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第1戦岡山公式予選 GT500はコースレコードが続出! ポールポジションは14号車ENEOS X PRIME GR Supra

GT500クラスポールポジションはENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)

 2025オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」の公式予選が4月12日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、GT500クラスはトップ2台が従来のコースレコードを更新する白熱の戦いが展開された。その結果14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)がポールポジションを獲得。前年王者の1号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が予選2位とスープラ勢がフロントローを独占した。

(天候:曇り コース:ドライ)

 昨年はQ1とQ2のタイムを合算してグリッド順を決めていたスーパーGTだが、今季は再び予選方式が見直され、一昨年まで行われていたノックアウト方式に戻されることに。またこれまで上位8台だったQ2への出走枠は10台に拡大された。

 これにより決勝グリッドはQ1のタイム順で11位以下を、Q2のタイム順で上位10台を決めることとなった。

予選Q1 前年王者の1号車au TOM'S GR Supraがトップタイム

 GT500クラスの予選Q1は午後2時33分から10分間で行われた。気温21℃、路面温度は35.1℃だ。

 コースインと共にアウトラップ、2周目、3周目と徐々にペースを上げる各車。
まずは笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)が1分17秒767を4周目に記録。大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)が1分17秒677でこれを上回ると、塚越広大(Astemo CIVIC TYPE R-GT)も1分17秒735で笹原を上回る。

 続いて山本尚貴(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が自身の4周目に1分17秒369を記録するが、その直後に山下健太(au TOM'S GR Supra)が1分17秒157を叩き出し、トップでQ2進出を果たした。

 16号車の大津も6周目に1分17秒208までタイムを縮めて2位、大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)が1分17秒227で3位につけた。

 またこのセッションではトップの1号車から10位の名取鉄平(リアライズコーポレーションADVAN Z)までが0.529秒差という接戦となり、塚越のドライブした17号車は24号車に僅か0.049秒及ばず11位でQ1敗退となっている。

予選Q2 トップ2がコースレコードを更新!

 予選Q2は午後3時11分にコースオープン。走行は10分間だ。気温は21℃で変わらず。路面温度は31.9℃とやや低下した。

 各車コースオープンと同時に走り出し、アウトラップ、ウォームアップラップと入念にタイヤへの熱入れを行ってタイムアタックに突入するが、ここで4周目にアタックを行った坪井翔(au TOM'S GR Supra)がいきなり1分16秒516を叩き出し、2019年4月にロニー・クインタレッリが樹立した1分16秒602のコースレコードを上回って周囲を驚かせる。

 続いてウォームアップ3周からアタックに入った国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)が1分16秒724で2番手に続き、牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)も1分16秒751で3番手につけるが、いずれも坪井のレコードタイムにはいま一歩及ばない。

 しかし予選終了間際に福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)がウォームアップ3周から1分16秒441を叩き出し、1号車をも上回ってトップに躍り出た。

 続いて、やや遅れて走行を開始していた松田次生(リアライズコーポレーションADVAN Z)が1分16秒619を自身の4周目に記録してきた。

 この結果、14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)がポールポジションを獲得、1号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が予選2位とスープラ勢がフロントローを独占。24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)も予選3位の好位置から明日の決勝をスタートすることとなった。

 第1戦決勝は13日の午後1時10分より82周で行われる。岡山国際サーキット周辺は今夜から雨の予報が出ており、決勝レースへの影響が大いに懸念されるところだ。

GT500クラス予選2位はau TOM\'S GR Supra(坪井翔/山下健太)

GT500クラス予選3位はリアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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