F4西日本シリーズは26日、岡山国際サーキットで第3戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした牧野任祐(DODIE制動屋ルーニーMYST・JSS)が15周・23分23秒043で優勝を飾った
第3戦決勝は灼熱の太陽が照りつける中、午前11時10分、フォーメーションラップが始まった。
上位陣は予選順位通りに1コーナーに向かう。トップは牧野任祐(DODIE制動屋ルーニーMYST・JSS)、2位に阪口晴南(サムテック丸三ミスト戸田パワー)、3位に金井亮忠(チームNATS・正義001)、4位に片山義章(Team EAGLE)と続く。
牧野は1周目に1秒4阪口を離してストレートに戻ってくると、2周目にはこのレースのファステストラップとなる1分32秒766を出し、2位以下を徐々に引き離しにかかる。折り返しの7周目には2位の阪口を3秒1離すと危なげないレース運びで最終的には5秒0差で開幕からの連勝を3と伸ばした。
初の4輪レースとなるスタンディングスタートを無難に決め2位でレースを始めた阪口は、序盤牧野より0秒2ほど遅いタイムを刻みつつ追走するが「前半がんばり過ぎてタイヤがたれてしまった」と、終盤には大きく遅れることとなった。しかし「ロングでのタイヤの使い方とかがわからなかったので勉強になりました」とそれでも収穫はあったようだ。
序盤3位に付けていた金井は徐々に片山に迫られることとなった。3周目に1秒を切り、ドッグファイトを続けていたが、ついに7周目のヘアピンで片山が金井を攻略、3位に上がった。
片山は2位の阪口より0秒2速いタイムで追走するが、3位に上がった時点での4秒5の差は大きく、終盤には「集中力が切れた」とそのままの3位でゴール。しかし初のF4レースで表彰台をものにした。
第4戦は本日26日、午後3時50分より15周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Hiroyuki MINAMI