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Japan Touring Car Championship

JTCC-菅生:ホンダ・リリース

●スーパーツーリング第二戦《菅生》リリース
1995年5月15日
本田技研工業株式会社
広報部/モーターレクリエーション推進センター
1995年全日本ツーリングカー選手権第3戦・第4戦
中子修選手 2レース連続3位入賞!
●開催日 : 1995年5月13(予選)~14日(決勝)
●開催地 : 宮城県 スポーツランドSUGO
●コース全長 : 3.704km  ●決勝レース : 27周(第3戦、第4戦共)
●天候 : 決勝日 曇り(ドライ) 予選日 雨(ウェット)
●気温 : 18.6℃(決勝日 14時30分)
●観客数 : 32,000名(決勝日/主催者発表)
 1995年全日本ツーリングカー選手権第2回大会が、前回から約2カ月の
インターバルの後、5月13~14日、宮城県スポーツランドSUGOにおいて
開催された。
 今大会の参戦チームは、
 ・ジャックス シビック(JACCS MOON CRAFT MOTOR SPORTS PROJECT)の
                              服部尚貴選手
 ・PIAA CIVIC VTEC(NAKAJIMA PLANNING)の田中哲也選手
 ・Castrol 無限 CIVIC(TEAM Castrol 無限 HONDA)の中子修選手
 ・GATHERS・CIVIC(CONCEPT L RACING TEAM)の清水和夫選手
 ・ADVAN圭市CIVIC(チーム国光)の土屋圭市選手
の5チーム(ゼッケン順)に、5ZIGEN CIVIC(TEAM 5ZIGEN 代表:木下正治)の
岡田秀樹選手が新たに加わり、計6チームが今大会へ挑むこととなった。また、
エンジンは、Castrol 無限 CIVICの中子修選手と5ZIGEN CIVICの岡田秀樹選手が
B18C改、他の4チームは今回よりH22A改での参戦となった。
《公式予選:第1回 5月13日(土) 11:00~11:30
  第2回 5月14日(日)  8:50~ 9:20》
 金曜日深夜から降り始めた雨は止む気配を見せず、コースを横切る川がいたる
ところに見られる中、定刻より30分遅れて公式予選第1回が開始された。
 土屋選手を先頭に次々にコースインしたが、ヘアピン先のS字コーナー入口
付近でコースアウトが続出し、その結果約10分後に赤旗が提示され、予選
第1回は中止された。結局この10分間の走行が公式予選第1回として認められ、
シビック勢では土屋選手が4番手、服部選手が11番手、田中選手は様子見の1周
だけのタイムで15番手となった。また、中子選手と岡田選手はコースインする
タイミングを逃し不出走、清水選手は1周目のS字コーナーでコースアウトし
タイム計測はできなかった。
 午後2時30分から予定されていた公式予選第2回は、荒天の回復が見込まれ
ないため、午後3時中止が発表され、日曜日早朝のフリー走行を予選第2回とする
ことが決定された。
 翌日の公式予選第2回は、雨も上がりドライコンディションの中、8時30分
から10分間のフリー走行の後、8時50分から開始された。30分間の予選
時間の内、前半は走行するチームも少なかったが、中盤過ぎから次々にコースイン、
周回毎に順位が入れ替わる激しいタイムアタックを繰り広げた。シビック勢では
中子選手が一時トップタイムをマーク、その後もタイムを伸ばし、これまでの
コースレコードを更新する1分27秒964でこの回3番手と健闘した。他の
シビック勢は田中選手が予選12番手、服部手が14番手、土屋選手が19番手、
清水選手が21番手、岡田選手が25番手で公式予選第2回を終了した。
 ポールポジションは、予選第2回に1分27秒528を記録した関谷選手が、
前大会に続き獲得した。
《第3戦:5月14日(日) 13:39スタート》
 予選2回目からサポートレースのワンメイクフォーミュラ2レースを間に挟み、
13時20分より予定通り第3戦のスタート進行が開始された。
 13時39分、クリーンスタートでレースは開始された。3番手のポジション
から好スタートした中子選手は、1コーナーでクルム選手のインに入り込み2番
手にポジションアップ、2位でグランドスタンド前に戻ってきた。2周目、その
中子選手がハーフスピン。5番手まで順位を落としてしまった。3周目、リード
選手のスピンをきっかけに5台が巻き込まれるクラッシュがあり、レースはその
まま続行されたが、4台がその場でリタイヤとなってしまった。10周目頃から
中子選手の背後にクリステンセン選手、ソーパー選手がつき、4位争いのテール・
トゥ・ノーズのデッドヒートが始まった。20周目、3番手の鈴木利男選手がス
ローダウンしピットイン、中子選手等はそろってポジションアップ。21周目、
1コーナーでソーパー選手がクリステンセン選手のインを突き、4番手に浮上。
しかし、ソーパー選手、クリステンセン選手の追い上げもそこまでで、中子選手
は3位のポジションのまま逃げ切り、今シーズン初の表彰台に上がることとなった。
 他のシビック勢では、清水選手が13位、スタート直後にピットインした土屋
選手が21位、予選14位から一時は6位まで追い上げ、終盤コースアウトして
しまった服部選手が22位、田中選手と岡田選手はともにリタイヤとなった。
 レースは、ポールポジションからスタートしそのまま逃げ切った関谷選手が、
今シーズン初優勝を飾った。
《第4戦:5月14日(日) 15:25スタート》
 続く第4戦は、クラッシュ車両の回収に手間取り、定刻より27分遅れで
スタート進行が開始された。
 3番手スタートの中子選手は今回も好スタートを切り、1コーナーでクルム
選手をかわし2番手に浮上、トップの関谷選手に追いつく勢いを見せた。その後
中子選手は安定した走りを見せ2位をキープしていたが、22周目頃から3番手
争いから抜け出した光貞選手とテール・トゥ・ノーズとなり、25周目、バック
ストレッチでかわされてしまった。中子選手はその後2周を着実に走り、第3戦
に続いて3位でチェッカーフラッグを受けた。
 田中選手は25番手スタートながら9位でゴール、清水選手は13位となった。
土屋選手は4周でリタイヤとなった。服部選手はマシントラブルで、岡田選手は
エンジントラブルで不出走であった。
 レースは、第3戦と同じく関谷選手がスタート・トゥ・フィニッシュで、2レ
ースを連続優勝で飾った。
・Castrol 無限 CIVIC 熊倉淳一監督のコメント
「予選でなるべく前に並ぶことが前提だった。そういう意味では今日の予選は、
3番手につけることができたし、また、レースラップもほぼ予想していた通りに
走れたので、結果につながったのだと考えている。しかし、今の仕様はどうも
タイヤに負担がかかるようで、ラップタイムが落ちるのが早い。次のレースまで
には、このあたりを改善していかなければならない。」
・Castrol 無限 CIVIC 中子 修選手のコメント
「事前のテストでここは2回走っていて、まあまあの感触を得ていた。その時の
感じでクルマは走れた。しかし、第3戦は、オイルに乗ってコースアウトして
しまったので遅れてしまった。マシンについては、僕の運転が悪いのか、タイヤを
早く痛めつけてしまう仕様になっていたようで、後半伸び悩んだ。また、エンジン
は'94年のインターTECから使用していたものだが、パワーが出始めたのは
シーズン終了後のテストからだった。今日も最終コーナーやストレートではずい
ぶん助けられた。」
  提供:本田技研工業株式会社 広報部


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