Formula Nippon

FN:第9戦鈴鹿予選2回目 松田が今季初PP!!

2006全日本選手権フォーミュラニッポン第9戦鈴鹿の公式予選2回目は、#20松田次生(mobilecast TEAM IMPUL)が会心のアタックで1分42秒133のレコードタイムを叩き出し、午前中トップの小暮卓史を大幅に上回って今季初のポールポジションを獲得することとなった。

061118_02a 公式予選2回目は午後3時15分から開始された。
気温は午前中より更に下がり、空もどんよりと曇ってきたが、最後まで雨は降らず、終始ドライコンディションでの走行となった。

午前中トラブルのためにタイム計測が出来なかった井出有治を先頭に各車一斉にコースイン。まずはユーズドタイヤでの走行となったが、午前中トップタイムの小暮だけはピットで待機する作戦に出た。

結局、セッション前半でタイムアップを果たしたのは、午前中コースアウトのために2セット目のアタックが出来なかったロイック・デュバルと、今ひとつタイムの伸びていなかった道上龍のみ。道上は総合15番手までポジションアップできたが、デュバルの順位は11番手で変わらず。
ノータイムだった井出は最初のアタックで44秒479を出し、チームメイトのビルドハイムを上回る総合14番手につけた。

開始から23分が経過したところで漸く小暮がコースイン。
まずはブレーキに熱を入れるためにユーズドタイヤで走行し、続いて3セット目のニュータイヤを投入するが、タイムは42秒745と、午前中よりもコンマ3秒遅いタイム。
セッション開始前に施したセッティング変更が裏目に出てしまった。

この間に3セット目のニュータイヤを投入したインパル勢の本山哲が42秒548、松田次生は42秒422を記録、松田は午前中の小暮のタイムを上回って総合トップに立った。

このため、小暮は4セット目のアタックを前にセッティングを元に戻すこととなったが、このためにコースに出て行った時点で残り時間はすでに7分を切っており、小暮はトラフィックにも捕まって完全にアタックのタイミングをはずしてしまった。

一方のインパル勢は、松田が残り3分を切ったところで渾身のアタックを敢行、41秒台すら視野に入ろうかというペースで東コースを走り抜けていく。
結局セクター4が思ったほど延びず、41秒台には届かなかったが、タイムは42秒133と後続を引き離すには充分なレコードタイムで、今季初のポールポジションを最終戦でもぎとった。
2番手には42秒361を出した本山。小暮は3番手に終わったが、本山は前戦もてぎでエンジンブローに見舞われ、最終戦を前にエンジン換装を行っているため、10グリッド降格が決まっており、明日の決勝は小暮2番手、ブノワ・トレルイエが3番手スタートとなり、本山は12番手グリッドから上位を狙うこととなる。

第9戦決勝は明日午後2時5分より、51周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo:FMOTOR



トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース