12月6日から二日間の日程で三重県の鈴鹿サーキットにおいて、全日本スーパーフォーミュラ選手権のエンジンメーカー・ルーキードライバーテストが行われた。
今シーズンを戦った16名のレギュラードライバーに加え、今季ヨーロピアンF3ランキング3位のマキシミアン・ギュンター(SUNOCO TEAM LEMANS)をはじめ、同じくヨーロピアンF3を経験したフェリックス・セラレス(SUNOCO TEAM LEMANS)、FIA F2に参戦していたラルフ・ホジュング(SUNOCO TEAM LEMANS)、元F1ドライバーのリオ・ハリアント(HONDA TEST CAR)、などのヨーロッパ勢に、今季GP3ランキング3位の福住仁嶺(TEAM MUGEN)、フォーミュラV8 3.5に参戦していた金丸ユウ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、今季の全日本F3選手権チャンピオン高星明誠(B-Max Racing team)、同じく全日本F3選手権からは大津弘樹(HONDA TEST CAR)、アレックス・パロウ(NAKAJIMA RACING)ら注目のルーキードライバーと、中山雄一、平川亮、ジェームス・ロシター、松下信治、佐々木大樹、などの経験者らも含めた計30名がテストに挑んだ。
この冬一番の寒気が流れ込み快晴ながらも冷たい風が吹く中、午前10時30分のセッション開始のタイミングでニック・キャシディからコースへ。スタートに手間取るルーキーも見られたが、各車が続々とコースイン。
ルーキードライバーでは、ギュンター、ホジュング、福住、高星、ハリアントらが初めてのスーパーフォーミュラをドライブした。
順調にセッションが進む中、残り30分となるタイミングで、ハリアントがダンロップコーナー出口でコースアウトし、車両回収の為に約10分間の赤旗中断となる。
再開後は各車タイムを詰め、中嶋大祐が1分36秒573でトップ、関口雄飛、野尻智紀、山本尚貴、アンドレ・ロッテラー、までがトップ5で午前のセッションを終えた。
お昼休みの90分のインターバルを挟んで午後2時から始まったセッションは、快晴の午前中とは違い西から雲が流れ込み、晴れたり曇ったりを繰り返す天候になった。
このセッションから中嶋大祐に代わりルーキードライバーのパロウが、ハリアントに代わり大津がコースインした。
開始から30分が経過する頃に山本がデグナー二つめの立体交差下でストップ、その赤旗中断を皮切りに3度の赤旗が提示されるセッションとなった。
セッション後半にはルーキードライバーのパロウが1分36秒036を出しトップタイムに。しかし残り10分を切るタイミングで数台がソフトタイヤに履き替えるなど、アタックラップに入っていくとレギュラードライバーが次々とタイムも塗り替え関口がコースレコードを上回る1分35秒717で午後及び総合でもトップタイムを記録した。
中嶋一貴、ロッテラー、パロウ、野尻までが午後及び総合でのトップ5となった。
このテストは明日7日も同じスケジュールで行われる。