SUPER GT

SGT:第3戦もてぎ公式予選 晴天ドライのコンディションを制したのはコバライネン!#39DENSO RC Fが今季初ポール。GT300はダンロップユーザーが1-2-3!

F1ウィナーがついにその実力を見せつけた!!

2016スーパーGT第3戦の公式予選が11月12日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。
GT500クラスはへイッキ・コバライネンのドライブする#39DENSO KEBELCO SARD RC F(へイッキコバライネン/平手晃平組)が1’45.885で今季初ポール。
GT300クラスはビヨン・ビルドハイムがドライブした#11GAINER TANAX AMG GT3(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)がポールポジションを獲得した。

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本来であれば5月に大分県のオートポリスで行われたはずのスーパーGT第3戦。
しかしご承知のように4月に発生した熊本大地震のためにその開催はキャンセルされ、もてぎでの最終ラウンドで代替レースを行なうこととなった。
これにより今年のもてぎ大会は土曜日に第3戦の予選と決勝、日曜日に第8戦の予選と決勝を行うという未だ嘗てないスケジュールが組まれることになり、その予選方式も各々15分間、1人のドライバーが走行するという変則的なスタイルとなった。

第3戦の公式予選は午前8時35分にGT300の走行から行われた。
当日の天候は晴れ。しかし前日の雨により路面はまだ濡れており、タイヤ選択の難しい状況だったが、走行時間が短いこともあり、ここではウェットタイヤが正解だったようだ。

GT500クラスはポイントリーダーの#1モチュールGT-R(松田次生)が1’48.727で序盤トップに立ったが、セッション中盤に#64エプソンNSX(ベルトラン・バゲット)が1’46.442、#24フォーラムエンジニアリングGT-R(佐々木大樹)が1’46.441とダンロップ勢、ヨコハマ勢もペースを上げ、残り時間1分を切ったところで1’45.885を記録したコバライネンがトップに。
佐々木も最後の周回で区間ベストを叩き出すなど懸命にタイムアップを図ったが、1’45.950とわずかに及ばず2位で予選を終えた。
一方松田は1’47.816までしかタイムを上げられずに12位に後退。苦しい位置から午後の結晶をスタートすることになった。
ポールを獲得した#39デンソーRC Fは1ポイントを得て#6ワコーズRC F(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組)と並ぶランキング2位に浮上。逆転チャンピオンに向けて大きな一歩を踏み出した。

GT300クラスは#3B-MAX NDDP GT-R(星野一樹)、#7Studie BMW(荒聖治)らがスリックタイヤを選択したが、この試みは惜しくも外れ、最初からウェットタイヤで走行したチームが上位を独占。
残り5分を切ったところで1’54.932を記録した#11ビルドハイムのほか、リチャード・ライアンのドライブする#21一ツ山アウディR8が2位、井口卓人のドライブする#61スバルBRZが3位とダンロップユーザーが上位を独占する結果となった。

第3戦決勝は今日の午後1時10分より53周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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