全日本GT選手権

JGTC第3戦SUGO 決勝 ホンダリリース


2位を獲得した#100 RAYBRIG NSX(加藤寛規/光貞秀俊組)の表彰台(C)Honda

      2002 AUTOBACS 全日本GT選手権シリーズ第3戦 "SUGO GT CHAMPIONSHIP"
                              <決勝>

                  NSX-GTが2・3位表彰台を獲得!!
               RAYBRIG NSX(加藤寛規/光貞秀俊 組)2位
               無限NSX(伊藤大輔/D・シュワガー 組)3位

■開催日---------------:2002年5月25日(土)~26日(日)
■開催地---------------:スポーツランドSUGO(宮城県)<全長3.704km>
■決勝レース------------:81周(約300.6km)
■天 候----------------:晴れ
■気 温/湿 度----------:18℃/57%(26日15:00現在)
■コースコンディション-----:ドライ
■観客数        :48,500人(主催者発表)

5月26日(日)、宮城県・スポーツランドSUGOにおいて2002年全日本GT選
手権シリーズ(JGTC)第3戦「SUGO GT CHAMPIONSHIP」の決勝レースが行われた。

レースは、セーフティーカーが4回も導入される波乱の展開となったが、予選9番
手からスタートした加藤寛規/光貞秀俊 組(RAYBRIG NSX)が今シーズン最上位と
なる2位、続いて伊藤大輔/ドミニク・シュワガー 組(無限 NSX)が3位でチェッ
カーを受け、Honda NSX-GTが2・3位表彰台を獲得した。
この結果、無限×童夢プロジェクトはチャンピオンシップポイントのチーム部門に
おいて合計42ポイントとなり、ランキングトップに浮上した。

ポールポジションからスタートした土屋圭市/金石勝智 組(ARTA NSX)は、レース
序盤をトップでリードするものの、他車のクラッシュにより、コースに飛散した破
片を不運にもひろってしまい、リアタイヤがパンク、ピットインを余儀なくされ、
13位でチェッカーを受けた。
セバスチャン・フィリップ/リチャード・ライアン 組(TAKATA 童夢 NSX)は、他車
との接触のためフロントサスペンションにトラブルを抱えて緊急ピットインし、G
T500クラス16位(総合18位)。
予選3番手からスタートし、果敢にトップ争いを繰り広げた松田次生/ラルフ・フ
ァーマン 組(Mobil 1 NSX)はマシントラブルで34周目にリタイアとなった。

●Honda NSX出場チームと戦績(GT500クラス)
No.--マシン名--エントラント名-監 督-------ドライバー------H・W--予選-決勝
 16-無限 NSX---無限×童夢プロジェクト
                              熊倉 淳一-伊藤大輔 D.シュワガー-40-10位- 3位
 18-TAKATA 童夢 NSX------------------S.フィリップ R.ライアン--30--5位-16位
  8-ARTA NSX---AUTOBACS RACINGTEAM AGURI
                          鈴木亜久里--土屋圭市 金石勝智-----------P.P-13位
 64-Mobil 1 NSX--Mobil 1 Nakajima Racing
                          中嶋 悟-----松田次生 R.ファーマン---50-3位-リタイア
100-RAYBRIG NSX---チーム国光with MOONCRAFT
                          高橋国光----加藤寛規 光貞秀俊-----------9位--2位
--------------------------------------------------------------------------
※タイヤ=全車ブリヂストン H・W=ハンディウェイト(kg)


○永長 真(Shin Nagaosa)NSX-GT開発プロジェクトリーダー
 このところ、各車のセッティングが決まってきており、どのチームもトップに立
つポテンシャルを持つようになりました。昨日の予選で、驚異的なレコードタイム
を記録したARTA NSXが、不運なアクシデントで後退した後も、NSX各車が次から次へ
とトップ争いを繰り広げてくれたことは、その現れだと思います。
我々としては、この状態をいつまでも維持することがチャンピオンシップをねらう
ための責務だと感じておりますので、今後とも更に頑張りたいと思います。ご声援
を宜しくお願いいたします。

2位 #100 RAYBRIG NSX
○高橋 国光(Kunimitsu Takahashi) チーム国光 with MOONCRAFT 監督
昨シーズンは、思ったような結果を残せずにいたので、この結果には非常に満足し
ています。今シーズンは何としても完走する事を第一に考えて戦っています。現在、
我々のチームワークはとても良いので、この先のレースが本当に楽しみです。少し
欲張りになってきましたが、表彰台の一番上をねらいたくなってきました。様々な
関係者の皆様がHonda NSXを愛し、更に良くしようと努力してくださっていることを、
本当に心強く感じています。これからは、着実にポイントを獲得し、チャンピオン
を狙っていきたいと思いますので応援を宜しくお願いします。

○加藤 寛規(Hiroki Kato)選手
今大会からNSX-GTの4・5速のピックアップが良くなったので、戦闘力が非常に上
がりました。レース序盤は、慎重に走ってチームオーダーどおり、早めのドライバ
ー交代を実行したのですが、それが上手くいきました。交代後に2回目のセーフテ
ィーカーが入ったことにより、2位にまでポジションを上げることができました。
ようやくクルマのセッティングが決まってきたので、今後が楽しみです。セッティ
ングの方向性が決まると少々のハンディウェイトを積んでも対処はできます。期待
していてください。

○光貞 秀俊(Hidetoshi Mitsusada)選手
加藤さんからドライバー交代し走り出してすぐに、好タイムを連発できたことが良
かったです。2位まで上がってから、トップが見えたので絶対に抜いてやろうと頑
張ったのですが、逆にコースアウトをして順位を落としてしまいました。ちょっと
行き過ぎました。でも、最後まで前のクルマと同じペースで走ることができたので、
好結果が生まれたと思います。「運も実力のうち」と言いますが、良い走りをして
いないと運が良くても結果は出ませんから。
これからは、チャンピオン争いに加わっていけるよう頑張りたいです。我々のチー
ムは、まだ一度も大きなトラブルを出していないので、着実にポイントをねらうレ
ースでは本当に心強いですよ。

(決勝結果は省略させていただきました)

GT500クラス
■ドライバーズランキング(暫定)
順位-No.---ドライバー----------ポイント-
1----6----脇阪寿一/飯田 章--------37
2----16---伊藤大輔/D・シュワガー---34
3----1----竹内浩典/立川祐路--------32
4----100--光貞秀俊-----------------26
5----64---松田次生/R・ファーマン---23
6----100--加藤寛規-----------------18
7----18---S・フィリップ/R・ライアン17
8----23---影山正美/E・コマス-------16
9----8----土屋圭市/金石勝智--------16
10---39---J・デュフォア/織戸 学---13
※11位以下略

GT500クラス
■チームランキング(暫定)
順位-No.---チーム----------------ポイント-
1----16,18-無限×童夢プロジェクト----42
2----6----ESSO TOYOTA Team Le Mans---37
3----1,33--TOYOTA TEAM CERUMO--------34
4----100--チーム国光 with MOON CRAFT-26
5----64---Mobil 1 NAKAJIMA RACING----23
6----22,23-NISMO---------------------16
7----8----AUTOBACS RACING TEAM AGURI-16
8----39---TOYOTA TEAM SARD-----------13
9----36,37-TOYOTA TEAM TOM'S---------13
10---76---HITOTSUYAMA RACING---------11
※11位以下略

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