SUPER FORMULA

SF:第2戦岡山フリー走行1回目 7年ぶりの開催で早くもFNのレコードを大幅更新!トップタイムは#40野尻

全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第2戦のフリー走行1回目が5月23日、岡山国際サーキットで行われ、#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION)で1’13.991を記録してトップに立った。

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2008年6月にフォーミュラニッポン第4戦を開催して以来、実に7年ぶりの国内トップフォーミュラ開催となる岡山。
今回はコース全長が短いこと、ランオフエリアがあまり広くないこともあって、燃料流量は90kg/時と、前戦鈴鹿よりもパワーを絞っての走行とされた。
しかしオーバーテイクシステムでの増量分は10kg/時と変わらないため、鈴鹿以上の効果が期待できそうだ。

なお、この大会ではさる5月17日に惜しくもこの世を去られた往年のトップドライバー松本恵二氏に弔意を表すため、参加全19台が車体に松本さんが全日本F2やF3000で愛用していたカーナンバー「8」を書き込んでレースに参加することになった。

また、先日行われた世界耐久選手兼(WEC)第2戦スパ・フランコルシャンでクラッシュし、脊椎を負傷した中嶋一貴は治療のため今大会を欠場することになり、1号車は大嶋和也がドライブすることになった。フォーミュラカーで戦うのは2012年の富士スプリントカップ以来となる大嶋が果たしてどこまで中嶋の穴を埋められるかにも注目だ。

そうした中、第2戦のフリー走行は午前9時30分より60分間で行われた。
事前の予報では週末を通じて不安定な天候が続くものとされており、事実公式予選日も早朝からサーキット上空を分厚い雲が覆い隠していたが、このセッションはどうにか終始ドライコンディションで行われた。

序盤から好タイムを記録してきたのは前回のポールシッターの#16山本尚貴。
1分15秒台前半で走り始めて開始25分で1’14.819と真っ先に1分14秒台に飛び込んだが、残り時間10分あたりで各ドライバーが2セット目のタイヤを投入すると、#38石浦宏明、#8小林可夢偉らが相次いで14秒台前半のタイムを記録、終了間際には#40野尻が1’13.991とただ一人13秒台のタイムを叩き出して一躍トップに躍り出た。

なお、このセッションでは各チームタイヤ2セットを使用してはいるものの、ニュータイヤを使用したドライバーはいない模様。
このため、午後のノックアウト予選ではさらなるタイムアップも期待できそうな気配だ。

公式予選はこのあと午後1時40分よりノックアウト方式で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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