静岡県小山町の富士スピードウェイで行われているスーパーGT公式テスト。3月30日午後に行われたセッション4はGT300クラスは0号車 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)がセッション3に続いてトップタイムを記録。開幕戦に向けて確かな手応えを感じたようだ。
0号車は元嶋が21周目にセッション3のベストタイムを上回る1分35秒614を記録してトップに立つが、開始から90分が経過しようかというところで左後輪がスローパンクチャーを起こしたセクター3でスピンオフ。そのままスロー走行でピットに向かった。
セッション直後に本人に確認したところでは、原因は未定とのこと。しかしタイヤ交換後は大きなトラブルもなく周回を重ね、59周を消化してロングランのデータも持ち帰ることができたようだ。
残り30分を切ったところで26号車ANEST IWATA RC F GT3(イゴール・オオムラ・フラガ/安田裕信)がメインストレートを走行中にスローダウン、そのままコース上にストップするアクシデントにより赤旗が出される場面はあったものの、それ以外に大きなトラブルはなく、セッションは午後4時10分のチェッカーを迎えた。
この結果0号車がそのままセッション3に続いてトップタイム。
2番手につけたのは9号車PACIFIC アイドルマスター NAC AMG(阪口良平/冨林勇佑/藤原優汰)で1分35秒939を27周目に記録。トータル57周を走って好調のうちにテストを締め括った。
65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波 冬悟/黒澤治樹)が7周目に1分35秒959を記録して3番手。こちらも週末を通じて常に上位タイムを記録する好調ぶりを見せている。
この結果、2日目総合ではセッション3、4両方でトップタイムを記録した0号車がトップ、2番手は65号車、3番手は4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也/中山友貴)となっている。
Photo&Text: Kazuhisa SUEHIRO