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公式テスト富士セッション4 14号車ENEOS X PRIME GR Supraがトップタイム 2日目総合では1号車au TOM'S GR Supraがトップ

 静岡県小山町で行われている2025オートバックス スーパーGT公式テストは3月30日午後に最後の走行となるセッション4が行われ、GT500クラスは14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)が1分27秒343でトップ。しかし二日目総合ではセッション3で1分27秒125を記録した1号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)がトップだった。

 午前中に行われたセッション3と同様に、セッション4も当初予定より走行時間を10分繰り上げて午後1時50分にコースオープン。終了時刻は10分延長の午後4時10分と、トータル140分間で行われた。天候は晴れ。路面はドライだが、午前中よりは路面温度が低下する中での走行となった。

 GT500クラスは開始から僅か5周でNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺)が1分27秒343といきなりセッション3に匹敵するタイムを叩き出してきた。

 続いてこのセッションを一人で走行した1号車の坪井が15周目に1分27秒518で続き、19号車WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資)が1'27.638を5周目に記録して3番手と、序盤からGRスープラが1-2-3を形成。4番手には100号車 STANLEY CIVIC TYPE R-GTが1分27秒683で続き、12号車TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴)が1'27.948でニッサン勢最上位の6番手につけた。

 しかしその後は各チームとも1分29秒〜30秒台の安定したペースで周回を重ねる展開となり、目立ったタイム更新もなくセッションは進行する。

 そうした中、39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)は開始直後からトラブルに見舞われて長時間ガレージ内にとどまることに。

 残り30分を切ったところでGT300車両がホームストレート上でスローダウン。そのままコース上に停止したため、このセッションで唯一の赤旗が出され、セッションは中断となる。車両回収ののち走行が再開されると、それまで懸命の修復作業を行なっていた39号車がサッシャ・フェネストラズのドライブでコースへ。6周目に1分29秒156を記録すると、その後も14周を走行して4時10分のチェッカーフラッグを迎えた。

 これによりセッション4は14号車がトップタイム。1号車が2番手、19号車が3番手と序盤の順位のまま終了することとなった。

 なお、2日目総合では午前中に1分27秒125を記録した1号車が総合トップ。2番手は8号車、3番手は100号車となり、Nissan Z NISMO GT500勢ではNo.23 MOTUL AUTECH Z(千代勝正/高星明誠)の7番手が最高となっている。

 2025オートバックス スーパーGTはこのあと4月12-13日に岡山国際サーキットで開幕戦を迎える。

Photo&Text: Kazuhisa SUEHIRO


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