2004全日本GT選手権 第5戦 「もてぎGTチャンピオンレース」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■開催月日:2004年9月4-5日 ■開催場所:ツインリンクもてぎ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇ クスコスバルADVANインプレッサ、惜しくも表彰台を逃す JGTC第5戦は9月4~5日に栃木県ツインリンクもてぎにおいて開催され、小林且雄/ 谷川達也組の#77クスコスバルADVANインプレッサは予選15位からスタートし、11 位で完走した。後半は3位までポジションアップし表彰台が期待されたが、残念な がらトラブルのためにコースアウトを喫し、大きくポジションを落とす結果に終わっ た。 予選が行われる4日は午後の天気が崩れるとの予報もあり、早めにタイムをマーク しておく必要があった。10時20分からの予選1回目は、曇りで気温は25℃前後。#77 インプレッサの谷川は、インプレッサのセッティングを確認しながらタイムアタッ クを行うが、1分56秒416で13位にとどまった。午後に行われた予選2回目、#77イン プレッサにトラブルが発生したこともあり、タイムアップならず午前と午後の総合 では15位というポジションになった。 5日は前夜からの雨が残り、どんよりとした雲がかかり雨もポツポツと降ったり止 んだりの不安定な天候となった。スタートドライバーの谷川はヘアピンでの混乱も 避けて1周目を13位で戻ってきた。さらに2周目に9位に順位を上げ、6周目に8位、8 周目に7位、10周目に6位、15周目には5位と驚異的なポジションアップを果たして SUBARUファンを喜ばせた。谷川はひとつポジションを落とした6位で23周目に小林 にバトンタッチ。小林は36周目には7位、38周目には5位、そして全車のルーティー ンピットが終了した46周目にはなんと3位までポジションアップを果たした。 しかし、小林はコクピットでインプレッサと格闘中だった。小林に交代して4~5周 目あたりからシーケンシャルシフトのレバーが調子悪く、引っ張って行うシフトアッ プは正常に行われるものの、レバーを押して行うシフトダウンがしづらく、それで も何とかラップタイムを落とすことなく周回していた。 レースの終盤、残り10周あたりとなった49周目のダウンヒルストレートを過ぎた90 度コーナーで、小林はシフトミスを喫してタイヤがロック。 そのままスピンしてコースアウトしてサンドトラップに捕まってしまった。 車両は何とかコース復帰したが11位でゴール、表彰台は逃したが、完走を果たした。 ■決勝結果:GT300クラス Pos. No. Driver Car Name Time/Diff 1 #43 新田守男/高木真一 ARTA Garaiya 2:05'21.952 2 #16 山野哲也/八木宏之 M-TEC NSX +24.052 3 #10 田中哲也/余郷 敦 JIM Gainer アドバンF360 +1'01.787 4 #81 柳田真孝/尾本直史 シーウエストダイシンアドバンZ 1Lap 5 #5 玉中哲二/三船 剛 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R 1Lap 6 #30 佐々木孝太/後藤 聡 RECKLESS MR-S 1Lap 7 #9 清水 剛/細川慎弥 ADVAN K-STADIUM MT 1Lap 8 #52 竹内浩典/西澤誠剛 プロジェクトμ太陽石油セリカ 1Lap 9 #112Guts城内/澤 圭太 ARKTECH ADVAN GT3 1Lap 10 #51 加藤正将/筒井克彦 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア 2Laps 11 #77 小林且雄/谷川達也 クスコスバルADVANインプレッサ 2Laps ◆スバルモータースポーツの詳細は、[スバルモータースポーツマガジン]をご覧下さい。