全日本GT選手権

GTインサイドレポート 00Rd.1/2

■ 2000 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ Round 1 MOTEGI GT CHAMPIONSHIP RACE                     FMOTOR4 EDITION
  Qualify REPORT         予 選           2000/04/01
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2000AUTOBACS CUP GTC開幕戦もてぎ(04/01,02)

No.18 TAKATA童夢NSXがパーフェクト・ポール!
2年連続で開幕戦をトップからスタート
GT300はNo.26 シェルタイサンアドバンGT3Rがハードアタックで逆転ポールに


 4月1日、栃木県・ツインリンクもてぎで2000年AUTOBACS CUP全日本GT選手権開幕
戦MOTEGI GT CHAMPION RACEの公式予選が行われた。

 予選1回目は定刻通り10時55分からスタート。予選時間は1時間で、20分ずつ3つ
のセッションに分けられ、GT500占有、GT300占有、両クラス混走の順に行われる。も
てぎの天気は晴れ。気温は13度、路面温度24度。日差しは暖かいもののやや強い北西
の風が冷たい。
 まず20分間のGT500占有セッションでは、No.1 ロックタイト・ゼクセルGT-Rと
No.16 Castrol無限NSX、No.18 TAKATA童夢NSXのトップ争いとなる。この中でNo.18 
TAKATA童夢NSXがこの占有セッションの終了直前に1分47秒776と昨年のコースレコー
ド(1'48.374)を約コンマ6秒縮めるタイムで、トップを決めた。この後、GT300との
混走セッションでもこのタイムを上回るものは出ずに、暫定のポールポジションを決
めた。
 続いてGT300占有セッションの20分間が行われた。ここでは、ポルシェGT3RのNo.26 
シェルタイサンアドバンGT3RとNo.911 ナインテンアドバンポルシェにNo.7 RE雨宮マ
ツモトキヨシRX7、No.19 ウェッズスポーツセリカが絡んでトップタイムを争う形と
なった。この中で、No.910 ナインテンアドバンポルシェが1分57秒280とこちらも昨
年のGT300レコード(1'57.485)を更新するタイムでトップに立つ。No.19 ウェッズス
ポーツセリカも57秒610まで迫るがわずかに及ばず、占有セッションでもトップタイ
ムを更新するものは現れずに、No.910 ナインテンアドバンポルシェのGT300暫定ポー
ルが決まった。
 なお、昨日の練習走行中にクラッシュしたNo.2 カストロール・ニスモGT-Rは、ま
だマシンの修復が間に合わず、この予選1回目は出走できなかった。



 予選2回目は、前に行われたサポートレースの遅れで5分遅れの15時5分から1時
間で行われた。午後も午前に続き好天に恵まれ、気温は16度まで上がり、路面温度も
26度となった。
 GT500占有セッションがスタートすると、午前トップタイムのNo.18 TAKATA童夢NSX
(脇阪寿一)が開始10分弱で1分48秒383の好タイムでトップに立つ。続く2番手に
は、このレースウィーク少し出遅れているNo.36 カストロール・トムス・スープラ
(土屋武士)が1分49秒448で入ってくる。だがセッション中盤を過ぎるとNo.12 カ
ルソニックスカイライン(本山哲)、No.30 綜警McLarenGTR(岡田秀樹)が49秒台前
半に2、3番手に入ってくる。15分経過時点でNo.100 RAYBRIG NSX(飯田章)が48秒
574で2番手にジャンプ。そして、ミッショントラブルで走行スタートが遅れたNo.16 
Castrol無限NSX(道上龍)も48秒824で3番手とNSXが上位を独占。これにNo.12 カル
ソニックスカイラインが49秒075で4番手、続いてNo.30 綜警McLarenGTRが続く。
 そして、占有セッションのラスト1分で、No.16 Castrol無限は48秒442へとタイム
アップして2番手と順位を入れ替え、そして最後のアタックでNo.18 TAKATA童夢NSX
が1分46秒976と、午前に宣言した通り46秒台に突入してトップを確実にした。この
後、混走のセッションでこのタイムに届くマシンはなく、これでNo.18 TAKATA童夢
NSXの2年連続の開幕戦ポールポジションが決定した。
 スープラでは、No.38 FK/マッシモセルモスープラ(立川祐路)が49秒371の7番手
が最上位だった。午前2番手だったNo.1 ロックタイト・ゼクセルGT-Rは、この2回
目は決勝想定の走行に徹し、1分49秒864で13番手に留まった。
 続いて行われたGT300占有セッションでは、No.26 シェルタイサンアドバン(松田
秀士)GT3Rが精力的にアタックを掛け、これにNo.81 ダイシンシルビア(青木孝行)
が絡む。一時は1分57秒393でトップに立ったNo.81 ダイシンだったが、終盤にNo.26 
シェルタイサンアドバンGT3Rと、GT3RのNo.910 ナインテンアドバンポルシェ(余郷
敦)がグッとタイムを上げ、1、2番手に。No.26 シェルタイサンアドバンGT3Rは1
分56秒733というただ1台56秒台に入れる走りを見せた。この後このタイムを上回る
ものは現れず、GT300のポールポジションを確定した。

 なお、昨日のクラッシュで午前の走行をキャンセルしたNo.2 カストロール・ニス
モGT-Rは、2回目の混走セッションでようやく走行を開始。クルムが1分50秒242を
出して15番手となった。



ポールポジション
No.18 TAKATA童夢NSX
脇阪寿一 1'46.968(コースレコード)
「普通に乗ったら、普通のタイムが出た。予想通りです。去年のクルマはピーキーだ
ったんやけど、今年のクルマは幅が拡がったんで、無理が利くんです」
金石勝智「決勝は、寿一が1周1秒ずつ離してくれるから、ボクに代わるまでに30秒
は離してくれるでしょう。(脇阪「え、ボクが先ですか」)うん、今決めた(笑)」

GT300ポールポジション
No.26 シェルタイサンアドバンGT3R
松田秀士 1'56.733(コースレコード)
「今日は気合いが入っていました。というのは、チームオーナーがあさって55回目の
誕生日なんです。なんとかポールポジションが獲れたって感じです」
福山英朗「今日のポールは芸術的でしたね。ポールを獲られたセカンド(ドライバー)
の気持ちがよぉくわかりました(笑)。しかしポルシェは難しいです。まだ手に馴染
んでいませんね」


以上
                       GTアソシエイション事務局
                        GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =


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