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第6戦SUGO優勝記者会見 名取鉄平「次生さんが過呼吸で倒れそうなぐらい泣いてた」

GT500クラス 24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(KONDO RACING)

松田次生(KONDO RACING)

GT500クラスで優勝した松田次生(KONDO RACING)

 「名取選手もそうですし、あと近藤監督、KONDOチームの皆さん、あとNISMOの皆さん、横浜タイヤさんにこの優勝で貢献できたと思います。本当に苦しい中で、なかなか思うようにいかないことがありました。その中で今年2年目を迎え、僕の中ではやっぱり2年目がいつも勝負っていうふうに思っているので、横浜タイヤさんに、僕の今まで培ってきたことをいろいろ盛り込んでいただきました。で、岡山で予選3位だった時に、方向性はちょっと見えたんですけど、まだうまくいかないことも結構ある中で、前回の鈴鹿は僕のミスで申し訳ないことしちゃいましたが、その時もあの方向性はすごくこう見えていました」

 「このSUGOは新しい舗装だし、これが合うんじゃないかっていうことを考えたんですが、そのおかげで僕のスティントはすごく調子が良くて、オーバーテイクして1回トップに立ちましたが、その後ピックアップが取れなかったのと、トラフィックのタイミングが悪くて。本当はトップを抜いてから名取選手のウォームアップが苦しくないように10秒差をつけようと思ってたんですけど、それができなかったのが心残りでした。」

 「ただタイヤはすごくいいっていうのは今回分かっていたし、本当にここまで苦労して、200戦目でやらかしちゃったので、201戦目は初心に戻って自分の走りをしたいっていう気持ちにまた立ち返って、レースを一生懸命できたので、それは本当にみんなのおかげだったと思います。クルマのセットアップを一生懸命やってきたことが、絶対報われないはずはないって思ってたんで、それがこのSUGOで勝つことができたことで、この25勝は多分もう今まで以上にまた忘れられない、25勝なると思います」

名取鉄平(KONDO RACING)

GT500クラスで優勝した名取鉄平(KONDO RACING)

 「もう嬉しすぎてよく分かんないんですけど、まあ300も500でも初優勝をKONDO RACINGでできて、なんかすごい運命を感じてます。チームとしても9年ぶりの優勝で帰ってきたら、次生さんが過呼吸になって倒れちゃうんじゃないかってぐらい泣いちゃってました。近藤さんもすごい喜んでくれて、チームのみんなも。シーズンを見ても、BS勢が強い中、こうやって僕らも負けてないんだっていうところを見せられたので、すごい嬉しいです」

 「(トップに立った瞬間は)あまり何も考えてませんでした。残り周回が6,7周くらいのところで一発行くだけ行っといた方がいいなと思って,もし離れても後ろに抜かれなければ追いつけるって自信があって、とりあえず一発勝負してみました。あとはトップの39号車にタイヤ使わせたいなと思ってずっと後ろでプレッシャーかけたんですが、サッシャ選手すごくてミスらなかったです。何回か1コーナーで追いついてアウトから抜こうというそぶりを見せて、そのいけるかいけないかの判断をずっとしていてましたが、アウトから抜くとピックアップ拾っちゃうんですよ。なのでファイナルラップでアウトから抜けるんだったら抜こうってずっと狙ってはいますした」

GT300クラス 60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(LM corsa)

吉本大樹(LM corsa)

GT300クラスで優勝した吉本大樹(LM corsa)

 「前回の失格がですね、失格って重たいですよね。それまで準備したことは全部なかったことになるので。非常に残念なレースだったんですけど、我々このLC500は絶対SUGOに合うと思ってたので、あとはタイヤとのマッチングでしかなかったんですけど、短い時間の間にダンロップさんがこのコンディションにバッチリはまるタイヤを作ってきてくださって、フリー走行も予選もよかったです」

 「ただ、決勝に向けては新しく初めて使うタイヤでしたし、昨日の公式練習がウェットコンディションになって、ロングスティントができなかったんで、タイヤがどれだけ持つかとか、全然わからない中でスタートしたので、不安でもあったんですが、序盤のペースが思ったより良かったことで、2番手、3番手には追い立てられてましたけど、それ以降とのギャップも作れたし、良かったと思います。ただ自分のスティント終わる頃にはもう結構ヘロヘロになってしまってたので。後半にスティントロングをかける河野選手の時が心配でした」

 「昨日の雨で1回ちょっとリセットされた路面コンディションも、ちょっとずつビルドアップしていた部分もありましたし、とにかく最後は河野選手がかっこいい走りで、抑えきってくれてよかったと思います」

河野駿佑(LM corsa)

GT300クラスで優勝した河野駿佑(LM corsa)

 「久しぶりの優勝、本当に本当に嬉しいです。2021年に優勝してから、苦しいレースが結構続いてて。で、今年はLC500という新しい車とともに戦ってきたんですけれども、前半戦は全く勝負できずポイント圏内に行けるか行けないかぐらいでした。鈴鹿からうまくピースがはまってきたと思ったら、失格になってしまって。ただ実力自体は800g足りなかったから速かったわけではなかったと思ってるんで。SUGOに向けてもクルマとの相性もいいと思ってましたし。新舗装に対して本当に短い期間で対応してくださったタイヤですが、公式練習が雨でテストもできなかったんですが、フィーリング自体はすごく良かったです」

 「まずは予選で吉本選手が2番手を取ってくださったことも良かったです。決勝ではあの吉本選手が本当に最初辛そうでしたが、なんとかトップを抑えてくださったんで。僕らのあのピット作業も早かったですし。あの事故があったのは、本当にショッキングでしたが、ドライバーの皆さんが無事だったっていうのをちょっと聞いて。そこからオフィシャルの皆さんも、しっかりレース再開に向けてやってくださったこと、天候が少し低くなったことも、僕らには味方したんじゃないかなと思います。最後の30分はもう予選アタック並みにええ、ずっと全開で走りました。あとはダンロップタイヤが最後までもつと信用をして。攻め切った結果、本当に久しぶりのトップチェッカーを受けることができてよかったです」

決勝フォトセッション: 両クラスのウイナー

決勝フォトセッション: GT500クラスのウィナー

決勝フォトセッション: GT300クラスのウィナー

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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