイク、前に出る。しかし角間はバックストレートで津田のアウト側から並んで最終コーナーに飛び込む。両車そのままコーナーを抜けるがアウト側の角間が路側帯で踏みとどまる間に僅かにアクセルを戻したか、メインストレートでの加速で津田が先行。3位の座を奪い取る。
トップに出た石井は伊藤に0.425秒の差をつけて通算8周目を完了、しかし今回マシンが好調だと話していた伊藤は諦めることなく前を追いかけ9周目は0.253秒差と石井を追い詰める。3位津田はこの2台から0.9秒近い差がつき、角間とは0.387秒差と依然緊迫している。
そして11周目のコントロールライン上で伊藤は0.165秒差と石井のテールに食らいついて12周目に突入。メインストレートの後半で石井のスリップストリームから右サイドに抜け出て第1コーナー手前でオーバーテイク、トップの座を奪回する。石井も必死に追いすがるが伊藤はこの周59秒164のファステストラップを出して0.484秒差とすると、続く13周目0.654秒、14周目0.878秒と逃げを打つ。3位津田はそこから1.3秒差、4位角間も0.898秒とやや間合いがひろがり、以下5位鈴木、6位小田部と続く。
ファイナルラップ、伊藤はさらにマージンをひろげて1.238秒の差をつけてチェッカードフラッグの下を通過、右手を掲げたガッツポーズで4シーズンぶりの優勝を誇示した。石井はまたしても2位で初優勝はお預け、ダルマの目はいつ入るのか。3位津田は開幕戦以来の表彰台、長らく続いたスランプからこれで脱却か。以下4位角間、5位鈴木、6位小田部というトップ6のフィニッシュとなった。
しかしながらレース後の車検で5位フィニッシュの鈴木が失格となり、小田部が5位、そして7位フィニッシュだった中村ブンスーム(ファーストガレージ10V)が6位に繰り上がった。
鈴木の失格理由が「決勝レース後の車検不成立」ということでレース後車検を受けなかったということのようだ。
今回の結果により、JAF筑波・富士シリーズのトップは84Pで伊藤が浮上、2位は83Pの石井、3位65Pの角間と、ここまでにチャンピオンの目が残った。
筑波・富士S-FJ選手権最終第8戦は10月27日に筑波サーキットで行われる。









Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Miuze NOINE
SEPTEMBER RACE MEETING in TSUKUBA -RIJ- (2024/09/18) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 7 筑波サーキット 2.045km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 14 | | | 伊藤 駿 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 15 | 29'26.397 | - | - |
| 2 | 53 | | | 石井 大雅 | ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 | 15 | 29'27.635 | 1.238 | 1.238 |
| 3 | 52 | | | 津田 充輝 | ファーストガレージKK-S2 MYST KK-S2 | 15 | 29'29.135 | 2.738 | 1.500 |
| 4 | 91 | | | 角間 光起 | ELEVレーシング10V ED TOKYO R&D RD10V | 15 | 29'30.326 | 3.929 | 1.191 |
| 5 | 78 | | | 小田部 憲幸 | フォースリンクZAP ED MYST KK-S2 | 15 | 29'32.215 | 5.818 | 1.889 |
| 6 | 54 | | | 中村 ブンスーム | ファーストガレージ10V TOKYO R&D RD10V | 15 | 29'32.580 | 6.183 | 0.365 |
| 7 | 39 | | | 塚本 凜世 | F-BrainウィンズS2 ED MYST KK-S2 | 15 | 29'33.745 | 7.348 | 1.165 |
| 8 | 22 | | | 内藤 大輝 | RCIT RaiseUP ED MYST KK-S2 | 15 | 29'35.397 | 9.000 | 1.652 |
| 9 | 38 | M | 1 | 畠山 退三 | Hobby Base & zap speed MYST KK-S2 | 15 | 29'35.646 | 9.249 | 0.249 |
| 10 | 18 | | | 水谷 誠 | HC桶川MRPytt ZAP ED TOKYO R&D RD10V | 15 | 29'41.986 | 15.589 | 6.340 |
| 11 | 16 | M | 2 | 竹沢 茂 | スーパーウィンズ10V TOKYO R&D RD10V | 15 | 29'43.053 | 16.656 | 1.067 |
| 12 | 72 | | | 紀平 啓祐 | ELEVレーシング制動屋S2 MYST KK-S2 | 15 | 29'45.753 | 19.356 | 2.700 |
| 13 | 24 | | | 甲山 晴翔 | Vivalavidaでさん子10V ED TOKYO R&D RD10V | 15 | 29'46.208 | 19.811 | 0.455 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ---- |
| - | 51 | | | 落合 蓮音 | ファーストガレージKKS-2 MYST KK-S2 | 5 | 5'43.157 | 10Laps | 10Laps |
| - | 55 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージKK-S2 MYST KK-S2 | 4 | 4'02.307 | 11Laps | 1Lap |
| - | 3 | M | - | 秋山 健也 | スーパーウィンズKKS2 MYST KK-S2 | - | d.n.s | - | - |
| - | *58 | | | 鈴木 悠太 | ZAP SPEED KKS2 MYST KK-S2 | - | 失格 | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 14 伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED) 59.164 (12/15) 124.434 km/h
- CarNo.58は、筑波サーキット一般競技規則第45条違反(決勝レース中の車検不成立)により、失格とした。
- ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)58秒794
-

「タイム的には千分の2秒差だったので、運が味方したのかな、って思います。前半はすごいアンダーステアで、自分の技術でどうにかしようと思っていたのですが、苦しかったです。後半に自分でアンダーステアをどうにかするような走りになってきたので、一発(タイムが)出るかな、という感じになって、なんとかまとまった周だったので、ギリギリでしたね。決勝は前回からの流れもあるので、このまま普通にスタート切って、ポール・ツー・ウインしたいと思います」
- 2位 伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)59秒796(+0.002秒)
-
「酒井君がよくやりましたよね、最後の最後でガツンとやられて、0.002秒差のトップなので、そこは純粋に『やったな』という気持ち。でも全体にクルマが調子よくて、なのでようやく本来の位置に戻って来られたなという感じがします」
- 3位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)58秒972(+0.178秒)
-

「0.178秒という差は縮められたはずのギャップでしたが、そのチャンスがあった周に走りを決めることができなかったので悔しいです。マシンも自分も調子はいいので、決勝に向けてはまずスタートをしっかりと決めて、その後の展開をうまくこなしてトップを狙います」
- 4位 角間光起(ELIVレーシング10VED)59秒084(+0.290秒)
-

「思ったような動きが作れなくて、ホントは石井君の前に出るつもりだったのですけれど。自分としても、うまくいかなかったですね。悔しいです。(途中のピットストップは?)調整とかはしなくて、後半にかけて(コンディションが変化して)動きがよくなるかな、とそのまま行ったのですが。走り方もいろいろ試したのですが、悪い流れを変えることができなくて、そのまま終わってしまった感じです。決勝は スタートが得意なので、そこで石井君に食らいつけたらな、というふうに思っています」
- 5位 津田充輝(ファーストガレージKK-SII)59秒140(+0.346秒)
-

「ホントはもっとタイム上げたかったですが、昨日の練習の感じからすると、こんなものじゃないかな、と思って、特に焦ったりとかはないです。決勝のポイントは前回、前々回とスタート位置から2番とか順位落としたことが多いので、それを無くしていきたいです。仮にそう(出遅れ)だとしても、落ち着くことが大事だと思うので、そこを、気持ちを落ち着かせていきたいです」
- 6位 鈴木悠太(ZAP SPEED KKS2)59秒187(+0.393秒)
-

「フォーミュラも筑波もあまり経験がないので、その中でも自己ベストを更新できたので、ベストは尽くせたかな、と思います。まだ今年カートをメインでやっていたので、8月ぐらいからフォーミュラに切り替えたので、徐々にスキルも上がってきたのかな、と思います。カートからの乗り換えも技術的には大差ないかな、と思うのでそんなに苦戦はしていないです。決勝はスタートがカートよりも大事なので、ちゃんとスタート決めて、そこからは慎重に完走することを目標にがんばります」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第7戦公式予選は9月15日(日)に筑波サーキットで開催され、酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)が残り時間5分で伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)を千分の2秒差に逆転。ポールポジションを獲得した。
ひと月半のインターバルで迎えた第7戦だが9月に入ってもうだるような暑さが続く北関東の筑波サーキットは、S-FJの予選が始まる午前9時45分時点で早くも気温33.1度、路面温度41.6度という厳しい暑さだ。第6戦の順位に従い、酒井~石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)~塚本凜世(F-BrainウィンズS2ED)という順に17台がコースイン。20分間のタイムアタックが始まった。
ウオームアップを終えて計測2周目、早くも伊藤が1分を切って59秒218でトップ、2番手石井が59秒350、3番手津田充輝(ファーストガレージKK-S2)59秒515と続く。続く周回で石井は59秒180でいったんトップに立つものの、直後に伊藤が59秒052を出して再逆転。さらに酒井が59秒222で3番手へ。4番手は角間光起(ELEVレーシング10VED)の59秒334。角間は現在筑波富士シリーズ3位、筑波単独でのシリーズランキングでは首位に立っている。
残り15分、伊藤は58秒台に入れて58秒796、酒井が59秒119で2番手へ浮上するが0.323秒の差がある。3番手石井で4番手に59秒253で落合蓮音(ファーストガレージKKS-2)が上がってくる。
3台が出場のマスターズクラスのトップは総合9番手の秋山健也(スーパーウインズKKS2)だ。
酒井は残り14分に59秒075までタイムアップするが0.279秒差の2番手変わらず。4番手には59秒180で角間が再浮上。落合5番手で津田が6番手。
後方で順位を上げて来ているのが昨年来の筑波参戦の小田部憲幸(フォースリンクZAP ED)で、今年はもてぎ・SUGOシリーズを主戦場としているが、次戦までのインターバルが長いことからスポット参戦を実行。久しぶりの筑波に前日はカンを取り戻すのに苦労していたようだが、予選に入って1分2秒台の13番手からスタートし59秒879で10番手までポジションを上げて来ている。昨年も目立っていた黄色いTシャツの応援団も健在だ。
残り12分、角間が59秒084で3番手へポジションアップ、また秋山も59秒277で5番手へ。KKS-2を投入して以来、マスタークラスのみならずオーバーオールでも上位へ食い込む速さを見せてきている。残り11分で石井が59秒081を出して再度3番手へ。酒井も59秒001とタイムを上げて58秒台に迫る。
20分間の予選も折り返しを過ぎて残り時間10分。ここで伊藤がピットンイン、タイヤを点検するとピットアウトしていった。この頃からタイヤのピークが過ぎたのかタイムアップする選手が少なっており、そんな中自己ベストを更新して順位を上げたのが津田で、59秒140でチームメイトの落合を下して5番手。津田はこのところ伸び悩みが続き、練習ではいろいろと模索していると聞くが、そろそろ効果が出てきたようだ。
残り5分。酒井がついに59秒を切って58秒794を出してトップに浮上。伊藤との差は0.002秒だ。伊藤もピットアウト後に自己ベスト更新を狙って走っているが更新できない。さらに石井も58秒972と58秒台に入れるが伊藤に及ばず3番手変わらず。以下角間~津田~落合と続くと、残り3分あたりで。酒井、伊藤、石井と立て続けにピットイン。タイムアップも限界に達したようだ。
最後に自己ベストを更新してポジションアップしたのが鈴木悠太(ZAP SPEED KKS2)でチェッカードフラッグ後のアタックで59秒254をマーク、秋山をかわして7番手に上がった。
ポールポジションの座は2戦連続で酒井の手に。伊藤は0.002秒差に泣いたが、徹底的にメンテナンスされたマシンは大いに復調したということで表情は明るい。3番手石井は筑波富士シリーズランキングトップながらここまで優勝がないため、期待とプレッシャーが入り混じった状態だ。以下4番手角間、5番手津田と続き、6番手には塚本がつけていたが、走路外走行複数回のペナルティでベストタイムが抹消され9番手にドロップ、繰り上がりで鈴木が6番手となった。
マスタークラスのトップは総合7番手の秋山、2位は総合13番手の畠山退三(Hobby Base & zap speed)、3位は総合16番手の竹沢茂(スーパーウィンズ10V)という結果になった。
筑波/富士第7戦決勝は午後2時5分スタート予定、今回もまたライバルだけでなく暑さとの闘いになる。



Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
SEPTEMBER RACE MEETING in TSUKUBA -RIJ- (2024/09/18) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 7 筑波サーキット 2.045km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 55 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージKK-S2 MYST KK-S2 | 58.794 | - | - | 125.217 |
| 2 | 14 | | | 伊藤 駿 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 58.796 | 0.002 | 0.002 | 125.213 |
| 3 | 53 | | | 石井 大雅 | ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 | 58.972 | 0.178 | 0.176 | 124.839 |
| 4 | 91 | | | 角間 光起 | ELEVレーシング10V ED TOKYO R&D RD10V | 59.084 | 0.290 | 0.112 | 124.602 |
| 5 | 52 | | | 津田 充輝 | ファーストガレージKK-S2 MYST KK-S2 | 59.140 | 0.346 | 0.056 | 124.484 |
| 6 | 58 | | | 鈴木 悠太 | ZAP SPEED KKS2 MYST KK-S2 | 59.187 | 0.393 | 0.047 | 124.385 |
| 7 | 3 | M | 1 | 秋山 健也 | スーパーウィンズKKS2 MYST KK-S2 | 59.237 | 0.443 | 0.050 | 124.280 |
| 8 | *51 | | | 落合 蓮音 | ファーストガレージKKS-2 MYST KK-S2 | 59.253 | 0.459 | 0.016 | 124.247 |
| 9 | *39 | | | 塚本 凜世 | F-BrainウィンズS2 ED MYST KK-S2 | 59.296 | 0.502 | 0.043 | 124.157 |
| 10 | 78 | | | 小田部 憲幸 | フォースリンクZAP ED MYST KK-S2 | 59.318 | 0.524 | 0.022 | 124.111 |
| 11 | 54 | | | 中村 ブンスーム | ファーストガレージ10V TOKYO R&D RD10V | 59.358 | 0.564 | 0.040 | 124.027 |
| 12 | 22 | | | 内藤 大輝 | RCIT RaiseUP ED MYST KK-S2 | 59.446 | 0.652 | 0.088 | 123.843 |
| 13 | 38 | M | 2 | 畠山 退三 | Hobby Base & zap speed MYST KK-S2 | 59.614 | 0.820 | 0.168 | 123.494 |
| 14 | 18 | | | 水谷 誠 | HC桶川MRPytt ZAP ED TOKYO R&D RD10V | 59.688 | 0.894 | 0.074 | 123.341 |
| 15 | 24 | | | 甲山 晴翔 | Vivalavidaでさん子10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'00.232 | 1.438 | 0.544 | 122.227 |
| 16 | 16 | M | 3 | 竹沢 茂 | スーパーウィンズ10V TOKYO R&D RD10V | 1'00.317 | 1.523 | 0.085 | 122.055 |
| 17 | 72 | | | 紀平 啓祐 | ELEVレーシング制動屋S2 MYST KK-S2 | 1'00.380 | 1.586 | 0.063 | 121.928 |
- CarNo. 51は、筑波サーキット一般競技規則第19条1違反(複数回走路外走行)により、ベストラップを削除した。
- CarNo. 39は、筑波サーキット一般競技規則第36条2違反(ピットエンド信号無視)により、最後尾スタートとする。
WEC第7戦富士6時間レースが9月14-15日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われた。15日に行われた決勝では、6号車PORSCHE PENSKE MOTORSPORT(ケビン・エストレ/アンドレ・ロッテラー/ローレンス・ヴァントール組)が、フィニッシュ時点でトップ10が同一周回という、稀に見る接戦を制して総合優勝を果たした。
14日に行われた公式予選ではスーパーポールで1分28秒901を記録した2号車CADILLAC RACING(アール・バンバー/アレックス・リン組)がポールポジションを獲得。7号車TOYOTA GAZOO RACING(セバスチャン・ブエミ/ブレンダン・ハートレー/平川亮)が2位、15号車BMW M TEAM WRT(ドリス・ヴァントール/ラファエル・マルチェロ/マルコ・ヴィットマン組)が3位で続いた。
15日の決勝はスタート直後からセーフティーカーが導入される荒れた展開となったが、ポールの2号車キャデラックが序盤トップを快走する。
しかし各車が最初のピットストップを終えた時点で6号車ポルシェ・がトップに。2番手に後退した2号車はレース中盤に15号車BMWとの接触によりタイヤトラブルに見舞われて大きく順位を落とす。さらに残り時間30分を切ったところで単独クラッシュによりフロント部分を大破、惜しくもレースを終えた。
レースはスタートから4時間10分が経過したところで63号車LAMBORGHINI IRON LYNX(ミルコ・ボルトロッティ/エドアルド・モルタラ/ダニール・クヴィアト)が駆動系トラブルにより最終コーナーでストップしたためにヴァーチャル・セーフティーカーが宣言される。ここで上位陣が揃ってピットストップを行ったこともあり、上位10台が同一周回という大接戦となるが、6号車PORSCHE PENSKE MOTORSPORTが最後までトップを守り切って6時間の戦いを制した。
2位は15号車BMW M TEAM WRT、36号車ALPINE ENDURANCE TEAM(ニコラス・ラピエール/ミック・シューマッハー/ジャン・エリック・ヴェルニュ組)が3位を獲得した。
一方、富士においては10戦中9勝という圧倒的な強さを誇ったTOYOTA GAZOO RACINGは、レース中盤にそれぞれ一時トップに立つ場面もあったが、7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ニック・デ・フリース組)は163周目に5号車PORSCHE PENSKE MOTORSPORT(マット・キャンベル/ミハエル・クリステンセン/フレデリック・マコヴィッキィ組)との接触によりリヤ周りにダメージを負って惜しくもリタイヤ。8号車は終盤まで3位を走っていたが、青旗無視が有ったとしてドライビングスルーペナルティを課せられ、最終的に10位でフィニッシュしている。





Photo&Text: Kazuhisa SUEHIRO
- 優勝 小出峻(B-MAX RACING TEAM)
-

「この週末、クルマの調子がいいのはわかっていたので、スタートに集中していまいした。いいスタートを切れ、余裕を持った状態で1コーナーに入れました。ペースはよかったですが、後ろを引き離すというよりは、チャンピオンシップを戦う上で、後ろをどれだけ引き離せたかというのは関係ないので、リスクを減らすためにタイヤのマネジメントをしっかりしながら、タイヤを滑らせないように守りながら走っていました」
「シーズンが進んで、チームとのコミュニケーションも円滑にいい関係が築けているので、鈴鹿でもいい結果が出せる自信があります」
- 2位 ケイレン・フレデリック(B-MAX RACING TEAM)
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「スタートは悪くはなかったんですが、前に出ることはできませんでした。最初の何周かは小出選手についていこうとしましたが、思ったほどペースがよくありませんでした。それ以降は、後ろから小林選手が来ていて、ディフェンシブなレースになってしまいました。2位という結果は悪くはありませんが、クルマの進歩していかなければいけない部分も見えてきました」
「次の鈴鹿ですが、インターバルにすることはかなり多いと思います。鈴鹿は初めてですが、ベストなクールなサーキットと思っているので、やるべきことをやって臨みたいと思います」
- 3位 小林利徠斗(TOM'S)
-

「昨日のレースで3位になり、つかんだところもあったので、今日こそはもっと上を目指していました。スタートは、昨日のように爆発的なスタートじゃなく、前の選手のスタートもよかったので抜けませんでした。その後のペースはよかったですが、抜くほどの決定的な一手がどこにもありませんでした。ライン取りだったり、駆け引きなど、学ばないといけないことはたくさんあると感じました」
「金曜日に走り始めたときは、トップ争いからかけ離れていましたが、セットや走り方を見直して、岡山とスーパーフォーミュラライツのマシンの組み合わせには自信がついてきました。次の鈴鹿に向けてももっと成長をしていきたいと思います」
- マスタークラス優勝 DRAGON(TEAM DRAGON)
-

「スタートが悪くて、後ろの藤原選手並びかけられ、インを取られたので引きました。その後は藤原選手の後ろについて、どこが自分が速くて、どこが変らなくて、どこが相手が速いのか冷静にじっくり見ていました。ヘアピンでサイドバイサイドになって、リボルバーのアウトから加速で前に出ました」
「次の鈴鹿は、昨日みたいな荒れたレースじゃなくて、みんなに順位が付くレースがやりたいですね。みんな近いところにいるので、当たらなければ、ばちばちしたレースになって楽しめると思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第15戦の決勝が、9月15日、岡山国際サーキットで行われ、ポールポジションスタートの小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)がスタートから独走に持ち込み、今大会2勝目を挙げた。2位にはケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)が入り、B-Maxチームがこの週末三度目のワンツーフィニッシュを飾った。
マスタークラスは、DRAGON(TEAM DRAGON 324)が優勝。DRAGONは今大会の3レースすべてを制し、ポイントでも今田信宏(JMS RACING TEAM)を大きくリードすることになった。
どんよりとした曇り空のもと、スタートを迎えた第15戦のフロントローは、第13戦、第14戦に続いて、B-Maxの二人、小出とフレデリックが並んだ。雨予報は外れ、路面は完全ドライ。こうなると今週末の小出を止められる者はいないと思われた。
その予想どおり,スタートを決めた小出は、フレデリックを従えて1周目を終えると、2周目には早くも2秒のギャップを築く。フレデリックの後方には、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)、そしてオープニングラップで順位を1つ上げた荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)が続いた。
この週末、完璧なまでの仕上がりを見せる小出は、周回を重ねるたびに2位以下との差を開き、レース折り返しとなる9周終了時には、4秒と完全に安全圏に逃げてしまった。
2位以下のフレデリック、小林、野中、荒尾は、1秒弱の等間隔で走行を続けるが、順位が変動するには至らず、この状態が最後まで続いた。
トップを快走する小出は、レース後半も気を抜くことなく、さらに差を開いて、今大会2勝目、今シーズン6勝目のチェッカーを受けた。2位以下も順位変動はなく、フレデリックが今大会3度目の表彰台、小林も第13戦に続き二度目の表彰台に上った。
今週末の結果で、野中に大きく水を開けてシリーズをリードすることになった小出だが、「あまり先のことは考えずに、目の前のレースに全力で取り組んでいきます」と、自ら気を引き締めていた。
マスタークラスは、第14戦の接触のダメージで今田が出走を取り消し、DRAGON、藤原誠(TEAM DRAGON 324)、清水康弘(GNSY 324)による戦いとなった。序盤はスタートで前に出た藤原がリードしたが、8周目にDRAGONが逆転すると、以降は各車の差が徐々に開いて、DRAGONがこの週末3連勝。
今大会、今田がノーポイントで終わり(74p)、3連勝で103pとなったDRAGONがチャンピオン争いでかなり優位に立つことになった。
次の大会(第16-18戦)は、11月9-10日に鈴鹿サーキットで開催される。








Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 -RIJ- (2024/09/15) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 15 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 50 | | | 小出 峻 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 18 | 25'39.671 | - | - |
| 2 | 1 | | | ケイレン・フレデリック | Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 18 | 25'44.941 | 5.270 | 5.270 |
| 3 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC TOM'S | 18 | 25'45.634 | 5.963 | 0.693 |
| 4 | 36 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC TOM'S | 18 | 25'47.033 | 7.362 | 1.399 |
| 5 | 2 | | | 荒尾 創大 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING | 18 | 25'47.659 | 7.988 | 0.626 |
| 6 | 35 | | | 中村 仁 | モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC TOM'S | 18 | 25'50.307 | 10.636 | 2.648 |
| 7 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 18 | 25'51.414 | 11.743 | 1.107 |
| 8 | 51 | | | 荒川 麟 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 18 | 25'54.979 | 15.308 | 3.565 |
| 9 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S | 18 | 26'08.355 | 28.684 | 13.376 |
| 10 | 30 | M | 1 | DRAGON | TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON | 18 | 26'31.022 | 51.351 | 22.667 |
| 11 | 13 | M | 2 | 藤原 誠 | TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON | 18 | 26'34.167 | 54.496 | 3.145 |
| 12 | 8 | M | 3 | 清水 康弘 | GNSY 324 GNSY RACING | 18 | 26'34.497 | 54.826 | 0.330 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ---- |
| - | 4 | M | - | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | - | d.n.s | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 50 小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING) 1'24.658 (2/18) 157.467 km/h
- 優勝 ケイレン・フレデリック(B-MAX RACING TEAM)
-

「難しいコンディションでトリッキーなレースだったと思います。トップに立ってからはペースカーが2回出て、タイヤの温度や内圧を維持するのに集中して走っていました。その結果、リスタートも決まり、引き離すことができました。最後のペースはもうちょっとなんとかできた部分があったと思いますが、全体としてはいいレースができたと思います」
- 2位 小出峻(B-MAX RACING TEAM)
-

「昨日、スタートでいい感触じゃなくて、今回この路面でいろいろ考えて臨んだ結果、いいスタートが切れました。トップで最終ラップまで終わりたかったんですが、1周目のアトウッドでスロットルのトラブルが出て、フレデリック選手に前に行かれてしまいました。その後SCが出て、序盤のペースはフレデリック選手の方が速くて、濡れている路面でレコードラインしか乾いてなくて、仮にトップを走っていても守るのは困難だったと思います。難しいコディションで2位で終れたのは、チームの皆さんのおかげで、ポジティブに捉えています」
- 3位 古谷悠河(TOM'S)
-

「4位からのスタートで、ホイールスピンはしなかったんですが、蹴り出しがよくなかったです。1コーナーで野中選手に抜かれてしまったのは反省点です。そこからSCが入って、前の2人がクラッシュして3位に上がれました。、路面が濡れているときのペースは前の2台と比べても悪くなかったですが、乾いてからはペースの差があったと思います。練習からB-Max勢との差があって、今回のレースも離されてしまいました」
- マスタークラス優勝 DRAGON(TEAM DRAGON)
-

「難しいコンディションだったので、ライバルよりも速く走るというよりは、自分がミスらないのが絶対条件でした。自分のミスで相手を巻き込むのは最低なので、それをしないようにしていました。経験はいっぱいあるので、こういうときはこうだという想定があり、そのなかで走ってこういう結果になっています」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第14戦の決勝が、9月15日、岡山国際サーキットで行われ、2番グリッドスタートのケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)が1周目にトップに立ち、そのまま逃げ切って嬉しい初優勝。ポールポジションスタートの小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)も2位に入り、B-Maxが昨日の第13戦に続いてワンツーフィニッシュを飾った。
マスタークラスは、1周目の接触で2台がリタイア。DRAGON(TEAM DRAGON 324)が連勝をを飾った。
朝から雨模様となり、岡山国際サーキット上空は雲に覆われた。しかし、スタート時刻が近づくと、時折薄日も差すというが読みづらい天候となり、各チームはタイヤ選択に頭を悩ますことになった。結果、全車がドライタイヤを履いてグリッドに並んだが、路面は濡れたままだ。
スタートは、PPスタートの小出が制し、小出、フレデリック、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)と続いて1コーナーをクリア。
昨日は1周目から独走に持ち込んだ小出だが、濡れた路面で思ったようにペースは上がらず、逆にフレデリックに詰め寄られる形となった。それでも、抜きづらい岡山のコースでは小出の優位は揺るがなかったが、1周目のアトウッドカーブの立ち上がりで、小出がアクセルトラブルから若干失速してしまい、このチャンスを見逃さなかったフレデリックがトップに立った。
ここから二人の勝負が見られるかと思ったが、後方でマスタークラスの清水康弘(GNSY 324)と今田信宏(JMS RACING TEAM)が絡んでしまい、早くもセーフティカー(SC)が入る。
4周終了時にSCランが解除されるが、今度は3位の小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)と、そのインを突いた野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)がアトウッドカーブで接触。2台ともその場でリタイアとなり、再びSCが入ることになった。
8周終了時にリスタートとなるが、この頃になると路面が徐々に乾き、本来のペースを取り戻した小出が、トップのフレデリックを追い上げていく。その差は10周目の1.8秒から15周目には0.6秒まで縮まり、終盤はフレデリックの背後に小出が迫ることになった。
中団でも、6位の荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)が路面が乾くに連れペースを上げ、15周目に伊東黎明(LMcorsa OTG 320)をかわしてポジションアップを果たした。荒尾はこのレースのファステストラップも記録した。
二度のペースカーでレースの上限時間(30分)が迫り、結果として予定された周回より1周少ない17周でチェッカーを迎えることとなった。野中のリタイアによりチャンピオンシップポイントで俄然有利になった小出は、無理なチャレンジはせずにポジションキープのままチェッカーを受けた。
初優勝を飾ったフレデリックは、アメリカ生まれの22歳。ルーキーながらFIA-F3も経験している実力派だ。ここまでやや歯車が噛み合っていない感があったが、今大会からアドバイザーとして本山哲氏も帯同し、態勢が整ったことが今回の優勝に繋がったようだ。
3位には、小林、野中の脱落で古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が入った。
マスタークラスは、生き残った2台による勝負となったが、濡れた路面でのペースはDRAGON(TEAM DRAGON 324)が藤原誠(TEAM DRAGON 324)を圧倒し、20秒という大差をつけて、昨日に続く連勝を飾った。
第15戦の決勝は、本日午後1時55分から18周で行われる。








Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 -RIJ- (2024/09/15) Final Race Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 14 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 1 | | | ケイレン・フレデリック | Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 17 | 30'05.835 | - | - |
| 2 | 50 | | | 小出 峻 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 17 | 30'07.025 | 1.190 | 1.190 |
| 3 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S | 17 | 30'10.879 | 5.044 | 3.854 |
| 4 | 35 | | | 中村 仁 | モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC TOM'S | 17 | 30'13.117 | 7.282 | 2.238 |
| 5 | 2 | | | 荒尾 創大 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING | 17 | 30'14.138 | 8.303 | 1.021 |
| 6 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 17 | 30'16.673 | 10.838 | 2.535 |
| 7 | 51 | | | 荒川 麟 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 17 | 30'18.236 | 12.401 | 1.563 |
| 8 | 30 | M | 1 | DRAGON | TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON | 17 | 30'52.632 | 46.797 | 34.396 |
| 9 | 13 | M | 2 | 藤原 誠 | TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON | 17 | 31'13.245 | 1'07.410 | 20.613 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 15 Laps)完走 ---- |
| - | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC TOM'S | 4 | 9'06.727 | 13Laps | 13Laps |
| - | *36 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC TOM'S | 4 | 9'36.964 | 13Laps | 30.237 |
| - | *4 | M | - | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 0 | - | 17Laps | 4Laps |
| - | 8 | M | - | 清水 康弘 | GNSY 324 GNSY RACING | 0 | - | 17Laps | - |
- Fastest Lap: CarNo.2 荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING) 1'23.718 (17/17) 159.235 km/h
- CarNo. 4は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第15条1(他車との接触)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 36は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第15条1(他車との接触)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
9月14日に静岡県小山町の富士スピードウェイで行われた、2024フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズチャンピオンシップ第11戦、第12戦で最大のサプライズはTGR-DC Racing Schoolの参戦だった。しかもレースは佐野雄城が2戦連続でポール・トゥ・ウィンを飾り、卜部和久も予選2位を獲得して第11戦で一時トップを快走、第12戦では3位表彰台を獲得するなど、上々の成果を上げている。
シーズンも終盤戦を迎えたこのタイミングでなぜ参戦に踏み切ったのか。今後このチームはこのシリーズにどう向き合っていくのか。チーム代表の福木哲也氏に話を聞いた。

ー今回の参戦趣旨は
「FIA-F4からのステップアップカテゴリーとして現在日本にはスーパーフォーミュラ・ライツとフォーミュラ・リージョナルがあります。現在はライツを育成の場としてやっていますが、マカオGPがリージョナルで行われることになりましたし、こっちもライツも両方台数が少ない状況もあるので、こっちの方もやってみようかなということになりました」
ー今回のドライバーに佐野雄城選手と卜部和久選手を起用したのは、レース経験を積ませるということなのか
「そういう面もあります。いろんな経験を積ませようと。今年はトヨタさんが選手をルマンに連れてってくださったりとか、色々していただいているので、リージョナルも試験的にやってみようかなと思いまいました」
ー車両はいつごろ納車されたのか
「今回はレンタルで参戦しています。ここに来る前に一回だけテストをさせてもらってレースウィークを迎えました。その割には二人ともいいところまで来ています」
ー現状このシリーズはミハエル・サウターの一人勝ちになっている
「そういう子がいてくれないと、やりがいがありませんよね。海外からそういう子が来てくれることでコンペティションのレベルが上がってくれば、我々としても充分育成の場として扱えます。競争がないと成長にはつながっていきませんから」
ー今後の参戦予定は
「今年は最終戦の富士にも参戦します。来年以降の予定はまだ決まっていません」
TGR-DC Racing Schoolの今後の動向にこれからも注目していきたい。
Photo&Text: Kazuhisa SUEHIRO
- 第12優勝 佐野雄城(TGR-DC Racing School)

-
「スタートでちょっと出遅れましたが、抜かれることもなく、うまくレースを運べたと思います。目標にしていた逃げ切るレースができ、納得のいく内容でした」
「タイヤに不安はありましたが、レース1に比べて路面温度も下がっていたので、そこまで気にせずに攻めていきました」
「今回2連勝できたので、このいい流れに乗りたい。来月のリージョナルの前に来週FIA-F4があるので、そこで優勝できるように頑張ります。そしてリージョナルは4連勝を目指します」
- 第12戦決勝2位 中村賢明(TOM'S FORMULA)

-
「今回は持ち込みのセットをガラッと変えたんですが、それが結構当てはまりました。今回はトヨタの育成の選手が来るということで、負けるわけにはいかないなと。そういう気持ちの面とクルマがまとまったレースでした」
「シリーズも大事ですし、ドライバーとしてのアピールもできるんじゃないかという気持ちもありました。2位ですけど、ファステストラップも取れたので、速さはアピールできたかなと」
「3位、2位、2位ときて、1位だけないので、最後は1位を取って終わりにしたいですね」
- 第12戦決勝3位 卜部和久(TGR-DC Racing School)

-
「めちゃくちゃ悔しいし、情けないレースでした。(1周目は)スタートから競っていったんですけどAコーナーでフロントがロックしちゃって、ちょっと行き過ぎて被せきれませんでした」
「ペースが全然上がらなくて、攻めようとした瞬間にリヤがロックしてしまい、その間に中村選手に抜かれてしまいました。タイヤもどんどん落ちていっていましたが、このクルマはガソリンが減ってくると結構速くなるので、そのお陰でタイムはそれほど落ち込みませんでした」
「今年FIA-F4もうまくいってませんが、SUGOは去年も勝っているので自信を持って攻めていけると思います。しっかり実力通りのレースを示したいです。自分の中でも思い入れのあるコースですし。来月のリージョナルもしっかりレースを組み立てて。もしかしたらエンジニアさんが変わるかもしれないんですが、次もいいポテンシャルで戦えると思うので、チーム一体となって頑張ります」
Photo&Text: Kazuhisa SUEHIRO
2024年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズチャンピオンシップ第12戦の決勝が9月14日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした佐野雄城(TGR-DC RS FR)が第11戦に続いて2連勝を達成。2位に中村賢明(TOM'S FORMULA F111)、3位に卜部和久(TGR-DC RS FR)が入り、トヨタ勢が1-2-3を達成した。
第13戦決勝はWEC富士6時間の公式予選後の午後5時より15周で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。
前戦ではスタートで出遅れたポールの佐野も今度はミスなく動き出し、1コーナーで並びかけてきた卜部を押さえ込んでトップに立つ。一方、予選3位からスタートしたポイントリーダーのミハエル・サウター(G FORCE F111/3)はいきなりクラッチトラブルに見舞われて失速、1周目にピットに戻って惜しくもリタイアとなってしまった。代わって3番手には中村が浮上する。
佐野は序盤から卜部を突き放しにかかり、6周目までに2秒26のリードを築く。その後方では3位の中村が8周目の1コーナーで卜部を捉えて2位に浮上してきた。しかし卜部もそこから反撃に転じ、レース終盤には中村に0秒9差まで詰め寄るが、中村もタイヤの消耗に対処しながら懸命にペースを保ち、付け入る隙を与えない。
結局レースは佐野が後続に5秒16の差をつけて逃げ切り、第11戦に続いて2戦連続のポール・トゥ・ウィンを達成。2位には中村賢明、3位には卜部和久とトヨタ勢が表彰台を独占する結果となった。
2024年のFRJも次戦でいよいよフィナーレを迎える。ポイントランキングでは依然としてミハエル・サウターが圧倒的にリードしているものの、TGR-DC Racing Schoolの参戦で勢力分布は一変した。果たしてどんな結末が待っているのか。決戦の舞台は今回と同じ富士スピードウェイ。10月12、13日に第13戦、第14戦が行われる。



Photo&Text: Kazuhisa SUEHIRO
FIA WEC第7戦冨士6時間耐久レース -RIJ- (2024/09/20) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 12 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 37 | | | 佐野 雄城 | TGR-DC RS FR TGR-DC Racing School | 15 | 24'52.827 | - | - |
| 2 | 28 | | | 中村 賢明 | TOM'S FORMULA F111 TOM'S FORMULA | 15 | 24'57.987 | 5.160 | 5.160 |
| 3 | 38 | | | 卜部 和久 | TGR-DC RS FR TGR-DC Racing School | 15 | 24'58.883 | 6.056 | 0.896 |
| 4 | 53 | | | ジェシー・レイシー | G FORCE F111/3 Bionic Jack Racing | 15 | 25'00.284 | 7.457 | 1.401 |
| 5 | 62 | | | 猪爪 杏奈 | ユピテル羽衣6 F111/3 HELM MOTORSPORTS | 15 | 25'06.971 | 14.144 | 6.687 |
| 6 | 55 | | | セバスチャン・マンソン | G FORCE F111/3 BIRTH RACING PROJECT【BRP】 | 15 | 25'16.354 | 23.527 | 9.383 |
| 7 | 16 | M | 1 | AKITA | AKITA Cars & Racing ABBEY RACING | 15 | 25'16.511 | 23.684 | 0.157 |
| 8 | 29 | M | 2 | 小嶋 禎一 | Classic Car.jp ES イーグルスポーツ | 15 | 25'22.693 | 29.866 | 6.182 |
| 9 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 15 | 25'24.387 | 31.560 | 1.694 |
| 10 | 18 | M | 4 | YUKI | NILZZ Racing NILZZ Racing | 15 | 25'47.914 | 55.087 | 23.527 |
| 11 | 23 | M | 5 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 14 | 25'04.118 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(75% - 11 Laps)完走 ---- |
| - | 5 | | | ミハエル・サウター | G FORCE F111/3 BIRTH RACING PROJECT【BRP】 | 1 | 2'27.797 | 14Laps | 13Laps |
| - | 45 | M | - | 辻子 依旦 | PONOS RACING PONOS RACING | - | d.n.s | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 28 中村賢明(TOM'S FORMULA F111) 1'39.011 (7/15) 165.9km/h
- 優勝 小出峻(B-MAX RACING TEAM)
-

「今週クラッチのトラブルが発生していて、スタートでアジャストしきれず、1コーナーでどんな攻防になるか不安でしたが、なんとか押さえ切って1周目を終えられました。そこからは自信があって、自分の走りをしました。タイム自体の余裕はありましたが、トップを走ってるのは不安で、守り切るのも難しいので、結果は楽々ですが、過程は楽に感じていませんでした。セーフティーカーが入ったのはナーバスになりませんでしたし、リスタートもダブルヘアピンの1個目から加速しようと決めていました」
- 2位 ケイレン・フレデリック(B-MAX RACING TEAM)
-

「クラッチのバイトがうまく決まってスタートを切れましたが、前には出られませんでした。序盤はいいペースで走れ、セーフティーカーが開けた後半も満足したレースができたと思います。もうひとつ前のポジションが取れればよかったのですが、3レースとも2番手のスタートが取れたのは満足しています。これからデータを見直して、できることはすべてします。もうひとつ前でゴールするのは不可能でないと思います」
- 3位 小林利徠斗(TOM'S)
-

「スタートはよかったですが、フレデリック選手の後ろを走って抜けなかったです。走り方はまだまだ未熟だと感じましたが、あしたの2レースと今後に向けて新しく見つけたところもあります。もっと強く速くなれる部分があるので、いいレースでした」
- マスタークラス優勝 DRAGON(TEAM DRAGON)
-

「スタートでトップに立ち、前半重視のセッティングで、2位の今田選手を3秒ほど離したときにセーフティーカーが入り、まずいと思いました。セーフティーカー開けで、今田選手に詰め寄られ、ヘアピンで接触しました。今田選手はリタイアしましたが、ぼくは走り続けることができました。その後、藤原選手とのバトルになり、押し出されましたが、藤原選手にペナルティーが出て、優勝することになりました」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第13戦の決勝が、9月14日、岡山国際サーキットで行われ、ポールポジションスタートの小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が、他を圧倒する走りで独走優勝し今季5勝目。
2位にはケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)が入り、B-Maxレーシングチームがワンツーフィニッシュを飾った。
マスタークラスは、終盤の接触による混乱でレース後にペナルティが出され、DRAGON(TEAM DRAGON 324)が優勝しランキングトップに立った。
スタート時刻の午後2時30分の気温は33度。季節外れの猛暑のなか、13台がクリーンスタート。PPスタートの小出峻はややホイールスピンをして、2番グリッドスタートのフレデリックに差し込まれるが、何とかトップで1コーナーをクリア。
小出が危うかったのはこのスタートのみ。トップに出た小出は、フレデリックに1秒以上のマージンを持って1周目のコントロールラインを通過。両者の差は5周目には3秒まで開き、小出が独走状態。2位以下のフレデリック、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)、中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、荒川麟(B-MAX RACING 324)が等間隔で続く展開となった。
順位に変動があったのは11周目。6位荒川がアトウッドカーブで「普通にブレーキングしただけでコントロールを失ってしまった」と、やや不可解なコースオフでグラベルストップ。これにより、トップ小出が14周目に入ったところで、車両回収のためセーフティカー(SC)が導入される。
トップ小出にとっては、そこまでに築いた8秒のマージンを失うことにはなったが、圧倒的なペースを持つ小出は動じることはなく、2周のSCランを経てのリスタートも決めると、再び差を広げ始める。
終盤も小出が逃げ、2位以下はほぼ等間隔と、SCラン前と同様の展開となり、上位陣に順位変動はないままフィニッシュを迎えた。
今季5勝目を飾った小出は、「チームが良いクルマを用意してくれた」とチームへの感謝を口にして満面の笑顔を見せた。
小出は、今回のレースでPPポイントも加えて11点を加算。ランキング2位の野中に14ポイント差とした。明日の第14、15戦もポール位置からスタートすることを考えると、昨年ここ岡山で見せた3連勝の再現をする可能性は高そうだ。
マスタークラスは、SCランまではクラスPPスタートのDRAGON(TEAM DRAGON 324)が2秒のマージンを持っていたが、リスタートで今田信宏(JMS RACING TEAM)が急接近。ランキングでも競り合う両者の意地のぶつかり合いは、21周目に接触という残念な形になってしまい、今田はグラベルでストップ。
この混乱に乗じてトップに躍り出た藤原が、清水康弘(GNSY 324)をやや強引に抑えきってトップでチェッカーを受けた。
しかし、レース後、今田と藤原には、「危険なドライブ行為により衝突を起こした」として、+10秒ペナルティが課され、DRAGONが今季4勝目を飾ることになった。
この結果、DRAGONは優勝にPPポイントも加えてポイントを83に伸ばし、ノーポイントに終わった今田(74p)を逆転。ランキングトップに躍り出た。
第14、15戦の決勝は、明日15日の午前9時、午後1時55分からそれぞれ18周で行われる。










Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 -RIJ- (2024/09/14) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 13 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 50 | | | 小出 峻 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 25 | 37'35.403 | - | - |
| 2 | 1 | | | ケイレン・フレデリック | Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 25 | 37'40.437 | 5.034 | 5.034 |
| 3 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC TOM'S | 25 | 37'41.195 | 5.792 | 0.758 |
| 4 | 36 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC TOM'S | 25 | 37'44.072 | 8.669 | 2.877 |
| 5 | 35 | | | 中村 仁 | モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC TOM'S | 25 | 37'44.942 | 9.539 | 0.870 |
| 6 | 2 | | | 荒尾 創大 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING | 25 | 37'46.060 | 10.657 | 1.118 |
| 7 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S | 25 | 37'47.756 | 12.353 | 1.696 |
| 8 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 25 | 37'49.757 | 14.354 | 2.001 |
| 9 | 30 | M | 1 | DRAGON | TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON | 25 | 38'18.048 | 42.645 | 28.291 |
| 10 | *13 | M | 2 | 藤原 誠 | TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON | 25 | 38'24.749 | 49.346 | 6.701 |
| 11 | 8 | M | 3 | 清水 康弘 | GNSY 324 GNSY RACING | 25 | 38'27.887 | 52.484 | 3.138 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 22 Laps)完走 ---- |
| - | *4 | M | - | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 20 | 30'56.239 | 5Laps | 5Laps |
| - | 51 | | | 荒川 麟 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 10 | 14'20.055 | 15Laps | 10Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 50 小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING) 1'24.035 (2/25) 158.634 km/h
- CarNo. 4は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第15条1.1(ドライバーの厳守事項違反)により、決勝結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 30は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第15条1.1(ドライバーの厳守事項違反)により、決勝結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。

- 第11優勝 佐野雄城(TGR-DC RS FR)
-
「スタートでクラッチをうまく繋げられなくて、一時は3番手まで落ちちゃったので、嬉しい気持ちはありますけど、内容的にはあんまり良くなかったかなあという感じです」
「ペース的には問題なかったですね。単独走行になってからは普通に走れていました」
「2レース目もポールからスタートできるんで、スタートをしっかり決めたいなと思います。そこを決められれば結果はついてくると思うんで、そこを第一目標にやっていきます」

- 第11戦決勝2位 猪爪杏奈(HELM MOTORSPORTS)
-
「岡山も今回もアクシデントによる3位でしたけど、内容が全然違いました。岡山はすごく離されてて全然実感がなくて、しかも表彰台の直前で(ペナルティにより)降着になりましたが、今回は最後まで後ろを押さえ切ってフィニッシュできました」
「今回はスポンサーのユピテルの社長さんがいらしていたので、その目の前で表彰台を獲得できてすごく嬉しかったです」
「前のドライバーのペースとどこが違うのかを勉強しようと思って走っていたので、後ろは気になりませんでした。2レース目はスタートに気をつけて、前に離されないように走りたいです」

- 第11戦決勝3位 セバスチャン・マンソン(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)
-
「スタートでいいポジションにつけられて、いい結果を得られて嬉しいです。マイケルもいい位置にいたけど、ペナルティを受けてしまいました」
「中村選手とはペースがすごく近くて接戦になりましたね」
「次のレースでもポディウムを獲得できるといいですね」
Photo&Text: Kazuhisa SUEHIRO
2024年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズチャンピオンシップ第11戦の決勝が9月14日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした佐野雄城(TGR-DC RS FR)がFRJデビュー戦で初優勝をものにした。
第13戦決勝は午後1時10分より15周で行われた。天候は晴れ。路面はドライ。スタート時の気温は30℃、路面温度は41℃だ。
ポールの佐野はスタートでクラッチ操作にミスがあり、予選2位の卜部和久(TGR-DC RS FR)の先行を許す。予選3位のミハエル・サウター(G FORCE F111/3)は3番手でオープニングラップを終えるが、4周目の最終コーナーで佐野のインをついて2位に浮上すると、トップの卜部をも追い上げにかかる。
サウターは6周目の1コーナーでアウトから卜部に並びかけるが、ここは卜部も一歩も引かず、トップを守って2コーナーを立ち上がった。
しかし7周目のダンロップコーナーでインに飛び込んだサウターと卜部が接触。スピン状態に陥った卜部のフロントウィングをサウターが踏んでしまい、卜部はそのままピットに戻ってレースを終えた。サウターもフロントウィングにダメージを負った状態での走行を余儀なくされたため、ここで佐野がトップに浮上する。
なお、このアクシデントによりコース状に落下物があるとして9周目に入ったところでセーフティーカーが導入され、レースは11周目にリスタートとなった。
この時点でのトップは佐野、サウターが2番手につけ、猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)が3番手に浮上、それをセバスチャン・マンソン(G FORCE F111/3)と中村賢明(TOM'S FORMULA F111)が追う展開だ。
着実にリードを広げる佐野に対し、サウターはなす術がない状況。さらに卜部との接触によって10秒のタイムペナルティが課せられたため、レースは佐野の独走で決着。猪爪が2位で今季初の表彰台を獲得し、終盤に激しい追い上げを見せた中村を0.041秒差で押さえ切ったマンソンが3位に入った。
FRJ第12戦決勝は同日午後5時より同じく15周で行われる。
Photo&Text: Kazuhisa SUEHIRO
FIA WEC第7戦冨士6時間耐久レース -RIJ- (2024/09/20) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 11 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 37 | | | 佐野 雄城 | TGR-DC RS FR TGR-DC Racing School | 15 | 27'07.564 | - | - |
| 2 | 62 | | | 猪爪 杏奈 | ユピテル羽衣6 F111/3 HELM MOTORSPORTS | 15 | 27'14.694 | 7.130 | 7.130 |
| 3 | 55 | | | セバスチャン・マンソン | G FORCE F111/3 BIRTH RACING PROJECT【BRP】 | 15 | 27'16.641 | 9.077 | 1.947 |
| 4 | 28 | | | 中村 賢明 | TOM'S FORMULA F111 TOM'S FORMULA | 15 | 27'16.682 | 9.118 | 0.041 |
| 5 | 16 | M | 1 | AKITA | AKITA Cars & Racing ABBEY RACING | 15 | 27'19.195 | 11.631 | 2.513 |
| 6 | *5 | | | ミハエル・サウター | G FORCE F111/3 BIRTH RACING PROJECT【BRP】 | 15 | 27'21.243 | 13.679 | 2.048 |
| 7 | 11 | M | 2 | 植田 正幸 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 15 | 27'24.517 | 16.953 | 3.274 |
| 8 | *53 | | | ジェシー・レイシー | G FORCE F111/3 Bionic Jack Racing | 15 | 27'27.909 | 20.345 | 3.392 |
| 9 | 18 | M | 3 | YUKI | NILZZ Racing NILZZ Racing | 15 | 27'31.026 | 23.462 | 3.117 |
| 10 | 29 | M | 4 | 小嶋 禎一 | Classic Car.jp ES イーグルスポーツ | 15 | 27'34.789 | 27.225 | 3.763 |
| 11 | 23 | M | 5 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 15 | 27'52.892 | 45.328 | 18.103 |
| ---- 以上規定周回数(75% - 11 Laps)完走 ---- |
| - | 38 | | | 卜部 和久 | TGR-DC RS FR TGR-DC Racing School | 7 | 12'23.094 | 8Laps | 8Laps |
| - | 45 | M | - | 辻子 依旦 | PONOS RACING PONOS RACING | 1 | 3'09.203 | 14Laps | 6Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 37 佐野雄城(TGR-DC RS FR) 1'39.642 (13/15) 164.9 km/h
- CarNo. 5は、シリーズ規則第16条1.1.a(他車への衝突行為)により、タイムペナルティー10秒を科した。
- CarNo. 53は、H項(SC中の追い越し)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
- 第13戦ポールポジション、第14戦予選2位 DRAGON(TEAM DRAGON 324)
-

「昨日の練習ではコンマ1秒のなかに4台いて、みんな似たり寄ったりだったので、誰が前にいってもおかしくありませんでした。このままじゃ抜け出せないので、アドバイザーやエンジニアと3人でよく話をして、クルマを大きく変えました。それがうまく当たって13戦予選では引き離すことができました。14戦予選では場所取りの関係でうまくアタックできなかったんですが、スピード的にはいいと思っています。1レース目、3レース目をうまくやりたいです。抜きにくい岡山なので1周目のバックストレートエンドまで押さえれば、抜かれることはないと思います。そこから先は自分がミスらないようにするだけです」
- 第13戦予選2位、第14戦ポールポジション 清水康弘(GNSY 324)
-

「第13戦予選でタイミングを合わすのが難しかったですが、第14戦予選ではうまく合わせられて、納得いくアタックだったと思います。決勝は、今シーズンまだ勝ててないので、抜きにくいサーキットと聞いてますし、しぶとく走って勝ちたいです」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
- 第13戦、第14戦ポールポジション 小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)
-

「木曜日から走行があってレインで、昨日はドライで路面の変化があってそこにアジャストするのがすごく難しかったです。今日も金曜日に走ってないスーパーカートとかがあって、路面の変化をどう読むかというのが、キーポイントでした。そこに対してチームでミーティングをして、どういう風なバランスなるかというのを共有できました。1回目からタイムが伸びなかったですが、両方ポールで終れたので、よかったです」
- 第13戦、第14戦予選2位 ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)
-

「昨日の練習から今日の予選に向けてのセット変更がいい方向にいって、クルマのバランスはよくなりました。小出選手には負けましたが、チームとして1-2で終れ、フロントローカラースタートできるので、すごく楽しみです。スタートがうまくいけば、そこからなんとかします」
- 第13戦、第14戦予選3位 小林利徠斗(モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC)
-

「フォーミュラで岡山を走るのが今週末が初めてで、昨日1日ドライで走って、今日の予選でした。コースの習熟度で足りていない部分があるのを痛感しています。結果として3位という順位はうれしいですが、トップの小出選手が尋常じゃない速さで、ちょっとここを詰めればという話しじゃなくて、クラスが違うような速さを見せつけています。少しでも何かをつかめればいいと思っていますが、クルマも運転の面でもかなり差があるので、決勝の3レースで少しでも成長していけるようにしたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第13戦、第14戦の公式予選が、9月14日、岡山国際サーキットで行われ、小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が、ダブルポールポジションを獲得。ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)も2番手タイムをマークし、両レースともにB-Max勢がフロントローを獲得した。
マスタークラスは、DRAGON(TEAM DRAGON 324)と清水康弘(GNSY 324)がクラスポール争奪戦を繰り広げ、第13戦はDRAGON、第14戦は清水とポールを分け合った。
木曜に行われた練習走行は、激しい雷雨で走行が中断し、ドライでの走行は殆どできなかった。この雨でコース上に砂が出て、猛暑となった金曜の走行はコースコンディションが徐々に変化するなかで行われることとなった。
このコンディションの変化に上手く対応したポイントリーダーの小出が、金曜日、午前、午後の練習走行でトップタイムをマーク。トータル順位では、小出、フレデリック、野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)、荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)、中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、荒川麟(B-MAX RACING 324)と続いて練習走行を終えた。
第13戦公式予選
迎えた土曜日。第13戦の予選は、朝から強い日差しが照りつけるなか、午前10時10分から10分間で行われ、練習走行の勢いそのままに小出が終始リードする形で進んだ。
「自分のペースで走れるように」と、真っ先にコースインした小出は、1分22秒992、22秒005と着実にタイムアップ。最後は21秒671と、2位以下を大きく引き離すタイムであっさりとポールポジションを奪った。
2位につけたのは、前大会の不振を吹き飛ばす走りを見せたフレデリック。小出には後れをとったものの、22秒351で、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、野中を抑えて、フロントローに並ぶことになった。
マスタークラスは、DRAGONが唯一人1分24秒台に入れ、食い下がる清水を振り切って、今シーズン初のクラスポールポジションを獲得した。
第14戦公式予選
10分間のインターバルを経て始まった第14戦予選も、第13戦と同じく小出がリードする形で進んだ。早々に22秒台に入れた小出は、僅かずつタイムを削り取り1分22秒122までタイムアップ。「ちょっとタイムは伸びませんでしたね」と言いながらも、狙いどおり連続ポールを奪取した。
2位フレデリック、3位小林のトップ3は、第13戦と同じ顔ぶれとなった。以下、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)とトムス勢が続いた。
マスタークラスは、清水が予選終了のチェッカーを二度受けてしまうというミスを犯したものの、罰金のペナルティで済み、富士大会に続いて今季2度目のクラスポールを獲得した。
第13戦決勝は、本日午後2時30分から25周で、第14、15戦の決勝は、明日15日の午前9時、午後1時55分からそれぞれ18周で行われる。









Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
- 第11戦、第12戦ポールポジション 佐野雄城(TGR-DC RS FR)
-
「このクルマで初めての予選だったので、ちょっと不安な部分はあったんですけど、昨日の走行から調子が良かったので、自信を持って臨めました。Q1はまとめきれない部分がありましたが、Q2で自分の納得のいくアタックができました」
「(FRJは)F4よりパワーがあるなと思ったし、ダウンフォースも大きいしブレーキも良く止まるな、という印象です。LSDのあるなしの違いはありますが、大まかな動きは変わらないかなあと思います」
「決勝はスタートからうまく決めて、2レースとも優勝できるように頑張ります」
- 第11戦、第12戦予選2位 卜部和久(TGR-DC RS FR)
-
「F4よりもダウンフォースもパワーも大きいですし、ブレーキも良く止まります。こっちの方がよりレーシングカーっぽいなあと思いましたね」
「FRJにはスポーツ走行で1日乗って、それから富士に臨みました。Q1で中断がなければタイムはまだまだ出ていましたね。まあバランスの面で少しミスってる部分はありましたが、そういうセッティングの変化の幅もFIA-F4よりあるなあと思います」
「スタートは得意なんで、決勝はスタートを決めて優勝したいです」
Text: Kazuhisa SUEHIRO

フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズチャンピオンシップ第11戦、第12戦の公式予選が9月14日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、今回から参戦してきた佐野雄城(TGR-DC RS FR)がいずれもポールポジションを獲得。佐野とともにTGR-DCから参戦した卜部和久(TGR-DC RS FR)がともに2位を獲得した。
今回の富士大会は世界耐久選手権(WEC)第7戦富士6時間耐久レースのサポートイベントとして開催されており、公式予選日から国内外の多くのレースファンが富士を訪れている。FRJにおいてもオーバーオールクラス7台、マスタークラス6台の計13台が集まった。
中でも注目すべき存在が今回からエントリーしてきたTGR-DC Racing Schoolの2台だ。ドライブするのは現在FIAーF4選手権を戦う佐野と卜部の二人。F4では優勝経験もあり、表彰台の常連でもある二人が未経験のカテゴリーでどれだけの走りを見せてくれるのか。注目の公式予選は午前9時より各15分間で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。
第11戦の予選はTGR-DCの二人が序盤から好タイムを記録、トップを争う展開となる。ポイントリーダーのミハエル・サウター(G FORCE F111/3)はやや遅れてコースイン。セッション終盤でのタイムアタックを目論む。
ところが残り5分のところでマスタークラスの辻子依旦(PONOS RACING)が2コーナーで単独スピン。セッションは赤旗中断となってしまい、サウターはタイムアタックを中断せざるを得なくなった。
その後、辻子は自力でコースに復帰したものの、競技団はこの赤旗をもって予選を終了するとの判断を下したため、5周目に1分39秒072を記録した佐野がポールポジション、4周目に1分39秒202を記録した卜部が2位となり、1分39秒905のサウターが3位という結果になった。
続いて午前9時30分から行われた第12戦の予選では、序盤からサウターが精力的に周回を重ねるが、6周目に1分39秒246を記録するのが精一杯の状況。その一方で佐野と卜部はサウターらのスリップストリームを巧みに利用して1分38秒台までタイムを縮めてきた。
その結果、7周目に1分38秒855を記録した佐野が第13戦に続いてポールポジションを獲得。8周目に1分38秒919を記録した卜部が2位。このレースの結果次第では最終戦を待たずにタイトルが確定するサウターは3位にとどまった。
FRJ第11戦の決勝はこのあと午後1時10分より15周で行われる。
Photo&Text: Kazuhisa SUEHIRO
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 -RIJ- (2024/09/14) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 14 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 50 | | | 小出 峻 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 1'22.122 | - | - | 162.329 |
| 2 | 1 | | | ケイレン・フレデリック | Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'22.383 | 0.261 | 0.261 | 161.815 |
| 3 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC TOM'S | 1'22.518 | 0.396 | 0.135 | 161.550 |
| 4 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S | 1'22.711 | 0.589 | 0.193 | 161.173 |
| 5 | 36 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC TOM'S | 1'22.736 | 0.614 | 0.025 | 161.125 |
| 6 | 51 | | | 荒川 麟 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 1'22.769 | 0.647 | 0.033 | 161.060 |
| 7 | 35 | | | 中村 仁 | モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC TOM'S | 1'22.904 | 0.782 | 0.135 | 160.798 |
| 8 | 2 | | | 荒尾 創大 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING | 1'23.113 | 0.991 | 0.209 | 160.394 |
| 9 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 1'24.273 | 2.151 | 1.160 | 158.186 |
| 10 | 8 | M | 1 | 清水 康弘 | GNSY 324 GNSY RACING | 1'24.905 | 2.783 | 0.632 | 157.008 |
| 11 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON | 1'24.925 | 2.803 | 0.020 | 156.971 |
| 12 | 13 | M | 3 | 藤原 誠 | TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON | 1'25.095 | 2.973 | 0.170 | 156.658 |
| 13 | 4 | M | 4 | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 1'25.230 | 3.108 | 0.135 | 156.410 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'30.576)予選通過 ---- |

ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE第4戦「もてぎスーパー耐久5Hours Race」は7日、栃木県のモビリティーリゾートもてぎで決勝を行い、ポールポジション(PP)からスタートしたST-XのDAISHIN GT-R GT3(今田信宏/藤波清斗/坂口夏月)が5時間を走って総合優勝を飾った。

決勝は午後0時30分にセーフティーカー(SC)先導でローリングラップが始まった。上空には雲が広がり、日差しもやわらかくなったが、それでもまだまだ蒸し暑い。

4台が参加し総合優勝を争うST-Xクラスは、ポールシッター81号車DAISHIN GT-R GT3(今田信宏/藤波清斗/坂口夏月)の藤波が後続をリードしながらレースが始まる。2位には33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3(ジェフリー・リー/太田格之進/チェン・ディーン/リアン・ジャトン)のディーンが、3位には31号車DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明/小高一斗/小山美姫/嵯峨宏紀)の永井が、4位には23号車TKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE/元嶋佑弥/中山友貴)のDAISUKEがつける。
30周目にはトップ81号車藤波は、2位33号車ディーンとの差を47秒と大量リードを築く。その後ろ31号車永井との差はさらに23秒、さらに9秒離れて23号車DAISUKEが続く。
35周目、33号車ディーンがまっさきにピットイン、ドライバーをリーに交代。38周目にはトップの81号車藤波がピットインし、今田に交代。38周目には4位の23号車DAISUKEが、39周目には3位の31号車永井が、Aドライバーの最低乗車時間が経過したため、それぞれ元嶋と小高に交代した。
全車1回目のピットインを終えると、40周目には81号車今田がトップのまま。68秒差で33号車リー、さらに16秒差で31号車小高、その背後には4.4秒差で23号車元嶋が迫る。
45周目、ペースの上がらない2位リーを、小高と元嶋が相次いでとらえ、リーは4位までドロップ。さらに元嶋は小高をパスして2位に浮上した。
ここから2位の23号車元嶋はトップ81号車今田より1周2~3秒速いラップを刻みタイム差を削り始める。73周目にはその差が10秒余りとなったところで、今田がピットイン。ドライバーを坂口に交代したが、ピット作業に手間取りタイムをロスした。
75周目には今田のピットインでトップに立っていた23号車元嶋がピットイン、中山に交代、76周には31号車小高もピットイン、小山に交代した。
これでトップに立ったのは23号車中山。ピット作業のトラブルで81号車坂口が2位に落ち、77周目にはその差3秒で続く。その後ろ、さらに3位の小山が58秒差。71周目にドライバーをリーからシャトンに交代した33号車は4位だが、ラップダウンとなった。
78周目トップ23号車中山に、2位81号車坂口が迫る。81周目、ついにこの2台はテールトゥノーズとなる。このバトルは数周にわたって続くが、中山のコーナー立ち上がりの蹴り出しがよく、コーナーで追いついても、ストレートで背後につけない。
ところがこの2台のバトルが90周目に入ったとき、なんとトップ23号車にFCY中の速度違反による、ドライビングスルーペナルティー(Dスルー)が科される。23号車が92周目にペナルティーを消化すると、81号車坂口は難なくトップに浮上した。23号車中山は2位のままだが、93周目にはその差は18秒と開いた。
23号車中山は111周目に、81号車坂口は112周目に、31号車小山は113周目にピットイン。それぞれドライバーをアンカーの元嶋、藤波、嵯峨に交代する。113周目、トップ藤波と2位元嶋の差は18秒だ。
ここから2位23号車元嶋はトップ81号車藤波との差を削り始める。115周目には16秒、116周目には15秒と徐々に迫る。
31号車嵯峨が118周目を終了したストレートで車内火災が発生し、ストップ。ここで場内に雨が落ち始めたが、すぐにやみすう勢に影響はなかった。
125周目、トップ81号車藤波と2位23号車元嶋の差はついに10秒を切った。しかしここからタイヤを温存していた藤波がスパート。126周目から133周目あたりまでは10秒前後の差でタイムは拮抗。134周目以降は逆に藤波が元嶋を突き放し、140周目にはその差を17秒まで広げた。
レースはこのまま5時間が経過、最終的には81号車藤波が23号車元嶋を21秒離し、147周を回って今季待望の初優勝を飾った。2位には23号車元嶋が入った。23号車にはレース後、2度のフルコースイエロー(FCY)中の速度違反で30秒x2のタイムが加算されたが、3位の33号車太田がラップダウンだったため、2位の順位は変わらなかった。
23号車は、Dスルーを含めて3度のFCY速度超過があったが、FCYボタンを押したときのシステム不良で設定以上に速度が出たようだ。

11台が参加したST-Zクラスは、PPから序盤レースをリードした20号車NANIWA DENSO TEAM IMPUL Z(田中優暉/平峰一貴/大木一輝)と34号車TECHNO FIRST R8 LMS GT4(加納政樹/平安山良馬/安田裕信/大草りき)との争いとなった。
中盤過ぎには、20号車にFCY中の速度超過でDスルーが科される。終盤は、34号車をパスしてきた25号車raffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4 (植松忠雄/松田次生/佐藤公哉/名取鉄平)がトップに浮上。そのまま逃げ切り、TEAM ZEROONEとして優勝を飾った。2位には34号車が、3位には20号車が入った。

3台が参加したST-TCRクラスは、97号車Racerホンダカーズ桶川CIVIC(遠藤光博/中野信治/桝本隆介)と98号車Racerホンダカーズ桶川CIVIC(KIZUNA/リジョンウ/山本聖渚)に相次いでトラブルが発生。430号車Audi Team SHOW APEX(藤原能成/霜野誠友/田ヶ原章蔵)が優勝した。2位には98号車が入り、97号車はリタイアとなった。

1台のみ参加のST-1クラスは2号車シンティアムアップルKTM(井田太陽/加藤寛規/高橋一穂/吉本大樹)が優勝、総合でも4位に入った。

4台が参加したST-3クラスは、PPから2位以下を大きくリードしてトップを快走していた15号車岡部自動車Z34(前嶋秀司/長島正明/銘苅翼/元嶋成弥)が、開始150分頃、折り返し地点の68周目にストップ。優勝は15号車僚友の16号車岡部自動車Z34(小松一臣/田中徹/田中哲也/甲野将哉)が飾り、2位にはAドライバーハンディーで30秒のピットストップを科されていた38号車TRACYSPORTS with DELTA RC350 TWS(小村明生/庄司雄磨/石森聖生)が、3位には39号車エアバスターWINMAX RC350 TWS(藤田真哉/伊藤鷹志/水野大/眞田拓海)が入った。

7台が参加したST-4クラスは、序盤から予選2位の3号車ENDLESS GR86(坂裕之/菅波冬悟/小河諒)がトップを快走。終盤、トップに浮上した884号車SHADE RACING(影山正彦/国本雄資/山田真之亮/鶴田哲平)を2位に落ちた3号車が追い上げる展開となる。
3号車菅波が、トップ884号車国本についに追いつき、テールトゥノーズの争いとなるが、127周のヘアピンで立ち上がりの鈍った国本を菅波が捉え、ついにトップに浮上、128周を回って優勝した。2位に落ちた884号車は、ガス欠でゴールラインを横切ることができず。スーパー耐久はチェッカーを受けなければ順位認定とならないため(チェッカー優先ルール)、リタイアでノーポイント。リーダから陥落した。
2位には黄旗無視でDスルーを受けた41号車エアバスターWINMAX GR86 EXEDY(石井宏尚/冨林勇佑/尾崎俊介)が、3位にはPPながらAドライバーハンディーでDスルーを行った66号車odula TONE MOTUL ROADSTER RF(猪股京介/徳升広平/大野尊久/伊藤裕仁)が入った。

14台が参加し最大勢力となったST-5クラスは、PPの88号車村上モータースMAZDAロードスター(村上博幸/岡本大地/吉田綜一郎/有岡綾平)、110号車ACCESS COURAGE VITZ(松田利之/和田慎吾/武藤壮太/AKITA)、17号車DXLアラゴスタNOPRO☆MAZDA2(西澤嗣哲/大谷飛雄/小西岬/野上敏彦)などが代わる代わるトップに立つが、終盤は88号車が独走。そのまま優勝を飾った。2位には17号車が、終盤110号車がトラブルで後退したため、3位には4号車THE BRIDE FIT(太田侑弥/新井薫/瀬戸貴巨/伊藤裕士)が入った。88号車は今季2勝目を飾りポイントリーダーに立った。

3台参加の開発クラスST-Qは、271号車Honda CIVIC TYPE R CNF-R(大津弘樹/三井優介/桂伸一)がエンジンかからず出遅れ、92号車はGR Supra Racing Concept(加藤恵三/山下健太/河野駿佑/関口雄飛)ピットスタートとなる。しかしスピードに勝る62号車は早々にトップに立つと、総合9位でそのままゴール。2位にはノートラブルで完走した61号車Team SDA Engineering(伊藤和広/山内英輝/井口卓人/花沢雅史)が、3位には271号車が入った。
第5戦は鈴鹿サーキットに舞台を移し、9月28、29日に「SUZUKA S耐」が行われる








Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE

ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE第4戦「もてぎスーパー耐久5Hours Race」は7日、栃木県のモビリティーリゾートもてぎで公式予選を行い81号車DAISHIN GT-R GT3(今田信宏/藤波清斗/大八木信行/坂口夏月)が総合でのポールポジションを獲得した。
今回のスーパー耐久は7日、土曜日に予選と決勝を行うワンデーレースとなった。過去、2009年と2010年は土曜日に決勝を行った実績があるが、この2年はオーバルで行われ、ロードコースでのワンデーレースは今回が初めてとなる。
公式予選は午前8時から始まる。快晴だが始まりの時刻が早いため気温はまだ低めだが、徐々に気温が上昇、終了時には酷暑となった。今回はST-2クラスの出場はなく、グループ1(ST-X、ST-Z、ST-TCR、ST-1、ST-Q[#92、#271])、グループ2(ST-3、ST-4、ST-5、ST-Q[#61])のグループ分けとなった。グループ2、グループ1の予選がそれぞれA、Bドライバーの順で行われ、A、Bドライバーのタイム合算でグリッドが決定する。
4台が参加したST-Xクラスは、Aドライバーの今田が2位の33号車ジェフリー・リー(Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3)を0秒863ちぎってトップタイム。Bドライバーの藤波はトップの33号車太田格之進から0秒563遅れの2位だったが、合算では81号車がポールポジションを獲得した。

11台が参加したST-Zクラスは、20号車Bドライバーの平峰一貴(NANIWA DENSO TEAM IMPUL Z)がトップタイムを記録し、合算で20号車がポールポジションを獲得した。

3台が参加したST-TCRクラスは、A・Bドライバーともトップタイムの97号車Racerホンダカーズ桶川CIVIC(遠藤光博/中野信治)がポールポジションを獲得した。

1台のみ参加のST-1クラスは2号車KsフロンティアKTMカーズ(井田太陽/加藤寛規/高橋一穂/吉本大樹)がポールポジションを獲得した。

4台が参加したST-3クラスは、Aドライバーの前嶋リードを守り切った15号車岡部自動車Z34(前嶋秀司/長島正明)がポールポジションを獲得した。

7台が参加したST-4クラスはAドライバーの猪股のリードが大きく、合算で66号車odula TONE MOTUL ROADSTER RF(猪股京介/徳升広平)がポールポジションを獲得した。

14台が参加し最大勢力となったST-5クラスは、Aドライバー村上が2位、Bドライバー岡本がトップタイムを記録し、総合で88号車村上モータースMAZDAロードスター(村上博幸/岡本大地)がポールポジションを獲得した。

3台参加の開発クラスST-Qは、271号車Honda CIVIC TYPE R CNF-R(大津弘樹/三井優介)がトップタイムを記録している。
決勝レースは午後0時30分より全クラスが参加して5時間レースで行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦が、8月24、25日に栃木県のモビリティーリゾートもてぎで行われた。岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)は24日の予選でQ1敗退、25日の決勝では予選13位から追い上げ7位でフィニッシュした。
岩佐は第4戦まで、すべてノックアウト予選Q1を突破してきた。第1戦の鈴鹿サーキットこそ予選11位で終わったが、第2戦オートポリスでポールポジション、第3戦スポーツランドSUGO、第4戦富士スピードウェイとも2位と上位で通過してきた。ここもてぎでも上位進出は確実と思われていたが、24日に行われたノックアウト予選では、なんとわずか千分の2秒差でQ1落ちという結果となった。いったい何が起こったのか? レース後岩佐に聞いた。
「Q2に進めなかったというのは問題じゃなくて、あの時点でトップからコンマ7秒差があったのが大問題でした。乗り味としては悪くなかったんですが、フロントもリアもグリップがなくて、単純に他車と違ってタイヤが路面を捉えていないという状況でした。オンボード映像をみると明らかに違っているのが分かります」
確かにオンボードの映像ではクルマが暴れているのが、素人目にもわかった。
翌25日、決勝日の朝に行われたフリー走行でも岩佐はトップから1.241秒遅れの17位と低迷する。しかし、この走行でセットアップの方向は見いだせたようだ。
「フリー走行は昨日と変わらず、グリップ感がないところから始まりました。ここで行った変更がはまって、完璧じゃなかったんですが、方向性が見えました」
そして迎えた決勝。岩佐は前戦の冨士ではスタートで大きく順位を落とし、スタートに課題があると語っていた。
「課題としていたスタートはチームとして修正ができ、いいスタートを切れ4~5台は抜いています。1コーナーでの位置取りでラインを失ったところもあって、そこは反省点です」
岩佐はスタートポジションの13位から一つポジションを上げただけで、1周目を12位で戻ってきた。そしてこのポジションのままミニマムの10周でピットインし、タイヤ交換を行った。マシンは復調し、ここから追い上げを開始した。
「レース中のペースとタイヤマネジメントはすごくよかったです。自分も走ってて、いけているのはわかっていましたし、チームからもいいよという無線が入ってました。ただ、アウトラップの坪井選手や、木村選手を一発で仕留められなかったのは反省点です。本来のパフォーマンスを100%生かし切れませんでしたが、追い上げるレースで、後ろはまったく気にしなくてよかったので、楽しかったです」
レースは結局7位でフィニッシュし、選手権ポイント4を獲得し合計35.5ポイントとした。しかし、ランキングは4位から5位に落ちてしまった。しかし岩佐はまだまだ諦めない。力強い言葉で残り2大会4戦に向けての抱負を語った。
「チーム力でマシンを大きく改善することができ、自分たちのポテンシャルを再確認できたと思います。チャンピオンの可能性を失っているわけじゃないので、あきらめずに、チャンスがある限りは全力プッシュで目の前のレースを勝っていくことを目指します。残りの全戦優勝を目指します」
次戦冨士大会は10月13、14日に第6、第7戦が行われる。ここで大量ポイントを稼げば、大きくチャンスは広がるはずだ。

Text: Yoshiori OHNISHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
Atsushi BESSHO