Japanese F3

JF3:第3,4戦富士 山下健太が第4戦2位でランキング首位キープ、坪井翔はデビューから4戦連続の表彰台獲得 (TOYOTA)

 富士スピードウェイで全日本F3の第2大会(第3戦、第4戦)が行われ、トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)ドライバーである山下健太(TEAM TOM'S)が第3戦5位も第4戦で2位に入りランキング首位をキープ。同じくTDPドライバーの坪井翔(TEAM TOM'S)は第3戦、第4戦共に3位でフィニッシュし、今季デビューしてからの連続表彰台記録を更新した。

第4戦で2位フィニッシュを果たし、ランキング首位を守った山下健太(TEAM TOM'S #36)

第4戦で2位フィニッシュを果たし、ランキング首位を守った山下健太(TEAM TOM'S #36)

 全日本F3選手権の第2大会(第3戦、第4戦)が5月14日(土)と15日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 今大会はスーパーフォーミュラとの併催ではなく、F3単独での開催。

予選

 大会に先立ち、13日(金)に練習走行が実施され、かなりの暑さとなった午後のセッションで坪井と山下が1-2のタイムをマークした。

 14日(土)の予選は雲が増え、路面温度も低い中で、僅差のタイムアタック合戦が展開された。午前9時半からの第3戦予選(10分間)では、坪井が一旦トップに立つも、僅か100分の2秒上回られ、最前列2番手グリッドに。山下はトップから0.18秒差という好タイムをマークしたが、コンマ1秒以下の争いの中で6番手に留まった。

 10分間のインターバルを経て行われた第4戦予選では、山下が3番手、坪井が4番手につけ、TDPの2人は2列目に並んで決勝に臨むこととなった。

第3戦決勝

 予選の後、午後になってもやや雲が多く、前日よりは涼しく感じられる中で、午後2時10分から第3戦の決勝レース(15周)がスタート。

 2位につける坪井は2周目のダンロップコーナーで首位のイン側に飛びこみ逆転を狙ったが、やや膨らみクロスラインで抜き返されて首位浮上は果たせず。続く3周目のストレートエンドでは、ストレートでの速さで勝るライバルにかわされ、3位に後退。

 一方、5番手スタートの山下は1周目のトヨペット100Rコーナーで1台、2周目のTGRコーナー(1コーナー)で1台と前車をかわしていき、4位へポジションアップ。中盤戦に入ると、前を行く坪井に迫り、TDPドライバー同士での3位争いとなった。

 13周目のTGRコーナー進入でブレーキングを遅らせ仕掛けた山下だったが、止まりきれずブレーキをロック。右フロントタイヤにフラットスポットが出来てしまいペースダウン。

 山下の猛追を凌ぎきった坪井は3位でフィニッシュ。ペースの上がらない山下はファイナルラップに先行を許し5位でチェッカーを受けた。

第4戦決勝

 15日(日)は雲が少なく、強い日差しの下で路面温度は上がったものの、やや冷たい風が吹く涼しいコンディションの中、午前10時55分より第4戦決勝(21周)が行われた。

 2列目グリッドに並んだ山下、坪井はスタートではそれぞれ3位、4位のポジションをキープ。2周目、前を行く2台がバトルではらんだ隙を突き、山下は2位へ浮上。ストレートスピードで勝るライバルとの差を保ちながら周回を続けた。

 坪井は序盤ペースが上がらず、3周目のTGRコーナー入り口でライバルにかわされ5位に後退。中盤以降にはペースを取り戻したが、前との差は開いておりポジションアップは難しいかと思われた。

 しかし、15周目のTGRコーナー進入で、3位を争っていた2台が接触。これで坪井は3位に浮上した。

 山下が2位、坪井が3位でフィニッシュ。山下は4戦を終えてランキング首位の座を守った。坪井は開幕からの4戦連続表彰台獲得となった。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

第4戦では山下健太(左)が2位、坪井翔(右)が3位フィニッシュ

第4戦では山下健太(左)が2位、坪井翔(右)が3位フィニッシュ

今季よりF3に参戦している坪井翔(TEAM TOM'S #37)は第3戦、第4戦とも3位フィニッシュで開幕から4戦連続表彰台獲得

今季よりF3に参戦している坪井翔(TEAM TOM'S #37)は第3戦、第4戦とも3位フィニッシュで開幕から4戦連続表彰台獲得

トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部


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