スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第2戦は30日、岡山国際サーキットチャレンジカップレース第2戦で公式予選を行い、酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)がポールポジションを獲得した。
公式予選は午前8時50分より15分間で行われた。鈴鹿・岡山シリーズというものの今シーズンの岡山戦は全6戦中この1戦のみ。各サーキットを転戦するジャパンリーグの1戦にも組み込まれているが、参加15台といささか寂しいエントリーとなった。
場内の桜はようやく咲き始めで、数日前の春の陽気から一転、花冷えの朝を迎えた。各ドライバーはタイヤのウォームアップを行いながら周回を始める。
計測2周目には酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)が1分40秒964でトップに立つ。2位には41秒757で吉田馨(TAKE FIRST KKS-II)が、3位には42秒186で初参戦の西田光来(FTK・REV RACING GARAGE)が付ける。
計測3周目、吉田が1分40秒917でトップに立ったところで、初参戦の一宮總太朗(MYST KK-SII)がヘアピンでコースアウト。ここで赤旗が提示される。
予選は午前9時5分から残り7分余りで再開すると、酒井が1分40秒397で再びトップ。酒井は次周に39秒843までタイムを縮めたところで、再びコースアウト車両があり、2回目の赤旗。予選はこの赤旗をもって終了した。
ポールポジションを獲得したのは酒井。吉田はタイムを1分40秒843と若干縮めたものの2位のまま。3位には初参戦の西田が入り大健闘。4位には初戦の鈴鹿でポールポジションを獲得した箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)が、5位には杉田悠真(LAPS with REV RACING)が、6位には土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)が続いた。
予選は2度の赤旗でタイヤを暖めきれなかったドライバーも多く、昨日の練習走行よりタイムは低調で、消化不良のまま終了した形となった。
ポールポジションの酒井は、もてぎのスーパーFJ、冨士のフォーミュラビート、筑波のスーパーFJと3連勝中だ。決勝はこの後、午後0時50分、12周で行われる。果たして酒井の4週連続優勝は達成されるか、注目だ。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Atsushi BESSHO