INFO 95-001 平成7年3月13日 「’95JTCCラウンド1」 レース速報 (株)マツダスピードは、平成7年3月11日(土)・12日(日)、富士スピ ードウェイ(静岡県駿東郡、1周:4.47㎞)で行われた「’95全日本ツ ーリングカー選手権レース(JTCC)ラウンド1」に、1台のランティスを 出場させた。レース結果は以下の通りである。 【カーNo.6 YTRwithマツダスピード】 ドライバー:寺田陽次朗 今回のレースに出場したマシンは、昨年出場した車両に対して、エンジント ルクと出力の高性能化、新空力規定に即したフロントスポイラー、アンダーパ ネル、リアウィングの装着、ダンロップからミシュランタイヤへの変更などに より戦闘力の向上が図られている。公式予選では、合計15周走行したが、強 風などの気象条件により、レースの2週間前に行われたタイヤテストでのベス トタイムには1秒及ばず、1’39”482で28台中22番手であった。 決勝当日のフリー走行では、1’38”904のタイムを出した。しかし、 15周目の第1コーナーの手前のブレーキングで突然リアが流れ、右のフロン トとリアをコンクリートウォールにヒットした。右フロントのブレーキロータ ーの破損によるものであった。このクラッシュで、フロントとリアのアームと アップライト、フロントのブレーキローターとキャリパーの交換を余儀なくさ れる。これにより、第1戦のスターティンググリッドには間に合わず、レース 9周目に1周のチェック走行を行っただけでピットに戻ることとなった。クラ ッシュの衝撃でシートにクラックが発生しており、修復作業を行うためにリタ イヤとなった。 第2戦は、25台中24番手からスタートし、寺田の好スタートと先行車の スピンなどにより、1周目は19位で通過した。2周目には18位、16周目 には15位まで追い上げたが、サスペンションのダメージによる強いアンダー ステアのためタイムが上がらず、15位でのフィニッシュとなった。 【レース結果】 参加28台 ■公式予選結果 天候:晴れ、気温:10℃、路面:ドライ 22位/28台中 1’39”482 ■決勝第1戦(21周・出走27台)天候:曇り、気温:9℃、路面:ドライ リタイヤ(フリー走行のクラッシュによる修復作業のため) ■決勝第2戦(21周・出走25台)天候:曇り、気温:8℃、路面:ドライ 15位/完走18台中 以上 提供:株式会社マツダスピード 宮本 真明(HAG00056)