鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第6戦鈴鹿公式予選 浦田裕喜がポールポジションでチャンピオンに向け好発進

 鈴鹿FJシリーズ最終第6戦は10日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、浦田裕喜(RISEONE-MYST KKSⅡ TODA)が2分12秒390でポールポジションを獲得した。

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 公式予選は午後3時5分より22人のドライバーが参加して20分間で行われた。

 序盤から中盤にかけトップ争いを演じたのはチャンピオンを狙う大井偉史(スキルスピード10V)と名取鉄平(INOKI M2 KK-S2制動屋)。大井がトップに立つと名取がそのタイムを更新するパターンで予選は中盤から終盤へと向かう。

 ところが、7周目には現在ポイントリーダーの浦田裕喜(RISEONE-MYST KKSⅡ TODA)が名取と大井の間に入って2位に浮上すると、最終周の9周目には2分12秒390をたたき出して、ポールポジションをもぎ取ることとなった。「クルマもエンジンも良かった。最後はスプーン2個目でミスをしましたが、トップでびっくり。ミスしたラインの方が速かったのかも」とまんざらでもない様子。チャンピオンに向け好発進となった。

 浦田対大井で第5戦まで進行してきた鈴鹿シリーズで予選2位に食い込んできたのは名取。名取は、鈴鹿レーシングスクール・フォーミュラでアドバンスに進み、この9月11日で16歳になり限定Aライセンスを取得したばかり。スーパーFJはもてぎシリーズでデビューし、いきなりポールポジション。S-FJは鈴鹿で3戦目だ。「朝の練習でマシンが壊れて予選から別のクルマに乗りました」というハンディを背負っての2位は立派と言うほかない。

 チャンピオンを狙う大井は予選を3位で終え窮地に立たされた。明日の決勝では浦田の前でゴールすることが最低条件。シリーズチャンピオンが決まる第6戦は午後1時55分より10周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


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