FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース6決勝 小川颯太がポール・トゥ・フィニッシュで今季3勝目を獲得

優勝した小川颯太(Bionic Jack Racing)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦レース6の決勝が6月10日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ。ポールポジションからスタートした小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)が序盤のバトルを制してトップを独走、今季3勝目をものにした。

 レース6決勝は午後2時より18周で行われた。天候は曇り。路面はドライだ。

スタート直後、リボルバーの立ち上がり

 スタートでポールの小川に予選2番手のリアム・シーツ(Sutekina Racing)が並びかけ、両者並走状態で1コーナーに飛び込み、そのままの状態で2コーナーに向かうが、小川はなんとかポジションを守って立ち上がっていった。

 その後方では予選4番手の奥住慈英(Buzz Racing)がスタートで無念のエンジンストール、最後尾に後退してレースを始めることに。5番手スタートの岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)はこれをかわして3番手スタートの金丸ユウ(Sutekina Racing)に挑みかかり、3位にジャンプアップ。金丸はダートに逃げて接触を回避するが、そのまま4位で岩澤を追う。

 更にその後方ではワン・ジョンウェイ(HELM MOTORSPORTS F111/3)がアトウッドでオーバーランするが、なんとかクルマを壊さずにコースに復帰した。

 2周目に入ると、小川を僅差で追っていたシーツが2コーナーで痛恨のオーバーラン、ここで4位にポジションを落とす。代わって岩澤が2位、金丸が3位に順位を上げた。

 トップの小川は5周目までにそのリードを2秒730に広げる。

 その後方ではスタートで最後尾に落ちた奥住がファステストラップを何度も更新しながら追い上げを開始、9周目には6位のワンの背後に迫ったが、10周目の2コーナーでワンをアウトから抜こうとしてコースをはみ出し、そのままピットに戻ってレースを終える。ワンもこのバトルでダメージを負ったのか、14周目にピットインしてそのままクルマを降りた。

 一方、トップの小川はその後も2位岩澤との差を着実に広げ、11周目にはその差を4秒521とする。金丸は更にその1秒4後方だ。

優勝は小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)

決勝2位は岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)

決勝3位は金丸ユウ(Sutekina Racing)

 15周終わって小川のリードは6秒284。一方岩澤と金丸の差はここにきて0秒789と接近してきた。

 結局小川颯太は一度もトップを明け渡さずに18周を走り切り、最後は2位の岩澤に7秒591の大差をつけてフィニッシュ。今季3勝目をものにした。2位は最後まで金丸を押さえ切った岩澤優吾、今大会から参戦した金丸ユウは今季初戦を3位表彰台で終えた。

 FRJ第3戦はこのあと、レース7決勝を明日の朝9時55分から、レース8決勝は午後2時55分から、いずれも18周で行われる。

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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