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2026年10月

KYOJO CUP

第5戦富士スプリント上位3人のコメント 優勝・斎藤愛未「有終の美を飾りたい、チャンピオンはその先に」

トップ3のドライバーたち

優勝 斎藤愛未(SCS TEAM TOM'S)

 「集中して落ち着いて走ることができたので、それがレースラップの安定に繋がったと思います。後ろもバトルしていたので、ぶっちぎりでトップに立ってからは明日のことも考えて、後半は結構抑えて走りました」

 「明日はどうなるか分からないんですが、直せるところがあればまた改善していきます。何も考えず優勝だけ考えて有終の美を飾り、チャンピオンはその先にあると思っています」

2位 佐藤こころ(TEAM OPTIMUS CERMO・INGING)

 「最初のタイムが速いので、最初で抜きたいなと思ってましたけど、そんな上手くはいきませんでした。前半5周くらいはそんなに変わらず走れていましたが、そこからはタイヤなのかマシンなのか分かんないんですが、結構タレてきてペースが悪かったです」

 「このままだと多分あした勝てないのでファイナルに向けていろいろ調整したいですね。シリーズチャンピオンまだ諦めてないので、逆転狙えるように頑張ります」

3位  翁長実希(nat team KCMG)

 「最初から気持ち上げていったんですけが、細かなミスもありました。もっと序盤にペース上げてオーバーテイクができたら、トップも狙えたのかなって思っています」

 「少しずつ追いついていってバトル仕掛けてましたが、そこから抜き切れなかったので、明日の課題にします」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

KYOJO CUP

第5戦富士スプリント 斎藤愛未がぶっちぎりでポールトゥウイン、ポイントリーダーに

優勝した斎藤愛未(SCS TEAM TOM'S)

 KYOJO CUP最終第5戦は10月31日、富士スピードウェイでスプリントレースを行い、ポールポジションからスタートした斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)がそのまま逃げ切り優勝。選手権でポイントリーダーに立った。

 スプリントレースは午後1時10分、ローリングスタートに向け各車グリッドを離れた。上空の雲は増え、秋らしいさわやかな気候となった。気温18.6度、路面温度22.4度だ。

 各車ローリングでスタートラインに戻り、シグナルグリーンでスタートが切られると、上位陣は予選順位のまま1コーナーを通過。トップ斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)、2位佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)、3位翁長実希(nat KDDP KC-MG01)、4位富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)、5位ハナ・バートン(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)、6位下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)だ。

 続くヘアピンでは7位のジョアンヌ・チコンテ(FLEET KDDP KC-MG01)が6位下野のインを差す。この2台は併走してヘアピンを立ち上がるが接触し、両車スピン。チコンテは走行を続けるが、下野はフロントウイングを壊しピットインし、リタイアとなった。

 1周目、トップ斎藤は2位佐藤を0秒5離して戻ってきた。さらに0秒8差で3位が翁長。以下4位富下、5位バートンと続き、チコンテと下野の接触の混乱に乗じ三浦愛(Team ReFa KC-MG01)が6位に上がってきた。7位に松井沙羅(KeePer KONDO RACING KC-MG01)が、8位に白石いつも(Team ReFa Aira KC-MG01)が、9位にペイジ・ラダッツ(富士山静岡レーシングKC-MG01)が、10位に平川真子(NTT docomo Business ROOKIE KC-MG01)がつける。

 3周目にはトップ斎藤がここまでのファステストラップ1分45秒705を記録し、2位佐藤との差を0秒9と広げる。3位翁長はその後ろ0秒7差。ポイントリーダー富下はさらに1秒2差で徐々に遅れ始める。

 5周目、トップ斎藤はこのレースのファステストラップとなる1分45秒329をたたき出し2位佐藤との差を1秒5まで広げた。

 斎藤はその後も佐藤との差を広げ8周目には2秒4と独走態勢に持ち込む。逆に2位佐藤には3位翁長が徐々に迫ってきた。この周その差はついに0秒2となり翁長は佐藤を射程に捉える。

 9周目の1コーナーでは翁長が佐藤のインを差し、トップに立つもコカコーラコーナー立ち上がりでは佐藤が翁長に先行しトップを奪い返す。

 レースは10周を回りフィニッシュ。トップ斎藤は2位を4秒以上離してぶっちぎりでの優勝。佐藤は最後まで翁長を押さえきり2位、3位には翁長が入った。

 ポイントリーダーの富下はこのレース精彩を欠き、単独走行の4位でレースを終えた。5位バートン、6位三浦、7位松井は接近戦を演じていたが、順位は変わらず。8位にラダッツ、9位に白石、10位に平川が入った。

 優勝した斎藤は選手権ポイントを82としポイントリーダーに立った。富下が80ポイントで2位、佐藤が74ポイントで3位、チコンテが70ポイントで4位、翁長が66ポイントで5位。ここまでがチャンピオンの可能性を残し明日のファイナルレースに臨むこととなった。

 ファイナルレースは明日午後0時45分より15周で行われる。グリッド順はこのレースの結果となり、斎藤がポールからスタートする。富下は4位グリッドから斎藤の前に出ることがチャンピオンへの最低条件だ。佐藤と翁長も優勝しないとチャンピオンは厳しそう。ペナルティーで最後尾スタートとなったチコンテはチャンピオンの望みはほぼなくなった。斎藤が有利に見えるが、レースは何が起こるか分からない。明日のファイナルレースに注目だ。

表彰式

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

KYOJO CUP

第5戦富士スプリント結果

富士チャンピオンレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2026/10/31) Sprint Race Weather:Sunny Course:Dry
2026 KYOJO CUP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
LapTimeBehindGap
136斎藤 愛未SCS TOM'S KYOJO KC-MG01
SCS TEAM TOM'S
1017'37.078--
238佐藤 こころOPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
TEAM OPTIMUS CERMO・INGING
1017'41.155 4.077 4.077
37翁長 実希nat KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1017'41.717 4.639 0.562
439富下 李央菜OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
TEAM OPTIMUS CERMO・INGING
1017'43.666 6.588 1.949
537ハナ・バートンSCS TOM'S KYOJO KC-MG01
SCS TEAM TOM'S
1017'46.709 9.631 3.043
618三浦 愛Team ReFa KC-MG01
Team ReFa with AIWIN
1017'47.055 9.977 0.346
73松井 沙羅KeePer KONDO RACING KC-MG01
KeePer KONDO RACING
1017'47.65010.572 0.595
811ペイジ・ラダッツ富士山静岡レーシングKC-MG01
富士山静岡レーシング
1017'48.80511.727 1.155
917白石 いつもTeam ReFa Aira KC-MG01
Team ReFa with AIWIN
1017'49.52612.448 0.721
104平川 真子NTT docomo Business ROOKIE KC-MG01
NTT docomo Business ROOKIE
1017'50.09313.015 0.567
118佐々木 藍咲nat KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1017'50.73213.654 0.639
1232金本 きれいミハラ自動車エムクラフトKC-MG01
MIHARA RACING TEAM
1017'52.09915.021 1.367
1333岩岡 万梨恵FUKUDA racing KC-MG01
FUKUDA racing
1017'57.38220.304 5.283
14*10ジョアンヌ・チコンテFLEET KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1017'59.29822.220 1.916
1557ジャオ ユンチェンATEAM Buzz Racing KC-MG01
ATEAM Buzz Racing
1018'01.03023.952 1.732
1659織戸 茉彩NEW'Z KC-MG01
NEW'Z RACING CLUB
1018'04.15827.080 3.128
1735シタルウイ・リムナンタラックINGING 2W Singha Sittipol Nexter KC-MG01
INGING 2W Zoomies Singha Sittipol Nexter
1018'05.49028.412 1.332
1812いとう りな富士山静岡レーシングKC-MG01
富士山静岡レーシング
1018'10.39033.312 4.900
199ケルシー・ピンコウスキーVINIA KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1018'10.89833.820 0.508
20*87山本 龍ARF☆お先にどうぞ☆KC-MG01
Autolook Racing
1018'13.29236.214 2.394
2186下野 璃央Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01
Dr.Dry with Team IMPUL
12'08.6529Laps9Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 36 斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01) 1'45.329 (5/10) 155.957 km/h
  • CarNo. 10は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条4.1.a/b(他車への衝突+コースアウト)により、ファイナルレースを最後尾スタートとする。
  • CarNo. 87は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3(黒白旗提示後の走路外走行)により、決勝結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。

KYOJO CUP

第5戦富士公式予選 ポールポジション・斎藤愛未「問題なく走れた」

ポールポジションを獲得した斎藤愛未(SCS TEAM TOM'S)

 最終決戦となったKYOJO CUP第5戦、ポールポジションを獲得したのは選手権でトップから6ポイント差の3位につけている斎藤愛未(SCS TEAM TOM'S)だった。

 斎藤は中盤2位につけていたが、他ドライバーがタイムを更新すると順位を落としたが、残り7分となったところで、1分44秒431でトップに浮上。翌週さらにタイムを更新し44秒369までタイムを縮めた。

 「路面は濡れているところがありましたが、レコードラインはドライでした。ドライのところでしっかりウェービングして温めれば、問題なく走れました」

 「スリップが少しあったところで走れたので、そのタイミングでタイム更新できたのかなと思います」

 斎藤はベストタイムを出したところで予選の残り時間を残してピットイン。

 「私は結構最初から行っていて、気温も路温も上がってタイヤのピークも過ぎてるので、最後は、様子見しながら一応走っていました」

 斎藤がピットインした後も斎藤のタイムを上回るドライバーは現れず、ポールポジションを確定した。

 「3ポイントを縮めることができました。決勝は確実にポイントを取りに行きたいと思います」

 予選ポールポイント3を加点した斎藤は選手権ポイントを72とし、トップ富下李央菜の75に対して3ポイント差の2位に浮上。3位がジョアンヌ・チコンテの70ポイント、4位が佐藤こころの66ポイントで上位陣は混戦だ。

 ランキングトップの富下が予選4位、同3位のチコンテが予選10位に終わったため、俄然斎藤がチャンピオンに向けて優位に立った。

 スプリントレースは午後1時10分より10周で、ファイナルレースは明日午後0時45分より15周で行われる。混戦となったチャンピオン争いに注目だ。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

KYOJO CUP

第5戦富士公式予選 斎藤愛未がポールポジションを獲得

予選がスタートした

 KYOJO CUP最終第5戦は10月31日、富士スピードウェイド公式予選を行い斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)がポールポジションを獲得した。

 KYOJO CUPもいよいよ最終第5戦、公式予選は午前9時30分より20分間で行われた。富士は秋晴れに恵まれ汗ばむほどの気候となる。未明の雨はやんだがトラックにはところどころウェットパッチが残る。予選は徐々にコースコンディションが改善する中で進行した。

 開始5分、まずはハナ・バートン(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)が1分45秒819でトップに立つ。2位には金本きれい(ミハラ自動車エムクラフトKC-MG01)、3位には下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)がつけるが、まだまだ各選手ウォームアップの段階だ。

 予選中盤の残り10分、バートンが1分45秒208までタイムを更新。2位には斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)が、3位には富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)がつける。

 残り9分、ジョアンヌ・チコンテ(FLEET KDDP KC-MG01)が45秒を切る1分44秒998でトップに立つと、次周44秒829までタイムを更新。

 残り8分、その直後、ポイントリーダーの富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)が1分44秒588でトップに浮上。しかし、チコンテが44秒548でトップを奪い返す。

 残り7分、ここで斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)が1分44秒431でトップに立つと、次周には44秒361までタイムを更新。チコンテは2位に落ち、3位には翁長実希(nat KDDP KC-MG01)があがってきた。富下は4位に落ちた。

 残り1分、斎藤はもうタイムアップはないとみたかピットイン。ここで佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)が1分44秒437で一気に2位に浮上してきた。

 予選終了。ポールポジションは斎藤、2位に佐藤。3位のチコンテは走路外走行でベストタイムを抹消され8位にドロップ。3位翁長、4位富下、5位バートン、松井沙羅(KeePer KONDO RACING KC-MG01)は6位で予選を終えたが走路外走行で3グリッド降格。6位は下野となった。

 ポールポジションの斎藤は予選ポイントの3を追加し72ポイント。予選で加点できなかった富下の75ポイントに対して3ポイント差の2位に浮上してきた。3位にはチコンテが70ポイントと上位陣は混戦で午後のスプリント、明日のファイナルレースを迎えることとなった。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

KYOJO CUP

第5戦富士公式予選結果

富士チャンピオンレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2026/10/31) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2026 KYOJO CUP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

Pos№DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
136斎藤 愛未SCS TOM'S KYOJO KC-MG01
SCS TEAM TOM'S
1'44.369--157.392
238佐藤 こころOPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
TEAM OPTIMUS CERMO・INGING
1'44.437 0.068 0.068157.289
37翁長 実希nat KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1'44.576 0.207 0.139157.080
439富下 李央菜OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
TEAM OPTIMUS CERMO・INGING
1'44.588 0.219 0.012157.062
537ハナ・バートンSCS TOM'S KYOJO KC-MG01
SCS TEAM TOM'S
1'44.710 0.341 0.122156.879
6*3松井 沙羅KeePer KONDO RACING KC-MG01
KeePer KONDO RACING
1'44.719 0.350 0.009156.866
786下野 璃央Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01
Dr.Dry with Team IMPUL
1'44.774 0.405 0.055156.783
810ジョアンヌ・チコンテFLEET KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1'44.817 0.448 0.043156.719
911ペイジ・ラダッツ富士山静岡レーシングKC-MG01
富士山静岡レーシング
1'44.854 0.485 0.037156.664
1018三浦 愛Team ReFa KC-MG01
Team ReFa with AIWIN
1'44.884 0.515 0.030156.619
1117白石 いつもTeam ReFa Aira KC-MG01
Team ReFa with AIWIN
1'44.889 0.520 0.005156.611
1232金本 きれいミハラ自動車エムクラフトKC-MG01
MIHARA RACING TEAM
1'44.921 0.552 0.032156.564
134平川 真子NTT docomo Business ROOKIE KC-MG01
NTT docomo Business ROOKIE
1'44.926 0.557 0.005156.556
1433岩岡 万梨恵FUKUDA racing KC-MG01
FUKUDA racing
1'45.103 0.734 0.177156.292
1535シタルウイ・リムナンタラックINGING 2W Singha Sittipol Nexter KC-MG01
INGING 2W Zoomies Singha Sittipol Nexter
1'45.382 1.013 0.279155.879
168佐々木 藍咲nat KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1'45.410 1.041 0.028155.837
1759織戸 茉彩NEW'Z KC-MG01
NEW'Z RACING CLUB
1'45.452 1.083 0.042155.775
1857ジャオ ユンチェンATEAM Buzz Racing KC-MG01
ATEAM Buzz Racing
1'45.686 1.317 0.234155.430
19*87山本 龍ARF☆お先にどうぞ☆KC-MG01
Autolook Racing
1'45.820 1.451 0.134155.233
209ケルシー・ピンコウスキーVINIA KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1'46.151 1.782 0.331154.749
2112いとう りな富士山静岡レーシングKC-MG01
富士山静岡レーシング
1'46.176 1.807 0.025154.713
---- 以上基準タイム(130% - 2'15.798)予選通過 ----
  • CarNo. 3, 87は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3(走路外走行3回)により、3グリッド降格とする。

VITA筑波

第5戦筑波決勝ドライバーコメント 2位・中島正之「後は目指すはもうひとつ上の頂点」

優勝 西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

優勝した西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

 「いい形でレースを終われて、もう1戦ありますがチャンピオン取れてよかったです。スタートをちょっと失敗して、22号車に先に行かれてしまったのですが、そのおかげで(1周目の)接触とか巻き込まれなかった気もするので、よかったのではないかなと思います」

2位 中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)

決勝2位の中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)

 「途中でだいぶ雨が降ってきて、滑ったのでかなり怖かったです(苦笑)。ブレーキバランスとかいじって。前のクルマが何台かスピンしたりペナルティを受けたりとかでいなくなったりしたので、たなぼた的なところはありますが、初の2位で、後は目指すはもうひとつ上の頂点(優勝)ということです。シリーズ2位もたぶん確定したのかな、どうかな? というところで(その後の集計で未確定と判明)とても嬉しいです」

3位 佐藤孝洋(tipo ETA-01)

決勝3位の佐藤孝洋(tipo ETA -01)

 「(もっと上位の)チャンスがあるかな、と思って走っていたのですが、ちょっとペースが上がらないところもあって前半があまりよくなかったです。後半コンディションが悪くなってからの方がペースを上げられたので、追い上げられてよかったです。あと1周あったら(中島を抜く)チャンスが1回あったかなと思いましたが、レースなので」

4位 TATSUYA OKAHARA(JcoレーシングVITA-UT)

決勝4位のTATSUYA OKAHARA(JcoレーシングVITA-UT)

 「序盤荒れましたね。途中スルスルと3番手まで行ったので『もしかして?』と思ったのですが、そんな甘くはなかったですね(笑)。佐藤さんがバカっ速くて速攻で行かれてしまいました(苦笑)。まだまだ修行が足りません。でも楽しかったです。周回ごとにコンディションが変わって行って、最後元に戻ってきたので、そこを捉えられなくて。対して佐藤さんはバッチリ合わせていましたね。またがんばります(笑)」

5位 HARUKI KOSO(RaiseUP GO&FUN)

決勝5位のHARUKI KOSO(RaiseUP GO&FUN)

 「完全にウエット(コンディション)に変わったので、昨日ウエットで練習したのが活きたかなと思います。今回はクラッシュも多かったので、安パイな走りをした方が正解だったのかな、という感じがしますね。荒れそうだなという感じはしていたので、狙い通りではありました」

6位 小沼悠也(RaiseUP vita01)

決勝6位の小沼悠也(RaiseUP vita01)

 「最初は雨が降っていなかったのですが、スタート直後に降りだして、これは駄目かなと。昨日(練習走行で)コースアウトが2回あって、不安がよぎってきてしまって、安全安全でレースを運んでいったら、徐々に上の方に行けて。たなぼたという形にはなったのですが、初めての6位入賞になりました。VITAのレース3戦目なのですが、嬉しいです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

VITA筑波

第5戦筑波決勝 オープニングラップのアクシデントから始まったレースを西濱康行が制してチャンピオンを獲得

表彰式

 VITA筑波シリーズ第5戦決勝は10月25日(日)に行われ、フロントロウスタートの西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)が、中盤にトップに立つとチャンピオンシップを争う中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)の追撃を振り切って優勝、シリーズチャンピオンも合わせて獲得した。

 決勝は定刻からやや遅れて午後1時2分フォーメーションラップ開始。天候は相変わらずの曇り空だったが、スタート間際になって雨が落ちはじめた。路面はほぼドライだがメインストレートではポールポジションのイン側にウエットパッチが残っているのに対して偶数列のアウト側はドライで、さらに雨がレースの展開にどう影響するかも気になる。気温20.7度、路面温度22.3度と予選からほとんど変わっていない。12台のVITA-01がグリッドについて15周のレースが開始。

 出足がよかったのが3番手スタートのジェネリック内田(Verity VITA)で、蹴り出しで2番手スタートの西濱の前に出るとさらに加速、ポールシッターの日髙公朝(SHORAI ETA)のテールに張り付き第1コーナーへとアプローチするが日髙がアウトから抑え込んで内田2位。後方ではスタートのよかった6番グリッドオオサワヨシアキ(ビーンズスポーツ☆VITA)が5番グリッドのTATSUYA OKAHARA(JcoレーシングVITA-UT)を出し抜くと4番手スタートの中島にも襲い掛かり4位にポジションアップするとインから第1コーナーへターン。しかしエイペックスのあたりで姿勢を乱してスピン。後続は左右に分かれて難を逃れたがオオサワは最後尾で再スタートを切る。

 トップ日髙は2位内田に1車長の差でダンロップコーナーを通過、等間隔で3位西濱。そこから15メートルほど離れて中島を先頭にオオサワのスピンをかわしたOKAHARA、佐藤孝洋(tipo ETA -01)が4位グループを形成している。続く第2ヘアピン、日髙に対して内田がインからしかけるがここで両車が軽く接触、日髙はハーフスピンしてアウト側に停止して、後続車が通過した後に再スタート、11位に落ちる。一方内田はダメージがなかった模様でトップを奪い取ってバックストレートから最終コーナーへ。

 オープニングラップを終えてトップ内田、2位西濱は第2ヘアピンで日髙のスピンを回避したためにやや離され0.752秒の差がある。さらに0.352秒の差で3位中島。4位OKAHARA、5位佐藤に続いて0.724秒の差でHARUKI KOSO(RaiseUP GO&FUN)がなんと11番手スタートからジャンプアップしてきている。スピンを喫した日髙はトップから9.3秒差の11位、オオサワは17秒差の12位から挽回を開始する。

 トップに立った内田だが2位西濱は2周目0.652秒差、3周目には0.366秒差と一気にリードを削り取る。続く4周目は内田が頑張って0.792秒と差を広げると、5周目はふたたび西濱が0.377秒差に迫るという一進一退の攻防。この2台のペースが速く、3位中島は4.224秒差と離されていく。後方ではスピンからの再スタートで4周目にDANIELS JR RANDY(ELEVレーシングVITA01)をかわして10位に上がった日髙に対して5周目に今度はRANDYがやり返して10位を奪い返す。レースデビューの第4戦で驚速ぶりを見せた日髙だが、集団でのバトルの経験が少ないということで、ポジション挽回に苦労しているようだ。後方で接近戦を展開しているのが佐藤とKOSOの5位争いで、2周目に0.851秒あった差が5周目には0.281秒と肉迫。ここに小沼悠也(RaiseUP vita01)を仕留めた箭内健太(SHINRYU UT VITA)も追いついて0.230秒差の三つ巴になっていくが、箭内は残念ながら第2ヘアピンでスピン。順位を落とす。替わって小沼が8位を取り戻す。

 西濱はその後も内田との差を0.4秒前後に保ってチャンスを伺う。チャンピオンシップのこともありここはリスクを取らない方向か。しかしここでレースが大きく動いて、7周目終了時にトップを走る内田にドライブスルーペナルティの掲示。オープニングラップでの日髙との接触に対するペナルティだ。内田は8周目にピットロードへと向かいペナルティを消化する。ここでついにトップが交代。西濱が首位に立つ。2位中島、3位OKAHARA、4位佐藤、5位KOSO、6位Daizen Nakamura(車楽生活&オカダ技研VITA)という順になり、内田は小沼の後方。8位までポジションを落としてしまう。

 トップに立った西濱は淡々とラップを重ねて2位中島との差を保って走り続ける。OKAHARAを挟んで佐藤を先頭とした4位グループは依然として1秒未満の間合いで神経戦が続いている。8位の内田は順位を挽回すべく11周目には1分7秒028とここまでの最速タイムをマーク。この頃から雨足は止まってレコードラインが現れはじめて、レースペースが上がり始める。12周目、4位が6秒560、さらに13周目にも6秒025と最速ラップ更新し続けて3位OKAHARAに0.302秒と迫る。他の者もほとんどが自己ベストを更新するペースで走っている。その中でトップ西濱はマイペースを守り1分8秒台の走行だ。2位中島との差は10周目に5.6秒まで拡大したが、13周目には2.7秒差まで縮んだ。

 14周目、佐藤が1分5秒924と3周連続で最速ラップを更新して第2セクターでOKAHARAを攻略、3位へと順位を上げる。後方では6位Nakamuraが第1コーナーでスピン。これで6位小沼、7位内田、8位オオサワ、9位日髙、10位RANDYと順位を上げてレースはファイナルラップへ。

 ファイナルラップ、中島は1.172秒差まで迫ったが逆転には至らず、西濱がトップチェッカー。優勝と同時に2026年筑波VITAシリーズのチャンピオンを決めた。2位以下の順位変動はなく、オープニングラップのスピンから挽回したオオサワが最後に1分5秒396のファステストラップを叩き出して意地を見せた。

 筑波VITAシリーズ最終第6戦は11月16日(日)開催予定。チャンピオン争いは決着したが、気分よくシーズンオフを迎えるためにも手が抜けない戦いが残っている。

TATSUYA OKAHARAとジェネリック内田の争い

優勝は西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

決勝2位は中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)

決勝3位は佐藤孝洋(tipo ETA -01)

決勝4位はTATSUYA OKAHARA(JcoレーシングVITA-UT)

決勝5位はHARUKI KOSO(RaiseUP GO&FUN)

決勝6位は小沼悠也(RaiseUP vita01)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

VITA筑波

第5戦筑波公式予選ドライバーコメント ポールポジション・日高公朝「けっこう過激なバトルになる」

ポールポジション 日髙公朝(SHORAI ETA)1分6秒018

ポールポジションを獲得した日髙公朝(SHORAI ETA)

 「路面は第1ヘアピンから先がぜんぜん駄目(ウエット)で、80Rなんて飛び出しそうになって。第2ヘアピンもブレーキを軽く乗せただけでロックしてしまって、まっすぐ行ってしまうような感じで、微妙でした。(難しい路面でのトップタイムは)なんとも言い難いですね。こういう路面であまり走ったことがなくて、もしかしたら下の方(の順位)かなと思っていて、周回を重ねるごとに落ち込んでいって(苦笑)。帰ってきてポールポジションだと聞いたので、嬉しくもあるし、でも内容で言ったら50点もいかないような、納得のいかないような感じで、モヤモヤしています。決勝はできるだけドライに近い路面になってくれるといいかな、と思います。(後ろに)西濱さんがいるので、バトルになるかどうかはまだわからないですが、けっこう過激なバトルになる気がします(笑)。頑張りたいと思います」

予選2位 西濱康行(ETA白波ワークスVITA)1分6秒273(+0.255秒)

予選2位の西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

 「タイミングボード見ながら走っていたのですが、日高君が近くには見えなかったので、22番(内田)を気にしていて、彼が(自分の)上に行ったり下に行ったりしていたので、こんなものかな、と思っていたら日高君が急に来ました。精いっぱい走ったけれど彼(日高)に負けたということだと思います。チャンピオンのことはオオサワさんと中島さんが後ろなので、彼らがポイントを稼がずにゴールすれば確定するから、レースが荒れたとしても完走はしなきゃいけないし、チャンピオン取ることよりも自分のレースをしなければいけないなと思っています。日高君とのバトルは楽しみです。(彼が)どんなことをするのかな、とか僕がどんなことをできるのか、というのは冷静に楽しんで走りたいと思います」

予選3位 ジェネリック内田(Verity VITA)1分6秒358(+0.340秒)

予選3位のジェネリック内田(Verity VITA)

 「はじめての順位なので、もう十分です。路面は悪くなかったです。最初だけタイヤがまったく路面を喰わなかったですが。周回重ねるうちにドライと一緒でした。決勝はとりあえず皆さん先輩の走りを見たいなと思うので、ついて行きたいと思います」

予選4位 中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)1分6秒489(+0.471秒)

予選4位の中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)

 「西濱さんにはなるべく負けたくないと思いますが(笑)。今回も全然練習に来られていないので、前回のレースの後が今日だったので。しかも(路面が)濡れていましたので、最初はだいぶ怖かったです。ちょっとずつ路面がよくなってきて、タイムを縮めて4位に入れたので、決勝はがんばります」

予選5位 TATSUYA OKAHARA(JcoレーシングVITA-UT)1分6秒650(+0.632秒)

予選5位のTATSUYA OKAHARA(JcoレーシングVITA-UT)

 「最後に引っかからなければ、もう少し上に行けたのですが、満足です。今年初めてレースに出て、予選11位→7位→5位ときたので、だんだん乗れるようになってきました。路面はダンロップが滑ったのと、80Rが怖くて、全開で行けなかったです。それ以外は大丈夫だった感じでした。決勝はなるべく前に食らいついていけるように、がんばります」

予選6位 オオサワ ヨシアキ(ビーンズスポーツ☆VITA)1分6秒660(+0.642秒)

予選6位のオオサワヨシアキ(ビーンズスポーツ☆VITA)

「路面はスリッピーでしたね。(走りが)もったいなかったです。まだまだですね。決勝にはドライになると思うので、少しは(勝負の)余地があるのかがわからないですが、悔しい(予選結果)ですね。タイム差はそれほどないので、がんばります」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

VITA筑波

第5戦筑波公式予選  デビュー2戦目の驚速ルーキー、日高公朝がポールポジションを獲得

ポールポジションは日髙公朝(SHORAI ETA)

 VITA筑波シリーズ第5戦予選は10月25日(日)に行われ、第4戦でVITAレースデビューした日髙公朝(SHORAI ETA)がポールポジションを獲得した。

 全6戦の筑波VITAシリーズは残すところあと2戦。シリーズチャンピオンの争いは2名に絞られ、トップ西濱康行(ETA白波ワークスVITA)が62ポイント。2位の中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)は36ポイントということで、西濱が今回2位以上ならばそこでチャンピオン決定となる。

 15分間の予選は午前9時ちょうどにコースオープン。筑波サーキットは曇り空、前日降っていた雨の名残でコースにはところどころウエットパッチが残る難しい路面コンディションだ。気温18.4度、路面温度20.5度。12台がコースインした。

 各車ウオームアップを終えた計測3周目、まずは走る編集長こと佐藤孝洋(tipo ETA -01)が1分9秒432のトップタイム。2番手には西濱9秒528、3番手ジェネリック内田(Verity VITA)が9秒716、4番手はデビューレースの第4戦でいきなり2位と周囲を驚かせた日髙公朝(SHORAI ETA)が9秒864。5番手HARUKI KOSO(RaiseUP GO&FUN)が9秒893、6番手中島が9秒979、とここまでが1分9秒台に入れている。

 残り時間10分、西濱が1分9秒008でトップに立つが、直後にコントロールラインを通過した佐藤が8秒649で逆転。続けて日髙が9秒205の3番手タイム。そしてオオサワ ヨシアキ(ビーンズスポーツ☆VITA)が9秒309で4番手につけるもTATSUYA OKAHARA(JcoレーシングVITA-UT)が9秒135で3番手にアップ、日髙は4番手、オオサワ5番手にドロップ。さらに6番手に落ちていた内田が8秒353のトップタイムをマークして佐藤以下の順位を一つずつ落とす。内田はさらにトップタイムを1分7秒672と更新する。

 残り時間8分、OKAHARAが7秒975の2番手タイム、西濱が7秒500で4番手からトップに順位を戻す。2番手にドロップした内田だが残り7分に7秒202で再びトップを奪い返す。2番手西濱、3番手佐藤、4番手OKAHARAに続く5番手にDaizen Nakamura(車楽生活&オカダ技研VITA)7秒975で10番手からポジションアップしてくる。6番手HARUKI KOSO(RaiseUP GO&FUN)という順で予選は後半戦へ。

 残り5分30秒、西濱が1分6秒837でトップを奪い返す。KOSOが8秒014で5番手、箭内健太(SHINRYU UT VITA)8秒243で6番手にそれぞれアップ。

 残り4分、内田1分6秒748で再びトップ。しかし西濱が6秒624で再逆転、続く3番手には西濱とチャンピオンを争っている中島が6秒864で9番手からジャンプアップしてくると、それを上回ったのが日髙の6秒750で3番手に浮上、中島4番手。5番手にはオオサワ7秒009。

 残り2分30秒、内田1分6秒358でみたびトップに出るも、西濱が残り時間1分を切って6秒273でトップに立つ。そして佐藤6秒804で4番手、オオサワ1分6秒660で3番手と目まぐるしく順位が入れ替わり、最後に真打登場とばかりに日髙が6秒018のトップタイムを叩き出す。

 チェッカードフラッグが振られて15分間の予選が終了、最後にポジションを上げたのは中島の1分6秒489で4番手と、OKAHARAが6秒650で5番手にアップ。ポールポジションはVITA2レース目の日髙、2番手西濱とETAデザイン勢が第4戦とポジションを入れ替えてフロントロウを独占。セカンドロウには3番手内田、4番手中島。3列目5番手OKAHARA、6番手オオサワというトップ6となった。

 VITA筑波シリーズ第5戦決勝は午後1時5分スタート予定。今回もフロントロウの西濱が戴冠なるかに注目だ。

予選2位は西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

予選3位はジェネリック内田(Verity VITA)

予選4位は中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)

予選5位はTATSUYA OKAHARA(JcoレーシングVITA-UT)

予選6位はオオサワ ヨシアキ(ビーンズスポーツ☆VITA)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

v.Granzもてぎ・菅生

RiNoA Racing project、2026年第5戦/6戦に2台体制で参戦を発表

 里見乃亜代表率いるRiNoA Racing project「群馬トヨペット Team RiNoA with west」が10月24~25日にスポーツランドSUGOで開催されるv.Granzもてぎ・SUGOシリーズ第5戦及び第6戦に2台体制で臨むことを発表した。

 「群馬トヨペットTeam RiNoA」は2020年スーパーFJもてぎシリーズから活動を開始。今年は参戦カテゴリーを拡大し、v.Granzもてぎ・SUGOシリーズ及び鈴鹿シリーズにも出場、もてぎ・SUGOシリーズでは中村ブンスームを起用して、第1戦4位、第2戦3位、第3戦/第4戦2位と毎戦上位でフィニッシュし、現在シリーズランキングではトップ津田充輝と29ポイント差の2番手につけている。

 今回新たにv.Granzをドライブするのは田上蒼竜。田上は2022年にスーパーFJ(S-FJ)もてぎ・SUGOシリーズ及び筑波・富士シリーズのダブルタイトルを獲得しており、当時はライバルだった田上が、今回Team RiNoAの中村ブンスームの逆転チャンピオンをアシストすべくステアリングを握る。

 チャンピオン争いが佳境のv.Granzもてぎ・SUGOシリーズで台風の目になりそうな「群馬トヨペット Team RiNoA with west」に注目だ。

Text: Junichi SEKINE

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SUPER GT

第6戦SUGO公式予選ポールシッターのコメント 大草りき「明日はダンロップタイヤに花を持たせたい」

GT500クラスでポールポジションを獲得した大草りき/イゴール・オオムラ・フラガ組(64号車・Modulo HRC PRELUDE-GT)

GT500クラス 64号車Modulo HRC PRELUDE-GT(Modulo Nakajima Racing)

イゴール・オオムラ・フラガ(Modulo Nakajima Racing)

 「走り出した時は結構まだサーキットが湿ってる状況で、無理ができない状況でしたが、その中でもタイムがしっかり出ていたような感触だったので、もしかしたら予選はうまくいくんじゃないかなというふうには感じてました。ただ公式練習から予選に向けてすごくコンディションも変わってましたし、こんな短いサーキットで2秒近くタイムが上がるっていうのはあまりないことなので、そこら辺の対応も完璧ではなかったんですけどしっかりできたことでパフォーマンスを引き出せたかなというふうに思います」

 「今回はタイヤを2種類持ち込んできてるんですけど、本命じゃないものを公式練習では履いてて、予選用のタイヤを履くのはQ1が初めてだったので、そこら辺のフィーリングの違いだったり、タイヤの温まりだったり、そういったところをなるべく大草選手に、自分が感じたことは伝えました」

 「ポールポジションはいいスタートポジションですけど、優勝したいなっていう気持ちを本当に強く持っているので、そこら辺はしっかり明日のレースで戦って掴み取りたいです。プレリュードの熟成もどんどん進んでますし、僕らもセットアップを色々試していいところをやっとつかんできてるとは思うので、そこら辺がしっかり明日の結果に表れたらいいなって感じですね」

大草りき(Modulo Nakajima Racing)

 「BS勢ヨコハマ勢がSUGOは苦労するんじゃないかなって去年から思っていたし、今年もその辺が大きく変化してなかったのを見てたので、いけるんじゃないって手ごたえは走り出しから結構ありました。持ちこんだタイヤの感触や予選の選択が今回の路面温度や気温にマッチしてるんじゃないかなと思ってるんで、明日に向けても本当にすごくいい手応えですね」

 「(早めのアタックになったのは)赤旗のリスクもすごいありますし、雨も降ってたこともあったんで、想定よりちょっと早めには行ったんですけど、場所取りの問題で、やっぱ一番最初にアタックしないといけなくなっちゃったので、そこは想定通りかと思います。SUGOはトップからのスタートが本当に有利なので、そこを考えてもすごくいいスタートを切れたんで、明日はイゴールと一緒に100%の仕事をして、ダンロップタイヤで最後のSUGOで花を持たせてあげられるように頑張りたいなと思います」

GT300クラスでポールポジションを獲得した吉本大樹/河野駿佑組(60号車・Syntium LMcorsa LC500 GT)

GT300クラス 60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(LM corsa)

河野駿佑(LM corsa)

 「公式練習はウエットパッチがある状況からだったので、ちょっと待機してから出ていったんですけれども、バランス的にはもうちょっと欲しいバランスがあって、その中でもタイム自体はいいタイムが出てたんで、ここを詰めていけば結構いいとこ狙えるんじゃないかなって感じていました。ドライの時間は結構短かったんですけど、そこの中で吉本選手と2人で乗りながら、チームとエンジニアと2人で相談しながら、予選に向けていいセットアップが埋められたと思います」

 「Q1に向けてもそのもうワンチェンジしてって、アタックしたんですけども、本当に想像通りの動きをしてくれて、非常にいいアタックができたかなと思います。吉本選手は今日ニュータイヤを履いてなかったんで、そのあたりのフィードバックをできるだけやって、さらにセットアップも含めて変えていくことができたんで、チームとしても本当に強い予選ができたと思いますし、何より今回はGT500 GT300を通してダンロップさんのタイヤが非常に力強いパフォーマンスしてくれました。明日何が嫌だって天気が嫌なんですけど、一番いいところからスタートできるのは間違いないんで、頑張っていきたいと思います」

 「最近ウェットでテストできていませんが、それはみんな同じだと思います。他メーカーさんも、ウェットになったら強いと思いますし、本当に予選はダンロップさん、全車が速かったので、きっと雨降っても大丈夫と信じて、決勝も頑張ります」

吉本大樹(LM corsa)

 「今までポールポジションは何回もあるんですけど、すべて相方に全部いいとこ持ってかれてました。だから自分がポール初めてっていうのも、なんか意外な感じがします。でも何より去年、100分の数秒で敗れたポールポジションを今年取り返したくて、Q2は行かしてくれって言って、行かしてもらったので、それで取ってなかったら、それはそれでちょっとダサいですし。ちょっと危うかったんですけど取れて良かったです」

 「Q1でも、AもBもやっぱりダンロップタイヤがすごく強かったので、ダンロップタイヤを履くどこかのチームが必ずポールポーションを取るだろうなと思ったんですけど、河野選手のタイムが6秒9で、レコードタイムまでコンマ1だから、レコードタイムは絶対に抜くつもりで行ったんですが、ちょっとミスがありまして、SPコーナーにチャンスを落としてきまして。でも結果ポールポジションということなんで、大事なのは明日の決勝ですから。SUGOは抜きにくいコースですし、しっかり前からスタートできるということはすごく有利なポジティブなことかなと思います」

 「明日は勝ちます。必ず勝ちます、雨降らなければ(笑)そこだけですね。なんとかドライで走りたいですね。もちろん雨でもいいですけど、いかんせん履いてないタイヤを履いたりもするんで、それがどれだけコンディションにマッチするか微妙です」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第5戦鈴鹿優勝ドライバーのコメント 野尻智紀「次からが本当の戦い」

GT500クラス 16号車#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(ARTA MUGEN)

野尻智紀(ARTA MUGEN)

 「(これで通算11勝になったが)僕の主観ですけど、軽い中で勝ってきた勝利が今まで多かったと思うんですよね。開幕戦からうまくいかない、うまくいかないで、中盤戦で軽い中で勝ってっていう。たくさん勝っててっていうふうに言われますけど、あんまり誇れる内容ではないなっていうふうに思います。なので、やっぱりチャンピオン取らないと残れる結果ってやっぱないと思うんで。この勢いのまま36号にチャレンジしていきたいですね」

 「(自分のスティントについて)最初に流れ作りたいなと思ってたんで。(64号車の履く)ダンロップタイヤの温まりとか、その辺も全く分からなかったんで、抜けるなら最初のうちにっていうところで、大津選手がいい感じに扉をこじ開けてくれたので、僕はどちらかというと漁夫の利的な感じで、ラッキーで前に行けたなっていうふうに思います」

 「(17号車とのバトルについて)間合いだけの問題で追いついたかなって思いますが、なかなか抜くまでには至りませんでした。本当はもう少し燃費もセーブしながらついていければっていう感じでしたが、それ以上に野村選手が速かったので、ついていくのにいっぱいいっぱいだったなっていう感じはしましたね」

 「ランキングが上がったとはいえ、36号車にはまだまだ点数差もありますし、しっかりと次のSUGOも上位狙っていかないと、チャンピオンはどんどん遠くなってしまうと思うんで。次からが本当の戦いっていう風に思うんで、上を狙って戦いたいなと思います」

佐藤蓮(ARTA MUGEN)

 「自分の実力を証明できたレースというより、今回がスタートラインかなと思っています。今後もいいレースができるように、そこに向かってしっかり進めていきたいなと思います」

 「GT500の2年目ぐらいからとにかく勝ちが欲しかったです。みんな1回勝つと変わる言いますけど、ちゃんとレースをして勝つというのは大事だと思います。今回ようやくそれができました」

 「(17号車とのバトルについて)セクター4のシケインでのブレーキでアドバンテージがあるとは数周前から感じていて。ちょっと距離はありましたけど、とりあえず行ってみて、チャンスを作りたかったんです。130Rでのオーバーテイクは、GT500がGT300を抜いていくパターンとして、あれはよくあるので。あそこは絶対にチャンスだと思って、もう全開で抜くつもりで入っていって、それがうまくいったので、もう完璧な抜き方ができたなとは思いました」

 「(フィニッシュの瞬間は)安心しましたね。プッシュしてる時は何も考えてないんですけど、残り5周でSCが入って、いつ再開されるかっていうところの緊張感と、最後まで車がトラブルなく走ってくれるかっていうところ。これはすごく不安でしたね」

 「SUGOはかなり(サクセスウェイトが)重くなって、ランキング的には2位で挑むレースなので、少しでも36号車に対して差を詰めるレースにしたいです」

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GT300クラス 9号車PACIFICうま娘NAC BMW(PACIFIC RACING TEAM)

藤原優汰(PACIFIC RACING TEAM)

 「スタートから淡々と自分たちのペースを守っていくことができました。後半、富林選手に代わってから、さらにマージンを広げるのにかなりすごい走りしてくれて、ミスもなかったので勝つことができました」

 「スタートで余裕が生まれればレース自体の余裕が生まれるかなと思ってました。最初の希望は、後ろとの間を開けるっていう、それが仮に1秒でも2秒でもいいかなというふうに思っていましたが、実際走り出したら車のパフォーマンスもタイヤのパフォーマンスもすごく良くて、いけると思って、ちょっと淡々と走っていうかなっていう感じですね。不安要素は全くなくて、すごく良かったです」

「昨日ロングランが見えてなかったので、スティントを均等割にする作戦にして、ちょっと探りつつは行ったんですけど、後半まですごく安定していました」

 「ミシュランはウォームアップがすごく早いので、4本交換してもロスが全然ないので、今回は4本交換を選択しました」

 「菅生大会も、まずポイントを確実に狙っていきたいなと思いますし、願わくばトップ10をというところで、全員がその時できることをできるだけやったら、自然といいところに行くと思うので、全員ができることを全力で頑張りたいです」

冨林勇佑(PACIFIC RACING TEAM)

 「同世代のライバルはみんな優勝やチャンピオンを争っている中で、ポイント取るのもやっとっていう悔しさを抱いていましたが、自分も負けてないことを証明するためにも、チームの用意してくれてる車が今一番早いんだぞってことを証明するためにも、いろいろケアしながらですが本当にプッシュすることだけを考えて走っていました。終盤はセーフティーカーが出ちゃって、タイヤ冷えると結構難しい部分も僕らはありましたし、後ろにバックマーカーが2台挟まってたんで、再開しても大丈夫かなと思いつつ、終わるならこのまま終わってくれっていう気持ちもありました。でも比較的冷静ではいられたと思います」

 「リードも築いていたので本当は最後までぶっちぎって帰ってきて、イエーイってやりたかった気持ちもあります。でも何より最後までしっかり走りって優勝することが大事でしたし、そこを達成できたのはよかったです」

 「BMW、ミシュランというものに変わってから非常に自信もあった中でうまくいかなかったんですけど、こうやって0を1にするのってすごい難しいと思うんですよ。それは僕らドライバーもそうですし、チーム自体も勝ったことがないのでかなり難しかった」

 「逆に勝つといろんな運が巡ってこれたり、勝ち癖というものがつくものもあると思います。今まではポイント取れるか取れないかみたいなチームの実力というか、そう思われがちな部分もあったと思いますが、こうして優勝することで、ワンランク上のところで戦える可能性も増えたかなと思います。チャンプ争いというところまでは、まだ全然考えてないですけど、しっかりポイントを取ることをチームの目標として、後半戦も着実に戦っていけたらなと思います」

Photo&Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第5戦鈴鹿決勝GT500クラス 16号車#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTが今季初優勝 ホンダ勢が表彰台を独占!

GT500クラス優勝は#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)

 2026オートバックス スーパーGT第5戦「鈴鹿GT300kmレース」の決勝が8月23日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスは16号車#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)が今季初優勝。2位に17号車Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)、3位に8号車#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)が入り、ホンダ勢が表彰台を独占した。

(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日20,500人/決勝日32,000人/大会総入場者数52,500人)

GT500クラスのスタートシーン

 第5戦決勝は午後1時30分に三重県警の先導によるパレードランで始まった。周回数は52。天候は晴れ。路面はドライ。気温34℃、路面温度は49℃と残暑厳しい中での戦いだ。

 まずはポールの野村勇斗(Astemo HRC PRELUDE-GT)がトップで1コーナーへ。大草りき(Modulo HRC PRELUDE-GT)、大津弘樹(#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)と予選順位のままS字へ向かうが、NIPPOコーナーの立ち上がりで早くも大津が64号車を抜き去って2番手に浮上。予選4位の野尻智紀(#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)もこの周で64号車を捉えて3番手に浮上した。

 3周目に入ると16号車が8号車に接近。シケインでインに飛び込んで2番手に。すかさず8号車も16号車のスリップに入るが、徐々に引き離されていく。

 この間にトップの17号車は3秒552のリードを築き上げるが、4周目に入ると16号車が追い上げに転じ、5周目に3秒103、6周目に2秒545、7周目には1秒383とし、8周目には0秒308とついに射程圏内に捉えた。

 16号車を引き離そうとペースを上げる野村だったが、野尻は離されずについていき、15周目のシケインでインを伺う。しかしここでは野村が押さえた。

 その後17周目のNIPPOコーナーで井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が川端伸太朗(PONOS FERRARI 296 EVO)に押されてコースを飛び出すアクシデントが発生。これによりフルコースイエロー(FCY)が宣言される。すぐにFCYは解除となるが、ここですかさず64号車がホームストレートで8号車をかわして一つ順位を挽回した。

 ここで規定周回の3分の1が消化されたため、トップの17号車は18周目にピットイン。野村から塚越に交代してコースに戻る。8号車も同じ周で大津から太田に交代するが、16号車はコースに留まり、22周目にようやくピットへ。ここで野尻からバトンを渡された佐藤は17号車の前でコースに復帰するが、塚越広大(Astemo HRC PRELUDE-GT)は23周目のヘアピン立ち上がりで16号車のインに飛び込み、そのまま並走でスプーンへ。すかさずポジションを奪い返した。

 そしてGT500クラスの全車がドライバー交代を終えた35周目に17号車は再びトップに。しかし16号車とのギャップは僅か0秒435。

 36周目のシケインで佐藤は17号車のインに飛び込むが僅かにオーバーラン。すかさずホームストレートで並び替えした塚越が1コーナーで16号車を抜き返した。

 ところが37周目。

 130Rで周回遅れをアウトから抜こうとした17号車が痛恨のオーバーラン。これに乗じて佐藤がインから周回遅れと17号車を一気に抜き去ってトップに立つと、その後は徐々にリードを広げていく。

 結局レースはトップが48周目に入ったところで発生した、130Rにおける吉田広樹(Green Brave GR Supra GT)のクラッシュによりセーフティーカーが導入され、そのまま52周目のチェッカーを迎えることに。

 これにより16号車#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)が今季初優勝を達成。17号車Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)は惜しくも2位に終わり、8号車#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)が3位とホンダ勢が表彰台を独占する結果に。

 野尻は通算勝利数を11に伸ばし、佐藤はGT300、GT500を通じて初めてのスーパーGT優勝を成し遂げた。

 同時にドライバーズランキングにおいても野尻/佐藤組は通算36ポイントでこのレースを8位で終えた福住仁嶺/大嶋和也組の31ポイントを抜いて2位に浮上した。しかしポイントリーダーの坪井翔/山下健太組は重いサクセスウェイトを抱えながらもしぶとく9位でフィニッシュし、50ポイントと依然として大きなリードを保っている。

 次戦の舞台は宮城県のスポーツランドSUGO。台風シーズンの真っ只中ということもあって毎年天候と魔物に左右されるが、今年はどんなドラマが待っているのだろうか。9月20日決勝だ。

GT500クラス決勝2位はAstemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)

GT500クラス決勝3位は#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)

GT500クラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第5戦鈴鹿決勝GT300クラス PACIFIC ウマ娘 NAC BMWが初ポールから逃げ切って初優勝

GT300クラス優勝はPACIFICうま娘NAC BMW(冨林勇佑/藤原優汰)

 2026オートバックスSUPER GT第5戦「SUZUKA GT 300km RACE」の決勝が、8月23日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、クラスポールからスタートした9号車PACIFIC ウマ娘 NAC BMW(冨林勇佑/藤原優汰)が、完璧なレース運びで初優勝を飾った。

 2位は、7号車CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(ザック・オサリバン/梅垣清)、3位には18 UPGARAGE AMG GT3(小林崇志/新原光太郎)が入った。

GT300クラスのスタートシーン

 連日の蒸し暑い30度超えの天候となった日曜日。午後1時30分、300km先のゴールに向けてスタートを切った。

 スタートから上位陣は安定した走りを見せ、9号車PACIFIC ウマ娘 NAC BMW(藤原)、777号車D'station Vantage GT3(藤井)、60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本)、61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(山内)、18号車UPGARAGE AMG GT3(小林)、7号車CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(梅垣)、45号車PONOS FERRARI 296 EVO(川端)と続く。

 その後もグリッド順でレースは進むが、3位61号車SUBARU BRZ(山内)のペースが上がらず、8周目には4位、13周目には5位に後退。この61号車が後続を抑える間にトップ3台は逃げる形になる。

 15周目、その61号車がNIPPOコーナーで、45号車PONOS (川端)にプッシュされコースアウト。グラベルに入ってしまいFCY(フルコースイエロー)となる。61号車はコース復帰するが、これで上位争いから離脱することになってしまった。同時に45号車もドライブスルーペナルティで上位入賞の可能性は消えてしまった。

 レース三分の一を経過する16周を終えると、ドライバー交替、ピット作業を行う車両が出始め、上位では2位の777号車D'station Vantage GT3(藤井)が最初に作業を終え、ファグにステアリングを託す。

 19周目には、3位60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本→河野)、20周目には18号車UPGARAGE(小林→新原)が、そして24周目にはトップの9号車PACIFIC ウマ娘(藤原→冨林)がピットに入り、トップのままコースに復帰。リードを広げていく。

 不運だったのは、前大会、フロントタイヤ2本のみ交換の奇策で優勝をもぎ取った52号車Green Brave GR Supra GT。29周目にピットに入ると野中から吉田に交替し、今回も同じ作戦で順位を上げてコースに復帰。5位にポジションを上げ、シリーズを意識して確実にポイントを重ねる作戦を取った。

 ところが、順調だった52号車は、デグナーでGT500車両に押されてスピン。ピットに戻ってリアタイヤも交換する羽目になり、せっかくの作戦は水の泡となった。さらに、42周目に130Rで飛び出し大クラッシュ。吉田の無事は確認されたが、踏んだり蹴ったりのレースになってしまった。

 このアクシデントで、セーフティカーランとなり、オーダーは、9号車PACIFIC ウマ娘、7号車CARGUY、18号車UPGARAGE、777号車D'station、56号車リアライズGT-R、88号車VENTENY Lamborghini、360号車RUNUP GT-R、5号車マッハ車検MC86、11号車GAINER Z、32号車ENEOS AMGとなった。

 結局、アクシデントの処理に時間がかかり、レースはセーフティカーランのままフィニッシュ。9号車PACIFIC ウマ娘が、初ポールから初優勝という完璧なレースで鈴鹿夏の陣を締めくくった。

 シリーズランキング1位の52号車(40p)、2位の2号車(40p)がノーポイントに終わったため、ランキングは、5位に入り11pを加えた56号車リアライズが49ポイントでトップに立ち、777号車(48p)、7号車(44p)が続くこととなった。(手元集計)。

 次の大会は、9月19-20日の「SUGO GT 300km RACE」だ。

GT300クラス決勝2位はCARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(ザック・オサリバン/梅垣清)

GT300クラス決勝3位はUPGARAGE AMG GT3(小林崇志/新原光太郎)

GT300クラスの表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第5戦鈴鹿決勝結果

GT500クラス

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
116野尻 智紀
佐藤 蓮
#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
ARTA MUGEN
BS26521:47'00.904--
217塚越 広大
野村 勇斗
Astemo HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Astemo REAL RACING
BS18521:47'03.124 2.220 2.220
38太田 格之進
大津 弘樹
#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Team HRC ARTA MUGEN
BS32521:47'03.915 3.011 0.791
423千代 勝正
高星 明誠
MOTUL Niterra Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS28521:47'04.404 3.500 0.489
538大湯 都史樹
小林 利徠斗
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS42521:47'04.754 3.850 0.350
612平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
TRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS30521:47'06.230 5.326 1.476
724名取 鉄平
三宅 淳詞
リアライズコーポレーションZ
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
BS14521:47'08.832 7.928 2.602
814福住 仁嶺
大嶋 和也
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS56521:47'09.734 8.830 0.902
936坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS96521:47'09.974 9.070 0.240
10*37笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS22521:47'12.20011.296 2.226
11*100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS54521:47'13.90913.005 1.709
12*64大草 りき
イゴール・オオムラ・フラガ
Modulo HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Modulo Nakajima Racing
DL521:47'51.24550.34137.336
1319国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport BANDOH GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH4501:47'02.6182Laps2Laps
---- 以上規定周回数(70% - 36 Laps)完走 ----
-39関口 雄飛
サッシャ・フェネストラズ
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS34331:03'05.38019Laps17Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 19 阪口晴南(WedsSport BANDOH GR Supra) 1'48.528 (40/50) 192.625 km/h
  • CarNo. 37は、SpR.22.4(エンジン交換)により、ペナルティーストップ5秒を科した。
  • CarNo. 100は、SpR.22.4(エンジン交換)により、ペナルティーストップ5秒を科した。
  • CarNo. 64は、SpR.13.1.a/付則7.3.4.1(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

GT300クラス

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
19冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFICうま娘NAC BMW
BMW M4 GT3 EVO
PACIFIC RACING TEAM
MI481:47'16.526--
27ザック・オサリバン
梅垣 清
CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO
Ferrari 296 GT3 EVO
CARGUY MKS RACING
YH48481:47'20.955 4.429 4.429
318小林 崇志
新原 光太郎
UPGARAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM UPGARAGE
YH8481:47'23.147 6.621 2.192
4777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL70481:47'24.089 7.563 0.942
556ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
木村 偉織
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH76481:47'27.75011.224 3.661
688小暮 卓史
ダニール・クビアト
VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH20481:47'28.23711.711 0.487
7360荒川 麟
金丸 ユウ
RUNUP × SOL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH481:47'29.36212.836 1.125
85塩津 佑介
荒尾 創大
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH10481:47'33.15016.624 3.788
911富田 竜一郎
大木 一輝
GAINER TANAX Z
NISSAN Fairlady Z
GAINER
DL4481:47'33.76717.241 0.617
1032石浦 宏明
鈴木 斗輝哉
ENEOS X PRIME AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM ENEOS ROOKIE
BS60481:47'37.08920.563 3.322
1131小高 一斗
小山 美姫
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS68481:47'43.66227.136 6.573
1230永井 宏明
平良 響
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH481:47'44.93928.413 1.277
1360吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL22481:47'45.56529.039 0.626
14*666スヴェン・ミューラー
渡会 太一
seven x seven PORSCHE GT3R EVO
PORSCHE 911 GT3R EVO
seven x seven Racing
YH54481:47'46.59730.071 1.032
15*45篠原 拓朗
川端 伸太朗
PONOS FERRARI 296 EVO
Ferrari 296 GT3 EVO
PONOS RACING
YH28481:47'48.02131.495 1.424
1625松井 孝允
洞地 遼⼤
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH481:47'49.91433.388 1.893
17*65蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS74481:47'51.68835.162 1.774
186片山 義章
ニコラス・クルッテン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3 EVO
VELOREX
YH28481:47'52.58436.058 0.896
1962平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH22481:48'01.27344.747 8.689
20*2堤 優威
卜部 和久
HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS80481:48'01.71645.190 0.443
2120平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングRC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
SHADE RACING
MI481:48'04.83648.310 3.120
224谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & Team UKYO
YH48481:48'08.21551.689 3.379
23*26安田 裕信
リ ジョンウ
ANEST IWATA GAINER Z
NISSAN Fairlady Z
ANEST IWATA Racing
YH481:48'37.1911'20.66528.976
2448井田 太陽
ジェームス・プル
健康ケーズフロンティアWMニルズGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH2471:47'18.8531Lap 1Lap
2522加納 政樹
和田 久
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH471:47'20.6491Lap 1.796
2696新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
BS32471:47'55.7351Lap 35.086
2752吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS80411:26'37.4737Laps6Laps
2861井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL2391:48'01.1359Laps2Laps
2987元嶋 佑弥
松浦 孝亮
OPEN HOUSE Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH10381:21'11.59910Laps1Lap
---- 以上規定周回数(70% - 33 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 9 冨林勇佑(PACIFICうま娘NAC BMW) 1'58.460 (27/48) 176.475 km/h
  • CarNo. 66は、SpR.18.1(走路外走行)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 45(川端伸太朗)は、SpR.13.1.b(危険なドライブ行為)により、
  • CarNo. 66は、SpR.18.1(走路外走行)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 65(蒲生尚弥)は、SpR.27.17(ピットレーンでの他車への危険行為)により、
  • CarNo. 66は、SpR.18.1(走路外走行)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 2(卜部和久)は、SpR.13.1.b(危険なドライブ行為)により、
  • CarNo. 66は、SpR.18.1(走路外走行)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 26(安田裕信)は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.10(SC中の追い越し)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

SUPER GT

第5戦鈴鹿予選会見 野村勇斗「500クラスで鈴鹿を走るのは今週が初めてだった」

GT500クラス 17号車Astemo HRC PRELUDE-GT(Astemo REAL RACING)

塚越広大(Astemo REAL RACING)

 「基本的にいいバランスでは走り出せて、そこからあの短い時間でどれを選択していくかっていうところで、ちゃんと選べたんじゃないかなと思います。あとロングランは多分ほかのチームもやってきてるところは少ないと思うんですけど、まずは速く走れることが大事かなと思うので、明日に向けてもこういう結果は好材料だと思います」

 「(Q2の野村選手のアタックについて)僕はもう安心して、どんな順位で帰ってこようが僕らの17号車としては自信はあったので、それをさらに引き上げてくれたかなと思うので。結構僅差の中だったので、最後に逆転してくれて、なんか目立つ感じで印象的だったんでよかったです」

 「(金石)勝智監督と大駅(俊臣エンジニア)さんと、ここまでしっかり準備してきても、歯がゆいレースがあった中で、彼らの喜んでる姿を見たのが一番嬉しかったです。決勝は勝つしかないと思います。勝つべくして勝つレースしたい。もうその手ごたえは充分に」

野村勇斗(Astemo REAL RACING)

 「アタックラップをうまくまとめることができて、最終的にボール取れたんで、本当に嬉しいですね。狙ってはもちろんいました。500クラスで鈴鹿を走るのは今週が初めてだったので、 FP1で赤旗が2回も出て、結構走る時間削られちゃったので難しいなと思いながら走っていました。なんとなくコツはつかめたんですけど、それに対してはちょっと不安を抱えながらのアタックでした。でも車が本当に前戦から上調子が良くて、プッシュしきってもすごいコントロールしやすい車になってきているので」

 「ここまでロングランに苦戦してきているので、明日の決勝はどうなるかまだわからないんですけど、スタートできるポジションすごいいいんで、優勝を狙っていきます」

GT300クラス 9号車PACIFICうま娘NAC BMW(PACIFIC RACING TEAM)

藤原優汰(PACIFIC RACING TEAM)

 「初めてのポールポジション。とにかくめちゃくちゃ嬉しいです。もう冨林選手、帰ってきて一番上に止まった時に、うわ、最高やって、ものすごく嬉しかったです」

 「僕のQ1の時は、ピットアウトしてタイヤウォームアップしていく中で、車もやっぱすごいバランス良かったですし、ミシュランタイヤの性能もすごく良くて、BMWと鈴鹿っていうのもすごく相性がいいんで、ドライバーが安心して攻めれる状態やったかなというふうに思います」

 「今日フリー走行でトラブルとかがあって、全チームに言えることだと思うんですけどロングランあまり試していないんです。まあ今日の予選で速さがあることは分かったんで、あとはBMWの安定性とミシュランのウォームアップ性能精度の速さとか、そういうのを武器に戦いたいと思います。明日は多分スタートを担当するのかなという感じです」

冨林勇佑(PACIFIC RACING TEAM)

 「僕は今まで基本Q1メインでしたし、予選は本当に6位とかが最高位だったんで。そんな中、今回チャンスっていうのは自分でも勝手に体で分かってたんで、(プレッシャーで)結構気持ち悪かったんですけど。結構緊張してましたね」

 「自信はありました。でもみんな悪がってプレッシャーかけてくるんで、『いけるよ』とかみんなめっちゃ言うから、まあプレッシャーに感じても、それも全部励みになり、良かったです。去年の岡山が多分Q2だったんですよ。その時もポール取る自信っていうか、取れると思ってはいた中で取れなくてすごく悔しかったんですけど、乗っちゃえば意外と緊張はないんで。自分のやりきれることをやろうっていう風に切り替えれるのと、他のカテゴリーでも予選はやっぱりプレッシャーのかかるところでやってはいたんでね。走り出したらあんま変わんない」

 「優勝がもちろんできたら嬉しいですけど、まずポールっていうところはずっと残る部分でもあると。そこは良かったと思います」

Photo&Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第5戦鈴鹿公式予選GT300クラス PACIFIC ウマ娘 NAC BMWがポールポジション獲得

GT300クラスポールポジションはPACIFICうま娘NAC BMW(冨林勇佑/藤原優汰)

 2026オートバックスSUPER GT第5戦「SUZUKA GT 300km RACE」の公式予選が、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、GT300クラスは、PACIFIC ウマ娘 NAC BMW(冨林勇佑/藤原優汰)が、ポールポジションを獲得した。

 今シーズン、ここまで中位でのフィニッシュが多く、獲得ポイントもゼロ。正直ノーマークだった“穴馬”ともいえる9号車PACIFIC ウマ娘 NAC BMWが、ポールの雄叫びを上げた。

 2位は、777号車D'station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)、3位は61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)、4位以下は、60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)、18号車UPGARAGE AMG GT3(小林崇志/新原光太郎)、7号車CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(ザック・オサリバン/梅垣清)と、ここまでがトップ6。

 前富士大会で、上位を占めたフェラーリGT3車両は6位が最高位。また、使用タイヤはトップがミシュラン。2〜4位が少数派のダンロップと、今回の予選の勢力図を解く鍵はこのあたりにありそうだ。

■予選Q1

 A、Bグループに分けられたGT300クラスの予選は、各グループ上位9台までがQ2に進出。

 Aグループでは、早めのアタックで1分57秒台に入れた30号車apr GR86 GT(平良)のタイムをターゲットに各車がアタックするも、なかなか58秒を切る車両は現れず。60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本)が1分57秒978、終盤に777号車D'station(藤井)がトップとなる1分57秒324をマークして、この3台は余裕を持ってQ2へ進んだ。

 4位以下の58秒台の争いは熾烈を極め、4位96号車K-tunes RC F GT3(高木)から9位の4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口)までは、コンマ6秒という僅差だった。

 Bグループでも、1分57秒台が通過の目安となり、61号車SUBARU BRZ(井口)、65号車LEON PYRAMID AMG(菅波)、11号車 GAINER TANAX Z(富田)、9号車PACIFICウマ娘BMW(冨林)らは、58秒の壁を破ってQ2に進出した。

 このグループはAグループよりも僅差で、トップ61号車から9位の7号車CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(梅垣)まで、0.8秒の差だった。

■予選Q2

 午後4時を過ぎ、暑さが和らぐなかQ2が始まった。Q1を通過した18台、なかでもQ1で1分57秒台をマークした車両を中心にポール争いが繰り広げられた。

 気温、路面温度ともに下がって、タイムはQ1を大きく上回り、最初に61号車が1分56秒981をマーク。このタイムを破る車両はなかなか現れず、61号車の今季2度目のポール奪取かと思われた。

 しかし、終了間際になって、9号車BMW(冨林)が1分56秒547、777号車D'station(ファグ)も56秒551と、61号車のタイムを大きく上回り逆転。冨林にとって初めてとなるSUPER GTのポールで予選は幕を閉じた。

 ランキング上位車では、首位の52号車Green Brave GR Supra GTが13位とまずますのスタート位置だが、2位の2号車HYPER WATER INGING GR86 GTは24位、3位の56号車リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rが18位と、決勝は厳しい位置からのスタートとなった。

GT300クラスポールポジションはPACIFICうま娘NAC BMW(冨林勇佑/藤原優汰)

GT300クラス予選2位はD\'station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)

GT300クラス予選3位はSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第5戦鈴鹿公式予選 17号車Astemo HRC PRELUDE-GTが今季初ポール トップ4をホンダ勢が独占

GT500クラスポールポジションはAstemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)

 2026オートバックス スーパーGT第5戦「鈴鹿GT300kmレース」の公式予選が8月22日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスは17号車Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)がポールポジションを獲得。上位4台をホンダ勢が独占する結果となった。

 公式予選は午後3時30分よりノックアウト方式で行われた。天候は晴れ、路面はドライだが、陽が傾き始めたこともあり、セッションが進むにつれて気温、路面温度ともに下がっていく中での走行となる。

予選Q1 64号車のイゴール・オオムラ・フラガがトップタイム

 GT500クラスの予選Q1は午後3時48分より10分間で行われた。

 各車アウトラップに続いて2周から3周のウォームアップ走行を行い、残り時間が3分を切ったあたりでタイムアタックに取り掛かる。

 まずは大津弘樹(#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)がウォームアップ2周から1分46秒209を記録、続いて塚越広大(Astemo HRC PRELUDE-GT)が1分45秒891でこれを上回り、野尻智紀(#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)が1分45秒967で続く。この時点ではホンダ勢が上位を占める。

 その後は三宅淳詞(リアライズコーポレーションZ)が1分45秒738でこのホンダ勢を上回ったが、チェッカーが提示された直後にイゴール・オオムラ・フラガ(Modulo HRC PRELUDE-GT)がウォームアップ3周から1分45秒254を叩き出してトップに躍り出た。

 それに続いて阪口晴南(WedsSport BANDOH GR Supra)がウォームアップ2周から1分46秒019、平峰一貴(TRS IMPUL with SDG Z)もウォームアップ2周で1分45秒818を記録。

 この結果、64号車がトップ、24号車が2位、12号車が3位となり、以下、17号車、16号車、19号車、38号車の順でトップから8位の8号車までが1秒以内に収まる接戦となり、37号車が9位、23号車が10位とここまでがQ2に進出した。

 一方、ポイントリーダーの坪井翔(au TOM'S GR Supra)は23号車に0秒025及ばず11位で予選を終えている。

予選Q2 ルーキー野村勇斗が初のPP獲得

 GT500クラスの予選Q2は午後4時41分にコースオープン。残り時間2分30秒を切ったところでタイムアタックが始まった。

 まずは小林利徠斗(KeePer CERUMO GR Supra)が1分45秒835を記録。続いてアタックに入っていた佐藤蓮(#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)はセクター1で区間最速をマークしたが、スプーンで痛恨の四脱。それでも1分45秒389を出して見せる。佐藤は続けてもう一周アタックを敢行するが、ここでは1分45秒519に留まる。

 それに続いてQ1トップの大草りき(Modulo HRC PRELUDE-GT)が1分45秒206で16号車を上回りトップに浮上するが、終了間際にGT500ルーキーの野村勇斗(Astemo HRC PRELUDE-GT)が1分45秒129を叩き出し、参戦5戦目にして自身初のポールポジションを獲得した。

 この結果、ポールポジションの17号車Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)、予選2位の64号車Modulo HRC PRELUDE-GT(大草りき/イゴール・オオムラ・フラガ)、予選3位の8号車#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)そして予選4位の16号車#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)と上位4台をホンダ勢が独占。富士に続いて抜きん出た速さを見せつけた。

 予選5位には12号車TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が続き、最後の最後に1分45秒791を記録した19号車WedsSport BANDOH GR Supra(国本雄資/阪口晴南)がトヨタ勢最速の6位という結果となった。

GT500クラスポールポジションはAstemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)

GT500クラス予選2位はModulo HRC PRELUDE-GT(大草りき/イゴール・オオムラ・フラガ)

GT500クラス予選3位は#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)

 第5戦決勝は明日23日の午後1時30分より52周(300km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第5戦鈴鹿ノックアウトQ2結果

GT500クラス

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/22) Knock Out Q2 Weather:Sunny Course:Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
117野村 勇斗Astemo HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Astemo REAL RACING
BS181'45.129--198.853
264大草 りきModulo HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'45.206 0.077 0.077198.707
38太田 格之進#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Team HRC ARTA MUGEN
BS321'45.504 0.375 0.298198.146
416佐藤 蓮#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
ARTA MUGEN
BS261'45.519 0.390 0.015198.118
512ベルトラン・バゲットTRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS301'45.737 0.608 0.218197.709
619国本 雄資WedsSport BANDOH GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH41'45.791 0.662 0.054197.608
738小林 利徠斗KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS421'45.835 0.706 0.044197.526
823千代 勝正MOTUL Niterra Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS281'45.941 0.812 0.106197.329
937ジュリアーノ・アレジDeloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS221'46.661 1.532 0.720195.997
1024名取 鉄平リアライズコーポレーションZ
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
BS141'49.365 4.236 2.704191.151

GT300クラス

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/22) Knock Out Q2 Weather:Sunny Course:Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
19冨林 勇佑PACIFICうま娘NAC BMW
BMW M4 GT3 EVO
PACIFIC RACING TEAM
MI1'56.547--179.371
2777チャーリー・ファグD'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL701'56.551 0.004 0.004179.365
361山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL21'56.981 0.434 0.430178.706
460河野 駿佑Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL221'57.064 0.517 0.083178.579
518小林 崇志UPGARAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM UPGARAGE
YH81'57.171 0.624 0.107178.416
67ザック・オサリバンCARGUY Ferrari 296 GT3 EVO
Ferrari 296 GT3 EVO
CARGUY MKS RACING
YH481'57.412 0.865 0.241178.050
7*45川端 伸太朗PONOS FERRARI 296 EVO
Ferrari 296 GT3 EVO
PONOS RACING
YH281'57.553 1.006 0.141177.836
865蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS741'57.677 1.130 0.124177.649
987元嶋 佑弥OPEN HOUSE Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH101'57.691 1.144 0.014177.628
1011大木 一輝GAINER TANAX Z
NISSAN Fairlady Z
GAINER
DL41'57.813 1.266 0.122177.444
115荒尾 創大マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH101'57.934 1.387 0.121177.262
124片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & Team UKYO
YH481'58.041 1.494 0.107177.101
1352野中 誠太Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS801'58.146 1.599 0.105176.944
14360金丸 ユウRUNUP × SOL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'58.241 1.694 0.095176.802
1596新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
BS321'58.596 2.049 0.355176.272
1688ダニール・クビアトVENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH201'58.953 2.406 0.357175.743
1730永井 宏明apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'59.670 3.123 0.717174.690
1856ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH762'10.08413.53710.414160.705
  • CarNo. 45は、GTAブルテンNo.006-S(セッション開始時のファストレーン進入)違反により、罰金5万円を科す。

SUPER GT

第5戦鈴鹿ノックアウトQ1結果

GT500クラス

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/22) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

Pos№DriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
164イゴール・オオムラ・フラガModulo HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'45.254--198.617
224三宅 淳詞リアライズコーポレーションZ
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
BS141'45.738 0.484 0.484197.708
312平峰 一貴TRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS301'45.818 0.564 0.080197.558
417塚越 広大Astemo HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Astemo REAL RACING
BS181'45.891 0.637 0.073197.422
516野尻 智紀#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
ARTA MUGEN
BS261'45.967 0.713 0.076197.280
619阪口 晴南WedsSport BANDOH GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH41'46.019 0.765 0.052197.184
738大湯 都史樹KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS421'46.088 0.834 0.069197.055
88大津 弘樹#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Team HRC ARTA MUGEN
BS321'46.209 0.955 0.121196.831
937笹原 右京Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS221'46.390 1.136 0.181196.496
1023高星 明誠MOTUL Niterra Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS281'46.581 1.327 0.191196.144
---- 以上Q2進出 ----
1136坪井 翔au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS961'46.606 1.352 0.025196.098
1214福住 仁嶺ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS561'46.862 1.608 0.256195.628
1339サッシャ・フェネストラズDENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS341'46.951 1.697 0.089195.465
14100牧野 任祐STANLEY HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS541'47.411 2.157 0.460194.628

GT300クラス(Aグループ)

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/22) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Sunny Course:Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
1777藤井 誠暢D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL701'57.324--178.183
230平良 響apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'57.780 0.456 0.456177.494
360吉本 大樹Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL221'57.970 0.646 0.190177.208
496高木 真一K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
BS321'58.279 0.955 0.309176.745
556木村 偉織リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH761'58.467 1.143 0.188176.464
618新原 光太郎UPGARAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM UPGARAGE
YH81'58.473 1.149 0.006176.455
75塩津 佑介マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH101'58.617 1.293 0.144176.241
852吉田 広樹Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS801'58.673 1.349 0.056176.158
94谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & Team UKYO
YH481'58.909 1.585 0.236175.808
---- 以上Q2進出 ----
1062平木 湧也HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH221'58.914 1.590 0.005175.801
1148ジェームス・プル健康ケーズフロンティアWMニルズGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH21'58.989 1.665 0.075175.690
1232鈴木 斗輝哉ENEOS X PRIME AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM ENEOS ROOKIE
BS601'59.057 1.733 0.068175.590
1326安田 裕信ANEST IWATA GAINER Z
NISSAN Fairlady Z
ANEST IWATA Racing
YH1'59.059 1.735 0.002175.587
1425洞地 遼⼤HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'59.155 1.831 0.096175.445
1522加納 政樹アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH2'00.558 3.234 1.403173.404

GT300クラス(Bグループ)

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/22) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Sunny Course:Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

Pos№DriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
161井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL21'57.484--177.941
29藤原 優汰PACIFICうま娘NAC BMW
BMW M4 GT3 EVO
PACIFIC RACING TEAM
MI1'57.818 0.334 0.334177.436
311富田 竜一郎GAINER TANAX Z
NISSAN Fairlady Z
GAINER
DL41'57.843 0.359 0.025177.399
465菅波 冬悟LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS741'57.945 0.461 0.102177.245
545篠原 拓朗PONOS FERRARI 296 EVO
Ferrari 296 GT3 EVO
PONOS RACING
YH281'58.035 0.551 0.090177.110
687松浦 孝亮OPEN HOUSE Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH101'58.270 0.786 0.235176.758
7360荒川 麟RUNUP × SOL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'58.315 0.831 0.045176.691
888小暮 卓史VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH201'58.328 0.844 0.013176.672
97梅垣 清CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO
Ferrari 296 GT3 EVO
CARGUY MKS RACING
YH481'58.344 0.860 0.016176.648
---- 以上Q2進出 ----
106片山 義章UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3 EVO
VELOREX
YH281'58.397 0.913 0.053176.569
11666渡会 太一seven x seven PORSCHE GT3R EVO
PORSCHE 911 GT3R EVO
seven x seven Racing
YH541'58.506 1.022 0.109176.406
122卜部 和久HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS801'58.719 1.235 0.213176.090
1331小山 美姫apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS681'58.987 1.503 0.268175.693
1420清水 英志郎シェイドレーシングRC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
SHADE RACING
MI1'59.304 1.820 0.317175.226

SUPER GT

第5戦鈴鹿公式練習GT500クラス ARTAが1-2!! トップは16号車#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT

公式練習:GT500クラストップタイムは#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)

 2026オートバックス スーパーGT第5戦「鈴鹿GT300kmレース」の公式練習が8月22日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスは16号車#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)がトップタイム。8号車#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)が2番手で続き、Team HRC ARTA MUGENが1-2を占めた。

 公式練習は午前9時45分にコースオープン。まずは2クラスの混走が行われた。気温31℃。路面温度は37℃と朝から厳しいコンディションでの走行となった。

 セッション序盤にトップに立ったのはジュリアーノ・アレジ(Deloitte TOM'S GR Supra)で1分48秒475だったが、開始から15分が経過したところで牧野任祐(STANLEY HRC PRELUDE-GT)がトラブルによりスプーンカーブでストップしたため、この日最初の赤旗が提示される。この際100号車はヘアピン先の二輪シケインからスプーン手前までの広い範囲でラジエタークーラントを撒き散らしたため、車両改修と同時にコースの清掃も必要となり、走行は10時17分にようやく再開となる。

 しかしその直後に小暮卓史(VENTENY Lamborghini GT3)がデグナーでオイルを噴きながらスピンするアクシデントが発生。このオイルに乗って後続車が次々にコースを飛び出すこととなり、アレジの37号車がタイヤバリアにヒット、大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)も前からバリアに突っ込むこととなり、再び赤旗が提示される。

 37号車は自力でコースに復帰したものの、88号車と38号車の回収、そしてコースのオイル処理に20分以上を要し、10時45分に漸く再開となる。これに伴い公式練習は10分延長となり、午前11時までが混走、フルコースイエローテストは当初予定より5分短縮されて10分間となる。

 この間に平峰一貴(TRS IMPUL with SDG Z)が自身の10周目に1分47秒754を記録してトップに浮上。大草りき(Modulo HRC PRELUDE-GT)が1分48秒019で2番手。三宅淳詞(リアライズコーポレーションZ)が1分48秒191で3番手に続いて混走は終了、GT500クラスの専有走行は午前11時20分より10分間で行われた。

 まずは坪井翔(au TOM'S GR Supra)が1分47秒805で2番手に浮上。続いて福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)が1分47秒318で12号車のタイムを上回るが、三宅淳詞(リアライズコーポレーションZ)が1分46秒460と、この日最初の1分46秒台のタイムを叩き出す。

 しかしその直後に佐藤蓮(#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)が1分46秒333で24号車を上回ってトップに。この時点で残り時間は30秒だった。

 その後、太田格之進(#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)が1分46秒240で一時トップに浮上するが、16号車の佐藤はその後もアタックを続行し、1分46秒184までタイムを縮めてトップを奪い返したところでチェッカー。

 16号車がGT500クラスのトップ。8号車が2番手に続いてHRCプレリュード-GTが1-2、3番手には24号車がつづき、スープラ勢の最上位は19号車WedsSport BANDOH GR Supra(国本雄資/阪口晴南)の6位という結果となっている。

 公式予選はこのあと午後3時30分よりノックアウト方式で行われる。

公式練習:GT500クラス2位は#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)

公式練習:GT500クラス3位はリアライズコーポレーションZ(名取鉄平/三宅淳詞)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第5戦鈴鹿公式練習結果

GT500クラス

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/22) Official Practice Weather:Sunny Course:Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
116野尻 智紀
佐藤 蓮
#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
ARTA MUGEN
BS261'46.184--196.877
28太田 格之進
大津 弘樹
#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Team HRC ARTA MUGEN
BS321'46.240 0.056 0.056196.773
324名取 鉄平
三宅 淳詞
リアライズコーポレーションZ
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
BS141'46.460 0.276 0.220196.367
417塚越 広大
野村 勇斗
Astemo HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Astemo REAL RACING
BS181'46.715 0.531 0.255195.897
512平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
TRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS301'46.845 0.661 0.130195.659
619国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport BANDOH GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH41'46.847 0.663 0.002195.655
714福住 仁嶺
大嶋 和也
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS561'47.318 1.134 0.471194.797
823千代 勝正
高星 明誠
MOTUL Niterra Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS281'47.679 1.495 0.361194.144
964大草 りき
イゴール・オオムラ・フラガ
Modulo HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'47.778 1.594 0.099193.965
1036坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS961'47.805 1.621 0.027193.917
1139関口 雄飛
サッシャ・フェネストラズ
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS341'47.859 1.675 0.054193.820
1237笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS221'47.893 1.709 0.034193.759
1338大湯 都史樹
小林 利徠斗
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS421'48.580 2.396 0.687192.533
14*100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS541'52.637 6.453 4.057185.598
  • CarNo. 100は、SpR.22.4 (エンジン交換)により、決勝レースにてペナルティーストップ5秒を科す。

GT300クラス

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/22) Official Practice Weather:Sunny Course:Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
118小林 崇志
新原 光太郎
UPGARAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM UPGARAGE
YH81'58.550--176.341
252吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS801'58.625 0.075 0.075176.229
345篠原 拓朗
川端 伸太朗
PONOS FERRARI 296 EVO
Ferrari 296 GT3 EVO
PONOS RACING
YH281'58.639 0.089 0.014176.208
461井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL21'58.680 0.130 0.041176.148
596新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
BS321'58.696 0.146 0.016176.124
62堤 優威
卜部 和久
HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS801'58.727 0.177 0.031176.078
730永井 宏明
平良 響
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'58.863 0.313 0.136175.876
887元嶋 佑弥
松浦 孝亮
OPEN HOUSE Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH101'58.915 0.365 0.052175.800
960吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL221'58.920 0.370 0.005175.792
109冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFICうま娘NAC BMW
BMW M4 GT3 EVO
PACIFIC RACING TEAM
MI1'59.021 0.471 0.101175.643
116片山 義章
ニコラス・クルッテン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3 EVO
VELOREX
YH281'59.046 0.496 0.025175.606
1225松井 孝允
洞地 遼⼤
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'59.049 0.499 0.003175.602
13666スヴェン・ミューラー
渡会 太一
seven x seven PORSCHE GT3R EVO
PORSCHE 911 GT3R EVO
seven x seven Racing
YH541'59.049 0.499 0.000175.602
147ザック・オサリバン
梅垣 清
CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO
Ferrari 296 GT3 EVO
CARGUY MKS RACING
YH481'59.102 0.552 0.053175.524
1511富田 竜一郎
大木 一輝
GAINER TANAX Z
NISSAN Fairlady Z
GAINER
DL41'59.147 0.597 0.045175.457
1656ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
木村 偉織
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH761'59.230 0.680 0.083175.335
1726安田 裕信
リ ジョンウ
ANEST IWATA GAINER Z
NISSAN Fairlady Z
ANEST IWATA Racing
YH1'59.298 0.748 0.068175.235
1831小高 一斗
小山 美姫
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS681'59.490 0.940 0.192174.954
19777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL701'59.520 0.970 0.030174.910
204谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & Team UKYO
YH481'59.544 0.994 0.024174.875
2148井田 太陽
ジェームス・プル
健康ケーズフロンティアWMニルズGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH21'59.736 1.186 0.192174.594
2262平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH221'59.799 1.249 0.063174.502
235塩津 佑介
荒尾 創大
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH101'59.849 1.299 0.050174.429
24360荒川 麟
金丸 ユウ
RUNUP × SOL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'59.912 1.362 0.063174.338
25*65蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS741'59.955 1.405 0.043174.275
2632石浦 宏明
鈴木 斗輝哉
ENEOS X PRIME AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM ENEOS ROOKIE
BS602'00.305 1.755 0.350173.768
2720平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングRC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
SHADE RACING
MI2'00.380 1.830 0.075173.660
2822加納 政樹
和田 久
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH2'00.726 2.176 0.346173.162
2988小暮 卓史
ダニール・クビアト
VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH202'12.35413.80411.628157.949
  • CarNo. 65は、SpR.27.4(ピット作業/安全なコース復帰責任)違反により、訓戒とした。

SUPER GT

第4戦富士ノックアウトQ2結果

GT500クラス

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/01) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
18太田 格之進#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Team HRC ARTA MUGEN
BS1'26.776--189.301
2100牧野 任祐STANLEY HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS141'27.078 0.302 0.302188.645
317塚越 広大Astemo HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Astemo REAL RACING
BS61'27.325 0.549 0.247188.111
438大湯 都史樹KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS321'27.502 0.726 0.177187.731
516佐藤 蓮#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
ARTA MUGEN
BS221'27.701 0.925 0.199187.305
637ジュリアーノ・アレジDeloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'27.818 1.042 0.117187.055
764イゴール・オオムラ・フラガModulo HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'27.944 1.168 0.126186.787
823千代 勝正MOTUL Niterra Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS281'27.951 1.175 0.007186.772
912平峰 一貴TRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS301'27.986 1.210 0.035186.698
1014大嶋 和也ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS481'28.009 1.233 0.023186.649

GT300クラス

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/01) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
145川端 伸太朗PONOS FERRARI 296 EVO
Ferrari 296 GT3 EVO
PONOS RACING
YH1'36.209--170.741
260河野 駿佑Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL121'36.800 0.591 0.591169.698
36ニコラス・クルッテンUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3 EVO
VELOREX
YH141'36.808 0.599 0.008169.684
47ザック・オサリバンCARGUY Ferrari 296 GT3 EVO
Ferrari 296 GT3 EVO
CARGUY MKS RACING
YH161'36.822 0.613 0.014169.660
518新原 光太郎UPGARAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'36.825 0.616 0.003169.655
652野中 誠太Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS301'36.872 0.663 0.047169.572
732鈴木 斗輝哉ENEOS X PRIME AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM ENEOS ROOKIE
BS201'36.922 0.713 0.050169.485
84片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & Team UKYO
YH421'37.030 0.821 0.108169.296
965蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS621'37.032 0.823 0.002169.293
1056ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH541'37.066 0.857 0.034169.233
112堤 優威HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS621'37.092 0.883 0.026169.188
1261井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL21'37.375 1.166 0.283168.696
139藤原 優汰PACIFICうま娘NAC BMW
BMW M4 GT3 EVO
PACIFIC RACING TEAM
MI1'37.510 1.301 0.135168.463
1496新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
BS301'37.603 1.394 0.093168.302
15666藤波 清斗seven x seven PORSCHE GT3R EVO
PORSCHE 911 GT3R EVO
seven x seven Racing
YH341'37.712 1.503 0.109168.114
1631小山 美姫apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS641'37.746 1.537 0.034168.056
1787松浦 孝亮OPEN HOUSE Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH101'37.935 1.726 0.189167.732
1848井田 太陽健康ケーズフロンティアWMニルズGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH21'38.831 2.622 0.896166.211

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士決勝 白崎稜がポールto ウィンで3連勝、INDPクラスもHIROBONが3連勝

チャンピオンクラス:優勝は白崎稜(Kageyama ZAISEI Verve MCS4)

インディペンデントクラス:優勝はHIROBON(TEAM 5ZIGEN F4)

 8月1日、FIA-F4選手権第5戦の決勝が、富士スピードウェイで行われ、チャンピオンクラスは白崎稜(Kageyama ZAISEI Verve MCS4)が最終ラップまで続いたトップ争いを制して優勝。インディペンデントクラスはHIROBON(TEAM 5ZIGEN F4)が優勝を飾り、ともに岡山大会からの3連勝を果たした。

 容赦ない夏の日差しが照りつけ、朝から気温が30度超えとなるなか、決勝のスタートを迎えた。決勝は、インディペンデントクラスが午前8時15分から、チャンピオンクラスが9時20分から、それぞれ14周で行われた。

■チャンピオンクラス

 スタートは、ポールスタートの白崎が制し、2番グリッドの鈴木恵武(PONOS RACING)が続いたが、1コーナーの混乱で、5番グリッドの酒井龍太郎(MITSUSADA RACING F4)、6番グリッドの酒井涼(TGR-DC RS F4)が接触し大きく順位を落とす。

 1周目を終えて、白崎がややリードを築き、鈴木恵、濱邊誠己(TGR-DC RS F4)、武藤雅奈(TGR-DC RS F4)、鈴木悠太(Kageyama TEAMSTYLE MCS4)、中里龍昇(Kageyama AMEROID MCS4)と続く。

 2周目には、白崎が早くも1秒のギャップを築いて、このまま逃げるかと思われたが、2位鈴木が食らいつき、その差は変わらなないままレースは進んだ。上位陣は縦に長くなり膠着状態となるが、その後方では16番手スターとの百瀬翔(HFDP with B-Max Racing Team)が1周目9位から順位を上げ、5周目には7位にまで上がってくる。

 レース折り返し頃から、2位鈴木がトップ白崎を少しづつ追い詰め、その差は8周目0.8秒、10周目0.6秒、12周目0.5秒と確実に縮まっていった。しかし、直線の伸びに勝る白崎を捕らえることはできずに最終ラップを迎えた。

 白崎の背後に迫った鈴木は、ダンロップコーナーでアウトから並んで最後の勝負を仕掛けるが、白崎がアウトにはらむ形になって、エスケープゾーンに逃げるしかなくなり、ここで失速した鈴木は、武藤にかわされ3位フィニッシュとなった。

 優勝の白崎は、前回の岡山大会から3連勝。2位に入ったポイントリーダーの武藤との差を19ポイントから12ポイントに詰めた。

チャンピオンクラス:決勝のスタートシーン

チャンピオンクラス:決勝2位は武藤雅奈(TGR-DC RS F4)

チャンピオンクラス:決勝3位は鈴木恵武(PONOS RACING)

チャンピオンクラス:表彰式

■インディペンデントクラス

 スタートから最終ラップまで、フロントローに並んだ二人が好バトルを見せた。

 スタートを制したポールシッターの鳥羽豊(Kageyama HYDRANGEA MCS4)がスタートを制するが、HIROBONが背後から虎視眈々と狙う。この状態は3周目まで続くが、4周目の1コーナーでHIROBONが仕掛けてトップに躍り出る。

 追う立場となった鳥羽は、5周目から7周目まではやや差を開かれるが、8周目からファステストラップを叩き出す走りで、一気に差を詰め、9周目のストレートで並走し、トップ奪還に成功。

 その後方では、KENTARO(baum beauty clinic)、小嶋健太郎(Rn-sports ELPA朝日電器)、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)、清水剛(ZAP FIRST RACING)も激しい3位争いを展開する。

 トップを争う二人は、13周目の1コーナーで並走し、100Rの進入でHIROBONが再逆転。迎えた最終ラップ。1コーナーでトップを守ったHIROBONに対し、鳥羽はコカコーラコーナーで前に出ようと試みるが失敗。やや失速する間に、後方から迫っていたKENTAROと今田信宏が前に出て、鳥羽は4位へ。

 岡山大会から3連勝となったHIROBONは、ポイントでも鳥羽との差を3ポイントから16ポイントへと開いた。

インディペンデントクラス:決勝のスタートシーン

インディペンデントクラス:決勝2位はKENTARO(baum beauty clinic)

インディペンデントクラス:決勝3位は今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

インディペンデントクラス:決勝4位は鳥羽豊(Kageyama HYDRANGEA MCS4)

インディペンデントクラス:表彰式

 第6戦決勝は、明日2日の午前8時00分(INDP)、午前9時05分(CHAMP)から14周(または上限30分)で行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士決勝上位3人のコメント 白崎稜「明日はバトルせずに圧勝する」

チャンピオンクラス第5戦優勝 白崎稜(HYDRANGEA Kageyama Racing)

 「レース終盤にちょっとブレーキングうまくいかなくなりました。そこから少しずつバランス崩しちゃって、耐えましたけど、ちょっと足りなかったかなと。タイヤの要因もありますし、僕がドライビングアジャストしきれなかった部分もあると思うので、データを見て、明日に備えたいですね」

 「(最終ラップについて)ダンロップで絶対来ると思ってたので、そこで耐えてセクター3を押さえれば勝てるっていうのはもうなんとなくわかってるので、あそこは耐えましたね。もうギリギリでした」

 「明日はバトルせずに圧勝するのが僕の中の理想なんで、それができるように頑張ります」

チャンピオンクラス第5戦決勝2位 武藤雅奈(TGR-DC Racing School)

 「今週はずっと流れが良くなくて、トラブルだったり自分で車壊しちゃったりで専有走行でまともに走れていませんでした。予選もその流れのまま行ってしまって、4脱でグリッド降格になったし、明日も26番手になってしまいましたが、今日は本当に朝から体のコンディションも良くて本当にラッキーな1日でしたって感じです」

 「スタートも前で接触があったり、最終ラップも前にブロックしてくれたお陰で2位に上がれたので、もう本当にありがとうございますって感じでした」

チャンピオンクラス第5戦決勝3位 鈴木恵武(PONOS RACING)

 「専有走行ではずっとペースがなかったんですが、昨日の予選からいい流れを持ってこれて、大きなミスはほぼなかったし、決勝でも最終ラップでちゃんとトップに追いつけたってところは僕としてはよかったです」

 「メカさんもいい車作ってくれたし、僕も集中したりしてたんですけど、最後のバトルで相手がライン残してくれなかった。あれが警告で終わっちゃうのはちょっと納得いきませんが、それより前に抜ける展開を作れていれば、もっと違うパターンもあったかなと思います。あそこでぶつからずにポイント取れたのは、冷静にバトルできたからだと思います」

 「相手よりちょっと劣る部分はストレートスピードですが、車としてはすごくいい状態です。明日は3位スタートで、今日より前が1台多いですけど、ペースはあるので、今日みたいなレースできれば全然問題ありません。明日も冷静に頑張りたいと思います」

インディペンデントクラス第5戦優勝 HIROBON(TEAM 5ZIGEN)

 「今日はもうああいう展開になるのも分かってました。ストレートスピードが結構違うので、そこでは抵抗しませんでした。ペースには自信があったんで、抜かれても抜き返す自信はありました」

 「車の調子は良かったし、自信もあったんで、後半でもう1回、最終ラップぐらいで前出れるようにいかないとと、ずっと考えていました。一旦は出られるのは仕方ないので」

 「明日はポールからですけど、多分一旦は下がるかもしれない。もうそこは冷静にいくしかありませんね」

Text:Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士チャンピオンクラス決勝結果

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/01) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2026 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 Champion class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
116白崎 稜Kageyama ZAISEI Verve MCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1425'07.572--
229武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1425'08.505 0.933 0.933
345鈴木 恵武PONOS RACING
PONOS RACING
1425'08.530 0.958 0.025
436濵邊 誠己TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1425'14.140 6.568 5.610
517鈴木 悠太Kageyama TEAMSTYLE MCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1425'14.190 6.618 0.050
615中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1425'16.833 9.261 2.643
750百瀬 翔HFDP with B-Max Racing Team
HFDP with B-Max Racing Team
1425'18.93811.366 2.105
819ルー ユーデナビクルATEAM Buzz Racing EIKO
Buzz Racing
1425'24.70017.128 5.762
951黒沢 和真HFDP with B-Max Racing Team
HFDP with B-Max Racing Team
1425'27.02719.455 2.327
1038寺島 知毅TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1425'27.93120.359 0.904
1199塩田 惣一朗Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1425'28.18220.610 0.251
1287豊島 里空斗Dr.Dry Racing Team
Dr.Dry Racing Team
1425'31.07223.500 2.890
1342箕浦 稜己JMS RACING with B-MAX
B-MAX ENGINEERING
1425'31.21423.642 0.142
1426片岡 陽FALCON MOTORSPORT
FALCON MOTORSPORT
1425'31.39923.827 0.185
1521落合 蓮音HOJUST&EAGLE MCS4-24
イーグルスポーツ
1425'32.08424.512 0.685
1628三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1425'33.27125.699 1.187
1762小熊 孝誠HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1425'37.18929.617 3.918
1847石井 大雅フジタ薬局Bellona FG
フジタ薬局レーシング
1425'37.53129.959 0.342
193山本 聖渚TEAM 5ZIGEN F4
TEAM 5ZIGEN
1425'39.53331.961 2.002
2080翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
1425'39.69732.125 0.164
2124梅本 幸汰ZAP FIRST RACING
ZAP SPEED
1425'43.00435.432 3.307
2234吉田 馨Drago CORSE
Drago CORSE
1425'44.51436.942 1.510
237高木 彪乃介ナビクルATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1425'46.14438.572 1.630
24*37五十嵐 文太郎TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1425'48.06040.488 1.916
258ウィリアム・ベックBuzz Racing with Prime Speed Sport
Buzz Racing
1425'54.94647.374 6.886
2654酒井 翔太PONOS RACING
PONOS RACING
1426'13.7551'06.18318.809
---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ----
-*14村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
917'48.8725Laps5Laps
-48村上 太晟BLAUフジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
814'48.7806Laps1Lap
-53池島 実紅TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
814'49.2616Laps 0.481
-*60熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
713'02.6077Laps1Lap
-*35酒井 涼TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
527'13.5569Laps2Laps
-43中井 陽斗JMS RACING with B-MAX
B-MAX ENGINEERING
23'59.74412Laps3Laps
-73酒井 龍太郎MITSUSADA RACING F4
MITSUSADA RACING
24'20.58812Laps20.844
  • Fastest Lap: CarNo. 29 武藤雅奈(TGR-DC RS F4) 1'47.048 (5/14) 153.453 km/h
  • CarNo. 37は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3(走路外走行8回)により、競技結果に対して20秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 14は、シリーズ規則第15条1.1(他車への衝突)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 60は、シリーズ規則第30条7(スタート手順)違反により、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 35は、シリーズ規則第15条1.1/2(他車への衝突+コースアウト)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士インディペンデントクラス決勝結果

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/01) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2026 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 Independent class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
15HIROBONTEAM 5ZIGEN F4
TEAM 5ZIGEN
1425'37.204--
255KENTARObaum beauty clinic
フィールドモータースポーツ
1425'39.169 1.965 1.965
344今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX ENGINEERING
1425'40.085 2.881 0.916
418鳥羽 豊Kageyama HYDRANGEA MCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1425'40.626 3.422 0.541
512小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
1425'41.708 4.504 1.082
622清水 剛ZAP FIRST RACING
ZAP SPEED
1425'41.767 4.563 0.059
710中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1425'41.844 4.640 0.077
896齋藤 真紀雄CSマーケテイングアキランド
AKILAND RACING
1425'45.396 8.192 3.552
930DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX ENGINEERING
1425'46.120 8.916 0.724
1071大山 正芳ダイワN通商アキランド
AKILAND RACING
1425'47.47910.275 1.359
114佐々木 祐一仙台DayDream & Dr Dry
DayDream Racing
1425'52.73115.527 5.252
1211杉山 寛Rn菱洋スギヤマ
Rn-sports
1425'53.05915.855 0.328
13*40⾚松 昌⼀朗GIGS Ride with Eagle Sports
イーグルスポーツ
1425'59.00921.805 5.950
1486大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr.Dry Racing Team
1426'06.72229.518 7.713
156長嶋 重登BUZZ RACING
Buzz Racing
1426'06.88229.678 0.160
1697遠藤 光博M&K Racing Team
M&K Racing Team
1426'22.98245.77816.100
179金山 和弘Team橋本組MCS4-24
Team橋本組
1426'59.4661'22.26236.484
1823YUGOS2R Racing
N-SPEED
1427'00.0761'22.872 0.610
1992Ryuichi KunihiroR ESTATE RACING.Rn-s
Rn-sports
1325'24.2101Lap 1Lap
20*98IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1226'05.2092Laps1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ----
-*77MOTOTINOA-PEX MCS4-24
ZAP SPEED
815'49.8246Laps4Laps
-61WILLIAMHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
47'50.77110Laps4Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 18 鳥羽豊(Kageyama HYDRANGEA MCS4) 1'48.533 (9/14) 151.353 km/h
  • CarNo. 40は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3(走路外走行6回)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 98は、シリーズ規則第15条1.1(他車への衝突)により、タイムペナルティー10秒を科した。
  • CarNo. 77は、シリーズ規則第30条7(スタート手順)違反により、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 77は、シリーズ規則第15条1.1/2(他車への衝突+コースアウト)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5、6戦富士公式予選 Cクラスは白崎稜がWポール、Iクラスは鳥羽豊とHIROBONがポールを分け合う

チャンピオンクラス:第5戦、第6戦ともポールポジションは白崎稜(Kageyama ZAISEI Verve MCS4)

インディペンデントクラス:第5戦ポールポジション、第6戦予選2位は鳥羽豊(Kageyama HYDRANGEA MCS4)

インディペンデントクラス:第5戦予選2位、第6戦ポールポジションはHIROBON(TEAM 5ZIGEN F4)

 7月31日、FIA-F4選手権第5、6戦の予選が、富士スピードウェイで行われ、チャンピオンクラスは、岡山大会を制した白崎稜(Kageyama ZAISEI Verve MCS4)が、ベスト、セカンドタイムともにトップタイムを記録し、第5、6戦のポールを獲得した。

 インディペンデントクラスは、開幕大会の富士を制した鳥羽豊(Kageyama HYDRANGEA MCS4)と、岡山大会の覇者・HIROBON(TEAM 5ZIGEN F4)が、熾烈なポール争いを繰り広げ、第5戦は鳥羽、第6戦はHIROBONがポールを獲得した。

 岡山大会から1か月半のインターバルで、FIA-F4は開幕の舞台である富士スピードウェイに戻ってきた。予選日は朝から快晴。徐々に気温も上昇し、予選開始時刻にはコースの照り返しもあって、35度オーバーとなった。

 チェンピオンクラスの予選は夏の強い日差しのもと、インディペンデントクラスの予選はやや曇が出て暑さが和らぐなか行われた。

■チャンピオンクラス

 木曜日と予選日(金曜)の午前に行われた練習走行では、酒井龍太郎(MITSUSADA RACING F4)と酒井涼(TGR-DC RS F4)のW酒井が好調だったが、予選をリードしたのは、現在ランキング2位の白崎だった。

 白崎は、開始まもなく1分47秒台に入れると、その後も確実にタイムを削り取り、終盤タイムを上げてきた鈴木恵武(PONOS RACING)、酒井涼(TGR-DC RS F4)、武藤雅奈(TGR-DC RS F4)らを抑えて、1分47秒152で第5戦のポールを奪った。

 第6戦のポールを決めるセカンドベストタイムでも、白崎がトップを奪い、Wポールを決めた。以下、酒井涼、鈴木恵武、濱邊誠己(TGR-DC RS F4)が続いた。

 なお、予選中に複数回の走路外走行(四輪脱輪)があったとして、予選上位陣のうち、3位酒井涼、4位武藤、5位Lu You De(ナビクル ATEAM Buzz Racing EIKO)は、第5戦のスターティンググリッドが3グリッド降格となった。

 第1戦予選結果(Top10):白崎-鈴木恵-酒井涼-武藤-Lu You De-片岡-濱邊-酒井龍-箕浦-鈴木悠

 第2戦予選結果(Top10):白崎-酒井-鈴木恵-濱邊-片岡-黒沢-中里-百瀬-熊谷-寺島

チャンピオンクラス:第5戦予選2位、第6戦予選3位は鈴木恵武(PONOS RACING)

チャンピオンクラス:第5戦予選6位、第6戦予選2位は酒井涼(TGR-DC RS F4)

■インディペンデントクラス

 インディペンデントクラスは、開幕の富士大会は鳥羽豊(Kageyama HYDRANGEA MCS4)、岡山大会はHIROBON(TEAM 5ZIGEN F4)が、2レースともに制するという展開になっており、今大会は、誰がこの牙城を崩して三人目のウィナーに名乗りを上げるのか、それとも二人のいずれかが勝ち星を伸ばすのかが注目される。

 対抗の筆頭は、練習走行でトップタイムをマークした昨年のチャンピオン、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)。岡山大会は欠場したものの、予選では久々のポールを狙っていた。

 ところが、予選が始まると開幕大会同様、鳥羽が常に主導権を握る展開となった。鳥羽は、早々に1分49秒台に入れると、確実にタイムを上げて、終了間際には唯一人1分48秒台に入れてポールを確定した。

 一方、ライバルと目されたHIROBONは、今田の後方を走って上手くスリップストリームを使い、1分49秒109までタイムを削ったものの鳥羽には届かなかった。セカンドベストタイムも鳥羽が僅かに上回っていたが、当該タイムは走路外走行で不採用となり、結果、二人がポールを分け合うこととなった。

 3位以下は、KENTARO(baum beauty clinic)、齋藤真紀雄(CSマーケテイング アキランド)、小嶋健太郎(Rn-sports ELPA朝日電器)と続き、スリップをほとんど使えなかった今田は6位に沈んだ。

 第5戦予選結果(Top8):鳥羽-HIROBON-KENTARO-齋藤-小嶋-今田-清水-WILLIAM

 第6戦予選結果(Top8):HIROBON-鳥羽-KENTARO-齋藤-小嶋-今田-清水-WILLIAM

インディペンデントクラス:第5戦、第6戦とも予選3位はKENTARO(baum beauty clinic)

 第5戦の決勝は、明日土曜日の午前8時15分(INDP)、午前9時20分(CHAMP)から、第6戦の決勝は、日曜日の午前8時00分(INDP)、午前9時05分(CHAMP)から14周(または上限30分)で行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士チャンピオンクラス公式予選結果

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2026/07/31) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2026 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 Champion class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
116白崎 稜Kageyama ZAISEI Verve MCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1'47.152--153.304
245鈴木 恵武PONOS RACING
PONOS RACING
1'47.306 0.154 0.154153.084
3*35酒井 涼TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.364 0.212 0.058153.001
4*29武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.500 0.348 0.136152.807
5*19ルー ユーデナビクルATEAM Buzz Racing EIKO
Buzz Racing
1'47.555 0.403 0.055152.729
6*26片岡 陽FALCON MOTORSPORT
FALCON MOTORSPORT
1'47.614 0.462 0.059152.646
736濵邊 誠己TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.623 0.471 0.009152.633
873酒井 龍太郎MITSUSADA RACING F4
MITSUSADA RACING
1'47.737 0.585 0.114152.471
942箕浦 稜己JMS RACING with B-MAX
B-MAX ENGINEERING
1'47.747 0.595 0.010152.457
1017鈴木 悠太Kageyama TEAMSTYLE MCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1'47.752 0.600 0.005152.450
1138寺島 知毅TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.783 0.631 0.031152.406
1215中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1'47.801 0.649 0.018152.381
1351黒沢 和真HFDP with B-Max Racing Team
HFDP with B-Max Racing Team
1'47.801 0.649 0.000152.381
1437五十嵐 文太郎TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.837 0.685 0.036152.330
1560熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1'47.849 0.697 0.012152.313
1650百瀬 翔HFDP with B-Max Racing Team
HFDP with B-Max Racing Team
1'47.850 0.698 0.001152.312
1799塩田 惣一朗Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'47.870 0.718 0.020152.283
1880翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
1'47.956 0.804 0.086152.162
19*54酒井 翔太PONOS RACING
PONOS RACING
1'48.102 0.950 0.146151.956
2047石井 大雅フジタ薬局Bellona FG
フジタ薬局レーシング
1'48.139 0.987 0.037151.904
2134吉田 馨Drago CORSE
Drago CORSE
1'48.146 0.994 0.007151.895
2243中井 陽斗JMS RACING with B-MAX
B-MAX ENGINEERING
1'48.193 1.041 0.047151.829
2328三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'48.220 1.068 0.027151.791
24*62小熊 孝誠HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'48.272 1.120 0.052151.718
25*87豊島 里空斗Dr.Dry Racing Team
Dr.Dry Racing Team
1'48.296 1.144 0.024151.684
2614村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1'48.512 1.360 0.216151.382
2721落合 蓮音HOJUST&EAGLE MCS4-24
イーグルスポーツ
1'48.520 1.368 0.008151.371
28*3山本 聖渚TEAM 5ZIGEN F4
TEAM 5ZIGEN
1'48.592 1.440 0.072151.271
2924梅本 幸汰ZAP FIRST RACING
ZAP SPEED
1'48.618 1.466 0.026151.235
307高木 彪乃介ナビクルATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'48.717 1.565 0.099151.097
3148村上 太晟BLAUフジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1'48.783 1.631 0.066151.005
3253池島 実紅TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1'49.097 1.945 0.314150.571
33*8ウィリアム・ベックBuzz Racing with Prime Speed Sport
Buzz Racing
1'49.380 2.228 0.283150.181
---- 以上基準タイム(105% - 1'52.637)予選通過 ----
-85吉田 広大Dr.Dry Racing Team
Dr.Dry Racing Team
d.n.s---
  • CarNo. 35, 29, 19, 62は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3(走路外走行3回)により、予選結果より3グリッド降格とする。
  • CarNo. 8は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3(走路外走行4回)により、予選結果より4グリッド降格とする。
  • CarNo. 26, 54, 87, 3は、シリーズ規則付則5.3.4.3(妨害行為の禁止)違反により、訓戒とする。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士インディペンデントクラス公式予選結果

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2026/07/31) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2026 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 Independent class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
118鳥羽 豊Kageyama HYDRANGEA MCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1'48.936--150.793
25HIROBONTEAM 5ZIGEN F4
TEAM 5ZIGEN
1'49.109 0.173 0.173150.554
355KENTARObaum beauty clinic
フィールドモータースポーツ
1'49.171 0.235 0.062150.469
496齋藤 真紀雄CSマーケテイングアキランド
AKILAND RACING
1'49.335 0.399 0.164150.243
512小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
1'49.390 0.454 0.055150.167
644今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX ENGINEERING
1'49.448 0.512 0.058150.088
722清水 剛ZAP FIRST RACING
ZAP SPEED
1'49.510 0.574 0.062150.003
861WILLIAMHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'49.554 0.618 0.044149.942
930DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX ENGINEERING
1'49.554 0.618 0.000149.942
1010中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1'49.790 0.854 0.236149.620
11*40⾚松 昌⼀朗GIGS Ride with Eagle Sports
イーグルスポーツ
1'49.790 0.854 0.000149.620
1298IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'49.998 1.062 0.208149.337
13*71大山 正芳ダイワN通商アキランド
AKILAND RACING
1'50.002 1.066 0.004149.332
1411杉山 寛Rn菱洋スギヤマ
Rn-sports
1'50.030 1.094 0.028149.294
156長嶋 重登BUZZ RACING
Buzz Racing
1'50.082 1.146 0.052149.223
164佐々木 祐一仙台DayDream & Dr Dry
DayDream Racing
1'50.387 1.451 0.305148.811
1792Ryuichi KunihiroR ESTATE RACING.Rn-s
Rn-sports
1'50.476 1.540 0.089148.691
1886大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr.Dry Racing Team
1'50.551 1.615 0.075148.590
1977MOTOTINOA-PEX MCS4-24
ZAP SPEED
1'50.988 2.052 0.437148.005
2097遠藤 光博M&K Racing Team
M&K Racing Team
1'51.519 2.583 0.531147.300
219金山 和弘Team橋本組MCS4-24
Team橋本組
1'53.358 4.422 1.839144.911
2223YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'54.088 5.152 0.730143.984
---- 以上基準タイム(105% - 1'54.525)予選通過 ----
  • CarNo. 40は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3(走路外走行3回)により、予選結果より3グリッド降格とする。
  • CarNo. 71は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3(走路外走行4回)により、予選結果より4グリッド降格とする。

FJ1500もてぎ・菅生 | S-FJもてぎ・菅生

第5戦SUGO決勝ドライバーコメント FJ1500優勝・酒井翔太「何も気にすることがなかった」 S-FJ 2位・磐上隼斗「なにをやってもクルマが氷の上みたい」

FJ1500

優勝 酒井翔太(ファーストガレージ)

FJ1500:優勝した酒井翔太(ファーストガレージ)

 「雨も自信があったので、ミスが無ければ抜かれることはないという感じで。自信があったというのが一番大きいかもしれないですね。クルマ自体は雨のセットにしていなかったので、タイヤだけ付け替えただけでしたが、思っていたよりも普通に走れましたし、何も気にすることがなかったので、自分の思うように走れてよかったです(F-Beatでも勝てていい1日だった?)そうですね(笑)」

2位 吉田馨(Hobbybase&MYST)

FJ1500:決勝2位の吉田馨(Hobby Base & MYST)

 「ちょっと(コンディション変化への)対応が足りなかった感じです。タイム的にも足らなかったので、しっかり攻めてというレースをしようとしていたら馬の背で飛び出してしまったり、難しいレースでした。マシンは全然問題なかったです」

3位 鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)

FJ1500:決勝3位の鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)

 「小林君も速かったですし、前の二人もすごい速くて、自分の力の無さを感じるレースでした。晴なら頑張れば勝機あるかなと思っていたのですが、雨になってグリップさせることができなくて。どんどん(前に)離されてしまって、小林君にもあおられて、いやな展開でしたね。もっと上にあがれるようにがんばります」

スーパーFJ

優勝 小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)

S-FJ:優勝した小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIA ED)

 「(もう少しで鈴木を仕留められた?)クラス違いなので無理はしないようにしていて、行ければ行こうかな、という感じでした。(それにしては暴れていたようだが?)(笑)ある程度は。1コーナーもイン側行こうと思ったのですが、たぶん(差して)行ったら行けたと思うのですが、無理しなかったですね。(SUGOで2勝目、相性いいと思う?)相性抜群でもないですが、いい感じですね」

2位 磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・ED)

S-FJ:決勝2位の磐上隼斗(アルビレックス・富士吟景GIA・ED)

 「がまんのレースでした。タイヤが前回の富士で晴れの時に履いた(皮むきした)レインだったのですが。選択をミスしたようでフルウエットになってしまって。後はなにをやってもクルマが氷の上みたいになって、でもなんとか。心が折れかけましたが、がんばってついていったら(この結果)。『たられば』ですが2位になれたので、とりあえずいいかな、と自分に折り合いつけています。でも勝ちたかったです。練習から手ごたえは感じていたので、悔しかったです」

3位 大川烈弥(B-Auto&TAKE FIRST)

S-FJ:決勝3位の大川烈弥(B-Auto&TAKE FIRST)

 「ホントは2位に行けたので、自分の情けないミスでペナルティ喰ってしまって。悔しいとかじゃなくて情けないです。もったいなかったです。ペース的にも悪くなくて、序盤からこのまま順調に行けばいいところに行けるかなと思っていてのですが。その後にペナルティ貰ってしまったので。あと自分のミスでタイムを落としたりとかしていたので、そこももったいなかったです。まだシーズン終わってないので切り替えて、頑張ります」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Kazuhiro NOINE

FJ1500もてぎ・菅生 | S-FJもてぎ・菅生

第5戦SUGO決勝 FJ1500はレインマスター酒井翔太が、S-FJはSUGOマスター小林留魁が優勝

酒井翔太と吉田馨のトップ争い

 2026年スーパーFJ/FJ1500もてぎ・菅生選手権シリーズ第5戦公式予選が7月18日(土)にスポーツランドSUGOで行われ、FJ1500は酒井翔太(ファーストガレージ)が独走で優勝、スーパーFJ(S-FJ)は小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)が第2戦SUGOに続いて優勝した。

 ワンディで行われる第5戦のコースイン時刻は12時45分。朝からどんよりとした曇り空に覆われていたスポーツランドSUGOにFJ1500と8台のS-FJは全車スリックタイヤでピットを離れた。予選中にSPコーナーでコースアウトしてフロアを縁石に打ち付けてオイルパンを破損したS-FJ大川烈弥(B-Auto&TAKE FIRST)はインターバルの間に修復を終えてS-FJの5番手、9番グリッドへと向かった。気温23.8度、セクター1の路面温度30.9度。

レースは突然の降雨によりセーフティーカースタートとなった

 しかし、レコノサンスラップを終えてスターティンググリッドに並ぶ頃になって急激に雨足が強くなり、コースはあっという間にフルウェット路面に。各車は慌ただしくグリッド上でレインタイヤへの交換作業を開始。フォーメションラップ開始5分前までに全車が間に合わせた。さらに通常のスタンディングスタートからセーフティカー(SC)先導によるスタートに変更され、午後1時に12周のレースが始まった。

 SCランは2周目まで行われ、ポールポジションの酒井を先頭に3周目から本格的にレース開始。まずは酒井が最終コーナーから加速を開始すると2番手のFJ1500吉田馨(Hobbybase&MYST)がこれにしっかりと追随。3番手FJ1500鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)はやや出遅れて、FJ1500YUSEI MITSUYAMA(Fガレージ丸和精光KK-F)がテールに張り付いてスタートラインを通過。S-FJ松下彰臣(Abel HOSHO&PARM ZAP 10VED)~S-FJ小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)とグリッドどおりに第1コーナーへと進入するが、小林が第2コーナーで松下をオーバーテイク。総合5番手のS-FJトップに立つ。

 3周目を終えてトップ酒井は2位吉田に0.972秒の差をつける。3位鈴木はそこから2.763秒差と離されて4位MITSUYAMAと1.231秒差。MITUYAMAの背後には0.693秒でS-FJトップの小林が続き、S-FJ2番手、総合6位の松下はペースが上がらないか小林から2.807秒の差がついている。後方では8番手スタートのFJ1500村上太晟(ファーストガレージ BLAU KK-F)を9番手スタートの大川が仕留めて8位に上がり、S-FJ3番手の木幡直生(群馬トヨペット Team RiNoA)に0.238秒と接近している。

 4周目、4位を走るMITSUYAMAが第2コーナーで姿勢を乱してハーフスピン、小林が前に出る。さらに木幡がセクター3でミス。大川が総合7番手、S-FJ3位に浮上する。トップ酒井と2位吉田は1.220秒差で5周目に入ると酒井はセクター2で21.133秒の全体ベストに対して吉田はミスがあったか24.683秒でギャップが一気にひろがり、コントロールライン上では5.545秒の大差に。3位鈴木に対して勢いのある小林が0.763秒差と迫っている。

 酒井は6周目もハイペースでセクター2、3とベストタイムを更新すると1分36秒501とこのレースのファステストラップを叩き出し、吉田との差を8.010秒までひろげる。S-FJの2位争いは大川が松下を仕留めて総合6番手に上がる。S-FJのポールシッターだった松下だが苦戦が続いている。

 7周目に入ると鈴木と小林による3位争いが激しくなり、コントロールラインを0.160秒差とテール・ツー・ノーズで通過するとバックストレートではサイド・バイ・サイドとなるが、鈴木がポジションを守って8周目へ。レインボーコーナーで小林がややワイドになり間合いが広がるが、最終コーナーまでに再び鈴木に食らいつく。さらに後方でもMITSUYAMA対大川というFJ1500対S-FJのバトルが発生。0.345秒差で9周目に入るとセクター3で大川がMITSUYAMAを仕留めて5位に浮上する。MITSUYAMAは6位にドロップする。しかしここで、大川に対してレースタイムに10秒加算のタイムペナルティが課せられる。SCラン中のオーバーランによるものだ。

 10周目、後方のバトルを遠く離してトップ酒井は吉田に12.078秒差と独走状態。ここで総合7位、S-FJ3番手を守っていた松下がペースを落として、同じS-FJの磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・ED)に攻略されてついに表彰台圏内から陥落する。さらに村上にもオーバーテイクを許し総合9位までダウン。レース後松下に聞いたところ、眼鏡とヘルメットのバイザーの相性の問題か視界が極めて悪い状態で、コースにとどまるのがやっとだったとのこと。

 トップ酒井は2位吉田に12.908秒の差をつけてファイナルラップへと入る。「雨の酒井」の速さを存分に見せつけ12周のレースを危なげなく走り切りチェッカードフラッグの下を通過。ポール・ツー・ウインの完勝を飾った。2位吉田、今回ドライブした車両は本来別のドライバーが参戦するはずのもので、急遽出場となったがしっかり結果を残した。3位は小林の追撃を0.106秒の僅差で振り切った鈴木で、FJ1500がトップ3を占める結果となった。S-FJトップの小林は総合4位、SUGOでは第2戦優勝、第3戦2位、今回も優勝と強さを見せた。5番手フィニッシュは大川だが、タイムペナルティ10秒加算で5位MITSUYAMA、6位S-FJ2番手の磐上に続く総合7位、S-FJ3番手と表彰台に踏みとどまった。

 FJ1500/スーパーFJもてぎ・菅生選手権第6戦は約2カ月のインターバルを置いて9月13日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催される。S-FJについてはこのレースの結果次第ではチャンピオン確定の目がある。一方FJ1500はまだ予断を許さない状況だ。

鈴木大翔と小林留魁の争い

FJ1500:優勝は酒井翔太(ファーストガレージ)

FJ1500:決勝2位は吉田馨(Hobby Base & MYST)

FJ1500:決勝3位は鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)

FJ1500:決勝4位は光山勇正(Fガレージ丸和精密KK-F)

FJ1500:決勝5位は村上太晟(ファーストガレージBLAU KK-F)

FJ1500:決勝6位、ジェントルマンクラス優勝は青合正博(TEAM HERO\'S RnーSPORTS)

S-FJ:優勝は小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIA ED)

S-FJ:決勝2位は磐上隼斗(アルビレックス・富士吟景GIA・ED)

S-FJ:決勝3位は大川烈弥(B-Auto&TAKE FIRST)

S-FJ:決勝4位、ジェントルマンクラス2位は古里拓(HOLOSレブレーシングガレージ)

S-FJ:決勝5位は松下彰臣(Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED)

S-FJ:決勝6位は土屋草太(Albirex-RT RD10V ED)

FJ1500の表彰式

スーパーFJの表彰式

ジャパンリーグの表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

FJ1500もてぎ・菅生 | S-FJもてぎ・菅生

第5戦SUGO決勝結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第4戦 -RIJ- (2026/08/18) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2026 FJ1500/スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoGClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
152FJ15001酒井 翔太ファーストガレージ
MYST KK-F
1220'40.474--
238FJ15002吉田 馨Hobby Base & MYST
MYST KK-F
1220'52.75212.27812.278
314FJ15003鈴木 大翔ZAP SPEED KK-F
MYST KK-F
1221'11.81731.34319.065
433S-FJ1小林 留魁アルビ新潟第一ホテルGIA ED
MYST KK-S2
1221'11.92331.449 0.106
577FJ15004光山 勇正Fガレージ丸和精密KK-F
MYST KK-F
1221'32.02951.55520.106
667S-FJ2磐上 隼斗アルビレックス・富士吟景GIA・ED
MYST KK-S2
1221'37.17256.698 5.143
7*43S-FJ3大川 烈弥B-Auto&TAKE FIRST
MYST KK-S2
1221'38.92058.446 1.748
848FJ15005村上 太晟ファーストガレージBLAU KK-F
MYST KK-F
1221'53.2441'12.77014.324
916GFJ15006青合 正博TEAM HERO'S RnーSPORTS
MYST KK-F
1221'58.2081'17.734 4.964
104GS-FJ4古里 拓HOLOSレブレーシングガレージ
MYST KK-S2
1221'58.4901'18.016 0.282
112S-FJ5松下 彰臣Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1221'59.9341'19.460 1.444
1236S-FJ6土屋 草太Albirex-RT RD10V ED
TOKYO R&D RD10V
1222'13.7061'33.23213.772
1381S-FJ7木幡 直生群馬トヨペットTeam RiNoAアイザワED
MYST KK-S2
1222'15.0811'34.607 1.375
147GS-FJ8野口 伸周野口商會ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1120'46.1281Lap 1Lap
----以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap(FJ1500): CarNo. 52 酒井翔太(ファーストガレージ) 1'36.501 (5/12) 133.796 km/h
  • Fastest Lap(S-FJ): CarNo. 33 小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIA ED) 1'38.475 (4/12) 131.113 km/h
  • CarNo. 43は、H項2.10.11(SC中のオーバーラン)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。

FJ1500もてぎ・菅生 | S-FJもてぎ・菅生

第5戦SUGO公式予選ドライバーコメント FJ1500 3位:鈴木大翔「この予選は自分との勝負だった」 S-FJポールポジション・松下彰臣「いっしょうけんめい冷静になって」

FJ1500

ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージ)1分27秒895

FJ1500:ポールポジションを獲得した酒井翔太(ファーストガレージ)

 「走れば走るほどタイムが出ていて、吉田選手も後半にタイムが出ていたので、最後は少しだけミスをして。もうちょっと行きたかったのですが、それでも無事にポールポジション取れたので、よかったとは思っています。決勝は吉田選手も序盤から速いドライバーだと思うので、そこはしっかりスタートを決めてミスなく、自分の走りができていればなと思います。明日のレースに出られないので今日勝って気分よく帰りたいです」

2位 吉田馨(Hobbybase&MYST)1分281214(+0.319秒)

FJ1500:予選2位の吉田馨(Hobby Base & MYST)

 「今の状態だとこのタイムが限界だったと思います。ドライビングも含めて、もうちょっと煮詰めて。時間は少ないですが、がんばります。(S-FJのレコードホルダーとしてはFJ1500の記録も狙いたい?)レースでレコード出せるようにがんばります」

3位 鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)1分28秒583(+0.688秒)

FJ1500:予選3位の鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)

 「この予選は自分との勝負だったのですが、勝ってもいなければ負けてもいないかなって感じです(笑)。タイムはもうちょい出せたかな、とは思うのですが、タイヤのいいところを逃して、そこからリヤが出始めて。狙ったタイムは出せなかったです。今まではサインガードからトップタイムを出してもらっていたのですが、今回からそれを出さないことにして。出してもらうと気負ってしまうので、出さずに自分のベストラップだけ出してもらって頑張っていました。そのベストラップも(ペナルティで)タイム抹消されてしまいました。上出来とはいえなくて30点ぐらいの予選でした。決勝は前がレベルに高い二人なので、ついて行って、あわよくば抜けたらなと思います」

スーパーFJ

ポールポジション 松下彰臣(Abel HOSHO&PARM ZAP 10VED)1分29秒074

S-FJ:ポールポジションを獲得した松下彰臣(Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED)

 「初めてポールポジション取りました。予選前にセットを変えて貰って、どういう感じか様子を見ながらのスタートだったのですが、自分がうまく掴めなくて、序盤苦戦していました。それでも慣れて来て、時間もなかったからいっしょうけんめい冷静になって最後まで全力で走りました。(SUGOは相性がいい感じ?)好きなのでしょうね。僕はカートから上がってきた訳ではなくて、山道で運転の練習をしてきましたから、それ(山道)に近いような感じがあるから、ちょっと親しみがあるコースですね。決勝はスタートを決めて、たぶん1周目は新型(FJ1500)と絡んだりとかできると思うので、前だけ見で、目標新型で(笑)、どこまでついて行けるか、がんばります」

2位 小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)1分29秒190(+0.116秒)

S-FJ:予選2位の小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIA ED)

 「クルマはよかったですが、路面状況に(自分が)合わせきれなくて、ミスが毎回あってうまくまとめられなかったです。(改善の余地はある?)まだまだ行けます。スタートダッシュで前を抜きます」

3位 木幡直生(群馬トヨペット Team RiNoA)1分29秒442(+0.368秒)

S-FJ:予選3位の木幡直生(群馬トヨペットTeam RiNoAアイザワED)

 「スリップストリーム取られてしまいましたね。自分としては単独であのタイムだったので、(3位が)良くはないですが力は出せたかなと思います。ただ走りをまとめきれたかなと思ってもどこかしら小さいミスをしてタイムを出せなくて、そこから伸びなかったです。決勝はスタートで逃げるつもりです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

FJ1500もてぎ・菅生 | S-FJもてぎ・菅生

第5戦SUGO公式予選 FJ1500は酒井翔太、S-FJは松下彰臣がポールポジションを獲得

FJ1500:ポールポジションは酒井翔太(ファーストガレージ)

S-FJ:ポールポジションは松下彰臣(Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED)

 2026年スーパーFJ/FJ1500もてぎ・菅生選手権シリーズ第5戦公式予選が7月18日(土)にスポーツランドSUGOで行われ、FJ1500は酒井翔太(ファーストガレージ)が第4戦に続いて連続、スーパーFJ(S-FJ)は松下彰臣(Abel HOSHO&PARM ZAP 10VED)がキャリア初で、それぞれポールポジションを獲得した。

 全7戦で行われる同シリーズも後半戦。国内を転戦するFJジャパンリーグの一戦でもある本大会にはFJ1500が6台、スーパーFJ(S-FJ)が8台の計14台がエントリーしてきた。

 梅雨まっただなかのSUGOだが、予選開始の午前9時時点では天気は曇り。気温24.4度、路面温度はセクター1で30.4度のドライコンディションのもと、FJ1500の村上太晟(ファーストガレージ BLAU KK-F)を先頭に15分間の予選がスタート。

 ウオームアップを終えた残り時間10分、まずはFJ1500の酒井が1分28秒798のトップタイム。2番手FJ1500の吉田馨(Hobbybase&MYST)の28秒978、3番手もFJ1500のYUSEI MITSUYAMA(Fガレージ丸和精光KK-F)で29秒744。4番手にS-FJトップの小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)30秒117、5番手村上30秒221、6番手S-FJ2位の松下30秒835と続く。S-FJ3位は総合8番手の大川烈弥(B-Auto&TAKE FIRST)だ。

 残り8分40秒、酒井はトップタイムを1分28秒249まで短縮。2番手にはFJ1500の鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)が28秒866で上がってくる。吉田3番手、MITSUYAMA4番手に続いてS-FJのトップには木幡直生(群馬トヨペット Team RiNoA)が29秒954で浮上。小林6番手。

 酒井はラップを重ねるごとにトップタイムを更新し、残り7分に1分28秒084と1分27秒台に迫るタイム。2番手争いは吉田が28秒523で鈴木を上回る。鈴木3番手、4番手MITSUYAMAに続く5番手にはS-FJトップの小林が29秒426で木幡を逆転する。

 残り4分、村上が1分29秒288の5番手タイム。これでFJ1500勢がトップ5を占めるが、残り2分30秒に小林が29秒251で村上を上回る。そして酒井がセクター1、2で全体ベストを刻むと27秒994をマーク。2番手に上がった鈴木の28秒389に対して0.395秒の差をつける。

残り1分。酒井はセクター1、3と全体ベストを出すとチェッカードフラッグ3秒前にコントロールラインを通過し1分27秒895を叩き出す。そして吉田が28秒519で2番手に再浮上。

 チェッカードフラッグが出て各車最後のタイムアタック。ここで松下が29秒074を出してS-FJのトップに躍り出る。総合では5番手。2番手吉田が28秒214まで自己ベストを短縮したがトップの酒井に0.319秒及ばず。3番手鈴木、4番手MITSUYAMAのFJ1500がセカンドロウ。3列目に松下と小林のS-FJ勢が0.116秒の差で並ぶトップ6となった。S-FJ3位は総合7番手の木幡だ。

 3台が出場のジェントルマンクラスは総合11番手のFJ1500青合正博(TEAM HERO'S Rn SPORT)が1分30秒692でクラストップ。総合12番手のS-FJ古里拓(HOLOSレヴレーシングガレージ)が31秒520のクラス2位、総合14番手のS-FJ野口伸周(野口商會ZAP10VED)が34秒006でクラス3位という順。今回がS-FJレースデビューの土屋草太(Albirex-RT RD10V ED)は一時12番手まで順位を上げたが古里に逆転され13番手。ベストタイムは計測5周目に出した32秒372だった。

 スーパーFJ/FJ1500もてぎ・菅生選手権シリーズ第5戦決勝は午後1時スタート予定。予報では気まぐれなSUGOの魔物が午後から雨を降らせる可能性ありとなっており気になるところだ。

FJ1500:予選2位は吉田馨(Hobby Base & MYST)

FJ1500:予選3位は鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)

S-FJ:予選2位は小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIA ED)

S-FJ:予選3位は木幡直生(群馬トヨペットTeam RiNoAアイザワED)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

FJ1500もてぎ・菅生 | S-FJもてぎ・菅生

第5戦SUGO公式予選結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第4戦 -RIJ- (2026/07/18) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2026 FJ1500/スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km

Pos№GClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
152FJ15001酒井 翔太ファーストガレージ
MYST KK-F
R1'27.895--146.896
238FJ15002吉田 馨Hobby Base & MYST
MYST KK-F
1'28.214 0.319 0.319146.365
314FJ15003鈴木 大翔ZAP SPEED KK-F
MYST KK-F
1'28.583 0.688 0.369145.755
477FJ15004光山 勇正Fガレージ丸和精密KK-F
MYST KK-F
1'28.985 1.090 0.402145.096
52S-FJ1松下 彰臣Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'29.074 1.179 0.089144.951
633S-FJ2小林 留魁アルビ新潟第一ホテルGIA ED
MYST KK-S2
1'29.190 1.295 0.116144.763
781S-FJ3木幡 直生群馬トヨペットTeam RiNoAアイザワED
MYST KK-S2
1'29.442 1.547 0.252144.355
848FJ15005村上 太晟ファーストガレージBLAU KK-F
MYST KK-F
1'29.703 1.808 0.261143.935
943S-FJ4大川 烈弥B-Auto&TAKE FIRST
MYST KK-S2
1'29.846 1.951 0.143143.706
1067S-FJ5磐上 隼斗アルビレックス・富士吟景GIA・ED
MYST KK-S2
1'29.973 2.078 0.127143.503
1116GFJ15006青合 正博TEAM HERO'S RnーSPORTS
MYST KK-F
1'30.692 2.797 0.719142.365
124GS-FJ6古里 拓HOLOSレブレーシングガレージ
MYST KK-S2
1'31.520 3.625 0.828141.077
1336S-FJ7土屋 草太Albirex-RT RD10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'32.371 4.476 0.851139.778
147GS-FJ8野口 伸周野口商會ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'34.006 6.111 1.635137.347
----以上基準タイム(130% - 1'56.006)予選通過 ----
  • 'R'マークはFJ1500の新たなコースレコード。

FJ1500もてぎ・菅生 | S-FJもてぎ・菅生

第5戦SUGO注目選手インタビュー 土屋草太「壊さない範囲で行けるところまで行く」

初参戦の土屋草太(Albirex-RT RD10V ED)

 2026年JAF地方選手権スーパーFJ、FJ1500もてぎ・菅生選手権第5戦には初のスーパーFJでのレースを迎えた選手がグリッドに並んだ。

 36号車「Albirex-RT RD10V ED」の土屋草太は「新潟国際自動車大学校(GIA)」の卒業生で、昨年はJAFカート新潟選手権に参戦していた。今回も参戦している小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)や磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・ED)、さらには大川烈弥(B-Auto&TAKE FIRST)の後輩にあたる。

 予選後にショートインタビューを行った。

 ――これまでのレースキャリアは?

 「GIAに入ってから、カートを始めました。新潟シリーズに参戦していました。2年目のときはけっこう(小林と)いい勝負位をしていました」

 ――今回は先輩がいっぱいいるが?

 「(苦笑)そうですね。先輩方優しくて、(進路を)譲ってくれたり、後から声かけてくれたりするので、緊張はあまりないです」

 ――今回のレースの目標は?

 「まずはクルマを壊さずに完走。そのうえで壊さない範囲で行けるところまで行くような走りをしたいです」

 ――予選タイム(1分32秒371/S-FJ7番手)はどんな感じ?

 「この前の練習の時からは3秒ぐらい速くなっているので、自分としてはもうちょっと行けるかなとは思っています。(伸びしろがいっぱいある?)そうですね」

多くの先輩に囲まれてのレースデビューが吉となるか楽しみだ。

初参戦の土屋草太(Albirex-RT RD10V ED)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

FJ1500鈴鹿・岡山 | S-FJ鈴鹿・岡山

第5戦鈴鹿決勝ドライバーコメント S-FJ優勝・柱本翔夢伊「嬉しくて言葉にできない」

FJ1500

優勝 宮本颯斗(MYST制動屋KK-F)

FJ1500:優勝した宮本颯斗(MYST制動屋KK-F)

 「総合6番スタートから2位ということで、それなりにバトルはうまくできたのかなと思います。やっぱりスーパーFJが前に連なってると、なかなか抜け出せなくて、結構苦戦した走りでした」

 「次の10月レースは、期間が空きますし、バトルでちょっと判断ミスをして前と離れた場面もあったので、そこはもう一回振り返って修正をし、もっとレベルアップした状態で挑みたいと思います」

2位 田崎脩馬(MYST制動屋KK-F)

FJ1500:決勝2位の田崎脩馬(MYST制動屋KK-F)

 「スタートは1回目より良くなかったです。FJ1500の中ではトップに立ってたんですけど、ちょっと色々ミスったりしたのもあって順位が下がりました」

 「スプーンで1回ミスって、めっちゃ抜かれたので、そっからまた追い上げました。その無駄がなかったら、勝てたレースでした」

3位 酒井翔太(ファーストガレージ)

FJ1500:決勝3位の酒井翔太(ファーストガレージ)

 「クラッチが滑っているような感覚があって、マージンを取ってかなり慎重にスタートしました。そのせいで、2レースとも抜かれました。1レース目に関しては、自分の順位をキープするだけでも本当に手一杯という感じで限界でした。2レース目は、新品タイヤを投入したのもあって、少しずつポジションを上げることはできました。ただ、クルマ本来のスピードが全然出ていなかったので、トップ争いに絡むところまではいけませんでした」

 「1レース目も2レース目も、何が原因で調子が悪かったのかハッキリ分からないんです。電気系かな? と思ってパーツを換えてみたんですけど直らなくて……。他に原因がありそうなので、ガレージに戻ってからメカニックさんにしっかり見てもらおうと思っています」

 「悔しい結果にはなりましたが、しっかり原因を突き止めて、また次がんばります」

スーパーFJ

優勝 柱本翔夢伊(REV RACING with LAPS)

S-FJ:優勝した柱本翔夢伊(REV RACING with LAPS)

 「まずまずのスタートを切れましたが、ちょっと抜くのに手こずりました。セーフティーカー明けのスタートからめちゃくちゃ調子が良くて、2台をすぐかわして逃げる体勢ができました。自分の中では結構理想なレース展開になりました。言葉じゃ表せないぐらい嬉しいですね」

 「まだまだ改善すべき点はたくさんあります。今日はこの気持ちを一度家に持ち帰り、次のレースでもここで満足することなく、再び優勝を目指して頑張りたいと思います」

2位 府本淳之介(FORM with雅企画KKS-II)

S-FJ:決勝2位の府本淳之介(FORM with雅企画KKS-II)

 「スタートは第4戦に比べたらちょっと失敗しました。ただポジション失うほどではなかったんで、なんとかセーブできました」

 「セーフティーカー入って、リスタート明けのペースを心配していましたが、結果的にスーパーFJのポジションは変わりませんでした。FJ1500の選手に明け渡す場面もあったんで、そこはもっと強くなって次回10月にリベンジしたいと思っています」

 「チャンピオンも獲りたいですし、まだまだ上のクラスにも行きたいので頑張ります」

3位 小野原悠(FTK・レブレーシングガレージwith LAPS)

S-FJ:決勝3位の小野原悠(FTK・レブレーシングガレージwith LAPS)

 「予選でつまずいたのが、結構痛かったですね。自分のミスで流れが変わっちゃったんで、これからはなくしていくようにします」

 「スタートはあまり良くなくて、前がFJ1500だったんで簡単には抜けなかったです。そうしたら、すぐセーフティーカー出ました。セーフティーカー明けですぐ1台を抜いて、それからは1台1台しっかり抜いていくことができました。落ち着いて自分の走りができたのでそこは良かったかなと思います」

 「チャンピオンの可能性はありますが、目先の1レース1レースをしっかり走って、自分の課題を改善しながら、ドライバーとして成長していけたらと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

FJ1500鈴鹿・岡山 | S-FJ鈴鹿・岡山

第5戦鈴鹿決勝 FJ1500は宮本颯斗が連勝 スーパーFJは柱本翔夢伊が涙の初優勝

FJ1500:優勝は宮本颯斗(制動屋☆ミスト☆KK-F)

S-FJ:優勝は柱本翔夢伊(REV RACING with LAPS)

 FJ1500/スーパーFJ鈴鹿・岡山地方選手権シリーズ第5戦は7月12日、鈴鹿サーキットチャンピオンカップレースシリーズ第3戦で10周の決勝を行い、FJ1500では宮本颯斗(MYST制動屋KK-F)が、スーパーFJでは柱本翔夢伊(REV RACING with LAPS)がそれぞれ優勝を飾った。

 前レースで赤旗中断があったっため、予定より20分遅れの午後3時5分に決勝のフォーメーションラップが始まった。天候は薄曇りで鈴鹿上空は徐々に日差しが戻りつつある。第4戦でクラッシュした三瓶旭(中日本自動車短期大学KK-SII)が出走を取りやめたためFJ1500が7台、スーパーFJが16台、合計23台が1周を回ってグリッドに着きスタートが切られた。

決勝のスタートシーン

 トップグループは順位変動はなく、グリッド順で1コーナーを通過。トップ伊藤聖七(S-FJ・eagle sport)、2位府本淳之介(S-FJ・FORM with雅企画KKS-II)、3位柱本翔夢伊(SーFJ・REV RACING with LAPS)、4位井出七星翔(S-FJ・RSイデア・イーグルKKS2)、5位田崎脩馬(FJ1500・MYST制動屋KK-F)、6位宮本颯斗(FJ1500・MYST制動屋KK-F)、7位小野原悠(S-FJ・FTKレブレーシングガレージwith LAPS)、8位村上太晟(FJ1500・ファーストガレージBLAU KK-F)の順。シケインでは4位の井出が柱本をパスして3位に上がる。

 2周目、6位宮本はストレートで田崎に並びかけ1コーナーで5位に浮上。スプーンでは4位に落ちた柱本が井出を抜き返し3位を奪い返す。この周S字で吉田英翔(S-FJ・K&G RACING C72 KKS-2)がコースアウト。マシンの排除のためセーフティーカー(SC)が導入された。

 SC中の順位は、トップ伊藤、2位府本、3位柱本、4位井出、5位宮本、6位田崎、7位小野原、8位村上、9位太田援増(S-FJ・MYST制動屋KK-SII)、10位永原蒼翔(FJ1500・ピットワークながはら/MYST)だ。

 SCは4周を回って退き、レースは5周目から残り6周で再開された。ここから3位を走る柱本のペースがいい。1コーナーで府本をかわして2位、スプーン手前では伊藤をパス、2台抜きで一気にトップに躍り出た。130Rでは3位の府本が伊藤をアウトからパスして2位に上がる。伊藤はこの周トップから3位までドロップした。

 6周目、1コーナーで5位の宮本が井出をかわして4位に浮上。このレースで上位に入れば最終戦を待たずしてチャンピオン獲得の可能性がある井出は、マシンにトラブルを抱えておりペースが上がらない。スプーンでは5位争い以下が交錯。この混乱で田崎は9位、井出は12位まで順位を落としてしまった。4位宮本はシケインで伊藤を捉え3位まで上がってきた。

 7周目、トップに立った柱本は2位府本との差を1秒とし、リードを広げる。3位に宮本が、4位にはバックストレートで伊藤をかわした小野原が浮上。その伊藤は接触があったか足回りを壊し、シケイン立ち上がりでスローダウン、ストレート脇にマシンを止めてしまった。5位には田崎が繰り上がり、6位村上太晟(FJ1500・ファーストガレージBLAU KK-F)、7位太田、8位一宮總太朗(S-FJ・MYST KK-SII)、9位板倉慎哉(S-FJ・AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII)、10位酒井翔太(FJ1500・ファーストガレージ)と続く。

 9周目、3位を走る宮本がスプーン立ち上がりから府本の背後につき、130R立ち上がりで2位に浮上。しかし、トップ柱本との差はすでに1秒8とさらに上を狙える差ではない。

 10周を回りレース終了。優勝は柱本でS-FJ初勝利。2位の宮本はFJ1500で連勝となった。3位には府本(S-FJ・2位)が、4位には小野原(S-FJ・3位)が、5位には田崎(FJ1500・2位)が、6位には太田(S-FJ・4位)が、7位には板倉(S-FJ・5位)が、8位には一宮(S-FJ・6位)が、9位には酒井(FJ1500・3位)が、10位には永原(FJ1500・4位)が入った。

 この結果、FJ1500のJAFシリーズランキングでは、酒井が47ポイントでリーダー。田崎43ポイントで2位、伊藤駿と宮本が40ポイントで3位に並び、村上が38ポイントで5位。この5人が最終第6戦でチャンピオンの可能性を残している。

 スーパーFJのJAFシリーズランキングでは、井出が64ポイントでリーダー。柱本が60ポイントで2位、小野原が59ポイントで3位、府本が51ポイントで4位。この4人がチャンピオンの可能性を残して最終第6戦を迎える。

 第6戦は10月4日、鈴鹿チャンピオンカップレース第4戦で決勝が行われる。FJ1500、スーパーFJのチャンピオン争いに注目だ。

FJ1500:決勝2位は田崎脩馬(MYST制動屋KK-F)

FJ1500:決勝3位は酒井翔太(ファーストガレージ)

S-FJ:決勝2位は府本淳之介(FORM with雅企画KKS-II)

S-FJ:決勝3位は小野原悠(FTK・レブレーシングガレージwith LAPS)

スーパーFJで初優勝の柱本翔夢伊(REV RACING with LAPS)

FJ1500の表彰式

スーパーFJの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI

FJ1500鈴鹿・岡山 | S-FJ鈴鹿・岡山

第5戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿チャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2026/07/12) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2026 FJ1500/スーパーFJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoGClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
17S-FJ1柱本 翔夢伊REV RACING with LAPS
MYST KK-S2
1025'49.550--
256FJ15001宮本 颯斗MYST制動屋KK-F
MYST KK-F
1025'51.260 1.710 1.710
366S-FJ2府本 淳之介FORM with雅企画KKS-II
MYST KK-S2
1025'52.312 2.762 1.052
49S-FJ3小野原 悠FTK・レブレーシングガレージwith LAPS
MYST KK-S2
1025'52.524 2.974 0.212
557FJ15002田崎 脩馬MYST制動屋KK-F
MYST KK-F
1025'56.091 6.541 3.567
658S-FJ4太田 援増MYST制動屋KK-SII
MYST KK-S2
1025'58.575 9.025 2.484
755S-FJ5板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
1026'00.76211.212 2.187
861S-FJ6一宮 總太朗MYST KK-SII
MYST KK-S2
1026'01.06311.513 0.301
952FJ15003酒井 翔太ファーストガレージ
MYST KK-F
1026'02.46112.911 1.398
1051FJ15004永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-F
1026'05.10915.559 2.648
1148FJ15005村上 太晟ファーストガレージBLAU KK-F
MYST KK-F
1026'05.21915.669 0.110
1235S-FJ7井出 七星翔RSイデア・イーグルKKS2
MYST KK-S2
1026'05.60716.057 0.388
13*21S-FJ8本田 宙MYST KK-SII
MYST KK-S2
1026'12.58323.033 6.976
1488S-FJ9八巻 渉中日本自動車短期大学KK-SII
MYST KK-S2
1026'12.62423.074 0.041
156S-FJ10河野 晃大レブレーシングガレージ
MYST KK-S2
1026'18.34428.794 5.720
1616GFJ15006青合 正博TEAM HERO'S RnーSPORTS
MYST KK-F
1026'25.15035.600 6.806
17*34S-FJ11藤井 翔太Dorago CORSE
MYST KK-S2
1026'31.22541.675 6.075
1822GS-FJ12高橋 蓮tailor RaiseUP
MYST KK-S2
1026'47.64458.09416.419
19*4GS-FJ13古里 拓HOLOSレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1026'54.8971'05.347 7.253
2011GFJ15007小嶋 健太郎Rn-sports制動屋KK-F
MYST KK-F
923'49.2291Lap 1Lap
21*70S-FJ14加藤 薫デルタモータースポーツKKS-II
MYST KK-S2
924'19.7301Lap 30.501
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
-50S-FJ-伊藤 聖七eagle sport
MYST KK-S2
719'14.4843Laps2Laps
-85S-FJ-吉田 英翔K&G RACING C72 KKS-2
MYST KK-S2
12'21.0239Laps6Laps
  • Fastest Lap(FJ1500): CarNo. 56 宮本颯斗(MYST制動屋KK-F) 2'14.329 (7/10) 155.627 km/h
  • Fastest Lap(S-FJ): CarNo. 9 柱本翔夢伊(REV RACING with LAPS) 2'14.056 (9/10) 155.944 km/h
  • CarNo. 21は、鈴鹿チャンピオンカップレースシリーズ規則第55条8(反則スタート)により、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 34, 70は、鈴鹿チャンピオンカップレースシリーズ規則第60条1.1(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 4は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章5.5.b(黄旗中の追い越し)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第5戦富士決勝ドライバーコメント FJ1500 3位・光山勇正「最後、前がやりあう展開になるのはわかっていた」 S-FJ優勝・切替悠喜「時間があったのでどういう位置取りをしようかと決めていけた」

FJ1500

優勝 酒井翔太(ファーストガレージ)

FJ1500:優勝した酒井翔太(ファーストガレージ)

 「ずっと接戦だったので、一つのミスで離されてしまう感じがありました。ストレートでスリップストリーム使って抜いて抜き返されて、みたいな感じだったのでラストの数周で仕掛けようと思っていました。何とかいい展開に持っていけてよかったです。ラスト1周に仕掛けようかと思っていたのですが、その前の周に仕掛けて1周ずっとバトルになって、思ったような展開だったと思います」

2位 吉田馨(MYST&HobbBase)

FJ1500:決勝2位の吉田馨(MYST & Hobby Base)

 「ハラハラのレースでしたね。第4戦と比べてペースが酒井選手に比べて足りなかったので、引き離せる速さがなかったです。それで厳しい展開になったのですが、自分のペースに持ち込めなかったので、そこが敗因かなという感じです。(仕掛けるならストレートだった?)ストレートの伸びがけっこうよかったので、そこをうまく活用できてはいたのですが。最後締めくくることができなかったのが悔しいです」

3位 光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

FJ1500:決勝3位の光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F

 「最後、前がやりあう展開になるのはわかっていたので、スキがあればと思って。あわよくば1位、運良ければ2位に行けるかなと思ったのですが、接近戦になってしまって(ダンロップコーナーで)インに入っていったのですが、詰まってしまって加速が鈍って切替君に抜かれたという感じです。ダンロップコーナーでの手前のヘアピンぐらいから(前が)並んでいるのを見て、ワンチャンスあるかなと思ったのですが。攻めにいった結果順位を落としてしまうという結果ですが、悪いことではないかなと思うので。この経験が次につながるかなと思います」

スーパーFJ

優勝 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

S-FJ:優勝した切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

 「思ったよりストレートで(FJ1500との差が)縮まらなくて、そこは予想外だったのですが。クルマ自体のポテンシャルは悪くなくて走れたので、そこはポジティブな点でした。(最後のオーバーテイクは?)ダンゴ状態でイン側は詰まるだろうな、と思っていたので。ちょっとリスクはあったのですが、大外からまくれるなと思ってうまく成功しました。そこは良かったです。(接戦が)長くて時間があったので、どういう位置取りをしようかと決めていけたのがよかったと思います。(光山選手を追い詰めた状況は?)内圧も合っていて、ペースがよかったのですが、徐々に近づくにつれて、ちょっとアンダー(ステア)気味になってしまう所があったのですが。ストレートでスリップが効いてプラマイゼロ、みたいな感じで。最後は思ったより近づけなかったのですが、トップ争いで前が詰まったので、そこのチャンスをうまく活かせたですね」

2位 磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・KKS2)

S-FJ:決勝2位の磐上隼斗(アルビレックス・富士吟景GIA・KKS2)

 「ちょっと悔しいですが、最低限のことはできたのでオッケーということで。スピードは十分ありましたね。わがままを言えばもうちょっと、ではありますが僕の腕かな、という部分もあるので、頑張って練習します。借り物のクルマで壊さないように、最後も丁寧に走ったので(納得している)。でも悔しいですね(笑)」

3位 内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)

S-FJ:決勝3位の内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)

 「展開としては思っていたものに近くて、ただ1位と2位が速かったので、そこは追えなかったです。できることはやったかなと思います。予選からわりと調子がよくて、第4戦も(自分は)調子よかったのですが、マシンの方でちょっと調子悪い部分があって。それが第5戦は直っていたので、表彰台は行けるかなと思っていました」

Text & Photo: Junichi SEKINE

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第5戦富士決勝 FJ1500はドッグファイトの末に酒井翔太、S-FJはぶっちぎりで切替悠喜がそれぞれ優勝

酒井翔太と吉田馨の争い

S-FJ:優勝は切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

 2026年スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500筑波・富士選手権シリーズ第5戦決勝が6月21日(日)に富士スピードウェイで開催され、FJ1500はスタート直後から延々と続いたバトルを制した酒井翔太(ファーストガレージ)が吉田馨(MYST&HobbBase)を0.123秒差に振り切り優勝。S-FJは切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)がFJ1500勢トップ3に割って入る速さで優勝した。

 午後1時の第4戦決勝から3時間のインターバルで迎えた第5戦。朝から降ったりやんだりだった雨もようやく上がり、路面はウエットパッチがあるもののほぼドライ。23台全てがスリックタイヤでコースインした。本大会ではドライタイヤは2セット使用可能ということでほとんどのマシンが新品タイヤを装着する中で、S-FJジェントルマンクラスの秋山健也(スーパーウィンズKKS2)とFJ1500ジェントルマンクラスの小嶋健太郎(Rn-sports制動屋KK-F)だけがユーズドタイヤを選択している。また第4戦のオープニングラップに100Rでクラッシュした井伊諒河(RD10VアルビGIA訪問介護こころ 10V)はインターバルの間にチームが懸命のリペア作業。ノーズコーンからフロントウイング、さらにフロントのサスペンションまで交換や修理を行い、新人をコースへと送り出した。

 午後4時10分フォーメーションラップ開始。天候は曇りで今日は夏至ということでまだまだ明るい中、全車グリッドについてレースがスタート。

決勝がスタートした

 フロントロウの酒井、吉田共に好スタートを切りGRコーナーへ向けて並んで加速、そのままサイド・バイ・サイドでターンイン。インに吉田、アウトに酒井で並んで第2コーナーもクリアすると、コカ・コーラコーナーで酒井が先行する。後方ではセカンドロウのFJ1500、光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)と村上太晟(ファーストガレージ BLAU KK-F)こちらも並んでターンするとイン側の村上が前に出るが、第2コーナーからの立ち上がりで光山が3位を取り戻す。6番グリッドから発進のS-FJポールシッター磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・KKS2)がピットウォール寄りを加速すると、5番手スタートの鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)のインを差す。しかしこちらも第2コーナーで鈴木が前に出て5位へ。さらに後方では9番グリッドのS-FJジェントルマンクラスの畠山退三(Hobby Base& MYST)が好スタートで鈴木に迫るがブレーキングでGRコーナーを直進、ランオフエリアに飛び出して大きくポジションを落とす。コカ・コーラコーナーを抜けてFJ1500の酒井~吉田~光山~村上~鈴木~S-FJの磐上~切替~板倉慎哉(AMORE Racing with F)~内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)という並び。

 続くアドバンコーナーでは切替が磐上のインから前に出てS-FJのトップに立つ。しかし磐上も負けじと300R出口で切替のインを狙い、さらに板倉と内藤も続いて4台がワンパックになった状態で鈴木に続いてダンロップコーナーへ。切替がブレーキングで鈴木の前に出る。

 オープニングラップを終えてトップ酒井と2位吉田の差は0.244秒。そこから1秒遅れて光山と村上は0.760秒差。5番手切替は村上から1.490秒離れてS-FJのトップ。鈴木はFJ1500の4位だがコントロールライン上ではS-FJ2位の岩上が0.023秒差、そこからS-FJ3位の板倉と4位内藤がそれぞれ0.165秒、0.145秒の差と4台がトレイン状態で2周目へ。

 酒井対吉田のトップ争いは2周目も続きストレートエンドで吉田がアウト、酒井がインからGRコーナーへとブレーキング。吉田が前でターンインする。鈴木~磐上~板倉~内藤のバトルは内藤がやや抜け出し、残る3台が3ワイドでGRコーナーへ進入すると、内藤~鈴木~板倉~磐上の順に。さらに第2コーナーからの立ち上がりで板倉が鈴木の前に出てコカ・コーラコーナーへ。そしてコカ・コーラコーナー出口では総合11番手、S-FJ6位を走っていた相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)がアウト側の縁石に乗ってスピン。コースを横切り反対側まで飛ばされるが、エスケープゾーンで停止。再スタートは切れたものの大幅に順位を落とした。13コーナーでは鈴木と板倉が僅かに接触しながら通過、失速した鈴木を板倉、磐上が抜き去る。しかし続くGR-GTコーナーで板倉がスピン。最後尾近くまでポジションを落とす。パナソニックオートモーティブコーナーでは17番グリッドから12番手まで進出していたFJ1500ジェントルマンクラスのトップ小嶋健太郎(Rn-sports制動屋KK-F)もスピン、最後尾でレース復帰。

 2番手に落ちた酒井だが、第4戦のようにそこからズルズルと吉田に突き放されることはなく、テール・ツー・ノーズで追走。コントロールライン上では0.329秒の差で3周目へ。3番手光山と4番手村上はややバラけて1秒程度の間合いで続く。5番手S-FJトップの切替も村上と1秒の差。しかしラップタイムは切替の方が0.4秒ほど速く、村上攻略は時間の問題か。6番手はバトルを抜け出してS-FJ2位の内藤。切替からは2.754秒とかなり離されている。7番手の鈴木はFJ1500の5位、そして8番手S-FJ3位の磐上。オープニングラップのGRコーナーでコースアウトした畠山は総合15番手まで順位を落としていたが、2周目に5台を抜いて10番手でS-FJジェントルマンクラスのトップ。

 4周目に入ると酒井がいよいよ逆襲を開始、0.161秒差でコントロールラインを通過すると吉田のスリップストリームから抜け出しGRコーナーに向けてブレーキング勝負。インに吉田、アウトに酒井でそのままサイド・バイ・サイドでターン。第2コーナーもそのまま抜けるとコカ・コーラコーナーでイン側の酒井が前に出てオーバーテイク。トップの座を奪い返す。後方では切替が4番手村上に0.151秒差で続きこちらも並走でGRコーナーを抜けると切替が前。FJ1500を切り崩して4番手に上がる。この周切替は1分52秒042で全体の最速ラップ。

 5周目、今度は吉田が酒井を攻め立てる。パナソニックオートモーティブコーナーからテール・ツー・ノーズで立ち上がるとストレートエンドまでにオーバーテイクを完了してGRコーナーへ。これでトップ吉田、2番手酒井。光山~切替~村上と続き、6番手の内藤に磐上が迫るとセクター2で仕留めてS-FJの2位へ。

 6周目も吉田と酒井はテール・ツー・ノーズ。ストレートに戻ってくると酒井がスリップストリームから抜け出して0.150秒差でレースは後半戦、7周目へ。酒井は吉田の左サイドに出て再びGRコーナーへのブレーキング勝負はインを押さえた吉田が前。そして3番手光山に切替が迫って0.484秒の差。ラップタイムは切替の方が0.1秒速い。

 酒井は吉田攻略の突破口を探すためか随所でマシンを振ってプレッシャーをかける。そしてストレートでは6周目より早いタイミングでスリップストリームから抜け出し今度も左サイドへ。0.016秒差でコントロールラインを通過すると今回も吉田が前。そこから10周目までレースは膠着状態に。酒井は攻めあぐねているのか、それともワンチャンスに賭けているのか?

 レースが動いたのは残り2周となった11周目。10周目に1分51秒757のファステストラップを出した酒井が0.147秒差でコントロールラインを通過すると再びアウト側からGRコーナーへ。吉田とサイド・バイ・サイドで第2コーナーを抜けるとイン~アウトが入れ替わるコカ・コーラコーナー手前でオーバーテイクに成功。ついにトップを奪還する。吉田はダンロップコーナーでアウト側からかぶせに行くが酒井も引かずに並んでコーナーを抜けると13コーナーでは酒井が前。

 迎えたファイナルラップ。今度は吉田が酒井のスリップストリームを使ってコントロールライン上では0.079秒の差。そこから酒井の右サイドに出て再びGRコーナーへのブレーキング勝負は吉田が前でターンして再逆転。しかし今度も酒井がコカ・コーラコーナーでインを突くが、吉田も譲らず両者並んでコーナーを抜ける。吉田がアウト側の縁石ぎりぎりで踏ん張ってトップを守る。このバトルの間に3番手光山も接近。酒井の背後に迫って三つ巴に。

 アドバンコーナーでは酒井がインを差してタイトにコーナリング。吉田をオーバーテイクする。さらに光山も吉田に襲い掛かり、300Rでインを突いていく。ここに切替も参戦。ダンロップコーナーへ4台が密集してブレーキング。酒井が前、吉田と光山が並んでターンすると切替がアウトから切れ込んで光山を仕留める。

 最後のストレートでは酒井を先頭に4台がワンパックで立ち上がるが、酒井がそのまま逃げ切りに成功。0.123秒差で吉田を抑えて優勝した。3番手はS-FJ優勝の切替。こちらもFJ1500の光山を0.075秒差で振り切って、総合での表彰台を獲得した。以下5番手村上はFJ1500の4位、6番手の磐上はS-FJの2位、7番手の内藤がS-FJ3位。こちらもFJ1500の鈴木から0.038秒差で逃げ切って伊藤鷹志コーチの期待に応えた。鈴木はFJ1500の5位。9番手宇高がS-FJ4位で10番手前田大道(ELEVレーシングドリームKKSⅡ)は3シーズンぶりのS-FJで5位となった。S-FJジェントルマンクラスはトップを走っていた畠山が9周目にストップ。12番手の秋山がクラス優勝。FJ1500ジェントルマンクラスは13番手の青合正博(TEAM HERO'S Rn SPORTS)が優勝した。第4戦をリタイヤに終わった井伊は周回遅れながら19番手で完走、ファイナルラップに自己ベストの1分56秒888を出して締めくくった。

 筑波/富士スーパーFJ/FJ1500選手権第6戦は8月30日(日)に筑波サーキットで行われる。S-FJは開幕から5連勝の切替が結果次第でチャンピン確定の目が出てくる。誰が切替を止めるか? そしてFJ1500はまだまだ混戦だ。

吉田馨と酒井翔太の争い

FJ1500:優勝は酒井翔太(ファーストガレージ)

FJ1500:決勝2位は吉田馨(MYST & Hobby Base)

FJ1500:決勝3位は光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

FJ1500:決勝4位は村上太晟(ファーストガレージBLAU KK-F)

S-FJ:決勝2位は磐上隼斗(アルビレックス・富士吟景GIA・KKS2)

S-FJ:決勝3位は内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)

S-FJ:決勝4位は宇高希(テイクエヌエーティー)

S-FJ:決勝5位は前田大道(ELEVレーシングドリームKKSII)

S-FJ:決勝6位は板倉慎哉(AMORE Racing with F)

ジェントルマンクラス優勝は秋山健也(スーパーウィンズKKS2 ED)

ジェントルマンクラス決勝2位は青合正博(TEAM HERO\'S RnーSPORTS)

FJ1500で優勝した酒井翔太(ファーストガレージ)

FJ1500の表彰式

スーパーFJの表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

ジャパンリーグの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第5戦富士決勝結果

富士チャンピオンレースシリーズ第3戦 -RIJ- (2026/06/21) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2026 FJ1500/スーパーFJ筑波・富士選手権シリーズ Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoGClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
152FJ15001酒井 翔太ファーストガレージ
MYST KK-F
1222'32.852--
256FJ15002吉田 馨MYST & Hobby Base
MYST KK-F
1222'32.975 0.123 0.123
351S-FJ1切替 悠喜ファーストガレージRSD制動屋S2
MYST KK-S2
1222'33.840 0.988 0.865
477FJ15003光山 勇正Fガレージ丸和精光KK-F
MYST KK-F
1222'33.915 1.063 0.075
548FJ15004村上 太晟ファーストガレージBLAU KK-F
MYST KK-F
1222'39.261 6.409 5.346
667S-FJ2磐上 隼斗アルビレックス・富士吟景GIA・KKS2
MYST KK-S2
1222'48.27215.420 9.011
722S-FJ3内藤 大輝RCIT RaiseUP MT
MYST KK-S2
1222'54.27421.422 6.002
814FJ15005鈴木 大翔ZAP SPEED KK-F
MYST KK-F
1222'54.31221.460 0.038
943S-FJ4宇高 希テイクエヌエーティー
MYST KK-S2
1222'58.48825.636 4.176
1072S-FJ5前田 大道ELEVレーシングドリームKKSII
MYST KK-S2
1223'02.68429.832 4.196
1155S-FJ6板倉 慎哉AMORE Racing with F
MYST KK-S2
1223'12.57139.719 9.887
123GS-FJ7秋山 健也スーパーウィンズKKS2 ED
MYST KK-S2
1223'13.91341.061 1.342
1316GFJ15006青合 正博TEAM HERO'S RnーSPORTS
MYST KK-F
1223'18.30445.452 4.391
14*2S-FJ8松下 彰臣Abel Hosho&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1223'26.72053.868 8.416
1515S-FJ9相田 有羽音ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1223'27.27954.427 0.559
16*13FJ15007クリストファー・デワンInfernoR. KK-F
MYST KK-F
1223'31.86959.017 4.590
174GS-FJ10古里 拓HOLOSレヴレーシング
MYST KK-F
1223'32.18659.334 0.317
1811GFJ15008小嶋 健太郎Rn-sports制動屋KK-F
MYST KK-F
1223'40.1591'07.307 7.973
1936S-FJ11井伊 諒河アルビ・GIA・訪問介護こころ
TOKYO R&D RD10V
1223'49.1301'16.278 8.971
2025S-FJ12フェリペ昌WRS MASA KKS-II
MYST KK-S2
1224'28.4911'55.63939.361
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-*38GS-FJ-畠山 泰三Hobby Base & MYST
MYST KK-S2
815'31.8134Laps4Laps
-7GS-FJ-野口 伸周野口商會ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
816'30.1974Laps58.384
-8GS-FJ-野村 大樹WRS NOMURA KKS-II
MYST KK-S2
714'46.0365Laps1Lap
  • Fastest Lap(FJ1500): CarNo. 52 吉田馨(MYST & Hobby Base) 1'51.757 (10/12) 146.987 km/h
  • Fastest Lap(S-FJ): CarNo. 51 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2) 1'51.983 (5/12) 146.690 km/h
  • CarNo. 2は、富士スピードウェイ一般競技規則第8章第30条2(順位を守るための進路変更)違反により、訓戒とした。
  • CarNo. 13, 38は、富士スピードウェイ一般競技規則第8章第28条4.4.d(スタート進行要領)違反により、タイムペナルティー5秒を科した。

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第4戦、第5戦富士公式予選ドライバーコメント FJ1500第4戦、第5戦PP・酒井翔太「雨でも晴でも気を抜かない」 S-FJ第4戦PP、第5戦2位・切替悠喜「S-FJでの優勝が最低条件」

FJ1500

第4戦/第5戦ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージ)

FJ1500:第4戦、第5戦ともポールポジションの酒井翔太(ファーストガレージ)  BACK CLOSE NEXT

 「路面が(前に走った)カートを見てもけっこうしぶきが上がっていたので、自分の予選もレインタイヤかなと思って、その選択は正しかったと思います。予選は最後のほうでちょっとずつ(路面が)乾いてきていたので、1周クールダウンを入れて、そうしたらタイムが上がったので。思うように行けたかなという感じです」。決勝は雨でも晴でも気を抜かないようにがんばります」

第4戦2位/第5戦2位 吉田馨(MYST&HobbBase)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選2位の吉田馨(MYST & Hobby Base)

 「セクター1と2は酒井選手と同じかそれ以上速いぐらいのタイムでしたが、セクター3で伸び悩んで。そこはちょっとレースに向けて改善していきたいです。(スリックでは行けなかった?)まだところどころしぶきも出ていたので、スリックは無理でしたね。難しい予選にはなりましたが、決勝は大丈だと思うので、自信を持っていきます」

第4戦3位/第5戦3位 光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選3位の光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

 「少し雨が降っていたのですが、だんだん(路面が)乾いてきて。最後にまた雨が降ってきました。最後のあたりの周に路面もだいぶ乾いてきたので、アタックに行ったのですが、1コーナーでミスしてしまって。もうちょっと(タイムを)上げられたかなと思います。決勝は予報としてはドライで行けそうなので、練習してきたところをしっかり発揮できるように、前の選手を抜かしていきたいと思います」

スーパーFJ

第4戦ポールポジション/第5戦2位 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

S-FJ:第4戦ポールポジション、第5戦予選2位の切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

 「ペースはもっと上げられたのですが、途中でギアが壊れてしまって、5周くらいしかできなかったです。練習ではペースが総合でトップを狙えるくらい調子よかったので、決勝はまずはS-FJでの優勝が最低条件だと思っていますので、そこは落ち着いて行けば。大丈夫だと思います。(金曜日は総合トップだった?)ドライだと速いのですが雨だとコーナーで差が多くなるのか、ちょっとFJ1500の方が速いのかなと思います」

第4戦2位/第5戦ポールポジション 磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・KKS2)

S-FJ:第4戦予選2位、第5戦ポールポジションの磐上隼斗(アルビレックス・富士吟景GIA・KKS2)

 「中途半端なコンディションで、セミウエットに近いコンディションでしたね。クルマのフィーリングはよくて。(要望は)欲張ればいっぱいありますが、最低限フロントロウが取れたので、よしとして切り替えて決勝に挑もうかと思っています。このクルマはふだんオーナーさんが乗っているのですが、いいクルマに仕上げてくれているので、とてもありがたいです」

第4戦3位/第5戦3位 板倉慎哉(AMORE Racing with F)

S-FJ:第4戦、第5戦とも予選3位の板倉慎哉(AMORE Racing with F)

 「今日はドライになるかと思って昨日乗らなかったのですが、今日もウエットだったのでぶっつけのセットで行って。最後の方(路面が)乾いてくるかと思ったので、うまくスリップストリームにつけて、徐々に自分のコンディションも上げて、最後1周でまとめられた感じです。決勝はとりあえず(順位を)キープできて表彰台に乗れたらな、という感じで。ただ後ろの人もタイムが近いので、レースをやり切りたいなと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Junichi SEKINE

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第4戦、第5戦富士公式予選 FJ1500は酒井翔太が連続ポールポジション S-FJは切替悠喜と磐上隼斗がポールポジションを分け合う

FJ1500:第4戦、第5戦ともポールポジションは酒井翔太(ファーストガレージ)

S-FJ:第4戦ポールポジション、第5戦予選2位は切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

S-FJ:第4戦予選2位、第5戦ポールポジションは磐上隼斗(アルビレックス・富士吟景GIA・KKS2)

 2026JAF筑波/富士スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500選手権シリーズ第4戦/第5戦予選が6月21日(日)に富士スピードウェイで開催され、第4戦はFJ1500が酒井翔太(ファーストガレージ)、S-FJが切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)がポールポジション。セカンドベストタイムで決定される第5戦はFJ1500が酒井、S-FJは磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・KKS2)がそれぞれポールポジションを獲得した。

 第3戦から4週間のインターバルで開催の本大会、舞台を筑波から富士に移しての高速バトルとなるが、梅雨まっただなかの富士スピードウェイは朝から雨。今年から始まったFJ1500シリーズとしては初の富士でのレースが生憎のコンディションとなってしまった。

 本大会は全国を転戦する「FJジャパンリーグ」の第2戦、第3戦も兼ねているため普段の筑波富士シリーズよりエントリーが多くFJ1500が8台、S-FJが15台の計23台が出場。午前8時25分から20分間の予選が開始された。前日から降り続いた雨はほとんど止んだ状態だが路面はほぼウエット。全車がレインタイヤでコースインした。

   まずは残り時間15分、FJ1500の吉田馨(MYST&HobbBase)が2分3秒478のトップタイム。2番手以下はまだ2分5秒以上だ。

 残り13分50秒、酒井が4秒120で2番手へ浮上。続いて残り12分40秒にFJ1500の光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)が4秒992の3番手タイム。以下4番手村上太晟(ファーストガレージ BLAU KK-F)、5番手鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)とFJ1500勢が続き、総合6番手にS-FJトップの切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)が5秒720でつけている。

 トップ吉田は続く周回でセクター1、2と区間ベストを出してベストタイムを0.4秒上回るペースで走るがセクター3で失速。逆にここで1.2秒以上も上回る区間ベストで走った酒井が2分3秒429でトップに立つ。吉田は3秒478と0.049秒差の2番手にドロップ。この2台が群を抜いており3番手光山以下は1.5秒離れている。そして切替が5秒064でFJ1500の間に割って入り総合4番手。村上5番手で鈴木6番手。S-FJ2位3位は相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)の6秒431と宇髙希(テイク エヌエーティー)6秒925。全体では7番手と8番手でS-FJも切替のタイムが群を抜いている。

 残り11分、相田が2分5秒469で鈴木を追い落として総合6番手に上がる。さらに村上が4秒739で切替を上回り4番手。しかし切替がすぐに4秒710で4番手を取り返す。今日と同様ウエットだった前日の練習走行の際の話として、FJ1500は最低地上高が低く水に乗ってしまう可能性がありドライより車高を上げているため、S-FJに比べて有利なコーナリングスピードが減じられているという声があったが、蓋を開けてみればトップ3がFJ1500。切替は別としてS-FJ勢はトップから2秒以上離されている状態だ。

 残り10分を切って予選は後半戦。酒井はトップタイムを2分2秒931まで短縮。吉田は自己ベストを3秒191まで縮めるが酒井との差は0.26秒と拡大。3番手には鈴木が4秒410で上がり4番手光山4秒466。S-FJトップの切替は4秒719で総合5番手にダウン。FJ1500の村上を挟んでS-FJ2位相田が5秒459の全体7番手で、S-FJ3位は磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・KKS2)が5秒484、0.025秒差の全体8番手だ。6台がエントリーのS-FJジェントルマンクラスのトップは5秒607の畠山退三(Hobby Base& MYST)で総合は9番手、磐上に0.123秒差と迫っている。最高速が他のマシンに比べて3キロぐらい速い。S-FJジェントルマンクラス2位は秋山健也(スーパーウィンズKKS2)。7秒895で総合15番手と畠山からはかなり差がある。秋山に0.113秒差でS-FJジェントルマンクラス3位の古里拓(HOLOSレヴレーシング)、さらにFJ1500ジェントルマンクラスのトップ青合正博(TEAM HERO'S Rn SPORTS)が続いている。今回S-FJデビューの井伊諒河(アルビGIA訪問介護こころ 10V)は11秒848の総合22番手で走行を続けている。

 残り8分30秒、光山が2分4秒267で3番手、鈴木4番手にドロップ。さらに村上が4秒435で5番手に上がりトップ5台がFJ1500で占められる。切替は4秒710まで自己ベストを削るが総合6番手に落ちる。S-FJの2位には磐上が5秒510で浮上、さらに板倉慎哉(AMORE Racing with F)が5秒413で3位に上がり相田は4位にダウン、総合の6~8番手に並ぶ。後方ではFJ1500ジェントルマンクラスの順位が入れ替わり小嶋健太郎(Rn-sports制動屋KK-F)が総合13番手でクラストップ。小嶋は鈴鹿のFJ1500の他FIA-F4インディペンデントクラスにも出場している。クラス2位の青合は総合17番手。今回3シーズンぶりS-FJ参戦の前田大道(ELEVレーシングドリームKKSⅡ)を挟んで19番手には今回から新車のFJ1500に変更してご機嫌のデワン クリストファー(InfernoR.KK-F)が続く。

 このあたりでレコードラインはかなり乾いてきており、タイヤも限界に近づいたかタイムアップする選手が少なくなる中、残り6分20秒に村上が2分4秒065で光山を上回り3番手。吉田がセクター1で区間ベストを出すとラップタイムは3秒185。0.006秒短縮するが2番手変わらずで残り時間は2分に。

 光山が3秒910と2分3秒台に入れて3番手を奪い返す。S-FJトップの切替は早々に予選をやめたがS-FJ2位の磐上は4秒894で切替に0.184秒差と迫る。酒井がベストタイムを0.4秒上回るペースで走るとセクター3で区間ベストを出して2秒090と一気に0.841秒削り取ってみせる。吉田も3秒102を出すが大きくギャップがあるままで20分間の予選が終了した。

 FJ1500のトップは酒井、2番手吉田とは1.012秒の大差をつけて第4戦のポールポジションを決めた。3番手光山、4番手村上、5番手鈴木とFJ1500勢が続き、6番手にS-FJポールポジションの切替、4列目7番手にS-FJ2位の磐上で8番手は最後にS-FJ3位のタイムを出した板倉が並んだ。S-FJジェントルマンクラスのトップは総合9番手の畠山、クラス2位の秋山は総合15番手。入れ替わりの多かったFJ1500ジェントルマンクラスのトップは総合13番手の青合となった。

 セカンドベストタイムで決まる第5戦のグリッドはポールポジションに2分2秒931の酒井、フロントロウは0.254秒差の3秒186で吉田。3番手3秒910の光山、4番手村上、5番手鈴木とここまでは第4戦と同じだが、6番手は磐上4秒955で切替を0.106秒上回りS-FJのポールポジション。4列目にS-FJ2位の切替と3位の板倉が並んだ。S-FJジェントルマンクラスのトップは総合9番手の畠山、クラス2位の秋山は総合15番手。FJ1500ジェントルマンクラスのトップは総合13番手の青合と第4戦と同じ並びとなった。

 筑波/富士スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500選手権シリーズ第4戦は本日12時50分スタート予定。予報では午前中に雨が止むと見られているが、路面のコンディションがどうなるか。各陣営は雨雲レーダーをにらみながら待つことになる。

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選2位は吉田馨(MYST & Hobby Base)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選3位は光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選4位は村上太晟(ファーストガレージBLAU KK-F)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選5位は鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選6位、ジェントルマンクラス2位は青合正博(TEAM HERO\'S RnーSPORTS)

S-FJ:第4戦、第5戦とも予選3位は板倉慎哉(AMORE Racing with F)

S-FJ:第4戦、第5戦とも予選4位、ジェントルマンクラスポールポジションは畠山泰三(Hobby Base & MYST)

S-FJ:第4戦、第5戦とも予選5位は内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)

S-FJ:第4戦、第5戦とも予選6位は相田有羽音(ZAP SPEED 10V ED)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第5戦富士公式予選結果

富士チャンピオンレースシリーズ第3戦 -RIJ- (2026/06/21) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2026 FJ1500/S-FJ筑波・富士選手権シリーズ Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

Pos№GClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
152FJ15001酒井 翔太ファーストガレージ
MYST KK-F
2'02.931--133.626
256FJ15002吉田 馨MYST & Hobby Base
MYST KK-F
2'03.185 0.254 0.254133.351
377FJ15003光山 勇正Fガレージ丸和精光KK-F
MYST KK-F
2'03.910 0.979 0.725132.570
448FJ15004村上 太晟ファーストガレージBLAU KK-F
MYST KK-F
2'04.065 1.134 0.155132.405
514FJ15005鈴木 大翔ZAP SPEED KK-F
MYST KK-F
2'04.894 1.963 0.829131.526
667S-FJ1磐上 隼斗アルビレックス・富士吟景GIA・KKS2
MYST KK-S2
2'04.955 2.024 0.061131.462
751S-FJ2切替 悠喜ファーストガレージRSD制動屋S2
MYST KK-S2
2'05.064 2.133 0.109131.347
855S-FJ3板倉 慎哉AMORE Racing with F
MYST KK-S2
2'05.172 2.241 0.108131.234
938MS-FJ4畠山 泰三Hobby Base & MYST
MYST KK-S2
2'05.236 2.305 0.064131.167
1022S-FJ5内藤 大輝RCIT RaiseUP MT
MYST KK-S2
2'05.719 2.788 0.483130.663
1115S-FJ6相田 有羽音ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'06.201 3.270 0.482130.164
1243S-FJ7宇高 希テイクエヌエーティー
MYST KK-S2
2'06.238 3.307 0.037130.126
1316GFJ15006青合 正博TEAM HERO'S RnーSPORTS
MYST KK-F
2'06.391 3.460 0.153129.968
1472S-FJ8前田 大道ELEVレーシングドリームKKSII
MYST KK-S2
2'06.527 3.596 0.136129.828
153GS-FJ9秋山 健也スーパーウィンズKKS2 ED
MYST KK-S2
2'06.894 3.963 0.367129.453
162S-FJ10松下 彰臣Abel Hosho&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'07.131 4.200 0.237129.212
1711GFJ15007小嶋 健太郎Rn-sports制動屋KK-F
MYST KK-F
2'07.365 4.434 0.234128.974
184GS-FJ11古里 拓HOLOSレヴレーシング
MYST KK-F
2'07.631 4.700 0.266128.705
1913FJ15008クリストファー・デワンInfernoR. KK-F
MYST KK-F
2'08.029 5.098 0.398128.305
208GS-FJ12野村 大樹WRS NOMURA KKS-II
MYST KK-S2
2'08.814 5.883 0.785127.523
217GS-FJ13野口 伸周野口商會ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'09.798 6.867 0.984126.557
2236S-FJ14井伊 諒河アルビ・GIA・訪問介護こころ
TOKYO R&D RD10V
2'10.926 7.995 1.128125.467
2325S-FJ15フェリペ昌WRS MASA KKS-II
MYST KK-S2
2'12.581 9.650 1.655123.900
---- 以上基準タイム(130% - 2'40.344)予選通過 ----

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第4戦、第5戦富士注目ドライバーインタビュー 前田大道「修行だと思って今回参戦」

 2026JAF筑波/富士スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500選手権シリーズ第4戦/第5戦が6月21日(日)に富士スピードウェイで開催される。本大会にはFJ1500が8台、S-FJが15台の計23台がエントリーしている。その中で今回レースデビューを迎える新人と、普段は同シリーズに参戦するチームの代表が3シーズンぶりに出場という対照的な2名が共にS-FJにエントリーしている。レースを前日に控えた練習走行の前とレース後に話を聞いた。

井伊諒河(アルビ・GIA・訪問介護こころ)

 36号車「アルビGIA訪問介護こころ 10V」をドライブする井伊諒河は今回がS-FJデビュー。東日本のS-FJではお馴染みの「新潟国際自動車大学校(GIA)の学生でもある。昨年まではJAFカート新潟選手権に参戦。2024年ランキング3位、2025年同5位の実績を残している。この時のライバルは今年もてぎSUGOシリーズで初優勝した小林留魁だ。

 練習走行前インタビュー

 ――これまでのモータースポーツ歴は?

 「高校生からずっとカートに乗っていて、4輪はフォーミュラもふくめてほとんど初めてになります。ですのでけっこう緊張しています。今はGIAの生徒ですが、校内でのドライバーのオーディションでは去年千分の1秒差で負けてしまって、メカニックとして帯同していました」

 ――練習はかなり積んだ?

 「練習の機会もミニサーキットで乗れたのが2回か3回、シフト練習ぐらいでした。こういう大きなコースは感覚が違います。今週の月曜日に初めて(富士を)走って、その後が今日なので、未経験のことが多くて、探り探りな所があります」

 ――富士スピードウェイの印象は?

 「道がすごく広いので、走行ラインとか初めてだとすごく迷います。いまだにまったく詰めきれていないところがいっぱいあるので、難しいけれどそれ以上にハイスピードで楽しいです」

 ――カートと感触の違いは?

 「違いますね。カートはタイヤからフレームへダイレクトにつながっているので、すぐに車両の反応というか、操作からの応力が出るのですが、フォーミュラとか4輪はバネがついているので、車体からの反応を待つ時間が少しあります。自分の中でその感覚が育っていないので、そこが難しいですね」

 ――今日は雨だがウエットで走るのは初めて?

 「初めてですね。4輪を含めても雨は初めてなので、わからないことだらけです」

 ――カート時代はウエットで速かった?

 「特別速かったということはないですが、それなりには乗れていました。ただ車体のセッティングに頼っていた部分があって、ドライバーの実力で走れていたという感じがないです。(36号車は実績のあるマシンだが?)そこはクルマに頼らないドライバーになりたいですが、しっかりクルマを信じて頑張っていきたいです」

 レース後コメント(第4戦はオープニングラップにリタイヤ、第5戦は19位完走)

 「一つ目のレースは車両を壊してしまって、気が落ち込んでいることもあったのですが、そこも経験ということで。(気持ちの)切替えを自分なりにしっかりやりました。マシンを直してくれた皆さんに感謝です。そして2レース目にジェントルマンの方の後ろについて引っ張ってもらったので、今日の朝よりも車両の動きに対する理解度が深まった気がします。特にセクター3とか自己ベストで走れて、周りの人に教えて貰った車両の動きも体感できたので、今後につながるいい勉強になったと思います」

前田大道(ELEVレーシングドリームKKSII)

 そして久々実戦のチーム代表は72号車「ELEVレーシングドリームKKSⅡ」の前田大道。「ELEVレーシングドリーム」の代表としてチームを率いて、今は選手を指導する立場だが、元はといえばS-FJのドライバーであり、2020年の「スーパーFJ日本一決定戦」では15台抜きでジャンプアップ賞を獲得するなど実績がある。最後にS-FJに出たのは2023年筑波の開幕戦ということで3シーズンぶりの参戦だ。

 練習走行前インタビュー

 ――今回参戦の目的は?

 「久しぶりに公式戦に出て、どれぐらい戦えるかという興味もありますし、あと最近うちのチームからFIA-F4とかKYOJO Formulaとか大きな舞台に出て行っている選手がたくさんいる中で、新しく育っていくドライバーさんがいて『レースに強いドライバーとは何なのか』ということをもう一度しっかりと見つめ直してコーチングして行けたらいいな、ということで半分(自分の)修行だと思って今回参戦しました」

 ――参戦に向けてトレーニングは行った?

 「フィジカル面でも久しぶりだったので、しっかりスタミナや筋力をつけました。それに関しては今週月曜日の富士のスポーツ走行枠で40分を3回問題なく走行できました。ただ、その時はドライの走行しかできなかったので、(富士の)レインでの経験はないので、そこがちょっと不安です」

 ――富士でもレース経験は?

 「2年前の5月にFCR-VITAに1戦だけ参戦させていただきましたが、フォーミュラで富士を走るのは今回初めてなのです。お恥ずかしいことで(笑)。どこまで戦えるかはわからない状態ではありますが、やれるだけやっていって、初心に戻って、自分の走り、クルマの動きを確認しながら、少しずつペース上げられたらなと思います」

 ――3年前と比べてS-FJの感触は変わった?

 「3年前は感じられなかったコーナーの中での曲がり方の変化や、『車体がこれくらい動くからタイヤのグリップが変化するのか』というような、3年前では感じ取るでことができなかった部分も今はすごく感じられるようになりました。そしてマシン自体もバージョンアップしてきているので、フロントのアライメントまわりとか変更してきているので、違った走りができるのではないかなと思っています」

 レース後コメント(第4戦は17位、第5戦は10位で共に完走)

 「久しぶりのレースでしたが、予選は雨、1レース目も雨で途中からドライになってきて、レインタイヤだと苦しい展開で。2レースはドライで、今日1日難しいコンディションだったと思います。ジャパンリーグということで西の方の速いチームさんドライバーさんがいて、さらにFJ1500とS-FJの混走というのが自分の経験で初めてで。早いFJ1500の人は先に行ってくれるからいいですが、S-FJの間にいるFJ1500がブレーキング開始は早いけれどコーナリングは速い、とすごく難しかったですね。ウェットタイヤの選択は自分の判断で、1コーナーとセクター2が心配で選びましたが、完全にミスでしたね。後悔したのはフォーメーションラップが終わってグリッドに並んだ瞬間でした。左側のレコードラインがかなり乾いていましたので。あと5周目にリヤタイヤのブロックが剥離する感触が背中に伝わってきて、その後急にリヤが苦しくなりました。タワーを見たら『6周目』とあって、これはまずいと(苦笑)。その後は頑張りましたが抜かれて、最後に同じレインの43号車を抜けたのはちょっと良かったのかな、と思います」

 「久しぶりにレースに出ていろいろなチームの方から『いい汗かいた?』といった会話もあれば『もっと速く走らなきゃいけないだろう』みたいなポジティブな喝もいただけたので、またこっそりと(笑)S-FJに参戦したいな、と思っています」

 対照的な両名がそれぞれにいい経験を積めたということで、今後が楽しみだ。

井伊諒河(アルビ・GIA・訪問介護こころ)

前田大道(ELEVレーシングドリームKKSII)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

Forumula Beat

第5戦筑波決勝ドライバーコメント 優勝・酒井翔太「思い通りのレース展開で進んでくれた」

優勝 酒井翔太(ファーストガレージ FG108)

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「スタートは難なくクリアして、ちょっと危なかったのですが、でもしっかり1周目から守り切ることができました。その後も自分のペースちゃんと走れていたので、金井選手を離せたかな、という印象です。(描いた通りのレース?)そうですね、思い通りのレース展開で進んでくれたので、よかったなと思います」

2位 金井亮忠(チームNATS 正義 001)

決勝2位の金井亮忠(チームNATS正義001)

 「順位としては2位だったのですが、クルマも大幅な変更をして『こちらの方がいいかな』というデータ取りはできたので、次につながるような、いいレースにはなったと思います」

3位 KAMIKAZE(ファーストガレージ Rd04W)

決勝3位のKAMIKAZE(ファーストガレージRD04W)

 「村上君とバトルできるぞと楽しみにしていたのですが。後ろ見たらいなくなっていたので(苦笑)。体力と相談しながらペースを落として、恥ずかしながら3位狙いで走りました。(体力は持った?)ラップタイムを1秒落とすと身体が楽ですね」

4位 村上太晟(ファーストガレージ FG108)

決勝4位の村上太晟(ファーストガレージ FG108)

 「スタートはエンストしてしまいました。前回のスタートでタイヤひっかき過ぎたので、それを修正しようとして、今度は(回転を)落としすぎてしまって。結局スタートと同じ順位に戻ってこられました。今まで以上にプッシュして走れたので、よかったです。(先輩のKAMIKAZEがバトルしたかったようだが?)そこまでは届かなくて、最近ミスが多いので、そこは直したいです」」

5位 長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)ジェントルマンクラス優勝

決勝5位、ジェントルマンクラス優勝の長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

 「クラス1位なので、よかったです。村上君がエンストしてしまって、後ろから来たのですが、トップ(酒井)が来たのかと思って譲ったら村上君で(苦笑)失敗しました。同じようなカラーリングなので判らなかったです。でも楽しめました」

6位 富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)

決勝6位、ジェントルマンクラス2位の富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)

 「今日は2回ともスタートを失敗してしまいました。伊澤さんが奥様と田村さんとクルマを仕上げてくれて、決勝のグリッドに立てて、2回とも完走できたので、よかったなと思います。僕はお金がないドライバーなのですが、幸いなことによい影響を与えてくれているのではないかと思います。今日は(仲間が)いっぱい見に来てくれたので、完走できてよかったです」

7位 大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

決勝7位の大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

 「(第2コーナーでのスピンは?)アウトから長嶋さんに被せていって、芝に入ってしまって、そのまま回りました(苦笑)。そこからエンジンかかって再スタートできたのでよかったです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

Forumula Beat

第5戦筑波決勝 酒井翔太に敵なし、ポール・ツー・ウインの完勝

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 2026年Formula Beat(F-Beat)地方選手権シリーズ第5戦決勝が5月31日(日)に筑波サーキットで開催され、ポールポジションの酒井翔太(ファーストガレージ FG108)がスタートでトップに立つとそのまま2位以下を引き離して序盤から快走、18周で2位の金井亮忠(チームNATS 正義 001)に4.316秒の差をつけて優勝した。

 第5戦決勝は予定より20分遅れて午後2時17分フォーメーションラップ開始。すっかり初夏の気候の筑波サーキットは気温31.6度、路面温度54.1度となっている。パドックで聞いたところではタイヤに高負荷がかかる高速コーナーが少ない筑波ではタイヤの負担はそれほどではなく、むしろドライバーにとって厳しいだろうとのこと。

 今回の大会は2レースなので、タイヤが1台あたり2セット使用可能となっている。第4戦では全車が予選で使用したタイヤを使っていたが、第5戦では選択が分かれた。新品タイヤを投入したのが、酒井、大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)、富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)の3台。第4戦を走ったユーズドタイヤを継続利用するのが中村祥貴(ファーストガレージ FG108)、KAMIKAZE(ファーストガレージ Rd04W)、村上太晟(ファーストガレージ FG108)、長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)の4台。そして金井は事前に皮むきしておいた新品タイヤを履いている。タイヤの持ちを考えれば継続使用でもライフの問題はなく、スタート直後はウォームアップが早いので有利。しかし後半になってもタレが少ないのは新品タイヤの方。そうした意味ではスクラブ済みの金井の新品タイヤが一番有利そうだというパドックの声。一方新品タイヤでも酒井はインラップやフォーメーションラップで十分ウォームアップできるだろうとの意見も。

 なお第4戦7位フィニッシュだった松本隆行(SHOUEI☆ミスト)は第5戦欠場とのことで8台がグリッドに並んでレーススタート。

オープニングラップの先頭集団

 第4戦ではスタートに失敗して金井の後塵を拝した酒井だが、今回はきれいにスタート。イン側からホールショットを奪う。2位金井、3位KAMIKIAZEと続くが4番グリッドの村上はエンジンストールして大きく出遅れる。全車が出た後に押し掛けで村上は動き出し当然ながら最後尾からレーススタート。第1コーナーでは6番手スタートの大蔦がアウトから5番手長嶋に襲い掛かるがここは長嶋がポジションを守る。

 オープニングラップを終えてトップ酒井は2位金井に0.987秒の差。3位KAMIKAZEはそこから2.877秒差と早くも酒井と金井の一騎打ちの状態に。4位長嶋、5位大蔦と、6位富澤。最下位に落ちた村上はトップから27秒のビハインド。

 3周目に酒井は早くも金井に2.275秒の差。第4戦と同じくこの2台のペースが飛びぬけており、3位KAMIKAZEはそこから7秒以上遅れている。見どころはスタートを大失敗した村上のリカバリで、3周目に早くも中村を捉えて7位に挽回。ラップタイムも56秒台とトップ2台に続くペース。

 酒井は5周目に53秒817と今回のファステストラップを出すとややペースを抑えるが、それでも金井との差はじわじわひろがり6周目に3.691秒まで拡大。

長嶋重登と大蔦健太の争い

 後方では順位が動かない中で、長嶋と大蔦の4位争いが勃発。6周目に0.278秒差となると勢いは明らかに大蔦が上で7周目に突入。第1コーナーで大蔦がオーバーテイクを仕掛けて前に出るがスピン。大蔦によるとアウト側の芝に乗ってグリップを失ったとのこと。第2コーナーの真ん中で止まってしまうが、幸いすぐに再スタートを切ってレースに復帰する。後続の富澤、村上がその脇を通過していき、大蔦7位にドロップ。村上はこの周に富澤を仕留めて5位まで進出。

 後方の混乱をよそに酒井は4.872秒までリードを拡大して独走状態。トップスピードも時速201キロと群を抜いている。第4戦では酒井と同様時速200キロが出ていた金井は時速197キロ台、セッティングを変えてきたか?

 レースは後半戦に入り、酒井はややペースを抑えたか10周目に5.156秒差まで金井を離すと、11周目、12周目と5秒台で間合いをキープ。後続も動きがない膠着状態の中、台風の目はやはり村上で、5位に上がると10秒以上あった4位長嶋とのギャップを12周目に4.007秒まで削り取る。ラップタイムも55秒台で長嶋より1.8秒速く14周目には1.412秒差まで迫る。

 15周目、トップ酒井と2位金井は5.576秒の差。3位KAMIKAZEはそこから30秒以上離されている。そしてこの周に村上は長嶋も捉えて4位までポジションをを戻す。

 酒井は僅かにペースを落としてファイナルラップに入る。もはや彼を脅かす者はなくそのままフィニッシュラインを通過。ポール・ツー・ウインの完勝を飾った。2位4.316秒差で金井、3位KAMIKAZEは44秒差、4位村上57秒差とここまでが同一周回で、5位長嶋、6位富澤、7位大蔦が1周遅れ、8位中村2周遅れで完走した。

 ポディウムに戻ってヘルメットを脱いだ酒井はレースを走り切ったとは思えないような落ち着いた表情で表彰台に上がる。最近のサーキットでは珍しくスパークリングファイトがアルコール飲料で行われるため、未成年の彼は勝利の美酒を味わうことはできず苦笑いで振りまいた。

 F-Beat第6戦/第7戦は7月18日/19日にスポーツランドSUGOで行われる。全15戦で行われる2026年シースンはまだ序盤戦ともいえる。

優勝は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

決勝2位は金井亮忠(チームNATS正義001)

決勝3位はKAMIKAZE(ファーストガレージRD04W)

決勝4位は村上太晟(ファーストガレージ FG108)

決勝5位、ジェントルマンクラス優勝はは長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

決勝6位は富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

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