JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第5戦は10月30日、ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で決勝を行い、9号車 伊藤鷹志(スーパーウインズ花島ED10V)が20分49秒839で4番グリッドから逆転優勝を飾った。
ツインリンクもてぎは爽やかに晴れ渡り、11時45分よりフォーメーションラップを開始。
シグナルブラックアウトからスタートするとポールポジションの12号車 名取鉄平(MZ KKS-II 制動屋)が抜群の飛び出し。更に9号車 伊藤鷹志も4番グリッドから絶妙な蹴り出しで1コーナーで3位に浮上する。
2周目1コーナーでは上位4台が激しい争いを展開するが、トップの名取が落ち着いたレース展開で後続との距離を徐々に広げ始める。更に3位伊藤がレース中盤にやっと2位の2号車 兒島弘訓(小林電工ダイキンWAKO’S)を捉え2位に浮上。その時1位名取は2〜3秒の差を絶妙にコントロールしてファイナルラップまでその差をキープし、ここまでは完璧なレース運びに思えた。
そのままトップでチェッカーを受けた名取だったが、なんとその直後スタート違反による30秒加算のペナルティが課せられ、2位フィニッシュの伊藤が逆転優勝を飾った。
2位は2号車 兒島弘訓(小林電工ダイキンWAKO’S)、3位は58号車 津本匠(Rn-sports KKS-II)となった。
ペナルティでフィニッシュタイムに30秒加算された名取は悔しい9位となったが、来月の日本一決定戦に向けて速さを存分に見せつけた。
- 伊藤鷹志選手のコメント
- スタートのトラクションが良く、いい蹴り出しで3位に浮上出来た。2番手兒島選手の攻略に時間を要してしまったのはタイヤに熱が入るのがやや遅かった為。後半重視のセッティングだったので終盤タイムを上げていけたのは良かったが、名取選手にレースをコントロールされてしまったかな……。名取選手をはじめ西日本の選手は速いしコースへの順応の早さも認めるところ。来月の日本一決定戦でも勝てる様にしっかり準備したい。