スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ最終第6戦は12月6日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、ランキング2位の吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)がポールポジションを獲得した。ポイントリーダーの酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)は2番手タイムだったがトラックリミットでタイムを抹消され、6位に沈んだ。
公式予選は午後2時40分から20分間で行われた。鈴鹿は早朝より小雪が舞うほど冷え込んだが、天候は回復し、快晴となると徐々に気温は上昇。それでも日陰に入ると底冷えする寒さだ。
参加台数25台(うちジェントルマンクラス4台)がコースイン。ポイントリーダーの酒井は、もっとも最終コーナー寄りのピット位置だったため、トラフィックを避けるため最後にコースに出た。気温が低いため各車2~3周をウオームアップに当てる。
4周目、ランキング2位の吉田が2分14秒246をたたき出しトップに躍り出る。2位は宮本颯斗(MYST KKS2)の14秒920だが吉田は早くも大きなリードを築く。3位には杉田悠真(LAPS with REV RACING GARAGE)が続く。
6周目、吉田のタイムは変らず。地元鈴鹿在住の鈴木七瀬(ネッツトヨタ三重with FORM)が2分14秒654で2位に浮上。3位には酒井が14秒818で徐々にタイムアップしてきた。
7周目、酒井がさらにタイムを縮め鈴木をかわし2位に浮上。鈴木3位、宮本が4位に続く。
8周目、吉田は2分14秒215と若干タイムを縮めトップを堅守。2位酒井、3位鈴木、4位には西田光来(FTK・REV RACING GARAGE)が浮上してきた。宮本5位、前回優勝の箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)が6位につける。
予選終了直前の9周目、箕浦が2分14秒597で鈴木と宮本をかわして3位にジャンプアップ。
予選終了。ポールポジションは吉田、2位酒井、3位箕浦、4位鈴木、5位西田、6位宮本という結果となった。
しかし、2位酒井が出したベストタイムは、スプーンでのトラックリミットでタイム抹消。酒井は6位に降格となった。
この結果、ポールポジションは吉田、2位箕浦、3位鈴木、4位西田、5位宮本、6位酒井という順で予選を終えた。
ジェントルマンクラスは、総合で14位につけた山根一人(光精工TK-Sport MYST)がポールポジションを獲得した。
決勝は明日7日、午後1時55分より10周で行われる。吉田が優勝すれば逆転チャンピオン。酒井は吉田の前でゴールしなければチャンピオンを逃がす。2人のチャンピオン争いに注目だ。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Atsushi BESSHO






