2025オートバックス スーパーGT公式テストが3月30日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは1号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)を筆頭に上位13台が1秒以内にひしめく大雪山となった。
テスト二日目を迎えた富士は待望の晴天。路面は完全ドライとなった。セッション3は初日のセッション1が雨天の影響で30分短縮となったことを受け、終了時刻を10分繰り下げて午前9時30分より11時55分までの145分間で行われた。
コースオープンからの15分間はセーフティーカー(SC)訓練。そののちに本格的なテスト走行の時間となる。各車待ちに待ったドライコンディションでの走行とあって、SC解除となるやいきなり1号車の山下が1分31秒923(8周目)を記録、その後は塚越広大(Astemo CIVIC TYPE R-GT)が14周目に1分30秒581、福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)が18周目に1分28秒315とみるみるタイムが更新されていく。
そして開始から約40分が経過したところで牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が1分27秒838(18周目)を叩き出すと、福住も1分27秒578、山下は1分27秒815と次々に100号車を上回るタイムを記録してきた。
結局セッション3は43周目に1分27秒125を記録した1号車がトップ。39周目に野尻智紀が1分27秒169を記録した8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)が2番手となり、100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)も牧野が1分27秒250までタイムを縮めて3番手で走行を終えた。
公式テスト最後の走行となるセッション4は当初予定を10分繰り上げ、午後1時50分より140分間で行われる。
Photo&Text: Kazuhisa SUEHIRO