フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦レース6、レース8の公式予選が6月10日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)がレース6、レース8共にポールポジションを獲得した。
FRJの2023シーズンもいよいよ中盤戦。第3戦のエントリー台数は7台。そのうちマスタークラスは1台。この中には国内外の様々なレースで活躍してきた金丸ユウ(Sutekina Racing)や、昨年までFIA-F4で戦っていた奥住慈英(Buzz Racing)が新たに加わった。またHELM MOTORSPORTSからは中国人ドライバーのワン・ジョンウェイが参戦している。
そうした中、1回目の公式予選は午前9時35分より15分間で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。二日間で3レースが予定されている今大会は、この走行におけるベストタイムがレース6のスタート順、セカンドタイムがレース8のスタート順となる。
まずは1周のウォームアップを挟んで岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)が1分28秒556を記録すると、これを小川が上回り、1分28秒155でトップに立つ。続いてリアム・シーツ(Sutekina Racing)が1'28.196で2番手に上がってきた。
小川はその後も1分27秒759、1分27秒705、1分27秒685、1分27秒645と着実にタイムを縮めていく。それに対してシーツも1分28秒104、1分27秒963、1分27秒910とタイムを更新するが、小川にはあと一歩及ばない。
他のドライバーよりやや遅れてコースに入った金丸は計測3周目に1'28.791を記録して5番手につけると、次の周で1'28.222を記録して3番手に浮上、その後も1'28.070、とタイムを更に縮めてきた。
更に奥住も計測6周目に1分28秒132を記録して4番手。序盤3番手につけていた岩澤は計測8周目に1分28秒181を記録するにとどまり、5番手まで後退するが、セカンドベストタイムでは1分28秒195と金丸や奥住を上回るタイムを記録した。
この結果、レース6、レース8のポールポジションは小川颯太が獲得。リアム・シーツもレース6、レース8共に2番手となり、金丸ユウがレース6の3番手、レース8は岩澤優吾が3番手からスタートすることとなった。
FRJ決勝レース6はこのあと午後2時より、レース8は明日の午後2時55分より、いずれも18周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum