全日本GT選手権シリーズ(JGTC)第1戦 GT Championship in TI 公式予選 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■開催月日:2003年3月29日 ■開催場所:TIサーキット英田 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■ザナヴィ ニスモGT-R、開幕戦のポールスタートを確定!! 本山哲、初のGTポールポジション獲得。 モチュールピットワークGT-Rは13位 <公式予選1回目 10:20 - 11:27 Cloudy - Fine / Dry> いよいよ待ちに待った今年のJGTCレースシーズンが始まった。気温12℃と少し肌 寒いものの、春の晴れ空の下、41台のGTマシンがTIサーキットに集まった。 午前10:20にスタートした公式予選1回目。ニューカーの#23は本山哲が、 #22は影山正美がコースイン。本山は、3周のウォームアップ走行から早くもク リアラップを取ってタイムアタック。4周目にコースレコード1’24“747を 記録し、トップタイムを獲得した。そして次周にコントロールラインを通過した本 山のタイムは、さらに速い1’24”670を示していた。このタイムは混走時間 が終了しても他車に塗り替えられることはなく、本山の予選1回目の暫定ポールポ ジションが確定した。クルマを降り、ラップモニターに近寄った本山は、力強くこ ぶしを握り締めた。 一方、フラットボトムを採用していない02仕様の#22は、車重とリストリクター 径による2ランク性能ダウン規制がかけられており、影山正美の1‘27“351 が最速タイムであった。 <公式予選2回目 15:00 Fine / Dry> 公式予選2回目が15:00から行われた。 1回目の予選に#23「ザナヴィ ニス モGT-R」が記録したトップタイムをどのマシンも更新することができず、#23の ポールポジョンが確定した。 1回目の予選でフレッシュタイヤを2セットとも使った#23は、午後の予選時間 枠を決勝用セットアップの仕上げに使った。本山がチェック走行を行ない、ミハエ ル・クルムにバトンタッチ。クルムがロングラン走行し、タイヤのグリップ変化を 確認した。終了10分前からは多くのマシンがタイムアタックを行ったが、本山が 記録したファステストタイムを更新することは叶わなかった。 予選終了後、ピットではクルーがハイタッチでポール獲得を喜び柿元監督の力のこ もった「ありがとう」の声がピットに響いた。本山は柿元監督と硬く握手を交わし、 抱き合って宿願達成の喜びを分かち合った。 今回は我慢の予選となった影山正美、リチャード・ライアン組の#22「モチュー ルピットワークGT-R」であるが、影山がフレッシュタイヤでアタック、1’27” 150を記録した。この結果、13番手から決勝レースをスタートすることとなっ た。 ■ニスモチーム 柿元監督 「公約のボールポジション獲得が果たせて、本当にうれしいです。昨年の暮れから、 スタッフやドライバーが速いGT-Rを作るため、一生懸命頑張ってくれた成果です。 長い間お待たせしていたファンの皆様にも、心から感謝を申し上げたいと思いま す。このコースは、ポールシッターが逃げ切って優勝というケースが多いので、 明日のレースは是非それを狙いたいと思います。少なくともポールtoウィンの資 格は私たちにあります」 ■公式予選結果 Result GT500 POS Car Name No Driver Time 1.ザナヴィ ニスモ GT-R #23 本山 哲/ミハエル・クルム 1'24"670 2.auセルモスープラ #38 竹内浩典/立川祐路 1'24"944 3.G'ZOX無限NSX #16 伊藤大輔/トム・コロネル 1'25"342 4.エッソウルトラフロー スープラ #1 脇阪寿一/飯田 章 1'25"372 5.TAKATA童夢NSX #18 道上 龍/セバスチャン・フィリップ 1'25"673 6.ADVAN スープラ # 25 荒 聖治/ジェレミー・デュフォア 1'25"713 7.WOODONE トムススープラ #36 土屋武士/エリック・コマス1'26"102 8.デンソーサードスープラGT #39 ドミニク・シュワガー/織戸 学1'26"339 9.Mobil 1 NSX #64 松田次生/小暮卓史 1'26"508 10.RAYBRIG NSX #100 加藤寛規/光貞秀俊 1'26"562 11.カルソニックスカイライン #12 ブノワ・トレルイエ/井出有治1'26"841 13.モチュールピットワーク GT-R #22 リチャード・ライアン/影山正美1'27"150 上記の詳細情報は「NISMO official web site」をご覧下さい。