メイン

SUPER GT

2010年2月22日

【鈴鹿サーキット】SUPER GT開幕戦 最新情報

★★★Press Information★★★―――――――――――――――――――

■2010 AUTOBACS SUPER GT Round1 SUZUKA GT300km
 3月20日(土)、21日(日)開催 最新情報

8213.jpg 8211[1].jpg 8212[1].jpg  レクサス、ニッサン、Hondaの次代を担う若手エース3人が
 火花を散らす!!
 
 【リリース】
 http://mls.mobilityland.co.jp/ct/mg.aspx?id=1002190008

1月、2月に鈴鹿サーキットで実施されたメーカー合同テストでは好タイムが続出するとともに、各チームのタイムが拮抗。まさに大接戦、大混戦の戦いが予想される結果となった。

その中で気を吐いたのが各陣営の実力派若手だ。ユーロ3、GP2で培ったヨーロッパ仕込みの平手晃平(レクサスSC430)。2008年にGT300クラスでタイトルを取ると2009年GT500クラスにステップアップ、初年度で1勝を挙げた安田裕信(ニッサンGT-R)。注目のNEWマシンHonda HSV-010 GTのNo1ドライバーとなった伊沢拓也。

この3人のうち伊沢はGT500クラス、フル参戦3年目、平手、安田はともにフル参戦2年目。それぞれ開幕戦、鈴鹿ラウンドでの優勝、そしてシリーズチャンピオンをも見据えている。

その若手の前に立ち塞がるのは、2009チャンピオン・レクサスの脇阪寿一、ニッサンのエースに君臨する本山哲、日本最速男の異名をとるHondaの小暮卓史らのベテラン勢。

2010年は若手とベテランという、GT500クラスではこれまであまり見られなかった世代交代を賭けた激しい戦いが見られそうだ。


 

2010年2月19日

2010年Hondaモータースポーツ活動の概要

2010.02.19
2010年Hondaモータースポーツ活動の概要

  gt100118001H.jpg Hondaは、チャレンジングスピリットの象徴であるモータースポーツ活動に対し、創業当時から世界の頂点を目指して様々なレースカテゴリーに挑戦してきました。昨年は、ロードレース世界選手権(WGP)のマン島T.T.レースへの初出場から50年の節目を迎えました。Hondaは、これまでに培ったノウハウとチャレンジングスピリットを持って、それぞれのカテゴリーでより多くのお客様の期待に応え、喜んでいただけるモータースポーツ活動を展開し、そこから生まれる夢と感動をお客様と共有して参ります。

1.モータースポーツ参戦体制

○二輪のモータースポーツ活動
  ロードレース世界選手権シリーズ(WGP)の最高峰MotoGPクラスは、ワークスチームである「レプソル・ホンダ・チーム」のダニ・ペドロサとアンドレア・ドヴィツィオーゾに加え、サテライトチームからは3チーム4名のライダーが参戦します。投入するマシンの"RC212V"は、熟成を重ねより一層戦闘力を高めたモデルを開発。チーム体制とマシンの双方を強化し、ライダー、コンストラクター、チームタイトルの3冠獲得に挑戦いたします。
  また、WGPには今シーズンからMoto2クラスが新設されます。Hondaはこのカテゴリーにおいて、唯一のオフィシャルエンジンサプライヤーとして参画いたします。エンジンは、市販スーパースポーツ車"CBR600RR"の直列4気筒エンジンをベースに、Moto2専用に開発したエンジンを全チームに供給します。
  トライアル世界選手権シリーズ(WCT)には、「レプソル・モンテッサ・ホンダ」が参戦。圧倒的な強さを発揮するトニー・ボウとベテラン日本人ライダーの藤波貴久の2名体制で、昨シーズンに引き続き、ライダーズタイトルとマニュファクチャラーズタイトルの2冠を狙います。
  その他、鈴鹿8時間耐久ロードレース、全日本選手権の各カテゴリー、そして海外の選手権など幅広いレース活動を展開し、それぞれ頂点を目指し戦って参ります。

○四輪のモータースポーツ活動
  北米地域において、2003年より参戦し、2006年より唯一のエンジンサプライヤーとなったIRL インディカー・シリーズにおいて、今年も100%エタノール燃料のHondaV8エンジン"HI10R"を全チームに供給します。IRLに参戦する日本人ドライバーとしては、武藤英紀が「ニューマン・ハース・ラニガン・レーシング」に移籍し、またF1で活躍した佐藤琢磨が今シーズンより「ケーブイ・レーシング・テクノロジー」から参戦します。
  国内では、SUPER GTシリーズにおいて、新型車"HSV-010 GT"を投入し、5チーム5台体制で参戦します。「Honda GTプロジェクト」として、(株)本田技術研究所が主体となってマシンを開発し、(株)M-TECと(株)童夢の協力のもと、新型車参戦初年でのタイトル獲得を目指します。
  昨シーズン、ドライバーとチームのダブルタイトルを獲得したフォーミュラ・ニッポンでは、3.4L V8エンジン"HR10E"を、3チーム5台に供給します。
  また、国内外の頂点レースで表彰台を競えるドライバーの育成を目的に、「Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」として、若手選手の輩出に積極的に取り組みます。「鈴鹿サーキットレーシングスクール カート(SRS-K)」「鈴鹿サーキットレーシングスクール フォーミュラ(SRS-F)」のレーシングスクールや、「フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)」「全日本F3選手権」「フォーミュラ・ニッポン」を通して、活動して参ります。

2.モータースポーツの普及
  (株)モビリティランドは、今後もレースの開催や「見て、遊んで、体感する」場と機会の創出に積極的に取り組み、日本のモータースポーツ文化のさらなる発展に寄与して参ります。
  ツインリンクもてぎでは「ロードレース世界選手権シリーズ第2戦 日本グランプリ」「トライアル世界選手権シリーズ第3戦 日本グランプリ」を開催。また、鈴鹿サーキットでは「2010 F1世界選手権シリーズ第16戦 日本グランプリ」を開催。二輪、四輪それぞれの最高峰レースをはじめ、国内外の様々なモータースポーツを観戦し、体感いただく機会を提供して参ります。

  また、Honda車オーナーに向け、「観て」「参加して」「楽しむ」ことを目的とした、「Enjoy Honda」を引き続き開催いたします。鈴鹿サーキットでは、4月17日(土)〜18日(日)に「鈴鹿2&4レース」と併催で、ツインリンクもてぎでは8月7日(土)〜8日(日)に「フォーミュラ・ニッポン第4戦」との併催で、開催する予定です。
  また引き続き、「ホンダ エキサイティングカップ ワンメイクレース〜シビックシリーズ〜」を開催するなど、お客様が参加して楽しんでいただく様々なイベントを各地域で開催をする予定です。

■モビリティランドが開催する主な国際レース

カテゴリー 開催日程 大会名 開催会場
WGP 4月23日(金)〜25日(日) 2010 FIMロードレース世界選手権シリーズ ツインリンクもてぎ
第2戦 日本グランプリ (栃木県)
WCT 6月5日(土)〜6日(日) 2010 FIMトライアル世界選手権シリーズ ツインリンクもてぎ
第3戦 日本グランプリ (栃木県)
EWC 7月22日(木)〜25日(日) FIM世界耐久選手権シリーズ 鈴鹿サーキット
第3戦 鈴鹿8時間耐久ロードレース (三重県)
IRL 9月17日(金)〜19日(日) 2010 IRL インディカー・シリーズ ツインリンクもてぎ
第16戦 インディジャパン300マイル (栃木県)
F1 10月8日(金)〜10日(日) 2010 F1世界選手権シリーズ 鈴鹿サーキット
第16戦 日本グランプリ (三重県

《四輪参戦体制概要》

◆IRL インディカー・シリーズ
  アメリカン・ホンダ・モーターの子会社であるホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)が、IRL インディカー・シリーズ唯一のエンジンサプライヤーとして、3.5L V8エンジン"HI10R"を全チームに供給します。
  IRLに参戦する日本人ドライバーは、3年目を迎えた武藤英紀が本年は「ニューマン・ハース・ラニガン・レーシング」から、さらにF1で活躍した佐藤琢磨が「ケーブイ・レーシング・テクノロジー」からIRL インディカー・シリーズに初挑戦します。

チーム名 ナンバー ドライバー 年齢 国籍 2009年の戦績
ニューマン・ハース・ラニガン・レーシング 武藤 英紀 27 日本・東京都 IRL 11位
(Newman/Haas/Lanigan Racing) (Hideki Mutoh)
ケーブイ・レーシング・テクノロジー 佐藤 琢磨 33 日本・東京都
(KV Racing Technology) (Takuma Sato)

◆SUPER GT
  これまで13年間※12にわたりに参戦してきたNSX-GTに代わり、新型車"HSV-010 GT"を投入し、5チーム5台体制でGT500クラスに参戦します。また今シーズンからは、「Honda GTプロジェクト」として、(株)M-TECと(株)童夢の協力のもと、(株)本田技術研究所が主体となってマシンを開発し、チームとドライバーのダブルタイトル獲得を目指します。
※12 SUPER GTの前身である全日本GT選手権を含む

チーム名 ナンバー ドライバー 年齢 国籍 2009年の戦績
オートバックス・レーシング・チーム・アグリ 8 ラルフ・ファーマン 34 イギリス GT500 2位
(AUTOBACS RACING TEAM AGURI) (Ralph Firman)
  井出 有治 35 日本・埼玉県 GT500 13位
  (Yuji Ide)
ケーヒン リアル レーシング 17 金石 年弘 31 日本・大阪府 GT500 5位
(KEIHIN REAL RACING) (Toshihiro Kaneishi)
  塚越 広大 23 日本・栃木県 GT500 5位
  (Kodai Tsukakoshi)
ウイダー ホンダ レーシング 18 小暮 卓史 29 日本・群馬県 GT500 6位
(weider Honda Racing) (Takashi Kogure)
  ロイック・デュバル 27 フランス GT500 16位
  (Loic Duval)
エプソン・ナカジマ・レーシング 32 道上 龍 36 日本・奈良県 GT500 6位
(EPSON NAKAJIMA RACING) (Ryo Michigami)
  中山 友貴 22 日本・石川県 GT500 16位
  (Yuhki Nakayama)
チームクニミツ 100 伊沢 拓也 25 日本・東京都 GT500 2位
(Team Kunimitsu) (Takuya Izawa)
  山本 尚貴 21 日本・栃木県 F3 Nクラス
  (Naoki Yamamoto) チャンピオン


◆フォーミュラ・ニッポン
  (株)日本レースプロモーションを通じ、昨年度ドライバーとチームタイトルの獲得に貢献した、3.4L V8エンジンの今年型"HR10E"を3チーム5台に供給します。

チーム名 ナンバー ドライバー 年齢 国籍 2009年の戦績
ドコモ チーム ダンディライアン レーシング 1 ロイック・デュバル 27 フランス FN チャンピオン
(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) (Loic Duval)
  2 伊沢 拓也 25 日本・東京都 FN 8位
  (Takuya Izawa)
エイチ エフ ディー ピー レーシング 10 塚越 広大 23 日本・栃木県 FN 7位
(HFDP RACING) (Kodai Tsukakoshi)
ナカジマ レーシング 31 山本 尚貴 21 日本・栃木県 F3 Nクラス
(NAKAJIMA RACING) (Naoki Yamamoto) チャンピオン
  32 小暮 卓史 29 日本・群馬県 FN 4位
  (Takashi Kogure)

●カーナンバーについては、暫定のため変更になる場合があります

◆全日本F3選手権
  全日本F3選手権 C(チャンピオン)クラスに、「トダ レーシング」がHondaエンジンをベースとした"MF204C"を搭載し参戦します。

カテゴリー チーム名 ドライバー 年齢 出身地 2009年の戦績
フォーミュラ・ エイチ エフ ディー ピー レーシング 塚越 広大 23 栃木県 FN 7位
ニッポン (HFDP RACING) (Kodai Tsukakoshi)
全日本F3 エイチ エフ ディー ピー レーシング 小林 崇志 22 広島県 F3 Nクラス 4位
Nクラス (HFDP RACING) (Takashi Kobayashi)
    三浦 和樹 21 岩手県 FCJ チャンピオン
    (Kazuki Miura)
英国F3 ライコネン ロバートソン レーシング 中嶋 大祐 21 愛知県 英国F3 7位
(Raikkonen Robertson Racing) (Daisuke Nakajima)

◆人材の育成:フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
  国内外で活躍する有能な若手ドライバーの発掘・育成を目的に、人材育成プログラム「Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」を展開しています。今シーズンは、フォーミュラ・ニッポンに参戦する1名と、全日本F3選手権 N(ナショナル)クラスに参戦する2名、そしてBritish F3 International(英国F3)に参戦する1名のドライバーをそれぞれサポートしています。
  2009年、全日本F3 Nクラスチャンピオンを獲得した山本尚貴は、SUPER GTおよびフォーミュラ・ニッポンに、フォーミュラチャレンジ・ジャパンのチャンピオンを獲得した三浦和樹は、全日本F3 Nクラスにそれぞれステップアップして参戦します。


  また、「世界で活躍する有能な若手ドライバーの発掘と育成」を目的に、自動車メーカー3社※13が協力して設立した、ジュニア・フォーミュラレース「フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)」に引き続き協力していくとともに、スカラシップとして4名のドライバーの参戦をサポートします。

※13  FCJは2006年より、Honda、Toyota、Nissanの自動車メーカー3社が協力して創設した新しいジュニア・フォーミュラカーレース。その理念は「世界で活躍する有能な若手ドライバーの発掘と育成」および「日本のモータースポーツの裾野を広げ将来を支える人材の育成」という点に置かれています

2010年2月16日

SGT:鈴鹿でメーカー合同テスト始まる。トヨタ勢が好スタート!

t01_nissan t01_6 t01_12 t01_38

 スーパーGTは3月の開幕に先立ち、16日からメーカー合同テストが鈴鹿サーキットで始まった。GT500クラスの3メーカーが顔をそろえるのはこの日が初めて。すでに、ホンダとニッサンは今シーズンの体制を発表しているがトヨタは未発表のまま。しかし、ドライバーラインアップは昨年と変わりがないようだ。

 テストは10時より午前のセッションが行われた。ここでトップに立ったのは38号車のレクサスSC430。2位に6号車SC430が、3位にも昨年のチャンピオン1号車SC430が着け、車両もエンジンも昨季のままで成熟されたトヨタ勢がまずは今シーズン最初の合同テストをリードした。

 午後になると今度は6号車SC430がタイムを1分52秒048まで伸ばし、この日最速となるタイムをたたき出した。2位には、今季から3台体制となるニッサン勢の一角12号車GT-Rが上がってきた。3位は38号車SC430。

 テストは今日を含め18日まで3日間行われる。各陣営とも手の内を見せないチームもあり、この合同テストのタイムだけでは判断できないが、今シーズンも白熱したレースが見られそうである。

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/02/16) Maker Test 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoMaker ModelTeamTireTimeBehindGapkm/h
1500138LEXUS SC430LEXUS TEAM ZENT CERUMOBS1'53.032--184.949
250026LEXUS SC430LEXUS TEAM LeMans ENEOSBS1'53.212 0.180 0.180184.655
350031LEXUS SC430LEXUS TEAM PETRONAS TOMSBS1'53.359 0.327 0.147184.416
4500423NISSAN GT-RNISMOMI1'53.469 0.437 0.110184.237
5500535LEXUS SC430LEXUS TEAM KRAFTBS1'53.477 0.445 0.008184.224
6500612NISSAN GT-RTEAM IMPULBS1'53.659 0.627 0.182183.929
7500717HONDA HSV-010KEIHIN REAL RACINGBS1'54.120 1.088 0.461183.186
85008230NISSAN GT-RNISMOMI1'54.270 1.238 0.150182.946
9500918HONDA HSV-010DOME RACING TEAMBS1'54.570 1.538 0.300182.467
1050010100HONDA HSV-010TEAM KUNIMITSUBS1'54.774 1.742 0.204182.142
11500118HONDA HSV-010AUTOBACS RACING TEAM AGURIBS1'54.833 1.801 0.059182.049
125001224NISSAN GT-RKONDO RACINGYH1'54.853 1.821 0.020182.017
135001339LEXUS SC430LEXUS TEAM SARDDL1'55.056 2.024 0.203181.696
145001432HONDA HSV-010NAKAJIMA RACINGDL1'57.363 4.331 2.307178.124
1530012MOONCRAFT SHIDENホンダカーズ東海YH2'06.49813.466 9.135165.261
16300211FERRARI F430JIMGAINER DUNLOP F430DL2'07.36514.333 0.867164.136

SUZUKA -RIJ- (2010/02/16) Maker Test 2 Weather:Cloudy Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoMaker ModelTeamTireTimeBehindGapkm/h
150016LEXUS SC430LEXUS TEAM LeMans ENEOSBS1'52.048--186.574
2500212NISSAN GT-RTEAM IMPULBS1'52.558 0.510 0.510185.728
3500338LEXUS SC430LEXUS TEAM ZENT CERUMOBS1'52.683 0.635 0.125185.522
450041LEXUS SC430LEXUS TEAM PETRONAS TOMSBS1'52.732 0.684 0.049185.442
5500535LEXUS SC430LEXUS TEAM KRAFTBS1'52.746 0.698 0.014185.419
6500618HONDA HSV-010DOME RACING TEAMBS1'52.838 0.790 0.092185.267
7500724NISSAN GT-RKONDO RACINGYH1'52.893 0.845 0.055185.177
85008230NISSAN GT-RNISMOMI1'53.224 1.176 0.331184.636
9500923NISSAN GT-RNISMOMI1'53.385 1.337 0.161184.374
1050010100HONDA HSV-010TEAM KUNIMITSUBS1'53.501 1.453 0.116184.185
115001117HONDA HSV-010KEIHIN REAL RACINGBS1'53.580 1.532 0.079184.057
12500128HONDA HSV-010AUTOBACS RACING TEAM AGURIBS1'53.724 1.676 0.144183.824
135001339LEXUS SC430LEXUS TEAM SARDDL1'54.168 2.120 0.444183.109
145001432HONDA HSV-010NAKAJIMA RACINGDL1'55.421 3.373 1.253181.121
1530012MOONCRAFT SHIDENホンダカーズ東海YH2'05.22613.178 9.805166.940
16300211FERRARI F430JIMGAINER DUNLOP F430DL2'07.20515.157 1.979164.343
17300388LAMBORGHINI GALLARDO RG-3JLOCYH2'07.85215.804 0.647163.511
18300469LAMBORGHINI MURCIELAGO JLOCYH2'10.13118.083 2.279160.647
19300587LAMBORGHINI GALLARDO RG-3JLOCYH2'10.53618.488 0.405160.149
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Contributed by USER

2010年2月11日

リリース:2010年 グローバルモータースポーツ体制を発表(日産)

2010年2月10日

日産自動車株式会社
ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社

2010年 グローバルモータースポーツ体制を発表

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス・ゴーン 以下、日産)及びニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(本社:東京都品川区南大井 社長:眞田裕一 以下、ニスモ)は10日、2010年度のグローバルモータースポーツの活動概要を発表した。

日産自動車はクルマの楽しさと走る悦びをお客さまに提供する活動の一環として、国内外で様々なモータースポーツ活動に取り組んでいる。

本年も引き続き、ワークス活動としては国内最高峰のチャンピオンシップであるSUPER GTシリーズGT500クラスをメインに取り組み、チャンピオン奪還をめざす。

また、新たに世界選手権となるFIA GT1世界選手権に「NISSAN GT-R」で参戦するプライベートチームに技術支援を行う。さらに、若手ドライバー育成プログラムの実施やプライベートチームの活動サポートを行う。

1.SUPER GT
■車両
R35型「NISSAN GT-R」にて、SUPER GTのGT500クラスに出場する。
参戦チームへの技術支援及び車両開発はニスモが行う。2010年仕様の「NISSAN GT-R」は、3.4リッターの新エンジン(VRH34A)を投入する。

■チーム体制
日産系チームとしては、NISMO、TEAM IMPUL、及びKONDO RACINGから1台ずつ、計3台の「NISSAN GT-R」で出場する。今シーズンは、この体制の中で最高のパフォーマンスが出せるドライバーの組み合わせに変更し、3社のタイヤメーカーと共にあらゆる環境、異なるサーキットでのレースに対応して勝利の可能性を広げていく。日産系チームの総監督は柿元邦彦が引き続き担当する。


No. エントラント 監督 ドライバー 車両名 タイヤメーカー
23 NISMO 鈴木 豊 本山 哲/ブノワ・トレルイエ(FRA) MOTUL AUTECH GT-R ミシュラン
12 TEAM IMPUL 星野 一義 松田 次生/ロニー・クインタレッリ(ITA) カルソニック IMPUL GT-R ブリヂストン
24 KONDO RACING 近藤 真彦 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(BRA)/
安田 裕信
HIS ADVAN KONDO GT-R ヨコハマ


2.FIA GT1世界選手権

■車両
FIA GT1世界選手権に参戦するプライベートチームに対し、ニスモが4台のR35型「NISSAN GT-R」を供給し、技術支援を行う。2010年仕様の車両は、昨シーズンのFIA GT選手権・GT1クラスへの4回のテスト参戦で得られたデータを基に、高い耐久信頼性を維持しつつ、空力性能や軽量化等の改良を加え、運動性能の向上を図った。

■チーム体制
同選手権の規則により、日産・ニスモのワークス参戦ではなくプライベートチームへの技術支援という形で関与する。マニュファクチャラーごとに2チーム、それぞれ2台ずつのエントリーが義務付けられており、「NISSAN GT-R」も4台が参加する。

No. エントラント 監督 ドライバー タイヤメーカー
TBC SUMO POWER GT ジェームズ・ラムゼイ ミハエル・クルム(DEU)/ピーター・ダンブレック(GBR) ミシュラン
TBC TBA/TBA ミシュラン
3 SWISS RACING TEAM オトゥマー・ウェルティ カール・ヴェンドリンガー(AUT)/ヘンリ・モサー(CHE) ミシュラン
4 マックス・ニルソン(SWE)/TBA ミシュラン

SUMO POWER GT: FIA GT1世界選手権に出場するために今年設立されたイギリスのチーム。監督は、ジェームズ・ラムゼイ、チームマネージャーはアレン・オーチャード、チーフエンジニアはナイジェル・ステップニーが務める。 (www.sumopowergt.com)

SWISS RACING TEAM: 2000年にスイスで設立されたチーム。GT1クラスには、Jetalliance Racing及びK plus K Motorsportに参画して、2007年以来これまでに7勝をあげている。昨年のFIA GT選手権の開幕戦では、今年もドライブするカール・ヴェンドリンガーと共に優勝している。監督はオトゥマー・ウェルティ、チームマネージャーは、エリック・コルブが務める。 (www.swissracingteam.ch)

3.その他の活動
ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム(NDDP)/フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)
世界で活躍できる若手ドライバー育成を目的とし、2006年に始まったフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)に日産自動車が本年も引き続き協賛する。主催者が一元管理するエンジンのメンテナンス業務はニスモが担当する。

また、4名を日産スカラシップ対象ドライバーとして選出し、FCJへの参戦サポートを行なう。さらに、日産アドバンススカラシップ対象ドライバー2名を、全日本F3選手権ナショナル(N)クラスに本年も参加させる。
■NDDPアドバンススカラシップ対象ドライバー: 佐藤公哉(20)、佐々木大樹(18)
■NDDPスカラシップ対象ドライバー: 松井孝允(22)、近藤翼(20)、朱戴維(19、中国)、高星明誠(17)

中国ツーリングカー選手権(China Touring Car Championship 通称CTCC)
1600ccクラスに日産「ティーダ」で出場する東風日産乗用車公司への技術支援を継続する。CTCCは、中国国内で生産された車両をベースに開発されたレーシングカーで争われる中国最高峰の国内選手権であり、2006年、2008年にはチャンピオンを獲得している。

<関連情報> 日産モータースポーツ

以 上

SGT:日産の2010年体制が明らかに。GT-Rは3.4リッターエンジンを搭載、3台体制に

日産自動車株式会社とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(以下ニスモ)は2月10日、2010年度のグローバルモータースポーツ体制を発表した。

その中でスーパーGTに関しては、GT500クラスを戦うR35型GT-Rに3.4リッターの新エンジンを搭載することが明らかになった。
この新エンジンは先日の鈴鹿テストにおいても23号車が搭載していたのではないかと言われている。

一方でエントリー台数は昨年の4台から1台が減って3台体制となり、#23ニスモ、#12チーム・インパル、#24コンドウレーシングが参戦。ハセミモータースポーツはGT300クラスにフェアレディZで参戦することとなった。
併せて、昨年3号車が使用していたミシュランタイヤを今シーズンは23号車が履くことも発表され、今シーズンのニッサン勢はミシュラン、ブリヂストン、ヨコハマと3台が別々のメーカーのタイヤを履くこととなった。

これに伴いドライバーラインナップは、ニスモが昨年同様の本山哲/ブノワ/トレルイエ組、インパルは松田次生/ロニー・クインタレッリ組、コンドウはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信組となった。

なおGT300クラスは従来通りプライベーターへの支援という形であるため今回の発表では言及されなかったが、ハセミ以外に昨年同様モーラがフェアレディZで参戦するものと思われる。

2010年1月20日

SGT:Hondaニューマシン、HSV-010GT発進! SUPER GT新時代鈴鹿で開幕!! (SUZUKA)

 激戦が続くSUPER GTシリーズが2010年、新しい時代に突入することになった。そしてその開幕戦が2年ぶりに鈴鹿 サーキットで開催されることになった。

 SUPER GTのGT500クラスは3メーカーのマシンが参戦してきた。2006年にデビューしたLEXUS SC430、2008年にデ ビューしたニッサンGT-R、そしてHonda NSXだ。この3車種が常に激しいトップ争いを演じてきたが、今年、2010年、新 たな戦いの構図が誕生した。

 Hondaが満を持してニューマシンHSV-010 GTを投入してきたのだ。長年トップ争いを続けてきたNSXに代わるHonda 陣営の秘密兵器と言ってもいいHSV-010 GT。すでに開幕前のテスト走行で実力の一端を披露しており、SC430、GT-Rとの対決が注目されている。

 その初対決が鈴鹿サーキットでの開幕戦となるわけだが、同時にこの鈴鹿ラウンドはニューマシンの未来を占う戦いでもあるのだ。2006年にデビューしたSC430は脇阪寿一/A・ロッテラー組が開幕戦鈴鹿で優勝を飾ると、そのままシリ―スも制覇。08年は復活したニッサンGT-Rの本山哲/B・トレルイエ組が開幕戦鈴鹿でデビューウィンを飾ると、そのままシリーズチャンピオンを獲得したのだ。

 今年はHSV-010 GTの番と言ってもいいだろう。開幕戦の鈴鹿を制すれば、そのままシリーズ制覇に向けて突っ走る可能性も高い。これを絶対阻止したいのがSC430、GT-Rの両陣営。2010開幕戦鈴鹿はこれまでにない激しい戦いとなりそうだ。

開催概要
  • 大会名称:2010 AUTOBACS SUPER GT Round1 SUZUKA GT300km
  • 主催:関西スポーツカークラブ(KSCC) / 鈴鹿モータースポーツクラブ(SMSC) / 株式会社モビリティランド
  • 公認:国際自動車連盟(FIA) / 社団法人日本自動車連盟(JAF)
  • 認定:株式会社 GTアソシエイション

2010_gt01_1.jpg 2010_gt01_2.jpg 2010_gt01_3.jpg

ハンディウェイトなし!HSV-010 GT、SC430、GT-Rの真の実力が、真の速さが鈴鹿で判明する!

 09年は獲得したシリーズポイント1ポイントに対し2kgのハンディウェイトが課せられ、第7戦、第8戦は1ポイントに 対し1kg、最終戦はハンディウェイトなしで戦われたSUPER GT。このハンディウェイトシステムは2010年も継続される 予定で、たとえば優勝するとシーズン序盤は20ポイントが与えられると同時に、次戦では40㎏のハンディウェイトを 搭載して戦わなければならない。ギリギリの状況でタイムを削り取ってゆくGTマシンにとってこのハンディは大きく、 予選のタイムアタックにも影響を与えるし、決勝ではタイヤ、ブレーキなどにも大きな負担を与えることになる。

 だが、開幕戦はこのハンディは一切ない。そのマシンの本当の力、速さが開幕戦鈴鹿で判明するわけだ。HSV-010 GTは国際レーシングコースをいったい何秒で駆け抜けるのか!?進化を遂げたSC430は?GT-Rは?開幕戦ならではのガチンコ勝負に注目だ。

アストンマーティン参戦!さらに混戦模様のGT300クラス

 多彩な車種が参戦し、毎年タイトル争いが僅差のまま最終戦までもつれ込むのがGT300クラス。昨年、一昨年とニッサンZ、ガライヤ、ポルシェ911GT3、フェラーリ、紫電、RX-7、ランボルギーニなどがトップ争いを展開したが、今年はそこに新たなチャレンジャーが登場した。アストンマーティンだ。

 ステアリングを握るのは、昨年、一昨年と紫電をドライブしてタイトル争いを繰り広げた吉本大樹と大ベテラン松田秀士の強力コンビ。その実力から言っても、開幕戦からトップ争いに絡んでくるのは確実。強力なライバルたちを相手にどんな戦いを見せてくれるのか楽しみだ。

 詳しくは以下のファイル(PDF)をご覧ください。

http://www.fmotor.jp/news/pdf/2010/2010_gt01_1v.pdf

Text & Photo: 株式会社モビリティランド

2010年1月18日

SGT:GT500クラス参戦車両「HSV-010 GT」を発表 (HONDA)

gt100118009H gt100118010H gt100118014H gt100118015H

 Honda は、2010 年のSUPER GT シリーズ(統括・運営:株式会社GT アソシエイション)GT500 クラスに参戦するHSV-010 GT を発表した。

 HSV-010 GT の性能諸元は、以下の通りである。

  • HSV=Honda Sports Velocity:Velocity は速さ、速度の意味。
■Honda HSV-010 GT 車両諸元
寸法・重量全長×全幅×全高(m)4.675×2.000×公表せず
ホイールベース(m)2.700
車両重量(kg)1100 以上
エンジンエンジン型式HR10EG
エンジン種類・シリンダー数及び配置水冷V 型8 気筒縦置
V アングル(°)90
弁機構DOHC ギア駆動 吸気2 排気2
総排気量(cm3)3397
内径×行径(mm)93.0×62.5
圧縮比公表せず
最大出力(kW[PS])370(500)以上
最大トルク(N・m[kg・m])392(40.0)以上
スロットル制御方式機械式
燃料供給装置形式電子制御燃料噴射装置(ホンダPGM-FI)
使用燃料種類無鉛プレミアムガソリン
潤滑方式ドライサンプ方式
動力伝達・
走行装置
変速機形式常時噛合式
変速機操作形式ステアリング パドルシフト式
ステアリング装置形式ラック&ピニオン式(EPS 付)
タイヤ(前・後)330/40R18・330/45R17
主ブレーキの種類・形式(前/後)油圧式ベンチレーテッドディスク
サスペンション方式(前/後)ダブルウィッシュボーン式
スタビライザー形式(前/後)トーションバー式
■2010 年 SUPER GT 参戦体制
ゼッケンチーム名ドライバー
8ARTAラルフ・ファーマン
Ralph Firman
井出 有治
Yuji Ide
17リアルレーシング
REAL RACING
金石 年弘
Toshihiro Kaneishi
塚越 広大
Kodai Tsukakoshi
18童夢レーシング
DOME RACING
小暮 卓史
Takashi Kogure
ロイック・デュバル
Loic Duval
32ナカジマレーシング
NAKAJIMA RACING
道上 龍
Ryo Michigami
中山 友貴
Yuhki Nakayama
100チームクニミツ
Team Kunimitsu
伊沢 拓也
Takuya Izawa
山本 尚貴
Naoki Yamamoto
Text & Photo: HONDA

2010年1月17日

SGT:RE雨宮、2010年もSUPER GTはRX-7 GT300で参戦

RE雨宮、2010年もSUPER GTはRX-7 GT300で参戦

RE雨宮レーシングの雨宮勇代表は、1月15日の東京オートサロン会場において、「2010年のSUPER GTは、昨年と同様の体制、マシン、ドライバーラインアップで臨みます」と話した。

2006年のGT300チャンピオンチームであるRE雨宮レーシングは、昨季は谷口信輝と折目遼のコンビでRX-7を駆り、シリーズ2位であった。最終戦までもつれ込んだ激しいポイント争いに生き残り、最後まで首位を追いかける形を貫きながらも僅差でチャンピオンを逃していた。今季は、その実績をキャリーオーバーする体制を築き、再びチャンピオン獲得を目指すことになる。なお、スポンサーやマシンのカラーリングも昨年と同様になるとのこと。本年のSUPER GTは、3月20日(土)・21日(日)に鈴鹿サーキットで開幕戦を迎えることになっている。

また、雨宮代表は、本年のD1グランプリにはRX-8のニューマシンを仕立ててチャレンジすることも明らかにした。

amemiya_1b.jpg

※RE雨宮レーシング 雨宮代表のメッセージビデオも見られます
http://www.mzracing.jp/supergt/201001.html

MZ Racing編集部 渡部真紀

2010年1月15日

SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010”の大会概要を発表 (GTA)

 株式会社GTアソシエイション(GTA)、株式会社日本レースプロモーション(JRP)、富士スピード ウェイ株式会社(FSW)の3社は、本年11月13日(土)・14日(日)、富士スピードウェイで共同開催する“SUPER GT & Formula NIPPONFUJI SPRINT CUP 2010”の大会概要について発表しました。

 日本モータースポーツの更なる活性化を目的に、新たなレース形態の提案とモータースポーツファンへの感謝の意を込めて、SUPER GT(グランドツーリングカーレースの国内トップカテゴリー)とFormula NIPPON(フォーミュラカーレースの国内トップカテゴリー)を同日開催する、モータースポーツ史上初のレースイベントです。

 SUPER GTのGT500クラス、GT300クラス及びFormula NIPPONの3カテゴリーが、それぞれ 100km(22周)の決勝レースを13日(土)と14日(日)に実施する予定です。

 今後、お客様にご満足いただける大会とするために、メインレースに加えて、サポートレースや場内イベントなどについても3社で検討を進め、随時発表いたします。

<各社代表コメント>
GTA 代表取締役 坂東正明
 GTアソシエイションは、日本レースプロモーションと富士スピードウェイとともに、モータースポーツファンの皆様への感謝を込めて、新たなレースイベントを提案します。日本を代表する2つのシリーズが、富士スピードウェイを舞台に、不景気を吹き飛ばすような感動と 興奮を提供できる、過去に例を見ない新たなレースイベントとして開催することで、日本モータースポーツ界の活性化を目指します。
JRP 取締役会長 中嶋悟
 日本レースプロモーションは、本年フォーミュラ・ニッポン創設15年目を迎えます。この記念すべき年にGTアソシエイション、富士スピードウェイとともに、モータースポーツファンの皆様にすばらしいニュースをお伝えできることを大変うれしく思っております。私ども三団体は、本大会を、『モータースポーツを更に元気にするための第1歩』と位置づけ、シリーズ戦にない新たな醍醐味を提供してまいります。
FSW 代表取締役社長 加藤裕明
 富士スピードウェイは1963年の会社創立以来、数々のモータースポーツの舞台となっておりますが、2005年春にリニューアルオープンしてから、おかげさまで今年は5周年を迎えることができました。こうした節目の年に、日本を代表する2つのトップカテゴリーレースを 同日に開催できますことを大変嬉しく思います。お客様に心からご満足いただけますよう、大会に向けて努力してまいります。
<大会概要>
  • 大会名称:SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010
  • 開催日程:2010年11月13日(土)、14日(日)
  • 開催場所:富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町中日向694)
  • 主  催:株式会社GTアソシエイション(GTA)、株式会社日本レースプロモーション(JRP)、富士スピードウェイ株式会社
  • 公  認:国際自動車連盟(FIA)、日本自動車連盟(JAF)
  • 企画運営:FUJI SPRINT CUP 実行委員会
  • 決勝レース:GT500クラス、GT300クラス、Formula NIPPONの3カテゴリーが、各々100km(22周)を13日(土)と14日(日)に実施予定
株式会社GTアソシエイション

2010年1月 8日

吉本大樹、2010年もSUPER GT SERIES GT300クラスに参戦

===============================
吉本大樹、2010年もSUPER GT SERIES
GT300クラスに参戦
===============================
CAPBTLX3.jpgこの度、吉本大樹が「10'SUPER GT SERIES」に、新規参戦チーム「A speed」よりFIA GT2仕様の「アストンマーティン・ヴァンテージ」で参戦することが決定いたしました。

参戦概要につきましては下記の通りとなります。

今シーズンも皆様のご期待に沿う活躍をお見せ出来るよう、吉本大樹並びにスタッフ一同全力を尽くして参りますので、ご声援の程、何卒宜しくお願い致します。

===============================
【参戦概要】
===============================

■ カテゴリー : 2010 SUPER GT SERIES (GT300)
■ チーム名 :  A speed
■ マシン :  triple a VANTAGE GT2
■ ドライバー : 吉本 大樹・松田 秀士 選手

Aspeed公式サイト:http://www.aspeed.co.jp
スーパーGTシリーズ公式サイト:http://www.supergt.net/jp/
吉本大樹オフィシャルサイト:http://www.hiroki-yoshimoto.com/

===============================
【吉本大樹コメント】
===============================

1月の早い段階で発表が出来て非常に嬉しく思います。昨年の最終戦終了後にコンタクトを頂いてから、年末に行われたシェイクダウンを訪問させて頂き、一日しっかり見させて頂いた後にその場で返事をさせて頂きました。明日鈴鹿で初ドライブするのを楽しみにしています。

少年の頃はテレビでインディーカードライバーだった松田選手を熱く応援していましたが、その松田さんとパートナーが組めるということも非常に楽しみですし、昨シーズン活躍が目立っていたFIA GT2マシンであるアストンは戦闘力を秘めているはずです。新規参戦チームということもあり、全員で一つずつ経験を積んでいかなければならないかとは思いますが、確実に進歩させながら着実に進んでいけば、必ずどこかで勝てるレースがあると思います。そして最終的には2010年のチャンピオンシップに絡んでいきたいと思います。

早々に起用を決めて頂いた借りをしっかりと結果でお返ししたいと思っています。皆さん応援宜しくお願い致します!

===============================
2010 SUPER GT SERIES暫定スケジュール】
===============================

第1戦 3月20日-21日 【鈴鹿サーキット】
第2戦 4月3日-4日 【岡山国際サーキット】
第3戦 5月1日-2日 【富士スピードウェイ】
第4戦 6月19日-20日 【セパンインターナショナルサーキット】
第5戦 7月24日-25日 【スポーツランドSUGO】
第6戦 8月21日-22日 【鈴鹿サーキット】
第7戦 9月11日-12日 【富士スピードウェイ】
第8戦 10月23日-24日 【ツインリンクもてぎ】
特別戦 11月13日-14日 【SUPER GT & Formula Nippon FUJI SPRINT CUP 2010】

2009年12月22日

SGT:2010年SUPER GTシリーズGT500クラスにHSV-010 GTで参戦 (HONDA)

gt091222001L.jpg

 Hondaは、2010年のSUPER GTシリーズ(統括・運営:株式会社GTアソシエーション)GT500クラスに、HSV-010 GTで参戦することを発表した。

 HSV-010 GTはモータースポーツの原点である「速さ」を徹底的に追求し、お客様に夢と感動を提供していきたいとの想いで開発されたレース専用車である。またJAF(社団法人 日本自動車連盟)が定めた「2010年レギュレーション(排気量3.4リッター、V型8気筒、FRレイアウト等)」に準拠しており、JAF-GT500基本車両資格登録の承認を得ている。

 HSV-010 GTは、2010年3月20日(土)、21日(日)のSUPER GT開幕戦(鈴鹿サーキット)でのデビューを予定している。

  • HSV=Honda Sports Velocity:Velocityは速さ、速度の意味。

 Hondaは1997年より全日本GT選手権(JGTC)にNSX-GTで参戦して以来、2009年シーズン終了までの13年間で通算106戦に参戦。50回のポールポジションと、37回の優勝を果たしている。

Text & Photo: HONDA

2009年11月12日

SGT:第9戦もてぎ #11 ドライバーズランキング第3位・チームランキング第3位 (JIMGAINER)

  • #11 JIMGAINER ADVAN F430
  • Driver:田中 哲也/平中 克幸
  • 予選:8位 決勝:4位
  • #10 JIMGAINER ADVAN F360
  • Driver:植田 正幸/川口 正敬
  • 予選:18位 決勝:13位

予選観客数:14000人・決勝観客数:35000人

 前回のオートポリスで今年初優勝を飾った11号車。後半戦に来て上り調子で流れが良い。ポイントランキングもトップと3点差で2位と同点の3位。2004年にも一度、最終戦を4位で迎えたこともあり(この時はシリーズ3位)、今回は19号車、43号車の前でチェッカーを受ければチャンピオンが確定となる。

■2009年11月6日(土)
公式練習:9:55~11:40
  • 天候:晴・気温:22度・路面温度:29度・路面状況Dry
  • #11ベストタイム:1分56秒236
  • #10ベストタイム:1分59秒094

gt_r09_jg_01.gif  11月だというのに日中は半袖でも行動できる気候の中、今年の最終戦は栃木県にあるツインリンクもてぎで開催された。開始早々は15度とまだ気温は低かったものの、終了近くには22度と11月とは思えないほど上昇した。

 10号車も11号車も今回タイムアタックを担当するのは平中と川口。練習走行もまずこの二人のドライバーが走行を開始した。

 平中は何度となくピットに戻りスタビライザーやリアウイング、フロントとリアのダンパーの調整を行っていた。10号車はアンダーステアがキツく、なかなかセットが決まらない。残り40分で平中から田中に交代。チェックを行い、その後再び平中に交代し走行は終了した。

 10号車も残り15分で植田と交代。植田もマシンに違和感を覚える。今年一番マシンの状態が良くないようだ。なんとか予選までに改善するようにエンジニアとミーティングを行っていた。

予選1回目:12:50~13:35
  • 天候:晴・気温:21度・路面温度:26 度・路面状況:Dry
  • #11ベストタイム:1分57秒258
  • #10ベストタイム:1分59秒878

 今回の予選1回目は基準タイムをクリアするのみ。予選グリッドはこの後のノックダウン方式予選で決定する。このノックダウン方式予選は、毎年もてぎでのみ採用されていたが、今年は鈴鹿700kmでも行われ、今年2回目のノックダウン予選となる。

 この予選は45分間もあり、予選基準タイムをクリアすれば、テストも出来る予選直前の走行枠となる。 10号車、11号車共々2名のドライバーが基準タイムをクリアすると、予選に向けて最終のセットアップに入る。両車輛ともセットは決まるのだけれど、今ひとつ何かが足らない。11号車は7番手、10号車は19番手で予選1回目の走行は終わった。

gt_r09_jg_02.gif gt_r09_jg_03.gif

ノックダウン予選:14:25~13:32
  • 天候:晴・気温:21度・路面温度:24度・路面状況:Dry
  • #11ベストタイム:1回目・1分56秒189:2回目・ 1分56秒087:3回目・1分55秒454
  • #10ベストタイム:1分58秒496

gt_r09_jg_04.gif  ノックダウン1回目は予選16番手までが2回目に駒を進めることが出来る。1回目のタイムアタッカーは、2回目を連続して乗車することは出来ない。 11号車は平中、10号車は川口が1回目を走行。10分間という短い時間でタイムを出さなければいけない。平中は1分56秒189のタイムで8番手。川口も計測2周目に1分58秒496を出し、次週にタイムアップを計るが、右フロント足まわりがおかしい。コーナーも曲がりきれない。 ピットに戻ると足まわりにトラブルが発生していた。その為17番手でノックダウン2回目には残念ながら進むことが出来なかった。

 500クラスのノックダウン1回目とインターバルの7分を挟み、2回目が開始された。この回は田中がハンドルを握る。計測2周目に1回目を上回るタイムを出すが、トップは1分54秒台と驚異的なタイムを叩き出す。終了間際に圏外から一気に2番手まで上がってきた26号車ポルシェの為に、10番手というぎりぎりのポジションで3回目に駒を進めた。

 3回目のノックダウンはオンタイムで始まった。10台が順にコースへ。今年最後のポールポジションが決まる。アタックは平中が担当。計測2周目に今までのベストタイムの1分55秒454を計測するが、トップはまたまた驚異的なタイムの1分53秒915と今のレギュレーションとは違った時に出ているレコードタイムに近く、昨年のポールタイムとは2秒近くも更新。残念ながら決勝は8番手のグリッドからのスタートとなった。

gt_r09_jg_05.gif gt_r09_jg_06.gif

田中哲也コメント
 今日に関しては思った以上に予選順位が悪くて、内容よりも結果が悪かったので、明日に何とかするしかないと思うので、頑張ります。
平中克幸コメント
 他が速すぎたということが第一にあって・・・走り始めは良い状態で走れたと思っています。セッティングも悪くなかったですし、ここは富士よりも直線スピードがかなり影響してきますので・・・富士ではセクター3で稼ぐ事も出来るのですが、ストップアンドゴーのサーキットなので、その辺が厳しかったですね。ただレースはコンスタントラップで上手く走って、ピット作業とピット作戦で上手く前に行ければ、また富士みたいに上位にあがれると思うので、優勝目指して頑張ります。
植田正幸コメント
 今回は最終戦ということで、川口選手にセットアップ、予選のアタックをお願いいたしました。車のトラブルが出て、上手くいきませんでしたが、決勝までにそのトラブルがわかったので、明日は行けると思いますので、明日は頑張ります。
川口正敬コメント
 惜しかったですね。もう少しで57秒台に入ったのですが、トラブルもあってそれで終わってしまいました。ただ決勝までにこれほど車に乗れたことはなかったので、ある意味よかったですね。明日決勝に向けて課題はあるのですが、淡々と走って10番手以内でチェッカーを受けられたら良いと思います。
■2009年11月8日(日)
フリー走行:8:45~9:15 サーキットサファリ:9:25~9:45
  • 天候:曇・気温:11度・路面温度:13度・路面状況:Dry
  • #11ベストタイム:1分56秒999
  • #10ベストタイム:1分58秒484

 朝から雲に覆われるが、雨の気配はない。11号車は昨日よりセット変更を行いチェックし、田中から走行を開始。15分後に平中と交代。リアウイングの調整を行いコースへ。10号車は植田が最終のセットアップを行う。タイヤを変え1分58秒台をマークし川口と交代。川口はタイムが安定しているものの、タイムが伸びない。

 フリー走行終了後にサーキットサファリが10分のインターバルの後開始。 10号車はリアのスプリング交換を行い川口がコースへ。最終のセットアップが終わり走行は終了。11号車も田中がまず走行。その後平中と代わりサファリは終了した。

gt_r09_jg_07.gif gt_r09_jg_08.gif

決勝:14:00~53LAP(GT500)
  • 天候:曇・気温:20度・路面温度:24度・路面状況:Dry
  • #11ベストタイム:1分58秒209
  • #10ベストタイム:1分59秒683

gt_r09_jg_10.gif  時折日差しが射すものの、空全体は雲に覆われている。朝と同じく雨が降る気配はなく、ドライコンディションで今年最後のレースは開始された。

 11号車は田中、10号車は植田がスタートを担当する。田中は今年1番と思われるくらいのスタートで、一気に2台をパスし6番手に浮上。チャンピオンを獲得する上で、非常に幸先の良いスタートとなった。10号車は前を行く112号車ポルシェに前を阻まれ、ポジションもペースも上げられず苦戦。18番手のまま周回数を重ねる。

 トップをいく81号車のペースは速く、10周を超えた辺りですでに15秒の差が11号車とはあった。しかし、今日は43号車と19号車の前でチェッカーを受けなければチャンピオンの権利はない。この時43号車が3番手、19号車は4番手だった。ここに離されないよう、前と離されないように田中も周回を重ねる。当初の予定通り、早めにピットに入り平中と交代し、追いかける展開に。16周目に300クラスで一番にルーティーンのピット作業を終えて、平中をコースに送り出す。10号車植田もポジションを落とすことなく走行、25周目に川口にハンドルを託す。

gt_r09_jg_11.gif   20周目を過ぎた辺りからシリーズを賭けた、11号車、19号車、43号車の接近戦が始まる。23周目に前の43号車とは0.4秒差。思ったようにペースが上がらない43号車を執拗にプッシュする平中。43号車高木も必死にブロックする。25周目にピット作業を終えた2号車も絡み、4台のバトルが展開。27周目の1コーナーで500クラスを巧みに使いインを刺し平中が前に。2コーナーでは完全に前に入るが、高木も譲らず接触してしまう。しかしこれはレーシングアクシデントと判断。平中は2号車を猛追する。28周目にピットを終えた7号車が間に入り2番手の19号車から5番手の11号車が数珠繋ぎで走行、一瞬たりとも気を抜けない状況に。

 32周目に前を行く2号車を90度コーナーでパスした次の周に、5コーナーで55号車のエンジンから火の手が上がる。コースにもオイルが撒かれセーフティカーが導入された。ここで一気に1番手からのマージンはなくなり、リスタートの時には今まで以上のバトルが予想された。

 10号車はSCが入ったときに81号車の後ろに付く羽目に。1周の周回遅れとなってしまう。この時15番手を走行、徐々に順位を上げていた。しかし、このSCの後から駆動系のとトラブルにより、ペースを上げられなくなる。なんとか最後まで走りきり、13番手でチェッカーを受けた。

 11号車平中はSCが入った後、残り13周をチャンピオン目指して激走を開始。前を走行するのは19号車。1秒以内の接近戦を繰り返す。しかしその後ろからペースを上げてきた74号車が急接近。46周目にあろうことか平中が2コーナーでアウトからオーバーテイクされ5番手に。しかし、V字コーナーで74号車がブレーキロックし白煙を上げる。そのイン側を平中が射すと74号車が右リアに接触。しかしマシンにダメージはなく、再び19号車を追いかける。48周目には0.7秒差まで詰めよるが、19号車の巧みなブロックに平中も打つ手もなく、4番手でチェッカーを受けた。

 10号車はドライバーズランキングが23番手、チームランキングは16番手、11号車はドライバーズランキングが3番手、チームランキングが3番手で今シーズンを終えた。

 今年1年心強い応援をしていただき、本当にありがとうございました。来年も引き続きご支援よろしくお願いいたします。

gt_r09_jg_12.gif gt_r09_jg_13.gif

田中哲也コメント
 一年間、精一杯やった結果がシリーズ3位だったと思います。チームとしては、後半になるほど良くまとまってきていたと思います。来年のチャンピオン獲得につながるように、この悔しさをバネに、またガンバっていくだけです。
平中克幸コメント
 今回のレースではシリーズチャンピオンがかかった大事なレースでしたが、思うような結果がだせず悔しいですね。予選のポジションがあまり良くなかったので、決勝では苦戦を強いられるのは覚悟していました。それでもスタートで哲也さんが、6位までポジションアップしていたので自分もなんとかチャンピオンを目指して走りました。最後は前を走る19号車をなんとかパスしたかったのですが‥‥。結果シリーズ3位でしたが、チャンピオン争いが出来た事は凄く自分にとって良い経験になりました。
植田正幸コメント
 今年でSUPER-GT3年目でしたから、もう少し納得できるシーズンを送りたかったですね。今日の決勝もポルシェに引っかかってペースも上げられなかったし、直線スピードのあるマシンとの差をもう少し考えて欲しいですね。このままではストレスの掛かるレースばかりになってしまいます。来年は今年以上のポジション目指して頑張りたいと思います。今年1年ありがとう御座いました。
川口正敬コメント
 今回はタイヤの選択を失敗しましたね。SCが入ってタイヤに一度熱が入ってから冷めるとグリップがかなり低下しました。その後駆動系も壊れちゃって、ペースを全く上げることが出来ませんでした。最終戦をきちんと締めくくれなかったのは残念ですね。植田選手には今年一年勉強させていただき感謝しています。11号車の田中選手、平中選手にも色々教えて貰い、良い環境の中でレースが出来ました。ただ走行時間が短いのは、GTビギナーにはかなりきつかったです。もっと練習時間は作って頂きたいと思います。今年1年ありがとうございました。
Text & Photo: JIMGAINER

2009年11月10日

吉本大樹レースレポート(SGT最終戦(第9戦)/もてぎ)

===============================
【スーパーGTシリーズ第9戦(ツインリンクもてぎ)】
7-8 November, 2009
===============================

紫電、ラスト2戦のトラブルが響き
タイトルには手が届かず

CAMXLT1A.jpg
【Result】
(Sta) FP : 3 th / QF : 11 th
(Sun) FP : 4 th / Final : 16 th (0 pt / Team Point : 1 pt)
Driver's Ranking : 8 th (吉本大樹)
Team's Ranking : 7 th (Cars Tokai Dream 28)

===============================
【Qualify】
===============================

天候:曇|路面:ドライ|気温:21℃|路面温度:24℃(ノックダウン予選開始時)

紫電、タイヤと路面のマッチングに苦しみ予選は11番手

遂に雌雄を決する最終戦を迎えた2009年のスーパーGTシリーズ。タイトル獲得の可能性は残すものの、ランキングトップとのポイント差等、立場的にはやや苦しい状況でこの最終戦を迎える事となったカーズ東海ドリーム28&紫電。しかし、チーム&ドライバーは「まだシーズンが終わったわけではない」と、逆転タイトル獲得に向け必勝を期しこの最終戦に挑むこととなった。

迎えた土曜日のフリープラクティス。上空はやや雲が多かったものの、日差しは強く、セッションが進むにつれて気温、路面温度とも上昇。11月とは思えないほどの暖かさの中での走行となった。このセッションでまずステアリングを握ったのは加藤選手。その加藤選手は予選、決勝に向けマシンのセットを確認~調整していくと、NEWタイヤでは1'56"218をマーク。セッション後半でステアリングを握った吉本大樹もこの後のセッションに向けたセットアップを進めて行き、最終的にこのセッションを4番手で終えることとなった。

その後12:50から45分間(GT500、GT300両クラスの混走)で行われた公式予選1回目。この予選はこの後のノックダウン方式での予選に進むための予選通過基準タイムを両ドライバーがクリアすることが求められる他、そのノックダウン予選までにマシンのセットを最終調整する為にも大事なセッションとなる。予選通過基準タイムに関しては両ドライバー共危なげなくクリアしたカーズ東海ドリーム28&紫電陣営は、このセッションでは吉本大樹がNEWタイヤでアタック。最終的にこのセッションのトップから0.2秒差の3番手となる1'56"850をマークする。しかし「コースが混雑していてまともなアタックを出来たラップがなかった事もあるけど、今一タイムが伸びなかった。マシンのセットというより、コースとの相性という感じですが・・・」と、後のノックダウン予選に向けては幾分の不安も残しつつこのセッションを終了する事となった。

そして迎えたノックダウン予選。この予選方式はセッション1(Q1)、セッション2(Q2)、セッション3(Q3)の3回に分けられ、それぞれのセッションで上位タイムをマークしたチームのみが次のセッションへの出走が許され、セッション2までで脱落したチームはその時点で決勝スターティンググリッドが確定。セッション3でトップタイムをマークしたチームがポールポジションとなる。更に一人のドライバーが2回続けてのセッションに出走する事は認められない。この予選Q1で紫電のステアリングを握ったのは吉本大樹。その吉本はこのセッションで6番手タイムとなる1'55"807をマークし、まずは危なげなくQ2進出を決めて行く。そして迎えたQ2セッション。ここでは加藤選手がNEWタイヤを履きコースイン、Q3進出を賭けたアタックへと入って行く。しかし午前のフリープラクティスから懸念していたタイヤと路面とのマッチングに苦しむこととなり、マークしたタイムは1'56"248。セッション終盤まではぎりぎりQ3進出圏内となる10番手につけていたものの、最後の最後にタイムアップを果たしたマシンにそのポジションを奪われQ3に進出する事が出来ず、翌日の決勝は11番グリッドからスタートを切る事となった。

===============================
【Final】
===============================

天候:晴|路面:ドライ|気温20℃|路面温度24℃

紫電、トラブルで今シーズン最後のチェッカーを受けることは叶わず

前日の予選では無念の11番手に留まった紫電。タイトルを争うチームの多くが予選上位につけたこともありタイトル争いでは窮地に立たされる事になったものの、この日午前のフリープラクティスでは4番手のタイムをマーク。決勝での巻き返しを狙いマシンをスターティンググリッドへと並べた。

迎えた注目のスタート。ここで紫電のステアリングを握ったのは加藤選手。しかしその加藤選手はスタートこそまずまずの動きを見せたものの、オーバーテイクポイントの少ないコース特性も影響し、その後は思ったようににポジションを上げることが出来ず。それでも粘り強く8番手近辺までポジションを上げて行くと、レース折り返しよりも若干早目の周回数ながらピットイン。今シーズン最後のピット作業を行っていく。すると紫電はここで何とタイヤ交換を行わず給油とドライバーチェンジのみでコースイン。ピット作業でのロスタイムを削り、タイトルを争う#19(ウェッズスポーツIS350)と#43(ARTA Garaiya)の間でコースに復帰すると、最後のスティントを吉本大樹のドライビングに賭けていく。

ここから最後の追い上げを期しステアリングを握った吉本大樹。しかし前戦オートポリスに続きここでも不運が紫電を待ち構えていた。「ピットアウト直後から異音がし始めた」というマシンはその後程なくして明らかな異音と共にエンジンが一気にパワーダウン、元々劣勢であったストレートスピードが更に落ちていく。吉本は一度はアウトラップだった#7(M7 MUTIARA MOTORS雨宮 SGC7)を交わし前に出ると、その後巧みなブロックで数周に渡り何とかそのポジションを守ったものの、結局徐々に悪化していったトラブルには成す術もなく、#7(M7 MUTIARA MOTORS雨宮 SGC7)に抜き返された後、#11(JIMGAINER)にもポジションを奪われてしまう。更にその後方から来ていた#74(COROLLA Axio apr GT)にも1コーナーで接触されながら交わされ、最後は「エンジンが止まりかけるガス欠のような症状も出てきた」とピットインを余儀なくされてしまう。

トラブルの原因はマフラーの破損で、タコ足状に分かれたマフラーパイプのうち1本にクラック(亀裂)が入った事によるものであった。それでも最後のガス欠のような症状はその破損がエンジンの燃調にも異常を来した為引き起こされたものでエンジン自体のトラブルではなかった為、チーム、ドライバー共に「もう一度コース復帰を・・・」との思いはあったものの、ピットに戻りその破損状況を目視すると、すでにクラックの入ったマフラーは完全に折れてしまっていた。この状態で走行を続ければエンジン自体のトラブルに繋がる可能性もある他、エンジンルーム内やその周りの配線類に引火しマシンの火災に発展する可能性もある。結局この破損状況を見たチームはこの時点で続走を断念。2009年のカーズ東海ドリーム28&紫電の戦いは、無念にもここで幕が下ろされる事となった。

今シーズン紫電&カーズ東海ドリームは第2戦鈴鹿から吉本大樹を迎え入れ、第4戦(セパン)での最後尾からの劇的逆転優勝を含み3度の表彰台を獲得。ウェイトが加算され劣勢が予想された後半戦も、チームの戦略の功もあり着実にポイントを加算、第7戦終了時点ではドライバーズランキングでトップと同ポイントの2位、チームランキングでも2pt差の3位につける等、大混戦のタイトル争いの中心的存在ともなった。最終戦の時点で6台ものマシンがタイトル獲得圏内に残った大混戦のタイトル争いの中、最後の2ラウンドはトラブルに泣くレースが続いたため惜しくもタイトルは逃したものの、最終的にはドライバーズランキング6位(加藤選手)&8位(吉本大樹)、チームランキングは7位という結果で2009年のシーズンを締めくくる事になった。

===============================
【吉本大樹コメント】
===============================

今回は、前回オートポリスを落とした事、このもてぎが紫電との相性が良くない事等も含め、タイトル争いと今回のレースはかなり厳しいものになるだろうとの覚悟でのぞみましたが、マシンはタイヤと路面との相性でタイムが伸びず、予選からレースにかけては想像していた以上に厳しい展開でした。

それでも決勝はチームがこれまで幾度となく当ててきた作戦とコンスタンシーで勝負をかけ、スタートの位置とコースの特性から、トップを逃がさない為にも早いピットインを行ったのですが、その直後にトラブルが出てしまいました。最後は燃調が狂ったまま走るとエンジン自体が壊れてしまう可能性、ハーネス類に引火する可能性等もあり走行を断念しましたが、あの状態で、更にはタイヤも交換せずに走ってあのラップタイム(1分58秒台)が刻めていた事を考えると、トラブル無しで思惑通り進めば間違いなく19号車や11号車と争う位置、悪くても3位表彰台を争うところには行けたと思います。それだけにこの結果は非常に残念ですが、今回のような事前に防ぐのが難しいトラブルが出るのは仕方のない事ですし、チーム、ドライバー共に皆が最後まで力を出し切れたと思います。

また今シーズン、こうして僕が第2戦から紫電で走り、最終戦までタイトル争いを出来たのも、チーム全員の努力、スポンサー様の協力、ファンの皆さんの応援があったからに他なりません。非常に苦しい状況もあったなか頑張り続けてくれたチーム、応援していただいたスポンサー様、毎戦声援を送ってくれたファンの皆さんに本当に感謝します。

応援、本当にありがとうございました。

2009年11月 9日

SGT:2009シリーズチャンピオンのコメント

091108CHAMP

GT500クラスドライバーズ部門 脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組
脇阪 寿一
ほっとしてます。それ以外ない。今シーズン僕はミスもしてきたので、タイトルを獲って初めてそれが笑い話にできると思ってました。
今回は予選から周りにSCがいてくれて、別に何をしてくれるわけでもないんですが、気持ちが楽でした。
今日アンドレに「以前飯田章選手と組んでたときもすごくいい感じだったけど、2007年のタイトルはお前が相棒じゃなきゃ取れなかった」って言いました。彼のスタートはリスキーに見えますけど、彼なりのマージンは残してある。あのスタートがあることで、僕らの作戦に物凄いアドバンテージが生まれます。それに走ってる間に無線で色んな情報を上げてくれるので、自分はものすごく戦いやすい。だから今年のタイトルは彼のタイトルと言っていい。
とにかくほっとした。それだけです。

アンドレ・ロッテラー
最高の気分。すごく嬉しいです。
寿一とは2度目のタイトルです。彼とは4年間一緒に戦ってますが、最高のチームです。
メカニックもファンタスティック。いつも本当にハードに、心を込めて働いてくれますし、レクサスのサポートも心強かった。彼らにも感謝したいです。
今日はグレートな一日でした。いいスタートがきれて、レースをリードしながら気持ちよく走りました。パーフェクトでした。
一年前に父が病気になってから、木曜にサーキットに入って、月曜に帰国、ということを何度もやりハードな一年間でした。そのためにチームも協力してくれたし、おかげで少しでも多く父との時間をすごすことができました。シーズン後半に流れがよくなってきたのも父からパワーを貰った気がしました。父はいつも僕と一緒にいるんです。

GT300クラスドライバーズ部門 織戸学/片岡龍也組
織戸 学
タイトルを獲りにはいってましたが、心の中では不安でした。今はほっとしています。
片岡は去年までGT500を走ってましたが、彼のことは以前からよく知っていたし、300に来る事情も分かってたし、クルマも去年から開発してきて、今年はやっとチャレンジできる環境が整ってきたので、片岡とだったらタイトルにトライできると思ってました。いいシーズンでした。

片岡 龍也
ありきたりだけど、ほっとしてます。
今年坂東組に入ることになりましたが、織戸さんもマサ監督もキャラクターの強い人ですが、加入した瞬間から輪を作って戦えていたので、このチームならやっていけると思いました。
いつも最後まで諦めないという気持ちで戦ってきました。加入で着て本当に良かったと思えるシーズンでした。
(RX-7の状況は)チームからはアナウンスがありませんでしたが、ビジョンでみていたので、終盤は平中に抜かれたら終わりだと分かっていました。平中とは同じFTRSの1期生でもあるので意地でも抑えきってチャンピオンを獲ってやると思ってました。

GT500クラスチーム部門 LEXUS TEAM PETRONAS TOM'S
関谷正徳監督
岡山でタイヤチョイスをミスしたり、富士では接触があったりと、残念なレースがいくつもあったが、オートポリスで優勝できたことで、大きな流れがこっちに来ていると感じました。
勝負事は追う側が強いものですが、スタッフの一人一人がいい仕事をしてくれて本当に心強かった。
ドライバーもすごかった。アンドレはオートポリスでもスタートを決めてくれたし、今回も良かったのでタイトル獲得に期待が持てました。レース前のミーティングで「お前の父さんがなんとかしてくれる」と話しましたが、そのとおりになりました。
僕らは寿一のパフォーマンスを引き出せていなかったのに、彼はいつも耐えて走ってくれました。

GT300クラスチーム部門 RACING PROJECT BANDOH
坂東正敬監督
本当にほっとしています。目標だったチャンピオンが獲れて満足してます。
周りからは未だに親父のチームと思われてますけど、去年までの飯田章さん、今年の織戸さんが力になってくれました。このチームはメカニックも含めて僕より年下は片岡しかいないんですが、その中で意見をどうやって通すか考えながらやってきました。片岡はドライバーとして申し分ない選手です。
今年は1戦も落としていない。本当に強いチームになりました。
勉強になった一年でした。今は感謝で一杯です。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

SGT:第9戦もてぎ トムスのレクサスSC430が逆転でダブルタイトル獲得! (TOYOTA)

GT300クラスでもレクサスIS350が初のチャンピオンに
09sgt_rd9_1
2009年のGT500クラスでドライバーとチームの両タイトルを獲得した
PETRONAS TOM\'S SC430 36号車

 激戦が繰り広げられているSUPER GTの2009年シーズン最終戦となる第9戦「MOTEGI GT 250km RACE」が11月7日(土)、8日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。

 全9戦で行われる今シーズンのSUPER GTも最終戦を迎え、タイトル争いも大詰めを迎えた。GT500クラスではPETRONAS TOM'S SC430 36号車がトップと5ポイント差で逆転チャンピオンを目指す。また、GT300クラスではウェッズスポーツIS350 19号車がランキング首位につけているが、2位とはわずか3ポイント差、6台がタイトル獲得の可能性を持つ混戦となっている。

 最終戦の今大会は、シーズンを通して参戦している車両については、ウェイトハンデがなくなり、ノーハンデでの最後の争いとなる。レース距離も250kmと短く、タイトルを賭けてのバトルに注目が集まった。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスに5台のレクサスSC430が出場。また、GT300クラスに2台のレクサスIS350と2台のカローラアクシオが出場した。

◆予選◆

 7日(土)午前9時55分からの公式練習を経て、午後12時50分より予選1回目がスタート。36号車がトップタイムをマークし、ENEOS SC430 6号車が3番手、ZENT CERUMO SC430 38号車が4番手と続いた。KRAFT SC430 35号車は石浦が3番手タイムをマークするも、その後トラブルが発生。修復しアタックを開始した大嶋は1周しかできず、予選通過ならず。14番手グリッドとなった。

 今大会の2回目の予選はノックダウン方式で、午後2時25分から開始された。GT500クラスでは、第1セッションで1台、第2セッションで4台が脱落したが、ノックダウン予選に出走した4台のレクサスSC430は全車最終第3セッションへと進出。

 最終第3セッションでは、激しいアタック合戦の結果、僅か100分の1秒及ばず36号車が2番手、最前列グリッドを確保。2列目に6号車、38号車が並び、第2セッションでトップタイムをマークしたDUNLOP SARD SC430 39号車は8番手となった。

 GT300クラスでは、19号車とTDPの若手コンビが駆るCOROLLA Axio apr GT 74号車の2台が最終第3セッションへと進出し、それぞれ3番手、5番手。第2セッション敗退となったavex apr COROLLA Axio 31号車は12番手、KUMHO TIRE SHIFT IS350 52号車が15番手につけた。

◆決勝◆

 8日(日)は曇り空の下、ドライコンディションで53周(250km)の決勝レースがスタート。最前列アウトサイド、2番手グリッドの36号車が好スタートを切り、1周目にしてトップを奪取。その後もポールポジションのARTA NSX 8号車との首位争いを繰り広げたが、前半戦は首位の座を維持した。

 後方では、38号車が、ランキング首位につけるMOTUL AUTECH GT-R 1号車との激しい4位争いを展開したが、1号車はタイヤバーストで後退。

 これで逆転タイトル獲得に向け有利になった36号車は、中盤、遅めにピットインした8号車に先行されるも、着実に2位のポジションをキープ。3位に6号車、4位に38号車を従え、レクサスSC430が2-3-4位につけての後半戦となった。

 35周目、トラブルに見舞われたGT300クラス車両によりコース上にオイルがまかれ、セーフティカーが導入。各車の差が無くなった状態で、残り14周で再スタートが切られた。36号車は2位を守って走行。38号車は追い上げてきたKEIHIN NSX 17号車とのバトルの末に痛恨のスピンを喫し、コースオフ。6号車も終盤 17号車の先行を許し、4位に後退。

 36号車も17号車の追い上げを受けたが、逃げ切り、2位でチェッカー。

 この結果、36号車のレクサスSC430を駆る脇阪寿一/アンドレ・ロッテラーが逆転で2009年シーズンのドライバーズタイトルを勝ち取り、LEXUS TEAM PETRONAS TOM'Sもチームタイトルを獲得した。同チーム及び、レクサスSC430のGT500クラスドライバーズタイトル獲得は2006年以来3年ぶりとなる。

 GT300クラスでは、3番手スタートの19号車がひとつポジションを落とし、4位。74号車がこれに続く形で序盤戦へ。やや早めのタイミングでピットインした19号車は、タイヤ無交換作戦を採り、後半戦も上位争いを展開。

 最後は、タイトルを争うJIMGAINER ADVAN F430 11号車の猛追を受けたが、タイヤが厳しい状況ながら見事にこれを凌ぎきり、3位でフィニッシュ。19号車の織戸学/片岡龍也が念願のドライバーズチャンピオンに輝き、参戦2年目のレクサスIS350に初のタイトルをもたらした。

 19号車のRACING PROJECT BANDOH はGT300クラスのチームタイトルも獲得し、レクサスはGT500、GT300両クラスでドライバー/チームの全タイトルを制覇することとなった。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
今シーズンは09年規則に合わせた正規車両として新型車両、新エンジンを投入し、チャンピオンの獲得が必達だったが、シーズン半ばは苦しい戦いが続いた。終盤になって開発が順調に進んだことによってポイントを挽回し、逆転で最終目標を達成することが出来た。来シーズンも更に進化型の車両を投入する予定であり、連覇に向かって更なる努力を続ける。応援して下さったファンの皆様、スポンサー、チームスタッフ、ドライバー全員の協力のお陰であり、心から感謝を申し上げます。一年間の応援、本当にありがとうございました。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

2009年11月 8日

SGT: NSX-GTラストランをポール・トゥ・ウインで締めくくる (HONDA)

gt091108005L.jpg

ARTA NSX(R.ファーマン/伊沢組)が今シーズン2勝目でランキング2位を獲得、KEIHIN NSXが3位表彰台
  • 2009年11月8日(日)決勝
  • 会場:ツインリンクもてぎロードコース(4.801379km)
  • 天候:予選/晴れ、決勝/晴れ
  • 気温:20℃(14:00現在)
  • 路面温度:23℃(14:00現在)
  • 決勝レース:53周(254.473087km)
  • 観客:3万5000人(主催者発表)

 11月8日(日)、栃木県・ツインリンクもてぎロードコースにおいて、2009 オートバックス SUPER GT第9戦「MOTEGI GT 250km RACE」の決勝レースが開催された。

 このもてぎラウンドがSUPER GTシリーズの2009シリーズ最終戦となり、し烈を極めたドライバー、チーム両部門のシリーズタイトル争いが決着する。この最終戦は、ウエイトハンデが取り払われるため、全車がイコールコンディションで争うことになる。

 シリーズタイトル争いはドライバー部門において、#8 ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組がトップと17ポイント差(計61ポイント)の4位から逆転タイトル獲得を狙う。そのためには、ファーマン/伊沢組の#8 ARTA NSXが優勝し、現在ランキングトップの#1 本山哲と同2位のブノワ・トレルイエが駆るMOTUL AUTECH GT-Rが8位以下、同3位の脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組(PETRONAS TOM'S SC430)が4位以下となることが条件となる。

 また、このレースを最後にNSX-GTがSUPER GTシリーズへの参戦を終了し、13年間のレース活動を終えるため、多くのNSX-GTファンが最後の勇姿を見届けようと最終戦に駆けつけた。

 7日(土)に開催された公式予選の天候は快晴となり、ノックダウン方式でスターティンググリッドが争われた。この結果、#8 ファーマン/伊沢組(ARTA NSX)が1分44秒390のタイムを記録し、見事にポールポジションを獲得した。#18 道上龍/小暮卓史組(ROCKSTAR 童夢 NSX)は6番手。#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN NSX)は9番手、#100 井出有治/細川慎弥組(RAYBRIG NSX)は11位、#32 ロイック・デュバル/中山友貴組(EPSON NSX)は13番手から決勝レースを迎えることとなった。

 8日(日)の決勝日も曇り空ながら、気温は20℃、路面温度23℃という絶好のコンディションとなった。3万5000人もの大観衆が見守る中、総勢36台(GT500クラス計14台)のマシンが午後2時3分にローリングスタートを切った。

 ポールポジションからスタートした#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手は、2コーナーで#36 PETRONAS TOM'S SC430にトップの座を奪われるものの、2位のポジションをキープする。#18 ROCKSTAR 童夢 NSXの道上選手は6位、#17 KEIHIN NSXの金石選手が10位、#100 RAYBRIG NSXの井出選手が11位、#32 EPSON NSXのL.デュバル選手が13位を走行する。

 2位を走行するR.ファーマン選手は、1分48秒台のペースでトップと約1秒の差をキープしながら走行を重ねる。9周目からGT300クラスのバックマーカーが発生するが、R.ファーマン選手は冷静にパスしながらトップとの差を保ち続けた。11周時点では、#17 KEIHIN NSXが8位に浮上、#100 RAYBRIG NSXと#32 EPSON NSXも10位と11位に浮上するが、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXはタイヤトラブルによりペースダウンを強いられ12位に後退している。

 13周を迎えるころには、トップグループのラップタイムが1分50秒台に落ち着く。トップと2位のR.ファーマン選手は、3位を約3秒引き離して2台のトップ争いを演じる。2台の差は1秒以内の差を保ちながら神経戦を繰り広げる。

 18周目、5位を走行していたポイントランキングトップの#1 MOTUL AUTECH GT-Rに左フロントタイヤがバーストするトラブルが発生し、車体を損傷したために緊急ピットインを行うこととなり、長時間のピットインを余儀なくされることとなった。そのため、トップ2台のバトルがシリーズタイトル争いに大きな影響を及ぼす展開となる。

 21周終了時に10位を走行していた#17 KEIHIN NSXがドライバー交代を敢行。タイヤ交換をしない作戦を選択して、塚越選手がコースに復帰する。23周終了時に、トップの#36 PETRONAS TOM'S SC430がドライバー交代を行ったため、#8 ARTA NSXが暫定トップに浮上する。R.ファーマン選手は、レース中盤に入っても1分48秒台を記録するなど、タイヤのライフを保ちながらハイペースを重ねていく。

 R.ファーマン選手は1分48秒台を連発する驚異の走りを続け、#36 PETRONAS TOM'S SC430に約1分の差をつけて31周終了時にピットイン。35秒1のピット作業で4本のタイヤ交換と燃料補給を行い、伊沢選手がトップを奪い返してコースに復帰した。トップに浮上した伊沢選手は、アウトラップで迫る#36 PETRONAS TOM'S SC430を抑え込むとペースを上げて引き離しにかかる。しかし、35周目の5コーナーでGT300クラスのマシンがマシントラブルを起こし、路面に大量のオイルがまかれたためにセーフティカーが導入されることとなった。

 36周終了時にマーシャルの先導で各クラスの順位を整えた後、39周目に再スタートが切られた。伊沢選手はトップを守り、引き離しにかかる。さらにピット作業のアドバンテージを生かした#17 KEIHIN NSXの塚越選手が5位、#32 EPSON NSXの中山選手が9位、#100 RAYBRIG NSXの細川選手が10位、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXの小暮選手が11位を走行する。

 快調にトップを走行する伊沢選手は再スタートからハイペースを重ね、45周目には2位を7秒819まで引き離していく。レース終盤には、気温 18℃、路面温度20℃に若干下がるものの、伊沢選手は最後までペースを崩さずに53周を走りきり、2位に8秒829差の独走で今シーズン2勝目のチェッカーフラッグを受け、NSX-GTのラストランを優勝でしめくくった。3位には終盤に怒とうの追い上げを見せた#17 KEIHIN NSXの塚越選手が入り、第4戦マレーシア以来2度目の表彰台を獲得した。#32 EPSON NSXが6位、#100 RAYBRIG NSXが8位、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXが10位となり、全車が完走してポイントを獲得した。

 この結果、最終戦まで持ち越されたシリーズタイトル争いは惜しくも逃したが、ドライバー部門においてR.ファーマン選手/伊沢拓也選手が計81ポイントの2位でシーズンを終えた。金石選手/塚越選手は計51ポイントの5位、小暮選手/道上選手は計50ポイントの6位となった。チーム部門では、#8 AUTOBACS RACING TEAM AGURIが計102ポイントで2位、#18 TEAM YOSHIKI&童夢PROJECTが計75ポイントで4位、#17 KEIHIN REAL RACINGが計72ポイントで5位となった。

白井 裕(Hiroshi Shirai)|NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
「これまでNSX-GTにご声援いただきありがとうございました。1997年のデビュー以来13年間にわたり、多くの皆様のご声援が力となり、NSX-GTのラストランを、ポール・トゥ・ウインで飾ることができました。 今回、もてぎのNSX-GTラストランを特別なものと位置づけ、エンジンの出力アップとともに、車体も最終戦に向けてベストな状態にして臨みました。ファンの皆様や我々の期待に応えられるようファーマン選手が、予選からそのパフォーマンスをいかんなく引き出してくれ、ウエイトハンデなしの最終戦で、NSX-GTが最も速いことを証明してくれました。また決勝レースでも、硬めのタイヤで31ラップまでのスティントを担当し、リードを稼いでくれました。伊沢選手もアウトラップで追撃をかわすとともに、セーフティカー後の再スタートでも、見事にリードを守りきってくれました。 また今回、ラストランに華を添える演出をしていただいたGTA、ツインリンクもてぎの関係者の皆様には大変感謝しております。また、これまで多くのメディアの方々にご支援をいただきまして、ありがとうございました。 来シーズンからHondaはSUPER GTシリーズ、GT500クラスに新たなチャレンジをいたします。新しいマシンも鋭意開発中ですが、来シーズンの開幕戦を楽しみにしてください。これからもHondaへのご声援をお願いいたします」
ラルフ・ファーマン選手(優勝 #8 ARTA NSX)
「今日はハードコンパウンド・タイヤで挑んだのですが、前を走るマシンより私たちのマシンの方が速いラップタイムが出ていました。レース中盤になっても、タイヤの状態が非常によかったので、ピットインのタイミングを予定より延ばして31ラップを走りました。それがいい結果につながり、パーフェクトな日になりました。シーズンの最終戦を優勝で飾ることができて非常にうれしく思いますし、チームにとても感謝しています。NSXとお別れするのはとても残念ですが、本当にすばらしいクルマでした。2007年にチャンピオンシップを獲得したほかにも、最高の体験ができました。これからもHondaの新たなチャレンジに向けてがんばっていきたいと思います」
伊沢拓也選手(優勝 #8 ARTA NSX)
「この週末は今までに感じたことのない程のプレッシャーを感じていました。でも、今週末は私たち2人の力以上に、今までNSXに関わってきたスタッフの方々やファンの皆様の力がプラスとなってすばらしい結果につながったと思います。チームもすばらしいマシンを用意してくれましたし、僕自身は交代直後のアウトラップでがんばるだけでした。セーフティカーは初めての経験だったのですが、再スタート後は無我夢中でプッシュしました。最後は、GTに参戦してからの2年間にたくさんのことを学ばせてもらった監督をはじめとして、スタッフやチームメートに成長した姿を見せたいと思いながら走っていました。来年は HondaのGTにとって新たな歴史が始まるシーズンになるかと思いますので、チャンピオンシップを目指してがんばれたらと思っています」
金石年弘選手(3位 #17 KEIHIN NSX)
「ハードコンパウンドのタイヤを選択したので、スタート直後は厳しい状態でした。しかし、徐々にタイヤが温まり、その後はベストラップに近いタイムで周回を重ねることができました。今日はタイヤ交換なしの作戦が功を奏し、最後は2位を追い詰めるまで順位を上げることができました。今シーズンから参戦の塚越選手も開幕当初より格段にマシンやレースにも慣れてくれました。最終戦となったHondaのホームコースで表彰台に立つことができたのはとてもうれしく思いますし、来年につながる非常にすばらしい結果だと思います」
塚越広大選手(3位 #17 KEIHIN NSX)
「タイヤ交換なしの作戦が功を奏して順位を大きく上げることができました。交代直後はガソリンを多く積んでいたため、なかなかペースが上がりませんでしたが、後半はタイヤを維持しながら最後までいい走りができたと思っています。NSXに感謝を示したいという強い気持ちで走っていたので、最後は(2位を抜けず)本当に悔しかったです。また、今日に限らずシーズンを通してすばらしいマシンを用意してくれたメカニックには本当に感謝しています。もし来年もチャンスをもらうことができたら、今年一年で学んだことをしっかりと発揮したいと思います」

gt091108001L.jpg

Text & Photo: HONDA
FEEL SO DOOG