もてぎ・菅生S-FJ選手権

第5戦もてぎ公式予選 椎橋祐介が第2戦以来のポールポジションを獲得

ポールポジションは椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)

 2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第5戦公式予選が7月23日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催され、20分間の予選の中盤にトップタイムをマークした椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)が中澤凌(ZAP FOCS 10VED)に0.1秒の差でポールポジションを獲得した。

 5月のSUGOから2か月半ぶりに開催された第5戦。連日猛暑が続く中、午前10時40分のコースイン時刻の気温は27.1度、しかし湿度が高くかなり蒸し暑い。また日差しもかなり強く路面温度はかなり上昇しているようだ。鈴鹿から転戦してきた小川涼介(HIROTEX M2 KK-S2)を先頭に15台すべてがコースイン。

 ウオームアップを終えて残り15分あたりからタイムアタックが本格化する。まずは中澤が2分5秒735でトップ。2番手は池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)が6秒144で続く。池田は開幕2連戦を制して現在シリーズランキングトップにつけているが前回SUGO大会では苦戦。そして今回も金曜日の練習走行でエンジンにトラブルが発生。そのため別の車両を確保しての参戦となっている。3番手は甲山晴翔(Vivalavida でさん子10VED)の6秒223。4番手は内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)の6秒518。

 残り13分、中澤はベストタイムを2分4秒903まで短縮、甲山が5秒758で2番手へ浮上、池田も5秒979をマークするが3番手へ後退。その直後に椎橋が2分4秒580を出してトップへ。これで中澤2番手へダウン。さらに池内比悠(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)が5秒614で3番手へ浮上するが直後に池田が5秒187で3番手へ、池内は4番手。

 残り10分、椎橋はベストタイムを2分4秒508まで短縮。中澤も自己ベストを4秒844から4秒609まで削り取るが0.101秒及ばない。3番手池田を含めてトップ3台はこのあたりでタイムアップが頭打ちになる。路面温度が急激に上がってタイヤが厳しくなってきたか?

 それに対して出入りが激しいのが4位以下の争いで、残り9分で甲山が5秒584で4番手につけるが、豊島里空斗(CSI.Racing ED)が残り7分30秒時点で5秒491で4番手に浮上。豊島は5月のSUGOでの第3戦第4戦で連続ポール・ツー・ウインという鮮烈なレースデビューを飾った逸材だが、ここもてぎでも速さを見せている。そしていったん順位を落としていた内田が5秒554で5番手に上がり甲山は6番手にドロップ。さらに残り5分で今度は内田のチームメイト池内が5秒537で5番手に。内田6番手、甲山7番手。

 池内はさらにタイムを詰めて残り3分で2分5秒025として4番手へポジションアップ。。内田も残り1分で自己ベストを更新して5番手。これで豊島が6番手へポジションダウン。

 20分が経過しチェッカードフラッグが振られる。最後のアタックでタイムを更新する選手はおらず、椎橋が4周目にマークした2分4秒508で第2戦以来のポールポジションを獲得。2番手中澤も5周目のベストタイムでフロントロウに並ぶ。以下池田と池内がセカンドロウに並び3列目には内田と豊島が続いた。

 2台が出場のジェントルマンクラスは全体12番手の安藤弘人(ZAPSPEED10VED)が2分6秒820でクラストップ、柴田泰知(ZAP SPEED RD10V ED)が0.726秒及ばす全体13位でクラス2番手につけた。

 先週の鈴鹿でスーパーFJレースデビューを飾った宮本りお(COMET RACING 10V)は初のもてぎで2分22秒184を出し、目標としていた予選通過ラインを上回り決勝に進出した。

 もてぎ/SUGOシリーズ第5戦決勝は午後2時55分コースイン予定。ここまで池田2連勝、豊島2連勝という流れにフロントロウの椎橋と中澤がストップをかけるか。シリーズ後半戦の行方が見えるか注目だ。

予選2位は中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

予選3位は池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)

予選4位は池内比悠(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

予選5位は内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

予選6位は豊島里空斗(C.S.I Racing ED)

宮本りお(COMET RACING 10V)は予選15位

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE


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