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2026年6月

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第5戦富士決勝ドライバーコメント FJ1500 3位・光山勇正「最後、前がやりあう展開になるのはわかっていた」 S-FJ優勝・切替悠喜「時間があったのでどういう位置取りをしようかと決めていけた」

FJ1500

優勝 酒井翔太(ファーストガレージ)

FJ1500:優勝した酒井翔太(ファーストガレージ)

 「ずっと接戦だったので、一つのミスで離されてしまう感じがありました。ストレートでスリップストリーム使って抜いて抜き返されて、みたいな感じだったのでラストの数周で仕掛けようと思っていました。何とかいい展開に持っていけてよかったです。ラスト1周に仕掛けようかと思っていたのですが、その前の周に仕掛けて1周ずっとバトルになって、思ったような展開だったと思います」

2位 吉田馨(MYST&HobbBase)

FJ1500:決勝2位の吉田馨(MYST & Hobby Base)

 「ハラハラのレースでしたね。第4戦と比べてペースが酒井選手に比べて足りなかったので、引き離せる速さがなかったです。それで厳しい展開になったのですが、自分のペースに持ち込めなかったので、そこが敗因かなという感じです。(仕掛けるならストレートだった?)ストレートの伸びがけっこうよかったので、そこをうまく活用できてはいたのですが。最後締めくくることができなかったのが悔しいです」

3位 光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

FJ1500:決勝3位の光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F

 「最後、前がやりあう展開になるのはわかっていたので、スキがあればと思って。あわよくば1位、運良ければ2位に行けるかなと思ったのですが、接近戦になってしまって(ダンロップコーナーで)インに入っていったのですが、詰まってしまって加速が鈍って切替君に抜かれたという感じです。ダンロップコーナーでの手前のヘアピンぐらいから(前が)並んでいるのを見て、ワンチャンスあるかなと思ったのですが。攻めにいった結果順位を落としてしまうという結果ですが、悪いことではないかなと思うので。この経験が次につながるかなと思います」

スーパーFJ

優勝 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

S-FJ:優勝した切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

 「思ったよりストレートで(FJ1500との差が)縮まらなくて、そこは予想外だったのですが。クルマ自体のポテンシャルは悪くなくて走れたので、そこはポジティブな点でした。(最後のオーバーテイクは?)ダンゴ状態でイン側は詰まるだろうな、と思っていたので。ちょっとリスクはあったのですが、大外からまくれるなと思ってうまく成功しました。そこは良かったです。(接戦が)長くて時間があったので、どういう位置取りをしようかと決めていけたのがよかったと思います。(光山選手を追い詰めた状況は?)内圧も合っていて、ペースがよかったのですが、徐々に近づくにつれて、ちょっとアンダー(ステア)気味になってしまう所があったのですが。ストレートでスリップが効いてプラマイゼロ、みたいな感じで。最後は思ったより近づけなかったのですが、トップ争いで前が詰まったので、そこのチャンスをうまく活かせたですね」

2位 磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・KKS2)

S-FJ:決勝2位の磐上隼斗(アルビレックス・富士吟景GIA・KKS2)

 「ちょっと悔しいですが、最低限のことはできたのでオッケーということで。スピードは十分ありましたね。わがままを言えばもうちょっと、ではありますが僕の腕かな、という部分もあるので、頑張って練習します。借り物のクルマで壊さないように、最後も丁寧に走ったので(納得している)。でも悔しいですね(笑)」

3位 内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)

S-FJ:決勝3位の内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)

 「展開としては思っていたものに近くて、ただ1位と2位が速かったので、そこは追えなかったです。できることはやったかなと思います。予選からわりと調子がよくて、第4戦も(自分は)調子よかったのですが、マシンの方でちょっと調子悪い部分があって。それが第5戦は直っていたので、表彰台は行けるかなと思っていました」

Text & Photo: Junichi SEKINE

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第5戦富士決勝 FJ1500はドッグファイトの末に酒井翔太、S-FJはぶっちぎりで切替悠喜がそれぞれ優勝

酒井翔太と吉田馨の争い

S-FJ:優勝は切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

 2026年スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500筑波・富士選手権シリーズ第5戦決勝が6月21日(日)に富士スピードウェイで開催され、FJ1500はスタート直後から延々と続いたバトルを制した酒井翔太(ファーストガレージ)が吉田馨(MYST&HobbBase)を0.123秒差に振り切り優勝。S-FJは切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)がFJ1500勢トップ3に割って入る速さで優勝した。

 午後1時の第4戦決勝から3時間のインターバルで迎えた第5戦。朝から降ったりやんだりだった雨もようやく上がり、路面はウエットパッチがあるもののほぼドライ。23台全てがスリックタイヤでコースインした。本大会ではドライタイヤは2セット使用可能ということでほとんどのマシンが新品タイヤを装着する中で、S-FJジェントルマンクラスの秋山健也(スーパーウィンズKKS2)とFJ1500ジェントルマンクラスの小嶋健太郎(Rn-sports制動屋KK-F)だけがユーズドタイヤを選択している。また第4戦のオープニングラップに100Rでクラッシュした井伊諒河(RD10VアルビGIA訪問介護こころ 10V)はインターバルの間にチームが懸命のリペア作業。ノーズコーンからフロントウイング、さらにフロントのサスペンションまで交換や修理を行い、新人をコースへと送り出した。

 午後4時10分フォーメーションラップ開始。天候は曇りで今日は夏至ということでまだまだ明るい中、全車グリッドについてレースがスタート。

決勝がスタートした

 フロントロウの酒井、吉田共に好スタートを切りGRコーナーへ向けて並んで加速、そのままサイド・バイ・サイドでターンイン。インに吉田、アウトに酒井で並んで第2コーナーもクリアすると、コカ・コーラコーナーで酒井が先行する。後方ではセカンドロウのFJ1500、光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)と村上太晟(ファーストガレージ BLAU KK-F)こちらも並んでターンするとイン側の村上が前に出るが、第2コーナーからの立ち上がりで光山が3位を取り戻す。6番グリッドから発進のS-FJポールシッター磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・KKS2)がピットウォール寄りを加速すると、5番手スタートの鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)のインを差す。しかしこちらも第2コーナーで鈴木が前に出て5位へ。さらに後方では9番グリッドのS-FJジェントルマンクラスの畠山退三(Hobby Base& MYST)が好スタートで鈴木に迫るがブレーキングでGRコーナーを直進、ランオフエリアに飛び出して大きくポジションを落とす。コカ・コーラコーナーを抜けてFJ1500の酒井~吉田~光山~村上~鈴木~S-FJの磐上~切替~板倉慎哉(AMORE Racing with F)~内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)という並び。

 続くアドバンコーナーでは切替が磐上のインから前に出てS-FJのトップに立つ。しかし磐上も負けじと300R出口で切替のインを狙い、さらに板倉と内藤も続いて4台がワンパックになった状態で鈴木に続いてダンロップコーナーへ。切替がブレーキングで鈴木の前に出る。

 オープニングラップを終えてトップ酒井と2位吉田の差は0.244秒。そこから1秒遅れて光山と村上は0.760秒差。5番手切替は村上から1.490秒離れてS-FJのトップ。鈴木はFJ1500の4位だがコントロールライン上ではS-FJ2位の岩上が0.023秒差、そこからS-FJ3位の板倉と4位内藤がそれぞれ0.165秒、0.145秒の差と4台がトレイン状態で2周目へ。

 酒井対吉田のトップ争いは2周目も続きストレートエンドで吉田がアウト、酒井がインからGRコーナーへとブレーキング。吉田が前でターンインする。鈴木~磐上~板倉~内藤のバトルは内藤がやや抜け出し、残る3台が3ワイドでGRコーナーへ進入すると、内藤~鈴木~板倉~磐上の順に。さらに第2コーナーからの立ち上がりで板倉が鈴木の前に出てコカ・コーラコーナーへ。そしてコカ・コーラコーナー出口では総合11番手、S-FJ6位を走っていた相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)がアウト側の縁石に乗ってスピン。コースを横切り反対側まで飛ばされるが、エスケープゾーンで停止。再スタートは切れたものの大幅に順位を落とした。13コーナーでは鈴木と板倉が僅かに接触しながら通過、失速した鈴木を板倉、磐上が抜き去る。しかし続くGR-GTコーナーで板倉がスピン。最後尾近くまでポジションを落とす。パナソニックオートモーティブコーナーでは17番グリッドから12番手まで進出していたFJ1500ジェントルマンクラスのトップ小嶋健太郎(Rn-sports制動屋KK-F)もスピン、最後尾でレース復帰。

 2番手に落ちた酒井だが、第4戦のようにそこからズルズルと吉田に突き放されることはなく、テール・ツー・ノーズで追走。コントロールライン上では0.329秒の差で3周目へ。3番手光山と4番手村上はややバラけて1秒程度の間合いで続く。5番手S-FJトップの切替も村上と1秒の差。しかしラップタイムは切替の方が0.4秒ほど速く、村上攻略は時間の問題か。6番手はバトルを抜け出してS-FJ2位の内藤。切替からは2.754秒とかなり離されている。7番手の鈴木はFJ1500の5位、そして8番手S-FJ3位の磐上。オープニングラップのGRコーナーでコースアウトした畠山は総合15番手まで順位を落としていたが、2周目に5台を抜いて10番手でS-FJジェントルマンクラスのトップ。

 4周目に入ると酒井がいよいよ逆襲を開始、0.161秒差でコントロールラインを通過すると吉田のスリップストリームから抜け出しGRコーナーに向けてブレーキング勝負。インに吉田、アウトに酒井でそのままサイド・バイ・サイドでターン。第2コーナーもそのまま抜けるとコカ・コーラコーナーでイン側の酒井が前に出てオーバーテイク。トップの座を奪い返す。後方では切替が4番手村上に0.151秒差で続きこちらも並走でGRコーナーを抜けると切替が前。FJ1500を切り崩して4番手に上がる。この周切替は1分52秒042で全体の最速ラップ。

 5周目、今度は吉田が酒井を攻め立てる。パナソニックオートモーティブコーナーからテール・ツー・ノーズで立ち上がるとストレートエンドまでにオーバーテイクを完了してGRコーナーへ。これでトップ吉田、2番手酒井。光山~切替~村上と続き、6番手の内藤に磐上が迫るとセクター2で仕留めてS-FJの2位へ。

 6周目も吉田と酒井はテール・ツー・ノーズ。ストレートに戻ってくると酒井がスリップストリームから抜け出して0.150秒差でレースは後半戦、7周目へ。酒井は吉田の左サイドに出て再びGRコーナーへのブレーキング勝負はインを押さえた吉田が前。そして3番手光山に切替が迫って0.484秒の差。ラップタイムは切替の方が0.1秒速い。

 酒井は吉田攻略の突破口を探すためか随所でマシンを振ってプレッシャーをかける。そしてストレートでは6周目より早いタイミングでスリップストリームから抜け出し今度も左サイドへ。0.016秒差でコントロールラインを通過すると今回も吉田が前。そこから10周目までレースは膠着状態に。酒井は攻めあぐねているのか、それともワンチャンスに賭けているのか?

 レースが動いたのは残り2周となった11周目。10周目に1分51秒757のファステストラップを出した酒井が0.147秒差でコントロールラインを通過すると再びアウト側からGRコーナーへ。吉田とサイド・バイ・サイドで第2コーナーを抜けるとイン~アウトが入れ替わるコカ・コーラコーナー手前でオーバーテイクに成功。ついにトップを奪還する。吉田はダンロップコーナーでアウト側からかぶせに行くが酒井も引かずに並んでコーナーを抜けると13コーナーでは酒井が前。

 迎えたファイナルラップ。今度は吉田が酒井のスリップストリームを使ってコントロールライン上では0.079秒の差。そこから酒井の右サイドに出て再びGRコーナーへのブレーキング勝負は吉田が前でターンして再逆転。しかし今度も酒井がコカ・コーラコーナーでインを突くが、吉田も譲らず両者並んでコーナーを抜ける。吉田がアウト側の縁石ぎりぎりで踏ん張ってトップを守る。このバトルの間に3番手光山も接近。酒井の背後に迫って三つ巴に。

 アドバンコーナーでは酒井がインを差してタイトにコーナリング。吉田をオーバーテイクする。さらに光山も吉田に襲い掛かり、300Rでインを突いていく。ここに切替も参戦。ダンロップコーナーへ4台が密集してブレーキング。酒井が前、吉田と光山が並んでターンすると切替がアウトから切れ込んで光山を仕留める。

 最後のストレートでは酒井を先頭に4台がワンパックで立ち上がるが、酒井がそのまま逃げ切りに成功。0.123秒差で吉田を抑えて優勝した。3番手はS-FJ優勝の切替。こちらもFJ1500の光山を0.075秒差で振り切って、総合での表彰台を獲得した。以下5番手村上はFJ1500の4位、6番手の磐上はS-FJの2位、7番手の内藤がS-FJ3位。こちらもFJ1500の鈴木から0.038秒差で逃げ切って伊藤鷹志コーチの期待に応えた。鈴木はFJ1500の5位。9番手宇高がS-FJ4位で10番手前田大道(ELEVレーシングドリームKKSⅡ)は3シーズンぶりのS-FJで5位となった。S-FJジェントルマンクラスはトップを走っていた畠山が9周目にストップ。12番手の秋山がクラス優勝。FJ1500ジェントルマンクラスは13番手の青合正博(TEAM HERO'S Rn SPORTS)が優勝した。第4戦をリタイヤに終わった井伊は周回遅れながら19番手で完走、ファイナルラップに自己ベストの1分56秒888を出して締めくくった。

 筑波/富士スーパーFJ/FJ1500選手権第6戦は8月30日(日)に筑波サーキットで行われる。S-FJは開幕から5連勝の切替が結果次第でチャンピン確定の目が出てくる。誰が切替を止めるか? そしてFJ1500はまだまだ混戦だ。

吉田馨と酒井翔太の争い

FJ1500:優勝は酒井翔太(ファーストガレージ)

FJ1500:決勝2位は吉田馨(MYST & Hobby Base)

FJ1500:決勝3位は光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

FJ1500:決勝4位は村上太晟(ファーストガレージBLAU KK-F)

S-FJ:決勝2位は磐上隼斗(アルビレックス・富士吟景GIA・KKS2)

S-FJ:決勝3位は内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)

S-FJ:決勝4位は宇高希(テイクエヌエーティー)

S-FJ:決勝5位は前田大道(ELEVレーシングドリームKKSII)

S-FJ:決勝6位は板倉慎哉(AMORE Racing with F)

ジェントルマンクラス優勝は秋山健也(スーパーウィンズKKS2 ED)

ジェントルマンクラス決勝2位は青合正博(TEAM HERO\'S RnーSPORTS)

FJ1500で優勝した酒井翔太(ファーストガレージ)

FJ1500の表彰式

スーパーFJの表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

ジャパンリーグの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第5戦富士決勝結果

富士チャンピオンレースシリーズ第3戦 -RIJ- (2026/06/21) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2026 FJ1500/スーパーFJ筑波・富士選手権シリーズ Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoGClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
152FJ15001酒井 翔太ファーストガレージ
MYST KK-F
1222'32.852--
256FJ15002吉田 馨MYST & Hobby Base
MYST KK-F
1222'32.975 0.123 0.123
351S-FJ1切替 悠喜ファーストガレージRSD制動屋S2
MYST KK-S2
1222'33.840 0.988 0.865
477FJ15003光山 勇正Fガレージ丸和精光KK-F
MYST KK-F
1222'33.915 1.063 0.075
548FJ15004村上 太晟ファーストガレージBLAU KK-F
MYST KK-F
1222'39.261 6.409 5.346
667S-FJ2磐上 隼斗アルビレックス・富士吟景GIA・KKS2
MYST KK-S2
1222'48.27215.420 9.011
722S-FJ3内藤 大輝RCIT RaiseUP MT
MYST KK-S2
1222'54.27421.422 6.002
814FJ15005鈴木 大翔ZAP SPEED KK-F
MYST KK-F
1222'54.31221.460 0.038
943S-FJ4宇高 希テイクエヌエーティー
MYST KK-S2
1222'58.48825.636 4.176
1072S-FJ5前田 大道ELEVレーシングドリームKKSII
MYST KK-S2
1223'02.68429.832 4.196
1155S-FJ6板倉 慎哉AMORE Racing with F
MYST KK-S2
1223'12.57139.719 9.887
123GS-FJ7秋山 健也スーパーウィンズKKS2 ED
MYST KK-S2
1223'13.91341.061 1.342
1316GFJ15006青合 正博TEAM HERO'S RnーSPORTS
MYST KK-F
1223'18.30445.452 4.391
14*2S-FJ8松下 彰臣Abel Hosho&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1223'26.72053.868 8.416
1515S-FJ9相田 有羽音ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1223'27.27954.427 0.559
16*13FJ15007クリストファー・デワンInfernoR. KK-F
MYST KK-F
1223'31.86959.017 4.590
174GS-FJ10古里 拓HOLOSレヴレーシング
MYST KK-F
1223'32.18659.334 0.317
1811GFJ15008小嶋 健太郎Rn-sports制動屋KK-F
MYST KK-F
1223'40.1591'07.307 7.973
1936S-FJ11井伊 諒河アルビ・GIA・訪問介護こころ
TOKYO R&D RD10V
1223'49.1301'16.278 8.971
2025S-FJ12フェリペ昌WRS MASA KKS-II
MYST KK-S2
1224'28.4911'55.63939.361
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-*38GS-FJ-畠山 泰三Hobby Base & MYST
MYST KK-S2
815'31.8134Laps4Laps
-7GS-FJ-野口 伸周野口商會ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
816'30.1974Laps58.384
-8GS-FJ-野村 大樹WRS NOMURA KKS-II
MYST KK-S2
714'46.0365Laps1Lap
  • Fastest Lap(FJ1500): CarNo. 52 吉田馨(MYST & Hobby Base) 1'51.757 (10/12) 146.987 km/h
  • Fastest Lap(S-FJ): CarNo. 51 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2) 1'51.983 (5/12) 146.690 km/h
  • CarNo. 2は、富士スピードウェイ一般競技規則第8章第30条2(順位を守るための進路変更)違反により、訓戒とした。
  • CarNo. 13, 38は、富士スピードウェイ一般競技規則第8章第28条4.4.d(スタート進行要領)違反により、タイムペナルティー5秒を科した。

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第4戦、第5戦富士公式予選ドライバーコメント FJ1500第4戦、第5戦PP・酒井翔太「雨でも晴でも気を抜かない」 S-FJ第4戦PP、第5戦2位・切替悠喜「S-FJでの優勝が最低条件」

FJ1500

第4戦/第5戦ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージ)

FJ1500:第4戦、第5戦ともポールポジションの酒井翔太(ファーストガレージ)  BACK CLOSE NEXT

 「路面が(前に走った)カートを見てもけっこうしぶきが上がっていたので、自分の予選もレインタイヤかなと思って、その選択は正しかったと思います。予選は最後のほうでちょっとずつ(路面が)乾いてきていたので、1周クールダウンを入れて、そうしたらタイムが上がったので。思うように行けたかなという感じです」。決勝は雨でも晴でも気を抜かないようにがんばります」

第4戦2位/第5戦2位 吉田馨(MYST&HobbBase)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選2位の吉田馨(MYST & Hobby Base)

 「セクター1と2は酒井選手と同じかそれ以上速いぐらいのタイムでしたが、セクター3で伸び悩んで。そこはちょっとレースに向けて改善していきたいです。(スリックでは行けなかった?)まだところどころしぶきも出ていたので、スリックは無理でしたね。難しい予選にはなりましたが、決勝は大丈だと思うので、自信を持っていきます」

第4戦3位/第5戦3位 光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選3位の光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

 「少し雨が降っていたのですが、だんだん(路面が)乾いてきて。最後にまた雨が降ってきました。最後のあたりの周に路面もだいぶ乾いてきたので、アタックに行ったのですが、1コーナーでミスしてしまって。もうちょっと(タイムを)上げられたかなと思います。決勝は予報としてはドライで行けそうなので、練習してきたところをしっかり発揮できるように、前の選手を抜かしていきたいと思います」

スーパーFJ

第4戦ポールポジション/第5戦2位 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

S-FJ:第4戦ポールポジション、第5戦予選2位の切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

 「ペースはもっと上げられたのですが、途中でギアが壊れてしまって、5周くらいしかできなかったです。練習ではペースが総合でトップを狙えるくらい調子よかったので、決勝はまずはS-FJでの優勝が最低条件だと思っていますので、そこは落ち着いて行けば。大丈夫だと思います。(金曜日は総合トップだった?)ドライだと速いのですが雨だとコーナーで差が多くなるのか、ちょっとFJ1500の方が速いのかなと思います」

第4戦2位/第5戦ポールポジション 磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・KKS2)

S-FJ:第4戦予選2位、第5戦ポールポジションの磐上隼斗(アルビレックス・富士吟景GIA・KKS2)

 「中途半端なコンディションで、セミウエットに近いコンディションでしたね。クルマのフィーリングはよくて。(要望は)欲張ればいっぱいありますが、最低限フロントロウが取れたので、よしとして切り替えて決勝に挑もうかと思っています。このクルマはふだんオーナーさんが乗っているのですが、いいクルマに仕上げてくれているので、とてもありがたいです」

第4戦3位/第5戦3位 板倉慎哉(AMORE Racing with F)

S-FJ:第4戦、第5戦とも予選3位の板倉慎哉(AMORE Racing with F)

 「今日はドライになるかと思って昨日乗らなかったのですが、今日もウエットだったのでぶっつけのセットで行って。最後の方(路面が)乾いてくるかと思ったので、うまくスリップストリームにつけて、徐々に自分のコンディションも上げて、最後1周でまとめられた感じです。決勝はとりあえず(順位を)キープできて表彰台に乗れたらな、という感じで。ただ後ろの人もタイムが近いので、レースをやり切りたいなと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Junichi SEKINE

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第4戦、第5戦富士公式予選 FJ1500は酒井翔太が連続ポールポジション S-FJは切替悠喜と磐上隼斗がポールポジションを分け合う

FJ1500:第4戦、第5戦ともポールポジションは酒井翔太(ファーストガレージ)

S-FJ:第4戦ポールポジション、第5戦予選2位は切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

S-FJ:第4戦予選2位、第5戦ポールポジションは磐上隼斗(アルビレックス・富士吟景GIA・KKS2)

 2026JAF筑波/富士スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500選手権シリーズ第4戦/第5戦予選が6月21日(日)に富士スピードウェイで開催され、第4戦はFJ1500が酒井翔太(ファーストガレージ)、S-FJが切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)がポールポジション。セカンドベストタイムで決定される第5戦はFJ1500が酒井、S-FJは磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・KKS2)がそれぞれポールポジションを獲得した。

 第3戦から4週間のインターバルで開催の本大会、舞台を筑波から富士に移しての高速バトルとなるが、梅雨まっただなかの富士スピードウェイは朝から雨。今年から始まったFJ1500シリーズとしては初の富士でのレースが生憎のコンディションとなってしまった。

 本大会は全国を転戦する「FJジャパンリーグ」の第2戦、第3戦も兼ねているため普段の筑波富士シリーズよりエントリーが多くFJ1500が8台、S-FJが15台の計23台が出場。午前8時25分から20分間の予選が開始された。前日から降り続いた雨はほとんど止んだ状態だが路面はほぼウエット。全車がレインタイヤでコースインした。

   まずは残り時間15分、FJ1500の吉田馨(MYST&HobbBase)が2分3秒478のトップタイム。2番手以下はまだ2分5秒以上だ。

 残り13分50秒、酒井が4秒120で2番手へ浮上。続いて残り12分40秒にFJ1500の光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)が4秒992の3番手タイム。以下4番手村上太晟(ファーストガレージ BLAU KK-F)、5番手鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)とFJ1500勢が続き、総合6番手にS-FJトップの切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)が5秒720でつけている。

 トップ吉田は続く周回でセクター1、2と区間ベストを出してベストタイムを0.4秒上回るペースで走るがセクター3で失速。逆にここで1.2秒以上も上回る区間ベストで走った酒井が2分3秒429でトップに立つ。吉田は3秒478と0.049秒差の2番手にドロップ。この2台が群を抜いており3番手光山以下は1.5秒離れている。そして切替が5秒064でFJ1500の間に割って入り総合4番手。村上5番手で鈴木6番手。S-FJ2位3位は相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)の6秒431と宇髙希(テイク エヌエーティー)6秒925。全体では7番手と8番手でS-FJも切替のタイムが群を抜いている。

 残り11分、相田が2分5秒469で鈴木を追い落として総合6番手に上がる。さらに村上が4秒739で切替を上回り4番手。しかし切替がすぐに4秒710で4番手を取り返す。今日と同様ウエットだった前日の練習走行の際の話として、FJ1500は最低地上高が低く水に乗ってしまう可能性がありドライより車高を上げているため、S-FJに比べて有利なコーナリングスピードが減じられているという声があったが、蓋を開けてみればトップ3がFJ1500。切替は別としてS-FJ勢はトップから2秒以上離されている状態だ。

 残り10分を切って予選は後半戦。酒井はトップタイムを2分2秒931まで短縮。吉田は自己ベストを3秒191まで縮めるが酒井との差は0.26秒と拡大。3番手には鈴木が4秒410で上がり4番手光山4秒466。S-FJトップの切替は4秒719で総合5番手にダウン。FJ1500の村上を挟んでS-FJ2位相田が5秒459の全体7番手で、S-FJ3位は磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・KKS2)が5秒484、0.025秒差の全体8番手だ。6台がエントリーのS-FJジェントルマンクラスのトップは5秒607の畠山退三(Hobby Base& MYST)で総合は9番手、磐上に0.123秒差と迫っている。最高速が他のマシンに比べて3キロぐらい速い。S-FJジェントルマンクラス2位は秋山健也(スーパーウィンズKKS2)。7秒895で総合15番手と畠山からはかなり差がある。秋山に0.113秒差でS-FJジェントルマンクラス3位の古里拓(HOLOSレヴレーシング)、さらにFJ1500ジェントルマンクラスのトップ青合正博(TEAM HERO'S Rn SPORTS)が続いている。今回S-FJデビューの井伊諒河(アルビGIA訪問介護こころ 10V)は11秒848の総合22番手で走行を続けている。

 残り8分30秒、光山が2分4秒267で3番手、鈴木4番手にドロップ。さらに村上が4秒435で5番手に上がりトップ5台がFJ1500で占められる。切替は4秒710まで自己ベストを削るが総合6番手に落ちる。S-FJの2位には磐上が5秒510で浮上、さらに板倉慎哉(AMORE Racing with F)が5秒413で3位に上がり相田は4位にダウン、総合の6~8番手に並ぶ。後方ではFJ1500ジェントルマンクラスの順位が入れ替わり小嶋健太郎(Rn-sports制動屋KK-F)が総合13番手でクラストップ。小嶋は鈴鹿のFJ1500の他FIA-F4インディペンデントクラスにも出場している。クラス2位の青合は総合17番手。今回3シーズンぶりS-FJ参戦の前田大道(ELEVレーシングドリームKKSⅡ)を挟んで19番手には今回から新車のFJ1500に変更してご機嫌のデワン クリストファー(InfernoR.KK-F)が続く。

 このあたりでレコードラインはかなり乾いてきており、タイヤも限界に近づいたかタイムアップする選手が少なくなる中、残り6分20秒に村上が2分4秒065で光山を上回り3番手。吉田がセクター1で区間ベストを出すとラップタイムは3秒185。0.006秒短縮するが2番手変わらずで残り時間は2分に。

 光山が3秒910と2分3秒台に入れて3番手を奪い返す。S-FJトップの切替は早々に予選をやめたがS-FJ2位の磐上は4秒894で切替に0.184秒差と迫る。酒井がベストタイムを0.4秒上回るペースで走るとセクター3で区間ベストを出して2秒090と一気に0.841秒削り取ってみせる。吉田も3秒102を出すが大きくギャップがあるままで20分間の予選が終了した。

 FJ1500のトップは酒井、2番手吉田とは1.012秒の大差をつけて第4戦のポールポジションを決めた。3番手光山、4番手村上、5番手鈴木とFJ1500勢が続き、6番手にS-FJポールポジションの切替、4列目7番手にS-FJ2位の磐上で8番手は最後にS-FJ3位のタイムを出した板倉が並んだ。S-FJジェントルマンクラスのトップは総合9番手の畠山、クラス2位の秋山は総合15番手。入れ替わりの多かったFJ1500ジェントルマンクラスのトップは総合13番手の青合となった。

 セカンドベストタイムで決まる第5戦のグリッドはポールポジションに2分2秒931の酒井、フロントロウは0.254秒差の3秒186で吉田。3番手3秒910の光山、4番手村上、5番手鈴木とここまでは第4戦と同じだが、6番手は磐上4秒955で切替を0.106秒上回りS-FJのポールポジション。4列目にS-FJ2位の切替と3位の板倉が並んだ。S-FJジェントルマンクラスのトップは総合9番手の畠山、クラス2位の秋山は総合15番手。FJ1500ジェントルマンクラスのトップは総合13番手の青合と第4戦と同じ並びとなった。

 筑波/富士スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500選手権シリーズ第4戦は本日12時50分スタート予定。予報では午前中に雨が止むと見られているが、路面のコンディションがどうなるか。各陣営は雨雲レーダーをにらみながら待つことになる。

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選2位は吉田馨(MYST & Hobby Base)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選3位は光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選4位は村上太晟(ファーストガレージBLAU KK-F)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選5位は鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選6位、ジェントルマンクラス2位は青合正博(TEAM HERO\'S RnーSPORTS)

S-FJ:第4戦、第5戦とも予選3位は板倉慎哉(AMORE Racing with F)

S-FJ:第4戦、第5戦とも予選4位、ジェントルマンクラスポールポジションは畠山泰三(Hobby Base & MYST)

S-FJ:第4戦、第5戦とも予選5位は内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)

S-FJ:第4戦、第5戦とも予選6位は相田有羽音(ZAP SPEED 10V ED)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第5戦富士公式予選結果

富士チャンピオンレースシリーズ第3戦 -RIJ- (2026/06/21) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2026 FJ1500/S-FJ筑波・富士選手権シリーズ Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosGClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
152FJ15001酒井 翔太ファーストガレージ
MYST KK-F
2'02.931--133.626
256FJ15002吉田 馨MYST & Hobby Base
MYST KK-F
2'03.185 0.254 0.254133.351
377FJ15003光山 勇正Fガレージ丸和精光KK-F
MYST KK-F
2'03.910 0.979 0.725132.570
448FJ15004村上 太晟ファーストガレージBLAU KK-F
MYST KK-F
2'04.065 1.134 0.155132.405
514FJ15005鈴木 大翔ZAP SPEED KK-F
MYST KK-F
2'04.894 1.963 0.829131.526
667S-FJ1磐上 隼斗アルビレックス・富士吟景GIA・KKS2
MYST KK-S2
2'04.955 2.024 0.061131.462
751S-FJ2切替 悠喜ファーストガレージRSD制動屋S2
MYST KK-S2
2'05.064 2.133 0.109131.347
855S-FJ3板倉 慎哉AMORE Racing with F
MYST KK-S2
2'05.172 2.241 0.108131.234
938MS-FJ4畠山 泰三Hobby Base & MYST
MYST KK-S2
2'05.236 2.305 0.064131.167
1022S-FJ5内藤 大輝RCIT RaiseUP MT
MYST KK-S2
2'05.719 2.788 0.483130.663
1115S-FJ6相田 有羽音ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'06.201 3.270 0.482130.164
1243S-FJ7宇高 希テイクエヌエーティー
MYST KK-S2
2'06.238 3.307 0.037130.126
1316GFJ15006青合 正博TEAM HERO'S RnーSPORTS
MYST KK-F
2'06.391 3.460 0.153129.968
1472S-FJ8前田 大道ELEVレーシングドリームKKSII
MYST KK-S2
2'06.527 3.596 0.136129.828
153GS-FJ9秋山 健也スーパーウィンズKKS2 ED
MYST KK-S2
2'06.894 3.963 0.367129.453
162S-FJ10松下 彰臣Abel Hosho&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'07.131 4.200 0.237129.212
1711GFJ15007小嶋 健太郎Rn-sports制動屋KK-F
MYST KK-F
2'07.365 4.434 0.234128.974
184GS-FJ11古里 拓HOLOSレヴレーシング
MYST KK-F
2'07.631 4.700 0.266128.705
1913FJ15008クリストファー・デワンInfernoR. KK-F
MYST KK-F
2'08.029 5.098 0.398128.305
208GS-FJ12野村 大樹WRS NOMURA KKS-II
MYST KK-S2
2'08.814 5.883 0.785127.523
217GS-FJ13野口 伸周野口商會ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'09.798 6.867 0.984126.557
2236S-FJ14井伊 諒河アルビ・GIA・訪問介護こころ
TOKYO R&D RD10V
2'10.926 7.995 1.128125.467
2325S-FJ15フェリペ昌WRS MASA KKS-II
MYST KK-S2
2'12.581 9.650 1.655123.900
---- 以上基準タイム(130% - 2'40.344)予選通過 ----

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第4戦、第5戦富士注目ドライバーインタビュー 前田大道「修行だと思って今回参戦」

 2026JAF筑波/富士スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500選手権シリーズ第4戦/第5戦が6月21日(日)に富士スピードウェイで開催される。本大会にはFJ1500が8台、S-FJが15台の計23台がエントリーしている。その中で今回レースデビューを迎える新人と、普段は同シリーズに参戦するチームの代表が3シーズンぶりに出場という対照的な2名が共にS-FJにエントリーしている。レースを前日に控えた練習走行の前とレース後に話を聞いた。

井伊諒河(アルビ・GIA・訪問介護こころ)

 36号車「アルビGIA訪問介護こころ 10V」をドライブする井伊諒河は今回がS-FJデビュー。東日本のS-FJではお馴染みの「新潟国際自動車大学校(GIA)の学生でもある。昨年まではJAFカート新潟選手権に参戦。2024年ランキング3位、2025年同5位の実績を残している。この時のライバルは今年もてぎSUGOシリーズで初優勝した小林留魁だ。

 練習走行前インタビュー

 ――これまでのモータースポーツ歴は?

 「高校生からずっとカートに乗っていて、4輪はフォーミュラもふくめてほとんど初めてになります。ですのでけっこう緊張しています。今はGIAの生徒ですが、校内でのドライバーのオーディションでは去年千分の1秒差で負けてしまって、メカニックとして帯同していました」

 ――練習はかなり積んだ?

 「練習の機会もミニサーキットで乗れたのが2回か3回、シフト練習ぐらいでした。こういう大きなコースは感覚が違います。今週の月曜日に初めて(富士を)走って、その後が今日なので、未経験のことが多くて、探り探りな所があります」

 ――富士スピードウェイの印象は?

 「道がすごく広いので、走行ラインとか初めてだとすごく迷います。いまだにまったく詰めきれていないところがいっぱいあるので、難しいけれどそれ以上にハイスピードで楽しいです」

 ――カートと感触の違いは?

 「違いますね。カートはタイヤからフレームへダイレクトにつながっているので、すぐに車両の反応というか、操作からの応力が出るのですが、フォーミュラとか4輪はバネがついているので、車体からの反応を待つ時間が少しあります。自分の中でその感覚が育っていないので、そこが難しいですね」

 ――今日は雨だがウエットで走るのは初めて?

 「初めてですね。4輪を含めても雨は初めてなので、わからないことだらけです」

 ――カート時代はウエットで速かった?

 「特別速かったということはないですが、それなりには乗れていました。ただ車体のセッティングに頼っていた部分があって、ドライバーの実力で走れていたという感じがないです。(36号車は実績のあるマシンだが?)そこはクルマに頼らないドライバーになりたいですが、しっかりクルマを信じて頑張っていきたいです」

 レース後コメント(第4戦はオープニングラップにリタイヤ、第5戦は19位完走)

 「一つ目のレースは車両を壊してしまって、気が落ち込んでいることもあったのですが、そこも経験ということで。(気持ちの)切替えを自分なりにしっかりやりました。マシンを直してくれた皆さんに感謝です。そして2レース目にジェントルマンの方の後ろについて引っ張ってもらったので、今日の朝よりも車両の動きに対する理解度が深まった気がします。特にセクター3とか自己ベストで走れて、周りの人に教えて貰った車両の動きも体感できたので、今後につながるいい勉強になったと思います」

前田大道(ELEVレーシングドリームKKSII)

 そして久々実戦のチーム代表は72号車「ELEVレーシングドリームKKSⅡ」の前田大道。「ELEVレーシングドリーム」の代表としてチームを率いて、今は選手を指導する立場だが、元はといえばS-FJのドライバーであり、2020年の「スーパーFJ日本一決定戦」では15台抜きでジャンプアップ賞を獲得するなど実績がある。最後にS-FJに出たのは2023年筑波の開幕戦ということで3シーズンぶりの参戦だ。

 練習走行前インタビュー

 ――今回参戦の目的は?

 「久しぶりに公式戦に出て、どれぐらい戦えるかという興味もありますし、あと最近うちのチームからFIA-F4とかKYOJO Formulaとか大きな舞台に出て行っている選手がたくさんいる中で、新しく育っていくドライバーさんがいて『レースに強いドライバーとは何なのか』ということをもう一度しっかりと見つめ直してコーチングして行けたらいいな、ということで半分(自分の)修行だと思って今回参戦しました」

 ――参戦に向けてトレーニングは行った?

 「フィジカル面でも久しぶりだったので、しっかりスタミナや筋力をつけました。それに関しては今週月曜日の富士のスポーツ走行枠で40分を3回問題なく走行できました。ただ、その時はドライの走行しかできなかったので、(富士の)レインでの経験はないので、そこがちょっと不安です」

 ――富士でもレース経験は?

 「2年前の5月にFCR-VITAに1戦だけ参戦させていただきましたが、フォーミュラで富士を走るのは今回初めてなのです。お恥ずかしいことで(笑)。どこまで戦えるかはわからない状態ではありますが、やれるだけやっていって、初心に戻って、自分の走り、クルマの動きを確認しながら、少しずつペース上げられたらなと思います」

 ――3年前と比べてS-FJの感触は変わった?

 「3年前は感じられなかったコーナーの中での曲がり方の変化や、『車体がこれくらい動くからタイヤのグリップが変化するのか』というような、3年前では感じ取るでことができなかった部分も今はすごく感じられるようになりました。そしてマシン自体もバージョンアップしてきているので、フロントのアライメントまわりとか変更してきているので、違った走りができるのではないかなと思っています」

 レース後コメント(第4戦は17位、第5戦は10位で共に完走)

 「久しぶりのレースでしたが、予選は雨、1レース目も雨で途中からドライになってきて、レインタイヤだと苦しい展開で。2レースはドライで、今日1日難しいコンディションだったと思います。ジャパンリーグということで西の方の速いチームさんドライバーさんがいて、さらにFJ1500とS-FJの混走というのが自分の経験で初めてで。早いFJ1500の人は先に行ってくれるからいいですが、S-FJの間にいるFJ1500がブレーキング開始は早いけれどコーナリングは速い、とすごく難しかったですね。ウェットタイヤの選択は自分の判断で、1コーナーとセクター2が心配で選びましたが、完全にミスでしたね。後悔したのはフォーメーションラップが終わってグリッドに並んだ瞬間でした。左側のレコードラインがかなり乾いていましたので。あと5周目にリヤタイヤのブロックが剥離する感触が背中に伝わってきて、その後急にリヤが苦しくなりました。タワーを見たら『6周目』とあって、これはまずいと(苦笑)。その後は頑張りましたが抜かれて、最後に同じレインの43号車を抜けたのはちょっと良かったのかな、と思います」

 「久しぶりにレースに出ていろいろなチームの方から『いい汗かいた?』といった会話もあれば『もっと速く走らなきゃいけないだろう』みたいなポジティブな喝もいただけたので、またこっそりと(笑)S-FJに参戦したいな、と思っています」

 対照的な両名がそれぞれにいい経験を積めたということで、今後が楽しみだ。

井伊諒河(アルビ・GIA・訪問介護こころ)

前田大道(ELEVレーシングドリームKKSII)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

Forumula Beat

第5戦筑波決勝ドライバーコメント 優勝・酒井翔太「思い通りのレース展開で進んでくれた」

優勝 酒井翔太(ファーストガレージ FG108)

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「スタートは難なくクリアして、ちょっと危なかったのですが、でもしっかり1周目から守り切ることができました。その後も自分のペースちゃんと走れていたので、金井選手を離せたかな、という印象です。(描いた通りのレース?)そうですね、思い通りのレース展開で進んでくれたので、よかったなと思います」

2位 金井亮忠(チームNATS 正義 001)

決勝2位の金井亮忠(チームNATS正義001)

 「順位としては2位だったのですが、クルマも大幅な変更をして『こちらの方がいいかな』というデータ取りはできたので、次につながるような、いいレースにはなったと思います」

3位 KAMIKAZE(ファーストガレージ Rd04W)

決勝3位のKAMIKAZE(ファーストガレージRD04W)

 「村上君とバトルできるぞと楽しみにしていたのですが。後ろ見たらいなくなっていたので(苦笑)。体力と相談しながらペースを落として、恥ずかしながら3位狙いで走りました。(体力は持った?)ラップタイムを1秒落とすと身体が楽ですね」

4位 村上太晟(ファーストガレージ FG108)

決勝4位の村上太晟(ファーストガレージ FG108)

 「スタートはエンストしてしまいました。前回のスタートでタイヤひっかき過ぎたので、それを修正しようとして、今度は(回転を)落としすぎてしまって。結局スタートと同じ順位に戻ってこられました。今まで以上にプッシュして走れたので、よかったです。(先輩のKAMIKAZEがバトルしたかったようだが?)そこまでは届かなくて、最近ミスが多いので、そこは直したいです」」

5位 長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)ジェントルマンクラス優勝

決勝5位、ジェントルマンクラス優勝の長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

 「クラス1位なので、よかったです。村上君がエンストしてしまって、後ろから来たのですが、トップ(酒井)が来たのかと思って譲ったら村上君で(苦笑)失敗しました。同じようなカラーリングなので判らなかったです。でも楽しめました」

6位 富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)

決勝6位、ジェントルマンクラス2位の富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)

 「今日は2回ともスタートを失敗してしまいました。伊澤さんが奥様と田村さんとクルマを仕上げてくれて、決勝のグリッドに立てて、2回とも完走できたので、よかったなと思います。僕はお金がないドライバーなのですが、幸いなことによい影響を与えてくれているのではないかと思います。今日は(仲間が)いっぱい見に来てくれたので、完走できてよかったです」

7位 大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

決勝7位の大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

 「(第2コーナーでのスピンは?)アウトから長嶋さんに被せていって、芝に入ってしまって、そのまま回りました(苦笑)。そこからエンジンかかって再スタートできたのでよかったです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

Forumula Beat

第5戦筑波決勝 酒井翔太に敵なし、ポール・ツー・ウインの完勝

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 2026年Formula Beat(F-Beat)地方選手権シリーズ第5戦決勝が5月31日(日)に筑波サーキットで開催され、ポールポジションの酒井翔太(ファーストガレージ FG108)がスタートでトップに立つとそのまま2位以下を引き離して序盤から快走、18周で2位の金井亮忠(チームNATS 正義 001)に4.316秒の差をつけて優勝した。

 第5戦決勝は予定より20分遅れて午後2時17分フォーメーションラップ開始。すっかり初夏の気候の筑波サーキットは気温31.6度、路面温度54.1度となっている。パドックで聞いたところではタイヤに高負荷がかかる高速コーナーが少ない筑波ではタイヤの負担はそれほどではなく、むしろドライバーにとって厳しいだろうとのこと。

 今回の大会は2レースなので、タイヤが1台あたり2セット使用可能となっている。第4戦では全車が予選で使用したタイヤを使っていたが、第5戦では選択が分かれた。新品タイヤを投入したのが、酒井、大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)、富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)の3台。第4戦を走ったユーズドタイヤを継続利用するのが中村祥貴(ファーストガレージ FG108)、KAMIKAZE(ファーストガレージ Rd04W)、村上太晟(ファーストガレージ FG108)、長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)の4台。そして金井は事前に皮むきしておいた新品タイヤを履いている。タイヤの持ちを考えれば継続使用でもライフの問題はなく、スタート直後はウォームアップが早いので有利。しかし後半になってもタレが少ないのは新品タイヤの方。そうした意味ではスクラブ済みの金井の新品タイヤが一番有利そうだというパドックの声。一方新品タイヤでも酒井はインラップやフォーメーションラップで十分ウォームアップできるだろうとの意見も。

 なお第4戦7位フィニッシュだった松本隆行(SHOUEI☆ミスト)は第5戦欠場とのことで8台がグリッドに並んでレーススタート。

オープニングラップの先頭集団

 第4戦ではスタートに失敗して金井の後塵を拝した酒井だが、今回はきれいにスタート。イン側からホールショットを奪う。2位金井、3位KAMIKIAZEと続くが4番グリッドの村上はエンジンストールして大きく出遅れる。全車が出た後に押し掛けで村上は動き出し当然ながら最後尾からレーススタート。第1コーナーでは6番手スタートの大蔦がアウトから5番手長嶋に襲い掛かるがここは長嶋がポジションを守る。

 オープニングラップを終えてトップ酒井は2位金井に0.987秒の差。3位KAMIKAZEはそこから2.877秒差と早くも酒井と金井の一騎打ちの状態に。4位長嶋、5位大蔦と、6位富澤。最下位に落ちた村上はトップから27秒のビハインド。

 3周目に酒井は早くも金井に2.275秒の差。第4戦と同じくこの2台のペースが飛びぬけており、3位KAMIKAZEはそこから7秒以上遅れている。見どころはスタートを大失敗した村上のリカバリで、3周目に早くも中村を捉えて7位に挽回。ラップタイムも56秒台とトップ2台に続くペース。

 酒井は5周目に53秒817と今回のファステストラップを出すとややペースを抑えるが、それでも金井との差はじわじわひろがり6周目に3.691秒まで拡大。

長嶋重登と大蔦健太の争い

 後方では順位が動かない中で、長嶋と大蔦の4位争いが勃発。6周目に0.278秒差となると勢いは明らかに大蔦が上で7周目に突入。第1コーナーで大蔦がオーバーテイクを仕掛けて前に出るがスピン。大蔦によるとアウト側の芝に乗ってグリップを失ったとのこと。第2コーナーの真ん中で止まってしまうが、幸いすぐに再スタートを切ってレースに復帰する。後続の富澤、村上がその脇を通過していき、大蔦7位にドロップ。村上はこの周に富澤を仕留めて5位まで進出。

 後方の混乱をよそに酒井は4.872秒までリードを拡大して独走状態。トップスピードも時速201キロと群を抜いている。第4戦では酒井と同様時速200キロが出ていた金井は時速197キロ台、セッティングを変えてきたか?

 レースは後半戦に入り、酒井はややペースを抑えたか10周目に5.156秒差まで金井を離すと、11周目、12周目と5秒台で間合いをキープ。後続も動きがない膠着状態の中、台風の目はやはり村上で、5位に上がると10秒以上あった4位長嶋とのギャップを12周目に4.007秒まで削り取る。ラップタイムも55秒台で長嶋より1.8秒速く14周目には1.412秒差まで迫る。

 15周目、トップ酒井と2位金井は5.576秒の差。3位KAMIKAZEはそこから30秒以上離されている。そしてこの周に村上は長嶋も捉えて4位までポジションをを戻す。

 酒井は僅かにペースを落としてファイナルラップに入る。もはや彼を脅かす者はなくそのままフィニッシュラインを通過。ポール・ツー・ウインの完勝を飾った。2位4.316秒差で金井、3位KAMIKAZEは44秒差、4位村上57秒差とここまでが同一周回で、5位長嶋、6位富澤、7位大蔦が1周遅れ、8位中村2周遅れで完走した。

 ポディウムに戻ってヘルメットを脱いだ酒井はレースを走り切ったとは思えないような落ち着いた表情で表彰台に上がる。最近のサーキットでは珍しくスパークリングファイトがアルコール飲料で行われるため、未成年の彼は勝利の美酒を味わうことはできず苦笑いで振りまいた。

 F-Beat第6戦/第7戦は7月18日/19日にスポーツランドSUGOで行われる。全15戦で行われる2026年シースンはまだ序盤戦ともいえる。

優勝は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

決勝2位は金井亮忠(チームNATS正義001)

決勝3位はKAMIKAZE(ファーストガレージRD04W)

決勝4位は村上太晟(ファーストガレージ FG108)

決勝5位、ジェントルマンクラス優勝はは長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

決勝6位は富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

Forumula Beat

第5戦筑波決勝結果

筑波チャレンジクラブマンレース第2戦 -RIJ- (2026/05/31) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2026 Formula Beat Round 5 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1816'23.780--
272金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
1816'28.096 4.316 4.316
39KAMIKAZEファーストガレージRD04W
SYNERGY RD04W
1817'08.56944.78940.473
448村上 太晟ファーストガレージ FG108
FG108
1817'21.27557.49512.706
563G1長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
1716'27.6811Lap 1Lap
636G2富澤 もぐら柏南同窓会公認車ハンマーR疾風
疾風
1716'48.6781Lap 20.997
731大蔦 健太MYST☆ダイヤ設備
MYST KK-ZS
1717'00.3181Lap 11.640
83G3中村 祥貴ファーストガレージFG108
FG108
1616'44.9462Laps1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ----
-76GG-松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 6 酒井翔太(ファーストガレージFG108) 53.817 (5/18) 136.515 km/h

Forumula Beat

第4戦、第5戦筑波公式予選ドライバーコメント 第4戦、第5戦5位・長嶋重登「あと数周ほしかったですね」

第4戦/第5戦ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージ FG108)

第4戦、第5戦ともポールポジションの酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「もうちょっと行ける感じはあったのですが、シフトがたまに落ちなことがあったので、そこは決勝までに原因見つけられればなと思っています。金井さんは序盤アタックしていなかったのかもしれないですが、そんなにペースが上がっていなかったので。でも決勝では近いだろうなと思うので、しっかりミスなく走れたらなと思います」

第4戦/第5戦2位 金井亮忠(チームNATS 正義 001)

第4戦、第5戦とも予選2位の金井亮忠(チームNATS正義001)

 「タイムを見られなかったので、どのくらい酒井君と差があるかはわかっていなかったです。順位だけは見られて、ずっと2番だったので、とにかく頑張りました(笑)。ちょっと届かなかったですね。昨日(トラブルで)走れなかったのが大きくて、セットアップを詰め切れていないので、レースではセットの変更もして、もって(前に)迫れるようにしたいと思います」

第4戦/第5戦3位 KAMIKAZE(ファーストガレージ Rd04W)

第4戦、第5戦とも予選3位のKAMIKAZE(ファーストガレージRD04W)

 「昨年までジェントルマンクラスにいて、今年はチャンピオンクラスなので、若手と一緒に戦わなくてはいけないので。筑波サーキットで1秒以上の差がついているので、もう少し練習を重ねてついて行けるように。F-Beatでは54秒台で走れたのが今回初めてなので、もう少し上があるなと感じです。ドライバーとクルマを鍛えていけば、53秒台に入るのではないかな、と思っています」

第4戦/第5戦4位 村上太晟(ファーストガレージ FG108)

第4戦、第5戦とも予選4位の村上太晟(ファーストガレージ FG108)

 「クルマが第1コーナーでものすごくアンダー(ステア)で、それにアジャストしようと作業したりしたのですが、そこに時間を費やしてしまって、タイムが上がらなかったです。セッティングは理想に近づいてきているのですが、まだ1コーナーが気になります」

第4戦/第5戦5位 長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)ジェントルマンクラストップ

第4戦、第5戦とも予選5位の長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

 「あと数周ほしかったですね。昨日の練習ではもうちょっと速かったから。筑波をフォーミュラで走るのは初めてで、ポルシェとかで走っていますが、全然違うので。でも筑波は走り慣れているので、面白いです。レースでは1台くらいは上を喰いたいですね」

第4戦/第5戦6位 大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

第4戦、第5戦とも予選6位の大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

 「上とは僅差ですね。長嶋さんとコンマ2、3くらいなので。決勝ではスタートでがんばります。ふだんハコでは筑波を走っていますが、フォーミュラだと初めてなので、この金土日と調整している感じです。(筑波を)走り慣れているので、うまくやれたかなと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

Forumula Beat

第4戦、第5戦筑波公式予選 酒井翔太が2戦ともにポールポジションを獲得

第4戦、第5戦ともポールポジションは酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 2026年Formula Beat(F-Beat)地方選手権シリーズ第4戦/第5戦公式予選が5月31日(日)に筑波サーキットで開催され、ベストタイムによる第4戦、セカンドベストによる第5戦それぞれのポールポジションを酒井翔太(ファーストガレージ FG108)が獲得した。

 前回筑波でこのクラスのレースがあったのは2020年、まだJAF-F4と呼ばれていた時代で実に6年ぶり。F-Beatとしては初開催ということになる。今回のエントリーは9台、その中で4人が筑波の経験者で、KAMIKAZE(ファーストガレージ Rd04W)、富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)、松本隆行(SHOUEI☆ミスト)が2020年。金井亮忠(チームNATS 正義 001)が2019年に出場していた。一方2009年生まれの村上太晟(ファーストガレージ FG108)は当時小学生だ。

 予選は午前8時20分コースオープン。気温24.7度、路面温度32.1度のドライコンディションだ。金井を先頭に20分間の予選がスタート。

 まずは計測3周目に酒井が54秒350のトップタイム。2番手金井56秒981、3番手村上太晟(ファーストガレージ FG108)57秒295と酒井が一人突出したタイムを出すと、続く周回では53秒866とトップタイムを削り取る。ちなみに2019年の予選では55秒がポールポジション争いのタイム。そしてこのカテゴリーが「F4」と呼ばれていた頃のコースレコードが2006年の54秒397秒だ。今回は前日の練習走行でトップグループが54秒台で周回しており、ニュータイヤを投入する予選でトップは53秒台に入るだろうという声が聞かれていた。2番手金井55秒870、3番手にはKAMIKAZEの56秒331、4番手57秒295の村上太晟(ファーストガレージ FG108)、5番手は富澤57秒495、6番手長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)57秒703。長嶋のマシンはメタリックの車体に「快獣ブースカ」の絵柄が名物だ。

 6分経過、金井は自己ベストを55秒212まで短縮するが酒井とは1.346秒の大差がある。その酒井はここでピットイン、タイヤの内圧調整だったとのこと。3番手KAMIKAZEが55秒460をマークした直後に赤旗が提示。富澤が第1ヘアピンで単独クラッシュ。モニターを見ると1ヘアに向かってブレーキングを行うところでタイヤがロックアップ、ターンインできずにアウト側のスポンジバリアにまっすぐ刺さってしまった。富澤のマシンはフロントウイングが大きく曲がってしまっているが、スポンジバリアから引き出されると自走でパドックに戻った。チームによると減速時のシフトロックによるもので、ドライバーはいたって元気だそうだ。

 残り時間10分から予選再開。この時点でトップ酒井、2番手金井、3番手KAMIKAZE、4番手村上、5番手富澤はクラッシュしたものの、ジェントルマンクラス(Gクラス)のトップ、6番手Gクラス2位の長嶋、7番手グランドジェントルマンクラス(GGクラス)トップの松本隆行(SHOUEI☆ミスト)、8番手大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)、9番手Gクラス3位の中村祥貴(ファーストガレージ FG108)の順。

 まずは残り時間8分に金井が54秒636と自己ベスト更新、酒井とは0.770秒差とするが、酒井はセクター1、3と全体ベストを出して53秒663とトップタイムを押し上げると、残り時間7分に金井が54秒404と再び酒井と0.741秒の差。後続でポジションを上げたのが大蔦で58秒771の7番手、さらに長嶋が57秒096とクラッシュ前の富澤を上回り5番手へ。

 残り6分、酒井はセクター1、2と再び全体ベストを出して53秒518。金井も53秒台に入れて53秒999、酒井と0.481秒差。KAMIKAZEに続く村上も56秒093まで自己ベストを短縮するが4番手変わらず。大蔦57秒264で6番手へ進出すると続く周回で56秒823と長嶋を上回り5番手へ。

 残り4分20秒、金井は53秒998と0.001秒を削り取ると、続いてセクター1、2、3で自己ベストを出して53秒758。酒井と0.240秒差。いつも予選では後半にペースが上がってくる金井なので、どこまで酒井に迫れるか。KAMIKAZEは55秒123、村上55秒709とそれぞれ自己ベストを更新するが3~4番手変わらず。

 残り2分40秒、金井はふたたびセクター1で自己ベストを出すと53秒616、ついに酒井と0.098秒差まで接近。金井のマシンは前日のフリー走行でミッショントラブルに見舞われて、学生たちと深夜までミッション交換作業を行ったそうだが、その甲斐あって調子よく走っている。短い筑波で酒井と金井だけがトップスピード時速200キロに達している。後方では長嶋が56秒342と大蔦を逆転、5番手を奪い返す。

 ここでチェッカードフラッグが振られて予選終了。金井は終盤酒井に肉薄するも2番手で酒井の第4戦ポールポジションが確定、金井2番手。3番手KAMIKAZE、4番手村上とファーストガレージの先輩後輩がセカンドロウに並び、3列目にGクラストップの長嶋と大蔦、エントラントこそ違うが同じMYSTのメンテナンスで実質的にチームメイトの二人が並ぶ。クラッシュした富澤が7番手。約2時間後のレースに間に合うか? 8番手唯一のGGクラス松本、9番手中村というスターティンググリッドとなった。

 各自のセカンドベストタイムで決定する第5戦のグリッドは53秒620の酒井がポールポジション。0.138秒差の53秒758で金井がフロントロウに並ぶ、以下KAMIKAZE~村上~長嶋~大蔦~富澤~松本~中村、と第4戦とまったく同じグリッド順となった。

 F-Beat第4戦決勝は午前10時55分、同じく第5戦決勝は午後1時55分にそれぞれ開始予定。予選タイムで3番手以下を大きく引き離した酒井と金井の一騎打ちが予想される。

第4戦、第5戦とも予選2位は金井亮忠(チームNATS正義001)

第4戦、第5戦とも予選3位はKAMIKAZE(ファーストガレージRD04W)

第4戦、第5戦とも予選4位は村上太晟(ファーストガレージ FG108)

第4戦、第5戦とも予選5位は長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

第4戦、第5戦とも予選6位は大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

Forumula Beat

第5戦筑波公式予選結果

筑波チャレンジクラブマンレース第2戦 -RIJ- (2026/05/31) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2026 Formula Beat Round 5 筑波サーキット 2.045km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
53.620--137.300
272金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
53.758 0.138 0.138136.947
39KAMIKAZEファーストガレージRD04W
SYNERGY RD04W
55.123 1.503 1.365133.556
448村上 太晟ファーストガレージ FG108
FG108
55.307 1.687 0.184133.112
563G1長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
56.415 2.795 1.108130.497
631大蔦 健太MYST☆ダイヤ設備
MYST KK-ZS
56.551 2.931 0.136130.183
736G2富澤 もぐら柏南同窓会公認車ハンマーR疾風
疾風
57.960 4.340 1.409127.019
876GG1松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
58.218 4.598 0.258126.456
93G3中村 祥貴ファーストガレージFG108
FG108
58.731 5.111 0.513125.351
---- 以上基準タイム(130% - 1'10.417)予選通過 ----

SUPER FORMULA

第5戦鈴鹿決勝会見 福住仁嶺「モリゾウオーナーからどんなご褒美が待ってるかなと」

第5戦優勝 福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)

決勝記者会見:優勝した福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)

 「自分自身にとって久しぶりの優勝ですし、ルーキーレーシングにとって、今日が初ポールで初優勝です。そもそも今シーズンのチームとしての目標は表彰台でしたが、それを開幕戦で成し遂げることができて、第5戦にしてポールと優勝を勝ち取ることができたので、個人的にも嬉しいんですけども、チームの皆さんにとって素敵な日になったんじゃないかなと思うので、おめでとうございますという気持ちでいっぱいです」

 「最初はかなり早めにタイヤを替えようかなと考えたんですが、先に牧野選手が動いて、坪井選手も早めに動いたところで、そこにつられて動かない選択をチームがしたので、僕はそれに従って引っ張る方向に変えて走りました。予想してたよりも早く牧野選手のペースが落ちてきて、坪井選手のペースが速いから頑張ろうっていう無線をいただいて、自分なりに結構頑張って走りました。ペースは悪くないけど、(岩佐)歩夢に比べるとちょっと悪いのか、少しずつ追いつかれたので、このままだと後半きついんじゃないかなと予想しました、歩夢が動いた後に僕も動いて、確実に前でコースに戻れるように作戦を考えてもらって、戻ったものはいいんですけども、ずっとペースがきつくて、追われる展開になり、プレッシャーも感じていました。1回抜かれたタイミングで諦めかけましたが、僕らはレスダウンフォースで車を作ってきたので、結果的にそのセットアップのおかげで、ああいうレース展開に持ってました。最後はギリギリでしたが優勝できてよかったです」

 「僕も無限から始まりダンデライアン、スリーボンド、KCMGとたくさんのチームを経験してきましたが、どのチームもすごくファミリーなチームでいいですし、このルーキーレーシングも、本当にチーム力というか、組織として、すごく出来上がっているチームかなと感じています。僕は1年目ですが本当に優勝したいっていう、思いが伝わってくるし、そのためにはどうしたらいいのかを、本当に人一倍考えてくれているところもあるので、その期待に応えないといけないというプレッシャーもあったし、みんなの気持ちが一丸となれたからこそ、この1勝があると思うので、本当にチームのおかげです。モリゾウオーナーとはまだ話していませんが、どんなご褒美が待ってるのかなと思います。後で連絡します(笑)」

第5戦決勝2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)

決勝記者会見:2位の岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)

 「昨日のレースも、去年も、常に基本的にトップレベルのレーススペースがあるのは自信がありました。第1スティントで3番手に落ちてしまったのがちょっと痛かったですが、早めに牧野選手が入って、クリーンエアーができたので、そこから自分のペースで走って、前の福住選手に追いついていって、後方の太田選手との差を少しずつ広げることができました。ただ勝負は前半っていうよりもタイヤ交換の後だったと思います。福住選手はレスダンフォース仕様で直線が結構速いなっていう印象で、OTSこっちが使っても意外と抜きづらくて、130Rの手前ギリギリで抜けたような感じでした。僕としては完璧にやりきったっていうわけではなく、細かいところで何かしらベターなレースができた可能性っていうのはあると思うので、そこら辺はこれからしっかりと分析して、今後につなげたいなと思います」

 「本当に最後の数周に関してはレースらしいレースをできたんじゃないかなと思うんですけど、まあ悔しい結果ですね」

 「ポイントは大事ですけど、自分たちとしては常に勝ちを狙って戦ってるんで、だから今日みたいな戦い方をできたわけです。チャンピオンシップというよりも早く勝たないといけない感じです。今年はまだ1勝できてませんし。常に速さがある中で、勝ちにつなげられてないんで、しっかりと勝ちにつなげれるように、次の富士までにしっかりと成長して、勝ちを狙いたいと思います」

第5戦決勝3位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

決勝記者会見:3位の太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「昨日と同じでだいぶ満足してます。最終盤前の2人を追い上げていって、2台まとめて抜くのかなっていうふうに見ている側が期待されてるだろうなと思ってましたし、僕もそれ狙ってました。ちょっと距離を空けて2台が戦っているのを見て、何か起きるかもしれないし、OTをお互い使い合って、2台とも使えないところで自分が使えるようにかなり残していたので、勝てなかったことは悔しいですけど、抜けない鈴鹿で。9位から3位まで上がれたことで、ペースもそうだし、勝負強さも今回見せれたと思うので、楽しかったですね。最終コーナーも飛び出しそうになったし、1コーナーもすごいギリギリだったし、本当に痺れるレースでした」

 「(福住選手は)今年中には絶対に勝つだろうなと思っていました。僕は彼のことを本当に天才だと思っているし、リスペクトしているので、絶対勝つだろうなと思ってましたが、ただこんなレースで勝つのかっていうね。持ってるなというか、普通に1位から行って逃げ切って勝つレースになるって僕は思ってたんですが、ああやって1回抜かれて、それを抜き返して勝つっていう、あんなかっこいい勝ち方をするのかと。僕も真後ろでもうね、なんかちょっと感動しました。僕も去年富士で勝った時はああいう感じで、すごいレース展開で勝てた時はすごい嬉しかったし、それがチームとしての初優勝、ああいう形で決められたっていうのは本当に最高の最高だと思いますね」

決勝フォトセッション:トップ3のドライバーたち:

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

第5戦鈴鹿決勝 熾烈なOTSの応酬を制し、福住仁嶺が今季初優勝!!

優勝した福住仁嶺と石浦宏明監督(NTT docomo Business ROOKIE)

 2026年NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の決勝が5月24日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)がレース終盤の息詰まる接戦を制し、今季初優勝。そしてNTT docomo Business ROOKIEに創設以来初の勝利をもたらした。

(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:金曜日4,000人/土曜日13,000人/日曜日16,000人)

 第5戦決勝は午後2時45分より31周で行われた。スタート時の気温は25℃、路面温度は40℃まで上昇している。

決勝のスタートシーン

 スタートでトップに立ったのはポールの福住。予選2位の岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、予選3位の牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23 )と続き、4番手に予選5位の坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)。予選4位の野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max SF23)は5番手に退き、予選8位の小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)が6番手にジャンプアップしてきた。

 しかし予選9位からスタートした太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23 )がサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 )そして小林利徠斗を次々に抜き去って6番手でコントロールラインに戻ってきた。

 しかしその後方で、アステモシケインでザック・オサリバン(WECARS IMPUL with SDG SF23)がスピン。これを回避しようとした大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)が野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)に追突するアクシデントが発生。大湯の車はフロントウィングにダメージを負い、コース状にパーツが散乱したことにより、2周目からセーフティーカーが導入される。

 パーツ回収ののちセーフティーカーは4周目にピットイン。5周目からレースが再開されると、すかさず牧野が1コーナーで岩佐のインに飛び込み2番手に浮上。後方では太田がインから野村を抜いて5番手に上がってきた。

 さらに牧野はオーバーテイクシステム(OTS)を使って福住を追う。後方では阪口も野村を抜いてきた。

 6周終わって福住のリードは2秒297

 7周目のスプーンで太田がオーバーラン、すかさず阪口がシケインでアウトから太田を抜くが、すかさず太田も8周目の1コーナーでOTSを使ってインから抜き返した。

 8周終わって福住のリードは4秒008。ここからタイヤ交換が可能となり、牧野、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、小林利徠斗、野尻、チャーリー・ブルツ(TEAM GOH SF23)、大湯がピットイン。9周目には野村、松下信治(DELiGHTWORKS SF23)がピットインしてきた。

 そして11周目に坪井がピットイン。牧野の前でピットアウトしたものの、あっという間に抜き去られた。

 13周終わって福住のリードは4秒052。タイヤ交換を終えた中では最上位の牧野とは39秒501の差。ペースの伸び悩む牧野に自己ベストで坪井が接近すると、14周目のアステモシケインでアウトから牧野をパス。ファステストを更新して福住との差を38秒644とする。まだタイヤ交換を終えていない福住と2番手岩佐とは3秒803の差だ。

 21周目に漸く岩佐と阪口がピットイン。岩佐は坪井の前でコースへ。みるみる追いつく坪井。岩佐は坪井を従えたままヘアピンを立ち上がる。スプーンで坪井が岩佐のアウトに飛び込むが、ここで痛恨のオーバーラン。

 そして22周目。ついにトップの福住がピットイン。太田もそれに続き、岩佐の前でコースに戻った。

 23周目の逆バンクで岩佐が半ば強引に太田のインをこじ開け、福住に次ぐ7番手に。この時点ではまだ小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC SF23 )、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、ルーク・ブラウニング(REALIZE Corporation KONDO SF23 )、ロマン・スタネック(ナビクルBuzz MK SF23)そして小出峻(ThreeBond SF23 )の5台はタイヤ交換を終えていなかった。

 23周終わりで佐藤と小出がようやくピットイン。これで福住は4番手。岩佐、太田、坪井と続いて阪口が8番手だ。

 25周目にスタネックがピットイン。可夢偉とブラウニングはまだ入らない。福住と岩佐は0秒398、岩佐と太田は0秒965

 26周目の130Rで岩佐がついにOTSを使ってアウトから福住を抜き去った。後方では野村が佐藤を抜いて11番手に。

 しかし福住も27周目にOTSを使って岩佐を追い上げ、ホームストレートでアウトから抜き返す。

 岩佐は28周目にOTSを使ってアウトから福住に並びかけるが、1コーナーでインを守った福住が先行を許さない。ここで小林可夢偉がピットイン。

 29周目のスプーンから太田がOTSを作動。ホームストレートで岩佐のアウトに並びかけるが、岩佐も巧みなラインどりでこれを退ける。ブラウニングはようやくここでピットへ。福住が再びトップに返り咲いた。

 いよいよファイナルラップ。岩佐のOTSは残り24秒。太田は残り54秒そしてトップの福住は僅か3秒だ。岩佐はヘアピン立ち上がりからOTSを作動。太田もNIPPOコーナーからOTSを使って追い上げを図る。

 しかしトップの福住仁嶺は残り3秒のOTSをバックストレートで使い切って2台のホンダ勢の追撃を退け、ルーキーレーシングに初の勝利をもたらした。

 2位に終わった岩佐歩夢との差はわずか0秒240。3位の太田格之進と岩佐の差も0秒380だった。

 奇しくもこの日は1989年に全日本F3000選手権でチャンピオンを獲得し、トヨタのエースとして全日本スポーツプロトタイプ選手権や世界スポーツカー選手権でも活躍した小河等さんの命日。トヨタエンジンで戦う福住が因縁の地鈴鹿でNTT docomo Business ROOKIEにチーム創設以来初の勝利をもたらしたのも何かの縁かもしれない。

 全日本スーパーフォーミュラ選手権はこのあと6月30日と7月1日の両日、富士スピードウェイにて公式テストを実施し、同じ富士で7月18−19日に第6戦、第7戦そして延期となっていた第3戦の決勝を行う。

優勝は福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)

決勝2位は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

決勝3位は太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23 )

決勝4位は阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 )

決勝5位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

決勝6位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23 )

トップでゴールする福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO

SUPER FORMULA

第5戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2026/05/24) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2026 SUPER FORMULA Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
114福住 仁嶺NTT docomo Business ROOKIE SF23
NTT docomo Business ROOKIE
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3155'58.747--
21岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
3155'58.987 0.240 0.240
36太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
3155'59.367 0.620 0.380
438阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'03.623 4.876 4.256
536坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'06.956 8.209 3.333
65牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
3156'09.70210.955 2.746
737サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'10.65311.906 0.951
865イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
3156'11.09612.349 0.443
964佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
3156'11.33012.583 0.234
107小林 可夢偉KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'12.32313.576 0.993
1116野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
3156'15.82817.081 3.505
1222松下 信治DELiGHTWORKS SF23
DELiGHTWORKS RACING
Honda M-TEC HR-417E
3156'16.91618.169 1.088
1350野村 勇斗San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
3156'17.66918.922 0.753
143ルーク・ブラウニングREALIZE Corporation KONDO SF23
REALIZE KONDO RACING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'27.99929.25210.330
1597ロマン・スタネックナビクルBuzz MK SF23
ナビクルBuzz MK Racing
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'30.55131.804 2.552
168山下 健太KCMG Cayman SF23
KCMG
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'31.59932.852 1.048
1739大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'40.49341.746 8.894
1812小出 峻ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
3156'42.17243.425 1.679
199野中 誠太KCMG Elyse SF23
KCMG
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'42.32343.576 0.151
2019ザック・オサリバンWECARS IMPUL with SDG SF23
TEAM IMPUL
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'44.42345.676 2.100
2110ジュジュHAZANA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDO Triple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
3156'48.54549.798 4.122
2253チャーリー・ブルツTEAM GOH SF23
TEAM GOH
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'51.46252.715 2.917
2328小林 利徠斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3157'28.0481'29.30136.586
---- 以上規定周回数(90% - 27 Laps)完走 ----
-4笹原 右京REALIZE Corporation KONDO SF23
REALIZE KONDO RACING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1436'24.78017Laps17Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 7 小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC SF23 ) 1'39.864 (31/31) 209.337 km/h

SUPER FORMULA

第5戦公式予選 福住仁嶺が岩佐歩夢を抑えてポール獲得

ポールポジションを獲得した福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)

 5月23日、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)の第5戦の公式予選が鈴鹿サーキットで行われ、福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)が、今季4戦中3戦でポールを奪っている岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)を抑えてポールポジションを獲得した。

 昨日の不安定な天候から一転、第5戦が行われる日曜日は好天に恵まれた。気温が上がり日も差してくるなか、予選が始まった。

■Q1グループA

 午前10時25分、グループAの公式予選Q1が始まった。

 昨日は主力選手のコースオフなど波乱含みの予選だったが、このグループは順調に進んだ。2番目にアタックに入った野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)が1分38秒055をマーク。昨日よりタイムは伸びないようだが、38秒台前半がカットラインになると思われた。

 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が、1分37秒994と野尻のタイムを上回ると、終了間際にアタックした牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)も1分38秒051とほんの僅か野尻を上回り、この二人が1、2位。そして、3位の野尻に続いたのが、昨日はアタックのタイミングを外してしまった小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)。ようやく本領発揮といったところだ。

 昨日優勝のサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)も6位ながらQ1通過を果たし、4強といわれるチームが順当にQ2に進んだ。Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree SF23)はトラブルでアタックできなかった。

 順位:佐藤-牧野-野尻-利徠斗-阪口-フェネストラズ/山下-松下-スタネック-笹原-ブルツ-Juju

■Q1 グループB

 このグループはトップとなった岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)を筆頭に、6位までが1分37秒台に入れ、グループAよりも大幅にタイムが向上した。

 通過者は、こちらもトップ4チームは順当に通過。2位太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、3位イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、そして坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)は6位ながらも37秒台に入れた。

 その坪井を、期待のルーキー・野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max SF23)、福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)が上回り、この6人がQ2進出。好調の小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)は7位で涙をのんだ。

 順位:岩佐-太田-フラガ-野村-福住-坪井/可夢偉-小出-オサリバン-大湯-野中-ブラウニング

■Q2

 Q2への進出は、4強の無限、ダンディライアン、トムス、ナカジマが2台ずつ。ここに、ルーキー、セルモ、TGM、B-Maxが1台ずつという結果になった。

 気温、路面温度が上がり、グループAよりBの方がタイムの向上が見られたこともあって、各チーム、更なるタイムアップを狙って、クルマに微調整を加えて臨んだ。しかし、思ったようにタイムが伸びず、結果として走路外走行のペナルティを受ける選手が多くなり、セッション終了後に順位が大きく動いた。

 その筆頭が3位のタイムを出していたフラガと5位だった野尻。フラガは10位、野尻は12位へ降格。また、ポール争いに絡むと思われた太田もアタック中にコースを少し外れタイムを出せなかった。

 この波乱のなかでポールの座を奪ったのは福住。鈴鹿ではチーム無限、ダンディライアンが圧倒的な強さを誇っていたが、トヨタエンジンを搭載する福住がその牙城を崩した。

 2位は岩佐、3位は牧野、4位には昨日に続いて3列目に並ぶことになった野村と続いた。

 順位:福住-岩佐-牧野-野村-坪井-阪口-フェネストラズ-利徠斗-太田-フラガ-佐藤-野尻

 決勝は、本日の午後2時45分から31周で争われる。

ポールポジションは福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)

予選2位は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

予選3位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23 )

予選4位は野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max SF23)

予選5位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

予選6位は阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 )

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO

SUPER FORMULA

第5戦鈴鹿予選上位3人のコメント 福住仁嶺「存分にこの状況を楽しみたい」

第5戦ポールポジション 福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)

予選記者会見:ポールポジションを獲得した福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)

 「Q1では久しぶりのB組になりました。毎回車のポテンシャルは悪くないけどトップには少し届かないなという感じで、今回も5番手でQ2に進むことができました。そこからQ2に向けて、ちょっと時間がタイトだったんですけど車のセット変更をしました」

 「通常ならアウトインを挟んでから、ニュータイヤに替えるんですが、それをする時間もなかったので、作業を優先して、最初からニュータイヤを嵌めてQ2に行きました。セット変更もいい方向に進んだのかなと思いましたし、大きくコンディションが変わったことで、自分たちにも風が向いたのかなと思って。短い時間の中でコミュニケーションを取りあって、しっかりと車を作り上げたという点で、チーム力が上がってきたなという証拠が今の結果につながったかなと思います」

 「1番前からスタートできるのは2年ぶりですし、鈴鹿においてはかなり久しぶりなので、存分にこの状況を楽しみたいなと思いますし、決勝のペースが非常に大事になってくるので、昨日の課題をしっかりと改善して、今日のレースに活かせればなと思います」

第4戦予選2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)

予選記者会見:2位の岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)

 「昨日からさらに改善には挑んだんですけども、マシンフィールが別に特に悪いわけではなく、単純にパフォーマンス不足というか。自分自身もドライバーとしては、昨日よりはいいパフォーマンス出せて、 Q2ではいいアタックができたんですけど、こういう結果で。単純に負けましたというか、今の自分たちのパフォーマンス、今日のパフォーマンスは2番手だったのかなというふうに思いますね」

 「昨日のロングラン、ファーストスティントでは結構いいものがあったと思うんで、そこからさらに改善に挑んで、自分たちのレースができれば、しっかりと頂点を取れると思うんで、自分たちのレーしっかりとまたやりたいと思います」

第5戦予選3位 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

予選記者会見:3位の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「昨日のレースがうまくいかなくて、予選もタイムを出してなかったので。(タイムは)4番手でしたけど、繰り上がりで3位になり、これが僕にとっても今シーズン初ポイントです。今年本当に苦戦している中で、ちゃんと前から決勝レースをスタートできることになったので、落ち着いていろんなことができると思うので、今日の決勝もいつもどおりじゃないんですけど、普段のレースができたらなと思っています」

 「目標はもちろん優勝です」

予選フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース5決勝上位3人のコメント 洞地遼大「ペースには自信があった」

レース5優勝 洞地遼大(PONOS RACING)

優勝した洞地遼⼤(PONOS RACING)

 「スタートは昨日も失敗っていうか、昨日はギヤを入れてませんでした。今日もスタート失敗しましたが、ペースはめっちゃ良かったんで、次回以降はスタートしっかり決めてレースしたいと思います。ペースがめっちゃ良かったんで、絶対コース内で大宮選手を抜けるなと思ってたんですけど、大宮くんもなかなかブロックがうまくて。そのあと1回抜き返せれてすごい嬉しかったです。あとは自分のペースで逃げ切るだけだったんで」

 「リスタートでちょっとタイヤ冷やしすぎちゃって、武藤選手にセクター1で追いつかれちゃったんですけど、自分はセク3、4が彼より速いんでそこはもう自信は全然あって、逃げ切ろうった感じでした」

レース5決勝2位 武藤雅奈(TOM'S TGR-DC)

決勝2位の武藤雅奈(TOM\'S TGR-DC )

 「まだまだ自分でもスタートの面で詰められるところがいっぱいあるんですけど、そこを次に向けてしっかり練習していきます。レースペースに関しては昨日から悪くなかったです。洞地選手が本当に速かったんですけど、前回の自分と比べたらすごい接近してました。大きなミスがなかったことは良かったです。ただヘアピンでのミスがすごい多くて、オーバーテイクするのに必要な組み立ての部分ですごい難しかったです。そこでトップと離れちゃったのかなと思います。なので次回に向けては抜くための組み立て方っていうのをしっかり意識したいです」

 「洞地選手のリスタートがすごい上手くて、あそこでついていけてればワンチャンスあったかもしれない。あそこで抜けなかったからだいぶ悔しいです」

レース5決勝3位 三浦柚貴(TOM'S TGR-DC)

決勝3位の三浦柚貴(TOM\'S TGR-DC)

 「めっちゃ悔しいですね。ペースも悪いし、レースも悪いし、ちょっとトラブルもずっとあって、それがすごく気になってました。エンジンが息つきするんですけど、車のせいにしても仕方ないんで。自分のペースが悪いんで、それを踏まえて次のレースを優勝したいなと思ってます。もてぎは別に好きでもなく嫌いでもなく、得意でもないんですが。車もドライバーも全部合わせて優勝したいなと思ってます」

 「(序盤大宮選手に追いついたが)あそこでもう行くしかないっていう感じに思ってたんですが、行き過ぎてしまいました。そういう経験ももまだまだです」

マスタークラスレース4優勝 AKITA(ABBEY RACING)

マスタークラス優勝のAKITA(ABBEY RACING)

 「確かに予選は自分でも結構上出来だったかなと思いますけど、決勝の5位は結構運もあったかなっていう感じで。やっぱり最初から課題としてた、タイヤが冷えてる時のペースの悪さがなかなか克服できなくて。オープニングとSC明けとかのタイヤがちょっと冷えてる状態の時に、前と間ができてしまって、結局その間隔をずっと維持するみたいなレースになっちゃいました。もっと前についてちゃんとスリップ使って、その集団で戦っていけるようにしたいです。次のもてぎは多少無茶してもバラバラにはならないんで、そこで克服したいなと思います。もてぎではフルプッシュして、最悪回っても大丈夫なんで、頑張ります」

 「シリーズランキング6位になるとJAFの表彰式に行けるんで、それを目標にしてるんですよ。今回はかわいそうですけど(下野)璃央ちゃんがノーポイントだったんで、ちょっといい感じに来たんじゃないかなと思って頑張りたいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

第5戦鈴鹿ノックアウトQ2結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2026/05/24) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2026 SUPER FORMULA Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
114B福住 仁嶺NTT docomo Business ROOKIE SF23
NTT docomo Business ROOKIE
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'37.605--214.182
21B岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
1'37.765 0.160 0.160213.831
35A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.914 0.309 0.149213.506
450B野村 勇斗San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'38.047 0.442 0.133213.216
536B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.094 0.489 0.047213.114
638A阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.133 0.528 0.039213.029
737Aサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.465 0.860 0.332212.311
828A小林 利徠斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'39.357 1.752 0.892210.405
96B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'44.017 6.412 4.660200.979
1065Bイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'52.27414.669 8.257186.198
1164A佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'52.72515.120 0.451185.453
1216A野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
2'00.39222.787 7.667173.643

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース5決勝 洞地遼⼤が2勝目 マスタークラスはAKITAが開幕から5連勝

セーフティー後のリスタート

 フォーミュラリージョナルジャパニーズ選手権第2戦は5月24日、鈴鹿サーキットでレース5の決勝を行い、予選2位からスタートした洞地遼⼤(PONOS RACING F111/3)が6周目にトップに立つとそのまま逃げ切り今季2勝目を飾った。マスタークラスはAKITA(ACR Formula R)が開幕から無傷の5連勝を達成した。

 決勝は午前9時30分にフォーメーションラップが始まった。天候は曇りで昨日に比べ暖かい。17台(うちマスタークラス9台)が出走し、1周を回りグリッドオン。シグナルブラックアウトでスタートが切られた。

 スタートでは、ポールポジション・大宮賢人(PONOS RACING F111/3)が蹴り出しはよかったものの加速で伸びず、好スタートを切った予選3位の三浦柚貴(PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR)が1コーナーで並びかける。ここは大宮が三浦を抑えてトップを守った。3位には予選2位の洞地遼⼤(PONOS RACING F111/3)がつけ、4位に奥本隼士(Rn-sports F111/3)、5位に武藤雅奈(マツモトキヨシ TOM'S TGR-DC FR)、6位にマスタークラスのAKITA(ACR Formula R)が続く。

 その後方では、予選8位の下野璃央(Dr.Dry F111)とその真後ろ、同10位のリシュエンユ(TLM by Z.SPEED F111/3)が接触。下野はスタートできず、グリッドにとどまったため、早くもセーフティーカー(SC)が導入された。

 SCは2周を回って退き、レースは3周目から再開される。1コーナーでは三浦がオーバーラン。洞地が2位に上がり三浦は3位に落ちた。また、武藤が奥本をパスし4位に上がってきた。

 4周目から大宮と三浦のトップ争いが白熱。三浦が1コーナーで仕掛けるが大宮もトップを譲らない。しかしここから三浦のエンジンが不調となり、5周目の1コーナーで武藤にパスされ三浦は3位に落ちた。武藤はここからトップの大宮に狙いを定める。

 6周目、2位洞地は1コーナーで大宮を捉えてトップに浮上。その大宮はペースが上がらない。逆バンクで武藤に、スプーンで三浦にパスされ4位までドロップした。

 7周目、大宮のエンジンが吹けなくなり、スローダウン。S字入り口でマシンを止めたため、ここで2度目のSCが導入された。

 SC運用中、8周目の順位はトップ洞地、2位武藤、3位三浦、4位奥本、5位リンチェンファ(RAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3)、6位AKITAだ。

 SCは9周を回って退き、レースは10周目から再開された。ここからトップ洞地はペースアップ。11周目にはこのレースのファステストラップ1分56秒350をたたき出し、2位武藤を突き放す。3位三浦を挟んで、4位奥本と5位リンも接近戦だ。

 レースは12周を回って終了。洞地が優勝し、2位に武藤、3位に三浦が入った。4位争いはシケインで仕掛けたリンが奥本に接触しクラッシュ。スポット参戦の奥本が4位を守りゴールした。

 5位にはマスタークラス5連勝のAKITAが、6位にはマスタークラス2位の⾚松昌⼀朗(GIGS Ride with Eagle Sports)が入った。予選16位からスタートした鳥羽豊(AIWIN F111/3)は徐々に順位を上げ、11周目には前を走る植田正幸(Rn-sports F111/3)を抜き去り7位、マスタークラス3位に入った。

 ドライバーズランキングではこの大会、2位、3位に入った三浦がポイントを101と伸ばし首位を堅持。2位には洞地が90ポイントで、3位には武藤が70ポイントで、4位には大宮が63ポイントでつけている。

 マスタークラスは5連勝のAKITAが125ポイントの満点で、2位鳥羽の79ポイントを大きく離し独走状態となっている。

 次大会は栃木県のモビリティーリゾートもてぎに舞台を移し、6月27日、28日に第3戦レース6、レース7が行われる。

オープニングラップのシケイン

洞地遼⼤と大宮賢人の争い

優勝は洞地遼⼤(PONOS RACING F111/3)

決勝2位は武藤雅奈(マツモトキヨシ TOM\'S TGR-DC FR)

決勝3位は三浦柚貴(PONOS RACING TOM\'S TGR-DC FR)

決勝4位は奥本隼士(Rn-sports F111/3)

決勝5位、マスタークラス優勝はAKITA(ACR Formula R)

決勝6位、マスタークラス2位は⾚松昌⼀朗(GIGS Ride with Eagle Sports)

表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

第5戦鈴鹿ノックアウトQ1結果

Aグループ

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2026/05/24) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2026 SUPER FORMULA Round 5 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
164佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.994--213.331
25牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.051 0.057 0.057213.207
316野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
1'38.055 0.061 0.004213.199
428小林 利徠斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.110 0.116 0.055213.079
538阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.132 0.138 0.022213.031
637サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.264 0.270 0.132212.745
---- 以上Q2進出 ----
78山下 健太KCMG Cayman SF23
KCMG
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.270 0.276 0.006212.732
822松下 信治DELiGHTWORKS SF23
DELiGHTWORKS RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.341 0.347 0.071212.579
997ロマン・スタネックナビクルBuzz MK SF23
ナビクルBuzz MK Racing
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.578 0.584 0.237212.068
104笹原 右京REALIZE Corporation KONDO SF23
REALIZE KONDO RACING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.596 0.602 0.018212.029
1153チャーリー・ブルツTEAM GOH SF23
TEAM GOH
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.833 0.839 0.237211.520
---- 以上基準タイム(107% - 1'44.853)予選通過 ----
-10ジュジュHAZANA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDO Triple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'50.84312.84912.010188.602

Bグループ

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2026/05/24) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2026 SUPER FORMULA Round 5 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
11岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
1'37.501--214.410
26太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.587 0.086 0.086214.221
365イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.610 0.109 0.023214.171
450野村 勇斗San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'37.724 0.223 0.114213.921
514福住 仁嶺NTT docomo Business ROOKIE SF23
NTT docomo Business ROOKIE
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'37.769 0.268 0.045213.822
636坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'37.991 0.490 0.222213.338
---- 以上Q2進出 ----
77小林 可夢偉KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.258 0.757 0.267212.758
812小出 峻ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'38.466 0.965 0.208212.309
919ザック・オサリバンWECARS IMPUL with SDG SF23
TEAM IMPUL
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'43.242 5.741 4.776202.487
---- 以上基準タイム(107% - 1'44.326)予選通過 ----
-39大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'44.588 7.087 1.346199.881
-3ルーク・ブラウニングREALIZE Corporation KONDO SF23
REALIZE KONDO RACING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'45.418 7.917 0.830198.308
-9野中 誠太KCMG Elyse SF23
KCMG
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'47.491 9.990 2.073194.483

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース5決勝結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2026/05/24) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2026 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
145洞地 遼⼤PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1329'49.435--
238武藤 雅奈マツモトキヨシ TOM'S TGR-DC FR
TOM'S TGR-DC
1329'51.263 1.828 1.828
337三浦 柚貴PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR
TOM'S TGR-DC
1329'53.478 4.043 2.215
410奥本 隼士Rn-sports F111/3
Rn-sports
1329'57.220 7.785 3.742
544M1AKITAACR Formula R
ABBEY RACING
1329'58.858 9.423 1.638
640M2⾚松 昌⼀朗GIGS Ride with Eagle Sports
イーグルスポーツ
1330'00.45811.023 1.600
713M3鳥羽 豊AIWIN F111/3
AIWIN
1330'01.76312.328 1.305
811M4植田 正幸Rn-sports F111/3
Rn-sports
1330'03.13513.700 1.372
946M5入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1330'04.63815.203 1.503
1018M6YUKINILZZ Racing
NILZZ Racing
1330'12.96323.528 8.325
1160M7セイメイRUNUP × SOL F111/3
TOMEI SPORTS
1330'32.12942.69419.166
1223M8YUGOS2R Racing
N-SPEED
1330'33.98144.546 1.852
13*36M9ポール・ウォンSKYMOTORSPORTS F111/3
SKY MOTORSPORTS
1330'47.71858.28313.737
1448リン チェンファRAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3
RAGNO MOTOR SPORTS
1227'59.2181Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(75% - 9 Laps)完走 ----
-54大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
613'14.9787Laps6Laps
-86下野 璃央Dr.Dry F111
Dr.Dry Racing Team
01'00.00013Laps6Laps
-88リ シュエンユTLM by Z.SPEED F111/3
Team LeMans
01'00.10013Laps 0.100
  • Fastest Lap: CarNo. 45 洞地遼⼤(PONOS RACING F111/3) 1'56.360 (11/13) 179.660 km/h
  • CarNo. 36は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.10(SC中の追い越し)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース4、5予選上位3人のコメント 大宮賢人「路面が悪いコンディションには自信があった」

レース4、レース5ポールポジション 大宮賢人(PONOS RACING)

レース4、レース5ともポールポジションの大宮賢人(PONOS RACING)

 「予選前に雨がちょっと降ってたので、路面が汚れていましたが、そういうコンディションには自信ありましたし、最初からプッシュしていけるようにっていう意識で行きました。赤旗が出て走行時間が残り6分しかない中でしたが、そこで自分の自信が結果に繋がったので、そこはすごく良かったと思います」

 「決勝はどうなるかはもちろん分りませんが、自信を持ち、自分のことに集中していけたら、優勝できるんじゃないかなと思ってます。次は天気がどうなるか分かりませんが、このカテゴリーに限らず、路面が悪い時の対応には自信を持っています」

レース4予選2位、レース5予選3位 三浦柚貴(TOM'S TGR-DC)

レース4予選2位、レース5予選3位の三浦柚貴(TOM\'S TGR-DC)

 「生き残りゲームでした。どんどん路面が乾いく中で、限界を探るのが難しいコンディションだったので、そこを含めて(1周を)まとめるっていうのが難しいセッションでした。2本目はもうほぼドライでしたが、もともとの路面が汚いので、ミュウは低いなって思いました」

 「自分もミスがあったし、(トップは)全く遠い存在じゃないんで、なおさら悔しい。まとめれば、おそらくいけたんだろうかなって思うんですけど、力がまだ足りてない。反省してレースで追いかけたいなって思います。決勝は優勝しか考えてないんで」

レース4予選3位、レース5予選2位 洞地遼⼤(PONOS RACING)

レース4予選3位、レース5予選2位の洞地遼⼤(PONOS RACING)

 「1回目の予選の直前に結構雨が降っちゃって、スリックで行ったんですけど、赤旗が出たり、タイヤも温まらないし、路面も乾いてないという状況で、1周しかアタックできませんでした。2回目の予選は多分大宮君がシンプルにめっちゃ雨のスリックが速くて、2回目はいつも通りの様子みたいな感じでしたね。ポールは全然狙えたんですが、自分にも結構ミスあったので、ちょっと悔しいです」

 「まだ1周をまとめるために改善していかないとと思います。決勝では大宮選手に届くと思うので、優勝を狙います」

マスタークラスレース4、レース5予選1位 AKITA(ABBEY RACING)

レース4、レース5ともマスタークラスポールポジションのAKITA(ABBEY RACING)

 「Q1は残り6分でのアタックになっちゃいましたね。急いで(タイヤを)温めないといけないなと思って行ったんですが、松っちゃんコーナーでスピンしそうになりました。それでちょっとこれはやっぱり危ないなと思って、もう少しペースを落として、最後の一周でできるだけアタックしようということでやりました。さすがにああいう状況だと、小さい頃から雨でカートやってきてる子たちとは差が出ちゃうなと思ったので、もっとカートとかそういうので練習していかないといけないなと思いました。 」

 「Q2はもうほぼドライだなっていう感じだったんで、徐々に徐々にプレッシュしていって、最後のラップでアタックしましたが、シケインでガッツリ引っかかっちゃってて、あれがなかったらまだ上がったんで、結構車のポテンシャルもいいなと思います。できれば決勝は総合でもっと上位を目指したいですね。総合表彰台が夢なんで」

 「僕、最初に本格的に始めたのがフェラーリチャレンジなんです。フェラーリチャレンジを3シーズンくらいやって、去年はGT3に出たんですがコスト的にすごかったんで、今年はリュージョナルに専念しておきます。この車もシンプルなんで、安いのにGT3よりも速いタイムで走れるんで、練習にはもう本当に最適だなと思います。最終的にはハコで海外でレースしてみたいんで、練習のためには一番いい車ですね。 将来はデイトナとか出てみたいと思います。そのためには仕事を頑張らないとね」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース5公式予選 大宮賢人が連続ポールポジション

ポールポジションは大宮賢人(PONOS RACING F111/3)

 フォーミュラリージョナルジャパニーズ選手権第2戦は5月23日、鈴鹿サーキットでレース5の公式予選を行いレース4に続き大宮賢人(PONOS RACING F111/3)がポールポジションを獲得した。

 レース5の公式予選はレース4公式予選終了直後、午前8時40分より15分間で行われた。

 まずは、レース4同様、奥本隼士(Rn-sports F111/3)が1分58秒095でトップに立つ。2位には三浦柚貴(PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR)が、3位には大宮賢人(PONOS RACING F111/3)がつける。

 3周目、大宮が1分57秒148、4周目56秒637とタイムを縮めてトップを死守。しかし、5周目には洞地遼⼤(PONOS RACING F111/3)が56秒500でトップに浮上した。

 7周目、大宮が1分56秒225でトップを奪い返すと、このタイムでポールポジションを獲得。洞地は2位に落ち、3位には三浦柚貴(PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR)が入った。

 4位には奥本が、5位には武藤雅奈(マツモトキヨシ TOM'S TGR-DC FR)が続いた。

 マスタークラスのAKITA(ACR Formula R)は総合でも6位と大健闘、マスタークラスのポールポジションを獲得した。

 レース5の決勝は明日24日午前9時30分より13周で行われる。

予選2位は洞地遼⼤(PONOS RACING F111/3)

予選3位は三浦柚貴(PONOS RACING TOM\'S TGR-DC FR)

予選4位は奥本隼士(Rn-sports F111/3)

予選5位は武藤雅奈(マツモトキヨシ TOM\'S TGR-DC FR)

予選6位、マスタークラスポールポジションはAKITA(ACR Formula R)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース5公式予選結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2026/05/23) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2026 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
154大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1'56.225--179.868
245洞地 遼⼤PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1'56.362 0.137 0.137179.657
337三浦 柚貴PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR
TOM'S TGR-DC
1'56.552 0.327 0.190179.364
410奥本 隼士Rn-sports F111/3
Rn-sports
1'56.637 0.412 0.085179.233
538武藤 雅奈マツモトキヨシ TOM'S TGR-DC FR
TOM'S TGR-DC
1'56.793 0.568 0.156178.994
644M1AKITAACR Formula R
ABBEY RACING
1'56.910 0.685 0.117178.814
748リン チェンファRAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3
RAGNO MOTOR SPORTS
1'57.188 0.963 0.278178.390
886下野 璃央Dr.Dry F111
Dr.Dry Racing Team
1'57.288 1.063 0.100178.238
940M2⾚松 昌⼀朗GIGS Ride with Eagle Sports
イーグルスポーツ
1'58.157 1.932 0.869176.927
1088リ シュエンユTLM by Z.SPEED F111/3
Team LeMans
1'58.282 2.057 0.125176.740
1146M3入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1'59.533 3.308 1.251174.891
1211M4植田 正幸Rn-sports F111/3
Rn-sports
2'01.029 4.804 1.496172.729
---- 以上基準タイム(110% - 2'07.847)予選通過 ----
-36M-ポール・ウォンSKYMOTORSPORTS F111/3
SKY MOTORSPORTS
2'09.39813.173 8.369161.557
-60M-セイメイRUNUP × SOL F111/3
TOMEI SPORTS
2'09.76313.538 0.365161.103
-23M-YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'30.63134.40620.868138.784
-13M-鳥羽 豊AIWIN F111/3
AIWIN
3'08.7371'12.51238.106110.764
-18M-YUKINILZZ Racing
NILZZ Racing
d.n.s---

SUPER FORMULA

第4、5戦フリー走行 午前は福住仁嶺、午後は太田格之進がトップタイムをマーク

第4戦、第5戦フリー走行:総合トップは太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23 )

 5月22日、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)の第4、5戦のフリー走行が鈴鹿サーキットで行われ、午前は福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)、午後は太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)がトップタイムをマークした。

 前回オートポリス大会は悪天候のため中止となってしまったが、第4、5戦の行われる鈴鹿も週末の天候が不安定との予報が出ている。サポートレースも含め、予定どおり開催されるのか心配されるところだが、フリー走行の行われた金曜日は、朝方まで雨が降っていたものの、その後は好天に恵まれ、一時は夏のような日差しが照りつけた。

■フリー走行1回目

 朝一番で行われたSFライツの走行の間に、濡れていた路面は完全ドライへと変わり、各チームは午前10時50分から1時間の走行枠のなかで用意したプログラムをこなしていった。

 開始30分を迎える頃、松下信治(DELiGHTWORKS SF23)がスプーンコーナーでコースオフ。エンジンを止めてしまい、走行は中断。ここまでのトップタイムは、ザック・オサリバン(WECARS IMPUL with SDG SF23)の1分38秒650。阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が続いた。

 残り15分を切った頃から動きが激しくなり、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)の1分38秒457を筆頭に、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、福住、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)らが、オサリバンのタイムを更新。

 そして、残り5分を切ると、ほとんどのクルマがニュータイヤに変えてアタックモードに入った。

 ここで気を吐いたのは、ルーキーの野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max SF23)。最後に福住(1分38秒029)に逆転されたものの、坪井、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)らを抑えて2番手タイム(1分38秒137)をマークした。

■フリー走行2回目

 開始早々、野中誠太(KCMG Elyse SF23)が2コーナーでスピンし、リアからバリアへ。ただ、ダメージはリアウィングに留まり、チームは再走行のため修理に入る。ダメージが大きかったのはロマン・スタネック(ナビクルBuzz MK SF23)。こちらはタイムを上げていたときに、デグナーで飛び出してバリアにクラッシュしてしまった。

 このセッションは、終盤に予選のグループ分けに従ってA、Bグループで10分ずつの走行が設定されている。そこを目指してクルマを仕上げるチームもあれば、決勝を想定したロングランを行うチームもあり、最後の走行まで爪を隠すような状態で走行が続いた。

 そんななかでも午前トップだった福住は1分37秒台をマーク。坪井、阪口、岩佐、野尻らは、着実に1分38秒前半のタイムを刻んできた。

 そして、グループ分けされた10分間の走行で、予選さながらのアタックが始まると、下位にいた野村が急浮上。Aグループでトップの岩佐に次ぐ2位に食い込んだ。しかも、同グループの坪井、福住を抑え、ファンや関係者に速さを印象づけた。

 ややコンディションが良くなったと思われるBグループでは、スタネックを除く11台が出走。ポイントリーダーの太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が、最後にトップタイムを叩き出した。以下、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、野尻と続いたが、4位に入ったのはルーキーの小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)だった。

 Aグループの野村、Bグループの小林(利)は、同い年の二十歳。フリー走行のトータル順位でも5位、7位と、揃ってベスト10に入った。幸い、天候は回復傾向にあるようだ。週末のレースは、才能溢れる二人の逸材に注目したい。

 今大会は2レース制。明日23日は、午前9時15分から第4戦の予選、午後2時45分から第4戦決勝(31周)が、24日は、午前10時25分から第5戦予選、午後2時45分から第5戦決勝(31周)が行われる。

第4戦、第5戦フリー走行:総合2位は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

第4戦、第5戦フリー走行:総合3位はイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

第4戦、第5戦フリー走行:総合4位は野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)

第4戦、第5戦フリー走行:総合5位は野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max SF23)

第4戦、第5戦フリー走行:総合6位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO

SUPER FORMULA

第4戦、第5戦鈴鹿フリー走行2回目結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2026/05/22) Free Practice 2 Weather:Sunny Course:Dry
2026 SUPER FORMULA Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
16太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.507--214.397
21岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
1'37.534 0.027 0.027214.338
365イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.597 0.090 0.063214.199
416野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
1'37.761 0.254 0.164213.840
550野村 勇斗San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'37.774 0.267 0.013213.811
636坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'37.814 0.307 0.040213.724
728小林 利徠斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'37.842 0.335 0.028213.663
814福住 仁嶺NTT docomo Business ROOKIE SF23
NTT docomo Business ROOKIE
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'37.846 0.339 0.004213.654
912小出 峻ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'37.963 0.456 0.117213.399
103ルーク・ブラウニングREALIZE Corporation KONDO SF23
REALIZE KONDO RACING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'37.985 0.478 0.022213.351
1164佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.014 0.507 0.029213.288
1238阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.056 0.549 0.042213.197
1337サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.251 0.744 0.195212.773
1453チャーリー・ブルツTEAM GOH SF23
TEAM GOH
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.402 0.895 0.151212.447
157小林 可夢偉KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.428 0.921 0.026212.391
165牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.503 0.996 0.075212.229
1722松下 信治DELiGHTWORKS SF23
DELiGHTWORKS RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.630 1.123 0.127211.956
189野中 誠太KCMG Elyse SF23
KCMG
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.816 1.309 0.186211.557
198山下 健太KCMG Cayman SF23
KCMG
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.830 1.323 0.014211.527
2019ザック・オサリバンWECARS IMPUL with SDG SF23
TEAM IMPUL
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.846 1.339 0.016211.493
2197ロマン・スタネックナビクルBuzz MK SF23
ナビクルBuzz MK Racing
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.862 1.355 0.016211.458
224笹原 右京REALIZE Corporation KONDO SF23
REALIZE KONDO RACING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'39.080 1.573 0.218210.993
2310ジュジュHAZANA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDO Triple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'39.252 1.745 0.172210.627
2439大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'40.181 2.674 0.929208.674

SUPER FORMULA

第4戦、第5戦鈴鹿フリー走行1回目結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2026/05/22) Free Practice 1 Weather:Sunny Course:Dry
2026 SUPER FORMULA Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
114福住 仁嶺NTT docomo Business ROOKIE SF23
NTT docomo Business ROOKIE
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.029--213.255
250野村 勇斗San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'38.137 0.108 0.108213.021
336坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.208 0.179 0.071212.867
439大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.286 0.257 0.078212.698
57小林 可夢偉KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.374 0.345 0.088212.507
68山下 健太KCMG Cayman SF23
KCMG
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.408 0.379 0.034212.434
76太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.408 0.379 0.000212.434
865イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.421 0.392 0.013212.406
91岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
1'38.457 0.428 0.036212.328
1016野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
1'38.638 0.609 0.181211.939
1119ザック・オサリバンWECARS IMPUL with SDG SF23
TEAM IMPUL
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.650 0.621 0.012211.913
1238阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.663 0.634 0.013211.885
1312小出 峻ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'38.679 0.650 0.016211.851
1437サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.732 0.703 0.053211.737
155牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.745 0.716 0.013211.709
1697ロマン・スタネックナビクルBuzz MK SF23
ナビクルBuzz MK Racing
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.775 0.746 0.030211.645
1764佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.792 0.763 0.017211.608
1828小林 利徠斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'39.174 1.145 0.382210.793
193ルーク・ブラウニングREALIZE Corporation KONDO SF23
REALIZE KONDO RACING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'39.186 1.157 0.012210.768
2022松下 信治DELiGHTWORKS SF23
DELiGHTWORKS RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'39.343 1.314 0.157210.435
219野中 誠太KCMG Elyse SF23
KCMG
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'39.479 1.450 0.136210.147
2253チャーリー・ブルツTEAM GOH SF23
TEAM GOH
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'39.517 1.488 0.038210.067
234笹原 右京REALIZE Corporation KONDO SF23
REALIZE KONDO RACING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'39.834 1.805 0.317209.400
2410ジュジュHAZANA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDO Triple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'41.205 3.176 1.371206.563

SUPER FORMULA LIGHTS

第5戦オートポリス決勝会見 エヴァン・ジルテール「雨が好きなので本当に楽しめた」

第5戦優勝 エヴァン・ジルテール(B-MAX RACING TEAM)

 「昨日とは全く違う状況で、非常にいいレースだったと思います。僕は雨が好きなので、本当にレースを楽しめました。3位からのスタートでターン1で2番手に上がり、2ラップ後にまたオーバーテイクすることができて、そこから本当にいいペースで走り続けられたので、とてもハッピーです」

 「トラックコンディションがどんどん変わっていく中で、車がきちんと対応することができたことについて、チームにはすごく感謝しています。場所によってはドライになりかかっていましたが、それでもいいペースで走れたので、エンジニアの宮田さんやB-MAXのメカニックの皆さんにすごく感謝しています。今日またもう一つレースがありますので、同じようにベストを尽くして、この位置に戻れたらと思っております」

 「木曜日にウェットで走っていたので、今日は速く走れるだろうと思っていました。数周走っただけで僕らにはスピードがあることがわかりました。昨日はスタートミスをしてしまいましたが、木曜にスタート練習をたくさんしましたので、今日のコンディションには自信もありました。スーパーフォーミュラライツはスタートが一番重要だと思っているので、今日は本当にいいスタート切れてよかったと思うし、この後も同じようないいスタートを切れたらいいなというふうに思っています」

第5戦決勝2位 三井優介(DELiGHTWORKS RACING)

 「一言、本当に2位で悔しい、本当にその一言です。自分はスタートに自信を持っていましたし、木曜日は初めてのウェットで結構練習していたので、スタートに関してはいいだろうなと思っていたんですが、今日のコンディションに全く合わせることができず、スタートを失敗してしまって、ジルテール選手に行かれてしまいました。ただその後、新原選手をオーバーテイクできたのはすごいポジティブだと思っていますし、この抜きにくいオートポリスで、かつスーパーフォーミュラライツっていう中でもオーバーテイクできたことはよかったと思っていますし、こうやって悔しいって思えるようになってきたのは、チームの全体としての成長だと思っています。少し前までは2位で嬉しかったですけど、今も優勝したい、その気持ちだけなので、午後に向けてしっかり合わせ込んでいきたいなというふうに思っております」

 「(13周目のリスタートについて)もうそこにかけるしかないなという気持ちで行っていました。前の周で早めにウォームアップを始めていて、狙っていましたが、最終コーナーで結構離されてしまって、リスタートで圏外になってしまい、ペースもやっぱり少しジルテール選手には劣っている部分があるので、まあ少し離されてしまったなっていうのが正直なところです」

「まだまだ上があると思っていますし、今のチームレベルであれば、午後に向けて必ずもっといい車を作ることができると思いますので、この空いた時間でしっかりみんなで話し合って、いいもの、いいレースにして行きたいと思っています」

第5戦決勝3位 梅垣清(TOM'S)

 「第5戦を振り返ると、4番手からスタートして結果として3位になれたことは嬉しいなと思います。まだ優勝が取れていないので、すごい悔しい気持ちもあるのですが、木曜日のFPの段階で100Rでクラッシュしてしまったところから、チームの皆さんがマシン修復してくださって、立て直してくださったことで、最低限の結果が取れたことが良かったかなと思います。マシンバランス自体も前半から後半にかけてペースも良くて、そこはあのエンジニアのおかげだなとも思っています」

 「今週っていうか、富士もですけど、雨で走って、今までとグリップ感が違っていましたが、レベルは高いので、すごい合わせやすかったんですけれども、スタートがすごい難しいなっていうのは感じていて、今日もレース自体もあんまうまくいかなくて、佐藤選手に1回抜きかけられてしまったのは反省すべき点かなと思います」

 「最後の方はドライアップしてきて、タイヤもヒートアップしていたので、そこら辺にも自分のドライビングやマシンを合わせきって、しっかり優勝を狙えるように頑張りたいなと思います」

Photo&Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA LIGHTS

第5戦オートポリス決勝結果

九州大会オートポリス -RIJ- (2026/04/26) Final Race Weather:Cloudy Course:Wet
2026 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 5 オートポリス 4.674km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
11エヴァン・ジルテールART Grand Prix with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1428'08.327--
23三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1428'10.398 2.071 2.071
335梅垣 清モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1428'11.462 3.135 1.064
426佐藤 凛太郎B-MAX ENGINEERING 324
B-MAX ENGINEERING
1428'12.283 3.956 0.821
550新原 光太郎HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1428'15.768 7.441 3.485
638三浦 柚貴モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1428'16.068 7.741 0.300
736オスカー・ブルツPONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1428'16.381 8.054 0.313
82卜部 和久DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1428'16.528 8.201 0.147
960熊谷 憲太LMcorsa OTG 320
LM corsa
1428'18.59910.272 2.071
1030M1DRAGONB-MAX ENGINEERING 324
B-MAX ENGINEERING
1428'22.41714.090 3.818
118M2清水 康弘ART TASTE RACING 324
ART TASTE RACING
1428'23.48315.156 1.066
126M3ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1428'25.36317.036 1.880
---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ----
-37アクシャイ・ボーラPONOS Racing TOM'S SFL
TOM'S
815'12.6396Laps6Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 1 エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX) 1'51.120 (4/14) 151.425 km/h

SUPER FORMULA LIGHTS

第5戦オートポリス公式予選結果

九州大会オートポリス -RIJ- (2026/04/25) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2026 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 5 オートポリス 4.674km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
150新原 光太郎HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1'36.889--173.667
23三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1'37.294 0.405 0.405172.944
31エヴァン・ジルテールART Grand Prix with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'37.487 0.598 0.193172.601
435梅垣 清モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'37.543 0.654 0.056172.502
538三浦 柚貴モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'37.673 0.784 0.130172.273
626佐藤 凛太郎B-MAX ENGINEERING 324
B-MAX ENGINEERING
1'37.756 0.867 0.083172.127
736オスカー・ブルツPONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'37.825 0.936 0.069172.005
860熊谷 憲太LMcorsa OTG 320
LM corsa
1'37.883 0.994 0.058171.903
92卜部 和久DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1'37.917 1.028 0.034171.844
1037アクシャイ・ボーラPONOS Racing TOM'S SFL
TOM'S
1'38.023 1.134 0.106171.658
118M1清水 康弘ART TASTE RACING 324
ART TASTE RACING
1'40.057 3.168 2.034168.168
126M2ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1'40.923 4.034 0.866166.725
1330M3DRAGONB-MAX ENGINEERING 324
B-MAX ENGINEERING
1'41.407 4.518 0.484165.929
---- 以上基準タイム(110% - 1'46.945)予選通過 ----

KYOJO CUP

第5戦富士ファイナル記者会見 3位・斎藤愛未「家庭と両立できるドライバーに」

優勝 下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)

ファイナルレースで優勝した下野璃央(Dr.Dry with ITOCHUENEX WECARS TEAM IMPUL)

 ――今季10戦8勝、最終戦も勝ちました、今の気持ちを

 「振り返ってみたら、10戦中8勝という結果で終われて、第2大会で勝てなかったのがすごく悔やまれるところです。それ以外のレースは実力を発揮する走りができたので、よかったと思います」

 ――前回大会でタイトル獲得を決めての最終戦ということでしたが、この週末はどんな気持ちで臨んだか?

 「プレッシャーはまったくなくて、ただチャンピオン取って最終戦いどむからには優勝しないといけない、という思いはあったので、プレッシャーはなかったけれど、真剣にテストから取り組んで、予選も決勝も走りました」

 ――シリーズチャンピオンという称号を得て、来年以降の活躍が楽しみですが、これからどんなドライバーになっていきたいといった展望はありますか?

 「まずはKYOJO Formula初代チャンピオンを取れたので、チャンピオンとして女子の中で一番速いドライバーで、これからプロを目指す女子たちに憧れられるような、ドライバーになりたいです」

2位 翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)

ファイナルレース2位の翁長実希(Kids com Team KCMG)

 ――今日のレースを終えた今の気持ちをお聞かせください

 「このまま勝ち逃げさせない、という気持ちで挑んだのですが、ちょっとこの週末はスピードが足りない所があった中でもしっかりたて直して、予選では3番手だったのですが、スプリントでは2番手、決勝でも2番手を守ることができた。そこで1番を追っていけなかったというのは自分のなかですごくつらい景色が12周あったので、この悔しさを忘れずに。いいところもシーズン通してあったと思うので、そこは自信を持って。足りないものも明確に、今シーズンたくさん学ばせてもらったので、チームや支えてくれた皆さんに、すごく申し訳ないシーズンになったのですが、しっかり恩返しができるように、来シーズンに向けて準備をしていきたいとおもいます」

 ――この週末を通してご自身の中でハイライトになるシーンや気持ちが動いた場面はありますでしょうか?

 「週末通して練習では9番手とかそういうところからスタートしたので、どうにもこうにも、というところから、予選の前でもまだ自信を持って挑めかなった自分の弱さもありましたし、どうにか、シーズン途中で落ち込んだ自分の成績と、気持ちをどうにか上げて終わりたい、と思って。スプリントではタイミングもよく仕掛けられて抜くこともできて、ペースもよかったので、そこは自信となるものを取り戻せたし、でもまだ足りない部分も確かにあるので、そこをオフシーズンでちゃんと準備して、来年はこれで成績出なかったら辞めるぐらいの覚悟でいきだいです」

 ――課題を克服した先に、どんなドライバーになりたいと思っていますか?

 「下野選手と似たような流れになってしまいますが、やはり憧れられるドライバー。私も憧れる人を見て今ここにいるので、自分がそういう姿を見せ続けて、自分がなりたい、夢を持ってもらえるような、ふるまいだったりレースだったり、もっと子供たちとか来てくれれば。レベルも上がるでしょうし、もっと盛り上げて、ここにいろいろな人が関わって行きたいと思われるようなドライバーになりたいです」

3位 斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)

ファイナルレース3位の斎藤愛未(BigBoss W TEAM TOM’S)

 ――今日の3位という結果は今どう受け止めているでしょうか?

 「3位ということで負けた、という結果ではありますが、今年通して、初めてのフォーミュラのシーズンなので、わからないことだらけで、最初は大変で。最初はディフェンディングチャンピオンとして、時間に追われる前半戦になってしまって、雨もあまり得意じゃなくて順位を落としてしまったり、なんてこともあった中で、今日は雨での走りも少し成長した自分を見せられたのではないかな、と思います。ただやっぱりバトルの面では足りない部分もありましたし、まだまだ来年に向けて、成長できるところはたくさんあるな、としみじみ感じた決勝になりました」

 ――今シーズンを振り返った中で、ハイライトや印象に残っているシーンはありますか?

 「自分としては悪いハイライトになってしまうのですが、スプリントの最終コーナーでスピンしてしまったというのを自分の中で忘れてはいけないミスだし、そこはハイライトなのですが、逆にスプリントでフォーミュラで初めて勝てた時もハイライトです。その二つのハイライトを胸に刻んで来年につないでいきたいなと思います」

 ――来シーズン以降、将来的にどんなドライバーになりたいですか?

 「私は唯一の既婚者ということで家庭を持っている身であります。女性だとなかなか、結婚するとキャリアを築けない部分が世の中的にあると思うのですが、そんなことはないんだよ、というのを自分が体現していきたいなと思っているので、そこはしっかり結果を出して、家庭と両立できるようなドライバーになりたいと思います」

ファイナルトップ3のドライバーたち

2025年度KYOJO CUPチャンピオン・下野璃央(Dr.Dry with ITOCHUENEX WECARS TEAM IMPUL)

2025年度のチャンピオン・下野璃央(Dr.Dry with ITOCHUENEX WECARS TEAM IMPUL)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

KYOJO CUP

第5戦冨士ファイナル チャンピオン下野璃央がポール・ツー・ウインで完全制圧

ファイナルレース優勝は下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)

 KYOJO CUP Round5、Finalが11月9日(日)富士スピードウェイで行われ、下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)が優勝した。

 土曜日の予選、Sprintレースに続いて行われるFinalはSprintのリザルトによってスターティンググリッドが決定。ポールポジションにはSprint優勝の下野、フロントロウ2番手には翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)が並ぶ。以下3番手斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)、4番手佐々木藍咲(LHG KDDP KC-MG01)、5番手佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)、6番手Burton Hana(BigBoss W TOM'S KYOJO KC-MG01)というグリッドに。

 後方もSprintレースでの結果順のグリッドとなるが、ペナルティによってSprint7位フィニッシュの岩岡万梨恵(FUKUDA racing KC-MG01)は8番手、9位フィニッシュの平川真子(docomo business ROOKIE KC-MG01)は13番手にとそれぞれ降格。さらに1周目のクラッシュでDNFとなった6台については予選での順位によって、14位以下に白石いつも(AIWIN Re-Kobe KC-MG01)、金本きれい(ミハラ自動車エムクラフトRT KC-MG01)、永井歩夢(NBAありそ鮨しKYOJOフォーミュラ KC-MG01)、富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)、Kelsey Pinkowski(SatisPie KDDP KC-MG01) 、Flame Airikkala (CUBE FUNDER KDDP KC-MG01)の順で並び、最後尾20番手にDNSだった池島実紅(TGM Grand Prix KC-MG01)が、それぞれ出走を許可され20台全員がグリッドについた。

 富士スピードウェイは朝から立ち込めていた霧が晴れて視界が開けたものの、雨は小降りになったり強くなったりを繰り返している。SC先導によるスタートが決定され、定刻の午後1時に全車レインタイヤで12周のレースが開始された。気温、路面温度ともに14度で、これだけ気温の低いウエットコンディションはおそらく経験がないだろうという事で、各車SCの後方でタイヤの熱入れに余念がない。6番手スタートのHanaが出遅れたが、最後尾になっていなかったので、SC中に元の位置まで戻ることができる。

ファイナルレースはセーフティーカースタートとなった

 コースコンディションを見きわめるようにSCランは3周目まで続き、ここでSCのフラッシュライト消灯、下野がSprintの時と同様にGR GTコーナー出口から加速を開始。コントロールラインを通過し4周目にはいったところからバトル開始。今回も2位翁長はうまく合わせ込んで0.763秒差で続く。3位斎藤も1.330秒差だ。4位以降もリスタート時のポジションを守って4周目を走る中で、13番手の平川が1周の間に前を行く選手を次々と仕留めて10位までポジションアップ、さらに5周目には織戸茉彩(TGM Grand Prix KC-MG01)も片付けて9位。

 トップ下野はただ一人ウオータースクリーンのないアドバンテージを活かして4周目に早くも2.330秒、5周目に3.066秒とギャップを築きあげていく。2位翁長と3位斎藤は0.999秒差。以下2.916秒差で佐々木、1.802秒差で佐藤、Hanaが佐藤と0.421秒と接近している。下野のペースは2位翁長より0.7秒以上速いラップタイムを刻んでいて6周目4.440秒、7周目5.264秒と独走状態に。各車ペースが上がってきているが、毎ラップ下野が最速ラップを更新し続けている。そして後方では平川が6周目に岩岡、7周目に山本龍(ARF⭐おさきにどうぞ⭐KC-MG01)をオーバーテイクして7位まで上がってきた。

 9周目、ダンロップコーナーへのブレーキングで、11位のSitarvee Limnantharak(INGING 2W Singha Sittipol Nexzter KC-MG01)が前を行く織戸に追突、Sitarveeはノーズを破損したまま再スタート。織戸も走り出すが19位までドロップ。そして下野は10周目にセクター1、セクター2と最速タイムを出して、コントロールライン上で1分54秒723と本日のファステストラップを叩き出して2位翁長との差を7.551秒まで拡大。翁長は一時1.5秒以上引き離していた斎藤に0.652秒と迫られていたが、ここで踏ん張りオーバーテイクのチャンスは与えず11周目も0.638秒差でファイナルラップ突入。

 下野は最後わずかにペースを緩めたがそれでも差を広げ、最終的に9.456秒の大差でチェカードフラッグの下を通過。危なげない勝利を飾った。翁長対斎藤の2位争いはテール・ツー・ノーズ状態で続いたが斎藤は0.427秒届かずで、翁長2位、斎藤3位に。以下4位佐々木、5位佐藤、6位Hanaというトップ6となった。

 新たにフォーミュラマシン「KC-MG01」を導入した2025年KYOJO CUPはこれにてシーズン終了。下野は今シーズン5大会10レースで8勝をマーク。シリーズポイントは149点と2位の翁長98点に大差をつけて、新生KYOJO CUPの初代チャンピオンを獲得した。

ファイナルレース優勝は下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)

ファイナルレース2位は翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)

ファイナルレース3位は斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)

ファイナルレース4位は佐々木藍咲(LHG KDDP KC-MG01)

ファイナルレース5位は佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)

ファイナルレース6位はハナ・バートン(BigBoss W TOM'S KYOJO KC-MG01)

ファイナルレースの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

KYOJO CUP

第5戦富士ファイナル結果

富士チャンピオンレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/11/09) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2025 KYOJO CUP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
LapTimeBehindGap
186下野 璃央Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01
Dr.Dry with ITOCHUENEX WECARS TEAM IMPUL
1226'34.332--
27翁長 実希Kids com KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
1226'43.788 9.456 9.456
31斎藤 愛未BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01
BigBoss W TEAM TOM’S
1226'44.215 9.883 0.427
48佐々木 藍咲LHG KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
1226'52.39218.060 8.177
538佐藤 こころOPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING
1226'54.67920.347 2.287
637ハナ・バートンBigBoss W TOM'S KYOJO KC-MG01
BigBoss W TEAM TOM'S
1226'56.94222.610 2.263
74平川 真子docomo business ROOKIE KC-MG01
docomo business ROOKIE
1227'01.05926.727 4.117
833岩岡 万梨恵FUKUDA racing KC-MG01
FUKUDA racing
1227'08.83334.501 7.774
912細川 由衣花富士山静岡レーシングKC-MG01
富士山静岡レーシング
1227'14.18239.850 5.349
1017白石 いつもAIWIN Re-Kobe KC-MG01
AIWIN Re-Kobe
1227'15.36441.032 1.182
1132金本 きれいミハラ自動車エムクラフトRT KC-MG01
MIHARA RACING TEAM
1227'16.80642.474 1.442
1239富下 李央菜OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING
1227'18.68444.352 1.878
1353池島 実紅TGM Grand Prix KC-MG01
TGM Grand Prix
1227'19.13244.800 0.448
1487山本 龍ARF☆おさきにどうぞ☆KC-MG01
Autolook Racing
1227'20.32845.996 1.196
1510フレイム・アイリッカラCUBE FUNDER KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
1227'30.07855.746 9.750
1646永井 歩夢NBAありそ鮨しKYOJOフォーミュラKC-MG01
Dojo Racing
1227'35.2201'00.888 5.142
1755織戸 茉彩TGM Grand Prix KC-MG01
TGM Grand Prix
1227'39.5561'05.224 4.336
18*59シタルウイ・リムナンタラクINGING 2W Singha Sittipol Nexzter KC-MG01
INGING 2W Zoomies Singha Sittipol Nexzter
1227'51.9261'17.59412.370
1957ジャオ ユンチェンATEAM Buzz Racing KC-MG01
ATEAM Buzz Racing
1227'53.3911'19.059 1.465
---- 以上規定周回数(70% - 8 Laps)完走 ----
-9ケルシー・ピンコウスキーSatisPie KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
39'30.8119Laps9Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 86 下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01) 1'54.723 (10/12) 143.187 km/h
  • CarNo. 59は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条5.1.a/b(他車への衝突行為+コースアウト)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。

KYOJO CUP

第5戦富士スプリントドライバーコメント 優勝・下野璃央「タイヤ暖めるのに疲れました」

優勝 下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)

スプリント優勝の下野璃央(Dr.Dry with ITOCHUENEX WECARS TEAM IMPUL)

 「(SCが長かった?)『この周でリスタート』と思っていたのより1周多くて、タイヤ暖めるのに疲れました(笑)。でもリスタート無事に切ることができてよかったです。(安定していた?)けっこう集中力も高かったですし、毎回なのですが、今年はけっこういいメンタル状態で、できていると思います。それは自信とかからくるのですかね? 明日は雨ですけれど(苦笑)。第4大会のスプリントも雨で勝てたので、頑張ります」

2位 翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)

スプリント2位の翁長実希(Kids com Team KCMG)

 「スタートはよく反応できて、その後はしっかり。1コーナーは無理せずついて行ったのですが、早めに愛未ちゃんを抜いて行こうとヘアピンで仕掛けて、抜くことができました。そこからSC入ってきてしまったので、またタイヤ暖めからやりなおしました。リスタートはちょっと反応しきれない部分があって、少し差があったのですが、そこから置いて行かれるシチュエーションになってしまって。内圧もちょっと低めで出て行ったので、最後にフィーリングよくなったのですが、上がり切らないで終わってしまったな、という感じです。リスタートは落ち着いて集中していきました」

3位 斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)

スプリント3位の斎藤愛未(BigBoss W TEAM TOM’S)

 「スタートではタイヤが暖まり切っていなくて。Aコーナーうまく回れなかったことで接近されて抜かれてしまったので、明日はもっと気合入れて(笑)頑張ろうと思います。(雨は慣れている?)この間練習したときも雨で走れたので、しっかり走れると思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Mizune NOINE

KYOJO CUP

第5戦富士スプリント SCラン明けも盤石の下野璃央が優勝

スプリントトップ3のドライバーたち

 KYOJO CUP Round5 Sprintが11月8日(土)富士スピードウェイで行われ、予選トップからスタートの下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)が優勝。Finalでのポールポジションを獲得した。

 今シーズンのKYOJO CUPはひとつのラウンドが予選、Sprint、Finalで構成されており、今回のRound 5では土曜日に予選とSprint、日曜日にFinalが行われる。Sprintは10周で争われ上位8人にシリーズポイントが付与される。

 また、スターティンググリッドについては向かって右の1番が空グリッドとなり、トップタイムを出した下野が2番グリッドにつくことになる。

 午前中の予選結果に対して、走路外走行複数回によるペナルティによるスターティンググリッドの変動があり、上位では4番手タイムを出した佐々木藍咲(LHG KDDP KC-MG01)が8番手へ、5番手タイムの佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)が9番手へ、それぞれ4グリッドずつの降格になった。これによって、4番手は白石いつも(AIWIN Re-Kobe KC-MG01)、5番手に金本きれい(ミハラ自動車エムクラフトRT KC-MG01)がそれぞれ繰り上がった。なお池島実紅(TGM Grand Prix KC-MG01)はトラブルにより不出走となり19台で10周のスプリントレースが行われる。

 午後2時40分、フォーメーションラップ開始。KYOJOはローリングスタートでレースが始まる。時折陽が差すことがあるが天候は曇り。気温13度のドライコンディション。各車タイヤに熱をいれながらスタートを待つ。ここで5番手スタートの金本がTGRコーナーからの立ち上がりで単独スピン。ガードレールに接触してフロントを破損してストップ。幸い止まった個所がガードレールの開口部だったのでただちに移動され、ペースカーは1周で退きグリーンシグナル点灯、レーススタート。

スプリントレースがスタートした

 ポールシッター下野、2番手斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)、3番手 翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)と上位はクリーンスタート。後方で加速がよかったのが7番手スタートの平川真子(docomo business ROOKIE KC-MG01)で、スルスルと上位に進出するとTGRコーナーへのブレーキングでアウトから大外刈りで4位の白石に並びかけると4位を争ってコカ・コーラコーナーへとターン、インの平川が僅かに前に出る。

 しかしここで両車僅かに接触、白石はスピン。さらに後方でもコーナーアウト側に複数台が飛び出して接触やスピンを誘発してしまう。白石の他、金本、永井歩夢(NBAありそ鮨しKYOJOフォーミュラ KC-MG01)、富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)、Kelsey Pinkowski(SatisPie KDDP KC-MG01) 、Flame Airikkala (CUBE FUNDER KDDP KC-MG01)の6台が何らかのダメージを負ってその場でストップ。平川と細川由衣花(富士山静岡レーシング KC-MG01)は再スタートを切ったが最後尾。ただちにセーフティカー(SC)が投入され、車両の移動作業が開始される。この時点での上位はトップ下野、SC投入が宣言されるまでの間に翁長が斎藤とオーバーテイクしており2位翁長、3位斎藤。4位佐々木と続き、コカ・コーラコーナーでの混乱をかいくぐって5位にBurton Hana(BigBoss W TOM'S KYOJO KC-MG01)、6位佐藤が順位を上げている。

 SCランは5周目まで続き、レース折り返しの6周目からリスタート。トップを先導する下野は5周目のGR GTコーナーから加速を開始。これに2位以下もうまく合わせて、コントロールライン上では2位翁長0.623秒差、3位斎藤1.267秒差でレース再開。4位以降もそれぞれ0.4秒程度の間隔でバトルを再開。しかし下野は「タイヤが冷えている間も速い」という評判通りさっそくリードを拡大。6周目を終えると2位翁長に早くも1.140秒の差、3位斎藤は1.972秒差だ。リスタートで順位を上げたのが山本龍(ARF⭐おさきにどうぞ⭐KC-MG01)で、織戸茉彩(TGM Grand Prix KC-MG01)を仕留めて9位にポジションアップ。

 7周目、トップ下野は1分45秒298のラップタイムで翁長との差を1.606秒に拡大。後方では佐藤がHanaをTGRコーナーでアウトからオーバーテイクして5位に上がる。TGRコーアーでは岩岡万梨恵(FUKUDA racing KC-MG01)もSitarvee Limnantharak(INGING 2W Singha Sittipol Nexzter KC-MG01)を仕留めて7位へアップ。下野は8周目もラップタイムを更新、45秒274で翁長と2.301秒の差とする。

 下野はファイナルラップもペースを緩めることなく1分45秒台で走行しトップチェッカー。最後に45秒268と下野を0.001秒上回るファステストラップを出して意地を見せた2位翁長だが2.276秒の差がついた。以下3位斎藤、4位佐々木、5位佐藤、6位Hanaというトップ6となった。

 Sprintのリザルトをもって明日11月9日(日)午後1時にスタートするFinalのスターティンググリッドが決定。ポールポジションから出る王者下野に挑む選手が現れるか?

スプリント優勝は下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)

スプリント2位は翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)

スプリント3位は斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)

スプリント4位は佐々木藍咲(LHG KDDP KC-MG01)

スプリント5位は佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)

スプリント6位はハナ・バートン(BigBoss W TOM'S KYOJO KC-MG01)

スプリントで優勝した下野璃央と星野一樹監督、鉢呂敏彦オーナー

スプリントレースの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE

KYOJO CUP

第5戦富士スプリント結果

富士チャンピオンレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/11/08) Sprint Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 KYOJO CUP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
LapTimeBehindGap
186下野 璃央Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01
Dr.Dry with ITOCHUENEX WECARS TEAM IMPUL
1023'24.974--
27翁長 実希Kids com KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
1023'27.250 2.276 2.276
31斎藤 愛未BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01
BigBoss W TEAM TOM’S
1023'28.346 3.372 1.096
48佐々木 藍咲LHG KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
1023'30.254 5.280 1.908
538佐藤 こころOPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING
1023'32.045 7.071 1.791
637ハナ・バートンBigBoss W TOM'S KYOJO KC-MG01
BigBoss W TEAM TOM'S
1023'35.80210.828 3.757
787山本 龍ARF☆おさきにどうぞ☆KC-MG01
Autolook Racing
1023'39.89314.919 4.091
8*33岩岡 万梨恵FUKUDA racing KC-MG01
FUKUDA racing
1023'42.18117.207 2.288
955織戸 茉彩TGM Grand Prix KC-MG01
TGM Grand Prix
1023'42.48017.506 0.299
1059シタルウイ・リムナンタラクINGING 2W Singha Sittipol Nexzter KC-MG01
INGING 2W Zoomies Singha Sittipol Nexzter
1023'43.90118.927 1.421
1112細川 由衣花富士山静岡レーシングKC-MG01
富士山静岡レーシング
1023'47.55822.584 3.657
1257ジャオ ユンチェンATEAM Buzz Racing KC-MG01
ATEAM Buzz Racing
1023'51.48026.506 3.922
13*4平川 真子docomo business ROOKIE KC-MG01
docomo business ROOKIE
1024'09.92544.95118.445
---- 以上規定周回数(70% - 7 Laps)完走 ----
-17白石 いつもAIWIN Re-Kobe KC-MG01
AIWIN Re-Kobe
0-10Laps10Laps
-32金本 きれいミハラ自動車エムクラフトRT KC-MG01
MIHARA RACING TEAM
0-10Laps-
-46永井 歩夢NBAありそ鮨しKYOJOフォーミュラKC-MG01
Dojo Racing
0-10Laps-
-39富下 李央菜OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING
0-10Laps-
-9ケルシー・ピンコウスキーSatisPie KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
0-10Laps-
-10フレイム・アイリッカラCUBE FUNDER KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
0-10Laps-
-53池島 実紅TGM Grand Prix KC-MG01
TGM Grand Prix
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 7 翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01) 1'45.268 (10/10) 156.047 km/h
  • CarNo. 33は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条1(危険な追い越し)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 4は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条5.1.a/b(他車への衝突行為+コースアウト)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。

KYOJO CUP

第5戦富士公式予選ドライバーコメント 2位・斎藤愛未「決勝になるとまた違った景色が見えてくる」

※予選直後のコメント

ポールポジション 下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)1分44秒707(コースレコード)

ポールポジションの下野璃央(Dr.Dry with ITOCHUENEX WECARS TEAM IMPUL)

 「昨日の練習から調子は悪くなかったので、想定通りのタイムです。シーズンはじめよりもみんなタイム差が縮まってきて、いつトップ取られてもおかしくないような状態が第3大会くらいから続いていたので、緊張はずっとしていたのですが、無事に(第4大会で)チャンピオンを取れて、この最終戦はちょっと気楽に行けますね」

2位 斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)1分44秒923(+0.216秒)

予選2位の斎藤愛未(BigBoss W TEAM TOM’S)

 「(タイヤの)ピークはしっかり使えたのですが。『たられば』になりますが、スリップ(ストリーム)が使えない位置にいたので、使いたかったなと思います。でも下野選手も単独でタイム出しているので、そういう意味では単純にコンマ2秒足りなかったのだなと思います。決勝になると周回数が伸びて、一発(のタイム勝負)ではないので、そこはまた違った景色が見えてくるのかなと考えています」

3位 翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)1分45秒001(+0.294秒)

予選3位の翁長実希(Kids com Team KCMG)

 「自分で思ったようには走れなくて、ベストなタイムを出せなかったので、そこは悔しいです。ホントはもっとタイム出たでしょうね。そこを出し切れなかったのが残念です。決勝はベストを尽くすだけです」

4位(8番手へ降格)佐々木藍咲(LHG KDDP KC-MG01)1分45秒115(+0.408秒)

予選4位の佐々木藍咲(Kids com Team KCMG)

 「フィーリングはよくなくて、四脱とか飛び出したりとか結構多かったので、そこがうまくまとめ切れなかったのが悔しいと思います。タイムはいろんなところで詰める余地がまだあって、Aコーナーとか第3セクターとかまだけっこう余っているところがあって、そこをもっと詰められれば上にいけたかなと思います」

13位 岩岡万梨恵(FUKUDA racing KC-MG01)1分45秒803(+1.096秒)

予選13位の岩岡万梨恵(FUKUDA racing)

 「今まで一番、トップとの差が1秒程度で、今回目標の10番手以内に行けたかなと思ったのですが、全然そんなこともなく、その差で今ちょっと落ち込んでいます(苦笑)13位の呪いが切れません。決勝は前にいるひとたちとコンマ1、2とか差があまりないので、落ち着いて淡々と行くだけかなと思います」

Text & Photo: Junichi SEKINE

KYOJO CUP

第5戦公式予選 下野璃央がポールポジションを獲得

ポールポジションは下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)

 今年から新たにフォーミュラマシン「KC-MG01」によるシリーズとなった「KYOJO CUP」。シーズン最終戦となるRound5が11月8日(土)富士スピードウェイで行われ、上位9台がコースレコードを更新する激しい予選で、すでにRound4で王座獲得を決めている下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)がポールポジションを獲得した。

 10月のRound4から約1カ月のインターバルで迎えた本大会には20台がエントリー。シリーズチャンピオンは確定しているが、今シーズンの締めくくりということで各選手気合が入っている。

 20分間の予選は定刻の午前9時30分コースオープン。天候は曇りで気温12度、路面はドライコンディションだ。ここまでドライコンディションだった第2戦、第3戦でマークされたベストタイムは1分45秒台だが、昨日の練習走行では1分44秒台が出ていたという事で、今日の予選でレコードブレイクが期待される。

 各車ウオームアップから残り時間14分、計測3周目で下野が早くも1分45秒818をマーク、2番手は昨年のVITAによるKYOJOシリーズチャンピオンの斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)が46秒347で続く。3番手佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)、4番手金本きれい(ミハラ自動車エムクラフトRT KC-MG01)と続いている。

残り12分40秒、下野が1分45秒320と、早くも斎藤が第2戦で出した45秒343を上回るコースレコードを出す。2番手には佐々木が45秒563で上がってくるが、すかさず佐藤が45秒402で逆転、斎藤も45秒665と自己ベストを更新するも4番手にドロップ、5番手 白石いつも(AIWIN Re-Kobe KC-MG01)45秒914、6番手平川真子(docomo business ROOKIE KC-MG01)46秒184。

 下野は続く周回で1分45秒167までレコードタイムを短縮するが、残り10分50秒に斎藤がこれを上回る45秒036を叩き出して元レコードホルダーの意地を見せる。さらに佐藤が45秒204で3番手、白石も4番手の45秒326と次々レコードブレイクする。5番手永井歩夢(NBAありそ鮨しKYOJOフォーミュラ KC-MG01)45秒446、6番手翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)544とポジションアップ。

 残り10分を切って予選は後半戦。下野は第1セクター、第2セクターと全体ベストを出すと1分44秒781と1分44秒台へレコードタイムを引き上げてトップを奪回。斎藤も44秒960と44秒台に入れるが2番手。3番手佐藤に続く4番手には45秒218の翁長、5番手45秒230の金本きれい(ミハラ自動車エムクラフトRT KC-MG01)6番手45秒326の白石とここまでが従来のレコードタイムを上回っている。下野はここでピットイン、タイヤの内圧を調整するとピットアウト。

 残り5分を切って佐々木藍咲(LHG KDDP KC-MG01)1分45秒212までタイムアップ、翁長を上回り4番手へ浮上。白石も45秒219と自己ベストを短縮するが6番手変わらず。5番手に落ちた翁長だが残り3分に45秒001と44秒台に迫るタイムで3番手へ浮上する。4番手佐々木45秒115、5番手佐藤45秒135、6番手白石45秒219と続く。

 チェカードフラッグが振られて20分間の予選が終了。最後のタイムアタックで下野はさらにタイムを短縮。1分44秒707と従来の記録を0.636秒上回るコースレコードを叩き出してポールポジションを決めた。以下斎藤~翁長~佐々木~佐藤~白石というトップ6に加えて、7番手金本、8番手永井、9番手平川までがこれまでのレコードを超えるハイペースな予選となった。

 この後10周のSprintが本日の午後2時40分スタート予定。12周のFinalは明日11月9日(日)午後1時スタート予定だ。

予選2位は斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)

予選3位は翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)

予選4位は佐々木藍咲(LHG KDDP KC-MG01)

予選5位は佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)

予選6位は白石いつも(AIWIN Re-Kobe KC-MG01)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

KYOJO CUP

第5戦富士公式予選結果

富士チャンピオンレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/11/08) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 KYOJO CUP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosDriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
186下野 璃央Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01
Dr.Dry with ITOCHUENEX WECARS TEAM IMPUL
R1'44.707--156.883
21斎藤 愛未BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01
BigBoss W TEAM TOM’S
R1'44.923 0.216 0.216156.561
37翁長 実希Kids com KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
R1'45.001 0.294 0.078156.444
4*8佐々木 藍咲LHG KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
R1'45.115 0.408 0.114156.275
5*38佐藤 こころOPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING
R1'45.135 0.428 0.020156.245
617白石 いつもAIWIN Re-Kobe KC-MG01
AIWIN Re-Kobe
R1'45.219 0.512 0.084156.120
732金本 きれいミハラ自動車エムクラフトRT KC-MG01
MIHARA RACING TEAM
R1'45.230 0.523 0.011156.104
846永井 歩夢NBAありそ鮨しKYOJOフォーミュラKC-MG01
Dojo Racing
R1'45.321 0.614 0.091155.969
94平川 真子docomo business ROOKIE KC-MG01
docomo business ROOKIE
R1'45.326 0.619 0.005155.961
1053池島 実紅TGM Grand Prix KC-MG01
TGM Grand Prix
1'45.375 0.668 0.049155.889
1139富下 李央菜OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING
1'45.377 0.670 0.002155.886
1237ハナ・バートンBigBoss W TOM'S KYOJO KC-MG01
BigBoss W TEAM TOM'S
1'45.441 0.734 0.064155.791
1333岩岡 万梨恵FUKUDA racing KC-MG01
FUKUDA racing
1'45.803 1.096 0.362155.258
14*10フレイム・アイリッカラCUBE FUNDER KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
1'45.879 1.172 0.076155.147
1559シタルウイ・リムナンタラクINGING 2W Singha Sittipol Nexzter KC-MG01
INGING 2W Zoomies Singha Sittipol Nexzter
1'45.961 1.254 0.082155.027
16*55織戸 茉彩TGM Grand Prix KC-MG01
TGM Grand Prix
1'46.284 1.577 0.323154.556
1712細川 由衣花富士山静岡レーシングKC-MG01
富士山静岡レーシング
1'46.339 1.632 0.055154.476
18*87山本 龍ARF☆おさきにどうぞ☆KC-MG01
Autolook Racing
1'47.167 2.460 0.828153.282
19*57ジャオ ユンチェンATEAM Buzz Racing KC-MG01
ATEAM Buzz Racing
1'47.325 2.618 0.158153.057
209ケルシー・ピンコウスキーSatisPie KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
1'47.652 2.945 0.327152.592
---- 以上基準タイム(130% - 2'16.340)予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'45.343)を更新した。
  • CarNo. 8, 38, 57は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3(走路外走行複数回)により、4グリッド降格のペナルティーを科す。
  • CarNo. 10, 55は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3(走路外走行複数回)により、3グリッド降格のペナルティーを科す。
  • CarNo. 87は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3(走路外走行複数回)により、5グリッド降格のペナルティーを科す。

VITA筑波

第5戦筑波決勝ドライバーコメント 2位・ICHIRO KIMURA「スタートが決まった、もうそれだけです」

優勝 兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)

優勝した兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)

 「スタートも無事に決めることができて、その後のペースも悪くなかったので。何台かラップダウンにも無事にできたし、自分のベストを尽くしてウエットの中ではいいレースができたのではないかな、と思います。これで筑波シリーズ5戦5勝、すべてファステストも出せたと思います。最終戦は出場できないので、また来年出られたらなと思います」

2位 ICHIRO KIMURA(KOO'ON with ABBEY)

決勝2位のICHIRO KIMURA(KOO'ON with ABBEY)

 「スタートが決まった、もうそれだけです(笑)。それがすべてだったかもしれません。西濱さん速いから(苦笑)、もう焦りました。でも楽しかったです。最後までフェアにしていただいて、楽しかったです」

3位 西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

決勝3位の西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

 「スタートでKIMURAさんに前に出られてしまって、様子見ながら走っていたのですが。最後2回ぐらいアタックのチャンスがあったけれど、行ききらず、という感じでしたね。KIMURAさん上手なドライビングしていたし、フェアなバトルだったので、楽しめました。雨の中鈴鹿から来てそれほど経験のない人に先に行かれてしまったのは反省で、もっと勉強しなければいけないな、と思うのですが、いいレースだったし悔しくはないです」

4位 樋尻勝利(ABBEY★BON)

決勝4位の樋尻勝利(ABBEY★BON)

 「どこのラインを走ったら一番タイムが上がっていくのかを探りながらでした。前半はちょっとラインをずらしていたのですが、後半は雨のラインを走るように心掛けました。(後ろからのプレッシャーは?)後ろはもう見る余裕なくて、前の2位と3位の人をずっと見ていました。あそこがやりあっている間にちょっとでも近づきたいと思っていたのですが」

5位 並木海和(ViVa ETA VITA)

決勝5位の並木海和(ViVa ETA VITA)

 「僕のペースが後ろの2台より遅くて、ずっとせっつかれていました。後ろのサトウさんもHanaさんがバトルしてくれていたので、なんとか順位をキープしてゴールできました。ヘアピンでぜんぜんグリップが感じられなくて、めちゃ遅かったです(苦笑)。なんとかブロックして、という感じでした」

6位 サトウタカヒロ(TIPO ETA VITA)

決勝6位のサトウタカヒロ(TIPO ETA VITA)

 「終盤に1台どうにかパスできて、その後前に詰まってしまって抜くことができなかったのですが。スタートもうまく行ったような、行ってないような感じで。チャンスは何回かあったけれど、そこで僕も失敗したりして、あまりうまく行かなかったな。でも10番手スタートだから、ポジションは上げられたので、よかったかなとは思っています。この順位で納得はしていませんがので、もうちょっと上げたいですね。(Hanaへのオーバーテイクはきれいだったが?)でも最終ラップに失敗してしまって、またオーバーテイクされかけて、最終コーナーに2ワイドで入って行って、どうにかそこで前に出ることができたので、ぎりぎりポジション上げられたという感じです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

VITA筑波

第5戦筑波決勝 兒島弘訓がポール・ツー・ウインの完勝でシリーズチャンピオンを確定

優勝は兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)

 VITA筑波シリーズ第5戦決勝は10月26日(日)に行われ、ポールポジションからスタートの兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)がホールショットを奪うとそのまま後続を引き離してぶっちぎりで18周を走り切りフィニッシュ、開幕5連勝でシリーズチャンピオンを決めた。

 第5戦決勝は午前10時52分にフォーメーションラップ開始。依然として小雨が降り続け、気温15.4度、路面温度17.5度と肌寒いコンディション。予選時に比べると路面の水量はかなり減っているように見える。予選終了から約2時間と慌ただしいタイムスケジュールで各車準備を整える。スターティンググリッドへの試走で本日鬼門の第2ヘアピン出口で樋尻勝利(ABBEY★BON)が姿勢を乱してスピン、タイヤバリアに接触する一幕もあったが無事にコースに戻り6番グリッドについてレーススタート。

決勝がスタートした

 ポールポジションの兒島が好スタートでホールショットを奪ったのに対してフロントロウから出た西濱康行(ETA白波ワークスVITA)の出足が鈍く、逆に蹴り出しのよかった3番手スタートのICHIRO KIMURA(KOO'ON with ABBEY)がストレートで前に出て2位を奪って第1コーナーへ。さらに後方では5番グリッドのBurton Hana(Circuit Orange)の加速が鈍く、6番手スタートの樋尻と7番手スタートの山本龍(お先にどうぞ⭐︎VITA)が先行する。樋尻はその勢いのままに4番手スタートの並木海和(ViVa ETA VITA)とサイド・バイ・サイドで第1コーナーを立ち上がるとS字の進入でオーバーテイク、4位に上がる。

 下位グループでも10番手スタートのサトウタカヒロ(TIPO ETA VITA)が第1コーナーで8位に上がると7位にドロップしたHanaを追い立てるが、焦りが出たか第2ヘアピンからの立ち上がりで姿勢を乱して一瞬失速。逆に渡邉顕(ELEVレーシングVITA01)を前に出してバックストレートへ。しかし今度は渡邉が最終コーナー入り口でコースオフ、すぐにコースに復帰したものの最下位まで順位を落としてしまう。

 オープニングラップを終えてトップ兒島は2位KIMURAに0.812秒の差。3位7西濱はそこから1.123秒離されて、0.517秒差で追う4位樋尻のプレッシャーにさらされている。5位#木はそこからやや離されトップから4.313秒差。その0.320秒後方6位で山本がチャンスを伺っている。

 2周目に入り兒島はさらに加速、セクター1、2、3とギャップを築いてKIMURAとの差を1.346秒に拡大。3位西濱と4位樋尻は0.5秒差と依然接近戦。5位並木を挟んで6位の山本に対してHanaが接近。バックストレートで前に出て最終コーナー手前で6位を奪い返すことに成功。ここで失速した山本サトウ、土屋伊津季(ディープレーシングVITA)が次々とオーバーテイク。7位サトウ、8位土屋の順となり山本は9位までドロップ。

 順位変動こそ少ないがバトルが静かに進んでいる中で、トップ兒島は一人旅を続け、4周目1分12秒816、5周目12秒609、6周目12秒428と最速ラップを更新し続けて、7周目で2位 KIMURAとは8.011秒の大差。3位西濱、4位樋尻はそれぞれ前と1.388秒、1.956秒差とややギャップが拡がり単独走行に。そこから7秒以上後方で並木、Hana、サトウの5位グループはそれぞれ0.351秒、0.491秒の間合いとバチバチの接戦を演じている。

 この5位グループのバトルはレース後半戦に入っても続き、3台のギャップは8週目1.03秒、9周目0.479秒といよいよ三つ巴のテール・ツー・ノーズ状態。そして迎えた11周目、まずサトウがメインストレートの加速でHanaのスリップストリームから抜け出し、並走でコントロールラインを同タイムで通過すると第1コーナー入り口でインから攻略、6位に上がる。さらに12周目、13周目と前を行くチームメイト並木に接近、0.262秒まで肉薄する。

 そして中団のバトルに耳目が奪われている間に反転攻勢に出ていたのが3位西濱で、9周目に1.682秒まで開いていた2位KIMURAとの差を10周目1.157秒、11周目0.706秒、13周目0.496秒と削り取りプレッシャーをかける。

 トップ兒島は12周目にラップタイムを1分11秒台に入れて11秒933、さらに13周目に11秒795、14周目11秒727とタイムを削り突けて迎えたファイナルラップ。11秒499とこの日のファステストラップを叩き出して2位以下に21秒の大差をつけてフィニッシュラインを通過。圧倒的な速さで勝利を掴んだ。2位KIMURA、大差はついたがスタートでつかんだ2位のポジションを西濱から0.716秒の差で守り切り、1年ぶりの筑波で表彰台を獲得した。3位西濱、4位初めての筑波で健闘した樋尻。5位はサトウを0.7秒差に振り切った並木、サトウは10番手スタートから6位までポジションを上げた。

 優勝した兒島選手はこれで5戦すべてポール・ツー・ウイン、各レースのファステストラップも叩き出しての完勝で100ポイントを獲得。11月23日の最終戦は欠場とのことだがランキング2位の西濱選手とは36ポイントの差があり、最終戦を待たずにVITA筑波シリーズのチャンピオンが確定した。

 VITA筑波シリーズ最終戦は11月23日(日)に開催される。

決勝2位はICHIRO KIMURA(KOO'ON with ABBEY)

決勝3位は西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

決勝4位は樋尻勝利(ABBEY★BON)

決勝5位は並木海和(ViVa ETA VITA)

決勝6位はサトウタカヒロ(TIPO ETA VITA)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE

VITA筑波

第5戦筑波公式予選ドライバーコメント ポールポジション・兒島弘訓「ウオームアップしていたら予選が終わった」

ポールポジション 兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)1分15秒443

ポールポジションを獲得した兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)

 「コースに出る位置が前の方だったので、その恩恵もありますが、普通にウオームアップしていたら予選が終わったという感じなので(苦笑)なにがコレというところはないですね。ちょっと気になるのはニュータイヤの皮むきのタイミングの時の西濱さんのペースが割とよさそうだったので、そこは決勝のスタートの時のペースを意識して後ろを見ておかないといけないかな、という気はしました。チャンピオンに向けてはポールポジションからスタートできるので、いい材料とおもって、このまま全戦全勝で終われるように、頑張ります」

2位 西濱康行(ETA白波ワークスVITA)1分15秒766(+0.343秒)

予選2位の西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

 「雨の予選なんでね、トップを狙っているというよりはポジションをキープするというのが大事ですから。その意味ではライバルとの位置関係はいいところで予選を終えられたかなと思います。もっと走りたかったけれど、走れば走るほどリスクが高まるから、これでよかったのかな。(タイトル争いについては)予選タイムを見ても兒島さんだんだん離れていく感じがあって、逆転できるように頑張りますが、自力で行けるかは分からないですね」

3位手 ICHIRO KIMURA(KOO'ON with ABBEY)1分16秒201(+0.758秒)

予選3位のICHIRO KIMURA(KOO'ON with ABBEY)

 「何なんでしょう、予選であってなかったようで(笑)。路面は皆さんフロントが入らないのが苦労されているのがよくわかりました。自分もそうですが、その中でどこ(位置取り)が一番いいかを探すのが大変かな。決勝はこれ(雨)ですからね、精いっぱい最後まで無事に前について行きたいです」

4位 並木海和(ViVa ETA VITA)1分16秒352(+0.909秒)

予選4位の並木海和(ViVa ETA VITA)

 「1周しか走れずに終わったので、それでよかったのかな? 今回4位で、いつも9番とか10番なので、このまま予選が続いていたら順位下がったかもしれないので、赤旗でよかったのかなっていうのもちょっとありますね。決勝に向けては 目の前に同じチームの西濱さんがいるので、頑張ってついて行きたいですね」

5位 Burton Hana(Circuit Orange)1分16秒373(0.930秒)

予選5位のBurton Hana(Circuit Orange)

 「昨日も練習走行で路面がいい時に1周目で飛び出してしまったから(苦笑)ちょっと残念で。まだまだ限界まで行けていないと自分で分かっています。でもこういうレースに出るのはバトルとかの練習のために来ているから、ちゃんと限界で走って安全に帰ってくるのが目標です」

6位 樋尻勝利(ABBEY★BON)1分16秒756(+1.313秒)

予選6位の樋尻勝利(ABBEY★BON)

 「雨の日のニュータイヤなので、皮むきを先にしようかなと思って、それを重点に置いていたら、もう終わっちゃったって感じです(笑)」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

VITA筑波

第5戦筑波公式予選 赤旗連発でアタックチャンスがない中、兒島弘訓がポールポジションを獲得

 VITA筑波シリーズ第5戦予選は10月26日(日)に行われ、開幕4連勝中の兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)がポールポジションを獲得した。

 10月最後の週末の筑波サーキットは前日から雨ですっかり気温が下がり、肌寒い気候となっている。

15分間の予選は午前8時20分コースオープン。雨は相変わらず降り続いており気温14度、路面温度16度で、路面はウエットコンディションだ。

 前戦優勝の兒島を先頭に12台のVITAがコースインするが、第2ヘアピン進入でサトウタカヒロ(TIPO ETA VITA)がスピン。バリアに接触して止まってしまい、ただちに赤旗が提示。予選中断となる。

 サトウの車両が移動されて午前8時28分に残り時間12分から予選再開。雨はかなり小降りになってきて、各車仕切り直しに向けてウオームアップを始める。

 計測1周目、今回シリーズチャンピオン確定を狙う兒島が1分15秒433のトップタイム、2番手に現在シリーズ2位の西濱康行(ETA白波ワークスVITA)が15秒786で続く。3番手ICHIRO KIMURA(KOO'ON with ABBEY)16秒201、4番手並木海和(ViVa ETA VITA)16秒352、5番手筑波初見参のBurton Hana(Circuit Orange)16秒373、6番手こちらも初筑波の樋尻勝利(ABBEY★BON)16秒756と1分16秒台で続く。

しかしここでまたもアクシデント。第2ヘアピンへ向けて80Rを立ち上がる所で内田美保乃(miiisuke VITA)がスピン、芝生でストップ。さらに後続の渡邉顕(ELEVレーシングVITA01)もほぼ同じ場所でスピン、内田との接触は避けられたもののこちらもストップ。直前に行われたツーリングカーの予選でもアクシデントがあり、今回第2ヘアピンが鬼門になってしまった。ただちに赤旗が提示されて予選は再度中断。

2台の車両の移動作業が行われたが終了時点で残り時間4分を切っており、ここから再度コースインしてもタイムアタックの時間がないため、予選はここで終了ということになり、中断前の計測1周目のタイムで予選順位が確定。ポールポジションは兒島、0.343秒差で2番手西濱がフロントロウに並んだ。以下セカンドロウ3番手がKIMURA、4番手並木、3列目5番手Burton Hana(Circuit Orange)6番手樋尻と筑波初レース組が並んだ。

 なお予選タイムが計測できなかった、サトウ、渡邉、内田は決勝出場が認められ、それぞれ10、11、12番グリッドからスタートすることとなった。

 決勝は午前11時10分コースイン予定。雨は次第に小降りになる予報だがウエットレースになりそうだ。

Text: Junichi SEKINE

S-FJ鈴鹿・岡山

第5戦鈴鹿決勝ドライバーコメント 2位・酒井翔太「第1セクターは乗れていたが……」

優勝 箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)

優勝した箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)

 「スタートでは前の武者選手と杉田選手が接触して目の前でスピンされ、コースアウトしたのですが冷静に対処することができました。酒井選手はフルブレーキングするコーナーが遅かったので、そこれ合わせ込んでアウトから抜きました。残り全部勝てるように頑張りたいと思います」

2位 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

決勝2位の酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

 「スタートは最近得意で決まったので前に出ることができました。後ろの方でスピンがあったみたいなので、そこは冷やっとしました。第1セクターだけ乗れていて、2、3、4のセクターは自分でも分かるくらいまったく乗れていませんでした。昨日と比べて雨量も違うので乗れなかったのかと思います。ところどころミスもあったのでそこが課題です。リスタートは1コーナーでアウトから行けばなんとか粘れるだろうと思っていて、しっかり守り切れたのでよかったです。最終戦は吉田選手の前でゴールしないといけないので、気を抜かず頑張りたいと思います」

3位 吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)

決勝3位の吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)

 「スタートで、武者選手がまわったりごちゃごちゃがありましたが、ポジションは上げられませんでした。その後はペースがよかったのでそのまま上がっていき、SC後は酒井選手に追いついたんですが、彼のセクター1が速くて、その後のセクターでしか追いつくことができなかったので、抜くきっかけは無かったです。リスタート後はチャンスだったんですが、アウトを締められて、インからしかいけなかったので、そこは悔しかったです。西コースで追いつきましたが、ポイントランキングも考えると、飛び込むのはリスキーでした。最低限は持ち帰れたと思います。最終戦は勝ってチャンピオンを決めたいと思います」

4位 宮本颯斗(JAYLOCK)

決勝4位の宮本颯斗(JAYLOCK)

 「スタートでのクラッチミートはよかったんですが、S字区間でごちゃごちゃがあって、うまくいけなかったのがもったいなかったです。予選のフィーリングと比べてグリップが低くかったです。上位3人は新品のタイヤを入れていて、ぼくも入れようと思ったんですが、タイヤが売り切れていました。それが関係してると思うんですが、レースペースとかミスのなさとかで、レベルの違いがあるのかと思います。次の12月までは時間があるので、ドライでレインの速さの位置まで持っていって初めて勝負ができると思うので、パフォーマンスを改善したいと思います」

5位 西田光来(FTK・REV RACING GARAGE)

決勝5位の西田光来(FTK・REV RACING GARAGE)

 「スタートをミスしてしまったので、まだまだ課題は山積みです。無事帰ってこられたことと、スタート位置からポジションアップできたことはよかったです。初めての雨で前が見えなくて怖くてプッシュできてないのですが、トップとはまだ差があると思います。前の2台がコースアウトしたので5位に上がれました」

6位 土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)

決勝6位の土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)

 「昨日から比べるとよくなりました。スタートもリスタートも決まり、全体的にレースはまとめ切れたと思います。HRSのスクールを受講しているので、その結果によりますが、12月の最終戦も出る予定です」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

S-FJ鈴鹿・岡山

第5戦鈴鹿決勝 箕浦稜己が鈴鹿初優勝 酒井翔太と吉田馨のチャンピオン争いは最終戦へ

SCが退きリスタート後の1コーナー

 スーパーFJ鈴鹿・岡山シリーズ第5戦は10月5日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、予選3位からスタートした箕浦稜己がウエット路面で躍動、鈴鹿初優勝を飾った。

 決勝は、午後4時25分にフォーメーションラップが始まった。午後には一時激しい雨に見舞われたが、その雨もほぼ上がった。しかし路面はフルウエットで、26台(うちジェントルマンクラス4台)が1周を回ってグリッドに着いた。

決勝がスタートした

 ポールポジションの武者利仁(KF MOTORSPORT KKS-2)はスタートをミス。1コーナーではインから酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)の先行を許す。2位には武者、3位には箕浦が続く。ここでアウトから猛然とまくってきたのが予選4位の杉田悠真(LAPS with REV RACING GARAGE)。2コーナー出口では箕浦をパスし、2位の武者に襲いかかる。しかしS字コーナーで武者と杉田は接触。武者はスピンして復帰するも後続に飲まれてしまう。箕浦はこの接触を避けるためコースを外れたものの2位に浮上した。

 オープニングラップの順位は、トップ酒井、0秒3差で2位箕浦、3位さらに3秒1差で予選6位から吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)が、4位杉田、予選順位のまま5位宮本颯斗(JAYLOCK)、予選7位から6位西田光来(FTK・REV RACING GARAGE)が続く。

 2周目、トップ酒井に2位箕浦が急接近。シケイン立ち上がりで酒井の背後につけると、3周目の1コーナーでアウトから酒井をパス。トップに立った。

 ここで2周目の130Rでタイロッドを折ってコース脇にストップしていた藤井翔太(Drago CORSE)のマシンを排除するためセーフティーカー(SC)が導入される。

 SC中の順位は、トップ箕浦、2位酒井、3位吉田、4位杉田、5位宮本、6位には予選9位から伊藤駿(Hobbybase&zapED)が上がってきた。

 SCは5周を回って退き、レースは6周目から残り5周で再開された。ここではトップの箕浦がリスタートを決め、後続を0秒4離してコントロールラインを通過。2位酒井の背後には3位の吉田が張り付く。しかし酒井は1コーナーで水はけのいいアウト側を死守。吉田はグリップの劣るイン側にマシンを振るしかなく、ここでの逆転はならなかった。また、4位を走る杉田は武者との接触でアライメントが狂ったため、ペースが上がらず苦しい。130Rでは、宮本に順位を明け渡し5位に落ちた。

 7周目、トップ箕浦と2位酒井との差は1秒3と開いた。2位争いは一進一退。東コースの第1セクターで速い酒井が吉田との差を広げるが、2~4セクターで速い吉田が酒井に迫るという展開がこの後も繰り返される。ペースの上がらない杉田は130Rで西田にかわされ5位に落ちた。

 トップ箕浦は、この後も2位以下との差を広げ、最終ラップにはペースを落としたものの2位以下との差を1秒5と開いて鈴鹿初優勝を飾った。

 2位酒井と3位吉田の接近戦は、決め手がなくこのままの順位、0秒389差でゴールを迎えた。大きく遅れて4位には宮本が入り、自己最高位でフィニッシュ。5位には西田が入り、6位には8周目に杉田をかわした土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)が入った。

 ジェントルマンクラスは総合で16位に入った山根一人(光精工TK-Sport MYST)が、ポールトゥウインで優勝した。

 箕浦はここまで2度のポールポジションを獲得するも決勝ではアクシデントや失格で涙を飲み、最高位が5位と振るわなかった。ここにして、ようやく本来のスピードを証明することとなった。

 チャンピオンシップ争いでは、2位に入った酒井が82とポイントを伸ばしトップのまま、3位に入った吉田は67ポイントで2位につけ、チャンピオン争いはこの2人に絞られた。一見、大きな差のように見えるがJAF地方選手権は開催数80%(小数点以下四捨五入)の有効ポイント制のため6戦中、上位5戦のポイント合計で争われる。このためすべて表彰台に登っている酒井は2位以上に入らないと加点できない一方、吉田は1戦リタイアしているためすべてのポイントが合計される。このため酒井も吉田も優勝すれば自力チャンピオン。吉田が3位以下の場合は、酒井は順位に関係なくチャンピオン。酒井が4位以下の場合、吉田は2位以上がチャンピオン獲得の条件となる。

 最終第6戦は、12月7日にここ鈴鹿サーキットで決勝が行われる。酒井と吉田のチャンピオン争いに注目が集まるが、今日優勝した箕浦、接触で後退したもののポールポジションからスタートした武者、杉田など優勝候補は多い。彼らの動向も含めチャンピオン争いは予断を許さない展開になりそうだ。

酒井翔太と吉田馨の2位争い

優勝は箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)

決勝2位は酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

決勝3位は吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)

決勝4位は宮本颯斗(JAYLOCK)

決勝5位は西田光来(FTK・REV RACING GARAGE)

決勝6位は土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)

優勝した箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNSIHI

S-FJ鈴鹿・岡山

第5戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿チャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2025/10/05) Final Race Weather:Cloudy/Rain Course:Wet
2025 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
156箕浦 稜己MYST SEIDOYA KK-SII
MYST KK-S2
1028'09.060--
222酒井 翔太ファーストガレージKK-S2
MYST KK-S2
1028'10.599 1.539 1.539
36吉田 馨TAKE FIRST KKS-2
MYST KK-S2
1028'10.988 1.928 0.389
412宮本 颯斗JAYLOCK
MYST KK-S2
1028'15.962 6.902 4.974
58西田 光来FTK・REV RACING GARAGE
MYST KK-S2
1028'17.075 8.015 1.113
611土橋 皇太Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
1028'19.38510.325 2.310
710杉田 悠真LAPS with REV RACING GARAGE
MYST KK-S2
1028'21.02711.967 1.642
838伊藤 駿Hobbybase&zapED
MYST KK-S2
1028'21.49912.439 0.472
913武者 利仁KF MOTORSPORT KKS-2
MYST KK-S2
1028'21.78112.721 0.282
1051永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-S2
1028'23.21114.151 1.430
1155板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
1028'29.32520.265 6.114
1288八巻 渉中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
1028'30.88621.826 1.561
1357東 慎之介サンセルモMYST/ORM
MYST KK-S2
1028'31.29522.235 0.409
143堀 隼登レヴレーシング3
MYST KK-S2
1028'33.54824.488 2.253
1553石井 大雅ファーストガレージ制動屋SII
MYST KK-S2
1028'34.40125.341 0.853
1647G1山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
1028'35.18326.123 0.782
1761一宮 總太朗MYST KK-SII
MYST KK-S2
1028'41.76432.704 6.581
1817G2中嶋 匠AVIATOR A ONE
MYST KK-S2
1028'43.03033.970 1.266
197小野原 悠レヴレーシングガレージwith LAPS
MYST KK-S2
1028'43.99034.930 0.960
205河野 晃大レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1028'45.40236.342 1.412
214G3古里 拓FLEETレブレーシングガレージ
MYST KK-S2
1028'47.01537.955 1.613
229G4上吹越 哲也FTKレヴレーシング
MYST KK-S2
1028'48.44739.387 1.432
2337阪本 一世免許取るなら大阪サヤマEAGLE
MYST KK-S2
1028'50.68341.623 2.236
2459村上 太晟ファーストガレージKK-S2
MYST KK-S2
1028'59.26050.200 8.577
2572久保 直也AQUAだーはまレーシングNUTEC
WEST 07J
1029'00.44051.380 1.180
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
-34藤井 翔太Drago CORSE
MYST KK-S2
12'38.2639Laps9Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 56 箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII) 2'29.993 (2/10) 139.375 km/h

S-FJ鈴鹿・岡山

第5戦鈴鹿公式予選ドライバーコメント ポールポジション・武者利仁「決勝は気負わずに」

ポールポジション 武者利仁(KF MOTORSPORT KKS-2)

ポールポジションの宮本颯斗(JAYLOCK)

 「赤旗とか出るかも知れないのでメカニックさんと最初から出ようと話していましたが、アウトラップで赤旗が出たのは想定外でした。レインだったらいけると思いました。タイムはスプーンで引っかかったときなので、もうコンマ2~3秒詰められたと思います。決勝は久しぶりのポールからなので、あまり気負わずにいきたいと思います」

2位 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

予選2位の酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

 「序盤からペースはあって、29秒1が出たときも置きに行った感じでした。その後も28秒台に入れるペースでしたが、引っかかってベストを更新できずに終わってしまいました。位置取りも含めて悔しかったです。武者さんのペースを考えても序盤はぼくの方が速いし、もっと出る自信はありました。決勝は、2位からですが、序盤の速さを生かして逃げ切りたいと思います。チャンピオンを争っている吉田選手が下の方にいるので、シリーズを考えても取れるところは取りたいと思います」

3位 箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)

予選3位の箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)

 「最初は位置取りが悪かったので、終盤に合わせるように走っていました。セッティングもうまくいってなくてS字とかで遅れていて、高速から低速に落ちるコーナーで攻め切れてなかったのが課題です。決勝はやれることをやるだけです」

4位 杉田悠真(LAPS with REV RACING GARAGE)

予選4位の杉田悠真(LAPS with REV RACING GARAGE)

 「僕的はあと2秒くらい上がるつもりでした。ベストは、3台くらいに引っかかったタイムです。赤旗が出て計画が狂ってしまいました。今回はポールを取れるビッグチャンスだったのに、僕のミスも多かったので、もっとまとめる力をつけないとだめです。決勝は圧倒的にぼくのペースがあるので、攻めて1位を取りたいと思います」

5位 宮本颯斗(JAYLOCK)

予選5位の宮本颯斗(JAYLOCK)

 「はじめてまともな予選ができ、一安心です。最初2~3番手にいたので、それを考えたらもう少しいけたのかも知れません。スプーンで引っかかってそこでアクセルオンが遅れましたし、最後はガス欠にもなりました。決勝ですが、いつもスタートでポジションを上げているので、自信を持って表彰台は絶対、優勝もめざしいたいです。でも、まずはリタイアせずにリザルトを持ち帰ることを最優先にします」

6位 吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)

予選6位の吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)

 「ウオータースクリーンの集団のなかで抜け出したいなと思って走っていました。アジャストできないところもありましたが、最後の1周でまとめ切れて6番手まで来られたのは、ポジティブに考えています。あしたは晴れればぜんぜん上に行けるので巻き返したいと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

S-FJ鈴鹿・岡山

第5戦鈴鹿公式予選 武者利仁が鈴鹿初ポール ランキングトップの酒井翔太が2位

ポールポジションを獲得した武者利仁(KF MOTORSPORT KKS-2)

 スーパーFJ鈴鹿・岡山シリーズ第5戦は10月4日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、武者利仁(KF MOTORSPORT KKS-2)が鈴鹿で初のポールポジションを獲得した。

 公式予選は午後4時15分より、20分間で行われた。鈴鹿は1日雨。予選直前には小雨となるなか、26台(うちジェントルマンクラス4台)が参加して始まった。

 開始早々、古里拓(FLEETレブレーシングガレージ)が逆バンクでコースアウトしたため、車両回収のためいきなり赤旗が提示された。予選は4時22分から残り13分で再開される。

 3周目、ランキングトップの酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)が2分30秒015でトップに立つ。2位には杉田悠真(LAPS with REV RACING GARAGE)が、3位には武者利仁(KF MOTORSPORT KKS-2)が、4位には宮本颯斗(JAYLOCK)が、5位には永原蒼翔(ピットワークながはら/MYST)が、6位には伊藤駿(Hobbybase&zapED)がつける。

 4周目、トップ酒井は2分29秒198までタイムアップ。宮本は30秒411で2位に浮上。杉田は3位に、武者は4位に落ち、永原は5位のまま、6位には藤井翔太(Drago CORSE)が上がってきた。

 5周目、トップは酒井のまま。武者が2分29秒567で2位に浮上。杉田が3位、宮本が4位、5位には西田光来(FTK・REV RACING GARAGE)が上がり、伊藤は6位を奪い返す。

 6周目、予選も残りわずか。酒井は4周目に出したタイムのままトップにとどまる。ここで箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)が一気に2位まで浮上してきた。3位には武者が、4位には杉田が、5位には宮本が、6位には西田が続く。

 予選最終周となる7周目。ここで武者が2分29秒140と酒井のタイムを若干上回りトップに浮上。最後の最後で鈴鹿初ポールポジションを決めた。酒井は2位、箕浦は3位に落ちた。以下、杉田が4位、宮本が5位で続く。ランキング2位の吉田は最後に6位に滑り込んできた。

 ジェントルマンクラスは総合16位の山根一人(光精工TK-Sport MYST)がポールポジションを獲得した。

 決勝は明日5日、午後4時25分より10周で行われる。ポールスタートの武者が逃げ切り鈴鹿初優勝を飾るのか。チャンピオンを争う予選2位の酒井と同6位の吉田の動向にも注目だ。

ポールポジションは武者利仁(KF MOTORSPORT KKS-2)

予選2位は酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

予選3位は箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)

予選4位は杉田悠真(LAPS with REV RACING GARAGE)

予選5位は宮本颯斗(JAYLOCK)

予選6位は吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)

予選7位は西田光来(FTK・REV RACING GARAGE)

予選8位は河野晃大(レヴレーシングガレージ)

予選9位は伊藤駿(Hobbybase&zapED)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO

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