もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3、4戦SUGO注目ドライバー 父の後を追う豊島里空斗「ちょっとは自信がある」

 2023年JAF地方選手権スーパーFJもてぎ/SUGOシリーズ第3戦/第4戦が5月13日(土)にスポーツランドSUGOで開幕を迎えた。13台のエントリーの中で、今回4輪レースデビューを迎えた高校生ルーキーに予選を前にインタビューを行った。

ルーキー・豊島里空斗(C.S.I Racing ED)

 ゼッケン27番「C.S.I.Racing ED」をドライブする豊島里空斗(りくと)は限定Aライが取得できたタイミングでデビューを飾った。それまで全日本カート選手権を戦っており、昨年は東日本のFS-125クラスで5位にランクインしている。

 ――16歳?

 「まだ16歳になってないですけど、今年16歳になるということで、デビューできました。今は15歳です」

 ――数年前からS-FJで練習していたようだが?

 「S-FJはそんなに乗っていないです。中学2年から年に2回とか程度で、そんなに乗っていなかったです。限定Aライ取って今年から本格的に毎月乗るぐらいです」

 ――カートとの違いは?

 「クルマの動きが全然違っていて、カートはコーナー手前ですぐに向きが変わりますけれど、4輪はクルマがワンテンポ遅れて向きが変わっていったり、クルマの動きが違って難しいかな」

 ――カート出身者はカートの癖が抜けなくて苦労する、みたいな話もあるが?

 「自分はカートから4輪はすぐ切り替えられるのですけれど、4輪からカートへ切り替えられないですね。カートが遅くなって、4輪は逆に大丈夫です」

 ――昨日の練習での感触は?

 「1本目は一人だけ新品タイヤで速い人がいましたけど、自分は中古タイヤで3番手タイムで、1分30秒台。2本目はほとんどの人が新品タイヤで、自分だけが中古で、1分30秒1までは出たのですけれど、トップは新品でかなり速かった」

 ――初レースに向けた抱負は?

 「デビュー戦なので、いい結果を残したいです。きちんと完走して」

 ――練習で自信ついた?

 「この前の練習で新品タイヤでコースレコードのコンマ1秒落ちまで行ったので、とりあえずちょっとは自信ありますけれど、スタートがちょっと怖いって感じです。一応去年までミッションカートでスタンディングスタートやっていたのですけれど、やっぱり4輪は違います。昨日スタート練習したのですが、何回かはうまくいくのですけれど、連続ではできていないので」

 なお豊島里空斗の父親の貴大氏も元S-FJドライバーで、2015年にSUGOシリーズ戦に参戦、また2016年にはS-FJ日本一決定戦に出場したキャリアの持ち主。息子のレースデビューに当たっては「まだ高校1年ですから、まだまだ上がありますから」と目を細めていた。

豊島里空斗(C.S.I Racing ED)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA


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