F4日本一決定戦

JAF-F4:日本一決定戦鈴鹿決勝 日本一の称号は加藤智の手に 独走の元嶋成弥はトラブルに泣く

日本一決定戦: 10周の決勝がスタートした

 JAF-F4日本一決定戦は12日、鈴鹿サーキットで最終のレースを行い、加藤智(FEEL・TAKE FIRST)が優勝。日本一の称号を手にした。

 最終レースは午後1時35分にフォーメーションラップが始まった。午前中、快晴だった空には雲が広がってきたが、この時期にしては暖かい。黒沼聖那(ファーストガレージ&Sウインズ)が出走を取りやめたため、F4協会が制定するグランドチャンピオンには決勝を待たずして、ハンマー伊澤(令和雪合戦ハンマーR☆ハヤテ)が獲得することになった。

日本一決定戦: オープニングラップ1コーナーのトップ争い

 スタートでは予選2位の加藤智(FEEL・TAKE FIRST)の蹴り出しが良く、ポールポジションの元嶋成弥(Kデンタルオフィス★MYST)に並びかけるが、元嶋は1コーナーでアウトからかぶせポジションを守った。2位には加藤、3位には伊澤、以下予選順位のまま、4位・金井亮忠(チームNATS・正義・001)、5位・鈴木智之(テイクファースト★C72制動屋)、6位・早坂公希(CMSルノー)と続く。

 元嶋は1周目に2位以下を1秒4離すと、その後も1~2秒速いペースで後続を突き放していく。

 2位には加藤。3~5位の伊澤、金井、鈴木は1秒前後の差で3位争いを繰り広げていたが、やがて鈴木が遅れだし、伊澤、金井の2台が加藤に接近。5周目以降は、加藤、伊澤、金井の2位争いとなった。

 7周目には伊澤が加藤をパスして2位に上がるが、この周、伊澤のシフトがスタック。シフトチェンジできなくなり、スローダウン。その後ピットに入ってリタイアした。

 さらに7周目には2位以下を11秒離して独走態勢を築いていた元嶋のマシンの油温が突然上昇。エンジンがパワーダウンしたため、たまらずピットイン。ここでリタイアすることとなった。

 これでトップに立ったのは加藤。このまま逃げ切り優勝を飾り日本一の称号を手にした。2位には金井が、3位には鈴木が、4位には早坂が入った。

 最後尾スタートのヒロボンは前車を次々とパスして5位まで順位をアップしてゴールを迎えた。6位には米谷浩(KK・ヨネタニ)が入った。

日本一決定戦: 優勝は加藤智(FEEL・TAKE FIRST)

日本一決定戦: 決勝2位は金井亮忠(チームNATS・正義・001)

日本一決定戦: 決勝3位は鈴木智之(テイクファースト★C72制動屋)

日本一決定戦: 日本一に輝き手を上げる加藤智(FEEL・TAKE FIRST)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI


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