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筑波・富士S-FJ選手権

第2戦筑波公式予選 前回優勝の小村明生がポールポジション獲得、武者利仁は0.015秒及ばず

ポールポジションは小村明生(ファーストガレージTKR S2)

 2023年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第2戦公式予選が5月5日(金)に筑波サーキットで行われ、開幕戦優勝の小村明生(ファーストガレージTKR S2)が2戦連続となるポールポジションを獲得した。

 毎年5月5日の子供の日に開催される「筑波サーキット・カーフェスティバル」が今年も行われ、普段のシリーズ戦以上にレース以外のイベントも盛りだくさんの会場には親子連れの姿が目立ち、パドックもスタンドも賑わった。

 20分間の予選は朝9時25分開始、前戦の結果順に小村を先頭にエントリーした13台がコースイン。朝から好天に恵まれたコースの気温は20度、文句なしのドライコンディションだ。

 各車ウォームアップを終えて計測2周目、まずは小村が59秒410のトップタイム。そこから59秒092、59秒064とタイムを削り取る。2番手には前回2位の武者利仁(ZAPコングレーシングED)が59秒652→59秒239で続き、3番手は前戦4位の安田航(ファーストガレージ&Sウインズ)がつけている。

 残り16分、武者が59秒064を出してトップに立ち小村は2番手へドロップ。3番手には59秒105の中澤凌(ZAP FOCS 10VED)、4番手に内藤大輝(RaiseUP RCIT ED)が59秒139で続き安田は5番手へ押しやられる。6番手には角間光起(「ELIVレーシング10VED)が59秒302で進出。角間はSIMレーサーで今回が実車での初レースだ。

 いったんは2番手に落ちた小村だが、続く周回で58秒893としてトップを奪い返す。さらに内藤58秒950、中澤58秒981と戦いは58秒台に入り、武者も自己ベストは更新するが58秒台に0.008秒届かず4番手へダウン。5番手には前戦6位の村田将輝(湘工冷熱ZAPSPEED ED)が59秒108を出して、安田は59秒202で6番手。 今回5台がエントリーのマスターズクラス(40歳以上)では秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)が全体9番手でクラストップ、S耐ドライバーで5シーズンぶりにスーパーFJ参戦の貫戸幸星(ELIVレーシングKKSII制動)が0.36秒の差で2番手。

 残り13分、内藤が58秒891と小村を0.002秒上回りトップ、しかしすぐに小村が58秒529を叩き出して再びトップに立つ。内藤も58秒835と自己ベストを詰めるが2番手へ後退。武者が58秒975と58秒台に入れて3番手へ上がるが続く周回で中澤、安田がタイムアップ。それぞれ58秒833、58秒881で3番手、4番手とするも武者もすかざず58秒862を出してこの二人の間に割って入る。

 残り9分、内藤は58秒691までタイムを詰めるが小村には0.162秒届かない。5位に落とされていた安田が58秒812で3位に浮上。この頃からタイムアップする選手が少なくなくなり順位は膠着状態に。気温、路面温度ともに上昇中でタイヤが厳しくなってきたか。

 いったんは落ち着いたポジション争いが再開されたのは残り5分を切ってから。まず中澤が58秒773で3番手に上がるが直後に安田が58秒735を出してこれを上回り、さらに武者が58秒544で2番手に返り咲く。内藤は3番手に落ち、安田~中澤と続いて6番手には小田部憲幸(いえらいふZAP 10VED)が58秒997で上がってくる。小田部は前戦がデビューレース、雨の中表彰台を獲得したが、ドライでも戦えることを予想させる。

 チェッカーフラッグが振られる中で最後に自己ベストを更新したのは角間で、58秒884をマーク、一時8番手まで落ちていたポジションを6番手まで押し上げてデビューレースを迎えることとなった。

予選2位は武者利仁(ZAPコングレーシングED)

予選3位は内藤大輝(RaiseUP RCIT ED)

予選4位は安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)

予選5位は中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

予選6位は角間光起(ELEVレーシング10V ED)

マスタークラスポールポジションは秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)

マスタークラス予選2位は貫戸幸星(ELEVレーシングKKSII制動)

 ポールポジションは小村、中盤に出した58秒529のタイムでその座を守り切った。2番手武者は58秒544で0.015秒届かずに終わった。以下セカンドロウは内藤、安田、3列目に中澤、角間というグリッドになった。 マスターズクラスは終始クラストップに立っていた秋山が全体9番手のポジション。59秒038はポールポジションから僅か0.694秒の差。毎度のこととは言え筑波の予選は僅差だ。

 決勝は午後1時30分スタート予定。今日は終日好天が予報されており、これから気温も路面温度も上昇すると見込まれる。デグラデーションが穏やかになったと言われる今シーズンのダンロップタイヤだが、予選の様子を見るとやはりコンディショニングは難しそうで、それがレースにどう作用するか。注目される。

鯉のぼり

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
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筑波・富士S-FJ選手権

第2戦筑波公式予選結果

筑波サーキット・カーフェスティバル -RIJ- (2023/05/05) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 2 筑波サーキット 2.045km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
152小村 明生ファーストガレージTKR S2
MYST KK-S2
58.529--125.784
215武者 利仁ZAPコングレーシングED
TOKYO R&D RD10V
58.544 0.015 0.015125.752
322内藤 大輝RaiseUP RCIT ED
MYST KK-S2
58.691 0.162 0.147125.437
454安田 航ファーストガレージ&Sウィンズ
TOKYO R&D RD10V
58.735 0.206 0.044125.343
579中澤 凌ZAP FOCS 10V ED
TOKYO R&D RD10V
58.773 0.244 0.038125.262
691角間 光起ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
58.884 0.355 0.111125.025
778小田部 憲幸いえらいふZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
58.981 0.452 0.097124.820
886村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
59.038 0.509 0.057124.699
93M1秋山 健也スーパーウィンズKKS・ED
MYST KK-S
59.223 0.694 0.185124.310
1072M2貫戸 幸星ELEVレーシングKKSII制動
MYST KK-S2
59.575 1.046 0.352123.575
1146M3本間 隆史MATレーシングPJ 10V
TOKYO R&D RD10V
59.679 1.150 0.104123.360
1271M4ハヤシ ヒロキゼンカイレーシング遊戯闘速
MYST KK-S2
1'00.663 2.134 0.984121.359
1355M5高橋 三徳RCIT RaiseUP ED
WEST 07J改
1'02.410 3.881 1.747117.962
---- 以上基準タイム(130% - 1'16.164)予選通過 ----
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筑波・富士S-FJ選手権

第2戦筑波 注目ドライバーにインタビュー(高橋三徳、貫戸幸星、角間光起)

 2023年JAF地方選手権スーパーFJ筑波/富士シリーズ第2戦が5月5日(金)に筑波サーキットで開催された。13台のエントリーの中には、初の実車でのレース参戦が1名、久々のスーパーFJ参戦が2名がいた。予選を前にインタビューを行った。

 まずはゼッケン55番「RCIT RaiseUP ED」をドライブする高橋三徳。高橋は2019年最終戦以来、3年半ぶりの参戦となる

高橋三徳一問一答

高橋三徳(RCIT RaiseUP ED)

 ――久しぶりの参戦?

 「3年ぶりくらいです。スーパーFJ筑波と富士で出ていました。今の22号車です」

 ――シリーズ第2戦だが、ここからシリーズ参戦する?

 「まだ未定です。今年からコロナも落ち着いたので、出られるときにちょいちょい出ようかな、という感じです。筑波だけでなく、あちこち、別のカテゴリーも含めて」

 ――別カテゴリーは何を?

 「まだ決まってはいないですけれど、いろうろ調整中です」

 ――3年ぶりのレースの感触は?

 「タイヤも初めてなので、ちょっと。今日は頑張って完走しようかな、という感じで」

 残る2台は前田代表率いる「ELEVレーシング」からのエントリー。ゼッケン72「ELIVレーシングKKSII制動号車」の貫戸幸星はスーパー耐久で活躍する選手で、今年はST-4クラスでロードスターをドライブしている。スーパーFJは2018年以来の出場だ。

貫戸幸星一問一答

貫戸幸星(ELEVレーシングKKSII制動)

 ――スーパーFJのレースは何年ぶり?

 「3年か4年くらいです。最近はスーパー耐久がメインです」

 ――今回はスポットでの参戦?

 「今回の筑波だけの参戦の予定です」

 ――今回参戦の経緯は?

 「前田代表が以前一緒に走っていた仲間で、彼が自分でレーシング会社をはじめて、今回だけドライバーがいないということで声かけてくれたので、来ました」

 ――久しぶりのスーパーFJの印象は?

 「スーパーFJ(のドライビング)は大丈夫ですけれど、筑波が初めてで、昨日初めて走って他のサーキットとは全然勝手が違って、コースの特性も違って、なかなか苦戦しています(笑)。独特です」

 もう一人はゼッケン91「ELIVレーシング10VED」の角間光起。角間はeスポーツ出身で、e国体で行われたグランツーリスモなどSIMレースの世界で活躍しており、今回は実車でのレースに初挑戦する。

角間光起一問一答

角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 ――実車でのレースは初めて?

 「去年何度か草レースや軽の耐久レースには出ましたが、公式戦は初めてです」

 ――eスポーツと実車の違いはどんな部分?

 「Gのかかり方とかを自分の身体で感じ取らなければならない部分は実車とSIMレースでは結構違うので、そこが自分の苦労している部分でもあるんですけれど、そこになんとか適応していかなければという風には思っています」

 ――前日の練習走行での感触は?

 「昨日練習してみて、最初から上に行けるとは思っていないので、とりあえず実力が出し切れればいいかなっていう感じです」

 2名のドライバーを擁する「ELIVレーシング」の前田代表にも意気込みを聞いた。

 「今回も2台体制でスーパーFJに参加させていただく。まずは91号車、RD10Vを今年からはニューカラーで初レース、ドライバーも期待の新人です。角間選手はJAF戦の公式レースは初めてなんですけれど、バーチャルの世界ではグランツーリスモの国体とか出ているくらいの凄腕なので、初めてのレースで緊張していると思うのですけれど、精いっぱい頑張ってほしいなと思います。72号車の方はS耐ドライバーで、実績ある方なので、久しぶりのフォーミュラで頑張っていただきたいです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER GT

第2戦富士 根本悠生、2023年スーパーGTデビュー戦でポイント獲得!(BORDERLESS)

 5/3(水)~5/4(木)に根本が今年参戦するAUTOBACS SUPER GTの第2戦となるFUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACEが、晴天に恵まれた富士スピードウェイにて開催された。

 開幕戦岡山では荒れた天候を味方につけベストな戦略で一時トップ争いを展開するほどの活躍を見せたものの、まさかのワイパー関連のトラブルに見舞われ戦線離脱。またレース終了間際のリスタートでもマイナートラブルを抱えるなど、新造車ならではの悔しさを味わうこととなった。今大会はそういった背景もあり、まずは着実にQ2進出、そしてポイント獲得を目標に戦った。

 今大会はシーズン初の450kmロングレースとなり、レギュラードライバーの嵯峨宏紀/小高一斗に加え根本が合流。根本にとっては念願のスーパーGTデビューレースを迎えることとなった。

■Qualify:Q1-7th Q2-2nd

 現地時間3日15時33分、練習走行日であった前日とほぼ同等のドライコンディションの中、決勝のスターティンググリッドを決する公式予選が行われた。スーパーGTでは参戦台数が多いことからグループA・グループBに分けられた上で予選1回目、Q1を実施。それぞれのグループの各上位8台が、決勝のスターティンググリッドを決めるQ2へ進出しポールポジションを争うレギュレーションとなっている。開幕戦の岡山では経験豊富な嵯峨選手がQ1、光る速さのある小高選手がQ2を担当していたが、チーム監督である金曽はQ1に根本を大抜擢。実は根本はこれまでのテストで主にロングランでのタイヤテストやセットアップ確認を中心とした走行プログラムを担当しており、まだ新品タイヤでの経験が無い状態で予選に臨むことになり、持ち味である適応能力の高さを試されることとなった。

 練習走行での小高選手でのフィードバックから、正しくタイヤへの熱入れを行いスムーズに走行ができればQ1突破はできるだろうと予想ができていたこともあり、初の予選とはいえ程よい緊張感でアタックに突入。これまでのユーズドタイヤでのフィーリングからは大幅なグリップレベルの向上を感じることができた一方で、ライバル勢よりも一周速くアタックに入ってしまった根本。1分35秒950を記録し一時はトップタイムを記録するも、ウォームアップが少し早すぎた結果、二度目のアタックの時点までグリップレベルを維持することができず、最終的には7番手となった。とはいえチームとしての目標であったQ1突破という目標は見事達成し、小高選手が担当するQ2へとコマを進めた。

 小高は2020年にADVICS muta MC86で二度のポールポジションを獲得したことがある実力者。今年は日本のトップフォーミュラであるスーパーフォーミュラでも速さをみせつつある、期待のドライバーだ。新造車であるこのapr LC500h GTの開発にも大きく貢献しており、快晴に恵まれたこの予選でどこまで戦えるのか、関係者一同が大注目の10分間となった。

 Q1ではハードタイヤを使用した一方、Q2ではソフトタイヤを投入しポールポジション獲得に向けコースインした小高は、根本のフィードバックもあり、慎重にタイヤのウォームアップを実施。計測4周目にアタックを敢行すると、1分35秒176をマークし2番手を記録、見事フロントロウを獲得してみせた。

■Race:8th

 450km/100Lapsというロングレースとなった今大会。昨年までのデータから、無交換もしくは1回交換という戦略が有効なのではないかという意見が出る中、今大会へ持ち込んだタイヤ戦略的にいずれかの予選でソフトタイヤを投入せざるを得ない状況に。スーパーGTでは決勝のスタートタイヤが抽選により決められるが、運悪くソフトタイヤを投入したQ2のタイヤが選ばれてしまい、31号車はレース中にタイヤを2回交換し、ソフトタイヤ→ハード→ハードという戦略を取らざるを得ない状況となってしまった。”たられば”となってしまうが、この時点でライバルに対して大幅なタイムロスが確定してしまい、厳しい戦いになることが予想された。

 5/4(木)午後1時30分、いよいよレースがスタートすると、想定よりも高い路面温度に早速ソフトタイヤが悲鳴をあげる。3周目を迎えたあたりからグリップ不足を訴えていた嵯峨選手だったが、その後の戦略の都合もあり、いくつか順位を落としつつも10周目までなんとかタイヤをもたせピットイン。根本へのドライバー交代、タイヤ交換そして給油を行うフルサービスでコースに復帰した。

 根本はQ1で使用したユーズドタイヤで走行開始。序盤は1分38秒0をコンスタントに刻み、上位で戦えるポテンシャルを発揮しつつあったものの、20周目を超えたあたりからペースの劣る11号車GT-Rや7号車BMWに前を塞がれる形となってしまう。LC500h GTはトップスピードこそ光る速さを見せたものの、立ち上がりでのトラクション不足に悩まされていた。GT500との絡みや他車両とのバトルを何とか活用し、ようやくオーバーテイクを成功させると、担当した合計43周の後半には再び1分38秒台前半というラップタイムを取り戻した。単独でのペースはトップグループと遜色なかったということもあり、レース中盤で先行車両に引っ掛かってしまったことが悔やまれる結果となった。

 53周目に二度目のピットインを実施し小高選手に交代。ここでハードのニュータイヤを投入し、追い上げを開始。コンスタントに1分37秒台後半~38秒台前半というラップタイムを記録しながら、大きなトラブルなく無事に残り周回を走り切った。最終的にapr LC500h GTはクラス8位を獲得し、一年半ぶりとなる入賞、ポイント獲得を果たした。

根本コメント:

 「まずは改めて国内最高峰レースであるスーパーGTへ、名門チームであるaprより第3ドライバーとしてデビューできたことを嬉しく思います。スポンサー各社様、個人スポンサーの皆様そしてファンの皆様に感謝致します」

 「練習走行の走り出しの際、小高選手のフィーリングがあまり良くなかったことから、車両セットアップを煮詰める作業に時間を費やした結果、僕自身は20分間のFCYテストのみの走行となり、短い時間で走りの質を高めていく必要がありました。そして練習走行終了後、金曽さんからのQ1担当という指示を頂いた時は当然驚いたものの、期待して頂けているという嬉しさが大きかったです」

 「これまで一度も新品タイヤを履いたことがなく、ぶっつけ本番となったことで熱入れの手順やアタックのタイミングなどを完璧に遂行することができなかったことが個人的に悔しいポイントでした。それでも目標であったQ1突破を果たし、Q2担当の小高選手へバトンを繋ぐことができたのは素直に嬉しかったです」

 「ロングラン自体は冬場のテストである程度こなしていたこと、また海外のエンデュランスレースでの経験もあったことで、今大会の決勝も不安なく走行することができました。個人的に唯一予測ができなかったのがタイヤで、予選から考えると計50周近く高負荷で走った時にどのくらいグリップレベルが落ちるのか分からない状況だったのが懸念点でした」

 「途中かなり激しいバトルがあったり、細かな接触があったりしたものの、スティント後半でも1分38秒台前半というラップタイムを刻むことができたのは、ブリジストンタイヤの高い信頼性があってこそだったと感じました。これでまた一つ学ぶことができたので、今後のレースに活かしていきたいと思います」

 「次戦鈴鹿はLC500h GTが最も得意としているサーキットなのではないかと言われています。実際にクルマを転がしてみないと分からない部分もありますし、正しいタイヤを正しいセット数持ち込めるかどうかという点も気を付けないといけません。3人のドライバー、そしてチーム全員でポイント獲得だけでなく、表彰台そして優勝を視野に全力で戦いたいと思います」

  • 来場者数公式発表(決勝日14:30時点)
  • 5月3日(水)31,600人(晴れ)
  • 5月4日(木)48,600人(晴れ)
  • 大会総入場者数 80,200人
BORDERLESS LLC.
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SUPER GT

第2戦富士優勝会見 宮田莉朋「岡山で感じた悔しい気持ちを晴らすことができて嬉しい」

GT500クラス優勝 36号車au TOM'S GR Supra(TGR TEAM au TOM'S)

決勝記者会見:GT500クラスで優勝した宮田莉朋と坪井翔(TGR TEAM au TOM\'S)

坪井翔(TGR TEAM au TOM'S)

 「僕らは岡山で悔しい思いをしたので、今大会は絶対取る、という強い気持ちで臨みました。公式練習から決勝を見据えたクルマだったりタイヤだったり戦略だったり、あくまで450kmを戦うためのシナリオを組み立てていったので、予選順位は全然心配していませんでした。ただ1コーナーで思い切り追突されたのが心配でしたが、クルマにダメージはありませんでした。それで順位を落としてしまいましたが、1台1台丁寧にオーバーテイクすることができて、最終的にはほぼトップで第1スティントを終えることができたし、第2スティントはしっかりリードを広げることができて、できること全てをしっかりこなすことができました」

 「リードを広げている展開だったので、セーフティーカーやFCYなど何も起きないでくれ、と思いながらタイヤマネジメントをして、少しでも宮田選手のためにリードを築いて、のびのび走ってもらおうと思っていました」

宮田莉朋(TGR TEAM au TOM'S)

 「僕はラストスティントを担当しましたが、後ろに10秒ぐらいのマージンがある状態から走り始めました。アウトラップから最初の数周が勝負だと思ってプッシュしていきました。そこで頑張ったこともあって差が少し開いたし、最終的に大きな差で優勝できました。岡山で感じた悔しい気持ちを晴らすことができて嬉しいですし、坪井選手が頑張ってくれたからこそ大量リードで優勝できたので、坪井選手とチームに感謝しています」

GT300クラス優勝 56号車リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(KONDO RACING)

決勝記者会見:GT300クラスで優勝した名取鉄平とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(KONDO RACING)

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(KONDO RACING)

 「本当に嬉しいです。非常に強い三日間でした。チームは素晴らしい仕事をしてくれました。フリープラクティスからクルマにはポテンシャルがあると感じましたし、一つ一つミスなく積み上げてきました」

 「今朝はセオリー通りのセッティングを行なってレースを迎えました。2号車は僕らとは違うストラテジーでしたが、本当に素晴らしいパフォーマンスを発揮していました。それでも僕らのストラテジーがうまくいって勝つことができました。KONDO RACINGとヨコハマタイヤに感謝しています」

 「第1戦はうまくいきませんでしたが、第2戦でフルポイントを獲得してリカバーすることができました」

名取鉄平(KONDO RACING)

 「ここまでマシンを作り上げてくれたKONDO RACINGの皆さんやMOLAの皆さん、そして僕を起用してくださった日産とニスモの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。JPさんもいい走りをしてくれて、マージンを稼いでくれたおかげで僕も余裕を持って走ることができました」

 「僕のスティントでは2号車とかなり接近したバトルをしていました。2号車もロングランが強そうだなとフリープラクティスの時から感じていました。追いつきそうで追いつけない戦いをずっとしていましたが、GT500が絡んだ一瞬の隙でオーバーテイクできました。本当にGTらしい戦い方ができたなと思います」

決勝フォトセッション:両クラスの優勝ドライバーたち

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第2戦富士決勝 中断なき100周のガチンコ勝負を制したのはau TOM'S GR Supra!!

GT500クラス優勝はau TOM\'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)

 2023オートバックス スーパーGT第2戦「FUJIMAKI GROUP 富士GT450kmレース」の決勝が5月4日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)、GT300クラスは56号車リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)が今季初勝利を挙げた。

(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日31,600人/決勝日48,600人/大会総入場者数80,200人)

静岡県警の白バイとパトカーのパレードラップでレースは始まった

 第2戦決勝は、午後1時30分に静岡県警の先導によるパレードランに続いて100周で行われた。このレース距離を鑑み、今大会は2回の給油が義務付けられる。また予選でタイヤにダメージを負った38号車ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)はタイヤ交換のためにピットスタートを選択して決勝に臨んだ。

GT500クラスのスタートシーン

 スタートでトップに立ったのはポールの牧野任祐(STANLEY NSX-GT)。2位に国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)、3位福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)、4位佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)の順で1周目を終えたが、2周目のダンロップコーナーで福住が国本を捉えて2位に浮上、佐々木も国本を抜いて3位でコントロールラインに戻ってきた。

 さらに予選6番手からスタートした坪井翔(au TOM'S GR Supra)も1周目こそ順位を一つ落としたものの、そこから着実に順位を上げ、4周目にはロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH Z)、野尻智紀(ARTA MUGEN NSX-GT)そして国本を一気に抜き去って4位に浮上してきた。

 トップの牧野は8周終わって1.590のリードを築くが。そこから福住が追い上げ、10周目には0.478差にまで迫る。その後2台は1秒以内の差を保って周回を重ねることとなった。

 その後方では坪井が佐々木に接近、16周目の1コーナーでアウトから並びかけるが、そこではあとひと伸びが足りず、オーバーテイクには至らない。

 坪井はその後も果敢にアタックを続けるが、佐々木もこれを懸命に押さえ込む。

 しかし20周目のコカコーラコーナーで坪井はアウトから佐々木を捉え、ついに扉をこじ開けた。これで36号車は3位に浮上。その後はトップ2台との差を徐々に詰め始め、30周終わりのホームストレートでアウトから福住に並び、続く1コーナーで16号車がアウトに膨らんだところを見逃さず、クロスラインをかけてコカコーラコーナー手前で抜き去った。

 その直後、牧野と福住は31周終わりで揃ってピットイン。給油とタイヤ交換のみを行ってコースに復帰する。これで36号車がトップに浮上した。

 その36号車も32周目にピットイン。こちらも給油とタイヤ交換のみを行ってそのまま坪井がコースに復帰する。その後方では22周目にピット作業を終えて充分タイヤに熱の入った8号車の野尻がピットアウトしたばかりの牧野を33周目の1コーナーで捉えて実質2位に浮上する。

 これでトップに立ったのは佐々木の24号車。KONDO RACINGはピット作業をできるだけ遅らせる作戦を採って最初の給油を39周目まで引っ張り、平手晃平に交代した。同様に予選8番手からスタートした松下信治(Astemo NSX-GT)も40周目まで給油を引き伸ばす作戦に出て、塚越広大に残り2スティントを託した。

 その17号車がピットに入ったことで、トップは再び36号車に。坪井は順調にリードを広げながら周回を重ねる。

 そして8号車が61周目に2度目のピット作業を行ったことで再び100号車が2位に浮上。

 トップの36号車は62周目にピットインして宮田莉朋に交代し、100号車は63周目に山本尚貴に交代。作業時間とアウトラップで10秒のアドバンテージを得た100号車が8号車をかわすことに成功する。

 一方、スタートから100号車の背後で周回を重ねていた16号車は最初の給油で作業違反があったとしてドライビンススルーペナルティを課せられ、勝負権を失ってしまう。

 さらに24号車も、2度目の給油を78周目まで引っ張ることで作業時間の短縮に成功し、8号車の前でコースに復帰、3位で周回を重ねることに。

 その後方では76周目まで2度目の作業を引き伸ばした17号車の塚越が81周目に6位、90周目には高星明誠(Niterra MOTUL Z)を抜き去って5位に浮上し、4位の大湯都史樹(ARTA MUGEN NSX-GT)を激しく攻め立てる。このバトルに高星も加わり、4位争いは3台がもつれあう展開となった。

 そして95周目。それまで3位を走っていた24号車が白煙をあげてピットに飛び込み、そのままリタイヤとなる。周回遅れとの接触が原因のようだ。ピットの地面にはラジエタークーラントと思しき緑色の液体が滴り落ちていた。

 そしてゴールまであと1周に迫った99周目。今度は8号車が最終コーナーで突如スローダウンし、そのまま力なくピットに向かうこととなった。これで17号車が3位に繰り上がった。

GT500クラス優勝はau TOM\'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)

GT500クラス決勝2位はSTANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)

 一方、トップの宮田は最後まで後続に付け入る隙を与えずに着実にリードを広げながら100周を走り切り、最後は2位に28秒519もの大差をつけてチェッカーフラッグをうけ、36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)が今季初勝利をものにした。

 2位は100号車STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)、17号車Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)が3位となり、一度もFCYやSCが入ることなく進行した100周の熱く激しい戦いは幕を閉じた。

GT300クラスのスタートシーン

 一方、GT300クラスはポールポジションからトップを快走するジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)を、1周目に最初のピット作業を行うという奇襲作戦に出た堤優威(muta Racing GR86 GT)がかわしてトップに立つ展開で始まる。

 しかしレース後半に入ると、46周目に最後のタイヤ交換を行って我慢の走りを強いられた平良響(muta Racing GR86 GT)を30周目、61周目と均等にスティントを分ける正攻法で戦った名取鉄平(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)が猛追する形となり、80周目の最終コーナーで名取はついに平良のインに飛び込んだ。しかし平良も一歩も譲らず、両者並走のままホームストレートを駆け抜けるが、1コーナーの飛び込みでは名取にアドバンテージがあり、56号車がついにトップを奪い返した。

GT300クラス優勝はリアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)

GT300クラス決勝2位はmuta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)

GT300クラス決勝3位は埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)

 それでも平良は最後まで名取の背後に食らいつき、最後の直線をテール・トゥ・ノーズで戻ってきたが、名取は最後までトップを守り切り、56号車リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)が今季初優勝。名取にとってはこれがスーパーGT初勝利だ。

 惜しくも2位に終わった2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)だが、フィニッシュラインを通過した時点での56号車との差はわずか0.579秒だった。

 3位には3周終わりで最初の給油を済ませ、48周目にドライバー交代を行った52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)が入った。

 次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。決勝は今回と同じ450kmでの開催となる。6月4日決勝だ。

GT500クラスの表彰式

GT300クラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第2戦富士決勝結果

■GT500クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHLapTimeBehindGap
136坪井 翔
宮田 莉朋
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1002:33'36.151--
2100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1002:34'04.67028.51928.519
317塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS81002:34'25.52149.37020.851
414大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS161002:34'26.61750.466 1.096
53千代 勝正
高星 明誠
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI301002:34'34.31058.159 7.693
637笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1002:34'35.73659.585 1.426
723松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI421002:34'41.0611'04.910 5.325
839関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS61002:34'41.3201'05.169 0.259
91平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS101002:34'56.2501'20.09914.930
10*16福住 仁嶺
大津 弘樹
ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1002:34'57.3501'21.199 1.100
118野尻 智紀
大湯 都史樹
ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS22992:33'07.0581Lap 1Lap
1219国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH4992:33'43.4161Lap 36.358
1338立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS12992:33'44.2661Lap 0.850
1464伊沢 拓也
太田 格之進
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL2992:35'03.8241Lap 1'19.558
1524佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH952:26'36.6555Laps4Laps
---- 以上規定周回数(70% - 70Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 100 牧野任祐(STANLEY NSX-GT) 1'29.213 (4/100) 184.130 km/h
  • CarNo. 16は、SpR.28-5.(タイヤ装着不完全での給油)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

■GT300クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHLapTimeBehindGap
156ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
名取 鉄平
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH3932:35'03.979--
22堤 優威
平良 響
加藤 寛規
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS932:35'04.558 0.579 0.579
352吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS18922:33'55.6661Lap 1Lap
465蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS48922:34'16.1051Lap 20.439
510安田 裕信
大草 りき
PONOS GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL922:34'25.2971Lap 9.192
688小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH922:34'26.3221Lap 1.025
76片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
神 晴也
DOBOT Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH922:34'33.5031Lap 7.181
831嵯峨 宏紀
小高 一斗
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS922:34'46.8041Lap 13.301
996新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL922:34'47.9531Lap 1.149
1025菅波 冬悟
野中 誠太
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH922:35'07.3071Lap 19.354
1161井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL912:33'40.4952Laps1Lap
1220平中 克幸
清水 英志郎
山田 真之亮
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL912:34'07.9552Laps27.460
137荒 聖治
柳田 真孝
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI15912:34'10.0302Laps 2.075
1450イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
小山 美姫
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH912:34'10.9432Laps 0.913
1527岩澤 優吾
伊東 黎明
Yogibo NSX GT3
Honda NSX GT3
Yogibo Racing
YH24912:34'22.8782Laps11.935
16244佐藤 公哉
三宅 淳詞
HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH33912:34'50.1152Laps27.237
1711富田 竜一郎
石川 京侍
塩津 佑介
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL912:34'58.6262Laps 8.511
1830永井 宏明
織戸 学
小河 諒
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH902:33'46.8883Laps1Lap
19360青木 孝行
田中 篤
大滝 拓也
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH902:34'33.8643Laps46.976
2048井田 太陽
甲野 将哉
眞田 拓海
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH902:34'39.9283Laps 6.064
2122和田 久
城内 政樹
加納 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH892:34'32.9604Laps1Lap
225冨林 勇佑
松井 孝允
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH872:35'12.3436Laps2Laps
2360吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL9742:33'50.93619Laps13Laps
---- 以上規定周回数(70% - 65Laps)完走 ----
-18小林 崇志
小出 峻
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH60461:23'33.63647Laps28Laps
-4谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH6421:10'43.01451Laps4Laps
-87松浦 孝亮
坂口 夏月
Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH12915'44.36884Laps33Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 88 元嶋佑弥(JLOCランボルギーニGT3) 1'37.190 (4/92) 169.017 km/h
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SUPER GT

第2戦富士は前売り完売の大盛況!! GTAが定例会見で明らかに

GTA定例会見:前売り券も売り切れスタンドは満員

 スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)は5月4日、シリーズ第2戦の行われている富士スピードウェイで定例会見を開催した。

 会見の中で坂東正明代表はコロナ禍の始まった2020シーズンを振り返り、春の公式テストが急遽中止になったこと、開幕4戦を無観客で開催したことなどを経験する中で、実際にファンをサーキットに迎え入れる中でレースを開催することの大切さを痛感したと語った。

 それに対し、数々の制限が緩和され、あらゆるスポーツ大会が盛況となっている今シーズンは、スーパーGTにおいても第1戦、第2戦と観客が戻ってきており、特にこの第2戦においては前売り券の完売という状況になっているという。富士スピードウェイによれば最寄駅から運行されるシャトルバスを利用するファンに対してのみ当日券を用意するとのこと。これは路上駐車による周辺地域への影響を考慮しての措置だ。

GTA定例会見:テントを張る観客も

 実際、場内は公式予選日からコース脇をファンの持ち込んだテントが埋め尽くす状況となっており、多くのファンがゴールデンウィークの二日間を思い思いのスタイルで楽しみながら過ごしている。

 こうした状況を踏まえ、坂東代表は「モータースポーツはこんなに元気だよ」ということをこれからも発信していきたいとしている。また、駐車場の拡充など、さらなる改善にも取り組む考えを明らかにした。

 注目の第2戦決勝は午後1時30分より100周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第2戦富士決勝上位3人のコメント 中村仁「自分の実力じゃないので正直悔しい」

第2戦優勝 中村仁(TGR-DC Racing School)

 「正直自分の実力ではないんで悔しいですね。(再スタートで)三井くんが抜きに行って、気をつけてはいたと思うんですが、ほんの数センチのところで前に行っちゃった感じです」

 「(再スタートでは)不注意で1コーナーでインを開けたところに野村選手が入ってきました。あそこは自分が甘かったです。」

 「次の鈴鹿はちゃんと自分の力で勝てるように準備していきたいです」

第2戦決勝2位 野村勇斗(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「スタートがうまく行って、一度抜くことができたんですが、マシンのバランスが想定と違った面もあるし、自分のペース不足もあったので、そこは今後に向けての反省点ですし、悔しいですね」

 「(昨年まで参戦していたフランスF4との違いについて)フランスも日本も実力が拮抗しているのは同じですが、日本は割とクリーンで、向こうはアグレッシブな面があります。そうした中で、自分がどこまでアグレッシブに行っていいのか、という部分が今回のレースでわかったりしました。あとはクルマの特性の違いくらいですね。向こうはターボがついているので、その辺の違いも走り分けないといけませんね」

 「今回はトヨタ勢に負けてしまったので、次の鈴鹿では勝ってチームの士気を上げていきたいです。目標はチャンピオンなので、それに向けてしっかり頑張っていきます」

第2戦決勝3位 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)

「セーフティーカースタートはそんなに失敗したわけではなかったのですが、駆け引きの部分でまだ経験が足りてないというか、考えが甘かったと思うので、次戦に向けて配信を見直したりして勉強していきたいです。それと前を走っていた3人は1レース目で早めにリタイヤしているので、その分だけタイヤの差がありました。最終ラップもブレーキ勝負を仕掛けましたが、タイヤの差で止まりきれずに順位を上げられませんでした」

 「でも不利なら不利なりの戦い方というのもあると思います。ブレーキ勝負して飛び出したから3ポジションダウン、じゃなくて、堪えて1ポジションダウン、2ポジションダウンで押さえられればもっと強いレースができると思います。タイヤの差があった割には前についていけていたので、そこは自信を持てました」

 「鈴鹿サーキットは1周が長いのもありますし、ドライビングによる差が出やすい面もあるので、今回あったスピードを活かして強く戦えるようにしたいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第2戦富士決勝 三井優介にまさかのペナルティ! 中村仁が通算2勝目を挙げる

優勝は中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)

 2023FIA-F4選手権シリーズ第2戦の決勝が5月4日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選4番手からスタートした中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)が自身通算2勝目を挙げた。(天候:晴れ コース:ドライ)

 第2戦決勝は午前8時15分より14周で行われた。

 フォーメーションラップでは予選2番手の三井優介(HFDP RACING TEAM)がホームストレートに戻ってきたところで単独スピンを喫する場面もあったが、三井はすぐに走り出して自分のグリッドに戻ってきた。

 スタートでトップに立ったのはポールの小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)。以下、三井そして中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)の順で1コーナーを通過していった。

レースは開始早々にセーフティーカーが導入された

 しかし後方集団がダンロップコーナーに差し掛かったところで多重クラッシュが発生、ここで大宮賢人(PONOS F110)、辻本始温(BJ Racing F110)、渡部智仁(Media Do YBS影山F110)、中村賢明(トムスフォーミュラカレッジ F110)、堀尾風允(MOST-HM Racing F4)、大阪八郎(Dr. Dry F110)らがストップしてしまったため、第1戦に続いて2周目からセーフティーカー(SC)が導入される事態となった。第1戦のインディペンデントカップを制した鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)も接触に巻き込まれたため、ピットイン。一旦は7周遅れでコースに復帰したものの、すぐに戻ってきてレースを終えることになった。

 SCは5周終わりでピットイン。6周目からレースは再開となるが、ここでタイミング良く加速した三井がアウトから小林に仕掛ける。三井は前日のレースでスタート直後にリタイヤしたこともあり、優勝した小林とはタイヤの消耗度合いが違う。そのため1コーナーでのブレーキング勝負ではアドバンテージがあり、ギリギリまで抵抗を試みた小林はここで痛恨のオーバーランを喫してしまった。

 これにより三井がトップに浮上、リスタートで中村をかわした野村勇斗(HFDP RACING TEAM)が2位に上がり、小林は中村の後ろ、4位にまで後退した。

 トップを快走する三井の後ろでは中村が野村を猛追。8周終わりのホームストレートで中村が野村を捉えて2位に浮上した。後ろからは小林も迫り、2位争いは3台の団子状態となる。

 小林はファイナルラップの1コーナーで野村のインをつくが、野村もうまくラインをクロスさせて抜き返し、3位を守る。野村もまた前日は4周目でアクシデントにより早々とレースを終えており、タイヤの消耗度合いは少ない状況だ。

優勝は中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)

決勝2位は野村勇斗(HFDP RACING TEAM)

決勝3位は小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)

 結局、レースは三井が後続を引き離してチェッカーを受けるが、6周目の再スタートで違反があったとの判定が下り、40秒加算のペナルティを受けてしまう。

 この結果、2番目にフィニッシュした中村仁がこのレースの優勝者となり、野村が2位、小林は3位という結果となった。

 中村の勝利は昨年の第10戦SUGO以来。このレースもまた小出峻のスタート違反により中村は繰り上げでFIA-F4初優勝を手にしている。

 次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。6月3-4日に第3戦、第4戦が行われる。

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第2戦富士決勝結果

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
135中村 仁TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1430'10.169--
26野村 勇斗HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1430'10.736 0.567 0.567
336小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1430'11.340 1.171 0.604
488荒川 麟Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1430'13.259 3.090 1.919
57森山 冬星HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1430'16.443 6.274 3.184
662佐藤 樹HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1430'16.492 6.323 0.049
738奥本 隼士TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1430'17.946 7.777 1.454
881卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1430'19.915 9.746 1.969
937佐野 雄城TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1430'20.83610.667 0.921
1098三島 優輝BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1430'21.82211.653 0.986
1134清水 啓伸Drago CORSE F110
Drago CORSE
1430'21.87511.706 0.053
1216西村 和真Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1430'23.01312.844 1.138
1312洞地 遼⼤HIROTEX AKILAND F110
AKILAND RACING
1430'24.72314.554 1.710
1422藤原 優汰藤原オートAKILAND F110
AKILAND RACING
1430'24.80214.633 0.079
1514田上 蒼竜ガレージENZO ZAP F110
ZAP SPEED
1430'26.95616.787 2.154
1618大島 和也AKILAND RACING F110
AKILAND RACING
1430'27.95017.781 0.994
1746徳升 広平フジタ薬局アポロ電工M.T
フジタ薬局レーシング
1430'28.34718.178 0.397
1887下野 璃央Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1430'28.39618.227 0.049
19*77小松 響WARMTECH Skill Speed
スキルスピード
1430'30.51220.343 2.116
2080野澤 勇翔OTG DL F4 CHALLENG
OTG MOTORSPORTS
1430'33.44223.273 2.930
2113IC1藤原 誠B-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
1430'34.41624.247 0.974
2210IC2植田 正幸アキランドwith Rn-sports
AKILAND RACING
1430'34.48524.316 0.069
232IC3仲尾 恵史TCS AKILAND F110
AKILAND RACING
1430'43.00232.833 8.517
2430IC4DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1430'43.28933.120 0.287
2526IC5山崎 令二郎Media Do影山F110
Media Do Kageyama Racing
1430'43.35533.186 0.066
2678小野 陽平Reversal Spirit
スキルスピード
1430'47.33337.164 3.978
278半田 昌宗SD-STYLE GMB F110
TEAM GMB
1430'47.60937.440 0.276
28*5三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1430'47.62337.454 0.014
2999IC6近藤 善嗣アドバンスドIoTくじらルーニースポーツ
Rn-sports
1430'48.96238.793 1.339
3055IC7KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1430'53.00442.835 4.042
3111IC8中島 功Rn. SHINSEI. F110
Rn-sports
1430'54.08343.914 1.079
3271IC9大山 正芳ダイワN通商AKILAND F110
AKILAND RACING
1430'56.33446.165 2.251
3396IC10齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND F110
AKILAND RACING
1430'58.39848.229 2.064
3441IC11青合 正博Racing TEAM HERO'S
Buzz Racing
1431'02.96152.792 4.563
35*49IC12⼤川 ⽂誠私⽴うらめし学園withイーグルスポーツ
イーグルスポーツ
1431'43.7391'33.57040.778
36*21IC13小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
1431'46.9961'36.827 3.257
37*15渡部 智仁Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1432'03.0761'52.90716.080
3844IC14今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1432'05.7181'55.549 2.642
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
-31平安山 良馬ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
616'53.6238Laps8Laps
-63IC-鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
13'11.10513Laps5Laps
-45大宮 賢人PONOS F110
PONOS RACING
0-14Laps1Lap
-97辻本 始温BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
0-14Laps-
-48堀尾 風允MOST-HM Racing F4
フジタ薬局レーシング
0-14Laps-
-86IC-大阪 八郎Dr. Dry F110
ZAP SPEED
0-14Laps -
-28中村 賢明トムスフォーミュラカレッジ F110
TOM'S YOUTH
0-14Laps-
  • Fastest Lap: CarNo. 5 三井優介(HFDP RACING TEAM) 1'45.368 (12/14) 155.899 km/h
  • 公式通知No. 15により、CarNo. 10の選手権得点の付与は行わない。
  • CarNo. 77は、シリーズ規則第30条(スタート手順)位範囲より、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 5は、リスタート時の反則スタートにより、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 49は、H項違反(SC中の走路外走行)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 21は、シリーズ規則第15.1.1)(他車への衝突行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 15は、シリーズ規則第15.1.1)2)(他車への衝突行為+コースアウト)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 15は、H項違反(SC中の走路外走行)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
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SUPER GT

第2戦富士ポールポジション会見 牧野任祐「ポールは嬉しいが開幕戦の借りがあるので、明日はしっかり頑張る」

GT500クラスポールポジション 100号車STANLEY NSX-GT(TEAM KUNIMITSU)

山本尚貴(TEAM KUNIMITSU)

予選記者会見:GT500クラスポールポジションの山本尚貴(TEAM KUNIMITSU)

 「明日いい位置からスタートできるということで、ポールポジションを獲得してくれた牧野選手と、Q1、Q2を通してクルマを作ってくれたチームスタッフの皆さんにありがとうございますという気持ちです」

 「いい位置からスタートできるので、自分達でペースをコントロールできるはずです。FCYやセーフティーカーといった不確定要素がなければいいなと思います。逃げ切れる強いレースをしたいと思います」

牧野任祐(TEAM KUNIMITSU)

予選記者会見:GT500クラスポールポジションの牧野任祐(TEAM KUNIMITSU)

 「ポールを取れてホッとしています。公式練習からセットアップを進めていく中で、専有走行の状態から予選までにコンディションが変わることは想定していましたが、(実際には)それ以上に大きな変化をしていました」

 「そうした中で尚貴さんがQ1を突破してくれて、アジャストも本当に良かったので、クルマがすごく良くなっていることを体感しながら走ることができました。ポールが取れて本当に嬉しいですが、開幕戦の借りもあるんで、明日はしっかり頑張ります」

GT300クラスポールポジション 56号車リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(KONDO RACING)

名取鉄平(KONDO RACING)

予選記者会見:GT300クラスポールポジションの名取鉄平(KONDO RACING)

 「今の気持ちは素直に嬉しいです。去年1年お休みして、今年スーパーGTに復帰しましたが、第1戦の岡山は荒れたレースで思うような結果が残せませんでした。ですから第2戦は落とせないレースでしたが、予選でポールを獲得できたことで、明日の決勝は一番前からスタートできるので、今から楽しみです」

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(KONDO RACING)

予選記者会見:GT300クラスポールポジションのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(KONDO RACING)

 「今朝からいいフィーリングでした。クルマは速かったし、タイヤもよかった。明日の決勝に向けてセットアップを進める中で良いバランスが見つかりましたし、ポールポジションを獲得する自信にもつながりました」

 「今回がGT300クラスで初めてのポールポジションになります。ここ2、3年は開幕戦でいい成績を残せた結果、第2戦以降は重いサクセスウェイトに苦しんできたので、レース結果は良くてもポールポジションを獲得するのは難しい状況になっていました。今回はウェイトが軽かったこともあり、ポールポジションが獲得できたのはよかったです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第2戦富士公式予選 牧野任祐渾身の1周! 100号車STANLEY NSX-GTがポールポジションを獲得

GT500クラスポールポジションはSTANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)

 オートバックス スーパーGT第2戦「FUJIMAKI GROUP 富士GT450kmレース」の公式予選が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは公式練習トップの100号車STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)がここでも速さを見せてポールポジションを獲得、GT300クラスは56号車リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)がポールポジションを獲得した。

(天候:晴れ コース:ドライ)

予選Q1  ARTAが1-2でQ2へ

 GT500の予選Q1は午後3時48分スタート。高星明誠(Niterra MOTUL Z)と松田次生(MOTUL AUTECH Z)を除く13台が一斉にコースイン。高星は残り7分を切ったところでピットアウト。

 松田も残りが6分30秒を切ろうかというところでようやくピットを離れた。

 コース上ではアウトラップに続いて2周目1分36秒台、3周目1分33秒台と徐々にペースを上げていくドライバーが多い中、3高星は2周目にいきなり1分31秒081を記録し、3周目からアタックにかかる作戦。この辺りは持ち込んだタイヤの特性の違いによるものか。高星は3周目に1分27秒593でトップに立つ。ここで残り時間が2分を切った。

 続いて佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)が4周目に1分27秒481で高星を上回ると、山下健太(ENEOS X PRIME GR Supra)が5周目に1分26秒968、大津弘樹(ARTA MUGEN NSX-GT)も5周目に1分27秒002を記録してきた。

 そして大湯都史樹(ARTA MUGEN NSX-GT)が5周目に1分26秒817でトップに浮上したところでチェッカーフラッグが提示されるが、その間にもアタックを継続していた大津が6周目に1分26秒595までタイムを縮めてトップに。これで2番手に後退した大湯とともにARTAが1-2体制でQ2に臨むこととなる。

 佐々木も2度目のアタックで1分26秒892までタイムを縮めて3番手。これがニッサン勢で唯一のQ2進出チームとなった。

 GT300クラスは、午後3時15分にA組のQ1が始まり、序盤は片山義章(DOBOT Audi R8 LMS)が1分35秒987でトップに立つが、終了10秒前に大草りき(PONOS GAINER GT-R)が1分35秒697を出して片山を上回り、トップに。片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)が1分35秒921で2番手に続き、片山は3番手に後退しながらもQ1突破を果たした。

 B組の走行では富田竜一郎(GAINER TANAX GT-R)がウォームアップ1周でいきなり1分35秒749を叩き出し、トップに立つ。この時点で2番手につけたのは4周目に1分35秒950を記録した根本悠生(apr LC500h GT)。しかし河野駿佑(Syntium LMcorsa GR Supra GT)がこれを上回り、1分35秒849で2番手に。

そして元嶋佑弥(JLOCランボルギーニGT3)が1分35秒538で富田を上回るが、平良響(muta Racing GR86 GT)が5周目に1分35秒512を記録してトップに浮上。ここでチェッカーフラッグが提示される。

 この結果、2号車muta Racing GR86 GTがトップ、88号車JLOCランボルギーニGT3が2番手となり、3番手には最後の最後に1分35秒726を叩き出した名取鉄平(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)が滑り込んだ。

GT500クラスポールポジションはSTANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)

GT500クラス予選3位はARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)

予選Q2 100号車が100分の7秒差でPP獲得

 GT500クラスのQ2は午後4時26分から36分までの10分間で行われた。ここではまず、平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN Z)がウォームアップ2周でアタックに入り、1分26秒779を記録する。

 続いてウォームアップ3周でアタックを行った牧野任祐(STANLEY NSX-GT)が1分26秒420でトップに。おなじ周に松下信治(Astemo NSX-GT)は1分27秒253を記録するが、松下はもう1周アタックを行って1分26秒953までタイムを縮める。

 続いてウォームアップラップを4周行ってタイヤを念入りに温めた福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)が1分26秒609で牧野に次ぐタイムを記録、これを阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が1分26秒496で上回り、2番手に上がってきたところでチェッカーフラッグ。

 この結果、100号車STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)がポールポジションを獲得し、19号車WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が2番手、16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)は3番手から決勝に臨むこととなった。

 なおニッサン勢で唯一のQ2進出チームとなった24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)は最終的に5番手となっている。

GT300クラスポールポジションはリアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)

GT300クラス予選2位はapr LC500h GT(嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生)

GT300クラス予選3位はグッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)

 GT300クラスは、まず篠原拓朗(LEON PYRAMID AMG)がウォームアップ2周でアタックに入り、1分35秒576を記録するが、これを同じ周にアタックした堤優威(muta Racing GR86 GT)が上回り、1分35秒286。さらに川合孝汰(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)が二人を上回る1分35秒279を記録、しかしジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)がここで1分35秒114を叩き出してトップに躍り出た。

 続いて残り時間が1分を切ったところで小高一斗(apr LC500h GT)が1分35秒176で2番手に浮上、ここでチェッカーフラッグが提示されるが、最後の最後に谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)が1分35秒277を6周目に記録して3番手に入った。

 この結果、ポールポジションは56号車リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)。オリベイラにとっては意外にもこれがGT300での初のポール獲得となった。

 2番手は31号車apr LC500h GT(嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生)、3番手には4号車グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)が続く結果となった。

 今季初の450kmレースとなる第2戦決勝は、4日の午後1時30分より100周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦富士決勝上位3人のコメント 小林利徠斗「スタートからゴールまでやるべきことをやりきれた」

第1戦優勝 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)

 「結果に対してはすごく嬉しいです。予選で後続に対して大差をつけていることがわかったので、決勝は自信を持って走り切ることができました。今回は波乱があり、展開的にも恵まれましたが、明日はそういうことがなくても純粋に速さで勝ち切れるような強さを見せたいです」

 「スタートからゴールまでやるべきことをやり切れたのですごく満足です。明日の第2戦も他人がどうこうではなく、自分の信念を貫くというか、そういうことにだけ集中して取り組んでいきたいです」

第1戦決勝2位 奥本隼士(TGR-DC Racing School)

 「最終ラップの最終コーナーまで4番手で、どうにか前を抜けないかなとずっと考えていたら、最終コーナーでは僕の速さが勝っていたので、そこでいくしかないと思いました。そこで前のクルマがミスをしたこともあり、ギリギリで前に出られました。フィニッシュした瞬間はすごく興奮しました。床を踏み抜く勢いでアクセルを踏みました」

 「去年はプライベートチームのヒーローズさんから出させてもらいましたが、そこでの経験がすごく生きました。一年を通して成長できたので、今回の表彰台を達成できたのがすごく嬉しいです」

 「僕は頭で考えすぎちゃうとダメなタイプで、今回は本能のまま走ってうまくいったので、明日も気負いすぎず、縮こまりすぎず、思い切り行こうと思います」

第1戦決勝3位 佐野雄城(TGR-DC Racing School)

 「1周目はすごく混乱していて、そこでうまく9位まで順位を上げることができました。そこからも数台抜いていくことができましたが、上位の集団になってくると、ペースの差も無くなるので、そこでまだバトルができていない実感があるので、明日はそこを改善していきたいです」

 「3位という順位は嬉しいですが、隙を見せて抜かれちゃう場面もあったので、改善するところがいっぱいあります。明日はもっと上の順位でフィニッシュできるように頑張ります」

 「予選では路面の変化に対応できていなかったし、コメントもちゃんとできていませんでした。今回路面の変化を経験できたので、次の鈴鹿の予選でその経験を活かしたいです」

 「昨年は全日本カート選手権のOKクラスに出てランキング2位でした。トムスさんでやっているEVカートにも参戦しましたが、フォーミュラのレースは今年が初めてです。マシンが大きいんで、まだ掴みきれてない部分がありました。まだ伸び代はいっぱいあると思うし、理解できていない部分もあるので、しっかり理解を進めていきたいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦富士決勝 後方の混乱を尻目に小林利徠斗が独走でポール・トゥ・フィニッシュを達成

優勝は小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)

 2023FIA-F4選手権シリーズ第1戦の決勝が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が後続を寄せ付けない走りで終始レースをリードし、初戦を勝利で飾った。

(天候:晴れ コース:ドライ)

 第1戦決勝は午後2時10分にフォーメーションラップを開始。予選通過基準タイムを満たせなかった1台を除く総勢45台による14周の、そして2023年の熱く長い戦いが遂に始まった。

 スタートでトップに立ったのはポールポジションの小林。その後方では予選2番手の三井優介(HFDP RACING TEAM)と同4番手の中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)が1コーナーで接触するアクシデントが発生。これに乗じて予選5番手の野村勇斗(HFDP RACING TEAM)が2位に浮上するが、これをAコーナーで佐藤樹(HELM MOTORSPORTS F110)が捉えて2位でコントロールラインに戻ってきた。さらにセクター3でも多重クラッシュが発生したため、早くも2周目からセーフティーカー(SC)が導入される波乱の幕開けとなった。 

レースは開始早々セーフティーカーが導入された

 1周目で姿を消したのは三井と中村の他、ルーキーの清水啓伸(Drago CORSE F110)、参戦2年目の平安山良馬(ATEAM Buzz Racing)、そして徳升広平(フジタ薬局アポロ電工M.T)と辻本始温(BJ Racing F110)だ。

 SCは3周終わりでピットイン。4周目からレースはリスタート。すかさず野村が1コーナーでアウトから佐藤に襲い掛かるが、野村のイン側から佐藤が追突する格好となり、野村はスピンを喫して最後尾の39位に後退。2位で走行を続けた佐藤に対してはドライブスルーペナルティが課せられて10周目にピットイン。これで勝負権を失う結果となった。

 これによって大宮賢人(PONOS F110)が2位に繰り上がり、奥本隼士(TGR-DC RSフィールドF4)が3位となる。

 その間にもトップの小林は後続との差を着実に広げ、6周終わって3.949秒のリードを築き上げると、その後も8周目に4秒617、11周目には7秒106までその差を広げる。

 その後方では予選8番手からスタートした森山冬星(HFDP RACING TEAM)が11周目に奥本を捉えて3位に浮上すると、12周目の1コーナーではアウトから大宮を抜いて2位に浮上する。

 そして迎えたファイナルラップ。

決勝2位は奥本隼士(TGR-DC RSフィールドF4)

 圧倒的なリードを築いてトップを快走する小林の後方では、奥本が1コーナーでアウトから大宮を抜きにかかったが、大宮も一歩も引かず、2台は揃って1-2コーナーをオーバーシュートしてしまい、この間に佐野雄城(TGR-DC RSフィールドF4)が3位に浮上、大宮が4位でこれを追い、その後ろから奥本が追い上げる展開となり、第3セクターで大宮、奥本が揃って佐野を捉えると、最後のストレートでは奥本が僅か0.033秒差で大宮をかわして森山に次ぐ3位でチェッカーを受けた。

2位に入った森山冬星(7号車)と4位の大宮賢人(45号車)はペナルティーで降格

 しかしまだ波乱は終わらなかった。

 2位でフィニッシュした森山に対し、競技団は走路外追い越しがあったとして10秒のタイムペナルティを課した他、大宮に対しても他者をコース外に追いやるドライビングがあったとしてこちらも10秒のタイム加算を課す裁定を下す。

 これにより、優勝は小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)、2位に奥本隼士(TGR-DC RSフィールドF4)、そして3位に佐野雄城(TGR-DC RSフィールドF4)とTGR-DC Racing Schoolの1-2-3という結果となった。

 インディペンデントカップは予選トップの仲尾恵史(TCS AKILAND F110)をかわしてトップに立った鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)が優勝をものにしている。

 第2戦決勝は4日朝8時15分より14周または30分間で行われる。

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第2戦富士公式練習 接戦を制し、100号車STANLEY NSX-GTがトップタイム

公式練習:GT500クラストップタイムはSTANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)

 2023オートバックス スーパーGT第2戦「FUJIMAKI GROUP 富士GT450kmレース」の公式練習が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは100号車STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)、GT300クラスは56号車リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)がトップタイムを記録した。

 公式練習は午前9時より混走85分間、専有走行各クラス10分間の予定でスタートした。天候は晴れ。コースはドライだ。

 序盤トップに立ったのは4周目に1分30秒949を記録した大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)。続いて山本尚貴(STANLEY NSX-GT)が5周目に1分28秒245までタイムを縮めてトップに浮上、松下信治(Astemo NSX-GT)も5周目に1分28秒939を記録して2番手、阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が1分29秒088で3番手となる。

 ここで山本と松下は一旦ピットイン。この間に大嶋が1分28秒810を6周目に記録して2番手に上がってきた。

 続いて平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN Z)が4周目に1分28秒517、坪井翔(au TOM'S GR Supra)も自身4周目に1分28秒646、そして阪口も7周目に1分28秒517と次々にタイムを更新。

 そして走行開始から間も無く20分が経過しようかというところで、坪井が5周目に1分28秒128までタイムを縮めてトップに躍り出た。

 さらに石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)も6周目に1分28秒220で2番手に。

 しかしこの間に5号車マッハ車検エアバスターMC86マッハ号がセクター3のグラベルでストップ。これによりセッションは赤旗中断となり、車両回収ののち数分後に再開された。

 しかしトップの36号車、8周目に大嶋が1分28秒225を出して3番手に浮上した14号車はピットにとどまったまま。この間に松下が1分28秒167で2番手に浮上した。

 再開から10分以上経過して36号車はようやく走行を再開。ドライバーは坪井のまま。36号車は3周して再びピットへ。タイムは9周目に1分27秒924をマーク。この間に17号車は塚越に交代。12周目に1分28秒167。そして福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)が1分28秒187を12周目に記録して3番手に浮上する。

 その後36号車は宮田に交代、16周目には1分27秒990を記録するが、それ以外は1分28〜29秒台で周回を重ねて混走は終了した。

 GT500の専有走行は午前10時40分、赤旗の影響もあってか予定より5分遅れて始まったが、ここでは予選を彷彿とさせる激しいタイムアタック合戦が展開される。

 まずは14号車の山下健太が1分27秒639でいきなり坪井のタイムを上回ると、続いて100号車の牧野も1分27秒629をピットアウトして4周目に叩き出す。

 結局これが専有走行でのベストタイムとなり、100号車STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)がトップ。2番手に14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)、16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)が3番手でチェッカー。トップから1秒以内に14台が連なる接戦で公式練習は終了した。

 なおニッサン勢の最上位はは1号車MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)の8番手、前回優勝の23号車MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は12番手といずれも苦しい滑り出しとなった。

公式練習:GT300クラストップタイムはJLOCランボルギーニGT3(小暮卓史/元嶋佑弥)

 GT300クラスは、混走序盤にジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)が1分35秒748を記録、その後の混走、そして専有走行に入ってもこれを上回るチームが現れなかったため、56号車リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-Rがそのままトップで混走を終了。2番手には88号車JLOCランボルギーニGT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が続き、専有走行で1分36秒165をマークした2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)が3番手で公式練習を終了した。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第2戦富士ノックアウトQ2結果

■GT500クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
1100牧野 任祐STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1'26.420--190.081
219阪口 晴南WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH41'26.496 0.076 0.076189.914
316福住 仁嶺ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1'26.609 0.189 0.113189.666
414大嶋 和也ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS161'26.743 0.323 0.134189.373
524平手 晃平リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'26.779 0.359 0.036189.295
636宮田 莉朋au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'26.786 0.366 0.007189.279
78野尻 智紀ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS221'26.816 0.396 0.030189.214
817松下 信治Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS81'26.953 0.533 0.137188.916

■GT300クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
156ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH31'35.114--172.706
231小高 一斗apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'35.176 0.062 0.062172.594
34谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH61'35.277 0.163 0.101172.411
452川合 孝汰埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS181'35.279 0.165 0.002172.407
5*2堤 優威muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS1'35.286 0.172 0.007172.395
688小暮 卓史JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'35.339 0.225 0.053172.299
711石川 京侍GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'35.420 0.306 0.081172.153
810安田 裕信PONOS GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'35.447 0.333 0.027172.104
965篠原 拓朗LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS481'35.576 0.462 0.129171.872
1096新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'35.601 0.487 0.025171.827
1160吉本 大樹Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL91'35.716 0.602 0.115171.620
126ロベルト・メルヒ・ムンタンDOBOT Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH1'35.840 0.726 0.124171.398
1325野中 誠太HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'35.915 0.801 0.075171.264
145冨林 勇佑マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'36.187 1.073 0.272170.780
1518小林 崇志UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH601'36.362 1.248 0.175170.470
16*87松浦 孝亮Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH121'36.381 1.267 0.019170.436
  • CarNo. 2, 87は、SpR.29-7(走路外走行)により、当該ラップタイムを削除した。
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SUPER GT

第2戦富士ノックアウトQ1結果

■GT500クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
116大津 弘樹ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1'26.595--189.697
28大湯 都史樹ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS221'26.817 0.222 0.222189.212
324佐々木 大樹リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'26.892 0.297 0.075189.048
414山下 健太ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS161'26.968 0.373 0.076188.883
536坪井 翔au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'26.985 0.390 0.017188.846
617塚越 広大Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS81'27.189 0.594 0.204188.405
719国本 雄資WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH41'27.240 0.645 0.051188.294
8100山本 尚貴STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1'27.242 0.647 0.002188.290
---- 以上Q2進出 ----
93高星 明誠Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI301'27.538 0.943 0.296187.653
1023松田 次生MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI421'27.584 0.989 0.046187.555
1137笹原 右京Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'27.649 1.054 0.065187.416
121平峰 一貴MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS101'27.704 1.109 0.055187.298
13*38石浦 宏明ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS121'27.864 1.269 0.160186.957
1464太田 格之進Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL21'27.912 1.317 0.048186.855
1539関口 雄飛DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS61'28.286 1.691 0.374186.063
  • CarNo. 38は、SpR.29-7(走路外走行)により、当該ラップタイムを削除した。

■GT300クラス(A組)

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
110大草 りきPONOS GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'35.697--171.654
24片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH61'35.921 0.224 0.224171.253
36片山 義章DOBOT Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH1'35.987 0.290 0.066171.136
425菅波 冬悟HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'36.188 0.491 0.201170.778
5*87坂口 夏月Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH121'36.290 0.593 0.102170.597
652吉田 広樹埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS181'36.344 0.647 0.054170.502
75松井 孝允マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'36.384 0.687 0.040170.431
818小出 峻UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH601'36.642 0.945 0.258169.976
---- 以上Q2進出 ----
9244三宅 淳詞HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH331'36.744 1.047 0.102169.797
1020清水 英志郎シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'36.759 1.062 0.015169.770
1130小河 諒apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'36.848 1.151 0.089169.614
12360青木 孝行RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'37.220 1.523 0.372168.965
13*48井田 太陽植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'37.914 2.217 0.694167.768
  • CarNo. 48, 87は、SpR.29-7.(走路外走行)により、当該ラップタイムを削除した。

■GT300クラス(B組)

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
12平良 響muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS1'35.512--171.987
288元嶋 佑弥JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'35.520 0.008 0.008171.972
356名取 鉄平リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH31'35.726 0.214 0.206171.602
411富田 竜一郎GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'35.749 0.237 0.023171.561
596高木 真一K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'35.754 0.242 0.005171.552
660河野 駿佑Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL91'35.788 0.276 0.034171.491
731根本 悠生apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'35.950 0.438 0.162171.202
865蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS481'36.022 0.510 0.072171.073
---- 以上Q2進出 ----
950古谷 悠河ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH1'36.101 0.589 0.079170.933
1061井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'36.155 0.643 0.054170.837
117荒 聖治Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI151'36.270 0.758 0.115170.633
1227伊東 黎明Yogibo NSX GT3
Honda NSX GT3
Yogibo Racing
YH241'36.743 1.231 0.473169.798
1322和田 久アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'37.740 2.228 0.997168.066
Tags:

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦富士決勝結果

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
136小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1427'22.217--
238奥本 隼士TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1427'34.03011.81311.813
337佐野 雄城TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1427'34.44712.230 0.417
416西村 和真Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1427'35.02812.811 0.581
598三島 優輝BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1427'35.59413.377 0.566
612洞地 遼⼤HIROTEX AKILAND F110
AKILAND RACING
1427'38.27616.059 2.682
787下野 璃央Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1427'38.43616.219 0.160
877小松 響WARMTECH Skill Speed
スキルスピード
1427'39.70817.491 1.272
9*7森山 冬星HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1427'40.38618.169 0.678
1022藤原 優汰藤原オートAKILAND F110
AKILAND RACING
1427'40.97718.760 0.591
1115渡部 智仁Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1427'41.96519.748 0.988
1214田上 蒼竜ガレージENZO ZAP F110
ZAP SPEED
1427'42.52020.303 0.555
1318大島 和也AKILAND RACING F110
AKILAND RACING
1427'42.66520.448 0.145
1428中村 賢明トムスフォーミュラカレッジ F110
TOM'S YOUTH
1427'42.98020.763 0.315
15*45大宮 賢人PONOS F110
PONOS RACING
1427'44.06321.846 1.083
1663IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1427'47.30825.091 3.245
172IC2仲尾 恵史TCS AKILAND F110
AKILAND RACING
1427'49.61527.398 2.307
1848堀尾 風允MOST-HM Racing F4
フジタ薬局レーシング
1427'56.20933.992 6.594
1980野澤 勇翔OTG DL F4 CHALLENG
OTG MOTORSPORTS
1427'56.72134.504 0.512
2081卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1427'59.16636.949 2.445
2144IC3今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1428'02.15539.938 2.989
2213IC4藤原 誠B-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
1428'05.13942.922 2.984
2330IC5DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1428'05.14942.932 0.010
2426IC6山崎 令二郎Media Do影山F110
Media Do Kageyama Racing
1428'05.71143.494 0.562
2599IC7近藤 善嗣アドバンスドIoTくじらルーニースポーツ
Rn-sports
1428'07.13744.920 1.426
2696IC8齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND F110
AKILAND RACING
1428'07.97645.759 0.839
2778小野 陽平Reversal Spirit
スキルスピード
1428'09.66547.448 1.689
28*62佐藤 樹HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1428'10.52848.311 0.863
2986IC9大阪 八郎Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1428'11.04448.827 0.516
3021IC10小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
1428'11.38749.170 0.343
3155IC11KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1428'14.71052.493 3.323
3271IC12大山 正芳ダイワN通商AKILAND F110
AKILAND RACING
1428'15.51253.295 0.802
338半田 昌宗SD-STYLE GMB F110
TEAM GMB
1428'18.22356.006 2.711
34*88荒川 麟Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1428'20.33758.120 2.114
3511IC13中島 功Rn. SHINSEI. F110
Rn-sports
1428'21.39859.181 1.061
3649IC14⼤川 ⽂誠私⽴うらめし学園withイーグルスポーツ
イーグルスポーツ
1428'21.88259.665 0.484
3741IC15青合 正博Racing TEAM HERO'S
Buzz Racing
1428'22.5931'00.376 0.711
38*10IC16植田 正幸アキランドwith Rn-sports
AKILAND RACING
1428'47.2121'24.99524.619
---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ----
-6野村 勇斗HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
512'27.8859Laps9Laps
-5三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
0-14Laps5Laps
-*35中村 仁TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
0-14Laps-
-34清水 啓伸Drago CORSE F110
Drago CORSE
0-14Laps-
-31平安山 良馬ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
0-14Laps-
-97辻本 始温BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
0-14Laps-
-46徳升 広平フジタ薬局アポロ電工M.T
フジタ薬局レーシング
0-14Laps-
  • Fastest Lap: CarNo. 88 荒川麟(Dr. Dry F110) 1'45.620 (8/14) 155.527 km/h
  • CarNo. 88は、反則スタート(リスタート時)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 7は、シリーズ規則第19条2.(走路外追い越し)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 45は、シリーズ規則第19条4.(他車を走路外へ追い出し)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 62は、シリーズ規則第15条1.1)2)(他車への衝突行為+コースアウト)により、
  • CarNo. 10は、反則スタート(リスタート時)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 35は、シリーズ規則第15条1.1)2)(他車への衝突行為+コースアウト)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
Tags:

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦、第2戦富士予選上位3人のコメント 小林利徠斗「できればスリップに頼らずにトップを取ってやろうという気持ちで走った」

第1戦、第2戦ポールポジション 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)

 「今日の予選は想定通りというか、自分の中でやらなきゃいけないことができましたし、その上でついてきた結果ですので、本当に嬉しいです」

 「富士だとスリップストリームを使ってタイムを出すやり方が主流だと思いますが、そうやって出したタイムは自分のタイムじゃないと思うんです。できればそれに頼らずとも走れるぐらいの強さを見せたいと思っていました。むしろみんなの逆手を取って単独で走ってトップを取ってやろうという気持ちで走りました」

 「予選もそうですが、決勝も自分のやれることに専念するのが今の僕のテーマです。自分の実力を出し切った結果なら後悔はしないと、常にそういうところを目指していれば強くなれると思うので、変に焦らず、今やれることだけをやります」

第1戦、第2戦予選2位 三井優介(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「率直にいうと悔しいですが、路面温度の差などもあると思うので、タイムの出方を見ていてもA組の方がタイムを出しやすい方向にあったのかなと思います。それを考慮すれば全然負けてはいないと思います。決勝レースに持ち込めば同じペースで戦えると思うので、決勝でいかに前にいるかだと思います」

 「ただタイムで負けてるのも事実なので、まだあとコンマ1、コンマ2縮められるように考えたいです」

 「2番手スタートですが、ちゃんとトップで帰ってきたいです。去年も第1戦で勝ってるので、今年も初戦で優勝して、一年のいい流れを作っていきたいです」

第1戦、第2戦予選3位 佐藤樹(HELM MOTORSPORTS)

 「昨日まであまり調子いい感じではなかったんですが、今回はタイムが上がってくるにつれてクルマのバランスが良くなってきていて、ドライビングも昨日の修正点をまとめることができました」

 「去年のSUGOでスポット参戦した時も前日の練習ではタイムは悪くなかったんですが、予選で焦ってまとめることができませんでした。今回はうまくまとめることができました。オフの色々準備を進めてきましたが、FIA-F4には去年のスポット参戦以降は今年の公式テストまで乗っていません」

 「決勝では表彰台が狙える位置にいますし、うまくいけば勝つこともできるポジションからのスタートなので、やれることをやっていい結果で終われるようにしたいです。とりあえずシーズンよりも目の前のことに集中したいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦、第2戦富士公式予選 参戦2年目の小林利徠斗が好発進! 2戦連続ポールポジションを達成

第1戦、第2戦ともポールポジションの小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)

 FIA-F4選手権の2023シーズンがついに開幕。第1戦、第2戦の公式予選が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が第1戦、第2戦共にポールポジションを獲得した。

 今大会には17台のインディペンデントカップを含め過去最多の46台がエントリー。これをA組とB組の二つに分けて、各20分間の公式予選が午前7時50分より行われた。この日の天候は晴れ。路面はドライだ。

 A組の走行で速さを見せたのは、参戦2年目の小林。走り始めてから4周目に1分46秒258でトップに立つと、6周目には1分45秒753、7周目には1分45秒662と着実にタイムを縮め、9周目に1分45.553、12周目には1分45秒396をマークして、ベストタイム、セカンドタイムともにトップのまま走行を終えた。

 この小林に続いたのが今季からフル参戦を開始した佐藤樹(HELM MOTORSPORTS F110)だ、2022年のJAF-F4選手権チャンピオンの佐藤は昨年のSUGO大会にもスポット参戦を果たしたが、第9戦が14位、第10戦が15位と今ひとつの結果に終わった。それでも専有走行での感触は悪くなかったと語る佐藤は、この予選でも序盤から好タイムを連発、7周目には1分45秒877を記録すると、10周目には1分45秒653、12周目には1'45秒628までタイムを縮めて2番手で今季最初の予選を終えた。

 3番手には今季からHFDPに加入した野村勇斗(HFDP RACING TEAM)が1分 45秒663で続き、セカンドタイムでも佐藤が2番手、野村が3番手という結果だった。

 続いてB組が午前8時20分に走行開始。アウトラップ、ウォームアップラップに続いて3周目に参戦2年目の三井優介(HFDP RACING TEAM)が1分46秒918でトップに立つと、次の周では1分46秒130をマーク。その後も1分46秒109、1分45秒703と立て続けにタイム更新。8周目には1分45秒701を記録。これがこのセッションのベストタイムとなり、三井がB組トップで予選を終えた。

 三井の後方では中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)、森山冬星(HFDP RACING TEAM)、そして荒川麟(Dr. Dry F110)の3人が終盤まで激しく2番手を争い、最終的には参戦2年目の中村が10周目に1分45秒742を記録して2番手、今季新たにZAP SPEEDに移籍して4年目のシーズンを迎えた荒川が11周目に1分45秒753で3番手に。昨年度のホンダレーシングスクール鈴鹿(HRS-Suzuka)のスカラシップを獲得してFIA-F4デビューを果たした森山が4番手という結果となった。

第1戦、第2戦とも予選2位の三井優介(HFDP RACING TEAM)

第1戦、第2戦とも予選3位の佐藤樹(HELM MOTORSPORTS F110)

 その結果、ベストタイム、セカンドタイムともにB組の三井を上回ったA組の小林が2戦連続でポールポジションを獲得。三井が2番手となり、A組2番手の佐藤が3番手から午後の第1戦決勝と明日の第2戦決勝をスタートすることとなった。

 また、インディペンデントカップは2年ぶりの参戦となる仲尾恵史(TCS AKILAND F110)が第1戦のクラストップ。第2戦は今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がクラストップという結果となっている。

 FIA-F4選手権第1戦決勝はこのあと午後2時10分より、第2戦決勝は明日の朝8時15分より、それぞれ14周または30分間で行われる。

ピットロードに並ぶF4マシン(DOME F110)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第2戦富士公式練習結果

■GT500クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
1100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1'27.629--187.458
214大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS161'27.639 0.010 0.010187.437
316福住 仁嶺
大津 弘樹
ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1'27.857 0.228 0.218186.972
437笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'27.860 0.231 0.003186.966
536坪井 翔
宮田 莉朋
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'27.874 0.245 0.014186.936
68野尻 智紀
大湯 都史樹
ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS221'28.043 0.414 0.169186.577
738立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS121'28.107 0.478 0.064186.441
81平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS101'28.124 0.495 0.017186.406
917塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS81'28.167 0.538 0.043186.315
1019国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH41'28.238 0.609 0.071186.165
113千代 勝正
高星 明誠
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI301'28.244 0.615 0.006186.152
1223松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI421'28.282 0.653 0.038186.072
1324佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'28.344 0.715 0.062185.941
1439関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS61'28.578 0.949 0.234185.450
1564伊沢 拓也
太田 格之進
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL21'28.827 1.198 0.249184.930

■GT300クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
156ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
名取 鉄平
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH31'35.748--171.563
288小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'36.155 0.407 0.407170.837
32堤 優威
平良 響
加藤 寛規
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS1'36.165 0.417 0.010170.819
452吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS181'36.273 0.525 0.108170.627
561井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'36.356 0.608 0.083170.480
64谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH61'36.395 0.647 0.039170.411
76片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
神 晴也
DOBOT Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH1'36.449 0.701 0.054170.316
896新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'36.482 0.734 0.033170.258
950イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
小山 美姫
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH1'36.514 0.766 0.032170.201
1031嵯峨 宏紀
小高 一斗
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'36.523 0.775 0.009170.185
1118小林 崇志
小出 峻
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH601'36.567 0.819 0.044170.108
1211富田 竜一郎
石川 京侍
塩津 佑介
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'36.607 0.859 0.040170.037
1320平中 克幸
清水 英志郎
山田 真之亮
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'36.700 0.952 0.093169.874
1430永井 宏明
織戸 学
小河 諒
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'36.811 1.063 0.111169.679
1587松浦 孝亮
坂口 夏月
Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH121'36.811 1.063 0.000169.679
1610安田 裕信
大草 りき
PONOS GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'36.825 1.077 0.014169.655
1760吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL91'36.890 1.142 0.065169.541
1825菅波 冬悟
野中 誠太
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'37.003 1.255 0.113169.343
197荒 聖治
柳田 真孝
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI151'37.069 1.321 0.066169.228
2065蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS481'37.186 1.438 0.117169.024
21360青木 孝行
田中 篤
大滝 拓也
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'37.241 1.493 0.055168.929
22244佐藤 公哉
三宅 淳詞
HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH331'37.532 1.784 0.291168.425
2327岩澤 優吾
伊東 黎明
Yogibo NSX GT3
Honda NSX GT3
Yogibo Racing
YH241'37.694 1.946 0.162168.145
2448井田 太陽
甲野 将哉
眞田 拓海
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'38.455 2.707 0.761166.846
255冨林 勇佑
松井 孝允
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'38.641 2.893 0.186166.531
2622和田 久
城内 政樹
加納 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'38.923 3.175 0.282166.056
Tags:

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第2戦富士B組公式予選結果

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Group B Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
15三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'45.701--155.408
235中村 仁TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'45.854 0.153 0.153155.184
388荒川 麟Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1'45.888 0.187 0.034155.134
47森山 冬星HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'46.053 0.352 0.165154.892
537佐野 雄城TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'46.245 0.544 0.192154.612
645大宮 賢人PONOS F110
PONOS RACING
1'46.327 0.626 0.082154.493
731平安山 良馬ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'46.372 0.671 0.045154.428
897辻本 始温BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'46.373 0.672 0.001154.426
977小松 響WARMTECH Skill Speed
スキルスピード
1'46.468 0.767 0.095154.289
1012洞地 遼⼤HIROTEX AKILAND F110
AKILAND RACING
1'46.486 0.785 0.018154.263
1116西村 和真Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'46.609 0.908 0.123154.085
1280野澤 勇翔OTG DL F4 CHALLENG
OTG MOTORSPORTS
1'46.667 0.966 0.058154.001
1314田上 蒼竜ガレージENZO ZAP F110
ZAP SPEED
1'46.719 1.018 0.052153.926
1428中村 賢明トムスフォーミュラカレッジ F110
TOM'S YOUTH
1'46.764 1.063 0.045153.861
1510IC1植田 正幸アキランドwith Rn-sports
AKILAND RACING
1'47.118 1.417 0.354153.352
1663IC2鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'47.173 1.472 0.055153.274
1748堀尾 風允MOST-HM Racing F4
フジタ薬局レーシング
1'47.544 1.843 0.371152.745
1899IC3近藤 善嗣アドバンスドIoTくじらルーニースポーツ
Rn-sports
1'47.628 1.927 0.084152.626
1986IC4大阪 八郎Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1'47.733 2.032 0.105152.477
2021IC5小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
1'48.283 2.582 0.550151.702
2155IC6KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1'48.594 2.893 0.311151.268
2241IC7青合 正博Racing TEAM HERO'S
Buzz Racing
1'48.610 2.909 0.016151.246
2323IC8YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'50.497 4.796 1.887148.663
--- 以上基準タイム(110% - 1'56.395)予選通過 ----
Tags:

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第2戦富士A組公式予選結果

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Group A Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
136小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'45.499--155.706
262佐藤 樹HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'45.653 0.154 0.154155.479
36野村 勇斗HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'45.842 0.343 0.189155.201
438奥本 隼士TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'45.919 0.420 0.077155.088
581卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'46.001 0.502 0.082154.968
698三島 優輝BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'46.226 0.727 0.225154.640
734清水 啓伸Drago CORSE F110
Drago CORSE
1'46.232 0.733 0.006154.631
887下野 璃央Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1'46.448 0.949 0.216154.318
922藤原 優汰藤原オートAKILAND F110
AKILAND RACING
1'46.527 1.028 0.079154.203
10*15渡部 智仁Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'46.537 1.038 0.010154.189
11*46徳升 広平フジタ薬局アポロ電工M.T
フジタ薬局レーシング
1'46.884 1.385 0.347153.688
1218大島 和也AKILAND RACING F110
AKILAND RACING
1'46.957 1.458 0.073153.583
138半田 昌宗SD-STYLE GMB F110
TEAM GMB
1'47.220 1.721 0.263153.206
1444IC1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'47.554 2.055 0.334152.731
152IC2仲尾 恵史TCS AKILAND F110
AKILAND RACING
1'47.586 2.087 0.032152.685
1613IC3藤原 誠B-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
1'47.596 2.097 0.010152.671
1726IC4山崎 令二郎Media Do影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'47.841 2.342 0.245152.324
1830IC5DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1'47.921 2.422 0.080152.211
1996IC6齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND F110
AKILAND RACING
1'48.150 2.651 0.229151.889
2078小野 陽平Reversal Spirit
スキルスピード
1'48.284 2.785 0.134151.701
2171IC7大山 正芳ダイワN通商AKILAND F110
AKILAND RACING
1'48.540 3.041 0.256151.343
2211IC8中島 功Rn. SHINSEI. F110
Rn-sports
1'48.647 3.148 0.107151.194
2349IC9⼤川 ⽂誠私⽴うらめし学園withイーグルスポーツ
イーグルスポーツ
1'48.996 3.497 0.349150.710
---- 以上基準タイム(110% - 1'56.231)予選通過 ----
  • CarNo. 15, 46は、一般競技規則第5章第17条3.(ランオフエリア走行)により、当該ラップタイムを採択しない。
Tags:

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦富士B組公式予選結果

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Group B Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
15三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'45.526--155.666
235中村 仁TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'45.742 0.216 0.216155.348
388荒川 麟Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1'45.753 0.227 0.011155.332
47森山 冬星HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'45.946 0.420 0.193155.049
516西村 和真Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'46.129 0.603 0.183154.781
645大宮 賢人PONOS F110
PONOS RACING
1'46.162 0.636 0.033154.733
731平安山 良馬ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'46.186 0.660 0.024154.698
837佐野 雄城TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'46.199 0.673 0.013154.679
997辻本 始温BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'46.359 0.833 0.160154.447
10*12洞地 遼⼤HIROTEX AKILAND F110
AKILAND RACING
1'46.380 0.854 0.021154.416
1177小松 響WARMTECH Skill Speed
スキルスピード
1'46.448 0.922 0.068154.318
1214田上 蒼竜ガレージENZO ZAP F110
ZAP SPEED
1'46.555 1.029 0.107154.163
1380野澤 勇翔OTG DL F4 CHALLENG
OTG MOTORSPORTS
1'46.653 1.127 0.098154.021
1428中村 賢明トムスフォーミュラカレッジ F110
TOM'S YOUTH
1'46.690 1.164 0.037153.968
1563IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'46.923 1.397 0.233153.632
1610IC2植田 正幸アキランドwith Rn-sports
AKILAND RACING
1'47.049 1.523 0.126153.451
1748堀尾 風允MOST-HM Racing F4
フジタ薬局レーシング
1'47.495 1.969 0.446152.815
1899IC3近藤 善嗣アドバンスドIoTくじらルーニースポーツ
Rn-sports
1'47.603 2.077 0.108152.661
1986IC4大阪 八郎Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1'47.603 2.077 0.000152.661
2021IC5小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
1'47.803 2.277 0.200152.378
21*41IC6青合 正博Racing TEAM HERO'S
Buzz Racing
1'48.511 2.985 0.708151.384
2255IC7KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1'48.538 3.012 0.027151.346
2323IC8YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'50.497 4.971 1.959148.663
---- 以上基準タイム(110% - 1'56.241)予選通過 ----
  • CarNo. 41は、シリーズ規則第26条(ピットレーン速度)違反により、予選結果より2グリッド降格のペナルティーを科す。
  • CarNo. 12は、L項第4章第2条c)d)(走路外走行複数回)により、予選結果より3グリッド降格のペナルティーを科す。
Tags:

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦富士A組公式予選結果

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Group A Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
136小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'45.396--155.858
262佐藤 樹HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'45.628 0.232 0.232155.516
36野村 勇斗HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'45.663 0.267 0.035155.464
438奥本 隼士TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'45.890 0.494 0.227155.131
581卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'45.949 0.553 0.059155.044
698三島 優輝BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'46.153 0.757 0.204154.746
734清水 啓伸Drago CORSE F110
Drago CORSE
1'46.160 0.764 0.007154.736
8*15渡部 智仁Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'46.360 0.964 0.200154.445
922藤原 優汰藤原オートAKILAND F110
AKILAND RACING
1'46.374 0.978 0.014154.425
1087下野 璃央Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1'46.434 1.038 0.060154.338
1146徳升 広平フジタ薬局アポロ電工M.T
フジタ薬局レーシング
1'46.648 1.252 0.214154.028
1218大島 和也AKILAND RACING F110
AKILAND RACING
1'46.938 1.542 0.290153.611
138半田 昌宗SD-STYLE GMB F110
TEAM GMB
1'47.086 1.690 0.148153.398
142IC1仲尾 恵史TCS AKILAND F110
AKILAND RACING
1'47.392 1.996 0.306152.961
1544IC2今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'47.477 2.081 0.085152.840
1613IC3藤原 誠B-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
1'47.550 2.154 0.073152.736
1726IC4山崎 令二郎Media Do影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'47.746 2.350 0.196152.459
1830IC5DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1'47.841 2.445 0.095152.324
1996IC6齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND F110
AKILAND RACING
1'48.051 2.655 0.210152.028
2078小野 陽平Reversal Spirit
スキルスピード
1'48.143 2.747 0.092151.899
2171IC7大山 正芳ダイワN通商AKILAND F110
AKILAND RACING
1'48.512 3.116 0.369151.382
2249IC8⼤川 ⽂誠私⽴うらめし学園withイーグルスポーツ
イーグルスポーツ
1'48.554 3.158 0.042151.324
2311IC9中島 功Rn. SHINSEI. F110
Rn-sports
1'48.582 3.186 0.028151.285
---- 以上基準タイム(110% - 1'56.118)予選通過 ----
  • CarNo. 15は、L項第4章第2条c)d)(走路外走行複数回)により、予選結果より6グリッド降格のペナルティーを科す。
Tags:

SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿JRPサンデーミーティング 日向坂46の富田鈴花さんが広報大使に就任

サンデーミーティング:JRP上野禎久社長と富田鈴花さん

 全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)を運営する、株式会社日本レースプロモーション(JRP)は23日、同レースが行われている鈴鹿サーキットでサンデーミーティングを行い、日向坂46の富田鈴花さんが広報大使に就任することを発表した。また、株式会社AbemaTVが運営するABEMAの新番組で5月16日から始まる「サーキットで会いましょう」も富田さんがMCとして放送されることも併せて発表した。

 会見にはJRPの上野禎久社長と富田さんが出席。まずは、上野社長が富田さんを起用した経緯を説明した。

 「我々の取り組みを若い世代に伝えられる方を探していました。富田さんのお母様が、大変モータースポーツをお好きで、F1ブームの頃に鈴鹿に観戦にお見えになって、それが高じてお嬢様に"鈴花"という名前をお付けになった。ぼく自身も鈴鹿出身で、運命的な出会いと勝手に思っています」

 「直接事務所に行って、直談判をしました。ご本人もモータースポーツに関心がおありだったので、来て欲しいと、我々の魅力を伝えていただく仕事をして欲しいとお願いしました。これが経緯です」

 富田さんはレースを現場で見たことはなかったそうだが、上野社長に懇願され頑張るしかないと思ったという。

 「上野社長が直接事務所に来てくださいました。ドライバーさんやスタッフさんから、いきなり上野社長に会えるのはすごいことだといわれました。それを肝に銘じながら、初心者が初めて見る感覚で伝えていただければいいと番組の方にも言っていただけたので、自分的には負担がなく、頑張るしかないという感じでした」

 上野社長は、富田さんは勉強熱心で涙が出るほどうれしいという。彼女のファンも巻き込むハブとしても期待しているという。

 「大変勉強熱心で、ぼくがモータースポーツを教えるという設定があるんですが、ほぼほぼ予習はクリアされていて、モータースポーツのことを知ろうという意欲があります。鈴花さんのファンも勉強してくれ、彼女にいろんな情報を与えてくれます。広告塔じゃなく、われわれの新しい形でのファンマーケティングができ、一緒にモータースポーツの魅力を知っていただく大きなハブになると思います。この番組が成立したのが本当にうれしいです」

 「会うたびに感動するんです。本当にモータースポーツを深く理解しようとされているし、彼女を通じていろんな方に魅力を伝えたいと思います。うるっと来ました」

サンデーミーティング:富田鈴花さん

 富田さんは「鈴花ノート」という選手名鑑も作って、レースの魅力を伝えたいという。また、レース以外の周辺情報も発信したいとのことだ。

 「選手のみなさんの名鑑として、母と共同で『鈴花ノート』を作り始めています。ドライバーのみなさんの魅力をいかに知っていただくかが大切なので、伝えられるように作りました」

 「サーキット周りのグルメだったり、楽しい場所だったり、知らないことがたくさんあるので、それをいろんな方からの情報を集めて、この番組でたくさんの方に見ていただけたらと思います」

 現場で着用するレーシングスーツも自分でデザインしたという。

 「サーキットですぐに見つけてくださるようなレーシングスーツにしたいと思い、自分でデザインしました。もう、こだわりしかないです。いっぱいちりばめている三角マークは、日向坂46の坂道マークです。日向坂46のエンブレムも入れました。背中にも『SUZUKA』と入っています。私の推しメンカラーの紫×紫と、グループカラーの空色も入れました」

サンデーミーティング:富田鈴花さん

 富田さんは、昨年BSフジで放送された「GO ON! NEXT〜サーキットで会いましょう」からSFの番組を担当。今回、その名称を引き継いだ「サーキットで会いましょう」が富田さんをMCとしてABEMAで始まる。

 初回放送は、5月16日の午後10時から。ゲストは野尻智紀とリアム・ローソン、チーム無限の2人の予定だ。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿 進歩の手応えは感じるも、ポイント獲得はならず(B-MAX)

 B-Max Racing Team(SFチーム代表 宮田雅史)は、4月22~23日、鈴鹿サーキットで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦に参戦し、2台ともに完走を果たしました。前戦に続きポイント獲得はなりませんでしたが、松下選手が決勝日のフリー走行で6位のタイムをマークするなど、確実に進歩しているという手応えは感じています。

 富士、鈴鹿戦が終了し、早くもシリーズは三分の一を終えたことになります。残るレースで巻き返しを図るべく、準備を整えて次のオートポリス戦に臨みます。

■予選(4月22日(土)午後3時55分~4時37分)

 午前中のフリー走行では、松下選手が1分38秒030で16位、ハイマン選手が1分38秒539で20位とやや出遅れた感がありましたので、アジャストして予選に臨みました。

 風はあるものの、快晴のコンディションのなか行われたQ1。Aグループのハイマン選手は、2周のウォームアップ後にアタックしますが、S字でスロー走行する車をパスする形になるなどタイミングが合わずに11位。Bグループの松下選手は、タイヤのポテンシャルを最大限引き出すべく、1周のウォームアップ後にアタックしますが、タイヤが想定どおりに温まらずに8位と、2台ともにQ2に進むことはできませんでした。

ドライバーセッションタイム/順位

  • 50号車 松下信治 予選
    • Q1(順位) 1分37秒709(8/11)
    • Q2(順位) ----------------(15/22)
  • 51号車 ラウル・ハイマン 予選
    • Q1(順位) 1分38秒566(11/11)
    • Q2(順位) ----------------(20/22)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:19度、路面温度:30度

■決勝(4月23日(日)午後3時45分~30周)

 予選日同様、風はあるものの天候に恵まれた決勝日。午前中のフリー走行で松下選手が6位と好位置につけ上位進出を期待させました。レースは、グリッドでエンジンストールした車両があり、再度フォーメーションラップを行ったことで1周減算の30周で行われました。

 序盤は、2台ともに我慢の走りを続け、松下選手は13位、ハイマン選手は21位の位置でレースを進めました。膠着状態のなか11周目にハイマン選手が、16周目に松下選手がタイヤ交換を敢行。そのすぐ後の19周目に上位走行中の大湯選手と野尻選手が接触、コースアウトしたしたことでセーフティカー(SC)が導入されました。

 このSCランが勝負の分かれ目となり、ここでタイヤ交換を行った選手が終盤ハイペースで追い上げ、ポイント圏内の10位を走っていた松下選手は、それらを抑え切れずに12位、ハイマン選手は最後まで粘り強く走り18位でチェッカーを受けました。

 レースはSCランを利用した宮田選手が終盤に逆転し初優勝を飾りました。

ドライバーセッションタイム/順位

  • 50号車 松下信治 決勝
    • 順位 12位
    • ベストタイム 1分41秒995(22/22)
  • 51号車 ラウル・ハイマン 決勝
    • 順位 18位
    • ベストタイム 1分41秒252(14/22)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:23度、路面温度:38度
■チーム監督 本山 哲コメント
 開幕大会とは異なる展開でしたが、今回も結果だけみると厳しいものでした。やはり予選で上位につけないと難しいですね。ただ、2台ともペナルティやアクシデントもなく完走できたことは次に繋がると思います。特にラウルに関しては、課題だったスタートもきちんとこなすことができましたので、富士、鈴鹿での完走で得たものを次に生かして上位を狙えるようになってほしいですね。
■50号車チーフエンジニア 宮田雅史コメント
 クルマは富士と比較するとかなり良くなっています。レースに関してはもう少し前方グリッドからスタートできれば展開も変わっていたと思います。予選でのピークの出し方を考えないといけないですね。SCのタイミングもうちにとっては不利な方向に働いてしまいました。終盤あそこでタイヤ交換をしたクルマに追い上げられてしまいました。次戦のオートポリスも抜きどころの少ないコースですので、予選をなんとかしたいと思います。
■51号車チーフエンジニア ティム・ネフ コメント
 ラウルは週末の少ない時間で経験を積まなくてはいけませんので、クルマはあまり変更せずに、ドライビングに集中できるようにしました。予選は厳しい結果でしたが、レースペースは中盤までかなり良かったと思います。ただ、タイヤを早く交換したことで、セーフティカーの後は少し苦労していましたけどね。次は初めてのコースですが、一歩ずつ前進できるようにサポートしたいと思います。
■50号車ドライバー 松下信治選手コメント
 後方スタートでしたが、クルマの戦力はかなりありましたし、ポイントは獲得できませんでしたが、内容的にも悪くなかったと思います。SCランまではペースもかなり良かったのですが、SCが悪いタイミングで入ってしまったので、そこでタイヤ交換したクルマを終盤抑えるのは厳しかったですね。でも、富士と比較するとクルマは格段に良くなっています。この3戦で引き出しは増えましたので、それを次戦の予選でどう出して、どうまとめるか、そこがポイントだと思います。
■51号車ドライバー ラウル・ハイマン選手コメント
 初めて普通にスタートできたことは進歩でした。富士と同じ手順を踏みましたが、今回はクラッチに問題は発生しませんでした。レース中はクルマについて多くのことを学ぶことができました。周回を重ねることでクルマのバランスがどう変化するのか、また、より多くのデータを蓄積することもできました。結果は自分が望むものではありませんが、改善するために努力をし続けます。次戦オートポリスは初めてのコースですが、とても楽しみにしています。これまでの経験やデータを駆使して、できる限りの準備をして臨みたいと思います。
B-Max Racing Team Press Release
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿決勝 小高一斗、自己最高の7位「決勝のペースが良かった」

決勝で7位に入った小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)

 少し目立たないかも知れないが、今シーズンブレークしそうなドライバーがいる。コンドーレーシングからフル参戦を果たした小高一斗だ。

 小高は1999年生まれ。3歳からカートをはじめ数々のタイトルを獲得。4輪にステップアップすると2018年にはFIA-F4でランキング3位。同年には全日本F3にも参戦を始めた。

 2021年には、小林可夢偉の代役として早くもスーパーフォーミュラに参戦。しかし、7戦中6戦で、予選最高11位、決勝最高14位とまったく振るわなかった。

 2022年にはスーパーフォーミュラライツ(SFL)に専念。太田格之進とのバトルを制し、チャンピオンを獲得した。

 フル参戦を果たした今シーズンは、SFLチャンピオンの実力を徐々に示しつつある。もともとレースセンスの評価も高い。開幕大会の富士ではトラブルを抱えながらも第1戦で10位に入り、初ポイントを獲得した。

 この第3戦鈴鹿では、富士でのトラブルも解消し、小高はノックアウト予選Q1B組を4位のタイムで通過。Q2でも6番手のタイムを出し、自己最高位で予選を終えた。

 決勝は、前方の牧野任祐がピットスタートとなったため、実質5位からのスタートとなるが、オープニングラップで7位まで順位を落としてしまう。1セット目のタイヤの感触が思わしくなく、2周目には8位、7周目には9位まで後退した。

 11周目にはピットインしてタイヤを交換。ピットアウト後は、阪口晴南の後ろに付け、オーバーテークを狙うが、抜けず。前方を走る2台が接触でリタイアしたため、自己最高の7位でレースを終え、選手権ポイント4を獲得した。

 「富士に関しては若干トラブルみたいな感じもあったし、ちゃんと走れなかった部分があるんで悔しかったです。今回クルマをちゃんと仕上げてくれたチームのおかげで予選もちゃんと走れました。予選も決勝も、クルマのポテンシャルはあり、もうちょっといけたとう部分もありましたが、ポイントを取るのが第一の目標だったので、ちゃんと取って帰れたので良かったかなと思います」

 「決勝のペースは良かったです、タイヤを替えて2セット目からは速かったです。最後、阪口選手に詰まって抜けない状況があって、速かったので悔しかったです。1セット目のタイヤはぜんぜんグリップしなったですが、2セット目のペースは良かったので、次に向けていい結果だったと思います」

 第4戦は九州のオートポリスに舞台を移し、5月21日に決勝が行われる。小高の動きにも注目したい。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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Forumula Beat

第3戦もてぎ決勝 2位・佐々木孝太「少しでもプレッシャーになればと思ってプッシュした」

優勝 81号車・卜部和久(H・R F108)

優勝した卜部和久(H・R F108)

 「(スタートは?)めちゃくちゃホィールスピンしちゃって、でもチームがすごいいいクルマを作ってくれたので、追い上げて勝てました。トップに立って、途中からブレーキにすごいジャダーが出てきちゃって、練習から懸念していたトラブルだったのですけれど。それで(コーナー)進入から出口までちょっとバランスが悪くなって、すごい滑って、ペース落ちちゃったのですけど、なんとか、まぁ勝てました」

2位 6号車・佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)

決勝2位の佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)

 「(終盤の追い上げは?)向うがトラブルっぽかったので。ただ自分としても予選でブレーキのローターのフィーリング悪かったので、新品じゃないけれど全部(表面を)削ってもらって、新品みたいな状態たったので。最初ブレーキで勝負できなかったのすけれど。後半になってそこのフィーリングが戻ってきたので、ちょっと自分なりにプッシュして、相手もペース落ちてきているから、少しでもプレッシャーになればと思って、プッシュしていた感じです。(これでシーズン開幕?)やっとですね(笑)、とりあえずやっとチェッカー受けられたので、今までトラブルやいろんな出来事が起きていたので、そういうことがこれからは起きずに、ちゃんとシリーズで戦っていけたらな、と思います」

3位 47号車・徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)

決勝3位の徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)

 「よかったのはスタートだけでしたね、後のペースは、抜けませんでした。7周目以降が特につらかったですね。(佐々木選手に抜かれてからのペースは?)あれから僕もリズムが掴めなかったので、後は後半どういう形でタイムが出せるかが、次の課題ですね」

4位 72号車・金井亮忠(チームNATS・正義・001)

決勝4位の金井亮忠(チームNATS・正義・001)

 「よく言えば安定していたのですけれど(笑)、もうちょっといいところを出したかったですね。ちょっと引き離される形になっちゃって。後半、最後の方でまたちょっと追い詰められたのですけれど、なかなか、マシンバランスをきれいに合わせていくのは難しいですね。いい所もあるんですよ。(具体的にはどんな強み?)前はウエット路面とか冷えた路面とかがよかったのですけれど、いま、暖まって、気温が上がってきた時のポテンシャルを上げるために、いろいろやっているので、そこがまだいまいち煮詰め切れていないかな、っていう感じです。次の出場は7月のSUGOでスーパー耐久とダブルエントリーです。(クラッシュした72号車の修復は?)直らないので、今新しく作りなおしています。24時間までに頑張って作って、という感じです。生徒たちと頑張ります」

5位 19号車・ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

決勝5位のハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

 「全て裏目にでちゃいまして、予選では左リヤのサスペンションのボルトが折れている状態だったので、それを修復したのですけれど、ちゃんと直らなくて。次はちゃんと走りたいですね。途中からもうズリズリ落ちていくしかなくて、悪いところが出てきちゃったですね。次は巻き返したいと思います」

6位 9号車・下村剛司(ファーストガレージ&ISP)

決勝6位の下村剛司(ファーストガレージ&ISP)

 「(6位に上がった場面は?)S字で、たぶんマシントラブルですかね? 後ろから見ていて、なんかちょっとグラグラしていたのですけれど、それが最終的に外に広がっていって失速していたので、そのままインに行きました。F-Beのレース初めてだったので、タイヤの熱入れとか、自分まだまだ下手くそだったので、メカの方に(タイヤの)内圧高めとかにして、暖まりやすくしてもらったおかげで前半は結構頑張れたけれど。後半はタイヤがその分きつかったので、前がいなくなって、後ろも余裕ができたので、ペースをちょっと落としたのですけれど、とりあえずこの順位キープできれば、とりあえずいいかな、と思っていました」

ジェントルマンクラス優勝 11号車・植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

決勝10位、ジェントルマンクラス優勝の植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

 「河野さんが速いので、ちょっと届かんかな、と思っていたのですけれど(向うが)止まったので、ラッキーな勝利です。速さで河野さんにダントツで負けているので、ちょっと頑張らないと(笑)って感じです。クルマの調子は メカニックがだいぶ頑張って、初日はすごい乗りにくかったのですけれど、だんだん良くしてくれて、決勝を考えてやってくれたので、すごく乗りやすかったです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA
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Forumula Beat

第3戦もてぎ決勝 卜部和久がスタートで出遅れるもトップを奪還するとそのままゴールまで突っ走り連勝

トップでゴールする卜部和久(H・R F108)

 Formula Beat第3戦決勝は4月23日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催され、12周のレースはポールシッターの卜部和久(H・R F108)が序盤ポジションを落としたものの、3周目にトップに立つと後続を突き放してフィニッシュ、富士での第2戦に続いて連勝を飾った。

 朝の予選に続いて決勝は午後2時50分コースイン開始。もてぎの空はよく晴れて6時間のインターバルの間に気温は12度から18度まで上昇。路面温度も35度で絶好のドライコンディションだ。

 フォーメーションラップを終えた19台がグリッドにつきレッドライトが消えるとレーススタート。

12周の決勝がスタートした

 ポールシッターの卜部の加速がややにぶく、反対に蹴り出しがよかったのが2番手スタートの徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)で、第1コーナーに向けてホールショットを奪いトップに立つ。さらに3番手スタートの佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)の加速も伸びて第1コーナー進入で卜部のインを突くと、第2コーナーでは前に出て卜部は3位までポジションを落とす。4位は金井亮忠(チームNATS・正義・001)、5位ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)とグリッドポジションを守り。伊澤の後方では9番手スタートだったチームメイトの大宮賢人(ハンマーR疾風)が好スタートで8番手安井和明(ブースカ隊長)、7番手下村剛司(ファーストガレージ&ISP)を次々とかわし、さらに第3コーナーで河野靖喜(ファーストガレージ&ISP)のインを突いて6位に進出する。

 ダウンヒルストレートではスリップを嫌ったか右にラインを取った佐々木に対して卜部がアウト側から90度コーナーにアプローチ。大外刈りを狙うがここは佐々木がラインを守り、卜部は立ち上りでアウト側の縁石まで押しやられてチャンスを奪われる。

 オープニングラップを終えてトップ徳升と2位佐々木、3位卜部の差はそれぞれ0.259秒、0.570秒。4位金井はやや離され1.656秒のギャップがある。そこから伊澤、大宮と続き7位には下村、8位に安井とポジションが入れ替わり9位には岩本瞬(ファーストガレージ&ISP)が上がり、ジェントルマンクラストップの河野だが10位まで順位を落としてしまう。

 2周目、第2コーナーからの加速で卜部は佐々木を捕らえると第3コーナーでインに飛び込んで2位へとポジションアップ。佐々木は130RからS字にかけて右に左にとプレッシャーをかけるが卜部は落ち着いてこれを封じると徳升を追い0.379秒差とする。卜部を追う佐々木も0.380秒のギャプで続いている。

 3周目、卜部の勢いは明らかに徳升を上回っていて、第2コーナー立ち上がりで間合いを詰めて第3~第4コーナーへ。ここはイエローフラッグだがテール・ツー・ノーズ状態で加速すると続く第5コーナー、アウト側からブレーキングで前に出た卜部が徳升にかぶせるようにターンイン、トップの座を奪い取った。その勢いで卜部はこの周1分55秒802のファステストラップを出し、0.406秒の差で3周目を終了。佐々木はやや離され徳升の0.967秒後方につける。

 4周目の第2コーナー立ち上がりで、そこまで全体10位、ジェントルマンクラスのトップを走っていた河野がストップ。コースサイドのガードレールにマシンを寄せて降りてしまう。河野によるとミッショントラブルでシフトがスタックして動かなくなったとのこと。これで植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)が全体11位のクラストップへ。

 トップを行く卜部は4周目1分55秒278、5周目55秒187とファステストラップを叩き出し続けて徳升を突き放す。徳升も自己ベストを出し続けているが、毎ラップ0.5秒近い差があり、5周目終了時点で1.312秒の差をつけられている。ジェントルマンクラスでは植田がトップを守り、続いて舩井俊仁(ファーストガレージ&ISP)が7秒差で続く。

 卜部はその後の徳升とのギャップを拡げて7周目終了時点で3.127秒差。徳升は逆に佐々木に追い詰められていて、5周目0.826秒差が6周目0.601秒、7周目0.214秒とロックオンされた状態になる。そして8周目の第3コーナーで佐々木は徳升のアウトからかぶせに行くがここは徳升がしのぐ。佐々木はなおも徳升に仕掛け、第5コーナーの出口で徳升が僅かにラインを乱したところでインからオーバーテイク。2位の座を奪い取る。

 2位に上がった佐々木はここから卜部を追走に入り、8周目3.662秒あったギャップは9周目3.309秒→10周目2.642秒と削り取られていくが、いかんせんレースは12周、残り周回が足りない。一方佐々木に抜かれた徳升はラップタイムが落ち、瞬く間にギャップが広がってしまう。

 各選手のポジションが膠着状態になっていた中で気を吐いていたのが7位を走る下村で、ペースの上がらない6位大宮に6周目0.601秒、9周目0.367秒とじわじわと接近、10周目の大宮がS字でアウトに拡がったところでオーバーテイク、6位に浮上した。大宮はトラブルが出たかスローダウン、岩本、安井にも先行されてしまう。

優勝は卜部和久(H・R F108)

決勝2位は佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)

決勝3位は徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)

決勝4位は金井亮忠(チームNATS・正義・001)

決勝5位はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

決勝6位は下村剛司(ファーストガレージ&ISP)

 佐々木は最後まで前を追ったが卜部の走りに揺るぎはなく、1.946秒の差でチェッカードフラッグの下を通過、前戦富士に続いて圧倒的な速さを見せて連勝した。2位は佐々木、開幕から2戦連続でリタイヤしていただけに今回は上位での完走がマストだったが、そこはきっちり果たした。3位は徳升が表題を守り切り、4位は金井、今シーズン初戦を好位置でフィニッシュ、まずは新体制で結果を出した。5位伊澤は終始ポジションキープの苦しいレースを走り切った。そして6位にルーキー下村。デビューレースで前日にマシンチェンジ。昨年までドライブしていたスーパーFJはHパターンのシフト、練習でドライブしていた車両はシーケンシャルミッション、さらに土曜日に1本だけ走った本番のマシンはパドルシフト、と短時間で対応に追われたが無事に乗りこなして、バトルも経験しての入賞で、自分のエントリーを取り消してまで下村の出場機会を作ったKAMIKAZEの期待に応えた。

決勝10位、ジェントルマンクラス優勝の植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

 ジェントルマンクラスは独走の河野が脱落した後の接戦を制して植田が全体10位でクラス優勝、2位舩井は全体12位、3位には2019年以来4年ぶり参戦の高橋忠克(高宮商事ミストKK-ZS)が全体13位で入った。

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

 Formula-Beat第4戦/第5戦はやや間を開けて6月10日-11日に岡山国際サーキットで開催される。連勝でシリーズの主役に躍り出た卜部に誰がストップをかけるか、注目だ。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
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Forumula Beat

第3戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第2戦 -RIJ- (2023/04/23) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 Formula Beat Round 3 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
181卜部 和久H・R F108
ZAP F108
1223'19.288--
26佐々木 孝太ファーストガレージ&ISP
ZAP F108
1223'21.234 1.946 1.946
347徳升 広平フジタ薬局アポロ電工高山短大
WEST 096
1223'26.952 7.664 5.718
472金井 亮忠チームNATS・正義・001
NATS 001
1223'29.71810.430 2.766
519ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーRハヤテ
疾風
1223'38.84619.558 9.128
69下村 剛司ファーストガレージ&ISP
Formula Renault 2.0
1223'44.05624.768 5.210
792岩本 瞬ファーストガレージ&ISP
B-MAX RK01
1223'45.39726.109 1.341
81安井 和明ブースカ隊長
Dallara F301
1223'48.87829.590 3.481
920大宮 賢人ハンマーR疾風
疾風
1223'53.19833.910 4.320
1011G1植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
1223'58.73939.451 5.541
1146入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局MT
WEST 096
1224'03.97644.688 5.237
123G2船井 俊仁ファーストガレージ&ISP
ZAP F108
1224'41.1061'21.81837.130
1335G3髙橋 忠克髙宮商事ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
1224'45.4761'26.188 4.370
1426H1内村 浩二KRac WINMAX 056
WEST 056
1225'24.9562'05.66839.480
1536G4富澤 もぐら松伏光運転代行ハンマーR疾風
疾風
1124'10.3001Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
-8G-米谷 浩KK・ヨネタニ
Dallara F307
724'53.8805Laps4Laps
-0G-渡辺 義人チームNATS・エクシズWXR
WXR MKII
48'19.6758Laps3Laps
-55G-河野 靖喜ファーストガレージ&ISP
Formula Renault 2.0
36'06.3169Laps1Lap
-34G-三浦 勝NUTECルノー
TATUUS FC106
12'10.72511Laps2Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 81 卜部和久(H・R F108) 1'55.817 (2/3) 146.817 km/h
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第3戦鈴鹿決勝 S字ターン5の悲劇 大湯都史樹「結果を残したかった」 野尻智紀「ダウンフォースが抜けた」

 鈴鹿サーキットで23日に行われた、スーパーフォーミュラ第3戦では、ポールポジションからスタートした大湯都史樹(TGM Grand Prix)と予選3位の野尻智紀(TEAM MUGEN)が終盤、S字で接触するというアクシデントがあった。レース後、メディアミックスゾーンで行われたインタビューからこのアクシデントを振り返る。

 レースはポールポジションからスタートした大湯のリードで始まった。大湯は2~3周目に2位の坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)を1秒9リードするが、ペースが上がらず、逆に徐々にその差は縮み始める。

 一方、野尻もこの週末は万全ではない。予選ではあわやQ1落ちから、Q2で3位を獲得するも、朝のフリー走行、決勝前のウォームアップともマシンは決まらない。

 決勝では予選ポジションを守ってレースを始めるも3周目にチームメートのリアム・ローソン(TEAM MUGEN)に、5周目に山下健太(KONDO RACING)にかわされ5位に落ちてしまった。

 10周目にピットウィンドーが開くとまっさきに3位のローソンと4位の山下がピットインしてタイヤを交換。これを見て11周目には2位の坪井と5位の野尻もピットインしてタイヤを交換した。

 トップの大湯はコース上でステイ。クリーンエアでの走行を続けることを選択した。

 「現状でもレースペースは非常に苦しいんです。それでも引っ張りの方向を選択しました」

 野尻は、ピットアウト後、山下をオーバーカットし、順位を一つあげることに成功する。

 「フリー走行もウォームアップでも手応えを感じず、いろいろ変えました。そういう背景もあって、序盤は積極的にプッシュできなかったんですが、走り出してみると意外にペースをキープできました。そこで山下選手のオーバーカットがあったり、上位を狙えるという手応えがあったので、表彰台を目指していこうという組立をしました」

 タイヤ交換した坪井とローソンは大湯を上回るペースで走行を始めるが、大湯は、終盤のタイヤ交換後に勝負を賭ける作戦に出る。

 「タイヤマネジメントしつつ、できる限りOTS(オーバーテークシステム)もうまく駆使しながら、今やれるだけのことを完璧にできていました」

 大湯は19周目にピットイン。タイヤを交換してピットアウトすると、坪井とローソンにアンダーカットを許すが、野尻の前、実質3位でコースに復帰した。

 「ピットワークは過去1番の早さでした」

 ピットアウトした大湯は、タイヤが暖まっていないためペースが上がらない。そのため後方の野尻が急速に大湯に接近を始める。S字の1個目、2個目を過ぎ、ついに3個目で大湯に追いついた。

 「S字の2個目までは野尻選手はミラーに見えてました。ぶつかった瞬間は死角なので見えないです。入る瞬間のブレーキングでは一車身は残してたつもりです」

 S字の3個目、ターン5で野尻が大湯をプッシュする形で2台は接触。2台は絡むようにコースアウトし、砂塵を巻き上げクラッシュした。しかし、野尻はこのコーナーで大湯をパスしようと思っていたわけではない。通常このセクションでの追い越しは、逆バンクでアウトから並びかけ、ターン7(旧ダンロップコーナー)のインからパスするのが定石だからだ。

 「ターゲット的には、次の逆バンクで外側からという方向性で抜きに行こうと思っていました。ただ、大湯選手も巧みなブロックをする選手なので、あそこはより近づいていないといけない場面でした。自分の予想以上にダウンフォースが抜けて吸い込まれてしまったというところと、単純な距離のはき違えで起きた接触だったと思います」

 今シーズンから導入されたSF23はエアロを一新。追い抜きしやすい空力パッケージになった。しかしこのエアロは、マシン同士が接近すると挙動が不安定になるという。大湯はいう。

 「特にSF23のエアロになってから、接戦の状況でコントロールが難しくなってしまうのかなと思います。乱れが多いのはぼくも知っています」

 接触の原因は一義的には、距離感を見誤った野尻のミスだが、彼が「吸い込まれた」というように、新しいSF23のエアロも遠因としてあるようだ。

 野尻は接触直後に大湯に謝っている。

 「彼のチームのスタッフや彼自身、ファンに対しても非常に申し訳ないという思いです。周りの人たちに迷惑かけちゃうのでもっと技術を磨きたいと思います」

 仮に接触がなかったら大湯は優勝できたのか?

 「フレッシュタイヤと10周目で入ったドライバーと比べると、おおむね1秒くらいはタイヤだけでマージンがあるのは見えていました。タイヤが暖まってからは追い上げて、オーバーテークできたんじゃないかなと思います。それだけのOTSも計算して残してました。そういう意味では完璧にできていました。宮田選手のように追い上げるポテンシャルは持っていたと思います」

 大湯はどうしても結果が欲しかったともいう。

 「このレースに賭けていました。体制も苦しいんです。ギリギリのなかで、いろんなところでアピールしていかないといけないので、結果は非常に大事な部分だったんです。だからこそ早めの第2大会で、勝てるときに勝っておきたかったんです」

 トップクラスのプロといえどもミスは起こりえる。他者のレースを台無しにすることもあるし、台無しにされることもある。大湯は「野尻さんを責めるつもりはない」という。野尻も大湯に謝りつつ「戦う気持ちを忘れたくない」と前を向く。この2人のことなので禍根を残すことはないだろう。

 野尻はメディアミックスゾーンにいち早く参加し、各メディアからの質問に長時間にわたり真摯に答えていた。大湯は気持ちを落ち着かせる時間が必要だったのか、最後のドライバーとして参加。ときおり声を詰まらせながら話す姿が印象的だった。

 この2人はスーパーGTでもコンビを組む。先週行われた第1戦岡山では、運を味方に付け表彰台に登った。このレースでは不幸な結果となった。GWに行われるスーパーGT第2戦富士では、この2人に幸運が訪れることを願いたい。

大湯都史樹(TGM Grand Prix)

野尻智紀(TEAM MUGEN)

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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Forumula Beat

第3戦もてぎ予選コメント ポールポジション・卜部和久「まずはトラブルを解決してから、自信のある状態で挑みたい」

ポールポジション 81号車・卜部和久(H・R F108)1分53秒646

ポールポジションの卜部和久(H・R F108)

 「(予選後エンジンのメンテナンスを行っていたが?)最終ラップ手前でガス欠症状が出てちゃって、今調べています。計算上ではガスは足りているはずなんですけれど、そんな症状が起きてしまって、電気系のトラブルなのか、いろいろ今確かめているところです。(タイムはどうだった?)今回もベストの周回にダブルイエロー出ていて、そんなにいいラップじゃなかったのですけれど、ガス欠症状出る前にタイヤ温まって1発目でそれなりのタイム、自分のベストに近いタイムを出せて、すごいよかったと思います。決勝もしっかりスタート決めて。まずはトラブルを解決してから、自信のある状態で挑みたいと思います」

予選2番手 47号車・徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)1分54秒492 トップと0.846秒差

予選2位の徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)

※佐々木の降格前の談話
 「卜部君速かったですね。速かったですけれど、どうしたいいのか考えないといかんです。ちょっといまのところ、思い当たるフシがないですね(苦笑)、このコンマ8秒。午後までに何か見つけて、見つけられなかったらこのままの順位で終わるだけになっちゃうので、ひとつでも上に行けるように頑張ります」

予選3番手 6号車・佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)1分54秒541 トップと0.895秒差

予選3位の佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)

※黄旗掲示中のタイム更新によるベストタイム(1分54秒381)抹消前の談話
 「(昨日の談話でマシンの感触がいまひとつ、と言っていたが?)ちょっとよけいひどくなってて。(それでもこのタイム)イエロー出てたので、僕のタイミングが微妙なタイミングだったので、ちょっとどうなるのかな? って感じはしますけれど。(決勝に向けては?)今ブレーキがロックしちゃう症状がひどすぎて、全然詰められなかったので、なにか対策しないと厳しそうです」

予選4番手 72号車・金井亮忠(チームNATS・正義・001)1分54秒712 トップと1.066秒差

予選4位の金井亮忠(チームNATS・正義・001)

 「うちとしては昨日ベストが55秒台だったので、54秒台入ったらいいね、という話だったので。クルマとしても悪くないです。まわりがちょっと速すぎましたね(笑)。卜部君速すぎますね。決勝に向けては、朝と昼ですごい気温差があるじゃないですか。そこらへんも含めていろいろ考えないとまずいかな、と思っています。頑張ります」

予選5番手 19号車・ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)1分55秒061 トップと1.415秒差

予選5位のハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

 「(早い時期に出たタイムが更新されなかたが?)クルマが調子よくなかったです。セッティング変更したら裏目に出ちゃって、そのあたりをこれから考えて、リセットです。(そこが当れば期待できる?)そうですね」

予選6番手(ジェントルマンクラス1位) 55号車・河野靖喜(ファーストガレージ&ISP)1分55秒067

予選6位、ジェントルマンクラスポールポジションの河野靖喜(ファーストガレージ&ISP)

 「54秒6とか7とか入れたかったのですけど。それは行けなかったのですけれど、元ジェントルマンクラスのエースの伊澤さんが目標なので、今回伊澤さんの調子分からないですけれど、僕の中では一番近く(0.006秒差)なれたので、まぁまぁかなと思っています。決勝に向けては吉田さん(メカニック)がすごいしっかりやってくれたので、一番いい状態ですね」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA
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Forumula Beat

第3戦もてぎ公式予選 卜部和久が圧倒的なタイムで前戦に続きポールポジション獲得

ポールポジションは卜部和久(H・R F108)

 Formula Beat(F-Be)第3戦公式予選は4月23日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催され、卜部和久(H・R F108)が2番手以下に0.8秒以上の大差をつけてポールポジションを獲得した。

 今回のエントリーは第2戦と同じく20台。しかしKAMIKAZE(ファーストガレージ&ISP)がエントリーを取り消し。これは今回がF-Beデビュー戦の下村剛司(ファーストガレージ&ISP)のマシンにやや深刻なトラブルがあり出走不可ということで、普段KAMIKAZEがドライブしている9号車を下村に使わせることにしたためで、おかげで下村は無事にF-Beレースデビューを飾れることとなった。下村はKAMIKAZEに感謝しつつコースインした。

 前日までの温暖な気候に比べて晴れてはいるが気温は12度と低い。ドライコンディションで20分間の予選が午前8時25分に開始。路面温度も低いということで各車ウオームアップに時間をかけて、本格的なタイムアタックは残り15分あたりから開始された。

 まずは残り13分、ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)が1分55秒673のタイムでトップに立つ。ワイメイク供給のダンロップタイヤは今シーズンから仕様が若干変わって、ここまでの2戦でもラップタイムの向上が見られていたが、今回も傾向は変わらず昨年3月にもてぎで行われた予選のポールポジションのタイムを早くも上回っている。2番手は徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)の56秒891、3番手に今回がシーズン初戦の走る先生、金井亮忠(チームNATS・正義・001)が続く。金井のチームは彼が教鞭をとる日本自動車大学校の生徒がエンジニアやメカニックを務めており毎年メンバーが入れ替わる。その為学年が代わって新たなメンバーになり、新品のツナギを着たかれらにとってはレースの舞台へのデビューとなる。

 残り11分、トップ伊澤はベストタイムを1分55秒086まで更新、2番手には安井和明(ブースカ隊長)が56秒685で進出するが、すぐに徳升が55秒295を出して2番手を奪い返し、金井が56秒065で3番手、4番手にはジェントルマンクラスの河野靖喜(ファーストガレージ&ISP)が56秒218を出して、安井は5番手に押しやられる。そして6番手にはKAMIKAZEのマシンを借りた下村が浮上する。

 残り10分、まず徳升が1分54秒877と55秒を切ってトップに出るも、前戦ポールシッターの卜部がセクター1、2とベストタイムを出して54秒270と徳升を0.6秒以上も上回る。これで伊澤は3番手へ後退。さらにここまでタイムが出ずに10番手以下にとどまっていた佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)が55秒227で4番手へ。佐々木は第1戦、第2戦とトラブルでリタイヤ。どちらも同じ左のドライブシャフトが折れたということで、パーツそのものよりもリヤの足回りに問題ありと考えて、今回リヤのトレッドを僅かに狭めてきたという。しかし今度はコーナリング中にアンダーステアからオーバーステアへと変化が大きくなり、前日の練習走行ではS字の出口で暴れそうになるリヤを抑えるようなドライビングを見せていた。

 残り8分、卜部はさらにタイムを詰めて1分53秒646とし、佐々木は54秒381で2番手にポジションアップ。しかしこの直前にビクトリーコーナーで止まったマシンがいて黄旗振動が提示されており、佐々木のタイムが認められるかは微妙だ。徳升は54秒574と自己ベストを更新するが3番手へ後退。金井も55秒246から54秒712まで自己ベスト更新して4番手へ上がり、タイムが更新されない伊澤は5番手へ。6番手は55秒534で安井。残り5分、7番手に落ちていたジェントルマンクラストップの河野が55秒466で6番手へ浮上、クラス2番手は植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)で全体11番手だ。

 残り2分40秒、ここで卜部はピットイン、マシンを降りてしまう。後で確認したところガス欠のような症状が出ていて、点検のため早めに走行をやめたとのこと。2番手佐々木はアタックを続けるがタイムは更新されず0.735秒もの差がある。

 チェッカードフラッグが振られ、この周回でトップタイムを上回る者は現れず卜部のポールポジションが確定。2番手佐々木はやはりベストタイム抹消ということでフロントロウには54秒492の徳升が繰り上がり。しかし卜部とは0.846秒と大差がある。

 佐々木はセカンドベストタイム54秒541で3番手、4番手には金井が並んだ。中盤タイムが伸び悩んだ伊澤はチェッカードフラッグ後のアタックで55秒061までタイムを伸ばしたが5番手。6番手にはジェントルマンクラストップの河野がつけた。同じくチェッカー後のアタックで7番手を確保したかに見えた安井がこちらも黄旗中のタイムということで抹消されて8番手へ下がり、ルーキー下村が7番手となった。

予選2位は徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)

予選3位は佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)

予選4位は金井亮忠(チームNATS・正義・001)

予選5位はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

予選6位、ジェントルマンクラスポールポジションの

予選7位は下村剛司(ファーストガレージ&ISP)

 Formula Beat第3戦決勝は午後2時45分コースイン予定。6時間のインターバルがあり、その間に気温はかなり上昇すると予想されている。圧倒的ともいえるタイムを出した卜部に対して追う側はギャプを削る策を考えねばならない。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhisa NOINE
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第3戦もてぎ公式予選結果


もてぎチャンピオンカップレース第2戦 -RIJ- (2023/04/25) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 Formula Beat Round 3 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

Pos Cls Cls
Pos
Driver Car
Maker Model
Time Behind Gap km/h
1 81     卜部 和久 H・R F108
ZAP F108
1'53.646 - - 152.083
2 47     徳升 広平 フジタ薬局アポロ電工高山短大
WEST 096
1'54.492 0.846 0.846 150.959
3 6     佐々木 孝太 ファーストガレージ&ISP
ZAP F108
1'54.541 0.895 0.049 150.894
4 72     金井 亮忠 チームNATS・正義・001
NATS 001
1'54.712 1.066 0.171 150.670
5 19     ハンマー 伊澤 アルカディア☆ハンマーRハヤテ
疾風
1'55.061 1.415 0.349 150.212
6 55 G 1 河野 靖喜 ファーストガレージ&ISP
Formula Renault 2.0
1'55.067 1.421 0.006 150.205
7 9     下村 剛司 ファーストガレージ&ISP
Formula Renault 2.0
1'55.457 1.811 0.390 149.697
8 1     安井 和明 ブースカ隊長
Dallara F301
1'55.534 1.888 0.077 149.598
9 20     大宮 賢人 ハンマーR疾風
疾風
1'55.548 1.902 0.014 149.579
10 92     岩本 瞬 ファーストガレージ&ISP
B-MAX RK01
1'55.675 2.029 0.127 149.415
11 11 G 2 植田 正幸 Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
1'55.882 2.236 0.207 149.148
12 46     入榮 秀謙 アポロ電工フジタ薬局MT
WEST 096
1'57.661 4.015 1.779 146.893
13 8 G 3 米谷 浩 KK・ヨネタニ
Dallara F307
1'57.695 4.049 0.034 146.851
14 3 G 4 船井 俊仁 ファーストガレージ&ISP
ZAP F108
1'58.096 4.450 0.401 146.352
15 34 G 5 三浦 勝 NUTECルノー
TATUUS FC106
1'58.265 4.619 0.169 146.143
16 26 H 1 内村 浩二 KRac WINMAX 056
WEST 056
1'58.667 5.021 0.402 145.648
17 35     髙橋 忠克 髙宮商事ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
1'58.886 5.240 0.219 145.380
18 0 G 6 渡辺 義人 チームNATS・エクシズWXR
WXR MKII
2'00.619 6.973 1.733 143.291
19 36 G 7 富澤 もぐら 松伏光運転代行ハンマーR疾風
疾風
2'04.405 10.759 3.786 138.930
---- 以上基準タイム(130% - 2'28.494)予選通過 ----
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第3戦鈴鹿決勝記者会見 優勝・宮田莉朋「まさかトップ争いができるなんて」

優勝 宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)

決勝記者会見:優勝した宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)

 「チームのみなさん、スポンサーのみなさん、応援してくださるファンのみなさん、長らくお待たせしました。スーパーフォーミュラフル参戦3年目でようやく優勝ができてうれしいです。昨日は残念な予選だったので、ポイントを取れたらいいなという気持ちで臨んでたので、まさかトップ争いができるなんて思っていませんでした。本当にうれいしいですし、感謝しかないです」

2位 坪井翔(P. MU/CERUMO・INGING SF23)

決勝記者会見:2位の坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)

 「2位という残念な結果になりましたが、レースは支配できていたと思います。予選から前に出てトップ争いをできるような状態で運べたので、前回の2位とは違った内容の濃い日でした。あのタイミングでセーフティーが出たら厳しいので、なんとか平川選手の前では終われましたが、後ろから速いペースで来られたのでしんどい残り5周でした。去年はこんな成績を残せるとは思えないシーズンを過ごしてきました。このレベルの高いスーパーフォーミュラで連続2位になれるのはなかなかないです。宮田選手とはGTで組んでいて先週は悔しい思いをしたので2人で1-2を取れたのはうれしいです。初優勝は特別なもので、ぼくも経験してるので素直に莉朋におめでとうです」

3位 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)

決勝記者会見:3位の平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

 「昨日からあまり調子が良くなくて正直3位までなれるとは思っていませんでした。レース中もクルマの調子、タイヤの状況は良くなかったですが、粘り強い走りができました。セーフティーカーでラッキーもあり、チャンスを逃がさず3位になれたのでよかったです」

決勝フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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第3戦鈴鹿決勝優勝監督記者会見 舘信秀監督「やっとドアが開いた」

優勝チーム監督 舘信秀監督(VANTELIN TEAM TOM’S)

決勝記者会見:優勝チーム監督の舘信秀氏(VANTELIN TEAM TOM’S)

 「まさか優勝するとは。スタート前は良くてポディウム、悪くてもポイントは取ってもらいたいと思っていました。スタートしてからはペースが良かったし、いつものクレーム無線もなかったし、いいとこ行くかなと思いまいした。多少の幸運もありましたし、優勝できてうれしいです。ずーっと勝てそうで勝てなかったし、ポールも取れそうで取れなかった、そんな状況でした。こういう選手は一度勝つと割とポンポンといくのが多いし、やっとドアが開いたかなという感じです。宮田選手は存在感がないんです。あ、いたのかという感じで、ひょうひょうとしているし、ビジュアルでも速いとか強いとかいう感じは受けない選手ですが、終わってみると意外や意外。細かいことに注文を付ける選手で、エンジニアともよくしゃべっています。伸びる素質はあると思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿決勝 宮田莉朋が12番グリッドから涙の初優勝 

優勝した宮田莉朋と舘信秀監督(VANTELIN TEAM TOM’S)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦「NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース」は23日、鈴鹿サーキットで30周の決勝を行い、予選12位からスタートした宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)が優勝した。

 決勝は午後3時45分にフォーメーションラップが始まった。鈴鹿は快晴、過ごしやすい陽気となった。22台がグリッドに着くも、予選5位の牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)がエンジンストール。スタートはディレイとなりエクストラフォーメーションラップが行われることとなった。また、予選7位の佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING SF23)もクラッチトラブルでピットイン。20台が再びグリッドに着き、シグナルブラックアウトで30周に短縮されたレースが始まった。

30周の決勝がスタートした

 トップで1コーナーに飛び込んだのはポールシッターの大湯都史樹(TGM GP SF23)。これに予選2位、同3位、同4位の坪井翔(P. MU/CERUMO・INGING SF23)、野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)が続く。予選8位のリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)は好スタートを切り、山下の背後に付けるとオープニングラップで山下をパスして4位に上がる。

 トップに立った大湯は1周目に2位の坪井を1秒7離すと2周目には1秒9と差を広げる。3位の野尻はペースが上がらない。3周目にローソンに、5周目に山下にパスされると5位まで順位を落とす。

 10周目にピットウィンドウが開くと真っ先に3位を走るローソンがピットイン。これを見て坪井と野尻は11周目にピットインしてタイヤを交換した。坪井はローソンを押さえて12位で戦列に復帰。ローソンの後ろには野尻が付けた。

 トップを走る大湯はコース上でのステイを選択したため、同じくステイの宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)と平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)が2位、3位に上がってきた。

 トップを走る大湯のペースが上がらない。タイヤを交換した坪井、ローソンが後方から大湯を上回るタイムで周回を始める。

 大湯は引っ張って19周目にピットイン。坪井、ローソンの先行を許すが、野尻の前に出ることには成功する。S字ではまだタイヤの暖まらない大湯に野尻が迫る。そしてS字3個目で、野尻が大湯のリアをプッシュ。この2台は絡むようにクラッシュしてコースアウトした。

レースはアクシデントでセーフティーカーが導入された

 この2台のアクシデントでセーフティーカー(SC)が導入される。このタイミングで、大湯のピットインでトップに立った宮田、平川らが相次いでピットインしてタイヤを交換した。

 これでトップには坪井が立ち、2位にローソン。SCのため3、4位には大きく順位を落とさなかった宮田、平川が続く。

 SCが退き、レースは24周目から再開された。ここからフレッシュタイヤを履いた宮田と平川が躍進する。宮田は26周目に入るストレートで前を走るローソンに並びかけ1コーナーで2位に浮上。そしてトップを走る坪井に狙いを定める。

 11周目にタイヤを交換した坪井は苦しい。29周目にはついに宮田が1コーナーアウトから坪井を捉えてトップに浮上した。その後ろの平川も前を走るローソンを同じく1コーナーアウトからパスして3位に順位を上げた。

優勝は宮田莉朋(VANTELIN TOM\'S SF23)

決勝2位は坪井翔(P. MU/CERUMO・INGING SF23)

決勝3位は平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)

 レースは30周を回り終了。優勝は宮田で自身初。なんと12番グリッドからトップまで上り詰めた。2位には坪井が、3位には平川が入った。

決勝4位はリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

決勝5位は山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)

決勝6位は阪口晴南(P. MU/CERUMO・INGING SF23)

 4位にはローソンが、5位には山下が、6位には阪口晴南(P. MU/CERUMO・INGING SF23)が入った。

表彰式

 第4戦は大分県のオートポリスに舞台を移し、5月21日に決勝が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2023/04/23) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
137宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
3056'02.944--
238坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
3056'05.966 3.022 3.022
320平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
3056'06.348 3.404 0.382
415リアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
3056'07.074 4.130 0.726
53山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
3056'11.653 8.709 4.579
639阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
3056'15.31012.366 3.657
74小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
3056'16.01513.071 0.705
836ジュリアーノ・アレジVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
3056'18.15715.213 2.142
955ジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
3056'18.67215.728 0.515
1012福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
3056'19.06816.124 0.396
1164山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
3056'19.60616.662 0.538
1250松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
3056'21.03918.095 1.433
1314大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
3056'21.24118.297 0.202
147小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
3056'23.07420.130 1.833
155牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
3056'23.92720.983 0.853
1618国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
3056'29.33726.393 5.410
176太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
3056'29.84126.897 0.504
1851ラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
3056'37.28134.337 7.440
1919関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
2955'27.5831Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 30Laps)完走 ----
-53大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1932'26.14911Laps10Laps
-*1野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1933'29.59811Laps1'03.449
-65佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
-D.N.S--
  • Fastest Lap: CarNo. 37 宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23) 1'40.049 (26/30) 208.950 km/h
  • CarNo. 1は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第15条1.1)(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して30秒を加算、ペナルティーポイント1点とした。
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SUPER GT

小山美姫がルーキーテストに合格 第2戦富士にCドライバーとして参加(ANEST)

 ANEST IWATA Racing with Arnageは、SUPER GTシリーズ第1戦をAドライバーのイゴール・オオムラ・フラガ及びBドライバーの古谷悠河のコンビで闘い、予選7番手からスタートし決勝レースを12位で完走しました。ご声援ありがとうございました。

 チームは長距離レースに備え3人目のドライバーとして小山美姫を起用する予定でいますが、このほど小山がルーキーテストに合格したことをお報せします。

 ルーキーテストは、SUPER GTシリーズに初めて参戦するドライバーの技量を確認するためGTA(GTアソシエーション)が行う試験走行で、これに合格しなければ実戦に出走することができません。

 イゴールと古谷は開幕前テストのセッションを使ってそれぞれルーキーテストに合格しシリーズ開幕戦に出走しました。しかし小山は、これまで悪天候に見舞われるなど環境が整わず、合格基準を満たせずにいました。 第1戦終了後の4月21日、晴天の富士スピードウェイで、スポーツ走行枠を使ってルーキーテストが行われ、小山は規定の10周を周回して基準タイムを上回るラップタイムを記録しテストに合格しました。これにより、5月3日~4日に同じ富士スピードウェイで開催されるシリーズ第2戦にCドライバーとして参加する正式資格を得ました。

小山美姫選手
 「ルーキーテストであることを意識して身が引き締まる思いで走り始めたので、テストに合格できて、まずはホッとしました。でも結構良い感じで走れたので楽しくも感じました。これまで雨も多くまとめて周回することができなかったのですが、イゴールと古谷君とチームが、こんなに良い状態にクルマを仕上げていてくれたんだなと驚きました。これでみんなと同じレベルで会話ができるようになりますね」
武田克己総監督
 「小山選手は、昨年FIA基準のフォーミュラカーシリーズで日本の女子選手として初めてシリーズチャンピオンとなった実力派です。今シーズンSUPER GTシリーズに本格参戦したANEST IWATA Racingは新たな可能性を追求して闘いますが、小山選手がそのパフォーマンスを通し、チームだけではなく女性の社会進出にも貢献することを期待します」
ANEST IWATA Racing with Arnage
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SUPER GT

第1戦岡山 ANEST IWATA Racing RC F GT3、予選7位の好位置からスタートするも荒天に翻弄され決勝は12位で初戦を終える(ANEST)

 ANEST IWATA Racing with Arnageは、4月15日~16日、岡山県岡山国際サーキットで開催された2023 SUPER GT第1戦にANEST IWATA Racing RC F GT3で参戦しました。

 SUPER GTシリーズは、市販GT車をベースに製作した競技車両によって争われる、国内で最も人気があるレースシリーズです。

 競技車両は、改造レベルによってGT500クラスとGT300クラスの2クラスに分類され、レースでは混走しながらそれぞれのクラスで順位を競います。

 ANEST IWATA Racingは今シーズン、イゴール・オオムラ・フラガ選手(24歳)と古谷悠河選手(22歳)の陣容でGT300クラスを闘います。また長距離戦に備えて小山美姫選手(25歳)がリザーブ選手として登録される予定です。3人ともSUPER GTシリーズのルーキーで、SUPER GTシリーズでも異例の起用です。

■公式予選

 シリーズ開幕戦を迎えた岡山国際サーキットの週末は、低気圧の影響で大荒れとなりました。土曜日午後に行われた公式予選では、Q1、Q2の2段階でタイムアタックを行い、タイム順に決勝スタートポジションを決めます。チームはQ1セッションを古谷にまかせタイムアタックに送り出しました。古谷は雨で濡れた路面にもかかわらず出走27台中4番手のタイムを記録、Q1を終えました。

 Q2セッションではQ1セッションの上位16台が改めてタイムアタックを行い、最終的な予選順位が決まります。Q2セッションを担当したイゴールは、雨が止んで路面コンディションが好転する中、タイムアタックを行い出走16台中7番手となるタイムを記録し、ANEST IWATA Racing RC F GT3のスタート位置は7番手と決まりました。

■決勝レース

 不安定な天候は日曜日も続きました。午後1時30分決勝レースに向けた隊列走行であるフォーメーションラップが始まったときには薄日が射し路面はドライコンディションだったので出走全車がドライ路面用のタイヤを装着していました。しかしフォーメーションラップ中に雨が降り始め、スタートが切られるとさらに雨が強まっていきました。

 悪化するコンディションの中、スタートを担当した古谷は2つポジションを落としましたが10周目には慎重に前走車を交わしてポジションを上げ8番手で周回を重ねました。

 しかし雨はさらに強まり、コース上でアクシデントが発生したため15周目にフルコースイエロー(FCY)が宣言されてコース全域で追い抜きが禁止となり、その後セーフティーカー(SC)がコースインしてクラス別に順位を整え直すための先導が始まりました。

 レースはその後再開され、途中レイン路面用タイヤに交換した古谷は37周目に再びピットインしイゴールへドライバー交代を行うとともにドライ路面用タイヤへの交換を行いました。しかしその後で再び天候が悪化、FCYやセーフティーカーが介入、レース半ばで赤旗が提示されて一旦走行が全面的に中断されることになりました。

 天候回復とコース整備を待ってレースは再開されましたが、その後もコース上では混乱が続き、程なく赤旗で再びレースが中断、コース整備を待ってレースが再開されたものの、天候回復が望めないとして3回目の赤旗が提示され、そのままレースは打ち切られました。

 チームは当初、雨雲レーダーの解析で雨は長引かないと判断、最初のSC介入の段階でレイン路面用タイヤへの交換を見送りましたが、予想が裏目に出て天候がますます悪化したため18周を走った段階でタイヤ交換のピットインに踏み切りました。

 この混乱の中、いち早くタイヤ交換を行った他チームが一斉に順位を上げてしまったため、その後ANEST IWATA Racing RC F GT3は順位を大きく落として苦戦を強いられることになり、最終結果では12位でレースをフィニッシュすることとなりました。

 次回シリーズ第2戦は、5月3日(水)~4日(木)、静岡県富士スピードウェイで開催される予定です。

■正式結果

  • 公式予選 クラス7位(出走27台)
  • Q1: 1分44秒556(古谷悠河:4位/27台)
  • Q2: 1分37秒913(イゴール・オオムラ・フラガ:7位/16台)
  • 決勝 クラス12位(出走27台) 1周遅れ

■コメント

松浦祐亮監督
 「スタート時に降っていた雨は、雨雲レーダーを見る限り長引かないと判断したため、レインタイヤへの交換タイミングが遅れてしまいました。また、ドライタイヤへの交換もピットインのタイミングが裏目に出てしまい、思いがけないロスタイムが生じて順位を下げてしまいました。本来なら十分トップ10でフィニッシュできる実力を持っていたと思うので残念です」
Aドライバー: イゴール・オオムラ・フラガ
 「ヨーロッパでレースをして以来2年半ぶりの実戦だったので、もっと走りたかったです。コンディションが悪く、赤旗とSCで僕は実質10周くらいしかできませんでした。母の国である日本のレースにデビューできたことがとても嬉しかったし、難しいレースを完走できたので良かったとは思いますが、微妙な感じでレースが打ち切られてポイントが獲れず複雑な気持ちです。シリーズ第2戦では思い切り走りたいと思っています」
Bドライバー: 古谷悠河
 「スタートを担当して、1周目の混乱の中で2つポジションを落としてしまいましたが、その後は悪くはないペースでコンスタントにラップを重ねて、1台抜くことができました。天候の変化に対する決断をもっと早くできていたら、順位をあれほど落とさなかったのにと悔いは残ります。ただ、開幕前テストのときから比較すると、クルマの状態がはるかに良くなっている雰囲気はありますので、次回のレースが楽しみではあります」
武田克己総監督
 「1桁台の予選順位には満足です。コンディションが悪い中、ドライバーが本当に良くやってくれました。決勝レースではなんとかポイント圏内でフィニッシュしてくれたらと思っていましたが、雨に翻弄されてしまいました。ANEST IWATA Racingとしては初めてのレースであり何もかも挑戦です。今回はその第一歩を踏み出すことができました。結果が付いてくれば更なるモチベーション向上になっていくと思いますから、次戦では上位を目指したいと思います」
ANEST IWATA Racing with Arnage
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿フリー走行2回目 関口雄飛がトップタイム PP・大湯都史樹は14位

フリー走行2回目:トップは関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦は23日、鈴鹿サーキットで決勝をにらんだフリー走行が行われ、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)がトップタイムを記録した。

 決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは早朝より快晴。昨日吹き荒れた強風もやみ、絶好のレース日和となった。午前11時5分より、決勝をにらんだフリー走行が30分間で行われた。

 序盤トップに立ったのは1分40秒929で大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)。中盤前の開始12分には山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)が40秒712でトップに。その直後には関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)が40秒498でトップに立った。

 関口は残り8分でさらにタイムをただ一人40秒を切る1分39秒939をたたき出し、このままこのセッションをトップで締めくくった。2位にはチェッカー後に40秒670を出した宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)が滑り込んで来た。3位には山下、4位には大嶋が続いた。

 ポールポジションを獲得した大湯都史樹(TGM GP SF23)は14位、予選2位の坪井翔(P. MU/CERUMO・INGING SF23)は7位、同3位の野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)は13位でこのセッションを終えている。

フリー走行2回目:2位は宮田莉朋(VANTELIN TOM\'S SF23)

フリー走行2回目:3位は山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)

 予選5位の牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)は、コースインしたもののペースが上がらずピットインするとマシンを降りてしまい、決勝に向けて不安を残した。

 決勝レースは午後3時45分より31周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿フリー走行2回目結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2023/04/23) Free Practice 2 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
119関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'39.939--209.180
237宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'40.670 0.731 0.731207.661
33山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'40.712 0.773 0.042207.574
414大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'40.929 0.990 0.217207.128
57小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'40.955 1.016 0.026207.074
650松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'40.999 1.060 0.044206.984
738坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'41.040 1.101 0.041206.900
815リアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'41.096 1.157 0.056206.786
964山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'41.152 1.213 0.056206.671
1039阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'41.174 1.235 0.022206.626
114小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'41.261 1.322 0.087206.449
126太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'41.344 1.405 0.083206.280
131野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'41.387 1.448 0.043206.192
1453大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'41.418 1.479 0.031206.129
1520平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'41.436 1.497 0.018206.093
1618国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'41.506 1.567 0.070205.950
1765佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'41.939 2.000 0.433205.076
1855ジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'42.031 2.092 0.092204.891
1936ジュリアーノ・アレジVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'42.459 2.520 0.428204.035
2012福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'42.459 2.520 0.000204.035
2151ラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'42.569 2.630 0.110203.816
225牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'56.60516.66614.036179.282
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿予選記者会見 PP・大湯都史樹「チーム底力のたまもの」

ポールポジション 大湯都史樹(TGM Grand Prix)

予選記者会見:ポールポジションの大湯都史樹(TGM Grand Prix)

 「鈴鹿に来るまでにチームと準備をしてきて、フリー走行でいろいろ試した結果、いい感触を得られました。予選は、ここにいる坪井選手や野尻選手がすごい強敵だと感じていたので、どうなるかは分からなかったんですが、Q1、Q2とも最高の準備をしてくれたチームに感謝しています。乗っていても気持ちのいいラップでした。ポールをチーム2大会目で取れるとは思ってなかったんですが、底力のたまものだと思います」

2位 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)

予選記者会見:予選2位の坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)

 「フリー走行から調子がよくて、予選に向けてもいい争いができるんじゃないかという手応えを感じていました。Q1からQ2にかけてタイムアップができない予選が続いていたので、今年はそこらへんをしっかり改善して、Q1からQ2でしっかりタイムを上げることができました。もうちょっとだったのに、予選でホンダ勢にポールを取られて悔しいです。ただ、アタックラップに関してはちゃんと走れていたので、しょうがないです。フロントローなので、あしたに向けてはいい流れだと思います」

3位 野尻智紀(TEAM MUGEN)

予選記者会見:予選3位の野尻智紀(TEAM MUGEN)

 「どこから話せばいいかなぁ(笑)。Q1に関しては自分ではそれなりに攻めたんですが、通過した瞬間にタイムが悪かったので『スミマセン』という無線を入れて、やっぱり通らなかったですよねぇという感じでした。本当に運よくQ2に進めて、エンジニアとコンプレインをいいながら会話ができたので、クルマの改善もギリギリ間に合いました。簡単なアジャストでしたが、すごくよくなりました。気持ち的にはこういう状況だったんで、横向いても行くしかないという感覚の中で、ダウンフォースも増えて走りやすくなりました。ロングランは不安を残しているので、あしたはしっかり改善して、優勝を狙う準備をしたいと思います」

予選フォトセッション:トップ3の選手たち

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿公式予選 韋駄天・大湯都史樹が自身2回目のポールポジション Q1敗退から復活の野尻智紀が3位

ポールポジションを獲得した大湯都史樹(TGM Grand Prix)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦は22日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、フリー走行から好調の大湯都史樹(TGM GP SF23)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は、2輪との併催のため午後3時55分といつもより遅い時間から始まった。天候は雲一つ無い快晴だが、場内には強風が吹き荒れる。予選はノックアウト方式で行われ、Q1が2グループに分けられ11台ずつ。それぞれ上位6台がQ2に進出。Q2は12台で争われ、最速ドライバーがポールポジションを獲得する。

 まずはQ1Aグループ予選が10分間で行われた。ここでは大湯都史樹(TGM GP SF23)が1分36秒534でトップ通過。2位には宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)が僅差で続き、3位にはリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が入った。

 有力ドライバーでは山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)が8位、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)が10位にとどまり、ここで敗退した。

 10分間で行われたQ1Bグループは、波乱の展開となった。トップで通過したのは1分36秒413で坪井翔(P. MU/CERUMO・INGING SF23)。ジュリアーノ・アレジ(VANTELIN TOM'S SF23)が奮闘し2位、3位には佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING SF23)が続いた。

 ところがポールポジション候補最有力の野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)がなんと7位。ここで敗退かと思われたが、6位に入った小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)が走路外走行でタイム抹消。6位に繰り上がった野尻は首の皮一枚つながりQ1通過を果たした。

ポールポジションを獲得した大湯都史樹(TGM Grand Prix)

予選2位の坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)

予選3位の野尻智紀(TEAM MUGEN)

 小林の走路外走行の判定が長引き、予定より遅れて始まったQ2は7分間で行われた。

 ここでも大湯が速い。各セクターをトップタイムで通過すると、1分35秒792をたたき出し、自身2回目のポールポジションを獲得した。坪井も大湯に迫る走りを披露したが、わずか0秒043届かず2位。そして最後に3位に滑り込んできたのがQ1敗退かと思われた野尻で、劇的な復活を果たした。

 4位にはシーズンオフのテスト負傷から復活した山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)が、5位には宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)が入ったが、宮田は走路外走行で12位に後退。代わって5位には牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が、6位には健闘した小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)が入った。

ポールポジションは大湯都史樹(TGM GP SF23)

予選2位は坪井翔(P. MU/CERUMO・INGING SF23)

予選3位は野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

 決勝レースは明日23日、午後3時45分より31周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿公式予選結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2023/04/22) Weather: Fine Course: Dry
2023 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoGr.DriverCar
Team
Engine
Q1Q2
153A大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'36.5341'35.792
238B坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'36.4131'35.835
31B野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.4441'35.906
43A山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.2671'36.126
55A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.9541'36.280
64B小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.9671'36.403
765B佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.9401'36.563
815Aリアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.9331'36.711
920B平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'37.3871'36.814
1039A阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.0041'37.023
1136Bジュリアーノ・アレジVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.8931'37.060
12*37A宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.7051'53.858
---- 以上Q2で決定 ----
1312B福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'37.541
1418A国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.310
1550B松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'37.709
1664A山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.377
1755Bジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'38.176
1814A大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.615
1919A関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'37.626
2051Aラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'38.566
---- 以上予選通過 ----
-*6B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
2'09.386
-*7B小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
4'33.233
  • Q1: CarNo. 7, 6は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第19条2.(走路外走行)により、当該ラップタイムを不採用とした。
  • Q1: CarNo. 6は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第19条5.(走路妨害)により、3グリッド降格とする。
  • Q2: CarNo. 37は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第19条2.(走路外走行)により、当該ラップタイムを不採用とした。
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿ノックアウトQ2結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2023/04/22) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
153A大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'35.792--218.235
238B坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'35.835 0.043 0.043218.137
31B野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'35.906 0.114 0.071217.976
43A山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.126 0.334 0.220217.477
55A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.280 0.488 0.154217.129
64B小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.403 0.611 0.123216.852
765B佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.563 0.771 0.160216.493
815Aリアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.711 0.919 0.148216.162
920B平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'36.814 1.022 0.103215.932
1039A阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.023 1.231 0.209215.466
1136Bジュリアーノ・アレジVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.060 1.268 0.037215.384
12*37A宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'53.85818.06616.798183.608
  • CarNo. 37は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第19条2.(走路外走行)により、当該ラップタイムを不採用とした。
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿ノックアウトQ1結果

■Aグループ

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2023/04/22) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 3 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
153大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
HondaM-TEC HR-417E
1'36.534--216.558
237宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'36.705 0.171 0.171216.175
315リアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'36.933 0.399 0.228215.666
45牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'36.954 0.420 0.021215.620
539阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'37.004 0.470 0.050215.509
63山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'37.267 0.733 0.263214.926
---- 以上Q2進出 ----
718国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'37.310 0.776 0.043214.831
864山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'37.377 0.843 0.067214.683
914大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTATRD 01F
1'37.615 1.081 0.238214.160
1019関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTATRD 01F
1'37.626 1.092 0.011214.136
1151ラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
HondaM-TEC HR-417E
1'38.566 2.032 0.940212.093
---- 以上基準タイム(107% - 1'43.291)予選通過 ----

■Bグループ

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2023/04/22) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 3 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
138坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'36.413--216.830
236ジュリアーノ・アレジVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'36.893 0.480 0.480215.756
365佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'36.940 0.527 0.047215.651
44小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'36.967 0.554 0.027215.591
520平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTATRD01F
1'37.387 0.974 0.420214.661
61野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'37.444 1.031 0.057214.536
---- 以上Q2進出 ----
712福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
HondaM-TEC HR-417E
1'37.541 1.128 0.097214.322
850松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
HondaM-TEC HR-417E
1'37.709 1.296 0.168213.954
955ジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
HondaM-TEC HR-417E
1'38.176 1.763 0.467212.936
---- 以上基準タイム(107% - 1'43.161)予選通過 ----
-*6太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
2'09.38632.97331.210161.572
-*7小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
4'33.2332'56.8202'23.84776.511
  • CarNo. 7, 6は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第19条2.(走路外走行)により、当該ラップタイムを不採用とした。
  • CarNo. 6は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第19条5.(走路妨害)により、3グリッド降格とする。
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿フリー走行1回目 大湯都史樹がトップタイム 野尻智紀は15位と出遅れる

フリー走行1回目:トップタイムは大湯都史樹(TGM GP SF23)

 鈴鹿サーキットは快晴。午前11時から行われたフリー走行は超僅差の争いになった。

 開始30分が経過してタイミングモニターのトップに名を連ねたのは、ベテラン山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)で1分38秒298。これに若手の阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF23)と坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF23)が続く。

 しかし、10分後には、これまたベテランの8国本雄資(Kids com KCMG Elyse SF23)が1分37秒818でトップタイムを更新。さらに終盤になると、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が1分37秒519でトップに。

 そして迎えた残り10分。各車がタイムアタックに出始めた段階で、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)がコースオフ。ノーズを傷め、これで赤旗が提示される。

 残り6分で再開されると、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)1分37秒379、坪井1分37秒265、大湯都史樹(TGM GP SF23)と目まぐるしくトップが入れ替わり、タイムアップ。

 トップの大湯から0.5秒以内に11台、1秒以内に19台という大混戦でフリー走行を終えた。

フリー走行1回目:2位は坪井翔(P. MU/CERUMO・INGING SF23)

フリー走行1回目:3位は山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
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