SUPER GT

SGT:SUPER GTとDTMが2014年より車両規則を統一することに合意(GTAプレスリリース)

SUPER GT のシリーズプロモーターである株式会社 GT アソシエイション(GTA)と Deutsche TourenwagenMasters(DTM)の運営団体であるInternationaleTourenwagen-Rennene.V(. ITR) は、2014 年以降の SUPER GT クラスI(GT500)と DTM の車両規則を、基本的に統一することに合意した。

当車両規則の統一に関する協議は、2010 年 1 月以降、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)と ドイツの ITR、Deutscher Motor Sport Bund e. V.(DMSB)との間で協議がスタートしたもので、 本年 1 月より SUPER GT のシリーズプロモーターである GTA が JAF から調整業務を引き継ぎ、 2014 年の車両規則制定に向け、交渉を進めていたものである。

DTM は、Deutsche Tourenwagen Meisterschaft として 1984 年にスタートした選手権で、当初 はグループ A 規定、その後は FIA クラス 1 規定によって開催された。

1996 年からは ITC(International Touringcar Championship)も開催されたが、同年をもって 一時終了。

2000 年から新生 DTM(Deutsche Tourenwagen Masters)として再スタートが切られた。現在 は市販車をベースとした〝4lV8 エンジン・2 ドア・後輪駆動〟というパッケージのツーリングカ ーで争われるレースとなっており、本年はアウディ、BMW、メルセデス・ベンツの車両が参戦し、 ドイツ他 5 ヶ国で年間 12 戦が開催されている。

今回の合意により、この車両規則に則って製作された車両は、2014 年以降 SUPER GT クラスI (GT500)と DTM の双方のシリーズへの参加が可能となり、両シリーズのさらなる発展に寄与す るものと考える。

【Hans Werner Aufrecht (ハンス ヴェルナー アウフレヒト) ITR President】
今日は我々全員にとって、そして特にモータースポーツにとって特別な日である。新しい技術規則に基づく GTA と ITR との提携によって、夢が現実のものとなったのだ。 このプロジェクトの実現は、アウディ、BMW、メルセデスベンツ、トヨタ、ニッサン、ホンダという参入しているマニュファクチャラー各社、および DMSB と JAF という統括団体の協力 なしには、成し得なかっただろう。
 モータースポーツの歴史の中でも画期的なこの出来事が、コストの劇的な低減に寄与するだけでなく、安全性の向上、そして特にマニュファクチャラーとチームに等しくチャンスが与えられ、世界中の何百万ものファンの目を引きつけて離さないレースの創出へとつながるものと、我々は信じている。
坂東氏と GTA ならびに JAF に対して、ここに至るまでのご尽力とご支援に、私から個人的 にお礼を申し上げたい。
2014 年のシーズン開幕が今から待ち遠しく、このパワフルな提携が導く、今後の可能性が楽し みである。

【坂東正明 GTA 代表取締役】
DTM の運営団体である ITR から、我々GTA が規則統一の提案を受けたのは、2009 年 SUPER GT 最終戦開催中のツインリンクもてぎでのことだった。以来、JAF を中心に協議が重ねられてきた。
今年からは、我々GTA がプロモーターとして、ITR との調整業務を引き継ぎ、ようやく合意に 至った。本日、ここにその発表のはこびとなったことを、心からよろこんでいる。
DTM に代表されるとおり、モータースポーツ発祥の地であるヨーロッパでは、そこに参画す る自動車メーカーが、レースを自社製品のマーケティング、プロモーションのツールとして活用 している。ITR とのコラボレーションによって、日本のメーカー各社が、このヨーロッパ方式を 一層強く意識され、それを実行できる体制を作られることを、我々GTA は期待している。
また、コストの低減とともに国内 3 メーカーが協力し、日本のものづくり、産業を発展させる 上で、DTM から学ぶことは少なくないと思われる。
その一方で、GT500、GT300 というふたつのクラスに、数多くのメーカーの数多くの車種が参 加し、さらにタイヤメーカーも 5 社がチャンピオンを競うという、世界でも有数の魅力を持つ SUPER GT が、DTM にもたらす好影響も少なくないだろう。
ヨーロッパの DTM とアジアの SUPER GT が、今後さらに協力関係を深めれば、両シリーズの交流戦開催など、世界中のファンの皆様によろこんでいただける、様々な展開も現実のものとなるだろう。 この合意に至るまでの、アウフレヒト氏と ITR、ならびにDMSB のご尽力に重ねて感謝する。

以上

GTアソシエイション


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