スーパー耐久

S耐:第5戦岡山決勝 エクセディH.I.S.イングスZがST3クラス4勝目! (NISMO)

「ENDLESS ADVAN Z」は総合3位表彰台に

 S耐第5戦は岡山国際サーキットで500kmレースとして開催され、ST3クラスで#333「エクセディH.I.S.イングスZ」(前嶋秀司/佐々木雅弘)が今季4勝目を飾った。またST1クラスでは#1「ENDLESS ADVAN Z」(青木孝行/藤井誠暢)が総合3位表彰台を獲得。初のポールポジションを獲得した#10「Cenote ADVAN Z」(田中哲也/星野一樹/岡本武之)は4位だった。

 7日、13時25分に135周の決勝レースがスタートした。ST3クラス3位の#333 Z佐々木は7周目のアトウッドカーブの立ち上がりで、クラスポールの#39 NSXを捕らえるとクラストップに浮上し、その差をじわじわと広げていった。その後は#78 RX-7に追い詰められるもポジションを譲らず52周目にピットインした。前嶋は2位#777 ZのDRAGONとの差を15秒から37秒まで広げ独走状態に。#777 Zは86周目に左のドライブシャフトのブーツが破れて緊急ピットインすることになった。

 101周で#333 Zが2回目のピットインをして佐々木に交代。2位#39 NSXとの差は9秒にまで縮まったが、ここからフレッシュタイヤでリードを広げ、その後は10秒以上の差を保ちながらチェッカー。前回十勝で優勝を逃したものの、今季5戦で4勝目を挙げることになった。

 スシュコから長島、小松へつないだ#15 Zは表彰台まであと一歩の4位でゴール。#113 Zの伊橋は序盤#15 Zとの接触もあったが、間のスティントで堤を挟み5位チェッカー。池上、高見沢、輿水とリレーした#19 Zは9位。#777 Zは最後のスティントで吉田がマイクナイトコーナーのオイルに乗ってコースアウトしたが、修復して10位でチェッカーを受けた。

 ST1クラスでは、#10 Zの田中が#28 BMW Z4との無理なバトルを避けるため、BMW Z4を先行させ、タイヤを温存しつつ2位キープの走りを続けた。やがてここに今回から参戦した#5ポルシェ911 GT3(997)とのバトルにケリをつけた3位の#1 Z青木が追いつき、2台のZはテールtoノーズのバトルに。47周でトップの#28 BMW Z4がピットインすると、#10 Zは暫定トップに浮上した。50周で#10 Zが先にピットインしたが、ピットアウトする際にエンジンがかからず少々タイムロス。これで#1 Zが暫定トップへ。

 #1 Zは最初の2つのスティントを長めにして最後のピットイン時にタイヤ無交換を選択できる作戦を採用。2回目のスティントでは#10 Zの星野と#1 Zの藤井が息詰まるテールtoノーズのバトルを演じて場内のファンを沸かせたが、星野は94周目にピットインして田中に交代。クールスーツが効かずドリンクも飲めなかった星野は熱中症で倒れるほど疲労していた。2位走行中の#1 Zは114周目に最後のピットインをして左側のタイヤ2本だけを交換する作戦に出たが、アウトラップに#50 BMW Z4にかわされて3位へ。そのまま#1 Zは3位、#10 Zは4位でレースを終えた。

 なお10月3~5日に韓国・太白で予定されていたオールスター大会はシリーズ戦から除外となることが大会前に発表されている。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO



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