全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)は21日と22日の両日、富士スピードウェイで来シーズンに向けた3回の公式合同テストを行った。総合では今シーズンのSFLチャンピオン宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM'S)がトップタイムを記録、2回目にトップタイムを記録した三宅淳詞(Rn-sports)が総合でも2位に付けた。
公式合同テストは21日に2セッション、22日に1セッションが行われた。
今シーズンのシリーズチャンピオンを獲得した宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM'S)は、1回目と3回目に参加。3回目のタイム1分32秒360で総合トップに立った。宮田は22日、23日に行われるスーパーフォーミュラ(SF)のテストにも参加しており、来シーズンはこのSFにステップアップするものと思われる。
このテストで周囲を驚かせたのはSFL初ドライブの三宅淳詞(Rn-sports)。宮田が欠席した2回目にはトップタイムを記録。1回目と3回目も宮田に次ぐ2位に付けた。三宅は三重県伊勢市出身の21歳。2018年に鈴鹿レーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)を首席で卒業、2019年はFIA-F4選手権でライキング2位を獲得。今シーズンはマックスレーシングからスーパーGT300クラスに参戦していた。来シーズンのSFL参戦に向け大きく前進した。
総合3位には金丸悠(B-MAX RACING TEAM)が入った。金丸は一昨年にも前身の全日本F3に参戦し、ランキング5位。来シーズンの復帰に期待したい。
総合4位には20日にSFL初優勝を果たした小高 一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM'S)が入った。来リーズンも継続参加すると思われ、チャンピオン候補に上げられるだろう。
総合5位には河野駿佑(RS FINE)。SFのテストにも搭乗しており、SFL継続参戦かSFにステップアップするか注目だ。
総合6位は今シーズンFIA-F4を圧倒してチャンピオンを獲得した平良響(COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM'S)が入った。SFL参戦は確実と思われる。
スーパーGT500に参戦する佐々木大樹(B-MAX RACING TEAM)は7位、今シーズンFIA-F4で2勝を飾った平木玲次(B-MAX ENGINEERING)は8位、一昨年のFIA-F4チャンピオンで今シーズンはフランスFIA-F4に参戦していた佐藤蓮(TODA RACING)は9位に入った。佐々木はテストでの搭乗と思われ、平木と佐藤蓮の参戦は濃厚と思われる。
今シーズン後半からSFLをドライブした今田信宏(B-MAX RACING TEAM)と、今シーズンFIA-F4インディペンデントカップチャンピオンの佐藤セルゲイビッチ(RS FINE)もテストに参加。そえれぞれ総合10位と11位でテストを終えている。
来シーズンのSFLはここ富士スピードウェイで4月3日に開幕する予定だ。
Text: Yoshinori OHNSIHIPhoto: Hiroyuki MINAMI















