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SUPER FORMULA

第6戦富士公式予選 野尻智紀速し! 自身23回目のポールポジション獲得

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の予選が、7月19日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)がポールポジションを獲得した。

 シーズンも今大会で折り返しを迎える。ここまでドコモ・ダンディライアンの牧野任祐と太田格之進が2勝ずつ。VANTELIN TOM'Sの坪井翔が1勝と、5戦中4戦をダンディライアンが制するという圧倒的な強さを見せている。

 この富士大会で、その勢力図に変化があるのか、注目される。

■Q1グループA

 午前9時10分のQ1グループAから戦いの幕は切って落とされた。

 ユーズドタイヤでコースインし、1周した後にニュータイヤに替えてアタック。ポールを争うと目された野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)と坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)は、やや位置取りの難しい集団のなかに入ってしまった。

 それでも、野尻は1分22秒697とまとめてきた。坪井も野尻を僅かに上回る1分22秒570を直後に叩き出し、このグループのトップに躍り出た。

 3位以下は、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)と、ここまでがQ2進出。

 Q1敗退とはなかったが、Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree SF23)はアタック2周目に1分23秒278と9位に入るタイムをマーク。結果的にこのラップは走路外走行で抹消にはなったが、今回のJujuは速くなっていることを印象付けた。

 ザック・オサリバン(REALIZE Corporation KONDO SF23)も走路外走行でベストタイム抹消。最下位に沈んだ。

 順位:坪井-野尻-阪口-太田-福住-佐藤/大嶋-ラスムッセン-小高-Juj--オサリバン

■Q1 Bグループ

 Bグループで速さを見せたのは、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)。路面温度の上昇で各車のタイムが伸び悩むなか、1分22秒675と一人抜き出たタイムをマーク。2位のイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)にコンマ4秒近い差をつけ、このグループのトップを奪った。

 3位は大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)。今回はやや苦しんでいる感のあるダンディライアンの牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が4位。以下、小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)までがQ2進出となった。

 高星明誠(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23)は走路外走行でベストタイム抹消。チームIMPULは2台とも後方グリッドからのスタートとなった。

 順位:岩佐-フラガ-大湯-牧野-小出-小林/フェネストラズ-山下-三宅-野中-高星

■Q2

 Q2進出のチームの内訳は、ダンディライアン、無限、セルモ、KCMG、ナカジマが各2台ずつ。トムスとB-Maxが1台という布陣になった。

 Q2ははからずも野尻vs坪井の争いとなった。まず、野尻が1分22秒417をマーク。福住22秒773、大湯22秒784、小林23秒075、阪口22秒929と、次々にアタックするも野尻のタイムには届かず。

 その後、坪井が野尻を上回るペースで前半をクリア。逆転ポールかと思われたがコース後半が伸びずに1分22秒438と、100分の2秒届かず2位。

 ポール争いに絡むと思われた岩佐は意外に伸びず5位、フラガもセクター1でタイムロスしてしまい8位止まりだった。

 太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)に至っては、走路外走行でベストタイム抹消。12位からスタートすることになった。

 順位:野尻-坪井-福住-大湯-岩佐-牧野-阪口-フラガ-小林-佐藤-小出-太田

 決勝は、本日、午後3時15分から36周で争われる。

Text&Photo: Shigeru KITAMICHI

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