2009オートバックススーパーGT第6戦、「PokkaGTサマースペシャル」
はスタートから3分の1の周回数となる44周を消化した。
現在のトップはポールシッターの#35KRAFT SC430(石浦宏明/大嶋和也組)、2番手には#3HASEMI TOMICA
EBBRO GT-R(ロニー・クインタレッリ/安田裕信組)、3番手には#6エネオスSC430(伊藤大輔/ビヨン・
ビルドハイム)がつけている。
GT300クラスは現在#11ジムゲイナーF430(田中哲也/平中克幸組)がトップを快走している。
決勝レースは午後3時にスタート。
スタート進行の途中から時折雨がぱらついてきたものの、全車スリックタイヤで走行を開始した。
幸い雨は強まることはなく、ここまではドライコンディションのままレースが進行している。
GT500クラスはポールシッターの#35KRAFT SCが序盤からトップを快走。
一時2番手の#3ハセミGT-Rに0.4秒差まで詰め寄られるが、
何とか凌ぎきってトップのまま28周終わりで1回目のピットストップを追え、石浦から大嶋にチェンジして走行、
全車がピットストップを終えた35周目に再びトップに返り咲いて2位に11秒差をつけて走行している。
2番手は、
序盤から#3ハセミGT-Rを駆るクインタレッリと#6エネオスSCを駆るビルドハイムとの間でドッグファイトが展開されたものの、
周回遅れが絡むにつれて両者の差は徐々に開き始めた。
そして30周前後から始まった各車のルーティンストップの間隙を縫って一時#8ARTA
NSXが33周目にピットストップを終えた直後に一時3号車の前に躍り出るが、8号車は41周目のシケインで痛恨のオーバーラン、
ここで一気に3号車と6号車の先行を許し、4位に交代している。ドライバーはスタートがラルフ・ファーマン、
2スティント目を伊沢拓也が担当していた。
また、今回で引退を表明している金石勝智をドライバーに迎えた#17ケーヒンNSXは、クラス最後尾からのスタートながら、 最初のピットストップをリヤ2本交換で済ませ、アウトラップから2番手の塚越広大がハイペースで飛ばしたことが功を奏し、 現在6番手まで浮上している。
なお、#32エプソンNSXは10周目に#808初音ミクBMW Z4との接触によりS字コーナーでコースアウト、
これがもとでエンジントラブルに見舞われて12周でリタイヤしている。
なお、接触した808号車に対してはドライビングスルーペナルティが課せられている。
GT300クラスは序盤から荒れに荒れた。
オープニングラップこそ#81ダイシンフェラーリがホールショットを奪ったものの、
ストレートスピードに勝る#26タイサンポルシェがスタートで2位に浮上、
3周目の1コーナーでは早くもダイシンを捕らえてクラストップに躍り出る。
しかし26号車は5周目に右リヤタイヤのバーストにより突如スローダウン。
場所がダンロップコーナーだったためピットに辿り着くまでに大きく遅れ、一気にトップから4周遅れとなってしまった。
その後も26号車は立て続けにリヤタイヤのバーストに見舞われており、上位進出はほぼ絶望的だ。
これでトップに返り咲いたダイシンフェラーリだったが、今度は#5マッハ号の追撃を受け、
23周目の130Rでアウトから抜かれてしまう。
しかしその5号車も、27周終わりで行ったピットストップの際にエンジンが再始動せず、いまだにガレージで修復作業を行っている。
変わってトップに立ったのは、予選2番手からスタートの#11ジムゲイナーF430だ。
マッハ号に続いてダイシンをスタートドライバーの平中克幸が攻略し、34周終わりで最初のピットストップを消化、
現在田中哲也がドライブしている。
なお今回3回のピットストップが義務付けられていることに対し、GT300クラスではエンジン停止のみのストップ・アンド・
ゴーや給油のみのスプラッシュ・アンド・ゴーで作業時間の大幅短縮を目論んだチームがいくつかみられている。
#2紫電は3周終わりで8秒間の給油のみを敢行、
#74カローラアクシオは9周目にエンジン停止のみで一切の作業を行わずにコースに戻っている。
また、#19ウェッズスポーツIS350は28周目のピットストップをリヤタイヤ2本交換のみで済ませている。