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第6戦岡山公式予選 ST-Xクラスでは85キロのウエートハンディをはねのけて中升ROOKIE AMG GT3がポールポジションを獲得

ST-Xクラスポールポジションは中升ROOKIE AMG GT3(鵜飼龍太/蒲生尚弥/平良響/片岡龍也)

 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE第6戦「スーパー耐久レースin岡山」は21日、岡山国際サーキットで公式予選を行い、ST-Xクラスでは中升ROOKIE AMG GT3がポールポジションを獲得した。

 岡山国際サーキットは早朝より、太陽が顔を出したかと思うとたちまち厚い雲に覆われたりと、不安定な天候となった。午後0時30分頃には強い雨がトラックをたたき、20分ほど降り続いたが、午後1時には再び太陽が顔を出した。

 公式予選は午後1時35分より行われた。路面は乾きつつあるが、ウエット宣言が出されるなか各セッションは進行した。

■Aドライバー予選

 Aドライバー予選はグループ2、1、Xの順で行われそれぞれ15分間で行われた。

 Aドライバー予選が始まった開始9分頃、ST-5クラスの竹内敏記(Honda Cars Tokai J-net FIT)がSモス、太田侑弥(THE BRIDE FIT)がアトウッドでストップ。このため赤旗が提示され、セッションは午後1時49分よりの残り6分間で再開された。

 ST-Xクラスは7チームが参加。開幕戦で優勝しその後参戦していなかったTEAM 5ZIGENが加わり1台増加した。トップタイムを記録したのは、85キロともっとも重たいウエートハンディを科された鵜飼龍太(中升ROOKIE AMG GT3)。1分31秒189と2位に入ったHIROBON(5ZIGEN GTR GT3)を僅差で上回りトップに立った。

 ST-Zクラスは9チームが参加。所属ドライバーの不祥事でTEAM ZEROONEが参加を取りやめたため1台減少した。トップタイムは、最大重量上限となる90キロのウエートハンディを搭載した山崎学(埼玉トヨペットGB GR Supra GT4)が記録した。

 ST-TCRは2チームが参加。遠藤光博(Racer HFDP CIVIC)がトップタイムを記録した。

 ST-1クラスは2チームが参加。井田太陽(シンティアムアップルKTM)がトップタイムを記録した。

 ST-3クラスは4チームが参加。前述のとおりTEAM ZEROONEが参戦を取りやめたため、トランシースポーツと岡部自動車がそれぞれ2台ずつ参加した。トップタイムは尾崎俊介( ヒグチロジスティクスサービスRC350 TWS)が記録した。

 ST-4クラスは8チームが参加。トップタイムは坂裕之(ENDLESS GR86)が記録した。

 ST-5クラスは12チームが参加。トップタイムは村上博幸(村上モータースMAZDAロードスター)が記録している。

■Bドライバー予選/総合

 C、Dドライバーの予選を挟んで、Bドライバー予選は5分遅れの午後3時55分よりグループ2、1が15分間、グループXが10分間で行われた。グリッドはA、Bドライバーの合算タイムで決定する。

 ST-Xクラスはここでも最大重量の鵜飼龍太(中升ROOKIE AMG GT3)がトップタイム。A、Bドライバーともトップで文句なしのポールポジションを獲得した。

ST-ZクラスポールポジションはSUN\'S TECHNO Audi R8 LMS GT4(加納政樹/大草りき/安田裕信)

 ST-Zクラスは千代勝正(Porsche EBI WAIMARAMA Cayman GT4 RS CS)がトップタイムを記録。しかしAドライバーのKIZUNAが体調不良で出走しなかったために予選不通過。代わってAドライバーの加納政樹が3位、Bドライバーの大草りきが2位につけたSUN'S TECHNO Audi R8 LMS GT4がポールポジションを獲得した。

ST-TCRクラスポールポジションはRacer HFDP CIVIC(遠藤光博/中野信治/三井優介)

 ST-TCRクラスは、中野信治(Racer HFDP CIVIC)がトップタイムを記録。AI' CIVICが予選不通過となったため、Racer HFDP CIVICがポールポジションを獲得した。

ST-QクラストップタイムはCIVIC TYPE R CNF-R(武藤英紀/伊沢拓也/大津弘樹)

 ST-Qクラスはグループ1ではCIVIC TYPE R CNF-R(武藤英紀/伊沢拓也)がトップタイムを記録した。

ST-1クラスポールポジションはシンティアムアップルKTM(井田太陽/加藤寛規/高橋一穂/吉本大樹)

 ST-1クラスはBドライバーの加藤寛規(シンティアムアップルKTM)がトップタイムを記録。両ドライバーともトップで文句なしのポールポジションを獲得した。

ST-3クラスポールポジションは ヒグチロジスティクスサービスRC350 TWS(尾崎俊介/石森聖生/鶴賀義幸/石塚崇宣)

 ST-3クラスは伊藤鷹志(エアバスターWINMAX RC350 TWS)がトップタイムを記録。石森聖生(ヒグチロジスティクスサービスRC350 TWS)が2位につけた。しかしAドライバーがトップだったヒグチロジスティクスサービスRC350 TWSがポールポジションを獲得した。

ST-4クラスポールポジションは シェイドレーシングGR86(影山正彦/国本雄資/山田真之亮/鶴田哲平)

 ST-4クラスは松井孝允(TOM'S SPIRIT GR86)がトップタイムを記録。しかしAドライバーの影山正彦が2位、Bドライバーの国本雄資が3位につけたシェイドレーシングGR86がポールポジションを獲得した。

ST-5クラスポールポジションは村上モータースMAZDAロードスター(村上博幸/有岡綾平/岡本大地/吉田綜一郎)

 ST-5クラスは、樋口紀行(倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER)がトップタイムを記録。2位には有岡綾平(村上モータースMAZDAロードスター)がつけた。しかしAドライバーがトップだった村上モータースMAZDAロードスターがポールポジションを獲得した。

 決勝レースは明日22日、午前8時30分よりグループ2(ST-3、4、5、Q[#12、#55、#61])が、午後1時30分よりグループ1(ST-X、1、Z、TCR、Q[#271])がそれぞれ3時間レースとして行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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